本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 機能 | ノート |
---|---|---|
2020年3月17日 | プロジェクト・コントロール: プロジェクト予算の管理用拡張ユーザー・インタフェース |
文書の更新。オプト・イン失効情報の改訂。 |
2018年1月26日 | プロジェクト管理: プロジェクト・ライフサイクルを管理するゲートの定義 |
文書の更新。ヒントと考慮事項の改訂。 |
2017年4月21日 | 初版作成。 |
このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックはoracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。
Oracle Cloud Applicationsには今後も新たな機能が続々と追加されますが、ご都合のよいタイミングで新機能をご利用いただけるようになりました。クラウドのホームページから使用できる「新機能」UIで、必要な選択や構成を行うことができます。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーへの影響は最小限です。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。
使用不可の状態で提供される機能 = 処理を実行するまで、エンド・ユーザーはこれらの機能を使用できません。これらの機能は提供時には使用不可になっているため、機能を使用可能にするかどうかおよび使用可能にする時期を選択してください。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。
エンド・ユーザーが使用できる準備完了 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするためにアクションが必要になるため、ディスラプティブではありません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
プロジェクト・ファウンデーションには、Oracle Project Portfolio Management Cloud内の製品での共有される共通コンポーネントが含まれています。リソース・ブレークダウン・ストラクチャ、レート・スケジュール、価格設定、間接費計算および相互賦課処理などの基本プロジェクト・プラン体系とコンポーネント、およびMicrosoft Projectとの統合機能が含まれます。
ナビゲーション、検索およびデータ入力が削減される新しい簡易プロジェクト作成ユーザー・インタフェースを使用して、新規プロジェクトの作成および既存のプロジェクトのコピーを実行します。
この機能を使用すると、データ入力が削減され、プロジェクト作成ユーザー・インタフェースからソース・テンプレートやプロジェクトを検索でき、ページのロードが高速になり、ナビゲーションも最小限ですみます。
有効化のステップ
アップグレードのお客様の場合は、オプトイン機能オプション「簡易財務プロジェクト作成」を使用して、この機能をオプトインする必要があります。オプトインすると、プロジェクト管理者がこの機能を使用できるようになります。
新しいお客様の場合、この機能はプロジェクト管理者に対してデフォルトで有効になります。
ヒントおよび考慮事項
- 簡易財務プロジェクト作成機能を効果的に使用するには、プロジェクト・テンプレートがシステムに存在する必要があります。
- プロジェクト・テンプレートに構成されたクイック入力が、プロジェクト作成用の新しいユーザー・インタフェースに表示されます。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Fusion Project Foundationの拡張: 簡易財務プロジェクト作成
ロール情報
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
プロジェクト、予算、予測および請求書の承認ワークフローの拡張
拡張されたプロジェクト承認、予算および予測の承認、契約請求書承認ワークフローを利用して、プロジェクト・ロールが設定されたプロジェクト・チーム・メンバーに通知します。追加のプロジェクト・ヘッダー・レベルの属性および付加フレックスフィールドを使用して、ワークフロー・ビジネス・ルールをカスタマイズまたは作成し、ワークフロー・ライフサイクル中のエラーを効率的に処理することもできます。さらに、必要に応じてワークフロー通知を効率的に取り下げることができます。ヒューマン・タスクに追加された参加者を使用して、複数レベルの承認ワークフローを設定できます。
この機能拡張以前は、プロジェクト・ステータスの変更、および予算/予測承認ワークフロー通知を、プロジェクト・マネージャ・ロールにのみルーティングできました。同様に、請求書承認ワークフロー通知は、契約管理者ロールやプロジェクト・マネージャ・ロールにのみルーティングできました。他のプロジェクト・ロールはこれらのワークフローでサポートされていませんでした。この機能拡張以後は、ヒューマン・タスクに追加された参加者とともに、すべてのプロジェクト・ロールがこれら3つのワークフローでサポートされるようになり、部門を超えたプロジェクトの利害関係者が関係する複雑なワークフロー要件に対応できるようになります。また、新しく追加された属性(付加フレックスフィールドなど)に基づいてワークフロー・ルールをカスタマイズすることもできます。さらに、エラー処理機能の改善によって、ワークフローがスタックすることを防ぎ、ワークフロー・タスクを任意の時点で取り消すことができるようになります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- プロジェクト財務管理ワークフローのタスクには、「プロジェクト財務管理用タスク構成の管理」機能設定マネージャ(FSM)タスクを介してアクセスして構成できます。
- 最新の付加フレックスフィールド(DFF)属性をワークフロー・タスク構成で使用するには、特定のDFFを変更した後にデプロイする必要があります。さらに、新しいDFF属性を構成およびデプロイする場合、ヒューマン・タスク構成ページをリフレッシュして、新しくデプロイした属性をヒューマン・タスク・ペイロードで使用できるようにする必要があります。
主なリソース
- 関連ヘルプ・トピック: Oracle Fusion Project Portfolio Managementのワークフロー: 説明
ロール情報
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
プロジェクト財務管理アプリケーションで自動的に提案される値リストから、効率的に値を検索して選択します。
この機能では、値を検索して選択するためのクリック数が減るのみでなく、ユーザーが入力した文字と一致するすべての値が表示されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- さらに多くの文字を入力すれば、検索結果を減らして絞り込むことができます。
- 入力した文字によって値が一意に識別された場合は、その属性の値が自動的に入力されます。
プロジェクト・コントロールでは、フル機能のプロジェクト・プランニング、進捗管理、予算編成および予測が提供されています。
レート・スケジュール通貨からプランニング通貨へのプランニング金額の換算
プロジェクト・タイプおよび財務プラン・タイプで、個別の通貨換算属性セットを使用します。次に、プロジェクト・アプリケーション管理者は、プランニング、予算および予測金額を、レート・スケジュール通貨からトランザクション通貨に換算する際にこれらの属性を指定できます。
以前のリリースのようにプロジェクト財務設定のレート・タイプが使用されるのではなく、プロジェクト・プラン・タイプまたは財務プラン・タイプで定義されている通貨設定の「プランニング通貨のレート・タイプ」オプションが使用されます。
有効化のステップ
この機能は、プロジェクト・マネージャおよびプロジェクト管理者に対してデフォルトで有効になりますが、プロジェクト・アプリケーション管理者が、最初にプロジェクト・コントロール構成を設定する必要があります。
ヒントおよび考慮事項
「すべての通貨換算に同じ換算属性を使用」チェック・ボックスが選択されている場合は、プロジェクト、元帳およびプランニング通貨に同じ通貨換算属性が使用されます。
主なリソース
- 関連ヘルプ・トピック: プロジェクト・コントロール構成: プロジェクト財務管理の実装ガイドの財務およびプロジェクト・プラン・タイプの管理
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT MANAGER_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
プロジェクト予算Webサービスを使用して予算を作成する際、プロジェクト予算にリソースを作成して割り当てます。
プロジェクト予算Webサービスを使用して、単一のフローで複数の操作を実行できるようになりました。たとえば、プロジェクト固有のプランニング・リソースのブレークダウン・リソース・ストラクチャに新しいリソースを追加できます。さらに、予算管理を使用可能なプロジェクトまたは交付予算を作成して、Oracle Fusion Budgetary Controlで管理予算を作成および統合することもできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- 予算を作成する前に、予算管理を使用可能な非スポンサードおよびスポンサード財務プラン・タイプがアプリケーションに存在する必要があります。
- デフォルトの財務プラン・タイプを定義する必要があります。
- プロジェクトに関連付けられているプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャは、プロジェクト・レベルで変更できるようにしてください。
主なリソース
- 関連ヘルプ・トピック: Oracle Project Portfolio Management Cloud SOAP Webサービス・ガイドのプロジェクト予算Webサービスに関する項を参照してください。
ロール情報
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_ROLE)
財務プロジェクト・プランのリソースの管理および割当てが容易になれば、財務プロジェクト・プランを効率的に保守できます。財務タスクの詳細の確認中に、タスク間を移動することもできます。
「財務プロジェクト・プランの管理」ページの「タスク」タブにある「リソース」列のアイコンをクリックすれば、リソースを割当ておよび管理できます。
「リソースの割当」ウィンドウではデフォルトで「割当」チェック・ボックスが選択されていて、選択したリソースの数量はデフォルトでゼロに設定されていますが、「割当」チェック・ボックスの選択を解除すれば、リソース割当を削除できます。同様に、すでに割り当てられたリソースのデフォルトの数量を「リソースの割当」ウィンドウで編集できます。
「前」または「次」アイコンを使用するか、「タスクの詳細」ウィンドウでレコード・ナビゲータの選択リストのレコードを選択すると、ウィンドウを移動しなくても、選択したタスクの前後のタスクの詳細を表示できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- 「リソース」アイコンは、タスクにリソース割当が存在する場合にのみ使用可能で、それ以外の場合は「追加」アイコンが表示されます。
- 「リソース」アイコンには、タスクに存在するリソース割当の数が表示されます。
- 「リソースの割当」ウィンドウには、情報アイコン付きの割当済リソースがすでに表示されていて、数量がデフォルト設定されていますが、数量は更新できます。
- 選択したリソースが「未計画」の場合、「リソースの割当」ウィンドウの「割当」チェック・ボックスが使用不可になり、数量がデフォルト設定されますが、数量は更新できません。
- タスク詳細の編集レコード・ナビゲータでは、同じダイアログから別のタスクを選択でき、選択リストに一度に15個のタスクが表示されます。
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT MANAGER_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
プロジェクト予測Webサービスを使用した外部アプリケーションのプロジェクト予測の表示
プロジェクト予測SOAP Webサービスを使用して、外部アプリケーションの予測バージョン、予測明細または定期詳細レベルで、プロジェクト予測詳細を表示します。
プロジェクト予測Webサービスを使用して、外部アプリケーションからプロジェクト予測をすばやく効率的に作成します。このWebサービスを使用すると、予測の各プラン明細の定期レベルで金額を定義するか、プラン明細レベルに金額を直接定義することで、作業中または承認済ステータスの予測を作成できます。さらに、プロジェクト予測Webサービスで、プロジェクト予測を表示できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 関連ヘルプ・トピック: Oracle Project Portfolio Management Cloud SOAP Webサービス・ガイドのプロジェクト予測Webサービス
ロール情報
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_ROLE)
拡張ユーザー・インタフェースを活用してプロジェクト予算を効果的に管理します。簡易ユーザー・インタフェースを使用してリソースを予算明細に割り当てることができ、定期的に予算編成するオプションを含むカスタム・レイアウトを作成および保存することで、予算データ入力を簡素化できます。埋込み分析を使用して、合計コスト、実績収益および予算計上金額の差異をレビューすることもできます。
「予算バージョンの管理」ページには、予算バージョンの作成に使用する財務プラン・タイプに応じて異なるスコアカードのセットが表示されます。
選択したタスクに複数のリソースを割り当てて、予算明細を作成できます。複数通貨対応プロジェクトの場合、各リソースで使用可能な選択肢からプランニング通貨を選択できます。
パーソナライズされたレイアウトを作成して保存すると、予算明細の確認に必要な列を表示できます。また、定期ナビゲータを使用すれば、パーソナライズされたレイアウトの定期情報の表示を切り替えることができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト財務管理 オプションでなくなるバージョン: 更新21A
ヒントおよび考慮事項
- 「予算バージョンの管理」ページのスコアカードは、承認済コストや収益予算として指定されている財務プランのベースライン・バージョンに基づいています。
- レイアウトはユーザー・レベルでパーソナライズできます。
主なリソース
関連ヘルプ:
財務プロジェクトの定義と管理ガイドの予算と予測の編集
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT MANAGER_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
クラウド・アプリケーション全体で取引約定およびコストを取得し、サードパーティ統合をサポートします。様々なソースからの独自の原価収集と処理ニーズが合理化されて、検証済のプロジェクト原価をタイムリに把握できるようになります。
新しい勘定科目ルールと仕訳明細ルールを使用して、インポート済勘定科目に関する修正とトランザクションが正しく計上されるようにします。
インポート済トランザクションについては、2セットの仕訳明細ルールがあります。
- インポート済勘定科目を使用して会計仕訳を生成する必要があるトランザクションでは、事前定義済の仕訳明細ルールおよび勘定科目ルールを利用できます。たとえば、「インポート済直接費勘定」ルールを「インポート済労務直接費」仕訳明細ルールに割り当てます。
- 導出された勘定科目を使用して会計仕訳を生成する必要があるトランザクションで、カスタム勘定科目ルールが割り当てられた事前定義済の仕訳明細ルールを利用できます。たとえば、「新規労務直接費」仕訳明細ルールなどです。
調整済トランザクションには、2セットの仕訳明細ルールがあります。
- 親原価の会計を使用して会計仕訳を生成する必要がある原価の戻し処理。顧客は会計基準を構成する必要はありません。たとえば、直接費修正勘定科目ルールを「戻し処理済労務直接費」仕訳明細ルールに割り当てます。
- 導出された勘定科目を使用して会計仕訳を生成する必要がある修正済コストで、カスタム勘定科目ルールが割り当てられた事前定義済の仕訳明細ルールを利用できます。修正済コストで元の勘定科目を使用するか、何か変更がある場合は適切なセグメント値を導出できます。たとえば、「修正済労務直接費」仕訳明細ルールなどです。
前述の一連の仕訳明細を使用すると、勘定科目を生成するための勘定科目ルールが簡略化され、場合によっては、提供時の状態のままで会計処理が動作します(インポート済勘定を使用して原価をインポートした会計処理)。
有効化のステップ
- シード済仕訳ルール・セットをコピーして、適切な勘定体系を追加します。たとえば、これらには標準労務費のように最初に「標準」が付いています。
- 各仕訳明細ルールに割り当てられている勘定科目ルールをレビューし、必要に応じて更新します。
- 仕訳明細ルール・セットを会計処理基準に割り当てます。
- 会計処理基準をアクティブ化します。
ヒントおよび考慮事項
作成するカスタム仕訳明細ルール・セットに、どの仕訳明細ルールを追加する必要があるかは、顧客が決定する必要があります。
- 既存の仕訳明細ルール。ここでは、複雑な勘定科目ルールをすでに構築していて、既存のルールを引き続き使用する可能性が高い顧客をサポートします。
- 新しい仕訳明細ルール新しいお客様の場合は、簡素化された条件が利用できるため、新しい仕訳明細ルールを含む仕訳ルール・セットを作成することをお薦めします。
資産への原価の追加中の追加属性による検索の許可、資産のアップロード中の減価償却費用勘定の動的挿入、「例による問合せ」を使用した表結果のフィルタリングにより、資産計上のユーザビリティが向上します。
資産インポート時の減価償却費勘定の動的作成
Excelスプレッドシートによる資産のインポート時に減価償却費勘定の組合せが存在しない場合は、コード組合せ表に減価償却費勘定の組合せが動的に挿入されます。
資産プロジェクト・コストの追加時に購買属性を使用して検索可能
固定資産に資産計上される原価を手動で入力する際に、在庫品目番号、購買カテゴリおよび購買オーダーの購買属性を使用して検索できるようになりました。
例による問合せ
QBEツールが利用できるようになり、多数の資産明細の検索が非常に容易になりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
減価償却費勘定を作成するには、相互検証ルールで組合せを検証する必要があります。
プロジェクト請求は、見積税額を含めたフォーマット済請求書を表示する豊富な機能を備えた作業領域によって、請求書の処理時間を短縮すると同時に請求エラーを削減します。契約収益、請求書、収益性およびマージンに対する埋込み分析によって、契約および支払に関する潜在的な問題への見通しが示されます。
請求書が生成されるとすぐに承認のために自動発行されるため、手動の作業が減少します。
契約を定義する際に、「下書き」または「リリース済」ステータスの請求書の作成に加えて、「送信済」ステータスの請求書も作成できるようになりました。このオプションを選択すると、請求書が作成されるとすぐに請求書が自動的に発行され、承認者にルーティングされます。これにより、プロジェクト請求スペシャリストが承認のために請求書をレビューして手動で送信する必要がなくなります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
この機能は、契約の作成時にデフォルトで有効になります。
必要に応じて、契約請求書承認ワークフローが構成されていることを確認します。
主なリソース
- 関連ヘルプ・トピック: 請求書を自動的に送信する方法を教えてください。
外部Webサービスを使用して、会社間またはプロジェクト間契約明細の内部属性を作成および更新します。
会社間およびプロジェクト間請求目的の契約を迅速に実装できるようになりました。このWebサービスでは、内部契約明細属性を作成または更新できます。たとえば、このWebサービスを使用して、送り側ビジネス・ユニットまたは受け側タスクの詳細を更新できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 関連ヘルプ・トピック: Oracle Sales CloudのSOAP Webサービス・ドキュメントの契約サービス・バージョン2に関する項を参照してください。
ロール情報
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_ROLE)
- 顧客契約管理者(ORA_OKC_CUSTOMER_CONTRACT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 顧客契約マネージャ(ORA_OKC_CUSTOMER_CONTRACT_MANAGER_JOB)
下書き、承認済および承認棄却済請求書を削除する際に、必要に応じて、承認済クレジット請求書およびクレジット・メモを削除します。
下書き、承認済および承認棄却済請求書を削除する際に、承認済クレジット処理、取消済、優遇および消込請求書を削除できるようになりました。この拡張機能により、請求書またはトランザクションで実行された意図しないまたは間違った修正処理を回復できます。この処理によって、取消、優遇、または消込が実行される以前の状態にトランザクションが戻されます。
次のスクリーン・キャプチャは、機能とその利点を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロール情報
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
外部の売掛管理アプリケーションに請求書をエクスポートする際に、「請求書詳細のエクスポート」出力レポートに元のアプリケーションの顧客参照を追加します。
Oracle Customer Data Management Cloud Serviceでは、共有の顧客セットに対して各システムの参照データを入力できます。これにより、各システム間での顧客データの統合が容易になります。以前は、請求書詳細をエクスポートする際に、Oracle Sales Cloud ServiceおよびOracle Project Portfolio Management Cloud Serviceの顧客参照データのみが出力レポートに含められて、外部の売掛管理アプリケーションに請求書をインポートする際にそれらを使用できました。現在は、請求書の詳細をエクスポートするときに元のシステムを指定すると、そのシステムの顧客参照データが出力レポートに含まれるようになりました。これにより、元のシステムの顧客参照データを外部の売掛管理アプリケーションの顧客参照データに直接変換して、インポート・プロセスを簡略化できます。
次の画面キャプチャは、この機能とその利点を説明したものです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
この機能は、Fusion Customer Hubが実装されている場合にのみメリットがあります。
主なリソース
- 関連ヘルプトピック: 「請求書詳細のエクスポート」プロセス用に選択するオリジナル・システムを教えてください。
ロール情報
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
トランザクションが複数の契約に分割されている場合に、請求金額がより正確に計算されます。正確に計算するには、小数点以下6桁までの分担率を入力します。
この機能拡張によって、トランザクションが複数の契約に分割されている場合に、より正確な請求金額を計算できます。
次の画面キャプチャは、この機能とその利点を説明したものです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
-
この機能は、顧客契約管理者および顧客契約マネージャに対してデフォルトで有効になります。
- 契約分担率は、契約の請求対象となるプロジェクト作業の最大の割合です。
- 契約に対して請求トランザクションで請求される金額はこの値に基づき、100パーセントを超えることはありません。
主なリソース
- 関連ヘルプ・トピック: Oracle Fusion Projects Portfolio Management Cloudのプロジェクト契約請求の管理に関するドキュメントを参照してください。
ロール情報
- 顧客契約管理者(ORA_OKC_CUSTOMER_CONTRACT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 顧客契約マネージャ(ORA_OKC_CUSTOMER_CONTRACT_MANAGER_JOB)
新しいオプションを使用すると、顧客が与信保留になったときに回収不能が予想されることを定義できます。この新しいオプションを選択すると、その顧客アカウントまたはサイトに該当する契約オブジェクトを収益認識に不適格であるとみなすように、収益の生成プロセスに対して指示されます。
新しいIFRS 15およびASC 606の収益標準では、回収可能と予想されるときに収益を認識するようにと述べられています。以前は、回収不能が予想されることを示すために、契約、契約明細または収益プランを保留にできました。現在は、保留アプローチに加えて、顧客が与信保留状態になったときに回収不能が予想されることを定義できます。これにより、その請求先顧客の各契約、契約明細または収益プランを保留中にする手間が省けます。
「収益の生成」プロセスでは、顧客アカウントまたはサイトが与信保留中の場合、次の契約オブジェクトが収益認識に不適格とみなされます。
与信保留中の顧客アカウントまたはサイト | 不適格契約オブジェクト |
販売先顧客アカウント | 契約 |
出荷先顧客アカウント | 契約明細 |
出荷先サイト | 契約明細 |
請求先顧客アカウント | 請求プラン |
請求先サイト | 請求プラン |
次の画面キャプチャは、この機能とその利点を説明したものです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
「管理者プロファイル値の管理」タスクへのアクセス権を持つユーザーは、プロファイル・オプションを更新すれば、この機能をオンにできます。デフォルトではオフになっています。
すでに請求済の請求イベントの金額を保留または更新しようとした場合は、ユーザーに警告が表示されます。
請求イベントは、金額、摘要または付加フレックスフィールドを更新するように修正できます。イベントが以前に処理されて請求書に含まれている場合にイベントを修正すると、意図せずにクレジット・メモが作成される可能性があります。以前に処理された請求イベントに対する更新を保存するたびに警告メッセージが表示され、間違って操作した場合は更新を取り消すことができるようになりました。
次の画面キャプチャは、この機能とその利点を説明したものです。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- 「発行済」、「承認済」または「承認棄却済」ステータスの請求書に含まれていない場合は、請求イベントを調整できます。
- 請求書ステータスが「全額請求済」、「一部請求済」または「修正待ち」である請求イベントを修正しようとすると、警告メッセージが表示されます。
ロール情報
- プロジェクト会計担当(ORA_ PJF_ PROJECT_ ACCOUNTANT_ JOB)
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_ PJF_ PROJECT_ BILLING_ SPECIALIST_ JOB)
基礎となるトランザクションの作業タイプ別に会社間およびプロジェクト間請求書明細をグループ化します。買掛/未払金請求書明細に作業タイプを含めて、これらの請求書明細の会計を作成するための勘定科目ルールで使用できます。
作業タイプによって、会社間請求またはプロジェクト間請求に適格な支出項目をコスト振替とみなすか収益振替とみなすかが決定されます。以前は、請求書受入ステータスを確認する際に、買掛管理に転送された会社間請求書およびプロジェクト間請求書に含まれる支出項目を作業タイプ別にグループ化できませんでした。現在では、労務または非労務請求書書式で作業タイプを指定すると、会社間請求書またはプロジェクト間請求書の支出項目が、それぞれ一意の作業タイプごとに別々の請求書明細にグループ化され、それらの請求書明細で作業タイプが買掛管理に転送されるようになりました。これにより、補助元帳会計でルールを定義すれば、コスト振替と収益振替に対して、様々な勘定科目を作業タイプに基づいて借方記入できます。
次のスクリーン・キャプチャは、機能とその利点を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 関連ヘルプ・トピック: 請求書書式: 説明
ロール情報
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
請求書を最初に生成するときに無効な顧客データのために発生する例外を捕捉します。売掛管理アプリケーションに顧客データを転送する際に、転送棄却済請求書の顧客データを訂正できます。
契約の検証では、顧客担当者およびサイトのデータがアクティブで有効であることが検証されます。請求書が生成されて処理が完了した後に、顧客担当者およびサイトが非アクティブになったり、使用状況が変化することがあります。以前は、顧客の担当者およびサイトは自動インポート中に売掛管理によってのみ再度検証されていたため、請求書が受け入れられるように、担当者およびサイトを一時的に再アクティブ化するしかありませんでした。現在では、顧客担当者およびサイトは請求書の生成プロセス中に検証され、非アクティブまたは無効なデータのある請求書は請求書例外としてレポートされるようになりました。契約の顧客担当者やサイトを修正して請求書を再生成できます。
また、請求書生成後に発生した非アクティブまたは無効な顧客担当者およびサイトを修正する方法として、以前に売掛管理で拒否された請求書に対して、「売掛管理への請求書詳細の転送」プロセスで、契約の最新バージョンまたは以前にアクティブだったバージョンから顧客担当者およびサイト・データが導出されるようになりました。これにより、契約の顧客担当者およびサイトを修正してから、請求書を再度転送できます。
次のスクリーン・キャプチャは、機能とその利点を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロール情報
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
自動インポートの直後および請求書受入ステータスを確認する前の、売掛/未収金トランザクション。
以前は、契約組織と契約または契約明細付加フレックスフィールドなどの契約固有の会計ソースを利用している場合、売掛/未収金の会計トランザクションの勘定科目ルール、マッピング・セットまたは摘要ルールでは、関連する契約請求書が「受入済」ステータスである必要がありました。現在は、請求書が売掛/未収金にインタフェースされるとすぐに、これらのソースを使用して会計を作成できるようになりました。契約請求書ステータスを「受入済」に更新するために、「売掛管理での請求書受入ステータスの確認」プロセスを実行する必要はなくなりました。
次のスクリーン・キャプチャは、機能とその利点を示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 関連ヘルプ・トピック: 収益会計仕訳: 例
ロール情報
- 売掛管理マネージャ(ORA_ AR_ ACCOUNTS_ RECEIVABLE_ MANAGER_ JOB)
- 売掛管理担当者(ORA_ AR_ ACCOUNTS_ RECEIVABLE_ SPECIALIST_ JOB)
助成金管理は、完全な交付後ライフサイクルを管理するための堅牢な統合ソリューションを提供します。助成金関連トランザクションはエントリ・ポイントで十分に検証され、十分な予算が使用可能であることが確認されて、許可されたコスト・カテゴリのみに賦課されます。間接費は、適用可能なすべてのトランザクションに適用され、その後、すべての会計、レポートおよび請求アクティビティに含められます。標準請求書およびレポート書式が用意されており、スポンサは必要な方法で情報を受信できます。包括的で多次元の非定型レポート・プラットフォームを使用して、すべての助成金および支出を追跡できます。
スポンサード・プロジェクトを複数の交付および資金ソースに関連付けます。プロジェクトが複数の交付から資金調達される場合に、それに従って予算計画を準備し、コストを取得および管理し、収益を認識し、請求書を発行し、レポートを作成します。
この機能により、様々な間接費レートや資金調達期間の管理、交付およびプロジェクトの組合せごとの予算とコストの効率的な管理など、複数の交付に関連付けられたプロジェクトを柔軟に管理できます。
この機能の重要な拡張領域は次のとおりです。
- 複数の交付および資金ソースに対するスポンサード・プロジェクトの割当て
- 複数の交付および資金ソースから資金調達するスポンサード・プロジェクトの予算管理
- 複数の交付および資金ソースから資金調達するスポンサード・プロジェクトのコスト管理
- 複数の交付から資金調達するスポンサード・プロジェクトの請求書と収益の生成
- 複数の交付および資金ソースから資金調達するスポンサード・プロジェクトの予算、コスト、取引約定のレポート
複数の交付および資金ソースに対するスポンサード・プロジェクトの割当て
助成金管理者は、複数の交付および資金ソースを1つのプロジェクトに割り当てて資金調達できます。
資金調達ソースは、スポンサ(顧客)、内部組織またはユーザー定義のいずれでも可能です。追加の資金ソースは、新しい「資金ソースの管理」ページで定義するか、内部資金ソースを交付に割り当てるときに作成する必要があります。交付を作成するときに、新規プロジェクトを作成するか、別の交付にすでに関連付けられている既存のプロジェクトを選択できます。交付およびプロジェクトは、常に外部資金ソースおよびスポンサに関連付けられ、オプションで複数の内部資金ソースに関連付けることもできます。
複数の交付および資金ソースから資金調達するスポンサード・プロジェクトの予算管理
交付および資金ソース・プランニング要素を使用して、複数の交付および資金ソースから資金調達するスポンサード・プロジェクトの予算を作成および管理します。交付および資金ソース用の新しい管理セグメントを使用して、プロジェクト支出を管理するための管理予算が作成されます。
新しい予算管理セグメントは次のとおりです。
- 交付プロジェクト
- 交付プロジェクト最上位リソース
- 交付プロジェクト資金ソース
- 交付プロジェクト最上位リソース資金ソース
資金ソースをプランニング要素として使用して予算を作成できるようになりました。
複数の交付および資金リソースから資金調達するスポンサード・プロジェクトのコスト管理
スポンサード・プロジェクトに対して複数の交付および資金ソースを含むトランザクションを作成する機能により、コストを正確に取得して、スポンサード・プロジェクトの財務管理のインサイトを得ることができます。これには、複数の交付および資金ソースから資金供給するスポンサード・プロジェクトのコストを修正できる機能も含まれます。
プロジェクト原価計算、およびプロジェクト関連のトランザクションが作成されるその他すべてのソース・システムで、複数の交付および資金ソースに関連付けられたスポンサード・プロジェクトのコストを収集できるようになります。コストは、交付およびプロジェクト予算に設定された管理予算を使用して予算チェックされますが、ここに交付および資金ソースの新しい管理セグメントが含まれるようになりました。
コスト修正処理を使用して、同じプロジェクト内またはプロジェクト全体で、交付と資金ソース間のコストを振替できます。
複数の交付から資金調達するスポンサード・プロジェクトの請求書と収益の生成
スポンサに効率的に請求し、特定のプロジェクトと交付の組合せに賦課されるコストを考慮して、複数の交付から資金調達するプロジェクトの正確な収益を生成します。
複数の交付および資金ソースから資金調達するスポンサード・プロジェクトの予算、コスト、取引約定のレポート
各交付、プロジェクトおよび資金ソースの資金調達、予算計画、コストおよび取引約定金額を交付作業領域に表示します。さらに、新しい管理予算の予算管理残高を交付ホーム・ページに表示します。
複数の交付および資金ソースから資金調達するスポンサード・プロジェクトの資金調達、予算計画、コストおよび取引約定金額を表示する分析およびレポートを作成します。OTBIのキー・サブジェクト領域への資金ソース・ディメンションの追加によって、交付プロジェクトの財務パフォーマンス全体に対するインサイトが得られます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト財務管理
「プロジェクト予算の管理用拡張ユーザー・インタフェース」機能にオプト・インして、スポンサード・プロジェクトの予算を入力する必要があります。
ヒントおよび考慮事項
- スポンサード・プロジェクトのトランザクションを入力するときには、「契約番号」および「資金ソース」フィールドが編集可能になり、適切な値を選択できます。単一の契約または資金ソースからプロジェクトに資金を調達する場合、プロジェクトを選択すると、これらのフィールドにデフォルト値が設定されます。
- プロジェクト標準コスト収集フレックスフィールドを更新して、これらの属性の名前や順序を変更できます。たとえば、契約番号を「交付番号」に変更できます。契約番号セグメントを、プロジェクトまたはタスクの直後に入力するように移動できます。
- 追加の内部資金ソースを既存の交付に関連付けることができます。既存の交付に関連付けられた新規プロジェクトは、複数の資金ソースにリンクできます。
- 交付にすでに関連付けられているプロジェクトに複数の内部資金ソースを関連付けることはできません。リリース13より前の交付にすでに関連付けられている既存のプロジェクトを別の交付に割り当てることはできません。
- 外部資金ソース(スポンサ)は、デフォルトで常にプロジェクトに関連付けられています。
- 予算を定義する場合、管理階層の下位レベルで管理レベルの制限を強くすることはできません。たとえば、交付プロジェクトが「勧告」の場合、交付プロジェクト最上位リソースまたは交付プロジェクト資金ソースは「絶対」には設定できません。
- 管理レベルが「管理予算を作成しない」に設定されている場合は、常にレポート用のセグメントの最下位の組合せで追跡レベル管理予算が作成されます。
- アップグレードした後、交付の財務概要ページに金額を表示するには、集計方法を「削除および再集計」に設定して、各ビジネス・ユニットの「交付パフォーマンス・データの更新」プロセス実行します。
主なリソース
関連ヘルプ・トピック: 助成金管理の使用ガイドの次のトピックを参照してください。
- スポンサード・プロジェクトに対する複数の交付および資金ソース: 説明
- スポンサード・プロジェクトへの複数の資金ソースの割当: 手順
プロジェクト管理では、プロジェクトベースの作業を管理する必要がある企業内のすべての個人に、プロジェクト・プランニング、管理およびスケジュール機能が提供されます。 プロジェクト・マネージャはチーム・メンバーとともに、タスクの開発、問題の解決、進捗の報告、プロジェクト・ステータスのモニターを行い、目的を実現します。
プロジェクト実行でカスタム・プロジェクト・マネージャ・ロールを使用する機能
様々なプロジェクト管理ロールを持つ複数の個人が同じプロジェクトに存在するような大規模プロジェクトなど、特定のタイプのプロジェクトの要件を満たすカスタム・プロジェクト・マネージャ・ロールを作成します。プロジェクト・アプリケーション管理者は、「プロジェクト管理」作業領域およびOracle Transactional Business Intelligenceのプロジェクトにアクセスするためのロールをカスタマイズできます。ベースライン・プロジェクト・プランを設定するアクセス権を持つプロジェクト・マネージャ・ロールを作成して、このアクセス権を持たない別のプロジェクト・マネージャ・ロールを設定できます。同様に、リソースを直接割り当てる権限のあるプロジェクト・マネージャ・ロールやその権限がないプロジェクト・マネージャ・ロールを作成することもできます。この機能により、独自のニーズに基づいてプロジェクト・マネージャが使用できる権限をカスタマイズできます。たとえば、リソースのベースライン設定とプロジェクトへの直接割当が可能なシニア・プロジェクト・マネージャ・プロジェクト・ロール、およびその機能がないジュニア・プロジェクト・マネージャ・プロジェクト・ロールを作成できます。あるリソースを、あるプロジェクトではシニア・プロジェクト・マネージャに設定し、別のプロジェクトではジュニア・プロジェクト・マネージャに設定できます。
有効化のステップ
ITセキュリティ・マネージャは、セキュリティ・コンソールで適切な機能およびデータのセキュリティ・ポリシーを使用して、カスタム・プロジェクト・マネージャ・ロールを作成する必要があります。プロジェクト・アプリケーション管理者は、カスタム・プロジェクト・マネージャ・ロールを設定した後、「プロジェクト・ロールの管理」ページに移動して、新しいプロジェクト・ロールを作成し、それをカスタム・プロジェクト・マネージャ・ロールにマップできます。
ヒントおよび考慮事項
データ・セキュリティ・ポリシーの導入:
- 「プロジェクト作業プラン・データの管理」セキュリティ・ポリシーは、プロジェクト全般へのアクセスを制御します。
- 「プロジェクト作業プラン・ベースライン・データの管理」セキュリティ・ポリシーは、ベースラインの設定および管理へのアクセスを制御します。
- 「プロジェクト・データへのプロジェクト・リソースの割当」セキュリティ・ポリシーは、プロジェクト・リソースの直接割当に対するアクセスを制御します。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Fusion Project Managementの拡張: 拡張性
- Oracle ERP Cloudの保護: セキュリティ・コンソールを使用したロールのカスタマイズ
プロジェクト・タスクの計画日とは別に実績日を取得します。進捗入力時にチーム・メンバーが実績日付を編集できるようになりました。プロジェクト・マネージャは、「プロジェクト・プランの管理」ページで計画、実績および現在の日付を比較したり、Oracle Transactional Business Intelligenceを使用してプロジェクト・スケジュールを詳細に分析できます。
この機能により、プロジェクト・マネージャのタスク・パフォーマンスに対する可視性が向上し、より早くプロジェクトの実行に関する問題を特定できるため、プロジェクトの遅延が減少します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- プロジェクト・タスクの実績日付を表示するには、プロジェクト・プランに「実績開始日」および「実績終了日」列を追加します。
- クイック進捗入力に実績日付を使用します。タスクに実績開始日を指定すると、完了率が25パーセントに設定された「進行中」にタスクが設定されます。同様に、タスクに実績終了日を指定すると、タスクが完了とマークされます。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Fusionプロジェクトおよびタスク管理の進捗の拡張: 進捗の拡張
- 関連ヘルプ・トピック: タスク進捗の入力: 例
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- チーム協力者(ORA_PJF_TEAM_COLLABORATOR_ABSTRACT)
プロジェクト・タスクについて、計画時間数とは別に実績時間数と残り時間数を取得します。たとえば、チーム・メンバーおよびプロジェクト・マネージャが、計画時間を超えた場合も、計画時間内の場合も、実績時間数または残りの時間数を取得できるようになりました。プロジェクト・マネージャは、「プロジェクト・プランの管理」ページで計画、実績、残りおよび現在の工数を比較したり、Oracle Transactional Business Intelligenceを使用してプロジェクト進捗を詳細に分析できます。
この機能により、チーム・メンバーのタスク・パフォーマンスに対するプロジェクト・マネージャの可視性が向上し、より早くプロジェクトの実行に関する潜在的な問題を特定できるため、プロジェクトの遅延が減少します。
有効化のステップ
この機能は、プロジェクト・マネージャとチーム協力者に対してデフォルトで有効になりますが、プロジェクト・アプリケーション管理者は、まずチーム・メンバー用の進捗入力方法を有効にする必要があります。
- 「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
- 「プロジェクト管理実装オプションの管理」設定タスクを検索します。
- タスク名のハイパーリンクを選択します。
- 「チーム・メンバーは、計画工数を超過または下回る実績時間数または残りの時間数をレポートできます」チェック・ボックスをクリックします。
- 保存してページを閉じます。
ヒントおよび考慮事項
この機能は一度有効にすると後で無効にできないため、よく注意して、ビジネス・ニーズを満たしている場合にのみ、この機能を有効にしてください。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Fusionプロジェクトおよびタスク管理の進捗の拡張: 進捗の拡張
- 関連ヘルプ・トピック: タスク進捗の入力: 例
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- チーム協力者(ORA_PJF_TEAM_COLLABORATOR_ABSTRACT)
「プロジェクト・プランの管理」ページから、プロジェクトの会社固有の値を取得および表示します。実装時に、プロジェクト・アプリケーション管理者は、付加フレックスフィールドを使用して、プロジェクトに関して取得するグローバル値とコンテキスト値の両方を定義できます。たとえば、会社に対して値の詳細情報を取得したり、レポートでプロジェクトを分類するための情報を取得できます。これらの値は、SOAP Webサービスおよびレポート作成用に使用できます。
プロジェクトのレポート作成および分析に使用する追加のプロジェクト情報を取得できます。たとえば、プロジェクトのリスク評価情報を取得する必要がある場合は、セグメントのセットを定義し、プロジェクトのデータを更新してから、情報のレポートを作成するようにプロジェクト・マネージャに依頼できます。
有効化のステップ
この機能は、プロジェクト・マネージャに対してデフォルトで有効になりますが、プロジェクト・アプリケーション管理者が、最初に付加フレックスフィールドを設定する必要があります。
- 「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
- プロジェクト管理のプロジェクト付加フレックスフィールドの管理設定タスクを探します。
- タスクの名前のハイパーリンクを選択します。
- プロジェクト付加フレックスフィールドの行を選択します。
- 「編集」をクリックします。
- ビジネス・ニーズに従って、セグメントを追加または編集します。
- 終了したら、プロジェクト管理のプロジェクト付加フレックスフィールドの管理ページからフレックスフィールドのデプロイ処理を選択します。
ヒントおよび考慮事項
- 最大50個の150字のセグメント、15個の数値セグメントおよび15個の日付セグメントを定義できます。
- この付加フレックスフィールドは、プロジェクト実行管理とプロジェクト財務管理の両方で使用されます。
- これらのフィールドは、「プロジェクト・プランの管理」ページで取得および表示できます。プロジェクト付加フレックスフィールドにアクセスするには、表の最初の行でプロジェクト名のハイパーリンクを選択します。このフィールドは、「追加情報」セクションの「プロジェクト詳細の編集」ページにあります。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Fusion Project Managementの拡張: 拡張性
- 関連ヘルプ・トピック: 付加フレックスフィールドの管理
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT MANAGER_JOB)
新しい「タスク詳細の管理」ページでプロジェクト・タスクの会社固有の値を取得および表示します。実装時に、プロジェクト・アプリケーション管理者は、付加フレックスフィールドを使用してプロジェクト・タスクで取得するグローバル値とコンテキスト値の両方を定義できます。たとえば、特定のタスクのリスク評価、場所またはテスト・サイクル値に関する詳細情報を取得できます。これらの値は、SOAP Webサービスおよびレポート作成用に使用できます。
プロジェクトのレポート作成および分析に使用する追加のプロジェクト情報を取得できます。たとえば、タスクのリスク評価、品質レベル、場所またはテスト・サイクルを取得する必要がある場合は、セグメントのセットを定義し、プロジェクトのデータを更新してから、情報のレポートを作成するようにプロジェクト・マネージャに依頼できます。
有効化のステップ
この機能は、プロジェクト・マネージャに対してデフォルトで有効になりますが、プロジェクト・アプリケーション管理者が、最初に付加フレックスフィールドを設定する必要があります。
- 「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
- プロジェクト管理のプロジェクト付加フレックスフィールドの管理設定タスクを探します。
- タスク名をクリックしてタスクを開きます。
- 「タスク体系付加フレックスフィールド」の行を選択します。
- 「編集」をクリックします。
- ビジネス・ニーズに従って、セグメントを追加または編集します。
- 終了したら、プロジェクト管理のプロジェクト付加フレックスフィールドの管理ページからフレックスフィールドのデプロイ処理を選択します。
ヒントおよび考慮事項
- 最大50個の150字のセグメント、15個の数値セグメントおよび15個の日付セグメントを定義できます。
- この付加フレックスフィールドは、プロジェクト実行管理とプロジェクト財務管理の両方のアプリケーションで使用されます。
- 「プロジェクト・プランの管理」ページからタスク付加フレックスフィールドにアクセスするには、タスクの「処理」列から「タスク詳細の管理」を選択します。タスク付加フレックスフィールド・セグメントを表示するには、2番目のタブを選択します。エンタープライズ・タスク・コードも定義した場合、このタブにタスク・コードも表示されます。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Fusion Project Managementの拡張: 拡張性
- 関連ヘルプ・トピック: 付加フレックスフィールドの管理
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT MANAGER_JOB)
プロジェクト・ライフサイクルのクリティカル・ポイントを管理するためのゲートをプロジェクト・プランに定義します。このゲートでは、先に進むかどうか決定する必要があります。プロジェクト・ゲートは最初は閉じています。現在までのプロジェクト結果の関係者レビューの後、ゲートをオープンして、後続のタスクの作業を開始できることを示すことができます。ゲート・レビューの結果は、プロジェクトの終了、後退および再評価などになる場合もあります。
ゲートはプロジェクト・プランの任意の場所に追加できますが、多くの場合、プロジェクト・フェーズ間またはサマリー・タスク間で使用されます。ゲートは、行ヘッダーおよびガント・チャートに特殊なアイコンによって、プロジェクト・プラン内に明確に表示されます。
ゲートを使用すると、コストのモニターおよび管理が容易になります。ゲート・レビューの履行を求めることによって、続行できなくなったプロジェクトで不必要なコストが発生するのを防ぐことができます。
ゲートには、ゲート承認者と呼ばれる利害関係者の表があります。プロジェクトの開始時に、利害関係者がわかった時点ですぐにこの表に入力できます。メンバーはいつでも変更できます。
作業プラン・テンプレートにゲートを含めることができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- (1)レビューと承認ポイントが必要、または(2)レビューが完了(かつゲートがオープンされる)まで、後続のタスクの作業を実質的に進めてはいけないプロジェクト・プランの場所にゲートを追加します。マイルストンもプロジェクト・ライフサイクルにおける重要なポイントを示す場合がありますが使用方法が異なります。
- ゲートは、トップ・レベルのタスクにも、子タスクにもなれます。
- フェーズ間またはフェーズ内の最後の行としてゲートを追加できます。これらが、プロジェクトにゲートを追加する最も一般的な2つの場所です。
- ゲートの作成時にゲート承認者を追加できます。プロジェクトの進行中に、必要に応じてゲート承認者を追加および削除することもできます。
- いつでもプロジェクトにゲートを追加したり、ゲートを削除できます。
- ゲート・レビューを使用して後続のタスクを開始するかどうかを決定でき、(ゲート・ステータスが「オープン」に設定されると)チーム・メンバーが次のフェーズに進むことができることを通知できますが、ゲート・ステータスによって、後続タスクの進捗の入力が禁止されるわけではありません。
- 必要に応じて、成果物や作業項目をゲートに関連付けることができます。
- ゲートの期間はゼロ(マイルストンと同様)で、所有者やリソースも設定されません。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Fusion Project Managementの拡張: プロジェクト・ゲート管理
- 関連ヘルプ・トピック: プロジェクト・ゲート: 説明
プロジェクト財務管理およびプロジェクト実行管理アプリケーションで、統一された設定エクスペリエンスでプロジェクト・ロールを管理します。プロジェクト・アプリケーション管理者は、単一のページを使用してロールを設定し、そのロールをすべてのプロジェクトと共有できます。また、プロジェクトでロールを履行するリソースを検索および評価する際に使用する、各ロールの標準資格も管理できます。プロジェクト・ロール・ページが統合されているため、プロジェクト・アプリケーション管理者が、より効率的に組織全体のプロジェクト・ロールを管理できます。プロジェクトの計画、リソース管理およびプロジェクトへのアクセス管理のために、プロジェクト・マネージャ、リソース・マネージャおよびプロジェクト管理者がそれぞれの領域で使用するプロジェクト・ロール・セットはすべて同じです。
有効化のステップ
この機能は、プロジェクト・アプリケーション管理者に対してデフォルトで有効になります。
- 「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
- 「プロジェクト・ロールの管理」設定タスクを検索します。
- タスクの名前のハイパーリンクを選択します。
- 「プロジェクト・ロールの管理」の行を選択します。
- 「編集」をクリックします。
- ビジネス・ニーズに従って、プロジェクト・ロールを追加または編集します。
ヒントおよび考慮事項
- エンタープライズ・ロールには、セキュリティ・コンソールで定義されたロールが含まれます。
- プロジェクト・アプリケーション管理者は、エンタープライズ・ロールをプロジェクト・ロールにマップできます。
- プロジェクト・アプリケーション管理者は、プロジェクトでロールを履行するためにリソースを検索および評価する際に使用される、各プロジェクト・ロールの標準資格およびキーワードを管理できます。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Fusion Project Managementの拡張: 拡張性
ロール情報
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
ワークフローを使用してゲート承認プロセスを編成し、続行するかどうかがタイムリかつ注意深くレビューされるようにします。前提条件タスクが完了し、利害関係者が決定を下すために十分な情報を現在までの作業から得られる場合は、プロジェクト・マネージャがこのステップを開始します。
レビューを開始するには、ゲート・ステータスを「クローズ済」から「レビュー中」に変更します。これにより、すべてのゲート承認者に通知が送信されます。承認者は通知に直接応答し、ステータスを「承認済」または「棄却済」に設定し、必要に応じてコメントを追加できます。
各承認者のステータスが「承認済」でないかぎり、ゲート・ステータスを「オープン」に変更できません。
ゲート・ステータスは「オープン」に設定されることが期待されています。しかし、ゲート承認者の評価に応じて、プロジェクト・マネージャはゲート・ステータスを「終了済」に設定してプロジェクトを終了したり、「クローズ済」に戻して、プロジェクトで追加の作業を完了しなければステータスを「レビュー中」に再設定できないことを示すこともできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- ゲートに関連付けられている作業項目があり、作業項目にタスク完了イベントがある場合、作業項目が完了するまでゲート・ステータスを「オープン」に設定できません。
- このため、承認者の不在などでプロジェクトが遅延することがないように、プロジェクト・マネージャは、ゲート承認者にかわってゲート承認ステータスを設定できます。プロジェクト・マネージャが日常的にこの作業をしている組織もあります。特に、すべての承認者が結論を伝える会議があり、プロジェクト・マネージャがプロジェクト・プランにそれらを記録する場合などはその例です。承認者表の「更新者」フィールドは、ステータス値が承認者またはプロジェクト・マネージャのどちらによって設定されたかを示します。
- プロジェクト・マネージャは、「オープン」または「終了済」に設定された後でも、ゲートのステータスを変更できます。これにより、柔軟に対処して、間違ったステータス変更を回復できます。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Fusion Project Managementの拡張: プロジェクト・ゲート管理
- 関連ヘルプ・トピック: プロジェクト・ゲート通知: 説明
プロジェクト・プラン・ベースラインを設定すれば、プロジェクトの進捗を効率的に追跡できます。プロジェクト・マネージャは、タスクの開始日と終了日、工数、コストなど、プロジェクト・スケジュール全体の主要な属性を取得するベースラインを設定できます。プロジェクト・プランに対して複数のベースラインを作成し、プライマリ・ベースライン情報を使用して「プロジェクト・プランの管理」ページでプロジェクトの進捗を測定できます。Oracle Transactional Business Intelligenceのレポートを使用して、スケジュール、コスト、工数の差異を測定し、プロジェクトの増分進行状況を表示します。
プロジェクト・マネージャは、現在のスケジュールとプライマリ・ベースライン・スケジュールをガント・チャートで視覚的に比較できます。
この機能により、プロジェクト・マネージャは、合意されたプランに対する遅延を識別でき、プロジェクトの定時完了の予測精度が向上します。また、同様のプロジェクトの将来の見積りに使用できる差異情報を組織に提供できます。
Oracle Transactional Business Intelligenceのキー・ベースライン属性およびメジャーを使用すれば、すべてのプロジェクト・チーム・メンバーおよび利害関係者が即座に状況を可視化して、必要な処置を講じることができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- この機能は、プロジェクト作業プラン・ベースラインの管理権限を持つプロジェクト・マネージャが使用できます。プロジェクト・マネージャには、デフォルトでプロジェクト作業プラン・ベースラインの管理権限が有効になっています。
- この機能では、ベースラインをプロジェクト作業プランのみに設定できます。ベースラインを財務プロジェクト・プランに設定するには、「財務プロジェクト・プランの管理」ページでベースラインを明示的に設定する必要があります。または、「プロジェクト・プランの管理」ページから財務プロジェクト・プランおよび進捗を更新する際に、「ベースライン財務プロジェクト・プラン」オプションを選択できます。
- 「プロジェクト・プランの管理」ページでは、プライマリ・ベースライン情報のみを表示できます。プロジェクト・プランに複数のベースラインが存在する場合は、「ベースラインの管理」ウィンドウからプライマリ・ベースラインを設定できます。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Fusionプロジェクトおよびタスク管理の進捗の拡張: 進捗の拡張
- 関連ヘルプ・トピック: プロジェクト・プラン・ベースライン: 考慮する点
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
組織は、すべての作業および関連するやり取りを1箇所で統合して管理できます。すべてのタスクが単一のビューで管理および進行されるため、大量のタスクを所有するチーム・メンバーが、様々な場所で管理作業やプロジェクト作業を追跡する必要はありません。
新しいモバイル・タスク管理を使用したすべての自分のタスクの管理
チーム・メンバーの日常的な活動をモバイル化します。チーム・メンバーは、携帯電話から新しいAndroidアプリケーションを使用して、プロジェクト・タスクの管理、ToDoタスクの管理、タスクのコラボレーションができるようになりました。
このアプリケーションでは、ユーザーに割り当てられたプロジェクト・タスクがToDoタスクとは別にリストされるので、追加のフィルタを適用しなくても、これらのタスクに簡単にアクセスできます。ToDoタスクの作成や完了のマーク付けが簡単になり、すべての作業関連のアクティビティを1箇所にまとめておくことができるようになりました。チーム・メンバーとのコラボレーションは、別途ダウンロードできるOracle Social Network (OSN)モバイル・アプリケーションを介して行います。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
この機能は、チーム協力者に対してデフォルトで有効です。Oracle PPM Cloudモバイル・アプリケーションはAndroidデバイスでGoogle Play Storeからダウンロードできます。
モバイル・アプリを設定する主なステップ:
- Androidモバイル・デバイスにアプリケーションをダウンロードしてインストールします。
- Oracle PPM Cloudモバイル・アプリケーションを開きます。
- アプリケーションを開いた後すぐに表示される使用許諾契約を受け入れます。
- ログイン・ページで、右下隅にある設定アイコンをクリックします。
- プロジェクト・サーバーのURLおよびポート番号(オプション)を入力し、SSLが有効かどうかを指定します。
- 詳細を保存します。
- ユーザー名とパスワードを入力します。
- ユーザー名とパスワードを保存するかどうか、およびアプリケーションにログインしたままにするかどうかを指定します。
「自分の作業」作業領域にいるときに、ブラウザのURLからプロジェクト・サーバーのアドレスを取得できます。サーバー・アドレスは、http://またはhttps://の後から最初のスラッシュの前までの部分です。たとえば、URLが「https://abc-test.xy.ab2.oraclecloud.com/homePage/faces/FuseWelcome」である場合、プロジェクト・サーバーのアドレスは「abc-test.xy.ab2.oraclecloud.com」です。
URLの最初にhttpsがある場合、「SSL有効」をはいにする必要があります。???
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: タスク管理の拡張機能: モバイル・タスク管理
ロール情報
- チーム協力者(ORA_ PJF_ TEAM_ COLLABORATOR_ ABSTRACT)
組織の最も貴重なリソースである人員の割当および利用を最適化できます。革新的で直感的なわかりやすいツールより、リソース・マネージャおよびプロジェクト・マネージャが、最適なリソースを特定してすべてのプロジェクト割当に個別に配置できるため、外部請求または内部請求のどちらのプロジェクトでも、組織、プロジェクト・リソースおよび最終顧客に大きな利点があります。
リソース・マネージャが要求を個別に作成しなくても、複数のリソースをプロジェクトに割り当てることができるようにします。たとえば、プロジェクトに割り当てるリソースのリストがすでにわかっている場合、リソース・マネージャはこれらを1回の処理でプロジェクトにすばやく割り当てることができます。
「プロジェクト・リソース割当の管理」ページから、複数のリソース割当を作成する処理を起動します。表示される新しいダイアログ・ボックスで、「予約済」または「確認済」ステータスで複数の割当を作成できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Fusion Project Resource Managementの拡張: リソースの効率的な管理
ロール情報
- リソース・マネージャ(ORA_ PJF_ RESOURCE_ MANAGER_ JOB)
プロジェクト・マネージャが、同じプロジェクト・ロールに対して複数のリソースを1回で要求できるようにします。リソース・マネージャは、プロジェクト・マネージャがレビューできる適切な候補者を提案します。リソース・マネージャは、要求されたすべてのリソースを一度に割り当てて提案することも、適切な候補者が見つかるたびに一度に数人ずつ割り当てることもできます。確認済または予約済の割当に対してリソースを提案できます。プロジェクト・マネージャは、リソースを承認または棄却できます。
プロジェクト・マネージャは、同じスキル・セットがある複数のリソースを必要とする大規模プロジェクトの要員配置を効率的に管理できます。プロジェクト・マネージャは、必要な要件とリソースの数量を1つの要求に指定できます。要因配置プロセスの進捗をモニターして、割り当てられているリソースの数、および要求の履行にまだ必要なリソースの数を確認できます。
リソース・マネージャは1つのステップで、複数のリソースを検索して提案するか、即時に割り当てて要求を履行できます。同じ要求の確認済割当と予約済割当に異なるリソースを提案できるので、プロジェクトの要員配置を行う際のリソース・マネージャの柔軟性が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- リソース・マネージャおよびプロジェクト・マネージャは、要求に関連付けられたリソースおよびその現在のステータスを「要求のリソースのレビュー」ページで追跡できます。
- 複数リソースの要求でリソースを確認または予約した後は、リソースの割当を個別に管理できます。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Fusion Project Resource Managementの拡張: リソースの効率的な管理
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT MANAGER_JOB)
- リソース・マネージャ(ORA_PJF_RESOURCE_MANAGER_JOB)
プロジェクト・マネージャによるリソースの検索および確認機能の強化
プロジェクト・マネージャは、リソースの空き状況および資格に基づいて、プロジェクトに割り当てるリソースを検索して確認することもできます。個々のリソースの詳細を表示して、どのリソースがプロジェクトに最適かを決定できます。
この機能のビジネス上の価値は、正式なリソース管理スタッフがいなくても、プロジェクト・マネージャが「プロジェクト・リソースの管理」ページから詳細なリソース管理機能を利用できる点です。プロジェクト・マネージャは、全体的なスコア、キャパシティの空き状況および資格に基づいて最善のリソースを選択できます。プロジェクト・マネージャは、リソースのスケジュール、スキルおよびプロジェクト履歴を表示できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
この機能は、プロジェクト・マネージャに対してデフォルトで有効になります。
- 「プロジェクト・リソースの管理」ページにナビゲートします。
- プレースホルダ・リソースを作成します。
- 日付の詳細を入力します。
- 必要に応じて、リソース・プールを検索して選択します。
- リソースを評価し、リソースを「計画済」、「確認」または「要求済」として選択します。
- 選択したリソースを「プロジェクト・リソースの管理」ページで表示します。
ジョブ・ロールと正確な日付を設定したプレースホルダ・リソースを作成して、結果を絞り込んで、最適なリソースを見つけます。
デフォルトでは、自分が所有するリソース・プールが検索されます。リソース・プールを所有していない場合は、検索する前に1つ以上のリソース・プールを選択する必要があります。
主なリソース
- Oracle Fusion Project Resource Managementリリース13の拡張機能のリリース・トレーニング: リソースの効率的な管理
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT MANAGER_JOB)
リソース・マネージャがプロジェクトを確認または予約したときに、プロジェクト・マネージャの承認が不要な場合は、ワークフロー通知をプロジェクト・マネージャおよび他の参加者に送信します。リソース割当が調整されたときは、プロジェクト・マネージャの承認が不要な場合にも、プロジェクト・マネージャおよび他の関係者がワークフロー通知を受信します。プロジェクト・マネージャがリソース割当を取り消すと、リソース・マネージャおよびその他の参加者がワークフロー通知を受信します。
割当が作成または調整されたときに、影響を受ける参加者に通知することで、プロジェクト・マネージャとリソース・マネージャの間のコミュニケーションがよくなり、作業も簡素化されます。これらの通知によって、発生した割当処理について、どちらの側も別途情報を送信する必要がなくなります。
有効化のステップ
この機能は、プロジェクト・マネージャおよびリソース・マネージャに対してデフォルトで有効になりますが、プロジェクト・アプリケーション管理者が最初に通知ワークフローを有効にする必要があります。
- 「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
- 「プロジェクト・リソース管理実装オプションの管理」設定タスクを検索します。
- タスク名のハイパーリンクを選択します。
- 「リソースが提案されたか、割当が調整されたときにワークフロー関係者に通知」の横にあるチェック・ボックスをクリックします。
- 保存してページを閉じます。
ヒントおよび考慮事項
割当スケジュールを調整する場合は、スケジュール変更の理由を説明する「修正事由」を入力します。これは重要な情報であり、受信者へのワークフロー通知で提供されます。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Fusion Project Resource Managementの拡張: リソースの効率的な管理
ロール情報
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT MANAGER_JOB)
- リソース・マネージャ(ORA_PJF_RESOURCE_MANAGER_JOB)
複数のリソースのスケジュールを1つのページで管理します。リソース・マネージャは、プロジェクト・リソース割当および非プロジェクト・イベントをレビューし、リソース空き状況を評価し、リソースの詳細にアクセスできます。さらに、リソース・マネージャは、リソース割当を修正し、リソース・スケジュールから割当を作成できます。
リソース・マネージャは、複数のリソース・スケジュールとリソース空き状況を一度に比較し、プロジェクト・リソース割当を直接調整または作成することで、リソース要求のコンテキスト外でリソースをより効率的に管理できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- 調整できるのは確認済の割当のみです。
- バーをダブルクリックしてダイアログを表示し、開始日、終了日または1日当たりの時間を編集します。
主なリソース
- Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Fusion Project Resource Managementの拡張: リソースの効率的な管理
- 関連ヘルプ・トピック: リソース・スケジュールの管理
ロール情報
- リソース・マネージャ(ORA_PJF_RESOURCE_MANAGER_JOB)