Oracle GlassFish Server (GlassFish Server)は、Java Platform, Enterprise Edition (Java EEプラットフォーム)アプリケーションおよびJavaテクノロジに基づくWebテクノロジの開発とデプロイメントに必要なサーバー環境を提供します。
内容は次のとおりです。
Oracle GlassFishを使用する前に、Oracle GlassFishの概要を十分に理解しておいてください。Oracle GlassFish Serverの資料を参照してください(http://www.oracle.com/technetwork/middleware/glassfish/documentation/index.html
)
また、Oracle GlassFishの使用に必要なロールと権限を付与されていることを確認してください。
Oracle GlassFishを使用する前に、次の権限を利用できることを確認してください。
タスク | 権限 |
---|---|
GlassFishターゲットの起動および停止 |
FMW_PROCESS_CONTROL_TARGET、CREATE_JOB |
メニューの表示、開始、停止、再開 |
FMW_PROCESS_CONTROL_TARGET |
メニューの使用開始、使用停止、使用再開 |
CREATE_JOB |
検出とリフレッシュ |
CREATE_PROPAGATING_GROUP |
Oracle GlassFishターゲットを起動するには、ドメイン証明書をOracle Glassfishドメイン(起動および停止操作を実行するドメイン)から手動でエクスポートし、それをエージェントのAgentTrust.jksファイルに追加する必要があります(追加したファイルがそのドメインのモニターに使用されます)。
証明書を追加するには、次の操作を実行します。最初に、Oracle GlassFishドメインの証明書を一時証明書ファイル(server.cer)に抽出します。2番目に、この証明書をエージェントのトラスト・ストアに追加します。
GlassFish Server管理者としてGlassFishドメインの全体的な状態を理解するために、GlassFishドメイン・ホーム・ページを使用できます。このホーム・ページでは、ドメインのサマリー情報と、クラスタおよびサーバーの特性が提供されます。
注意:
Enterprise Managerで必要なモニタリング属性またはコンポーネント・モニタリング・レベルあるいはその両方を有効化するために構成されたサーバーまたはクラスタがない場合、エラーが表示されます。Enterprise Managerでメトリックを収集および表示するには、モニタリングをサーバーで有効にする必要があります。GlassFish Server管理コンソールに移動して、各サーバーのモニタリングの構成リンクをクリックします。モニタリング・サービスおよびモニタリングMBeanが有効であることを確認してください。
また、次のコンポーネントに対してモニタリング・レベルがHIGHに設定されていることを確認してください。
コネクタ接続プール
コネクタ・サービス
EJBコンテナ
JDBC接続プール
JMSサービス
JVM
トランザクション・サービス
Webコンテナ
注意: ページの上部で、タイムスタンプの上に表示されるホストは、ターゲットをモニタリングするエージェントのホストです。これは管理サーバー・ホストである可能性があります。
サマリー
「サマリー」セクションでは、ドメインの一般情報、GlassFish Server管理コンソールへのリンク、およびモニタリングと診断の統計が提供されます。
一般
このドメインの管理サーバー、管理サーバーがデプロイされているホスト、リスナー・ポートとSecure Sockets Layer (SSL)のリスナー・ポート、およびドメインの最終リフレッシュ時刻が表示されます。
リスナー・ポートは管理サーバーに関連付けられることに注意してください。
名前のリンクをクリックすると、管理サーバーのホームページにドリルダウンできます。
ツール
GlassFish Serverを構成および管理できるGlassFish Server管理コンソールへのリンクが提供されます。
モニタリングと診断
過去7日間に発生したインシデントの数が提供されます。インシデントは、監視対象の問題で、即時のアクションによる解決あるいは根本原因の解決が必要であることを示す、1つのイベント、または相関関係のある一連のイベントです。
子ターゲットのインシデントの数および重大度が提供されます。子ターゲットは、ドメイン内のメンバー(子や孫など)です。たとえば、ドメインの子ターゲットは、そのドメインのクラスタまたはサーバーと、その下位にある他の任意のターゲットです。
子ターゲットのインシデント数には、それ自体(子のみ)のインシデントは含まれないことに注意してください。
構成の変更が通知されます。「構成の変更」の横にあるリンクをクリックすると、構成変更の内容と時期を確認できます。
ドメインにクラスタが含まれる場合、このリージョンにクラスタがリストされます。ドメインにクラスタが含まれない場合、表に「クラスタが見つかりません」というメッセージが表示されます。
クラスタごとに、名前、ステータス、サーバーおよびインシデントのフィールドが表示されます。
サーバー
ドメイン・ホームページに、ドメイン内に含まれるすべてのサーバー(ドメインのクラスタ内に含まれるサーバーなど)がリストされます。
サーバーごとに、名前、ステータス、ホスト、関連クラスタ、構成データおよびパフォーマンス・データが表示されます。サーバーに関する追加情報は、サーバー名をクリックしてください。
「ドメイン・ターゲット」メニュー
ドメイン・ホームページでは、このページから実行できる追加機能のメニューが提供されます。メニューは、ドメイン名の下にあります。
特定の目的のメニュー・オプションは、次のとおりです。
診断: これらのツールでは、Javaアプリケーションの可用性とパフォーマンスの問題を検出して解決できます。また、Javaアプリケーションのモニター、JVMプールの構成、ライブ・スレッドの分析、およびスレッド、ヒープ、JFRのスナップショットの表示を行うことができます。詳細は、JVM診断の使用方法を参照してください。
制御 - すべてのサーバーを起動、再起動および停止したり、すべてのサーバーの通知ブラックアウトやブラックアウトを作成および終了できます。通知ブラックアウトおよびブラックアウト操作を除き、これらの操作はGlassFish管理サーバーに影響しないので注意してください。
GlassFish Server管理コンソール: GlassFish Server管理コンソールに対する新しいウィンドウを開きます。このコンソールでは、GlassFishドメインとそのメンバー(サーバーやクラスタなど)の詳細な制御と管理が可能です。
GlassFishドメインのリフレッシュ: ドメインをリフレッシュします。
この操作によって、ドメインを再検出します。リフレッシュが実行されると、管理エージェントはREpresentational State Transfer (REST)インタフェースを通じて管理サーバーに接続し、ドメイン・メンバーシップの変更を取得します。
メンバーシップの変更には、新しいGlassFish Serverの追加または削除、あるいはGlassFishクラスタの作成または削除が含まれることがあります。リフレッシュを実行する場合、管理サーバーが起動して実行中である必要があります。
Oracle GlassFishドメインをEnterprise Manager Cloud Controlに追加するために、2つの方法を利用できます。
複数のドメインを検出する必要がある場合、Enterprise Managerコマンドライン・インタフェース(EMCLI)の使用を検討してください。これによって、1回の操作で複数のドメインを検出できます。詳細は、『Oracle Enterprise Managerコマンドライン・インタフェース』を参照してください。
Oracle GlassFishドメインを検出する方法に関するビデオを見るには、「ここ」をクリックします。
方法1
「ターゲット」メニューから「ミドルウェア」を選択します。
「追加」ボタンをクリックし、「Oracle GlassFishドメイン」を選択します。
GlassFishドメインの追加: ターゲットの検索ページで、アスタリスクで示されている必須情報を指定します。「続行」をクリックします。
エージェントを再割当てします。
方法2
ドメインをCloud Controlコンソールに追加した後、次のタスクを実行します。
GlassFishサーバーが予期せず停止する、キーとなるパフォーマンス・メトリックのしきい値に達するなどの可能性のある問題が発生する場合、通知メソッドおよび通知スケジュールを構成して、電子メールおよびページ通知を受信します。
GlassFish関連コンポーネントのモニタリング・テンプレートを作成して、主要なパフォーマンス・メトリックのしきい値、および構成データとモニタリング・データの収集頻度を設定します。このテンプレートを複数のGlassFishコンポーネントに適用して、すべてのコンポーネントを同じようにモニターできます。
管理対象ターゲットとしてOracle Glassfishドメインを追加(検出)する前に、ドメインに関連付けられているターゲットの検出にCloud Controlで必要な情報を指定する必要があります。次のように必要な情報を指定します。
フィールド | 説明 |
---|---|
管理サーバー・ホスト |
ドメイン管理サーバー・ホストの名前。指定されたリストからホストを選択します。これは管理サーバーをインストールおよび実行するホスト名です。 検出を開始する前に、管理サーバーが稼働中でアクセスできることを確認してください。検出を実行するために管理サーバーが稼働中である必要がありますが、ドメインおよびそのメンバーの可用性およびパフォーマンスをモニターするためにCloud Controlを稼働したままにする必要はありません。ただし、ドメインをリフレッシュする(つまり、新しく作成したコンポーネントのモニタリングを開始するか、最近削除したコンポーネントを削除するためにドメインを再検出する)たびに、管理サーバーが稼働中であることを確認する必要があります。 |
ポート |
管理サーバー・ホストのポート番号。デフォルトのポート番号は4848です。これは管理サーバーがリスニングするポートです。検出UIのデフォルトのポート番号は7001です。 ポートがHTTPSプロトコルのみに構成される場合、このページの「詳細」セクションでプロトコルとしてHTTPSを指定する必要もあります。セキュアなドメインを検出するには、httpsプロトコルを使用します。 エージェントを保護する必要がある場合、emctlを使用します。デフォルトのデモ証明書または自己署名証明書をt3s/iiopsのGlassFishサーバーに使用している場合、エージェントでt3sを使用してこれらのGlassFishサーバーおよびJava EEアプリケーションを検出およびモニターできるように、このルートCA証明書をAgentTrust.jksに追加する必要があります。この目的でemctlコマンドが提供されます。
ここで
|
ユーザー名 |
管理サーバー・ドメインのユーザー名。ユーザーには、検出/リフレッシュするCREATE_PROPAGATING_GROUP権限が必要です。 |
パスワード |
管理サーバー・ドメインのパスワード |
一意のドメイン識別子 |
同じドメイン名を持つ環境内でドメイン名を一意にするための接頭辞として使用されます。たとえば、一意のドメイン識別子がDomain01であり、ドメイン名がproduction_domainである場合、Enterprise Managerのドメイン名はDomain01_production_domainになります。 デフォルトの一意のドメイン識別子はDomain01です。追加ドメインが検出されるたびに、この識別子は増えていきます。たとえば、名前stage_domainのドメインを検出する場合、Enterprise Managerのドメイン名はDomain02_stage_domainです。 デフォルトの識別子を変更できます。ただし、識別子には、英数字および特殊文字'_'のみを使用する必要があります。他の特殊文字は、識別子に使用できません。 |
エージェント |
ターゲットの検出に使用されるエージェント、つまりGlassFish管理サーバーへの接続に使用されるエージェント。 指定された管理エージェントは、管理サーバーに対してローカル(つまり、管理サーバーと同じホスト・マシンにインストールされている)か、管理サーバーに対してリモート(つまり、管理サーバーと異なるホスト・マシンにインストールされている)にできます。ドメインおよびそのメンバーの詳細を検出するため、管理エージェントは、RESTインタフェースを使用して管理サーバーに接続します(そのため、管理サーバーが稼働中である必要があります)。 このエージェントは、モニタリングに使用されるエージェントと同じにする必要はありません。通常、ターゲットを検出する場合、GlassFish管理サーバーにローカルのエージェントを選択します。モニタリング用のエージェントを選択する場合、各管理対象サーバーにローカル・エージェントを選択します。各管理対象サーバーにローカル・エージェントがない場合、デフォルトで検出に使用されるエージェントが使用されます。 ドロップダウン・リストから選択できます。エージェントはバージョン12.1の管理エージェントである必要があります。 |
「詳細」セクションには、ターゲットを検出および割り当てる追加情報が表示されます。
フィールド | 説明 |
---|---|
プロトコル |
httpまたはhttpsを使用して、管理サーバーに接続します。「プロトコル」フィールドのデフォルト値はhttpです。 |
サービスURL |
GlassFishドメインへのJMX接続の作成に使用する接続文字列。 |
外部パラメータ |
Javaプロセスにパラメータを渡すオプションのフィールドで、管理サーバーに接続するために使用されます。これらの各パラメータの先頭は-Dである必要があります。 値のペアをスペースで区切り、-Dkerborosekey=a -Dparam2=b -Dparam3=cのように指定できます。例:-Dname=foo -Dparam1=abcd |
検出デバッグ・ファイル名 |
このセッションのエージェント側検出メッセージはこのファイルにログとして記録されます。このファイルは、検出エージェントのログ・ディレクトリ |
すべての情報を指定した後、「続行」をクリックします。
Enterprise Managerがターゲットを検索していることを示す処理ページが表示されます。処理が完了すると、検出されたターゲット数がこの処理ページに表示されます。エージェントの割当てページが表示されます。
注意:
システムでHTTPソケット接続の最大数に達したため、ファームの検出またはリフレッシュのプロセスが失敗した場合、emd.propertiesファイルを編集し、MaxInComingConnectionsパラメータを500に増やす必要があります。変更した後に、エージェントをバウンスします。
エージェントの割当て
エージェントは自動的に割り当てられます。サーバーが実行されている場所でローカル・エージェントが見つかった場合、そのエージェントが割り当てられます。それ以外の場合は、ターゲットの検索ページで入力したエージェントが割り当てられます。
エージェントにターゲットを保存中処理ウィンドウが表示され、追加されて正常に保存されたターゲットの合計数が示されます。また、追加できなかったターゲットの数も示されます。
エージェントの割当てが失敗せず警告が発生しなかった場合、デフォルトでは、「表示/非表示」セクションは表示されません。警告がある場合、「表示/非表示」セクションは自動的に展開され、「結果」表が表示されます。
ドメインのターゲットが将来変更されたときは、「ドメインのリフレッシュ」オプションを使用して、ターゲットを追加または削除できます。
検出後
ドメインをCloud Controlコンソールに追加した後、次のタスクを実行します。
GlassFishサーバーが予期せず停止する、キーとなるパフォーマンス・メトリックのしきい値に達するなどの可能性のある問題が発生する場合、通知メソッドおよび通知スケジュールを構成して、電子メールおよびページ通知を受信します。
GlassFish関連コンポーネントのモニタリング・テンプレートを作成して、主要なパフォーマンス・メトリックのしきい値、および構成データとモニタリング・データの収集頻度を設定します。このテンプレートを複数のGlassFishコンポーネントに適用して、すべてのコンポーネントを同じようにモニターできます。
注意
システムでHTTPソケット接続の最大数に達したため、ドメインの検出またはリフレッシュのプロセスが失敗した場合、emd.propertiesファイルを編集し、MaxInComingConnectionsパラメータを500に増やす必要があります。変更した後に、エージェントをバウンスします。
カスタム証明書のあるセキュアなGlassFishドメインを検出した場合は、次のエージェントのエージェント・トラスト・ストアにその証明書もインポートする必要があります。
検証エージェント
そのGlassFishドメインに属するターゲットのモニタリングに使用されるすべてのエージェント
ローカル管理エージェントがドメイン内のGlassFishサーバーと同じホスト・マシンで検出される場合、そのエージェントはGlassFishサーバーをモニターするために自動的に割り当てられます。
検出プロセスで検証エラーが発生した場合は、メッセージ・ボックスにエラーが表示されます。同様に、検出時にターゲットのプッシュ先エージェントが停止している場合は、そのターゲットに対する操作が失敗することを示すエラー・メッセージが表示されます。
ターゲットのモニタリング構成は簡単に変更できます。詳細は、「ターゲットのモニタリング構成の変更」を参照してください。
「GlassFishドメイン」メニューの「GlassFishドメインのリフレッシュ」オプションを使用して、既存のドメインをリフレッシュできます。
検出されたターゲットの数がエージェントの割当てページに表示された後、Cloud Controlを使用して、ドメインで検出されたターゲットを表示できます。結果ページには、すべてのターゲットが正常に追加された、またはプロセスが部分的に成功した、などの情報が示される場合があります。結果ページには、成功したターゲットの数とともに失敗したターゲットの数がリストされます。エラーのあったターゲットを再試行することもでき、それには「エラー状態のターゲットの再試行」機能を使用します。
エージェントの割当てが失敗せず警告が発生しなかった場合、デフォルトでは、「表示/非表示」セクションは表示されません。警告がある場合、「表示/非表示」セクションは自動的に展開され、「結果」表が表示されます。
「結果」表には、「ターゲット」、「タイプ」、「ホスト」、「構成済のエージェント」および「ステータス」がリストされます。ターゲットは、展開された階層に表示されます。エージェントをターゲットに手動で割り当てるオプションを選択していた場合は、「構成済のエージェント」フィールドでエージェントを入力できます。それ以外の場合は、サーバーが実行されている場所で見つかったローカル・エージェントが割り当てられるか、またはターゲットの検索ページで入力したエージェントが割り当てられます。
エージェントが割当て可能なターゲットについてのみ、エージェントを変更できます。J2EEアプリケーションやSOAインフラなどの親エージェントを使用するターゲットのモニタリング・エージェントは、変更できません。
「ステータス」列には、各ターゲットの結果と次の値が表示されます。
成功(緑色のチェック・マーク) -- ターゲットが正常にエージェントにプッシュされました
失敗(赤色のX) -- ターゲットをエージェントにプッシュできませんでした
保存済 -- ターゲットはすでに保存されています
検出時にターゲットのプッシュ先エージェントが停止している場合は、そのターゲットに対する操作が失敗することを示すエラー・メッセージが表示されます。
すべての処理の完了後、「エラー状態のターゲットの再試行」ボタンを押して、エージェントの割当てに関するエラーのためにターゲットが追加されていないことが原因で発生した問題を修正できます。エラー状態のターゲットの再試行ウィンドウが表示されます。エラーのために追加されなかったすべてのターゲットからなる、スクロール可能な表が表示されます。多くの場合、ターゲットが追加されなかったのは、検出時にエージェントが起動されていなかったことが原因です。「エージェント」フィールドでエージェントを変更するか、ただ単に「再試行」をクリックしてプロセスを再度開始します。
または、このページから移動し、後でこのページに戻って問題に対処することもできます。「取消」をクリックした場合は、検出されたすべてのターゲットがCloud Controlによってモニターされ、ミドルウェア・ページが表示されます。
注意: システムでHTTPソケット接続の最大数に達したため、ドメインの検出またはリフレッシュのプロセスが失敗した場合、emd.propertiesファイルを編集し、MaxInComingConnectionsパラメータを500に増やす必要があります。変更した後に、エージェントをバウンスします。
Oracle GlassFishドメイン・ホームページにアクセスするには、次の手順を実行します。
このページでは、次の操作が可能です。
GlassFish Server管理コンソールに簡単にアクセスして、ドメインの構成変更を行い、管理操作を実行できます。
ドメイン管理サーバーを除くすべてのサーバーおよびクラスタを起動および停止します。
メンテナンスのためにドメインを停止する必要がある場合、ドメインを通知ブラックアウトまたはブラックアウトできます。通知ブラックアウトでは、データ収集アクティビティは継続しますがアラート通知が送信されません。ドメインをブラックアウトすると、データ収集アクティビティが一時停止され、アラート通知が送信されません。
ページの上部にある「ブラックアウトの作成」をクリックして、この機能にアクセスします。「GlassFishドメイン」メニューで「制御」メニューから「ブラックアウトの作成」または通知ブラックアウトの作成を選択することもできます。
ターゲット・ホームページに表示されるレイアウトとデータをカスタマイズできます。行う変更は、カスタマイズしている特定のターゲット・タイプのすべてのターゲット・ホーム・ページで維持され、また、現在ログインしているユーザー資格者に維持されます。これにより、様々なターゲット・タイプをモニタリングするためのカスタマイズされたコンソールを作成できます。
新しいサーバーの作成後または新しいアプリケーションのデプロイ後にドメインをリフレッシュできます。これによって、このページで最新情報を参照できます。
収集した構成データの表示と分析、サーバー間の構成の比較、経時的な構成変更の追跡、エンタープライズ全体に対する構成データの検索などの構成管理操作を実行します。
Oracle GlassFishドメインのモニタリングに関するビデオを見るには、「ここ」をクリックします。
ドメイン構成およびメンバーシップに変更が行われる場合、Enterprise Managerに通知されません。たとえば、GlassFish Server管理コンソールを使用するユーザーが新しい管理対象サーバーの追加、サーバーの削除、クラスタの追加、クラスタの削除などを行う場合、ターゲットがリフレッシュまたは再検出されるまで、Enterprise Managerは変更を認識しません。Enterprise Managerが新しく追加したターゲットを認識する場合のみ、集中管理およびモニタリングのためにEnterprise Managerに追加できます。
Enterprise Managerを使用すると、ターゲット・メンバーが削除される場合に通知されます。Enterprise Managerからこれらのターゲットを削除できます。設計上、Enterprise Managerはターゲットを自動的に削除しません。
ドメインをリフレッシュする場合、Enterprise Managerの外部で削除されたターゲットを削除するよう選択しないかぎり、履歴データは失われません。新しいメンバーが検出される場合、モニターするエージェントを選択する必要があります。
GlassFishドメインを手動でリフレッシュして完全なドメインをモニタリングしていることを確認するには、次の手順に従います。
GlassFish Server管理者としてGlassFish Serverの全体的な状態を理解するために、GlassFish Serverホーム・ページを確認できます。GlassFish Serverホームページでは、サーバーのサマリー情報と、リクエスト頻度が最も高いサーブレット、レスポンスおよび負荷に関する統計が提供されます。
ホームページでは、次の情報が提供されます。
GlassFish Serverの現在のステータス
主要なGlassFish Serverパフォーマンス・メトリック(Java Message Service (JMS)、Enterprise JavaBeans (EJB)、Java Transaction API (JTA)の使用状況など)
最近の構成変更の指標
インシデント
サマリー
このセクションでは、サーバーの一般情報、GlassFish Server管理コンソールへのリンク、モニタリングと診断の統計などが提供されます。
一般
サーバーのステータスとリソースの使用状況が表示されます。いずれかのリンクをクリックすると、メトリックに関する追加情報を取得できます。
サーブレット
サーバーに存在するすべてのサーブレットの概要が表示されます。個々のサーブレット・メトリックの一部は、「最も頻度の高いリクエスト」リージョンで確認できます。
接続プールおよびJTAの使用状況
接続プールおよびJava Transactions API (JTA)の使用状況に関連するメトリックが表示されます。
ツール
GlassFish Serverを構成および管理できるGlassFish Server管理コンソールへのリンクが提供されます。
モニタリングと診断
過去7日間に発生したインシデントの数が提供されます。インシデントは、監視対象の問題で、即時のアクションによる解決あるいは根本原因の解決が必要であることを示す、1つのイベント、または相関関係のある一連のイベントです。
構成の変更が通知されます。「構成の変更」の横にあるリンクをクリックすると、構成変更の内容と時期を確認できます。
EJB
Enterprise JavaBeans (EJB)のアクセスおよびキャッシュに関する統計が表示されます。
JMS
このサーバーのJava Message Service (JMS)の統計が表示されます。
最もリクエスト頻度の高いサーブレット
このリージョンには、過去24時間にリクエストがあったサーブレットがリストされます。
レスポンスと負荷
時間経過に伴ったすべてのサーブレットのリクエスト処理時間および1分当たりのリクエストが表示されます。
「GlassFish Server」メニュー
サーバー・ホームページでは、このページから実行できる追加機能のメニューが提供されます。メニューは、サーバー名の下にあります。
特定の目的のメニュー・オプションは、次のとおりです。
診断: これらのツールでは、Javaアプリケーションの可用性とパフォーマンスの問題を検出して解決できます。また、Javaアプリケーションのモニター、JVMプールの構成、ライブ・スレッドの分析、およびスレッド、ヒープ、JFRのスナップショットの表示を行うことができます。JVM診断ツールの詳細は、「JVM診断の使用方法」を参照してください。
制御 - サーバーを起動、再起動および停止したり、サーバーの通知ブラックアウトやブラックアウトを作成および終了できます。GlassFish管理サーバーは起動および停止できません。
GlassFish Server管理コンソール: GlassFish Server管理コンソールに対する新しいウィンドウを開きます。このコンソールでは、GlassFish Serverの詳細な制御と管理が可能です。
構成: サーバー構成の比較、履歴の追跡、検索、最新の構成データの調査などができます。
モニタリング: 「パフォーマンス・サマリー」メトリックと、しきい値や収集頻度を設定できるメトリックおよび収集の設定をカスタマイズできます。
Oracle GlassFish Serverホームページにアクセスするには、次の手順を実行します。
このページでは、サーバーの状態のサマリーと、Enterprise JavaBeans (EJB)やJava Message Service (JMS)などのサーバーのキー・パフォーマンス・インジケータが提供されます。
また、以下のことを行うことができます。
GlassFish Server管理コンソール(「サマリー」リージョン内)に簡単にアクセスして、サーバーの構成変更を行い、管理操作を実行できます。リンクをクリックしてから、ユーザー名とパスワードを使用してログインします。
ブラックアウトまたは通知ブラックアウトを作成して終了できます。
ブラックアウトを使用すると、Enterprise Managerのユーザーは、管理データ収集アクティビティを1つ以上の管理対象ターゲットで一時停止できます。たとえば、予定されているメンテナンスや緊急の操作の間、データ収集が行われないようにするため管理者が使用します。サーバーをブラックアウトすれば、アラート通知は送信されません。
通知ブラックアウトでは、Enterprise Managerユーザーは管理データ収集アクティビティを継続できますが、アラート通知は送信されません。
サーバーを起動、停止および再起動します。
これらの操作によって、操作を実行する事前定義済ジョブをコールします。資格証明は、これらの各操作で必要です。
ターゲット・ホームページのレイアウトをカスタマイズできます。たとえば、特定のGlassFish Serverメトリックを表示するようにページをカスタマイズできます。
詳細は、「Cloud Controlページのパーソナライズ」を参照してください。
「GlassFish Server」メニューから「モニタリング」を選択し、次に「パフォーマンス・サマリー」を選択して履歴パフォーマンス・メトリックを表示できます。「パフォーマンス・サマリー」ページはカスタマイズできます。
ターゲット・ホームページに表示されるレイアウトとデータをカスタマイズできます。行う変更は、カスタマイズしている特定のターゲット・タイプのすべてのターゲット・ホーム・ページで維持され、また、現在ログインしているユーザー資格者に維持されます。これにより、様々なターゲット・タイプをモニタリングするためのカスタマイズされたコンソールを作成できます。
収集した構成データの表示と分析、サーバー間の構成の比較、経時的な構成変更の追跡、エンタープライズ全体に対する構成データの検索などの構成管理操作を実行します。
GlassFish Server管理者として、ステータス、キー・パフォーマンスおよび構成データを通じてGlassFishクラスタの全体的な状態を理解するために、GlassFishクラスタ・ホーム・ページを確認できます。
ホームページでは、次の情報が提供されます。
GlassFishクラスタの現在の可用性
主要なGlassFishクラスタ・リソース使用率メトリック
これらのメトリックは、クラスタ自体ではなくクラスタ内のサーバーに基づきます。
最近の構成変更の指標
インシデント
サマリー
「サマリー」セクションでは、クラスタの一般情報、GlassFish Server管理コンソールへのリンク、およびモニタリングと診断の統計が提供されます。
可用性
クラスタの可用性が表示されます。クラスタ内の1つのサーバーが起動しているかぎり、クラスタは起動しているとみなされます。
ツール
GlassFishクラスタを構成および管理できるGlassFish Server管理コンソールへのリンクが提供されます。
モニタリングと診断
過去7日間に発生したインシデントの数が提供されます。インシデントは、監視対象の問題で、即時のアクションによる解決あるいは根本原因の解決が必要であることを示す、1つのイベント、または相関関係のある一連のイベントです。
子ターゲットのインシデントの数および重大度が提供されます。子ターゲットは、ドメイン内のメンバー(子や孫など)です。たとえば、ドメインの子ターゲットは、そのドメインのクラスタまたはサーバーと、その下位にある他の任意のターゲットです。
子ターゲットのインシデント数には、それ自体(子のみ)のインシデントは含まれないことに注意してください。
構成の変更が通知されます。「構成の変更」の横にあるリンクをクリックすると、構成変更の内容と時期を確認できます。
サーバー
ドメインには、クラスタ内に含まれるすべてのサーバーがリストされます。
サーバーごとに、名前、ステータス、ホスト、構成データおよびパフォーマンス・データが表示されます。サーバーに関する追加情報は、サーバー名をクリックしてください。
リソース使用率
クラスタに含まれるすべてのサーバーの時間経過に伴ったCPU使用率およびヒープ使用量のグラフが表示されます。
GlassFishクラスタ・ターゲット・メニュー
クラスタ・ホームページでは、このページから実行できる追加機能のメニューが提供されます。メニューは、クラスタ名の下にあります。
特定の目的のメニュー・オプションは、次のとおりです。
診断: これらのツールでは、Javaアプリケーションの可用性とパフォーマンスの問題を検出して解決できます。また、Javaアプリケーションのモニター、JVMプールの構成、ライブ・スレッドの分析、およびスレッド、ヒープ、JFRのスナップショットの表示を行うことができます。JVM診断ツールの詳細は、「JVM診断の使用方法」を参照してください。
制御 - すべてのサーバーを起動、再起動および停止したり、すべてのサーバーの通知ブラックアウトやブラックアウトを作成および終了できます。
注意: クラスタにローリング・プロセス制御はありません(つまり、すべてのサーバーはパラレルにまとめて起動(または停止)されます)。
GlassFish Server管理コンソール: GlassFish Server管理コンソールに対する新しいウィンドウを開きます。このコンソールでは、GlassFish Serverの詳細な制御と管理が可能です。
Oracle GlassFishクラスタ・ホームページにアクセスするには、次の手順を実行します。
このページでは、次の操作が可能です。
GlassFish Server管理コンソール(「サマリー」リージョン内)に簡単にアクセスして、クラスタの構成変更を行い、管理操作を実行できます。リンクをクリックしてから、ユーザー名とパスワードを使用してログインします。
特定のニーズに応じて、ターゲット・ホームページに表示されるレイアウトとデータをカスタマイズできます。実行する変更は、ターゲット・タイプおよびユーザーを対象とします。
詳細は、「Cloud Controlページのパーソナライズ」を参照してください。
構成データは、Oracle GlassFishドメイン、クラスタおよびサーバー用に使用できます。構成データを表示するには、次の手順を実行します。
最新構成データの表示に加えて、「構成」メニューから次のことができます:
将来の収集で比較するために現在収集されている構成データを保存します
データ・センターの特定の構成を検索できるように、GlassFish関連ターゲットに対して構成検索を作成します。Oracleが提供している次の事前定義構成検索は次のとおりです: Oracle GlassFish Server: Ports and Oracle GlassFish Server: Datasources
2つの異なるGlassFish Server間(本番サーバーとQAサーバーなど)で現在の構成を比較できます。ドメインの比較もできます。
サーバーの比較時に、事前定義されたGlassFish Server構成比較テンプレートを使用できます。
たとえば、比較結果のデータ(たとえば、異なる必要がある構成データなど)を無視するか、クリティカルであるとみなした検出された構成の差異を通知するには、テンプレートを使用します。
OracleはGlassFishドメインを比較するためのテンプレートも提供しています。
Enterprise Managerは、カスタマイズできるGlassFishのモニタリング・テンプレートを提供します。たとえば、メトリックしきい値および収集頻度(パフォーマンスおよび構成データの両方)を設定して、テンプレートのこれらの設定をドメインまたは複数のドメインの複数のサーバーに適用できます。
これにより、ターゲット全体をモニタリングする一貫した方法が確認され、各サーバーに移動してしきい値および収集設定を指定する必要がなくなります。
構成比較テンプレートを作成するには、次の手順に従います。