更新19C

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付	機能	ノート
2020年2月17日	プロジェクト請求: 請求イベントを使用した固定価格契約の損失予測	文書の更新。機能情報の改訂。
2020年2月17日	プロジェクト請求: 請求イベントを使用した原価経過勘定の記録	文書の更新。機能情報の改訂。
2019年1月28日	プロジェクト請求: 照合済サプライヤ請求書の支出項目日の条件付き上書き	文書の更新。機能情報の改訂。
2019年8月9日	機能の削除: 更新20Aのプロジェクト・スペースおよびドキュメント・ライブラリの削除	文書の更新。更新20Aの削除の通知を追加しました。
2019年8月9日	プロジェクト・コントロール: プロジェクト・タスク日付の変更中にフィーダ・システムのプロジェクト・トランザクション日を確認	文書の更新。機能情報の改訂。
2019年6月21日		初版作成。

概要

このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。

フィードバックをお送りください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。

任意の新機能の導入(オプト・イン)

Oracle Cloud Applicationsは、四半期ごとに新しい更新を提供します。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。 一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。 すぐ使用できない状態で提供されている機能は、いくつかの方法でエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。

「新機能」作業領域から「オプト・イン」ページにアクセス

1. 「ナビゲータ」をクリックし、「新機能」(「自分の企業」見出しの下)をクリックします
2. 「新機能」ページで、確認する新機能が含まれているオファリングを選択します
3. オプト・イン対象の機能の「オプト・インに進む」をクリックします
4. 「機能の編集」ページで、その機能の「使用可能」オプションを選択し、「完了」をクリックします

または、「設定および保守」作業領域から「オプト・イン」ページにアクセス

1. 「ナビゲータ」をクリックし、「設定および保守」をクリックします
2. 「設定」ページでオファリングを選択し、「機能オプト・インの変更」をクリックします
3. 「オプト・イン」ページで、オプト・インする機能が含まれている領域の「機能の編集」アイコンをクリックします。
4. 「機能の編集」ページで、オプト・インする機能に対して「使用可能」オプションを選択します。「使用可能」列にチェック・ボックスではなく「編集」アイコンがある場合は、アイコンをクリックし、機能のオプションを選択して「保存してクローズ」をクリックします。
5. 「完了」をクリックします。

オプト・イン失効

オプト・インで使用不可の状態で提供された機能は、今後の更新で自動使用可能になる場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。 クラウド・サービスで「オプト・イン失効」がある場合、この文書に関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。 ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。

機能のサマリー

共通テクノロジおよびユーザー・エクスペリエンス

Oracle PPM CloudのREST API

プロジェクト請求

RESTサービスを使用した請求書のリリース解除

RESTサービスを使用して、リリース済請求書のステータスを承認済に戻します。請求書が完了し、承認されると、最終としてリリースされます。場合によっては、問題が発生したり、間違った日付の請求書がリリースされるといった誤りが発生する可能性があります。このような状況で、請求書の訂正や編集が行えるよう、請求書をリリース解除して、編集または削除できるようになりました。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義をレビューして、利用できるようにします(Oracleヘルプ・センター > 関心のあるアプリケーション・サービス領域 > 「REST API」から使用可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。

主なリソース

• Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
  • プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)

プロジェクト原価計算

RESTサービスを使用したプロジェクト・コストの管理

プロジェクト・コストRESTサービスを使用して、プロジェクト・コストを表示および更新します。また、プロジェクト・コスト付加フレックスフィールドおよび請求レート上書き属性(外部および会社間請求レート、請求レート通貨など)の値を更新できます。

• PATCHでは、次のプロジェクト・コスト属性がサポートされています。
  • 外部請求レート
  • 外部請求レート通貨
  • 外部請求レート・ソース名
  • 外部請求レート・ソース参照
  • 会社間請求レート
  • 会社間請求レート通貨
  • 会社間請求レート・ソース名
  • 会社間請求レート・ソース参照

• ProjectCostsDFFリソースに属する文字データ型の属性1から10は、PATCHでサポートされます。これは、プロジェクト支出項目付加フレックスフィールドに対応します。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域→「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて使用する場合は、「クイック・スタート」から始めてください。

主なリソース

• 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• 抽象職務ロール名およびコード:
  • プロジェクト管理職務(ORA_PJF_PROJECT_MANAGEMENT_DUTY_ABSTRACT)

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
  • プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
  • プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
  • プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
  • 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)
  • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)

プロジェクト・ファウンデーション

RESTサービスを使用した交付プロジェクトの間接費スケジュール上書きの作成

交付RESTサービスを使用して、交付プロジェクトの上書き間接費スケジュールを作成および取得します。

Oracle Project Portfolio Management Cloud REST APIガイドのサービスのペイロードの例を参考にしてください。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義をレビューして、利用できるようにします(Oracleヘルプ・センター > 関心のあるアプリケーション・サービス領域 > 「REST API」から使用可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。

主なリソース

• 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

• RESTサービス・エンドポイントは、様々な操作に対する次の権限によって保護されます。カスタム・ロールにこれらを追加してアクセスできるようにします。
  • GETはGMS_MANAGE_AWARD_SERVICE_PRIVで保護されます
  • POSTとPATCHはGMS_CREATE_PROJECT_BURDEN_SCHEDULE_OVERRIDES_PRIVによって保護されます

• 次の権限にシード済のロール:
  • 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR)   
  • 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)   
  • 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)   
  • プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)

プロジェクト・コントロール

RESTサービスを使用したプロジェクト予測の更新

プロジェクト予測RESTサービスを使用して、プロジェクト予測を更新します。この機能により、予測バージョン、タスクに割り当てられたプランニング・リソース、および予測バージョンの要約および定期プランニング金額を更新できます。さらに、この機能を使用して、予測バージョンの承認やロック、ロック解除もできます。したがって、RESTサービスを使用してプロジェクト予測を管理する際の管理が強化されます。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義を確認して利用します(Oracle Help Center→対象となるアプリケーション・サービス領域→REST APIからアクセス可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタート・セクションから始めることができます。

プロジェクト予測サービスに対する変更をレビューし、RESTクライアントを更新します。

ヒントと考慮事項

• 予測バージョンを承認済ステータスに設定するには、「プラン・バージョン・ステータス」属性の値を「承認済」に更新します。
• 予測バージョンをロックするには「ロック済」属性の値をtrueに、ロック解除するにはfalseに更新します。

主なリソース

• 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
  • プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)
  • プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)

RESTサービスを使用したタスク付加フレックスフィールドおよび追加タスク属性の管理

既存のタスクRESTサービスを使用して、追加情報を取得および表示するビジネス・ニーズに応じて、プロジェクト・タスクの付加フレックスフィールドを表示、作成および更新します。これにより、財務タスクや実行タスクを追跡するための追加情報に対応できるため、プロジェクト・タスクの柔軟性が高まります。また、タスクRESTサービスでは、すべての標準工程について、サービス・タイプや作業タイプなどのその他のキー属性がサポートされるようになりました。

タスクRESTサービスを使用して、プロジェクト・タスクの次の属性を表示および更新できるようになりました。

• 資産計上可能
• 会社間およびプロジェクト間請求書の受入
• サービス・タイプ
• サービス・タイプ・コード
• 作業タイプ
• 作業タイプID

TasksDFFを使用して、プロジェクト・タスクの追加情報を表示、取得および更新する次の属性も使用できます。

• 文字データ型の場合は、ATTRIBUTE1からATTRIBUTE50
• 数値データ型の場合は、ATTRIBUTE1_NUMBERからATTRIBUTE15_NUMBER
• 日付データ型の場合は、ATTRIBUTE1_DATEからATTRIBUTE15_DATE

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義を確認して利用します(Oracle Help Center→対象となるアプリケーション・サービス領域→REST APIからアクセス可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタート・セクションから始めることができます。

タスク・サービスに対する変更をレビューし、RESTクライアントを更新します。

主なリソース

• 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

• 権限名およびコード:
  • プロジェクト・サービスの管理(PJF_MANAGE_PROJECT_SERVICE_PRIV)
  • プロジェクト・サービスの表示(PJF_VIEW_PROJECT_SERVICE_PRIV)

• 職務ロール名およびコード:
  • プロジェクト実行アプリケーション管理(ORA_PJT_PROJECT_EXECUTION_APPLICATION_ADMINISTRATION_DUTY)

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
  • プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)

RESTサービスを使用したプロジェクト予測の削除

プロジェクト予測RESTサービスを使用して、既存のプロジェクト予測バージョンを削除します。また、このRESTサービスを使用して、タスクに割り当てられているプランニング・リソース、および予測バージョンの要約および定期プランニング金額も削除できます。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義を確認して利用します(Oracle Help Center→対象となるアプリケーション・サービス領域→REST APIからアクセス可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタート・セクションから始めることができます。

プロジェクト予測サービスに対する変更をレビューし、RESTクライアントを更新します。

ヒントと考慮事項

作業中または現在作業中のプロジェクト予測バージョンを削除できます。

主なリソース

• 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
  • プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)
  • プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)

プロジェクト・リソース管理

RESTサービスを使用したリソース指名の管理およびプロジェクト・リソース要求の履行

プロジェクト・リソース要求RESTサービスを使用して、プロジェクト・リソース要求にリソースを指名します。リソース・マネージャおよびプロジェクト・マネージャは、RESTサービスを使用して、作成、承認または否認のライフ・サイクルを通じて指名済リソースを取得できます。

プロジェクト・リソース要求RESTサービスを使用して、リソース・マネージャおよびプロジェクト統合スペシャリストは次のことを実行できます。

• 任意のプロジェクトのリソース要求の作成
• リソース要求に対する1つ以上の指名済リソースの作成
• 要求からの指名済リソースの取下げ
• プロジェクト・マネージャが選択した指名済リソースの承認または否認
• リソース要員配置ステータス参照設定ページで、指名済リソースのステータスをリソース・マネージャのユーザー定義ステータスに変更

プロジェクト・プラン・リソース要求RESTサービスを使用して、プロジェクト・マネージャは次のことを実行できます。

• プロジェクト・マネージャを担当しているプロジェクトのプロジェクト・リソース要求の作成
• リソース・マネージャが指名したリソースの受入または棄却
• リソース要員配置ステータス参照設定ページで、指名済リソースのステータスをプロジェクト・マネージャのユーザー定義ステータスに変更

リソース・マネージャは、指名済リソースの最終承認者です。リソース・マネージャがプロジェクト・マネージャによって選択された指名済リソースのいずれかを承認すると、要求ステータスが履行済に変更され、承認した指名済リソースに対してプロジェクト・リソース割当が作成されます。

リソースの指名のためのセキュリティ

サービスのコール元は、プロジェクトに指名されたリソースに対して処理を実行するために、リソースまたはプロジェクトに対する権限が必要です

• プロジェクト統合スペシャリストまたはプロジェクト・アプリケーション管理者は、すべてのプロジェクトおよびすべてのリソースにアクセスでき、任意のプロジェクトの任意のリソースについてリソースの指名または指名済リソースのステータスの変更を行えます。リソース・マネージャは、任意のプロジェクトについてリソースの指名または指名済リソースのステータスの更新を行えます。指名できるリソースは、「プロジェクト・リソース管理実装オプションの管理」設定ページのセキュリティ設定に基づきます。

  

  プロジェクト・リソース管理オプションの管理の設定ページ

  • チェックボックスが有効になっている場合、リソース・マネージャは、自分がリソース・プール・マネージャとして割り当てられているリソース・プールに属するリソースのみを指名できます。
  • チェックボックスが無効になっている場合、リソース・マネージャはプロジェクトに対して任意のプロジェクト・エンタープライズ・リソースを指名できます

• プロジェクト・マネージャは指名済リソースを作成できません。自分がプロジェクト・マネージャとして割り当てられているプロジェクトで、すでに指名されたリソースのステータスを更新できます。

『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイドでこれらのRESTサービスのペイロードの例を参考にしてください。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義をレビューして、利用できるようにします(Oracleヘルプ・センター > 関心のあるアプリケーション・サービス領域 > 「REST API」から使用可能)。 OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。

ヒントと考慮事項

指名に適格なリソースは、「リソース空き状況および要員配置の管理」が選択されている、有効なプロジェクト・エンタープライズ・リソースである必要があります。

また、このサービスでは、既存のプロジェクト・リソース割当についてリソースのオーバーブックもチェックされ、「プロジェクト・リソース管理実装オプションの管理」ページで選択した請求可能割当の設定に基づいてエラーが発生します。

主なリソース

• 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

• プロジェクト・リソース・リクエストRESTサービス・エンドポイントは、次のロールによって保護されます。
  • リソース・マネージャ(PJR_MANAGE_PROJECT_RESOURCE_REQUESTS_PRIV)
  • プロジェクト統合スペシャリスト(PJR_MANAGE_PROJECT_RESOURCE_REQUEST_SERVICE_PRIV)
  • プロジェクト・アプリケーション管理者(PJR_MANAGE_PROJECT_RESOURCE_REQUEST_SERVICE_PRIV)

• プロジェクト・プラン要求RESTサービス・エンドポイントは、プロジェクト・マネージャ・ロールによって保護されます
  • プロジェクト・マネージャ(PJT_MANAGE_PROJECT_WORK_PLAN_RESOURCE_ASSIGNMENT_PRIV)

要求および割当のRESTサービスからのワークフロー通知の開始

既存のプロジェクト・リソース要求およびプロジェクト・リソース割当RESTサービスを使用して、プロジェクト・リソース要求およびプロジェクト・リソース割当の処理のワークフロー通知を開始します。RESTサービスは、必要に応じてFYIおよび承認通知を開始します。たとえば、プロジェクト・マネージャがRESTサービス経由でリソースを要求すると、要求要員配置所有者はFYI通知を受け取ります。リソース・マネージャがプロジェクトにリソースを直接割り当てると、プロジェクト・マネージャはFYI通知を受け取ります。同様に、該当する場合は、承認通知も送信されます。たとえば、プロジェクト・マネージャが割当を調整すると、リソース・マネージャは承認通知を受け取ります。

ワークフローは、次のフローのライフ・サイクルで開始されます。

• プロジェクト・リソース要求作成
• プロジェクト・リソース要求に対するリソース指名
• プロジェクト・リソース割当作成
• プロジェクト・リソース割当修正

次の表に、RESTサービスと、各サービスから開始されるワークフローのリストを示します。

次に示す表では、次の略称を使用しています。

リソース・マネージャを意味する「RM」

プロジェクト・マネージャを意味する「PM」

プロジェクト・リソース要求作成ワークフロー

Restサービス名	処理	PMへの通知	RMへの通知	リソースへの通知
projectPlanResourceRequests	PMがオープン要求を作成します	該当なし	FYI通知	該当なし

リソース指名ワークフロー

RESTサービス名	処理	PMへの通知	RMへの通知	リソースへの通知
projectResourceRequests	RMが要求に対して1つ以上のリソースを指名します	FYI通知	該当なし	なし
projectPlanResourceRequests	PMが指名済リソースを要求します	該当なし	承認通知	なし
projectResourceRequests	RMが指名済リソースを承認します	FYI通知	該当なし	FYI通知
projectResourceRequests	RMが指名済リソースを棄却します	FYI通知	該当なし	なし

プロジェクト・リソース割当作成ワークフロー

Restサービス名	処理	PMへの通知	RMへの通知	リソースへの通知
projectResourceAssignments	PMがプロジェクト・リソース割当を作成します	該当なし	該当なし	FYI通知
projectResourceAssignments	RMがプロジェクト・リソース割当を作成します	FYI通知	該当なし	FYI通知

プロジェクト・リソース割当修正ワークフロー

RESTサービス名	処理	PMへの通知	RMへの通知	リソースへの通知
projectResourceAssignments	RMが割当スケジュール変更を送信します	承認通知	該当なし	なし
projectResourceAssignments	RMが割当スケジュール変更を送信および承認します。	FYI通知	該当なし	FYI通知
projectResourceAssignments	PMが割当スケジュール変更を送信します。	該当なし	承認通知	なし
projectResourceAssignments	RMが割当取消を送信します	承認通知	該当なし	なし
projectResourceAssignments	RMが割当取消を送信および承認します。	FYI通知	該当なし	FYI通知
projectResourceAssignments	PMが割当取消を送信および承認します。	該当なし	FYI通知	FYI通知
projectPlanResourceRequests	PMが割当修正を承認します	該当なし	FYI通知	FYI通知
projectPlanResourceRequests	PMが割当修正を棄却します	該当なし	FYI通知	なし
projectResourceRequests	RMが割当修正を承認します	FYI通知	該当なし	FYI通知
projectResourceRequests	RMが割当修正を棄却します	FYI通知	該当なし	なし

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義をレビューして活用します(Oracle Help Center→対象のアプリケーション・サービス領域→「REST API」から入手可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。

ヒントと考慮事項

ワークフローは、「プロジェクト・リソース管理実装オプション」設定ページのワークフローの設定に基づいて開始されます。

ロール情報

ワークフローを開始するために新しいセキュリティは必要ありません。RESTサービスへのアクセス権を持つユーザーは、REST操作の一部としてワークフローを取得します。

RESTサービスを使用したリソース割当修正の承認および否認

プロジェクト・マネージャ、リソース・マネージャおよびプロジェクト統合スペシャリストは、RESTサービスを使用して、割当スケジュール変更または割当取消の要求を承認または否認できます。

プロジェクト・リソース要求RESTサービスを使用して、リソース・マネージャおよびプロジェクト統合スペシャリストは次のことを実行できます。

• プロジェクト・マネージャが開始した割当スケジュール変更に対する割当修正要求の承認または否認
• プロジェクト・マネージャが開始した割当取消に対する割当修正要求の承認または否認

プロジェクト・プラン・リソース要求RESTサービスを使用して、プロジェクト・マネージャは次のことを実行できます。

• リソース・マネージャが開始した割当スケジュール変更に対する割当修正要求の承認または否認
• リソース・マネージャが開始した割当取消に対する割当修正要求の承認または否認

割当修正を承認または否認するためのセキュリティ

サービスのコール元は、修正を承認または否認するために、リソースまたはプロジェクトに対する権限が必要です。

• プロジェクト統合スペシャリストまたはプロジェクト・アプリケーション管理者は、すべてのプロジェクトおよびすべてのリソースにアクセスできます。任意のプロジェクトの任意のリソースに対する修正を承認または否認できます。

• リソース・マネージャは、「プロジェクト・リソース管理実装オプションの管理」設定ページのセキュリティ設定に基づいて、リソースの修正を承認または否認できます。



「プロジェクト・リソース管理実装オプションの管理」ページ

• チェック・ボックスが有効になっている場合、リソース・マネージャは、自分がリソース・プール・マネージャとして割り当てられているリソース・プールに属するリソースに対してのみ修正を承認または否認できます。
• チェック・ボックスが無効になっている場合、リソース・マネージャは任意のリソースの修正を承認または否認できます。

• プロジェクト・マネージャは、自分がプロジェクト・マネージャとして割り当てられているプロジェクトに対する修正を承認または否認できます。

『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイドでこれらのRESTサービスのペイロードの例を参考にしてください。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義を確認して利用します(Oracle Help Center→対象となるアプリケーション・サービス領域→REST APIからアクセス可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタート・セクションから始めることができます。

ヒントと考慮事項

コンテキストに基づいて適切なサービスを呼び出していることを確認してください。修正をリソース・マネージャまたはプロジェクト統合スペシャリストとして承認または否認する場合は、プロジェクト・リソース要求サービスを呼び出します。プロジェクト・マネージャとして修正を承認または否認する場合は、プロジェクト・プラン・リソース要求RESTサービスを呼び出します。

主なリソース

• 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

• プロジェクト・リソース・リクエストRESTサービス・エンドポイントは、次のロールによって保護されます。
  • リソース・マネージャ(PJR_MANAGE_PROJECT_RESOURCE_REQUESTS_PRIV)
  • プロジェクト統合スペシャリスト(PJR_MANAGE_PROJECT_RESOURCE_REQUEST_SERVICE_PRIV)
  • プロジェクト・アプリケーション管理者(PJR_MANAGE_PROJECT_RESOURCE_REQUEST_SERVICE_PRIV)

• プロジェクト・プラン要求RESTサービス・エンドポイントは、プロジェクト・マネージャ・ロールによって保護されます。
  • プロジェクト・マネージャ(PJT_MANAGE_PROJECT_WORK_PLAN_RESOURCE_ASSIGNMENT_PRIV)

プロジェクト管理

RESTサービスを使用したプロジェクト・プラン・ベースラインおよびプロジェクト・プラン金額の管理

プロジェクト・プランRESTサービスを使用して、プロジェクト・プラン・ベースラインを作成、読取り、更新および削除します。また、このサービスを使用して、労務金額と経費金額を管理し、プロジェクト・カレンダを読み取ることもできます。

プロジェクト・カレンダ、カレンダ例外およびベースラインは、プロジェクト・プランの新しい子リソースです。

このRESTサービスのペイロード例は、『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイドを参照してください。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域→「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて使用する場合は、「クイック・スタート」から始めてください。

ヒントと考慮事項

プロジェクト・プランRESTサービスの子ベースラインの項目の1つは、常にプライマリ・ベースラインとしてフラグが指定されます。

主なリソース

• Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。

ロール情報

このRESTサービスを使用するには、次のロールと権限が必要です。

• ロール名およびコード
  • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)またはカスタム・プロジェクト・マネージャ・ジョブ・ロール

• 権限名およびコード
  • プロジェクト作業プランの管理(PJT_MANAGE_PROJECT_WORK_PLAN_PRIV)

• 特定のプロジェクトのデータ権限名およびコード
  • プロジェクト作業プラン・データの管理(PJT_MANAGE_PROJECT_WORK_PLAN_DATA

プロジェクト・プラン・ベースラインを作成、読取り、更新および削除するには、次の権限も必要です。

• 権限名およびコード
  • 「プロジェクト作業プラン・ベースラインの管理」権限(PJT_MANAGE_PROJECT_WORK_PLAN_BASELINES_PRIV)

RESTサービスを使用した作業プラン・テンプレートの作成、読取りおよび更新

作業プラン・テンプレートRESTサービスを使用して、作業プラン・テンプレートを作成、読取りおよび更新します。作業プラン・テンプレートは、すべてのプロジェクトで使用可能なプロジェクト・タスク、リソース割当および成果物の標準セットです。これらを使用して、新規プロジェクト・プランを作成したり、既存のプロジェクト・プランにタスクを追加できます。

作成した作業プラン・テンプレートおよび再利用可能な公開テンプレートを表示できます。作業プラン・テンプレートを検索して表示するには、名前、PublicFlag、OwnerIDおよびScheduleTypeなどの属性を使用します。

このRESTサービスのペイロード例は、『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイドを参照してください。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域→「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて使用する場合は、「クイック・スタート」から始めてください。

ヒントと考慮事項

• 更新できるのは、自分で作成した作業プラン・テンプレートのみです。
• 作業プラン・テンプレートを作成する場合は、作業プラン・テンプレートの基になるプロジェクトのProjectIDを指定する必要があります。
• 作業プラン・テンプレートを作成すると、プロジェクトのすべてのタスク、マイルストン、リソースおよび成果物が、計画日なしで作業プラン・テンプレートにコピーされます。

主なリソース

• Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。

ロール情報

作業プラン・テンプレートを読み取るには、次の権限またはロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード
  • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)

• 権限名およびコード
  • プロジェクト作業プランの管理(PJT_MANAGE_PROJECT_WORK_PLAN_PRIV)

他の操作を実行するには、次の追加権限が必要です。

• 作業プラン・テンプレートを作成または更新するには、次の権限も必要です。
  • 権限名およびコード
    • プロジェクト作業プラン・テンプレートの作成(PJT_CREATE_PROJECT_WORK_PLAN_TEMPLATE_PRIV)

• 公開作業プラン・テンプレートを作成または更新するには、次の権限も必要です。
  • 権限名およびコード
    • プロジェクト作業プラン・テンプレートの作成(PJT_CREATE_PROJECT_WORK_PLAN_TEMPLATE_PRIV)
    • 作業プラン・テンプレートを公開としてマーク(PJT_MARK_WORK_PLAN_TEMPLATE_AS_PUBLIC_PRIV)

Oracle PPM Cloud

プロジェクト請求

パラレル承認の投票率と結果の設定

パラレル承認ワークフローに投票結果と関連する承認のパーセンテージを設定して、請求書が承認または否認される前に必要な応答数を定義します。この設定により、特定のビジネス要件を満たす承認ワークフローを構成できます。

この拡張機能の導入前は、承認グループは、編集する権限がない状態で承認するために、グループの50%の承認を必要としていました。その結果、グループに5人の個人が含まれている場合、請求書がグループによって承認される前に、3人のユーザー(グループ内のすべてのユーザーの50%を超える人数)が請求書を承認する必要がありました。しかし、多くの場合、グループ承認に異なるルールが必要になります。次に例を示します。

• 第一承認者。ユーザーのグループに請求書を割り当て、グループ内の最初のユーザーの処理に基づいて請求書を承認または否認します。
• グループ内のほとんどのユーザーに処理の実行を要求します。たとえば、グループに10人のユーザーが含まれている場合、結果が達成される前に、9人のユーザーによる承認または否認が必要となるようにパーセントを設定できます。
• グループ内のすべてのユーザーに処理の実行を要求します。このシナリオでは、結果が完了する前に、各ユーザーに請求書の承認または否認を要求できます。

スクリーンショットに示すように、パラレル承認割当先の「投票」タブにナビゲートして、これらの追加オプションを利用できます。

パラレル承認グループの投票結果設定

有効化のステップ

InvoiceApprovalHumanTaskのパラレル承認グループの「投票」タブで追加オプションが使用できるようになりました。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)

プロジェクト請求での関連タスク・レポートの有効化

プロジェクト請求リアルタイム分析サブジェクト領域を使用して、トランザクション・タスクに加えて、関連付けられたタスクをレポートに含めます。請求イベントで選択されたタスクのみでなく、契約明細に定義されたタスクを使用して分析を作成できるようになりました。新しい関連タスク・ディメンションを次のイメージに示します。

プロジェクト請求 - 請求書リアルタイムと関連タスク・ディメンション

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

• 権限名およびコード:
  • プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)

グループ・オプションが「すべて」の場合に既存のすべての請求書書式属性を表示

請求書書式の既存の労務、非労務またはイベント属性をすべて表示するには、「すべて」請求書グループ化方法を選択します。これらの属性を選択して、トランザクションを請求書明細および請求書明細摘要にグループ化できます。

「すべて」グループ化オプションを使用すると、請求書書式の詳細リージョンで、選択した書式タイプについて、既存のグループ化フィールドの任意の組合せを定義できます。「請求書の生成」プロセスは、これらのフィールドに同じ値を持つ支出項目または請求イベントを単一の請求書明細にグループ化します。また、このプロセスでは、開始位置と終了位置で指定した値の最初の部分を含む請求書明細摘要も作成されます。

次のイメージは、以前は結合できなかった属性を含む新規請求書書式の定義詳細を示しています。

請求書書式の管理

有効化のステップ

1. 「書式タイプ」が「労務」、「非労務」または「イベント」の新規請求書書式を作成し、「グループ・オプション」を「すべて」に設定します。
2. 新規請求書書式の詳細リージョンに、目的のフィールドを追加します。
3. 該当する契約請求プランを修正して、新規請求書書式を使用します。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)

転送棄却済請求書の売掛管理番号の編集

棄却済請求書をOracle Receivables Cloudに転送した後、それらの売掛金請求書を編集します。この機能により、重複する請求書番号の問題を解決できます。有効にすると、転送棄却済請求書では、次に示すように売掛管理番号を編集または再生成するオプションが使用可能になります。

請求書採番方法が手動の場合の転送棄却済請求書の売掛管理番号の編集

請求書採番方法が自動の場合の転送棄却済請求書の売掛管理番号の編集

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: プロジェクト財務管理

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

• 権限名およびコード:
  • プロジェクト契約請求書の管理(PJB_MANAGE_PROJECT_CONTRACT_INVOICE_PRIV_OBI)

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)

請求書の生成プロセスの請求書デフォルトの削除の設定

請求書の生成時に、「承認済および承認棄却済請求書の削除」パラメータのデフォルト設定を「いいえ」に指定します。デフォルト・オプションを「いいえ」に設定すると、誤ってプロセスを実行したり、承認済および棄却済の請求書を削除したりすることを回避できます。

「請求書の生成」ページのデフォルト値を「いいえ」に設定

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: プロジェクト財務管理

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)

請求イベントを使用した固定価格契約の損失予測

プロジェクト・プロセス・コンフィギュレータを使用して、固定価格契約の予測損失を計上するための請求イベントを作成する、ビジネス固有の計算を定義します。

会計標準では、見積損失の計算対象となる現在の会計期間における固定価格契約の完全見積損失を計上する必要があります。自動発生損失を実現するには、損失を見越計上できる収益適用可能請求イベントを作成するために、複数のルール・セットを構成できます。これらのルール・セットは、プロジェクト・プロセス・コンフィギュレータと呼ばれます。これらのプロジェクト・プロセス・コンフィギュレータを収益方法に割り当てる場合は、収益プランで収益方法を選択し、収益プランを契約明細に割り当て、「収益の生成」プロセスを実行すると、自動的に収益適用可能請求イベントが作成されます。該当する契約ビジネス・ユニットに対して「会計の作成」プロセスを実行すると、収益摘要可能請求イベントによって、固定価格契約の見積損失を損益計算書の費用勘定に計上する会計仕訳が総勘定元帳に作成および転記されます。この機能により、プロジェクトの補助元帳でプロジェクト契約収益を過大表示しないようにしながら、企業レベルの収益性を正確にレポートできます。

有効化のステップ

収益認識の基準として完了率を使用する固定価格契約明細のステップを順に示します。

1. 「設定および保守」の「プロジェクト・プロセス・コンフィギュレータの管理」タスクを使用して、次の新規プロジェクト・プロセス・コンフィギュレータを作成します。
   1. 収益コンフィギュレータ。現在の期間で認識する収益の金額を計算します。
   2. 売上原価コンフィギュレータ。プロジェクトの仕掛品からプロジェクトの売上原価勘定に移動する原価の金額を計算します。
   3. 逆売上原価コンフィギュレータ。売上原価コンフィギュレータの効果を戻し処理するためにマイナス金額の原価を計算して、プロジェクトの補助元帳で収益を過大表示しないようにします。
   4. 発生損失コンフィギュレータ。見積損失について現在の期間に計上する原価の金額を計算します。
   5. 逆発生損失コンフィギュレータ。発生損失コンフィギュレータの効果を戻し処理するためにマイナス金額の原価を計算して、プロジェクトの補助元帳で収益を過大表示しないようにします。
2. 「設定および保守」の「請求方法の管理」タスクを使用して、新規の収益方法を作成し、新しく作成したプロジェクト・プロセス・コンフィギュレータを割り当てます。
3. 「設定および保守」の「勘定科目ルールの管理」タスクを使用して、イベント収益およびイベント収益修正仕訳明細ルールで指定されている既存の勘定科目ルールを変更し、売上原価、逆売上原価、発生損失、逆発生損失の各プロジェクト・プロセス・コンフィギュレータによって作成された請求イベントによって予想される仕訳を作成するための条件を追加します。たとえば、発生損失コンフィギュレータに関連付けられたイベント・タイプのイベントを会計処理するとき、固定価格契約の費用勘定のプロジェクト見積損失を借方記入し、プロジェクト発生損失の負債勘定を貸方記入します。  逆損失計上コンフィギュレータに関連付けられたイベント・タイプのイベントを会計処理するとき、決済勘定について借方および貸方に記入します。
4. 「契約」作業領域の「契約の編集」ページを使用して、既存の固定価格契約を修正し、新しい収益プランを作成し、新しい収益方法を選択して、新しい収益プランを既存の契約明細に割り当てます。

収益コンフィギュレータ、売上原価コンフィギュレータおよび逆売上原価コンフィギュレータの詳細は、請求イベントを使用した原価経過勘定の記録機能に関する『新機能』コンテンツを参照してください。

発生損失コンフィギュレータ

次のイメージは、次のソースを使用して、該当期間の固定価格契約の見積損失として見越計上する原価の金額を計算するプロジェクト・プロセス・コンフィギュレータを示しています。

1. 契約通貨での関連プロジェクト資金額
2. 計算レベル完了率
3. プロジェクト機能通貨での計算レベル労務総コスト - ITD
4. プロジェクト機能通貨での計算レベル労務総コスト - 実行
5. プロジェクト機能通貨での計算レベル非労務総コスト - ITD
6. プロジェクト機能通貨での計算レベル非労務総コスト - 実行
7. プロジェクト機能通貨での計算レベル計画総コスト。完了時原価金額を含むプラン・タイプであるこのソースのプラン・タイプ・フィルタを含めます。
8. 契約通貨での計算レベル・イベント金額 - ITD。該当する収益方法のコンフィギュレータに割り当てられているトランザクション・タイプであるこのソースにイベント・タイプ・フィルタを適用してください。

発生損失コンフィギュレータ

逆発生損失コンフィギュレータ

次のイメージは、次のソースを使用して、発生損失コンフィギュレータのプロジェクト契約収益に対する影響を戻し処理するプロジェクト・プロセス・コンフィギュレータを示しています。

1. 契約通貨での関連プロジェクト資金額
2. 計算レベル完了率
3. プロジェクト機能通貨での計算レベル労務総コスト - ITD
4. プロジェクト機能通貨での計算レベル労務総コスト - 実行
5. プロジェクト機能通貨での計算レベル非労務総コスト - ITD
6. プロジェクト機能通貨での計算レベル非労務総コスト - 実行
7. プロジェクト機能通貨での計算レベル計画総コスト。完了時原価金額を含むプラン・タイプであるこのソースのプラン・タイプ・フィルタを含めます。
8. 契約通貨での計算レベル・イベント金額 - ITD。発生損失コンフィギュレータに割り当てられているトランザクション・タイプであるこのソースにイベント・タイプ・フィルタを適用してください。

ノート: このコンフィギュレータは、計算済金額に-1を乗算する必要があるという点を除き、発生損失コンフィギュレータと同一です。

逆発生損失コンフィギュレータ

新規収益方法

次のイメージは、収益の認識、原価の転送および損失の計上のためにプロジェクト・プロセス・コンフィギュレータが割り当てられた新規収益方法の作成を示しています。

発生損失収益方法

ヒントと考慮事項

• ソースの開始来累計と期間累計には、現在のプロセスで認識されているトランザクションの収益金額は含まれません。
• コンフィギュレータ算式で使用される金額値は、ソースのフィルタを使用してさらに調整できます。
• コンフィギュレータによって作成されたイベントに使用するイベント・タイプは、収益方法に割り当てられます。
• イベント収益およびイベント収益修正仕訳明細ルールに関連付けられた勘定科目ルールで条件を使用して、結果の会計仕訳がイベント・タイプに基づいていることを確認します。

次の表に、完了時の見積および完了率の経時変化として計算された収益および予測損失額の単純な例を示します。

期間	完了時見積	ITD実績原価	残作業見積	資金供給額	完了率	ITD実績収益
1月	80	0	80	100	0	0
2月	80	20	60	100	25	25
3月	105	52	53	100	50	50
4月	110	83	27	100	75	75
5月	110	110	0	100	100	100

残作業見積 = 完了時見積 ? ITD実績コスト

ITD実績収益 = 資金供給額 * (完了率/100)

期間	残存収益	ITD利益(損失)	ITD発生損失	合計利益(損失)	期間発生損失	期間逆発生損失
1月	100	0	0	0	0	0
2月	75	5	0	0	0	0
3月	50	-2	-3	-5	-3	3
4月	25	-8	-2	-10	1	-1
5月	0	-10	0	-10	2	-2

残存収益 = 資金供給額 - ITD実績収益

ITD利益(損失) = ITD実績収益 ? ITD実績原価

ITD発生損失 = 残存収益 ? 残作業見積

合計利益(損失) = ITD利益(損失) + ITD発生損失

期間発生損失 = ITD発生損失 ? ITD発生損失(前の期間から)

期間逆発生損失 = ?1*期間発生損失

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 顧客契約管理者(ORA_OKC_CUSTOMER_CONTRACT_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 顧客契約マネージャ(ORA_OKC_CUSTOMER_CONTRACT_MANAGER_JOB)

Excelテンプレートを使用した請求イベントのファイル・ベース・データ・インポートのエラーの表示と解決

アップロードに使用するのと同じXLSMテンプレートにあるファイル・ベース・データ・インポートを使用した請求イベントのインポート中に発生したエラーを表示し、解決します。出力ファイルには、インポート・プロセスで必要となる書式で、すべてのエラー・トランザクションと、対応するエラー詳細が含まれます。

次のイメージはこの機能を示しています。

プロジェクト請求イベントのインポート拒否Excel

エラー・メッセージのExcel出力

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

• Excelテンプレートの指示およびCSVの生成シートに記載されている指示に従って、請求イベントを準備してアプリケーションにロードします。

主なリソース

• 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『PPMでのファイルベース・データ・インポート』ガイド。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
  • プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)

請求イベントを使用した原価経過勘定の記録

プロジェクト・プロセス・コンフィギュレータを使用して、売上原価を記録するための請求イベントを作成する、ビジネス固有の計算を定義します。

仕掛品から売上原価に原価を自動的に転送するには、複数のルール・セットを構成して、原価転送として計上できる収益適用可能請求イベントを作成します。これらのルール・セットは、プロジェクト・プロセス・コンフィギュレータと呼ばれます。これらのプロジェクト・プロセス・コンフィギュレータを収益方法に割り当てる場合は、収益プランで収益方法を選択し、収益プランを契約明細に割り当て、「収益の生成」プロセスを実行すると、自動的に収益適用可能請求イベントが作成されます。該当する契約ビジネス・ユニットに対して「会計の作成」プロセスを実行すると、収益摘要可能請求イベントによって、プロジェクトの仕掛品からプロジェクトの売上原価勘定に原価を転送する会計仕訳が総勘定元帳に作成および転記されます。この機能により、プロジェクトの補助元帳でプロジェクト契約収益を過大表示しないようにしながら、企業レベルの収益性を正確にレポートできます。

有効化のステップ

収益認識の基準として完了率を使用する固定価格契約明細のステップを順に示します。

1. 「設定および保守」の「プロジェクト・プロセス・コンフィギュレータの管理」タスクを使用して、次の新規プロジェクト・プロセス・コンフィギュレータを作成します。
   1. 収益コンフィギュレータ。現在の期間で認識する収益の金額を計算します。
   2. 売上原価コンフィギュレータ。プロジェクトの仕掛品からプロジェクトの売上原価勘定に移動する原価の金額を計算します。
   3. 逆売上原価コンフィギュレータ。売上原価コンフィギュレータの効果を戻し処理するためにマイナス金額の原価を計算して、プロジェクトの補助元帳で収益を過大表示しないようにします。
2. 「設定および保守」の「請求方法の管理」タスクを使用して、新規の収益方法を作成し、新しく作成したプロジェクト・プロセス・コンフィギュレータを割り当てます。
3. 「設定および保守」の「勘定科目ルールの管理」タスクを使用して、既存の勘定科目ルール(イベント収益およびイベント収益修正仕訳明細ルールで指定されているもの)を変更し、売上原価および逆売上原価の各プロジェクト・プロセス・コンフィギュレータによって作成された請求イベントによって予想される仕訳を作成するための条件を追加します。たとえば、売上原価コンフィギュレータに関連付けられたイベント・タイプのイベントを会計処理する場合は、プロジェクト売上原価勘定を借方記入し、プロジェクト仕掛品勘定を貸方記入します。逆売上原価コンフィギュレータに関連付けられたイベント・タイプのイベントを会計処理するとき、決済勘定について借方および貸方に記入します。
4. 「契約」作業領域の「契約の編集」ページを使用して、既存の固定価格契約を修正し、新しい収益プランを作成し、新しい収益方法を選択して、新しい収益プランを既存の契約明細に割り当てます。

収益コンフィギュレータ

次の図は、次のソースを使用して、該当期間に認識する収益金額を計算するプロジェクト・プロセス・コンフィギュレータを示しています。

• 契約通貨での関連プロジェクト資金額。
• 計算レベル完了率。
• 契約通貨での計算レベル・イベント金額 ? ITD。該当する収益方法のコンフィギュレータに割り当てられているトランザクション・タイプであるこのソースにイベント・タイプ・フィルタを適用してください。

収益コンフィギュレータ

売上原価コンフィギュレータ

次のイメージは、次のソースを使用して、プロジェクトの仕掛品勘定からプロジェクトの売上原価勘定に転送する原価の金額を計算するプロジェクト・プロセス・コンフィギュレータを示しています。

• プロジェクト機能通貨での計算レベル計画総コスト。完了時原価金額を含むプラン・タイプであるこのソースのプラン・タイプ・フィルタを含めます。
• 計算レベル完了率。
• 契約通貨での計算レベル・イベント金額 ? ITD。該当する収益方法のコンフィギュレータに割り当てられているトランザクション・タイプであるこのソースにイベント・タイプ・フィルタを適用してください。

売上原価コンフィギュレータ

逆売上原価コンフィギュレータ

次のイメージは、次のソースを使用して、売上原価コンフィギュレータのプロジェクト契約収益に対する影響を戻し処理するプロジェクト・プロセス・コンフィギュレータを示しています。

• プロジェクト機能通貨での計算レベル計画総コスト。完了時原価金額を含むプラン・タイプであるこのソースのプラン・タイプ・フィルタを含めます。
• 計算レベル完了率。
• 契約通貨での計算レベル・イベント金額 ? ITD。売上原価コンフィギュレータに割り当てられているトランザクション・タイプであるこのソースにイベント・タイプ・フィルタを適用してください。

ノート: このコンフィギュレータは、計算済金額に-1を乗算する必要があるという点を除き、売上原価コンフィギュレータと同一です。

逆売上原価コンフィギュレータ

新規収益方法

次のイメージは、収益の認識と原価の転送のためにプロジェクト・プロセス・コンフィギュレータが割り当てられた新規収益方法の作成を示しています。

新規収益方法

ヒントと考慮事項

• ソースの開始来累計と期間累計には、現在のプロセスで認識されているトランザクションの収益金額は含まれません。
• コンフィギュレータ算式で使用される金額値は、ソースのフィルタを使用してさらに調整できます。
• コンフィギュレータによって作成されたイベントに使用するイベント・タイプは、収益方法に割り当てられます。
• イベント収益およびイベント収益修正仕訳明細ルールに関連付けられた勘定科目ルールで条件を使用して、結果の会計仕訳がイベント・タイプに基づいていることを確認します。

次の表に、完了率の経時変化として計算された収益および原価経過勘定の金額の単純な例を示します。

期間	資金供給額	予算費用	完了率	ITD収益	期間収益	ITD原価経過勘定	期間原価経過勘定	逆原価経過勘定
1月	100	80	0	0	0	0	0	0
2月	100	80	25	25	25	20	20	-20
3月	100	80	50	50	25	40	20	-20
4月	100	80	75	75	25	60	20	-20
5月	100	90	100	100	25	90	30	-30

ITD収益 = 資金供給額 * (完了率/100)

期間収益 = (資金供給額 * (完了率/100)) - ITD収益(前の期間から)

ITD原価経過勘定 = 予算費用 * (完了率/100)

期間原価経過勘定 = (予算費用 * (完了率/100)) ? ITD原価経過勘定(前の期間から)

逆原価経過勘定 = -1 * ((予算費用 * (完了率/100)) - ITD原価経過勘定(前の期間から))

請求イベントを使用した拡張固定価格収益の認識

プロジェクト・プロセスのコンフィギュレータを使用して、固定価格契約の収益を認識するための請求イベントを作成する、ビジネス固有の計算を定義します。

収益方法に割り当てられたプロセス・コンフィギュレータの実行順序を決定するための、処理順序の値を入力します。値が小さいほど、実行の優先度が高くなります。たとえば、処理順序が10のコンフィギュレータは、処理順序が20のコンフィギュレータよりも前に実行されます。処理順序が低いコンフィギュレータによって作成されたイベント金額は、ソース「契約通貨での計算レベル・イベント金額 - 実行」とイベント・タイプ・フィルタを使用して、処理順序が高いコンフィギュレータのイベント金額を計算するために使用できます。

次のイメージは、収益方法での処理オーダーの使用方法を示しています。

原価金額には、次の新しいソースを使用できます。

• プロジェクト機能通貨での計算レベル労務直接費 - ITD
• プロジェクト機能通貨での計算レベル労務直接費 - PTD
• プロジェクト機能通貨での計算レベル労務直接費 - 実行
• プロジェクト機能通貨での計算レベル非労務直接費 - ITD
• プロジェクト機能通貨での計算レベル非労務直接費 - PTD
• プロジェクト機能通貨での計算レベル非労務直接費 - 実行
• プロジェクト機能通貨での計算レベル労務総コスト - ITD
• プロジェクト機能通貨での計算レベル労務総コスト - PTD
• プロジェクト機能通貨での計算レベル労務総コスト - 実行
• プロジェクト機能通貨での計算レベル非労務総コスト - ITD
• プロジェクト機能通貨での計算レベル非労務総コスト - PTD
• プロジェクト機能通貨での計算レベル非労務総コスト - 実行
• 計算レベル労務数量 - ITD
• 計算レベル労務数量 - PTD
• 計算レベル労務数量 - 実行

プラン金額には、次の新しいソースを使用できます。

• プロジェクト機能通貨での計算レベル計画収益
• 計算レベル計画数量
• プロジェクト機能通貨での計算レベル計画直接費
• プロジェクト機能通貨での計算レベル計画総コスト

次のオブジェクトの番号付加フレックスフィールドは、ソースとして使用できます。

• 契約ヘッダー
• 契約明細
• 関連プロジェクト
• 関連タスク

有効化のステップ

「設定および保守」作業領域を使用して、新規プロジェクト・プロセス・コンフィギュレータを作成できます。

1. 「拡張収益方法の定義」機能がオプトインされていることを確認します。
2. 「ナビゲータ」を選択してから、「設定および保守」を選択します。
3. 「タスク」パネル・タブを選択してから、「検索」を選択します。
4. 「検索」ページで、「プロジェクト・プロセス・コンフィギュレータの管理」タスクを検索します。
5. 新しいプロジェクト・プロセス・コンフィギュレータを作成するには、検索結果で「プロジェクト・プロセス・コンフィギュレータの管理」タスクを選択します。

ヒントと考慮事項

• ソースの開始来累計と期間累計には、現在のプロセスで認識されているトランザクションの収益金額は含まれません。
• コンフィギュレータ算式で使用される金額値は、ソースのフィルタを使用してさらに調整できます。
• コンフィギュレータによって作成されたイベントに使用するイベント・タイプは、収益方法に割り当てられます。
• 外部収益および外部収益決済仕訳明細ルールに関連付けられた勘定科目ルールで条件を使用して、結果の会計仕訳がイベント・タイプに基づいていることを確認します。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 顧客契約管理者(ORA_OKC_CUSTOMER_CONTRACT_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 顧客契約マネージャ(ORA_OKC_CUSTOMER_CONTRACT_MANAGER_JOB)

プロジェクト原価計算

照合済サプライヤ請求書の支出項目日の条件付き上書き

照合済サプライヤ請求書の場合、支出項目日がプロジェクト、タスクまたは交付の期間の範囲内にないときに、請求書配分の支出項目日を上書きします。請求書配分の上書きは、プロジェクト終了日、タスク・トランザクション終了日および交付終了日の中で最も早い日付になります。

プロジェクト関連の照合済請求書の検証プロセス中に柔軟性を高める必要がある場合は、この機能を有効にできます。機能設定タスク: 「サプライヤ・コスト・トランザクションのデフォルト支出項目日の指定」で、支出項目日導出のために次のプロファイル値のいずれかを定義します。

• トランザクション会計日
• トランザクション作成日
• トランザクション日
• ソース文書支出項目日

この機能が使用可能で、設定されたプロファイル値から導出された請求書支出項目日がプロジェクト終了日、タスク・トランザクション終了日または交付の終了日の範囲外である場合、請求書明細の支出項目日はプロジェクト終了日、タスク・トランザクション終了日または交付の終了日のうち最も早い終了日に上書きされます。

次の表は、プロファイル値がトランザクション作成日に設定された場合の導出の例を示しています。

機能の有効化	プロジェクト終了日	タスク・トランザクション終了日	交付終了日	請求書作成日	結果
はい	06.30.19	06.25.19	06.30.19	07.01.19	請求書支出項目日はタスク・トランザクション終了日06.25.19と同じになります。
はい	06.30.19	06.25.19	06.30.19	06.20.19	請求書支出項目日は請求書作成日06.20.19になります。
いいえ	06.30.19	06.25.19	06.30.19	07.01.19	タスクが支出項目日現在アクティブでないため、請求書は保留中です。

プロファイル値がトランザクション会計日、トランザクション日またはソース文書支出項目日に設定されている場合は、同じ結果が予想されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: プロジェクト財務管理

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 買掛管理マネージャ(ORA_AP_ACCOUNTS_PAYABLE_MANAGER_JOB)
  • 買掛管理監督者(ORA_AP_ACCOUNTS_PAYABLE_SUPERVISOR_JOB)
  • 買掛管理担当者(ORA_AP_ACCOUNTS_PAYABLE_SPECIALIST_JOB)

プロジェクト配賦の生成時にデフォルトで現在の期間を設定

プロジェクト配賦を生成する場合、期間パラメータは必要なくなりました。「期間」パラメータが指定されていない場合は、配賦を生成するときに現在の日付の期間が使用されます。

顧客が期間を実行する必要があるたびに、期間を手動で更新せずに、配賦ジョブを実行するようにスケジュールできます。

配賦の生成

有効化のステップ

プロジェクト財務管理で次のステップを実行します。

1. プロジェクト・コスト作業領域にナビゲートします。
2. 「タスク」アイコンをクリックします。
3. 「配賦」で、「配賦の管理」を選択します。
4. 「配賦の生成」を選択します。
5. 「ビジネス・ユニット」、「配賦ルール名」および「支出項目日」を選択します。
6. 目的の期間を選択します。
   • 目的の期間を指定します。
   • デフォルトで現在の期間になるため、「期間」を空白のままにします。
7. 「送信」をクリックします

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)

RESTサービスを使用した管理予算に対する資金が予約済の未処理プロジェクト・コストの更新

未処理プロジェクト・コストRESTサービスを使用して、管理予算に対して資金がすでに予約されている未処理プロジェクト・コストを更新します。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義を確認して利用します(Oracle Help Center→対象となるアプリケーション・サービス領域→REST APIからアクセス可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタート・セクションから始めることができます。

未処理プロジェクト・コスト・サービスへの変更をレビューし、RESTクライアントを更新します。

ヒントと考慮事項

サードパーティ・トランザクション・ソースに属する未処理プロジェクト・コストを更新できます。

主なリソース

• 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
  • プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
  • 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)

資本資産の生成および転送プロセスに対するオプション・パラメータとしてのプロジェクト番号の指定

必要に応じて、資本資産の生成および転送プロセスの「プロジェクト番号: 自」および「プロジェクト番号: 至」パラメータに値を指定します。このパラメータを空白のままにすると、すべてのプロジェクトが考慮されます。

すべてのプロジェクトを処理するために、「資産明細の生成」プロセスと「Oracle Fusion Assetsへの資産の転送」プロセスで、連続した最初と最後のプロジェクト番号を決定して入力する必要がなくなります。

資産明細の生成

Oracle Fusion Assetsへの資産の転送

有効化のステップ

プロジェクト財務管理で次のステップを実行します。

資産明細の生成:

1. 「プロジェクト資産」作業領域にナビゲートします。
2. 「タスク」アイコンをクリックします。
3. 「資産の計上」で、「資産明細の生成」を選択します。
4. 「ビジネス・ユニット」、「事業供用期限日」、「共通タスクを含む」、「資産イベント名」および「プロジェクト会計期限日」を選択します。
5. 目的のプロジェクト番号範囲を選択します。
   • プロジェクトの「プロジェクト番号: 自」および「プロジェクト番号: 至」範囲に移入します。
   • すべてのプロジェクトを処理するには、「プロジェクト番号: 自」および「プロジェクト番号: 至」を空白のままにします。
6. 「送信」をクリックします

Oracle Fusion Assetsへの資産の転送:

1. 「プロジェクト資産」作業領域にナビゲートします。
2. 「タスク」アイコンをクリックします。
3. 「資産の計上」で、「Oracle Fusion Assetsへの資産の転送」を選択します。
4. 「ビジネス・ユニット」および「事業供用期限日」を選択します。
5. 目的のプロジェクト番号範囲を選択します。
   • プロジェクトの「プロジェクト番号: 自」および「プロジェクト番号: 至」範囲に移入します。
   • すべてのプロジェクトを処理するには、「プロジェクト番号: 自」および「プロジェクト番号: 至」を空白のままにします。
6. 「送信」をクリックします

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB) 

プロジェクト・ファウンデーション

「プロジェクト基本情報」リージョンから直接プロジェクト・ステータスを変更

プロジェクト情報全体の確認中にプロジェクト・ステータスを変更します。プロジェクト管理者は、詳細ページにナビゲートして更新するかわりに、「財務プロジェクト設定の管理」ページの「プロジェクト基本情報」リージョンから直接ステータスを更新することで、時間を節約できます。

「基本情報」リージョンから直接プロジェクト・ステータスを更新

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: プロジェクト財務管理 オプションでなくなるバージョン: 更新20A

ヒントと考慮事項

• プロジェクト基本情報を更新できるユーザーは、プロジェクト基本情報リージョンにある新しい処理ボタンを使用してプロジェクト・ステータスを更新するためのアクセス権を持ちます。

主なリソース

• 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『プロジェクト財務管理および助成金管理の実装』ガイドの「プロジェクト・ステータスの管理」。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
  • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)

プロジェクトの自動採番の柔軟な設定

ビジネス要件に基づいて、プロジェクト採番を構成します。プロジェクト・ユニット、ビジネス・ユニットまたはプロジェクト・タイプのいずれかのディメンションでプロジェクト採番を設定できます。必要に応じて、プロジェクト番号を前に付けることもできます。

ビジネス・ユニット、プロジェクト・ユニットまたはプロジェクト・タイプごとに、プロジェクト採番を異なる方法で構成することで柔軟性を高めて、ビジネスのレポートおよび監査要件に完全に準拠します。プロジェクト採番に複雑な設定が必要ない場合、すべてのプロジェクトでデフォルトの手動または自動プロジェクト採番モデルを使用するよう選択できます。

異なるプロジェクト・ユニット、ビジネスユニットまたはプロジェクト・タイプに対するプロジェクト採番のデフォルトと上書きの設定

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: プロジェクト財務管理

ヒントと考慮事項

• プロジェクト採番は、プロジェクト・ユニット、ビジネス・ユニットまたはプロジェクト・タイプの3つのディメンションのいずれかで設定できますが、これらのディメンションの組合せでは設定できません。

• 新規プロジェクト・ユニットを作成すると、デフォルトでは手動プロジェクト採番が使用可能になります。ビジネス要件に応じて、自動採番方式を使用するよう更新できます。

• 顧客によるアップグレードでは、設定ユーザーのビジネスや処理項目が中断されることなく、古いプロジェクト採番設定が新しい設定に移行されます。

               

主なリソース

• 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『プロジェクト財務管理および助成金管理の実装』ガイドの「プロジェクト採番設定の考慮事項」。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)

プロジェクト・チーム・メンバーおよび労務リソースに関する真の単一ソースの保守

単一のユーザー・インタフェースを使用してプロジェクトおよびプロジェクト・プラン割当へのアクセスを管理し、プランニングのためのすべての労務リソースを管理します。これにより、プロジェクト・マネージャおよびプロジェクト管理者間のコラボレーションが向上します。プロジェクト管理者は、プロジェクトの指定のリソースおよびプレースホルダ・リソースを管理できます。プロジェクト労務リソースの真の単一ソースによって、プロジェクト・マネージャおよびプロジェクト管理者は、時間の追跡およびリソース割当ステータスの表示を含むプロジェクト作業を実行するために、同じ情報が使用可能になります。複数のアクティブなプロジェクト・マネージャがいる場合を含むプロジェクトのプライマリ・プロジェクト・マネージャに、承認ワークフロー通知をルーティングできます。

「プロジェクト・リソースの管理」ページを使用したプロジェクト・リソースの保守

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: プロジェクト財務管理

ヒントと考慮事項

プロジェクトの財務管理、およびプロジェクトのスケジューリングやプランニングにPPM Cloudを使用する場合は、次の点に注意してください。

• プロジェクト管理者は、「財務プロジェクト設定の管理」ページの「チーム・メンバー」セクションを使用するかわりに、「プロジェクト・リソースの管理」ページを使用してリソースを詳細に表示および管理できます。
  • プロジェクト管理者は、リソース要求の発行やリソースの確認などのリソース管理処理にはアクセスできません。このアクセスを拡張するために、プロジェクト作業プラン・データの管理および「プロジェクト作業プラン・リソース割当データの管理」のセキュリティ権限を使用してカスタム・ロールを作成できます。リソース管理処理に加えて、カスタム・ロールを持つユーザーは、プロジェクト・マネージャが表示および更新できるすべての情報を表示および更新することもできます。

                  

プロジェクト管理者は「プロジェクト・リソースの管理」ページを使用してプロジェクト・リソースを管理可能

• アクティブなプロジェクト・マネージャへのルーティングに使用されたワークフロー通知は、アクティブなプライマリ・プロジェクト・マネージャにルーティングされます。これにより、プロジェクトに対する単一の権限ポイントを持つユーザーへのルーティングのワークフロー要件を満たす一方で、複数のプロジェクト・マネージャに大きなプロジェクトの管理を柔軟に割り当てることができます。

  • プロジェクトに複数のプロジェクト・マネージャを割り当てると、そのすべてが、プロジェクト予算やプロジェクト・コストの管理など、プロジェクト財務機能に対するセキュリティ・アクセス権を持ちます。
  • プライマリ・プロジェクト・マネージャは、以前にアクティブなプロジェクト・マネージャが表示されていた場所であればどこでも表示されます。

• この機能を有効にすると、アプリケーションにより既存のプロジェクト内のチーム・メンバーとプロジェクト・リソース・データが自動的に同期され、整合性が確保されます。発生する可能性があるデータ変換の性質を理解するために、いくつかの例を次に示します。
  • 例1

オプト・インの前は、「プロジェクト財務管理」作業領域の「チーム・メンバー」ページを使用して、チーム・メンバーを保守します。Anna Folksはプロジェクトのアクティブなプロジェクト・マネージャであることに注意してください。オプト・インの前は、「プロジェクト・リソースの管理」ページを使用して、リソースの計画とスケジュールを管理します。オプト・イン後、両方の作業領域で「プロジェクト・リソースの管理」ページが使用されます。以前はアクティブなプロジェクト・マネージャであったAnna Folksがプライマリ・プロジェクト・マネージャになったことに注意してください。

                   

例1 - この機能をオプトインする前のプロジェクト・チーム・メンバー・データ

                 

例1 - この機能をオプトインする前のプロジェクト・リソース・データ

                 

例1 - この機能をオプトインした後のプロジェクト・リソース・データ

• 例2

オプト・インの前は、「プロジェクト財務管理」作業領域の「チーム・メンバー」ページを使用して、チーム・メンバーを保守します。Donald Grayはプロジェクトのアクティブなプロジェクト・マネージャであることに注意してください。オプト・インの前は、「プロジェクト・リソースの管理」ページを使用して、リソースの計画とスケジュールを管理します。オプト・イン後、両方の作業領域で「プロジェクト・リソースの管理」ページが使用されます。以前はアクティブなプロジェクト・マネージャであったDonald Grayがプライマリ・プロジェクト・マネージャであることに注意してください。また、確認済リソースであったCamille Artoisは、オプト・イン後も「開始」と「終了」の両方の日付で保持されます。また、Raymond Davisはチーム・メンバーとして保持されています。

                 

例2 - この機能をオプトインする前のプロジェクト・チーム・メンバー・データ

                 

例2 - この機能をオプトインする前のプロジェクト・リソース・データ

                 

例2 - この機能をオプトインした後のプロジェクト・リソース・データ

                 

• 「プロジェクト・チーム・メンバー」ディメンションに基づいてOracle Transactional Business Intelligence (OTBI)レポートを使用する場合は、以前と同様にレポートを使用します。その他のプロジェクト・マネージャ(プライマリとしてマークされていないマネージャ)は、レポートで使用できないことに注意してください。
• プロジェクト・チーム・メンバーシップによってフィルタ処理されたプロジェクトが表示される事前定義済またはユーザー構成のOracle Time and Labor値セットは、プライマリ・プロジェクト・マネージャおよび他のプロジェクト・ロールを持つプロジェクト・リソースに対して継続して機能します。「プロジェクト・リソースの管理」ページで使用可能な追加情報を利用したり、非プライマリ・プロジェクト・マネージャの作業用に拡張する場合は、新しい値セットを構成して、プロジェクト・リソース・メンバーシップでプロジェクトをフィルタ処理し、特定のフィルタを使用する必要があります。
  • たとえば、ユーザーが「確認済」割当ステータスを持つプロジェクトのフィルタ済セットを表示する場合は、新しい値セットを作成できます。

• 「プロジェクト管理」インフォレット・ダッシュボードの「タイム・カードなし」インフォレットにはプロジェクト・リソース・データが表示されるようになりました。ここでは、「追跡時間」オプションにより、時間追跡が使用可能になっているプロジェクト・リソースが決定されます。

• プロジェクトを財務管理用に有効化すると、すべてのプロジェクト・リソースが効率を高めるために保持されます。

プロジェクトの財務管理にのみPPM Cloudを使用する場合は、次のことに注意してください。

• プロジェクト管理者とプロジェクト・マネージャは、「財務プロジェクト設定の管理」ページの「チーム・メンバー」セクションを使用するかわりに、「プロジェクト・リソースの管理」ページを使用してリソースを詳細に表示および管理できます。

         

「プロジェクト・リソースの管理」ページを使用したプロジェクト・リソースの保守

         

「プロジェクト・リソースの管理」ページでのプロジェクト・リソースの表形式表示

               

• 「プロジェクト・リソースの管理」ページでプロジェクト・リソース(チーム・メンバー)を簡単に追加できます。

           

プロジェクト・リソースの追加

             

• アクティブなプロジェクト・マネージャへのルーティングに使用されたワークフロー通知は、アクティブなプライマリ・プロジェクト・マネージャにルーティングされます。これにより、プロジェクトに対する単一の権限ポイントを持つユーザーへのルーティングのワークフロー要件を満たす一方で、複数のプロジェクト・マネージャに大きなプロジェクトの管理を柔軟に割り当てることができます。
  • プロジェクトに複数のプロジェクト・マネージャを割り当てると、そのすべてが、プロジェクト予算やプロジェクト・コストの管理など、プロジェクト財務機能に対するセキュリティ・アクセス権を持ちます。
  • プライマリ・プロジェクト・マネージャは、以前にアクティブなプロジェクト・マネージャが表示されていた場所であればどこでも表示されます。

• この機能を有効にすると、プロジェクト・チーム・メンバー・データが「プロジェクト・リソースの管理」ページに表示されるようになります。

           

この機能をオプトインする前のプロジェクト・チーム・メンバー・データ

         

この機能をオプトインした後のプロジェクト・リソース・データ

   

• 「プロジェクト・チーム・メンバー」ディメンションに基づいてOracle Transactional Business Intelligence (OTBI)レポートを使用する場合は、以前と同様にレポートを使用します。その他のプロジェクト・マネージャ(プライマリとしてマークされていないマネージャ)は、レポートで使用できないことに注意してください。

• プロジェクト・チーム・メンバーシップによってフィルタ処理されたプロジェクトが表示される事前定義済またはユーザー構成のOracle Time and Labor値セットは、プライマリ・プロジェクト・マネージャおよび他のプロジェクト・ロールを持つプロジェクト・リソースに対して継続して機能します。「プロジェクト・リソースの管理」ページで使用可能な追加情報を利用したり、非プライマリ・プロジェクト・マネージャの作業用に拡張する場合は、新しい値セットを構成して、プロジェクト・リソース・メンバーシップでプロジェクトをフィルタ処理し、特定のフィルタを使用する必要があります。
  • たとえば、ユーザーが「確認済」割当ステータスを持つプロジェクトのフィルタ済セットを表示する場合は、新しい値セットを作成できます。

• 「プロジェクト管理」インフォレット・ダッシュボードの「タイム・カードなし」インフォレットにはプロジェクト・リソース・データが表示されるようになりました。ここでは、「追跡時間」オプションにより、時間追跡が使用可能になっているプロジェクト・リソースが決定されます。

• 「プロジェクト・リソースの管理」ページには、先日付および退職済のリソースが表示されます。

• プロジェクト・アプリケーション管理者は、「プロジェクト・リソースの管理」ページを使用してプロジェクト・テンプレートでプロジェクト・リソースを管理することもできます。
  • プロジェクト・テンプレートRESTサービスには、工数や配賦など、プロジェクト・リソース情報の移入に使用できるいくつかの追加属性が含まれるようになります。

プロジェクトのスケジューリングおよびプランニングにのみPPM Cloudを使用する場合は、次の点に注意してください。

• 「プロジェクト・リソースの管理」ページを使用して、将来開始するプロジェクト・リソースまたは過去に退職しているプロジェクト・リソースを追加できるようになりました。
• Eメールが欠落または重複しているHCM個人をプロジェクト・リソースとして追加できるようになりました。
• 「追跡時間」オプションを選択できます。後でプロジェクトを財務管理用に有効にすると、プロジェクト管理ダッシュボードで欠落しているタイム・カードをレポートするためのオプションが設定されます。

この機能は、有効化した後は無効化できません。そのため、すべてのポイントを慎重に調べて、この機能の一部として提供される新機能と、その活用方法を理解してください。       

主なリソース

• 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『財務プロジェクトの定義と管理』ガイドの「プロジェクト・リソースの管理」。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
  • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
  • プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
  • プロジェクト・チーム・メンバー(ORA_PJF_PROJECT_TEAM_MEMBER_ABSTRACT)

プロジェクト・コントロール

ファイルベース・データ・インポートを使用したプロジェクト予算、予測および財務プロジェクト・プランの大量インポートの処理

ファイルベースのデータ・インポート機能を使用したプロジェクト予算のインポート、プロジェクト予測のインポート、および財務プロジェクト・プランのインポートを活用して、サードパーティ・アプリケーションから大量のプロジェクト予算、予測および財務プロジェクト・プランを効率的にインポートします。この機能では、大量のデータが、パラレルに処理される管理可能なバッチに自動的に分割されます。

インポートするデータの量に基づいて、データを処理するためにアプリケーションによって自動的に生成される次のスケジュール済プロセスの複数のインスタンスが表示されます。

• プロジェクト予算のインポート
• プロジェクト予測のインポート
• 財務プロジェクト・プランのインポート

有効化のステップ

『Oracle Project Portfolio Management Cloudのファイルベース・データ・インポート』ガイドの最新インポート・テンプレートをダウンロードしてレビューします。テンプレートを使用してデータを準備およびインポートするには、テンプレートの指示およびCSV生成タブの手順に従ってください。

主なリソース

• 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloudのファイル・ベース・データ・インポート』ガイドの「プロジェクト予算のインポート」、「プロジェクト予測のインポート」および「財務プロジェクト・プランのインポート」。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • 主要調査員(PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)
  • プロジェクト・アプリケーション管理者(PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
  • プロジェクト統合スペシャリスト(PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)

プロジェクト・タスク日付の変更中にフィーダ・システムのプロジェクト・トランザクション日を確認

タスクの日付を変更すると、新しい日付は、プロジェクト財務管理アプリケーションのみでなく、調達などの他のフィーダ・システムのトランザクション日と比較されるため、新しいタスク日付に対してトランザクション日が無効になりません。したがって、プロジェクト・タスク日付を変更しても、プロジェクト財務プランの整合性は損なわれません。

たとえば、未処理または処理済のプロジェクト・コスト・トランザクション、またはプロジェクト・タスクに関連付けられた購買オーダー取引約定が存在する場合、アプリケーションでは、プロジェクト・コストまたは取引約定トランザクション日がタスク日付の範囲外のままになるタスク日付を更新できなくなります。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

• アプリケーションは、次の更新シナリオにおいてプロジェクト・コスト・トランザクションまたは取引約定トランザクションの存在をチェックします。
  • プロジェクトの開始日または終了日の更新
  • タスク開始日または終了日の更新
  • 複数のタスクの開始日または終了日の更新

• 「財務プロジェクト・プランの管理」および「財務プロジェクト設定の管理」ページ以外に、プロジェクトまたはタスクの日付が変更されるたびに、次のリソースを使用する場合も同じ検証が実行されます。
  • プロジェクトRESTサービス
  • タスクRESTサービス
  • プロジェクト・バージョン2のSOAPサービス
  • プロジェクト・タスク・バージョン2のSOAPサービス 

主なリソース

• 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『財務プロジェクトの定義と管理』ガイドの「プロジェクト・プラン・タスクおよびタスク割当」。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
  • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
  • プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
  • プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)

既存プラン・バージョンから予測バージョンの生成時に、ソースから期間への分割の保持

既存のプラン・バージョンから予測バージョンを生成するときに定期的な予測明細でソースからの計画金額の分割を保持します。ソース・バージョンから期間に分割を保持することを選択した場合、予測バージョンに対してリソース・レベルで定義した分割曲線は無視され、金額は残りの期間でソース金額に関連する比率で分割されます。

財務プラン・タイプ・レベルまたは予測バージョン・レベルで、ソースからの計画金額の分割を保持するオプションを有効にできます。

財務プラン・タイプ・レベルのオプション

予測バージョン・レベルのオプション

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: プロジェクト財務管理

主なリソース

• 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『財務プロジェクトの定義と管理』ガイドのガイドの「予算および予測を作成するときの考慮事項」。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• 職務ロール名およびコード:
  • プロジェクト管理職務(ORA_PJF_PROJECT_MANAGEMENT_DUTY_ABSTRACT)
  • プロジェクト・プラン管理(ORA_PJO_PROJECT_PLAN_MANAGEMENT_DUTY)

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
  • 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
  • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)

プロジェクト・パフォーマンス・レポート

プロジェクト・パフォーマンス・データの更新の最適化による大量データ処理

「プロジェクト・パフォーマンス・データの更新」プロセスは、各ヘルパー・プロセスで処理する必要があるプロジェクトの最適数を自動決定するために拡張されます。これによってデータ処理が高速化され、「プロジェクト・パフォーマンス・データの更新」プロセス関連の様々なプロファイル・オプション値を入力または変更する必要がなくなります。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

次のプロファイル・オプションに入力した値は、この機能の結果としてアプリケーションによって無視されます。

• 各パラレル・ワーカーが1つのバッチで集計するプロジェクトの数(ORA_PJS_SUM_HELPER_BATCH_SIZE)
• バッチ処理を使用可能にする最大プロジェクト数のしきい値(ORA_PJS_SUM_HELPER_THRESHOLD)

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• 職務ロール名およびコード:
  • プロジェクト・コスト・トランザクション処理(ORA_PJC_PROJECT_COST_TRANSACTION_PROCESSING_DUTY)
  • プロジェクト契約請求書管理(ORA_PJB_PROJECT_CONTRACT_INVOICE_MANAGEMENT_DUTY)
  • プロジェクト契約収益管理(ORA_PJB_PROJECT_CONTRACT_REVENUE_MANAGEMENT_DUTY)

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト実行(ORA_PJF_PROJECT_EXECUTION_ABSTRACT)
  • プロジェクト管理職務(ORA_PJF_PROJECT_MANAGEMENT_DUTY_ABSTRACT)
  • プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
  • プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
  • 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)
  • 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
  • プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)

プロジェクト・リソース管理

リアルタイム分析ダッシュボードでのリソース管理分析の表示

リソース・マネージャのリアルタイム分析ダッシュボードを使用して、リソース管理分析を表示し、レポートします。たとえば、リソースの供給と需要の要約情報をレビューし、ドリルダウンしてレポート詳細をレビューします。独自のビジネス要件にあわせて、ダッシュボードのコピーを変更することもできます。

Oracle Transactional Business Intelligenceでリソース・マネージャ・ダッシュボードにアクセスできます。「ダッシュボード」メニューで、「リソース管理」を選択します。

ダッシュボードでは、リソースの需要、キャパシティおよび稼働率の概要が表示されます。キー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)は、次の12週間のリソースに関する情報をリソース・マネージャに提供します。情報には、予測稼働、請求可能割当時間数、稼働率の低いリソース数、および現在プロジェクト・リソース要求に対して提案されているリソース数が含まれます。各KPIは、数値の背後にある詳細にドリルダウンする機能を提供します。

ダッシュボード分析では、リソース・マネージャがロールと資格の将来の需要および要求された時間のトレンドをさらに把握できます。また、予測稼働のトレンドが提供されます。他の分析では、ロールのリソース能力と、そのロールの割当時間数が比較されます。これらの分析は、グラフまたは表の形式で表示できます。各分析の詳細へのアクセスも可能です。

リソース・マネージャ分析ダッシュボード - キー・パフォーマンス・インジケータ

リソース・マネージャ分析ダッシュボード - グラフ

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

リソース・プール・セキュリティが有効になっている場合、自分がプール所有者またはプール・マネージャとなっているプールの分析がダッシュボードに表示されます。

主なリソース

• 関連ヘルプ: Oracle Help Centerの『分析とレポートの作成および管理』ガイドの「リソース・マネージャ・ダッシュボード」。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • リソース・マネージャ(ORA_PJF_RESOURCE_MANAGER_JOB)

リソース管理におけるスケジュール済処理の最適化

リソース稼働および実績時間数における使用頻度の高いプロジェクト・リソース管理スケジュール済プロセスは、処理効率を最適化するために簡素化されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

管理者は、コールされるサブプロセスが少なくなることに注意してください。これは、処理されるデータの量に基づきます。サブプロセスの最大数は5未満です。

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限が必要です。

• 権限名およびコード:
  • リソース稼働データの更新の実行(PJR_RUN_UPDATE_RESOURCE_UTILIZATION_DATA_PROCESS_PRIV)
  • リソース実績時間数のインポート・プロセスの実行(PJR_RUN_IMPORT_RESOURCE_ACTUAL_HOURS_PROCESS_PRIV)

提案されたリソースの棄却理由の取得

プロジェクト・マネージャは、提案されたリソースが指名されたとき、または確認済割当または予約済割当として提案されたときに、そのリソースを棄却できます。指名済リソースが最終承認のために戻された場合、リソース・マネージャはこれらのリソースも棄却できます。この機能を使用すると、プロジェクト・マネージャまたはリソース・マネージャがリソースを棄却した場合の棄却理由の取得が可能になります。

プロジェクト・マネージャが提案されたリソースを棄却した場合、棄却の理由は、プロジェクト・マネージャのプリファレンス、プロジェクト要件およびリソースの成長領域の判別に役立ちます。この情報はプロジェクト・リソース要求で連絡されていない可能性があるため、追加のフィードバックを得ることで、リソース・マネージャとプロジェクト・マネージャとの間の連絡が改善されます。これは、リソースが次回提案されたときに承認されるように、リソース・マネージャがリソースと連携して、リソースのスキルを改善するためにも役立ちます。

プロジェクト・マネージャが指名済リソースについてリソース・マネージャから最終承認を要求する場合、リソースをプロジェクトに割り当てる要求をリソース・マネージャが棄却する理由が存在することがあります。棄却の理由は様々です。たとえば、リソース・マネージャが最初にそのリソースをプロジェクトに指名したときから長い時間が経過していて、現在は他の優先度の高いプロジェクトにリソースを割り当てることを考えている場合です。リソース・マネージャは、プロジェクト・マネージャとの連絡のフォームとして棄却理由を使用できます。

リソース・マネージャによる棄却理由の選択

プロジェクト・マネージャによる複数リソースの棄却理由の選択

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: プロジェクト実行管理

プロジェクト・アプリケーション管理者は、リソース・マネージャおよびプロジェクト・マネージャが提案されたリソースに使用できる棄却理由を定義できます。

1. 「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
2. 「標準参照の管理」設定タスクを検索します。
3. ORA_PJR_RESOURCE_REJECTION_REASON参照タイプを見つけます。
4. 参照コードを編集または追加します。

ヒントと考慮事項

• 棄却理由の選択は必須ではありません。
• 「プロジェクト・リソース管理実装オプションの管理」で、デフォルトの棄却理由を設定できます。
• 提案または要求されたリソースのレビュー時に、「要求リソースの管理」で棄却理由を選択します。
• 棄却理由はいつでも変更できます。

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
  • リソース・マネージャ(ORA_PJF_RESOURCE_MANAGER_JOB)

タスク管理

PPMモバイルでの時間取得およびタスク管理の迅速化

PPMモバイルで最もよく使用する支出タイプを選択します。タイムカード・ユーザーは、プリファレンスから支出タイプを選択します。この支出タイプは、時間入力の作成時にデフォルト設定されます。これにより、モバイル時間入力の作成時のエラーが減少します。

PPMモバイルの「プリファレンス」ページ

有効化のステップ

1. Oracle PPM Cloud MobileをGoogle Play StoreまたはApple App Storeにインストールします。
2. ユーザーのタイム・カードに「プロジェクト時間入力プロファイル」があることを確認します。

ヒントと考慮事項

• 支出タイプはプロジェクト・ユニット関連に基づいてデフォルト設定できますが、この新しい機能の場合、タイム・カード・ユーザーは最もよく使用する支出タイプをセカンダリ・デフォルトとして選択できます。

• PPMモバイルでは、次のタイム・カード・レイアウト設定のみがサポートされます。
  • プロジェクト名または番号、タスク名または番号および支出タイプの各フィールド

• ログインしたユーザーがWebアプリケーションで時間を入力および送信できることを確認します(「ナビゲータ」→「自分に関して」→「時間」→「タイム・カードの管理」→「タイム・カードの作成」)

主なリソース

時間入力の場合:

• Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: Oracle Project Costing Cloudの拡張: モバイル時間取得に関する項

タスク管理の場合:

• Oracle Project Portfolio Management Cloudリリース13のリリース・トレーニング: タスク管理の拡張機能: モバイル・タスク管理

ロール情報

この機能を使用するには、次のロールが必要です。

• ジョブ・ロール名およびコード:
  • 従業員(ORA_PER_EMPLOYEE)
  • 派遣就業者(ORA_PER_ CONTINGENT_WORKER)
  • チーム協力者(ORA_ PJF_ TEAM_ COLLABORATOR_ ABSTRACT)

機能の削除

更新20Aのプロジェクト・スペースおよびドキュメント・ライブラリの削除

プロジェクトのドキュメント・ライブラリとしてプロジェクト・スペースを作成する機能は、Oracle Project Portfolio Management Cloudの今後のバージョンでは使用できなくなります。この機能の削除には、プロジェクト財務管理およびプロジェクト管理の両方の作業領域からプロジェクト・スペースを作成してアクセスする機能が含まれます。引き続きアクセスできるように、既存のドキュメントをプロジェクト・スペースから移動する必要があります。

この削除はリリース13の更新20A時点で有効であり、Oracle WebCenterを使用するすべてのOracle Cloud Applicationsに変更が反映されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

ドキュメントに引き続きアクセスするには、そのドキュメントをプロジェクト・スペースから、選択した別の場所に移動します。