Cloudデータ・プロバイダ・タイプ: Oracle Analytics Cloud - Essbase、Oracle Planning and Budgeting Cloud
オンプレミス・データ・プロバイダ・タイプ: Oracle Essbase、Oracle Hyperion Planning、Oracle Hyperion Financial Management
説明
HypGetOption()は、グローバル(デフォルト)およびシート固有の両方のOracle Smart View for Officeオプションを取得するので、2つのオプション・タイプでVBAコマンドを区別する必要はありません。
「HypGetGlobalOption」および「HypGetSheetOption」も参照してください。
構文
HypGetOption (vtItem,vtRet,vtSheetName)
ByVal vtItem As Variant
ByRef vtRet As Variant
ByVal vtSheetName As Variant
パラメータ
vtItem: 特定のオプションを参照するインデックスまたは定数。オプションの詳細は、表13-3を参照してください。また、使用可能なオプションのリストがsmartview.bas
の「Enumeration of options index to be used for HypGetOption/HypSetOption.」の下に示されます。
vtRet: 出力変数
vtSheetName: シート・レベル・オプションのシート名。有効なシート名が指定されてない場合、デフォルトのオプションが使用されます。
戻り値
正常に終了した場合は0を戻し、それ以外の場合は該当するエラー・コードを戻します。
例
Public Declare Function HypGetOption Lib "HsAddin" (ByVal vtItem As Variant, ByRef vtRet As Variant, ByVal vtSheetName As Variant) As Long Sub Example_HypGetOption() sts = HypGetOption(HSV_ZOOMIN, Var, "Sheet2") 'get zoom in option for sheet2 sts = HypGetOption(1, Var, "") 'get default zoom in option End Sub
表13-3 HypGetOptionおよびHypSetOptionのオプション定数
オプション | 定数 | データ型 | コメント |
---|---|---|---|
HSV_ZOOMIN | 1 | 数値 | ズーム・イン・レベルを設定します。
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HSV_INCLUDE_SELECTION | 2 | ブール | 「選択項目を含める」チェック・ボックスを選択します |
HSV_WITHIN_SELECTEDGROUP | 3 | ブール | 「選択したグループ内」チェック・ボックスを選択します |
HSV_REMOVE_UNSELECTEDGROUP | 4 | ブール | 「選択されていないグループの削除」チェック・ボックスを選択します |
HSV_INDENTATION | 5 | 数値 | 「インデント」オプションを選択します
|
HSV_SUPPRESSROWS_MISSING | 6 | ブール | データなしまたは欠落データが含まれる行が抑制されます |
HSV_SUPPRESSROWS_ZEROS | 7 | ブール | ゼロのみを含む行が抑制されます |
HSV_SUPPRESSROWS_UNDERSCORE | 8 | ブール | メンバー名にアンダースコア文字を含む行が抑制されます |
HSV_SUPPRESSROWS_NOACCESS | 9 | ブール | ユーザーに表示するセキュリティ・アクセス権がないデータが含まれている行が抑制されます |
HSV_SUPPRESSROWS_REPEATEDMEMBERS | 10 | ブール | グリッドの方向にかかわらず繰り返されるメンバー名を含む行が抑制されます。 |
HSV_SUPPRESSROWS_INVALID | 11 | ブール | 無効な値のみを含む行が抑制されます |
HSV_ANCESTOR_POSITION | 12 | 数値 | 階層での祖先の位置を指定します。
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HSV_MISSING_LABEL | 13 | テキスト | 欠落データが含まれるデータ・セルに、#Missing、#Numeric Zero、または選択したテキストを表示します。 |
HSV_NOACCESS_LABEL | 14 | テキスト | ユーザーに表示する権限がないデータ・セルに、#NoAccess、#Numeric Zero、または選択したテキストを表示します。 |
HSV_CELL_STATUS | 15 | 数値 | 実際のデータを表示するかわりに、セルの計算ステータスまたはプロセス・ステータスを表示します。
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HSV_MEMBER_DISPLAY | 16 | 数値 | セルにメンバー名を表示する方法を指定します。
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HSV_INVALID_LABEL | 17 | テキスト | 無効なデータを含むデータ・セルに、#Invalid、#Numeric Zero、または選択したテキストを表示します。 |
HSV_SUBMITZERO | 18 | ブール | HSV_MISSING_LABEL、HSV_NOACCESS_LABELまたはSV_INVALID_LABELオプションで#NumericZeroを指定した場合、データベースにゼロ(0)を送信できます。 |
HSV_MOVEESSBASEMEMBERFORMULAONZOOM | 19 | ブール | Trueに設定されている場合、ズーム・インおよびズーム・アウト時にメンバー式を移動します。 有効にすると、この動作によってズーム・インおよびズーム・アウト時にパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。したがって、デフォルト設定はFalseです。 グリッドにデータ式またはデータ以外の式が含まれているか、ズーム・インがフリー・フォーム・グリッドで実行される場合、メンバー式はデフォルトで移動するので、このオプションは無関係になります。 |
HSV_PRESERVE_ESSBASECOMMENT_UNKNOWNMEMBERS | 20 | ブール | Essbaseコメントを保存します。Falseに設定されると、Essbaseから「不明メンバー」エラー・メッセージが表示されます。 |
HSV_PRESERVE_FORMULA_COMMENT | 21 | ブール | 問合せ時にグリッドの式とコメントを保存します。 |
HSV_22 | 22 | 将来の使用のために予約されています | |
HSV_FORMULA_FILL | 23 | ブール | メンバー・セルに関連付けられている式を、ズーム・インの結果として取得されたメンバーに伝播します。 HSV_PRESERVE_FORMULA_COMMENTとHSV_EXCEL_FORMATTINGの両方が有効である場合、ズーム・インの結果として取得されたメンバーにセルのフォーマットを伝播します。 メンバーとデータ・セルの両方の式に適用されます。 |
HSV_PRESERVE_FORMULA_ONPOVCHANGE | 24 | ブール | フォーム・シートに固有です。ユーザーがPOVをリフレッシュまたは変更すると、式がセルに保存されます。Falseに設定されている場合、シート内のすべての式が失われます。 |
HSV_EXCEL_FORMATTING | 30 | ブール | Excelフォーマットチェック・ボックスを選択します |
HSV_RETAIN_NUMERIC_FORMATTING | 31 | ブール | ユーザーがディメンションにドリルダウンするとき、HSV_SCALEに指定したスケールまたはHSV_DECIMALPLACESの小数点以下の桁数(あるいは両方)をデータに使用します。 |
HSV_THOUSAND_SEPARATOR | 32 | ブール | 数値データでカンマまたは他の3桁ごとのセパレータを使用します。Excelの「オプション」の「インターナショナル」タブで、桁区切り記号として#または$を使用しないでください。 |
HSV_NAVIGATE_WITHOUTDATA | 33 | ブール | 移動中にソース・データを計算しないようにすることで、「ピボット」、「ズーム」、「選択項目のみ保持」、「選択項目のみ削除」などの操作を高速化できます。データを取得する準備ができたら、「データなし操作」を無効にします。 |
HSV_ENABLE_FORMATSTRING | 34 | ブール | Essbase固有。 Essbaseには、様々なデータ型に関連付けられるフォーマット文字列が用意されています。 有効にすると、数値のかわりにユーザー固有のテキストが表示されます。 |
HSV_ENHANCED_COMMENT_HANDLING | 35 | ブール | コメントが含まれているアド・ホック・グリッドでコメントとメンバー名を確認して修正できます。 |
HSV_ADJUSTCOLUMNWIDTH | 36 | ブール | セルの内容にあわせて列の幅を自動的に調整します。 |
HSV_DECIMALPLACES | 37 | 数値 | 表示する小数点以下の桁数を指定します。 |
HSV_SCALE | 38 | 数値 | 選択されたスケールに基づいて表示される数値データのスケールを指定します。 |
HSV_MOVEFORMATS_ON_ADHOC | 39 | ブール | ズーム・インされたセルに親セルのフォーマットをコピーし、操作後にセルの場所が変更された場合でもこのフォーマットを保持します。 |
HSV_DISPLAY_INVALIDDATA | 40 | ブール | 無効なデータを表示します。 |
HSV_SUPPRESSCOLUMNS_MISSING | 41 | ブール | データベース内にデータが存在しないセルを含む列が抑制されます(データなしはゼロとは異なります。ゼロはデータ値です。) |
HSV_SUPPRESSCOLUMNS_ZEROS | 42 | ブール | ゼロのみを含む列が抑制されます。 |
HSV_SUPPRESSCOLUMNS_NOACCESS | 43 | ブール | ユーザーに表示するセキュリティ・アクセス権がないデータが含まれている列が抑制されます。 |
HSV_SUPPRESS_MISSINGBLOCKS | 44 | ブール | データベースにデータが存在しないセルのブロックが抑制されます。 |
HSV_REPEATMEMBERS_IN_FORMS | 45 | ブール | メンバー名をデータ行ごとに表示できるようにして、PlanningおよびFinancial Managementフォームの読みやすさを向上させます。 |
HSV_DOUBLECLICK_FOR_ADHOC | 101 | ブール | ダブルクリックによって空のワークシートにデフォルトのグリッドを取得してから、セル・コンテンツにズーム・インまたはズーム・アウトするように指定します。 |
HSV_UNDO_ENABLE | 102 | ブール | 「元に戻す」を有効または無効にします。 元に戻すことができる操作の数をHSV_NUMBER_OF_UNDO_ACTIONパラメータに指定します。 |
HSV_103 | 103 | 将来の使用のために予約されています。 | |
HSV_LOGMESSAGE_DISPLAY | 104 | 数値 | メッセージ表示レベル設定を指定します。
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HSV_ROUTE_LOGMESSAGE_TO_FILE | 105 | ブール | 「メッセージをファイルに送る」チェック・ボックスを有効または無効にします。 |
HSV_CLEAR_LOG_ON_NEXTLAUNCH | 106 | ブール | Excelが閉じた後に表示される次のログ・メッセージの生成が開始されると、ログ・ファイルがクリアされます。 |
HSV_REDUCE_EXCEL_FILESIZE | 107 | ブール | 使用すべきではない次の場合を除き、常に有効にする必要があります。
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HSV_ENABLE_RIBBON_CONTEXT | 108 | ブール | ユーザーがSmart Viewのリボンのボタンを使用した後に、アクティブなデータ・プロバイダのリボンを自動的に表示します。 |
HSV_DISPLAY_HOMEPANEL_ONSTARTUP | 109 | ブール | 「Smart Viewホーム」パネルの「起動時に表示」チェック・ボックスを有効または無効にします。 有効にすると、Smart Viewのリボンで「パネル」アイコンを選択したときに、「Smart Viewホーム」パネルが表示されます。 無効にすると、最後に開いていたパネルが表示されます。 |
HSV_SHOW_COMMENTDIALOG_ON_REFRESH | 110 | ブール | 有効にすると、グリッドにコメントがある場合、リフレッシュ時にコメント・エディタがユーザーに表示されます。 無効にすると、Smart Viewのリボンからユーザーがコメント・エディタを起動できます。 |
HSV_NUMBER_OF_UNDO_ACTION | 111 | 数値 | 1回の操作で許可される元に戻す処理とやり直し処理の数(0から100)。 HSV_UNDO_ENABLEパラメータと一緒に機能します。 |
HSV_NUMBER_OF_MRU_ITEMS | 112 | 数値 | 「Smart Viewホーム」、およびSmart Viewのリボンの「開く」メニューに表示される、最後に使用した接続の数(15以下)。 |
HSV_ROUTE_LOGMESSAGE_FILE_LOCATION | 113 | テキスト | ログ・メッセージをファイルに保存します。 |
HSV_DISABLE_SMARTVIEW_IN_OUTLOOK | 114 | ブール | OutlookでSmart Viewタスク・リストを使用しない場合に、OutlookでSmart Viewを使用不可にします。 |
HSV_DISPLAY_SMARTVIEW_SHORTCUT_MENU_ONLY | 115 | ブール | ショートカット・メニューにSmart Viewのメニュー・アイテムのみを表示します。それ以外の場合、ショートカット・メニューにはExcelとSmart Viewの両方のアイテムが表示されます。 |
HSV_DISPLAY_DRILL_THROUGH_REPORT_TOOLTIP | 116 | ブール | セル上にマウスを移動したときに、そのセルの使用可能なドリルスルー・レポートのリストをデフォルトで表示します。 |
HSV_SHOW_PROGRESSINFORMATION | 117 | ブール | HSV_PROGRESSINFO_TIMEDELAYに定義された秒数の経過後に操作が開始したら、「Smart View進捗」ステータス・バーが表示されるように指定します。 |
HSV_PROGRESSINFO_TIMEDELAY | 118 | 数値 | 操作が始まってから「Smart View進捗」ステータス・バーが表示されるまでの時間(秒)。 |
HSV_ENABLE_PROFILING | 119 | ブール | 拡張情報ログ・エントリおよび関数呼出しの大部分を作成します。アクティブなSmart Viewで各OfficeアプリケーションのXMLファイルを作成します。デバッグを目的としています。パフォーマンスに大きく影響します。 |
HSV_REFRESH_SELECTED_DEPENDENT_FUNCTIONS | 121 | ブール | 選した関数を実行する前に、同じシートの依存関数を実行します。 |
HSV_IMPROVE_METADATASTORAGE | 122 | ブール | 内部データ構造の、より効率的なストレージを可能にします。 このオプションは、Smart Viewの異なるバージョン間の相互運用性に関連します。 このオプションがTrueに設定されている場合、Smart Viewは互換性を目的としてメタデータの2つのコピーを保持するので、全体のパフォーマンスが低下する可能性があります。 組織内のすべてのユーザーがSmart View 9.3.1.6以上を使用している場合、このオプションは常にTrueにする必要があります。 次のような場合は、このオプションをFalseに設定してください。
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