本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 機能 | ノート |
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2021年3月16日 | プロジェクト管理: 新しいユーザー・エクスペリエンスによるプロジェクト・プランニングの迅速化 | 文書の更新。オプト・イン失効日の改訂。 |
2020年6月8日 | プロジェクト管理: 新しいユーザー・エクスペリエンスによるプロジェクト・プランニングの迅速化 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2020年5月19日 | プロジェクト請求: 各プロジェクトの請求書の生成 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2020年2月10日 | プロジェクト・コントロール: 単位が異なる機材としての非労務リソースの計画 |
文書の更新。機能情報の改訂。 |
2019年12月20日 | 初版作成。 |
このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
フィードバックをお送りください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。
Oracle Cloud Applicationsは、四半期ごとに新しい更新を提供します。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。 一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。 すぐ使用できない状態で提供されている機能は、いくつかの方法でエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
「新機能」作業領域から「オプト・イン」ページにアクセス
- 「ナビゲータ」をクリックし、「新機能」(「自分の企業」見出しの下)をクリックします
- 「新機能」ページで、確認する新機能が含まれているオファリングを選択します
- オプト・イン対象の機能の「オプト・インに進む」をクリックします
- 「機能の編集」ページで、その機能の「使用可能」オプションを選択し、「完了」をクリックします
または、「設定および保守」作業領域から「オプト・イン」ページにアクセス
- 「ナビゲータ」をクリックし、「設定および保守」をクリックします
- 「設定」ページでオファリングを選択し、「機能オプト・インの変更」をクリックします
- 「オプト・イン」ページで、オプト・インする機能が含まれている領域の「機能の編集」アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、オプト・インする機能に対して「使用可能」オプションを選択します。「使用可能」列にチェック・ボックスではなく「編集」アイコンがある場合は、アイコンをクリックし、機能のオプションを選択して「保存してクローズ」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。
オプト・イン失効
オプト・インで使用不可の状態で提供された機能は、今後の更新で自動的に使用可能になる場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。 クラウド・サービスで「オプト・イン失効」がある場合、この文書に関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。 ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。
列の定義:
使用可能の状態で提供される機能
レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用不可の状態で提供される機能 = 処理を実行するまで、エンド・ユーザーはこれらの機能を使用できません。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要 これらの機能を使用可能にするためにアクションが必要になるため、ディスラプティブではありません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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RESTサービスを使用した、プロジェクトおよびプロジェクト・テンプレートのプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャの管理 |
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Oracle Project Management CloudのREST API
作業タイプ値リストRESTサービスを使用して作業タイプを表示します。このサービスでは、作業タイプの値を迅速に検索および選択できます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
このRESTリソースを使用するには、値リストを使用してページにアクセスするジョブ・ロールにサービスを使用したプロジェクト設定の取得権限を割り当てます。
主なリソース
- 関連ヘルプ: Oracle Help Centerで入手できるOracle Project Management Cloud REST APIガイド。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限が必要です。汎用プロジェクト・ベースの値リストのRESTサービスを使用するジョブ・ロールに、次の権限をロールアップしてください。
- 権限名およびコード:
- サービスを使用したプロジェクト設定の取得(PJF_GET_PROJECT_SETUPS_PRIV)
プロジェクト・タイプ値リストRESTサービスを使用してプロジェクト・タイプを表示します。このサービスでは、プロジェクト・タイプの値を迅速に検索および選択できます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
このRESTリソースを使用するには、値リストを使用してページにアクセスするジョブ・ロールにサービスを使用したプロジェクト設定の取得権限を割り当てます。
主なリソース
- 関連ヘルプ: Oracle Help Centerで入手できるOracle Project Management Cloud REST APIガイド。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限が必要です。汎用プロジェクト・ベースの値リストのRESTサービスを使用するジョブ・ロールに、次の権限をロールアップしてください。
- 権限名およびコード:
- サービスを使用したプロジェクト設定の取得(PJF_GET_PROJECT_SETUPS_PRIV)
RESTサービスを使用した、プロジェクトおよびプロジェクト・テンプレートのプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャの管理
プロジェクトRESTサービスのプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャを使用して、プロジェクト・リソース・ブレークダウン・ストラクチャをプロジェクトまたはプロジェクト・テンプレートに割り当てます。このサービスを使用して、プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャ割当をプライマリとしてマークし、新しいリソース要素をそれに追加できます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
- この機能では、プロジェクトRESTサービスの既存のプランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャを拡張して、プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャ(PRBS)をプロジェクトおよびプロジェクト・テンプレートに割り当てることができるようにします。
- 「ロール」セクションには、このRESTサービスへのアクセス権を持つ事前定義済ジョブ・ロールがリストされています。ビジネス要件に基づいて新しいジョブ・ロールを定義および使用する場合は、次の点に注意してください。
-
ユーザーがプロジェクト・テンプレートで操作する必要がある場合(たとえば、PRBS割当の表示、新しいPRBS割当の追加、リソースの追加など)、ユーザーにプロジェクト・テンプレートの管理機能権限を割り当てる必要があります。
-
プロジェクトに割り当てられたPRBSを表示する必要がある場合、プロジェクト定義基本情報の表示機能権限およびプロジェクトのプロジェクト・リソース・ブレークダウン・ストラクチャの表示機能権限に対する適切なデータ・セキュリティ・ポリシーがユーザーに割り当てられている必要があります。
-
プロジェクトにPRBSを割り当てる必要がある場合は、プロジェクト定義基本情報の表示機能権限およびプロジェクトのプロジェクト・リソース・ブレークダウン・ストラクチャの編集機能権限に対する適切なデータ・セキュリティ・ポリシーがユーザーに割り当てられている必要があります。
-
プロジェクト固有のPRBSにリソースを追加する必要がある場合は、プロジェクト・プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャ・バージョンの管理機能権限およびプロジェクト・タスク構造の管理またはプロジェクト予算作業バージョンの管理データ権限に対する適切なデータ・セキュリティ・ポリシーがユーザーに割り当てられている必要があります。
-
主なリソース
- 関連ヘルプ: Oracle Help Centerで入手できるOracle Project Management Cloud REST APIガイド。
ロール情報
この機能を使用するには、次のロールのうち少なくとも1つが必要です。
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)
- 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
- 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
プロジェクト値リストRESTサービスを使用してプロジェクトを表示します。このサービスでは、プロジェクトの値を迅速に検索および選択できます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
このRESTリソースを使用するには、「ロール」セクションにリストされている権限の1つまたは両方を、値リストを使用してページにアクセスするジョブ・ロールに割り当てます。
主なリソース
- 関連ヘルプ: Oracle Help Centerで入手できるOracle Project Management Cloud REST APIガイド。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限のうち少なくとも1つが必要です。
- プロジェクト労務スケジュールの管理(PJC_MANAGE_PROJECT_LABOR_SCHEDULES_PRIV)
- サービスを使用したプロジェクト・リストの取得(PJF_GET_PROJECT_LIST_PRIV)
プロジェクト組織値リストRESTサービスを使用して、プロジェクト組織を表示します。このサービスでは、プロジェクト組織の値を迅速に検索および選択できます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
このRESTリソースを使用するには、値リストを使用してページにアクセスするジョブ・ロールにプロジェクト労務スケジュールの管理権限を割り当てます。
主なリソース
- 関連ヘルプ: Oracle Help Centerで入手できるOracle Project Management Cloud REST APIガイド。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限が必要です。
- プロジェクト労務スケジュールの管理(PJC_MANAGE_PROJECT_LABOR_SCHEDULES_PRIV)
プロジェクト・リソース実績時間数RESTサービスを使用して、リソース稼働率を追跡するための実績時間数を作成します。
プロジェクト・アプリケーション管理者は、1回かぎりの移行中に外部システムから実績時間数を作成することも、継続的にコールすることもできます。
このサービスは、GETおよびPOST操作をサポートします。
POST操作を使用すると、次の操作を実行できます。
- プロジェクトのリソースに対する実績時間数の作成
- 請求可能実績稼働率計算にのみ反映されるリソースの請求可能実績時間数の作成
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
主なリソース
-
関連ヘルプ: Oracle Help Centerで入手できるOracle Project Management Cloud REST APIガイド。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限またはロールの1つが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト・リソース・プールの管理(PJR_RUN_IMPORT_RESOURCE_ACTUAL_HOURS_PROCESS_PRIV)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
タスク作業項目RESTサービスを使用して、プロジェクトまたはプロジェクト・タスクの作業項目を表示、更新および削除します。プロジェクト・プラン・サービスに含まれるこのサービスでは、プロジェクト・タスクと自動タスク完了基準に関連付けられた作業項目を表示できます。作業アイテムは、Oracle Innovation Management、Oracle Product DevelopmentおよびOracle Sourcingで作成されます。作業アイテムが完了基準を満たすと、プロジェクト・タスクは自動的に完了としてマークされます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
- 完了していないタスクには、タスク完了イベント・コードの更新を使用します。
- タスク作業項目リソースは、作業項目とプロジェクト・タスクとの関連付けを表示および削除するために使用します。タスク完了基準を更新することもできます。
- 新規タスクと作業項目の関連付けを作成したり、既存の関連付けを更新してソース作業項目オブジェクトを別のソース作業項目オブジェクトで置換することは現在サポートされていません。
主なリソース
- 関連ヘルプ: Oracle Help Centerで入手できるOracle Project Management Cloud REST APIガイド。
ロール情報
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- プロジェクト管理職務(ORA_PJF_PROJECT_MANAGEMENT_DUTY)
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
プロジェクト・タスク値リストRESTサービスを使用してプロジェクト・タスクを表示します。このサービスでは、プロジェクト・タスクの値を迅速に検索および選択できます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
- このRESTリソースを使用するには、値リストを使用してページにアクセスするジョブ・ロールにプロジェクト・タスク・サービスの取得権限を割り当てます。
主なリソース
- 関連ヘルプ: Oracle Help Centerで入手できるOracle Project Management Cloud REST APIガイド。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限が必要です。
- プロジェクト・タスク・サービスの取得(PJF_VIEW_PROJECT_TASK_SERVICE_PRIV)
プロジェクト進捗RESTサービスを使用して、プロジェクト進捗を取得および公開します。このRESTサービスを使用して進捗の取得と公開を自動化できるため、プロジェクトの進捗に対して、これらの処理を手動で実行する必要がなくなります。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
- この機能により、財務プロジェクト・プランの作業バージョンに基づいて進捗を取得および公開できます。
主なリソース
- 関連ヘルプ: Oracle Help Centerで入手できるOracle Project Management Cloud REST APIガイド。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト進捗の管理(PJO_MANAGE_PROJECT_PROGRESS_PRIV)
- 職務ロール名およびコード:
- 交付管理(ORA_GMS_AWARD_MANAGEMENT_DUTY)
- プロジェクト管理職務(ORA_PJF_PROJECT_MANAGEMENT_DUTY_ABSTRACT)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
- 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
資金ソース値リストRESTサービスを使用して資金ソースを表示します。このサービスでは、資金ソースの値を迅速に検索および選択できます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントと考慮事項
このRESTリソースを使用するには、値リストを使用してページにアクセスするジョブ・ロールにサービスを使用したプロジェクト設定の取得権限を割り当てます。
主なリソース
- 関連ヘルプ: Oracle Help Centerで入手できるOracle Project Management Cloud REST APIガイド。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限が必要です。汎用プロジェクト・ベースの値リストのRESTサービスを使用するジョブ・ロールに、次の権限をロールアップしてください。
- 権限名およびコード:
- サービスを使用したプロジェクト設定の取得(PJF_GET_PROJECT_SETUPS_PRIV)
Oracle Project Management Cloud
共通の契約明細および請求プランに関連付けられたプロジェクトごとに個別の請求書を生成します。請求プランに割り当てられた契約明細に関連付けられたプロジェクトごとに個別の請求書を作成するように、契約請求プランの請求書グループ化方法を構成します。この機能拡張によって、顧客の要件やプロジェクト別のトランザクションを追跡および管理するための内部要件を満たすために、プロジェクトごとに請求書を個別に保持するのが簡単になります。
顧客契約マネージャまたは顧客契約管理者が、請求プランに新しい請求書グループ化オプションを設定して、各プロジェクトのすべてのトランザクションに対して一意の請求書を生成できるようになりました。
この機能では、顧客契約マネージャまたは顧客契約管理者が1つのプロジェクトの契約のみを設定した場合でも、関連プロジェクトが請求書に記録され、請求書ヘッダーに表示されるため参照および表示が容易になります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- このオプションでは、プロジェクトごとの一意の請求書にトランザクションがグループ化されるだけでなく、関連するプロジェクトが請求書に記録されます。このため、契約にプロジェクトが1つしかない場合でもこのオプションを選択することをお薦めします。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限およびロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト契約請求構成の定義(OKC_DEFINE_PROJECT_CONTRACTS_BILLING_CONFIGURATION_PRIV)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 顧客契約管理者(ORA_OKC_CUSTOMER_CONTRACT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 顧客契約マネージャ(ORA_OKC_CUSTOMER_CONTRACT_MANAGER_JOB)
プロジェクトのドキュメント・ライブラリとしてプロジェクト・スペースを作成する機能は、Oracle Project Management Cloudの今後のバージョンでは使用できなくなります。この機能の削除には、プロジェクト財務管理およびプロジェクト管理の両方の作業領域からプロジェクト・スペースを作成してアクセスする機能が含まれます。引き続きアクセスできるように、既存のドキュメントをプロジェクト・スペースから移動する必要があります。この削除はリリース13の更新20A時点で有効であり、Oracle WebCenterを使用するすべてのOracle Cloud Applicationsに変更が反映されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
プロジェクト分類を使用して、プロジェクト・ステータスの変更および財務プラン(予算および予測)の承認ワークフローを構成します。新しい属性を使用して、条件付きで承認通知をルーティングするルールを構成できます。
具体的には、プロジェクト・ステータスの変更および財務プラン(予算および予測)の承認ワークフローのペイロードに次の属性が追加されました。
- プロジェクト区分カテゴリ(projectClassCategory)
- プロジェクト区分コード(projectClassCode)
- 区分コード率(classCodePercentage)
有効化のステップ
これらの属性は、プロジェクト・ステータスの変更および財務プラン(予算および予測)の承認ワークフローのペイロードで自動的に使用可能になります。これらを使用してルールを構成すれば、ビジネス要件に基づいて承認通知を条件付きでルーティングできます。
主なリソース
関連ヘルプ:
- プロジェクト財務管理および助成金管理の実装ガイドのプロジェクト・ステータス変更ワークフロー
- プロジェクト財務管理および助成金管理の実装ガイドの予算と予測の承認のワークフロー
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限が必要です。
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
単一アサイメントに対する変動時間を指定した労務リソースの計画
労務リソースを毎日異なる時間でプロジェクトに割り当て、割当全体に対して週次パターンを繰り返します。たとえば、1つの割当内で、あるリソースは月曜日と火曜日に毎日8時間、木曜日と金曜日に毎日4時間勤務し、水曜日には勤務しません。
プロジェクト・マネージャは、プロジェクトでリソースを柔軟にスケジュールする必要があります。フルタイムのリソースが必要ない場合もあります。プロジェクト作業では、スケジュール要件を満たすために、一週間の一部の曜日またはすべての曜日で様々な時間数の勤務ができるリソースを必要とする場合があります。たとえば、あるプロジェクトでは、週次ビルドやその他のメンテナンスを処理するために、各週の終わりにシステム管理者のサービスが必要になる場合があります。その場合、プロジェクト・マネージャは、プロジェクト期間中の木曜日および金曜日に1日4時間のリソースを要求します。こうすれば、プロジェクト・マネージャは、リソースが必要な時期を正確に把握して、リソースが必要なときに割り当てられるリソースを確保できます。
リソース・マネージャは、プロジェクトにリソースを割り当てる際に柔軟性を必要とします。複数のパートタイムの要求が来る場合があります。リソースが必要な曜日と時間数が要求ごとに指定されている場合があります。リソース・マネージャは、各要求で必要な曜日と時間数に基づいて稼働率が最大になるように、リソースを検索して複数の要求に割り当てることができます。さらに、リソース・マネージャは、スケジュールに柔軟性があり、特定の曜日に行う必要がないプロジェクトの各曜日の割当の1日の時間数を変更して、特定の日にリソースが過剰に割り当てられないように調整できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト実行管理 オプションでなくなるバージョン: 更新20B
ヒントと考慮事項
- 変動時間パターンには、週末などの非稼働日の時間数を含めることができます。
- 変動時間数のスケジュールにリソースの非稼働日の時間数が含まれている場合は、オーバーブック・メッセージが表示されます。
- リソース・マネージャは、リソースを提案する前に、要求された変動時間パターンを要求内で直接変更できます。
- 確認済または予約済の割当の変動時間パターンの割当を調整できます。
主なリソース
- 関連ヘルプ・トピック: プロジェクト実行管理の使用ガイドのリソースへの変動時間の割当て。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- リソース・マネージャ(ORA_PJF_RESOURCE_MANAGER_JOB)
チーム・メンバーは、Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)を使用して、作業を管理するためのリアルタイムのインサイトを提供します。インサイトに処理が必要な場合は、ディープ・リンクを使用して処理可能なアイテムに簡単にナビゲートできます。ディープ・リンクは、アプリケーション・メニュー構造を移動せずにページを開くURLです。ディープ・リンクURLを分析に追加すると、処理項目、マイルストン、プロジェクト・タスク、ToDoタスクおよび問題ページに直接ドリルできます。「自分の作業」作業領域の表示専用プロジェクト・プラン・ページへディープ・リンクすることもできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
分析へのディープ・リンク相互作用の追加は、わずかなステップで行われます。
- プロジェクト管理 - タスク管理リアルタイムサブジェクト領域を使用して、タスクにディープ・リンクするために、タスクIDを分析の列として追加します。
- IDデータ形式をオーバーライドします。
- ステップ1で追加したID属性の横にあるオプション・アイコンを選択し、列のプロパティ処理を選択します。
- 「データ書式」タブを選択し、「デフォルトのデータ書式のオーバーライド」チェック・ボックスを選択します。「数値の取扱い」オプションで「数値」を指定し、小数点以下の桁数をゼロに設定して、3桁ごとの区切り文字を無効にします。
- アクション・リンクを分析の個別の行のID列または他の属性に追加します。
- 属性の横にある構成アイコンを選択し、列のプロパティ処理を選択します。
- 「相互作用」タブを選択し、「値」、「プライマリ相互作用」の「アクション・リンク」を選択します。
- 「アクション・リンクの追加」アイコンを選択します。リンク・テキストの名前を入力し、「Webページにナビゲート」アクションを選択します。
- ディープ・リンクURLをアクション・リンクに追加します。
- ホスト名を自分のホスト名に置き換えて次のURLを入力します。//<hostname>/fscmUI/faces/deeplink?objType=@{1}&objKey=projElementId=@{2}&action=@{3}
- オブジェクト・タイプ、オブジェクト・キーおよび処理の3つのパラメータを追加します。オブジェクト・タイプは「PROJECT_TASK」です。値タイプをオブジェクト・キーの「列値」に変更して"Task"."Task Key"を選択します。アクション・パラメータの値は「EDIT」です。
分析およびアプリケーション・ページの間を移動したり、ブラウザの新しいタブでアプリケーションを開くための追加オプションについては、関連ヘルプを参照してください。
ドリル先とするページごとにステップ1から4を繰り返します。プロジェクト管理 - プロジェクト問題リアルタイムサブジェクト領域を使用して、問題および処理項目へディープ・リンクするには、課題IDおよび処理項目IDを分析の列として追加します。表示専用プロジェクト・ページへのディープ・リンクを設定するために、プロジェクトIDを追加します。
次の表に、各オブジェクトのディープ・リンクURLを示します。
プロジェクト・タスク、ToDoタスク、マイルストン、処理項目 |
//<hostname>/fscmUI/faces/deeplink?objType=@{1}&objKey=projElementId=@{2}&action=@{3} |
問題 |
//<hostname>/fscmUI/faces/deeplink?objType=@{1}&objKey=issueId=@{2}&action=@{3} |
表示専用プロジェクト |
//<hostname>/fscmUI/faces/deeplink?objType=@{1}&objKey=projectID=@{2}&action=@{3} |
この表は、URLのパラメータ値を示しています。
ページ | オブジェクト・タイプ | オブジェクト・キー列値 | 処理 |
---|---|---|---|
処理項目の編集 | PROJECT_ACTION_ITEM | "Task"."Task Key" | EDIT |
マイルストンの編集 | PROJECT_MILESTONE_TASK | "Task"."Task Key" | EDIT |
プロジェクト・タスクの編集 | PROJECT_TASK | "Task"."Task Key" | EDIT |
ToDoタスクの編集 | PROJECT_TO_DO_TASK | "Task"."Task Key" | EDIT |
問題の編集 |
PROJECT_ISSUE |
"Issue Details"."Issue Id" |
EDIT |
プロジェクトの表示 |
PROJECT_MANAGEMENT |
"Project"."Project Key" |
VIEW_ONLY_PLAN |
主なリソース
- 詳細は、PPMの分析とレポートの作成および管理のブック(Oracle Help Center→対象となるアプリケーション・サービス領域→ブック→管理からアクセス可能)を参照してください。
ロール情報
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード
- チーム協力者(ORA_PJF_TEAM_COLLABORATOR)
前の作業によってブロックされていないタスクを識別します。完了済の先行タスクがあるタスクのみを表示するには、完了済前工程処理があるタスク・フィルタを選択します。
この例では、2つのタスクが前工程処理によってブロックされなくなりました。そのため、それらの作業を続行できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- プロジェクト・タスクに前工程処理のゲートがある場合は、前工程処理ゲートのステータスがオープンの場合のみ、タスクが表示されます。
- このフィルタを使用すると、完了したタスク、前工程処理がないプロジェクト・タスク、処理項目およびToDoタスクが結果に表示されません。
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト・タスクの管理(PJL_MANAGE_PROJECT_TASKS_PRIV)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- チーム協力者(ORA_PJF_TEAM_COLLABORATOR_ABSTRACT)
新しいユーザー・エクスペリエンスによるプロジェクト・プランニングの迅速化
新しい強力なユーザー・インタフェースでプロジェクト・プランを簡単にスケジュールおよび管理できます。新しい高パフォーマンス・ユーザー・エクスペリエンスでは、タスクの依存関係の管理、タスクの再編成、複数タスクへのタスク値の迅速な入力を、ドラッグ・アンド・ドロップを多用しながら効率的に行えます。プロジェクト・マネージャは、新しいビジュアライゼーションおよびスケジューリング機能を利用できます。これには、進捗線の表示、タイムライン・フォーマットでのタスクの表示、クリティカル・パスの識別、サマリー・タスクのスケジュール、マイルストン・スケジュールの拡張サポートが含まれます。また、プロジェクト・マネージャは、「プロジェクト財務管理」作業領域から新規財務プロジェクトを作成するときに、財務プランとプロジェクト・プランの両方に同じタスク日付を表示できます。これらの日付は、追加の作業プランニングおよびスケジューリングの開始点として利用できます。
プロジェクト・マネージャは、対話型ガント・チャートを使用してタスクをスケジュールし、タスクの依存関係を管理できます。プロジェクト・タスクを部分的な日に計画したり、プロジェクト・スケジュールの変更を即時に表示することもできます。また、「労務リソース」ドロップダウンから複数の労務リソースを割り当てて、割当に配賦を個別に指定できます。要約すると、直感的かつ高パフォーマンスのユーザー・インタフェースを使用してプロジェクト・プランを管理することで、生産性を向上させることができます。
デモを見る
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト実行管理 オプションでなくなるバージョン: 更新22D
ヒントと考慮事項
現在のリリースの制限事項:
- 作業項目列はプロジェクト・プランの管理ページでは使用できません。ソーシング・プロジェクトまたは製品開発プロジェクトを管理する場合は、かわりに作業品目の管理ページを使用してください。プロジェクト・プランの管理ページで作業項目を直接管理する機能は、将来のリリースで計画されています。
-
Oracle Social Networkは「プロジェクト・プランの管理」ページでは使用できません。ただし、財務プロジェクトの場合は、「プロジェクト財務プランの管理」ページからOracle Social Networkにアクセスできます。
-
「プロジェクト・プランの管理」ページからスプリントや要件をタスクに関連付けることはできません。
-
タスク・コードおよびタスク付加フレックスフィールドは、「プロジェクト・プランの管理」ページでは使用できません。「プロジェクト・プランの管理」ページからそれらを管理する機能は、リリース20Bから使用できます。
-
「プロジェクト・プランの管理」ページは、ページ・コンポーザを使用してカスタマイズできません。
-
「プロジェクト・プランの管理」ページからタスクに優先度を関連付けることはできません。
-
「プロジェクト・プランの管理」ページからプロジェクト・プランをExcelにエクスポートできません。ただし、プロジェクト・プランはOracle Transactional Business IntelligenceからExcelにエクスポートできます。または、「プロジェクト・プランの管理」ページからプロジェクト・プランを印刷することもできます。
以前のリリースからのナビゲーションの変更:
- プロジェクト詳細の管理ページからプロジェクト情報を管理します。「プロジェクト管理」作業領域の「処理」パネルから「プロジェクト詳細の管理」を選択します。これまでは、プロジェクト名をクリックして「プロジェクト詳細の管理」ページにナビゲートする必要がありました。
- プロジェクト管理作業領域の「処理」パネルの財務プロジェクト・プランおよび進捗の更新処理を使用して、財務プロジェクト・プランを更新します。
以前のリリースからの進捗モデルの変更:
- チーム・メンバーが実績時間数と残り時間数を計画時間数とは別にレポートできます。これまでは、実際の時間数および残りの時間数を計画時間数とは別に取得機能がオプトインされていない場合、チーム・メンバーは実績時間数および残り時間数を計画時間数内でのみレポートできました。
- プロジェクト・マネージャが、実績金額と残りの経費金額を計画経費金額とは別にレポートできます。これまでは、実績金額と残りの経費金額を計画経費金額から分離して追跡機能がオプトインされていない場合、プロジェクト・マネージャは計画金額内のみで実績金額および残りの経費金額を取得できました。
以前のリリースからのその他の変更:
- プロジェクト・エンタープライズ・リソースをタスクに割り当てる前に、プロジェクト・リソースとしてプロジェクトに追加する必要があります。これまでは、プロジェクト・エンタープライズ・リソースをタスクに直接割り当てることができました。
- 複数のリソースがタスクに割り当てられている場合は、タスク・スケジュールを導出するときにリソース・カレンダも考慮されます。以前は、複数のリソースが設定されたタスクのタスク・スケジュールを導出する場合、プロジェクト・カレンダのみが考慮されていました。
- タスクを作成すると、親タスクの開始日および終了日がデフォルトで設定されます。
- タスクが開始されておらず、依存関係または制約がない場合に、スケジュール・モードを「手動」から「自動」に変更した場合、プロジェクト開始日を変更した場合、または「更新」処理をクリックしてプロジェクト・プランを更新した場合のタスク開始日の決定方法は次のとおりです。
- タスクに依存性または制約のある要約タスクがある場合は、最も近い要約タスクの制約および依存性がタスクに適用されます。たとえば、依存関係がない「指定日以降に開始」制約が要約タスクにある場合、要約タスクの制約日はタスク開始日に設定されます。
- 依存性または制約のある要約タスクがタスクにない場合は、プロジェクト開始日がタスク開始日として設定されます。
主なリソース
関連ヘルプ:
- 新しいユーザー・エクスペリエンスによるプロジェクト・プランニングの迅速化レディネス・トレーニング
- プロジェクト実行管理の使用ガイドのプロジェクト・プラン・タスクとスケジュールに関する章
ロール情報
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
OTBIのアプリケーション・コンポーザでのカスタム・フィールドの表示
Oracle Transactional Business Intelligenceを使用して、バックログ項目、成果物、問題およびリソース要求の分析にカスタム・フィールドを含めます。アプリケーション・コンポーザを使用して追加されたフィールドも、関連サブジェクト・エリアの拡張ディメンションに自動的に含まれます。プロジェクト・マネージャ、リソース・マネージャ、チーム・メンバーおよびプロジェクト・エグゼクティブは、取得された追加情報を分析して役立てることができます。たとえば、リソース要求ページに追加されたフィールドは、プロジェクト・リソース管理 - リソース管理リアルタイム・サブジェクト領域でリソース・マネージャが使用できます。
次の表に、アプリケーション・コンポーザの標準オブジェクト、サブジェクト領域およびサブジェクト領域拡張ディメンションを示します。
標準オブジェクト | OTBIサブジェクト領域 | 拡張ディメンション |
---|---|---|
バックログ項目 | プロジェクト管理 - 要件リアルタイム | バックログ項目詳細→プロジェクト・バックログ項目拡張 |
プロジェクト成果物 | プロジェクト管理 - プロジェクト作業項目リアルタイム |
作業アイテム詳細→プロジェクト成果物拡張 |
プロジェクト問題 | プロジェクト管理 - プロジェクト問題リアルタイム |
問題の詳細→問題拡張 |
プロジェクト・リソース要求 | プロジェクト・リソース管理 - リソース管理リアルタイム |
要求→プロジェクト・リソース要求拡張 |
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
カスタム・フィールドは簡単に分析に追加できます。
- 管理者がPPM標準オブジェクトにカスタム・フィールドを作成すると、関連するカスタム・ページ・レイアウトにそのフィールドが表示されます。次に管理者がサンドボックスを公開します。公開されると、OTBIの拡張ディメンションにフィールドが自動的に追加されます。
- 標準オブジェクトのサブジェクト領域を使用して分析を作成または編集します。単に拡張フォルダから分析にカスタム・フィールドを追加すれば作業完了です。
ヒント: ユーザー・インタフェースのフィールドがカスタム・フィールドであると認識できない場合があります。ディメンションの類似の属性の周りで目的の属性が見つからない場合は、拡張ディメンションを確認してください。
主なリソース
- レポートの作成および編集の詳細は、PPMの分析とレポートの作成および管理ブック(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域→「資産台帳」→「管理」から使用可能)を参照してください。
- アプリケーション・コンポーザを使用してアプリケーションを拡張する方法の詳細は、アプリケーションの構成と拡張ブックを参照してください(Oracle Help Center→関心のあるアプリケーション・サービス領域→ブック→構成と拡張から使用可能)。
ロール情報
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード
- プロジェクト実行(ORA_PJF_PROJECT_EXECUTION)
- プロジェクト・エグゼクティブ(ORA_PJF_PROJECT_EXECUTIVE)
- チーム協力者(ORA_PJF_TEAM_COLLABORATOR)
- リソース・マネージャ(ORA_PJF_RESOURCE_MANAGER)
プロジェクト・マネージャは、Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)を使用して、プロジェクトを管理するためのリアルタイムのインサイトを提供します。インサイトに処理が必要な場合は、ディープ・リンクを使用して処理可能なアイテムに簡単にナビゲートできます。ディープ・リンクは、アプリケーション・メニュー構造を移動せずにページを開くURLです。ディープ・リンクURLを分析に追加すると、「プロジェクト管理」、プロジェクト・プランの管理ページ、またはプロジェクトの次のページに直接ドリルできます。変更オーダーの管理、財務プロジェクトの管理、「プロジェクト予算の管理」、プロジェクト・カレンダの管理、「プロジェクト予測の管理」、プロジェクト・リソース要求の管理、「プロジェクト・リソースの管理」、タスク例外の管理、作業項目の管理および財務プロジェクト進捗の追跡。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
分析へのディープ・リンク相互作用の追加は、わずかなステップで行われます。
- 分析を作成または編集します。プロジェクト管理 - ベースライン・バージョン・リアルタイム、プロジェクト管理 - 変更管理リアルタイム、プロジェクト管理 - 商談統合リアルタイム、プロジェクト管理 - 計画リアルタイム、プロジェクト管理 - プロジェクト・リソース・リアルタイム、プロジェクト管理 - プロジェクト作業項目リアルタイムのいずれかのサブジェクト領域を使用できます。
- プロジェクトIDを分析の列として追加し、IDを数値として書式設定します。
- 「プロジェクトID」属性の横にある構成アイコンを選択し、「列のプロパティ」処理を選択します。
- 「データ書式」タブを選択し、「デフォルトのデータ書式のオーバーライド」チェック・ボックスを選択します。「数値の取扱い」オプションで「数値」を指定し、小数点以下の桁数をゼロに設定して、3桁ごとの区切り文字を無効にします。
- 分析の個別の行の「プロジェクトID」列または他の属性へのアクション・リンクを追加します。
- 属性の横にあるオプション・アイコンを選択し、「列のプロパティ」処理を選択します。
- 「相互作用」タブを選択し、「値」、「プライマリ相互作用」の「アクション・リンク」を選択します。
- 「アクション・リンクの追加」アイコンを選択します。リンク・テキストの名前を入力し、「Webページにナビゲート」処理を選択します。
- ディープ・リンクURLをアクション・リンクに追加します。
- ホスト名を自分のホスト名に置き換えて次のURLを入力します。//<hostname>/fscmUI/faces/deeplink?objType=@{1}&objKey=projectId=@{2}&action=@{3}
- オブジェクト・タイプ、オブジェクト・キーおよび処理の3つのパラメータを追加します。オブジェクト・タイプは「PROJECT_MANAGEMENT」です。値タイプをオブジェクト・キーの「列値」に変更して"Project"."Project Key"を選択します。処理パラメータの値によって、ディープ・リンクがナビゲートするページが決定されます。処理の値については、次の表を参照してください。
分析およびアプリケーション・ページ間を移動したり、ブラウザの新しいタブでアプリケーションを開いたりするには、追加のオプションを使用できます。
ドリルするページごとに「処理」パラメータのアクション・リンク名と値を変更して、ステップ2から4を繰り返します。次の表に、ページおよび関連処理の値を示します。
ページ名 |
処理 |
変更オーダーの管理 |
MANAGE_CHANGE_ORDERS |
財務プロジェクトの管理 |
MANAGE_FINANCIAL_PROJECT |
プロジェクト予算の管理 |
MANAGE_PROJECT_BUDGET |
プロジェクト・カレンダの管理 |
MANAGE_PROJECT_CALENDAR |
プロジェクト予測の管理 |
MANAGE_PROJECT_FORECAST |
プロジェクト・プランの管理 |
NONE |
プロジェクト・リソース要求の管理 |
MANAGE_PROJECT_RESOURCE_REQUESTS |
プロジェクト・リソースの管理 |
MANAGE_PROJECT_RESOURCES |
タスク例外の管理 |
MANAGE_TASK_EXCEPTIONS |
作業項目の管理 |
MANAGE_WORK_ITEMS |
財務プロジェクトの進捗の追跡 |
TRACK_FINANCIAL_PROJECT_PROGRESS |
主なリソース
- 詳細は、PPMの分析とレポートの作成および管理のブック(Oracle Help Center→対象となるアプリケーション・サービス領域→ブック→管理からアクセス可能)を参照してください。
ロール情報
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード
- プロジェクト実行(ORA_PJF_PROJECT_EXECUTION)
レビューと承認のために送信した財務プラン・バージョン、またはすでに承認または否認された財務プラン・バージョンのステータスを追跡します。この機能は、ベースライン用に提出された予算および承認用に提出された予測だけでなく、ベースライン予算および承認済予測にも適用されます。この機能を使用して、「プロジェクト予算の管理」ページと「プロジェクト予測の管理」ページから、財務プラン・バージョンの承認が待ち状態である承認者を表示できます。また、承認階層、および承認者が保留中または実行済の処理を表示できます。
有効化のステップ
まず、次を有効にする必要があります。
- 「プロジェクト予算の管理用拡張ユーザー・インタフェース」機能のオプトイン(プロジェクト予算に対してこの機能を使用する前に必要)。
- 関連する財務プラン・タイプのステータス変更にワークフローを使用するオプション。
ヒントと考慮事項
- この機能は次の場合に適用されます。
- プロジェクト予算に追加される交付予算。
- ステータス変更にワークフローを使用するオプションが有効になっている財務プラン・タイプに属する財務プラン・バージョンのみ。
- デフォルトでは、「承認履歴」ウィンドウには、最新の送信以降にワークフローで実行された処理が表示されます。最新の送信前にワークフローで実行された処理を表示するには、「承認履歴」ウィンドウの以前の処理セクションを開きます。
主なリソース
- 関連ヘルプ: プロジェクト財務管理および助成金管理の実装ガイドの予算と予測の承認のワークフロー
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト予測の管理(PJO_MANAGE_PROJECT_FORECAST_PRIV)
- プロジェクト予測作業中バージョンの管理(PJO_MANAGE_PROJECT_FORECAST_WORKING_VERSION_PRIV)
- プロジェクト予算の管理(PJO_MANAGE_PROJECT_BUDGET_PRIV)
- プロジェクト予算作業中バージョンの管理(PJO_MANAGE_PROJECT_BUDGET_WORKING_VERSION_PRIV)
- プロジェクト予算ベースライン・バージョンの表示(PJO_VIEW_PROJECT_BUDGET_BASELINE_VERSION_PRIV)
- プロジェクト予算作業中バージョンの表示(PJO_VIEW_PROJECT_BUDGET_WORKING_VERSION_PRIV)
- 職務ロール名およびコード:
- プロジェクト管理職務(ORA_PJF_PROJECT_MANAGEMENT_DUTY_ABSTRACT)
- プロジェクト・プラン管理(ORA_PJO_PROJECT_PLAN_MANAGEMENT_DUTY)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
適切な単位を使用して、財務プロジェクト・プラン、プロジェクト予算およびプロジェクト予測の機材として非労務リソースを計画します。プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャで機材として分類される非労務リソースに関連付けられている支出タイプに対して、必要な単位を定義できます。関連付けられた支出タイプで定義された単位が、財務プロジェクト・プラン、予算および予測のデフォルト値として、そのようなリソースのプランニング明細に設定されるようになりました。非労務リソースは、時間数以外の単位でプランニングできます。
有効化のステップ
- 支出タイプの管理設定タスクを使用して、支出タイプに「時間」以外の適切な単位を割り当ててください。
- 非労務リソースの管理設定タスクを使用して、ステップ1で作成した支出タイプを非労務リソースに関連付けます。機材リソース区分チェック・ボックスを有効にして、非労務リソースを機材として分類します。
- プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャにプロジェクト非労務リソース書式を含めて、ステップ2で作成した非労務リソースをプランニング・リソースとして追加します。
- ステップ1で作成した支出タイプから導出された単位を使用してプロジェクトのプランニングを行う際に、非労務リソースに対するリソース割当を作成します。
ヒントと考慮事項
- 非労務リソースの管理設定タスクを使用して、機材として非時間単位が設定された支出タイプに関連付けられている非労務リソースを分類できます。
- これらの単位がリソースのプランニング時に使用されるので、適切な単位が設定された支出タイプに非労務リソースを関連付けてください。
- プランニング・リソース・ブレークダウン・ストラクチャを作成または編集してプランニング用のプロジェクト非労務リソースを追加する際には、非労務リソースの管理ページで機材として分類された非労務リソースのみを選択できます。プランニング・リソースとしてすでに含まれている既存の非労務リソースは保持されます。
- 別のタスクにすでに割り当てられている非労務リソースに新しい割当を作成すると、新しい割当には、リソースの関連する支出タイプから導出された単位が設定されますが、以前の割当には時間数の単位が設定されたままになります。
-
時間数以外の単位の非労務リソースを計画する場合、そのようなリソースの数量はタスクおよびプロジェクト・レベルには積み上げられません。「時間数」に入力された数量のみが、タスクおよびプロジェクト・レベルで積み上げられ、レポートされます。
主なリソース
- 関連ヘルプ: 財務プロジェクトの定義と管理ガイドの財務およびプランニング・プロジェクトでのリソースの管理の概要
ロール情報
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- 職務ロール名およびコード:
- プロジェクト・プラン管理(ORA_PJO_PROJECT_PLAN_MANAGEMENT_DUTY)
- プロジェクト管理職務(ORA_PJF_PROJECT_MANAGEMENT_DUTY_ABSTRACT)
- プロジェクト予算ベースライン作成(ORA_PJO_PROJECT_BUDGET_BASELINE_CREATION_DUTY)
- プロジェクト予算管理(ORA_PJO_PROJECT_BUDGET_MANAGEMENT_DUTY)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
リアルタイム分析のリソース・レベルでのプロジェクト予算および予測の表示
プロジェクト・コントロール - 予算リアルタイムおよびプロジェクト・コントロール - 予測リアルタイム・サブジェクト領域を使用して作成したレポートがある財務プロジェクトについては、プロジェクト予算および予測をリソース・レベルで分析し、予算、予測コストおよび収益をリソース・レベルでレポートします。たとえば、レポートのサブジェクト領域のリソース・ディメンションを含めて、プロジェクトの1つまたはすべての支出タイプのプロジェクト予算および予測詳細を表示することも、ドリルダウンして、複数のプロジェクトがリストされたプロジェクト予算または予測レポートからリソース・レベルの詳細を表示することもできます。
有効化のステップ
既存のレポートに追加するか、新規レポートで使用して、新規サブジェクト領域を利用します。レポートの作成および編集の詳細は、分析およびレポートの作成および管理のブック (「Oracle Help Center」 > 目的のアプリケーション・サービス領域 > 「Books」 > 「Administration」)を参照してください。
ヒントと考慮事項
- プロジェクト・コントロール - 予算リアルタイムおよびプロジェクト・コントロール - 予測リアルタイム・サブジェクト領域の「リソース」ディメンション・フォルダで、「リソース」およびリソース書式属性を検索できます。
主なリソース
- 関連ヘルプ: 分析とレポートの作成および管理ガイドのOracle Project Managementリアルタイム分析のサブジェクト領域
ロール情報
この機能を使用するには、次の職務およびジョブ・ロールが必要です。
- 職務ロール名およびコード:
- 助成金管理トランザクション分析職務(FBI_GRANTS_MANAGEMENT_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
- プロジェクト予算トランザクション分析職務(FBI_PROJECT_BUDGET_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
- プロジェクト予測トランザクション分析職務(FBI_PROJECT_FORECAST_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)
- 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)
- 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
プロジェクト駆動のサプライ・チェーンは、Oracle Supply Chain ManagementおよびProject Management Cloudのアプリケーションを横断したエンドツーエンドの統合ソリューションです。このソリューションは、製造および資産集約型企業の様々なビジネス・プロセスをサポートするように設計されています。
プロジェクト駆動のサプライ・チェーン・ソリューションを使用すると、プロジェクトごとに別個の組織を作成しなくても、プロジェクトのコンテキストでサプライ・チェーン・プロセスを管理できます。サプライ・チェーン・コストをプロジェクト支出として取得することもできます。
この更新では、プロジェクト駆動のサプライ・チェーン・ソリューションが11個の機能で構成されています。最初の9つの機能はOracle Supply Chain Management Cloudアプリケーションの一部であり、最後の2つの機能はOracle Project Management Cloudアプリケーションの一部です。
- プロジェクト固有在庫の分離と管理
- プロジェクト固有供給の受入
- プロジェクト固有在庫のピッキング
- プロジェクト固有在庫の出荷
- プロジェクト固有在庫の転送
- プロジェクト固有在庫の購買
- プロジェクト固有製造の実行
- プロジェクト固有保守の実行
- Oracle Project Financialsを使用しない、プロジェクトにまたがるサプライ・チェーンの実行
- プロジェクト駆動のサプライ・チェーンの資材および製造原価の取得(Oracle Project Management Cloudの機能)
- プロジェクト駆動のサプライ・チェーン資産保守原価の取得および資産計上(Oracle Project Management Cloudの機能)
Oracle Project Management Cloudのプロジェクト駆動のサプライ・チェーンの機能については、このドキュメントで説明します。
プロジェクト駆動のサプライ・チェーンの資材および製造原価の取得
購買受入、資材転送、商品の製造、および契約コンプライアンス義務を満たすための保守アクティビティに関するサプライ・チェーン原価を追跡するためのプロジェクト情報を入力します。
在庫または作業オーダー搬送先がある社内資材転送オーダー、購買依頼および購買オーダーに対する取引約定を追跡できます。プロジェクト会計担当およびプロジェクト・マネージャは、調達で購買依頼が作成されると、購買依頼の確定コストを表示できるようになり、文書の作成時に購買オーダーまたは転送オーダーに対して表示されます。品目を受け入れると、確定コストは除去されます。
サプライ・チェーンから原価計算済トランザクションおよび計上済トランザクションを、コストのインポートを使用してプロジェクト支出としてPPMにインポートできます。トランザクションのソースによって、次の文書のうち1つ以上が作成されます。
- 保守作業オーダー
- 製造作業オーダー
- その他在庫
- 購買受入
- 販売オーダー出庫
- 転送オーダー搬送
各文書には、Oracle Cost Managementのコスト・タイプに基づいて作成される独自の文書入力があります。
製造および保守作業オーダーのリソース間接費文書入力は、サプライ・チェーンから労務または機材リソースの間接費原価を取得するために使用されます。
プロジェクト在庫または作業オーダー搬送先がある購買オーダーの支払割引は、Oracle Fusion Payablesのトランザクション・ソースおよび支払文書を使用してプロジェクトにインタフェースされます。
「原価」作業領域の「プロジェクト・コストの管理」タスクを使用して、トランザクションに関連付けられている支出項目およびプロジェクト原価計算詳細を検索および表示します。作業オーダー、転送オーダーおよび販売オーダーの参照は、追加検索基準として使用できます。
出荷番号やリソース・トランザクション参照などの列を含めることで、検索結果のソース・トランザクション詳細を表示します。
トランザクション番号リンクをクリックすれば、ソース文書番号(作業オーダー、転送オーダーおよび販売オーダー番号)、品目および品目摘要、リソースおよびリソース・インスタンス、原価要素、出荷および受入番号など、単一トランザクションのすべての支出項目詳細が表示されます。次の点に注意してください。
- プロジェクト・サプライ・チェーン・トランザクションの支出項目日がトランザクション日になります。
- 販売オーダー出庫トランザクションの場合、出荷組織が支出組織として使用されます。
- 転送オーダーおよび購買オーダーの費用配賦先がある受入には、原価要素情報が含まれません。
- 社内直接出荷フローの場合、販売オーダー明細の販売組織または出荷組織とプロジェクト組織が異なる可能性があります。このシナリオでは、プロジェクト固有在庫から品目が出荷されるときに、出荷組織に対するマイナス支出、および販売組織に対するプラス支出を原価計算がプロジェクトに送信します。
製造作業オーダー・リソースおよび購買受入の2つの支出項目の例を、それぞれの詳細とともに示します。
「原価計算」タブで配分を表示し、ドリルダウンして仕訳を表示できます。
処理メニューを使用して、1つまたは複数の支出項目に対して1つ以上の修正を実行できます。プロジェクト原価計算で実行される調整は、ソース・サプライ・チェーン・トランザクションには反映されません。オプションで、サプライ・チェーン・アクティビティから発生した支出項目に対して、会社間、間接費および原価配賦のビジネス機能を実行できます。
これらのトランザクションは、原価配分の管理タスクで表示および調整することもできます。原価例外は、未処理コストの管理タスクを使用して解決できます。
「会計期間クローズ例外レポート」プロセスを使用して、PPMへのインポートが保留中のサプライ・チェーン・トランザクションを表示できます。トランザクションの詳細は、「会計期間クローズ例外」出力レポートで表示するか、「プロジェクト - 期間クローズ例外」サブジェクト領域を使用してOTBIで分析すれば表示できます。
次に、サプライ・チェーン・トランザクションを含む期間クローズに影響を与える保留中トランザクションを表示する、OTBIで作成されたサンプル・ダッシュボードを示します。
顧客との契約上の合意に基づいて、請求書を発行し、プロジェクト契約の収益を認識します。
プロジェクトの作業完了率または達成済マイルストンに基づくプロジェクト契約請求書を使用して顧客に請求できます。たとえば、プロジェクト販売オーダーの品目の出荷によって、プロジェクト契約マイルストンが完了する場合があります。これは、請求アクティビティを開始するために使用できます。
請求または完了率に基づいて収益を認識します。オプションで、プロジェクト・プロセス・コンフィギュレータを使用してCOGS (売上原価)収益認識に対するビジネス固有の計算を定義します。
財務要約タブを使用して契約金額を表示します。
また、Project Contract Billingで顧客に請求する場合は、プロジェクト関連の販売オーダー明細に対してOrder ManagementとReceivablesの間の統合が使用不可になっていることを確認する必要があります。
次のサブジェクト領域を使用して、Oracle Transactional Business Intelligenceでプロジェクト関連サプライ・チェーン・トランザクションの追加分析を実行できます。
- プロジェクト: パフォーマンス・レポート・リアルタイム
- プロジェクト・コスト計算: 支出項目パフォーマンス: リアルタイム
- プロジェクト・コスト計算: 取引約定リアルタイム
- プロジェクト・コスト計算: 実績コスト: リアルタイム
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
- プロジェクト駆動のサプライ・チェーンの品目、在庫トランザクション、購買オーダー、転送オーダーおよび作業オーダーの間接費に使用される支出タイプは、サプライヤ請求書および「在庫」支出タイプ区分として分類される必要があります。
- プロジェクト駆動のサプライ・チェーンの作業オーダーの労務および機材リソース・トランザクションに使用される支出タイプは、「処理中」支出タイプ区分として分類される必要があります。
ヒントと考慮事項
- SCMでは、一般コンテキストが以前は「販売オーダー出庫」と呼ばれていました。
- サプライ・チェーン・トランザクションに対して戻し処理タイプの調整を実行することはできません。
- 在庫または作業オーダー搬送先があるプロジェクト転送オーダー、作業オーダー、在庫および購買オーダーに対して予算管理はサポートされていません。
- PPMでは、カバレージおよびサブスクリプションなど、資材品目およびサービス品目による請求はサポートされていません。
- サプライヤベースの直接出荷、プロジェクト販売オーダー明細の連続処理はサポートされていません。
主なリソース
- 関連ヘルプ: Project Costingの使用ガイドのプロジェクト駆動のサプライ・チェーンに関する章
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
- プロジェクト・コスト計算トランザクション分析職務(FBI_PROJECT_COSTING_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST)
- 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
- 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)
プロジェクト駆動のサプライ・チェーンの資産保守原価の取得および資産計上
購買受入、資材転送および保守アクティビティのサプライ・チェーン原価を追跡するためのプロジェクト情報を入力して、建設仮勘定(CIP)および資産プロジェクトの費用を取得します。たとえば、購買オーダー受入または転送オーダー出荷の品目の原価は、最終資産に組み込めます。資本資産を作成して、作成中、インストール中および取得中の固定資産の原価を累計します。また、除・売却修正資産を作成して、除・売却中、削除中、除却中または処分中の資産に関連付けられている撤去費用および売却価額を収集できます。
在庫または作業オーダー搬送先がある社内資材転送オーダー、購買依頼および購買オーダーに対する取引約定を追跡できます。プロジェクト会計担当およびプロジェクト・マネージャは、調達で購買依頼が作成されると、購買依頼の確定コストを表示できるようになり、文書の作成時に購買オーダーまたは転送オーダーに対して表示されます。品目を受け入れると、確定コストは除去されます。
サプライ・チェーンから原価計算済トランザクションおよび計上済トランザクションを、コストのインポートを使用してプロジェクト支出としてPPMにインポートできます。ソース・トランザクションに応じて、次の文書のうち1つ以上が作成されます。
- 保守作業オーダー
- その他在庫
- 購買受入
- 転送オーダー搬送
各文書には、Oracle Cost Managementのコスト・タイプに基づいて作成される独自の文書入力があります。
保守作業オーダーのリソース間接費文書入力は、サプライ・チェーンから労務または機材リソースの間接費原価を取得するために使用されます。
プロジェクト在庫または作業オーダー搬送先がある購買オーダーの支払割引は、Oracle Fusion Payablesのトランザクション・ソースおよび支払文書を使用してプロジェクトにインタフェースされます。
「原価」作業領域の「プロジェクト・コストの管理」タスクを使用して、トランザクションに関連付けられている支出項目およびプロジェクト原価計算詳細を検索および表示します。作業オーダー、転送オーダーおよび購買オーダーの参照は、追加の検索基準として使用できます。
出荷番号やリソース・トランザクション参照などの列を含めることで、検索結果のソース・トランザクション詳細を表示します。
トランザクション番号リンクをクリックすれば、ソース文書番号(作業オーダー、転送オーダーおよび購買オーダー番号)、品目および品目摘要、リソースおよびリソース・インスタンス、原価要素、出荷および受入番号など、単一トランザクションのすべての支出項目詳細が表示されます。次の点に注意してください。
- プロジェクト・サプライ・チェーン・トランザクションの支出項目日がトランザクション日になります。
- 転送オーダーおよび購買オーダーの費用配賦先がある受入には、原価要素情報が含まれません。
保守作業オーダー・リソースおよび購買受入の2つの支出項目の例を、それぞれの詳細とともに示します。
「原価計算」タブで配分を表示し、ドリルダウンして仕訳を表示できます。
処理メニューを使用して、1つまたは複数の支出項目に対して1つ以上の修正を実行できます。たとえば、特定のタイプのサプライ・チェーン原価を経費計上するには、支払を資産計上不可に設定します。プロジェクト原価計算で実行される調整は、ソース・サプライ・チェーン・トランザクションには反映されません。建設仮勘定コストまたは除・売却仕掛品コストのいずれかとしてトランザクションを分類します。オプションで、これらの支出項目で会社間、間接費および原価配賦のビジネス機能を実行します。
これらのトランザクションは、原価配分の管理タスクで表示および調整することもできます。原価例外は、未処理コストの管理タスクを使用して解決できます。
「会計期間クローズ例外レポート」プロセスを使用して、PPMへのインポートが保留中のサプライ・チェーン・トランザクションを表示できます。トランザクションの詳細は、「会計期間クローズ例外」出力レポートで表示するか、「プロジェクト - 期間クローズ例外」サブジェクト領域を使用してOTBIで分析すれば表示できます。
次に、サプライ・チェーン・トランザクションを含む期間クローズに影響を与える保留中トランザクションを表示する、OTBIで作成されたサンプル・ダッシュボードを示します。
資産計上可能原価と資産計上不可原価の両方を含め、資産プロジェクトの合計原価を「資産」作業領域で表示します。サプライ・チェーン・トランザクションなどの建設仮勘定原価から資産明細を生成し、資産明細をOracle Assetsに転送します。プロジェクトに複数の資本資産が含まれている場合は、各資産をそれぞれの完了時に事業供用します。除・売却資産から撤去費用および売却価額を取得し、Oracle Assetsに送信できます。
オプションで、使用できるようになるまでに長期間を要する資産の取得および建設の合計原価の一部として、利息を資産計上します。
次のサブジェクト領域を使用して、Oracle Transactional Business Intelligenceでプロジェクト関連サプライ・チェーン・トランザクションの追加分析を実行します。
- プロジェクト: パフォーマンス・レポート・リアルタイム
- プロジェクト・コスト計算: 支出項目パフォーマンス: リアルタイム
- プロジェクト・コスト計算: 取引約定リアルタイム
- プロジェクト・コスト計算: 実績コスト: リアルタイム
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
- プロジェクト駆動のサプライ・チェーンの品目、在庫トランザクション、購買オーダー、転送オーダーおよび作業オーダーの間接費に使用される支出タイプは、サプライヤ請求書および「在庫」支出タイプ区分として分類される必要があります。
- プロジェクト駆動のサプライ・チェーンの作業オーダーの労務および機材リソース・トランザクションに使用される支出タイプは、「処理中」支出タイプ区分として分類される必要があります。
ヒントと考慮事項
- SCM: プロジェクト標準コスト・コレクション・フレックスフィールドの一般コンテキストを表示および構成して、サプライ・チェーン原価を取得および処理します。
- SCM: 一般コンテキストは、プロジェクト・コストを取得するためにすべてのサプライ・チェーン・トランザクション間で使用され、以前は販売オーダー出庫と呼ばれていました。
- サプライ・チェーン・トランザクションに対して戻し処理タイプの調整を実行することはできません。
- 在庫または作業オーダー搬送先があるプロジェクト転送オーダー、作業オーダー、在庫および購買オーダーに対して予算管理はサポートされていません。
- 固定資産の価値を増減するには、資産の構築に使用したものと同じプロジェクトのみを使用できます。
主なリソース
- 関連ヘルプ: Project Costingの使用ガイドのプロジェクト駆動のサプライ・チェーンに関する章
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
- プロジェクト・コスト計算トランザクション分析職務(FBI_PROJECT_COSTING_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
- 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
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- 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)