Oracle® Enterprise Manager Cloud Control Oracle Database Appliance Plug-inユーザーズ・ガイド リリース13.1c (13.1.1.1.0) for Linux x86-64 E72558-02 |
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ターゲットの検出後、アラートやインシデントの通知を設定したり、システム・メンテナンス・アクティビティに対してブラックアウト期間を作成できます。
トピック:
要件に基づいて、Oracle Database Applianceの様々なメトリックのデフォルトのしきい値を変更できます。
サービス・レベル合意(SLA)を満たすようにメトリックを別の値に設定できます。また、複数のOracle Database Applianceシステムに適用する標準のしきい値のセットを作成することもできます。たとえば、本番、テスト、デプロイメントなどのシステム・タイプごとに異なるしきい値の制限を設定することもできます。
表4-1 ホストのデフォルトのしきい値
メトリック | 警告のしきい値 | クリティカルのしきい値 |
---|---|---|
ディスク・デバイス・ビジー(%) |
80 |
95 |
使用可能なファイルシステム領域(%) |
20 |
5 |
CPU使用率(%) |
80 |
95 |
メモリー使用率(%) |
80 |
95 |
スワップ使用率(%) |
80 |
95 |
しきい値の表示と変更は、Oracle Database Applianceホストの「メトリックと収集設定」メニューで行うことができます。
Oracle Database Applianceシステムでインシデントが発生した場合にOracle Enterprise Managerが通知を送信するように構成できます。
たとえば、Oracle Database Applianceホストで特定のイベントまたはインシデントが発生した場合に管理者の電子メールに送信されるように通知を構成できます。
Oracle Enterprise Managerの「設定」メニュー(歯車アイコン)に移動し、「通知」を選択して、通知を設定します。
「通知」メニューのオプションを使用すると、通知を送信する様々なメカニズムをグローバルに定義できます。これらの通知には、カスタマイズした電子メール・メッセージ、スクリプトとSNMPトラップ、PL/SQLプロシージャ、および繰返しのグローバル設定が含まれます。通知を定義すると、Oracle Enterprise Managerインシデント・ルールがそれらの設定を使用して、イベント、インシデントまたは問題に関する通知を管理者に送信します。
ブラックアウトとブラウンアウトを使用して、メンテナンス操作を実行するために監視を中止または抑制します。
ブラックアウトでは、メンテナンス操作を実行するために1つ以上のターゲットの監視を一時停止できます。たとえば、ターゲットOracle Database Applianceシステムのブラックアウトを設定して、Oracle Database Applianceのパッチ適用イベントの際に監視と通知を一時停止できます。また、Oracle Database Applianceで稼働している複数のデータベースのうち1つのみをメンテナンスのために停止する場合、データベース・レベルなどのファイングレイン・レベルでブラックアウトを作成することもできます。
注意:
ターゲットをブラックアウトにするには、ターゲットに対する「ブラックアウト・ターゲット」権限が少なくとも必要です。
ブラウンアウトでは、ブラウンアウト期間中にターゲットに関する通知が抑止されます。エージェントはブラウンアウトの間ターゲットをモニタリングし続けます。その間、Oracle Management System (OMS)は引き続き実際のターゲット・ステータスを表示し、ターゲットが現在ブラウンアウト中であることも示します。
注意:
Oracle Database Applianceターゲットが「ブラックアウト」または「ブラウンアウト」状態の場合、そのメンバーおよびホスト・ターゲットはすべて「ブラックアウト」または「ブラウンアウト」状態になります。
次の手順を使用して、Oracle Database Applianceの「ブラックアウトとブラウンアウト」ページにアクセスします。
図4-3 Oracle Database Applianceの「ブラックアウトとブラウンアウト」ページへのアクセス
関連項目:
Oracle Database Applianceのブラックアウトの作成方法の詳細は「ブラックアウトおよび通知ブラックアウトの使用」、ブラウンアウトの作成方法の詳細は「監視の通知」。