- 改訂履歴
- 概要
- 機能のサマリー
- 人事管理
-
- グローバル人事管理
- 個人
- 雇用
-
- 「自分のチーム」と「自分のクライアント・グループ」の雇用クイック処理をそれぞれ個別にパーソナライズ
- アサイメントの追加とローカルおよびグローバル異動中におけるビジネス・タイトルのコピー
- レスポンシブ雇用フローの「文書レコード」プラグイン・セクション
- 「雇用情報」ページに追加された「最終更新者」および「最終更新日」フィールド
- レスポンシブ・アサイメントの変更フローでのプライマリ・アサイメント・インジケータの切替え
- ポジションまたはジョブに基づくビジネス・タイトルのデフォルト設定の制御
- 雇用フローにおける有効日のデフォルト設定の制御
- アサイメントEFFでサポートされるフレックスフィールド・パラメータ
- アサイメント承認ペイロードを追加するために追加されたソース・アサイメント属性
- 雇用通知のデータ・モデルに追加された報酬ゾーン属性
- 雇用変換時の「ポジションから同期化」および「常勤換算およびヘッドカウントの自動計算」のインジケータの保持
- 雇用関係ページの読取り専用アクセス
- 「雇用関係の編集」クイック処理の名前を「雇用関係」に変更
- 「処理待ち就業者の変換」および「処理待ち就業者の編集」ページに追加された個人番号
- 文書レコード
- ワーク・ストラクチャ
- オートコンプリート
- 職責範囲
- ブラジルの人材管理
- カナダの人材管理
- 中国の人材管理
- ドイツの人材管理
- メキシコの人材管理
- ルーマニアの人材管理
- 米国の人材管理
- グローバル給与インタフェース
- グローバル人事管理
- ワークライフ・ソリューション
- HRの最適化
- 重要な処理および考慮事項
- 制限付提供
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | 備考 |
---|---|---|---|
2021年5月25日 | グローバル人事管理 | チェックリスト・テンプレート構成時の追加のアプリケーション・タスク | 文書の更新。更新21Bの5月の更新で提供された機能。 |
2021年4月30日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(21A、21B、21Cおよび21D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
このドキュメントは、Oracle HCM Cloudの新機能や改善点に関して理解する必要がある情報の概要をまとめたものです。 このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
このドキュメントに加えて、Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)も参照することをお薦めします。これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
Oracle HCM Cloudリリース・ドキュメントは、機能上の5つのグループ別に提供されます。
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- HCM Cloudの共通機能(このドキュメントは、全HCMアプリケーションに関係します。全製品とHCMツールに関する基本的な人事管理情報です。)
- Global Human Resources Cloud(グローバル人事管理には、他のアプリケーションがワークフォース・ストラクチャや個人情報などの共通データのために使用する基本アプリケーションが含まれています。 実装した製品がどれであっても、それらの製品に影響を与える可能性があるグローバル人事管理の新機能を把握しておくことをお薦めします。)
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品に使用できるわけではありません。
HCM製品に関するオプションの参照ドキュメントは次のとおりです(クラウド・サービスに組み込む製品に応じて異なる)。
- Talent Management Cloud (全タレント・アプリケーション)
- Workforce Rewards Cloud(報酬、福利厚生、給与、グローバル給与インタフェース)
- Workforce Management Cloud(休暇欠勤管理および勤怠管理)
その他のオプションの参照ドキュメントは次のとおりです。
- 共通テクノロジとユーザー・エクスペリエンス(これにはHCM固有でなく全Cloudアプリケーションの共通機能が記載)
ノート: これらのドキュメントはすべて、人材管理のリリース・レディネスまたはOracle Help Centerの「Cloudアプリケーション」→「人材管理」にあります。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
|||||
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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Oracle Global Human Resourcesでは、柔軟で拡張可能なベスト・プラクティスを使用してすべてのワークフォース・セグメントを計画、管理および最適化することで、コンプライアンスを確保し、全体的なワークフォース・エンゲージメントを強化しながら、大きなメリットを得られます。
ユーザーがタスクに少なくとも1回アクセスした後にのみ、タスクの「完了」ボタンが有効になるため、ジャーニ・ページでタスクの完了を合理化できるようになりました。
ユーザーは、タスクで次のリンクをクリックした場合にのみ、タスクを「完了」としてマークできます。
- アプリケーション・タスクの「アプリケーション・タスクに進む」
- 外部URLタスクの「Webサイトに進む」
- I-9検証タスクの「Webサイトに進む」
- DocuSignタスクの「Webサイトに進む」
- 母語電子署名タスクの「文書の表示」
- レポート・タスクの「文書の表示」
この機能を使用して、タスクの完了を合理化します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
「完了」ボタンのこの動作は、ジャーニ・タスク・ページからタスクにアクセスしたときにのみ適用されます。ユーザーがタスク通知からタスクを完了としてマークできなくなるわけではありません。
就業者値リスト検索のパフォーマンスを向上させるために、プロファイル・オプションPER_LOV_SEARCH_WORKERS_EXCLUDE_BUSINESS_TITLEは初期設定で「Y」に設定されています。このようになっているのは、ほとんどのユーザーがビジネス・タイトルに基づいて個人を検索しないためです。引き続きユーザーがビジネス・タイトルに基づいて検索できるようにする場合は、プロファイル・オプションを「N」に変更できます。プロファイル・オプションを「Y」に設定しても、結果にはビジネス・タイトルが表示されますが、検索は個人の名前、勤務先Eメールおよび個人番号のみに基づいて行われます。
この機能により、パフォーマンスとユーザー・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
チェックリスト・テンプレート構成時の追加のアプリケーション・タスク
タイプ「アプリケーション・タスク」のチェックリスト・タスクを構成する際に、クイック処理の拡張リストを使用できるようになりました。これらのクイック処理は、選択したタスク実行者に基づきます。
タスク実行者に基づいて、より簡単に関連するクイック処理にアクセスできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- ユーザーがクラシック・ページではなくレスポンシブ・ページにナビゲートするようにする場合は、必要なプロファイル・オプションが有効になっていることを確認してください。
- サンドボックスを介して、「ツール」→「構成」メニューでクイック処理が有効になっていることを確認する必要があります。
- 21B以降、チェックリスト・テンプレートでアプリケーション・タスクを構成するユーザーに個人レコードを関連付ける必要があります。たとえば、個人レコードが関連付けられていないユーザーについては、次に示すクイック処理が、アプリケーション・タスク値リストに表示されません。
- アクティビティ
- 追加アサイメント情報
- 連絡先情報
- 文書レコード
- 雇用情報
- 家族および緊急連絡先
- ID情報
- 自分の報酬
- 自分のプロファイル
- 個人詳細
- プリファレンス
主なリソース
プロファイル・オプションの作成および有効化の詳細は、My Oracle Supportの次のドキュメントを参照してください。
-
HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスの設定情報 - (文書ID 2399671.1)
Oracle Fusion HRMS (ルーマニア)は、ルーマニア固有の機能をサポートしています。これによって、ユーザーは、ルーマニアのビジネス・プラクティスに従い、法定要件に準拠できます。
ルーマニア用に「契約タイプ」と「アサイメント・カテゴリ」の2つの新しい値が事前定義されています。それぞれ、「テレワーク条項のあるリース作業員契約」と「GEO 132/2020に応じたフルタイム」です。
地域法定レポートの更新に準拠するために値が追加されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
Oracle Global Payrollインタフェースでは、個人給与情報を第三者給与プロバイダに送信し、処理済給与データをOracle Fusion Global HRにインポートする機能をサポートしています。第三者給与プロバイダの要件を満たすために、事前定義済の抽出定義をコピーして変更できます。データを抽出する前に、必要に応じて給与コーディネータは「総支給項目の計算」プロセスを実行し、定期値を計算して総支給項目計算を検証できます。第三者給与プロバイダから処理済の給与データまたは給与明細をインポートすると、そのデータをレポートおよび分析に使用できます。
ADPグローバル給与インタフェースでの追加の銀行口座属性のサポート
BankAccountDetailsセクションにあるこれらの追加属性を使用して、ADPグローバル給与とのインタフェースを拡張できます。
BankAccountDetails
-
AccountSuffix
-
ElectAccountNumber
ノート: このパッチを適用した後、ベースライン抽出を実行してください。このベースライン抽出の完了後に、通常のデータ変更と抽出を実行します。
この機能により、国別仕様に準拠してADPグローバル給与インタフェースが強化されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
- ベースライン抽出の生成の詳細は、Oracle Help Centerにあるグローバル給与インタフェースの実装ガイドのベースライン抽出の生成のトピックを参照してください
ADPグローバル給与インタフェースでのすべての雇用モデルに関するドイツの契約情報のサポート
契約情報が雇用モデルで使用可能でない場合は、ProjectedContractEndDateおよびContractType属性を使用して、ADPグローバル給与インタフェースで契約関連情報をレポートします。
LegislativeData CountryCode="DE"
-
LocalPersonData
-
AssignmentData
-
ProjectedContractEndDate
-
ContractType
-
-
契約情報が雇用モデルで使用可能な場合は、AssignmentDataの下にある標準契約属性がレポート目的で使用されます。
AssignmentData
-
ProjectedContractEndDate
-
ContractDetails
-
ContractType
-
ノート: これらの属性をADPにすでにレポートしており、次の増分実行での変更のみをレポートする場合は、このパッチの適用後にベースライン抽出を実行してください。このベースライン抽出の完了後に、通常のデータ変更と抽出を実行します。
この機能により、国別仕様に準拠してADPグローバル給与インタフェースが強化されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
ベースライン抽出の生成およびすべての雇用モデルに関する契約情報のレポートの詳細は、次のリソースを参照してください。
-
Oracle Help Centerにあるグローバル給与インタフェースの実装ガイド、ベースライン抽出の生成
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | 備考 |
---|---|---|---|
2021年5月25日 | OTBI | レコード文書リアルタイムに対するアサイメント・レベル・セキュリティ変更 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年5月25日 | グローバル人事管理/雇用 |
雇用フローにおける有効日のデフォルト設定の制御 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年4月30日 | グローバル給与インタフェース/置き換えられた機能または削除された機能 | グローバル給与インタフェースの総支給額に対する計算の廃止 | 文書の更新。更新21Bで提供された機能。 |
2021年4月30日 | グローバル人事管理/オートコンプリート | 個人電話番号ビジネス・オブジェクトのオートコンプリート・ルール | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年4月30日 |
グローバル人事管理/オートコンプリート |
雇用ビジネス・オブジェクトのオートコンプリート・ルール | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年4月30日 |
グローバル人事管理/オートコンプリート |
ワークフォース・ストラクチャ・ビジネス・オブジェクトのオートコンプリート・ルール | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年4月30日 |
制限付提供 | 制限付提供機能 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年3月26日 | グローバル人事管理/雇用 |
「自分のチーム」と「自分のクライアント・グループ」の雇用クイック処理をそれぞれ個別にパーソナライズ | 文書の更新。更新21Bで提供された機能。 |
2021年3月26日 |
グローバル人事管理/雇用 |
アサイメントの追加とローカルおよびグローバル異動中におけるビジネス・タイトルのコピー | 文書の更新。更新21Bで提供された機能。 |
2021年3月26日 |
グローバル人事管理/雇用 |
ポジションまたはジョブに基づくビジネス・タイトルのデフォルト設定の制御 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年3月26日 |
グローバル人事管理/雇用 |
レスポンシブ・アサイメントの変更フローでのプライマリ・アサイメント・インジケータの切替え | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2021年3月26日 |
OTBI |
複数のHCM OTBIサブジェクト領域にわたる属性名の変更 | 文書の更新。更新21Bで提供された機能。 |
2021年3月5日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(21A、21B、21Cおよび21D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
このドキュメントは、Oracle HCM Cloudの新機能や改善点に関して理解する必要がある情報の概要をまとめたものです。 このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
このドキュメントに加えて、Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)も参照することをお薦めします。これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
Oracle HCM Cloudリリース・ドキュメントは、機能上の5つのグループ別に提供されます。
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- HCM Cloudの共通機能(このドキュメントは、全HCMアプリケーションに関係します。全製品とHCMツールに関する基本的な人事管理情報です。)
- Global Human Resources Cloud(グローバル人事管理には、他のアプリケーションがワークフォース・ストラクチャや個人情報などの共通データのために使用する基本アプリケーションが含まれています。 実装した製品がどれであっても、それらの製品に影響を与える可能性があるグローバル人事管理の新機能を把握しておくことをお薦めします。)
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品に使用できるわけではありません。
HCM製品に関するオプションの参照ドキュメントは次のとおりです(クラウド・サービスに組み込む製品に応じて異なる)。
- Talent Management Cloud (全タレント・アプリケーション)
- Workforce Rewards Cloud(報酬、福利厚生、給与、グローバル給与インタフェース)
- Workforce Management Cloud(休暇欠勤管理および勤怠管理)
その他のオプションの参照ドキュメントは次のとおりです。
- 共通テクノロジとユーザー・エクスペリエンス(これにはHCM固有でなく全Cloudアプリケーションの共通機能が記載)
ノート: これらのドキュメントはすべて、人材管理のリリース・レディネスまたは Oracle Help Centerの「Cloud Applications」→「Human Capital Management」にあります。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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Oracle Global Human Resourcesでは、柔軟で拡張可能なベスト・プラクティスを使用してすべてのワークフォース・セグメントを計画、管理および最適化することで、コンプライアンスを確保し、全体的なワークフォース・エンゲージメントを強化しながら、大きなメリットを得られます。
従業員、派遣就業者またはHR担当者は、トランザクションが承認された後に、「個人情報の変更」および「個人外部識別子」承認通知で現在の変更および提案された変更を表示できるようになりました。以前は、承認トランザクションが完了したら、承認通知を開いてもトランザクションの詳細が表示されませんでした。
この機能により、承認通知に詳細が表示され、ユーザー・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
この拡張機能は、このリリースへのアップグレード後に作成および承認された承認通知にのみ適用されます。このリリースより前に作成された承認通知には、承認が完了した後も詳細は表示されません。
新しいジョブ・セット「個人名、キーワードおよびLDAPへの名前書式の適用」で個人名書式を変更した後、複数の必須ジョブを実行するプロセスを簡略化できるようになりました。新しいジョブ・セットには、次のジョブが含まれています。
- 個人名への名前書式の適用
- LDAPへの複数ユーザーの個人データの送信
- 検索個人キーワードの更新
「個人名、キーワードおよびLDAPへの名前書式の適用」ジョブ・セットを実行すると、2つのステップで実行されます。
- 「個人名への名前書式の適用」が最初に実行されます。
- 検索個人キーワードの更新ジョブと「LDAPへの複数ユーザーの個人データの送信」ジョブが並行して実行されます。
ジョブ・セットの実行方法
- 「ツール」→「スケジュール済プロセス」にナビゲートします。
- プロセスのスケジュールをクリックします。
- 「ジョブ・セット」を選択し、「個人名、キーワードおよびLDAPへの名前書式の適用」を検索します。
- 「OK」をクリックします
- 各ジョブを選択し、パラメータを入力します。
- 「OK」をクリックします
この機能により、ユーザーの生産性が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 「個人名への名前書式の適用」ジョブが正常に実行されたが、2番目のステップで検索個人キーワードの更新ジョブまたは「LDAPへの複数ユーザーの個人データの送信」ジョブが失敗した場合、ジョブ・セットと子ジョブはエラーとしてマークされ、成功したジョブが実装されます。失敗したジョブは実装されません。
- ジョブ・セット「個人名、キーワードおよびLDAPへの名前書式の適用」の実行中は、「個人名への名前書式の適用」、「LDAPへの複数ユーザーの個人データの送信」および検索個人キーワードの更新ジョブを個別にスケジュールまたは実行することはできません。
ロール情報
ジョブ・セットにアクセスするには、「個人構成職務」ルールが付与されている必要があります。
HCMレスポンシブ・ページでの機密データの表示を監査する機能が追加されたことで、様々なビジネス・オブジェクトの既存の広範な監査機能が強化されます。
次の機密属性への読取りアクセスを監査できます。
- 国別識別子番号
- パスポート番号
- 運転免許番号
- 個人自宅住所
- 個人Eメール・アドレス
- 個人電話番号
- 口座番号
- 市民権番号
- ビザ番号、労働許可または居住番号の追加個人情報
この情報を、ブラウザから機密データへのアクセスのコンプライアンスおよび監視に使用できます。
有効化のステップ
この機能はアップグレード時に無効になります。この機能を有効にするには、「モバイルレスポンシブ機密データ表示監査使用可能」(ORA_HCM_SENSITIVE_DATA_VIEW_AUDIT_ENABLED)プロファイル・オプションをYに設定する必要があります。
- 「設定および保守」作業領域に移動します。
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
- ORA_HCM_SENSITIVE_DATA_VIEW_AUDIT_ENABLEDプロファイル・オプション・コードを検索し、検索結果から選択します。
- 次に、「プロファイル・レベル」を「サイト」に、「プロファイル値」をYに設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
ヒントと考慮事項
この機能は、HCMレスポンシブ・ページでのみ使用できます。
ロール情報
「機密データ・アクセス監査」ページは、PER_VIEW_SENSITIVE_DATA_ACCESS_AUDIT_PRIVの権限コードを持つ機能セキュリティ権限を使用して保護されます。アップグレード時に、事前定義済の「IT監査者」ロールに付与されます。このページへのアクセスをカスタム・ジョブ・ロールまたは抽象ロールに許可する場合は、この機能セキュリティ権限をカスタム・ロールに付与する必要があります。
機能セキュリティ権限 | 事前定義済ロール |
---|---|
PER_VIEW_SENSITIVE_DATA_ACCESS_AUDIT_PRIV |
IT監査者 |
「自分のチーム」と「自分のクライアント・グループ」の雇用クイック処理をそれぞれ個別にパーソナライズ
ユーザーは、「自分のチーム」タブで雇用クイック処理を非表示にし、その一方で「自分のクライアント・グループ」タブからアクセスしたときの「雇用情報」レスポンシブ・ページではそれらの雇用処理を保持できます。
次の例では、ナビゲータの「構成」構成オプションを使用して、「自分のチーム」タブに「アサイメントの追加」クイック処理が表示されないようにしています。
ナビゲータの「構成」構成オプションを使用して、「自分のチーム」タブと「自分のクライアント・グループ」タブの雇用クイック処理を個別に非表示にします。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 特定のロールについてクイック処理を削除するには、集計権限を削除することをお薦めします。たとえば、ライン・マネージャが「アサイメントの追加」クイック処理にアクセスできないようにする必要がある場合は、対応する集計権限をカスタム・ライン・マネージャ・ロールから削除する必要があります。固有のビジネス要件のために集計権限を削除できないシナリオでのみ、ナビゲータの「構成」構成オプションを使用して目的のクイック処理を非表示にできます。
アサイメントの追加とローカルおよびグローバル異動中におけるビジネス・タイトルのコピー
アサイメントを追加したり、グローバル異動またはグローバル臨時アサイメントを実行するときにソース・アサイメントからビジネス・タイトルが自動的にコピーされるため、ユーザー・エクスペリエンスが向上しました。
アサイメントを追加したり、グローバル異動またはグローバル臨時アサイメントを実行するときに、ビジネス・タイトルを手動で入力する必要はありません。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 「アサイメントの追加」(永続および臨時)、「グローバル異動」および「グローバル臨時アサイメント」フローでは、新しく作成されるアサイメントのビジネス・タイトルがソース・アサイメントからデフォルト設定されます。
- 「アサイメントの追加」フローでは、ユーザーがデフォルトのビジネス・タイトルを変更しない場合、送信時にビジネス・タイトルの後に?<number>が追加されます。たとえば、ソース・アサイメントのビジネス・タイトルが営業マネージャであり、ユーザーが新しいアサイメントについてビジネス・タイトルを変更しなかった場合、ユーザーがトランザクションを送信すると、新しいビジネス・タイトルは営業マネージャ-2となります。ただし、ビジネス・タイトルにすでにハイフン(-)が含まれている場合(例: 営業 - マネージャ)、ビジネス・タイトルの後に番号は追加されません。
主なリソース
- 詳細は、リリース21Bの新機能: ポジションまたはジョブに基づくビジネス・タイトルのデフォルト設定の制御を参照してください
レスポンシブ雇用フローの「文書レコード」プラグイン・セクション
「文書レコード」プラグイン・セクションを有効にすることで、雇用ビジネス・プロセスに固有の文書レコードを追加する機能を利用できるようになりました。追加した文書レコードには、個人の文書レコード・ページからアクセスできます。
次の雇用フローを構成して、文書レコード・プラグインを有効にできます。
- アサイメントの追加
- 派遣就業者の追加
- 処理待ち就業者の追加
- 非就業者の追加
- アサイメントの変更
- 事業所の変更
- マネージャの変更
- 勤務時間の変更
- 雇用関係の作成
- 直属の部下
- 処理待ち就業者の編集
- 従業員の採用
- ローカルおよびグローバル異動
- 昇格・昇進
- 辞職
- 退職
- 異動
- 雇用関係
就業者の文書レコードを他の雇用トランザクションの一部として管理できるため、より簡単かつ高速になります。
有効化のステップ
- 「文書レコード」プラグイン・セクションはデフォルトでは非表示になっています。レスポンシブ・フローでこのセクションを有効にするには、HCMエクスペリエンス設計スタジオを使用する必要があります。HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスの設定の詳細は、My Oracle Support (https://support.oracle.com)にあるホワイト・ペーパー『HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスの設定情報』(文書ID 2399671.1).を参照してください。
- HCMフロー-文書タイプ・マッピングを構成します。
- 「設定および保守」で、「企業HCM情報の管理」タスクに移動します。
- 「編集」をクリックします。
- 「HCMフローと文書タイプのマッピング」セクションにナビゲートします。
- 「追加」(+)アイコンをクリックします。
- HCMフローおよび文書タイプを選択します。
- 追加のマッピングを構成するには、前の2つの手順を繰り返します。
- 「送信」をクリックし、表示される警告メッセージで「はい」をクリックします。
- 「OK」をクリックしてから、「完了」をクリックします
ヒントと考慮事項
- デフォルトでは、このプラグインは無効です。トランザクション設計スタジオで有効にする必要があります。
- デフォルトでは、雇用フローで文書レコードを作成すると、ユーザーの文書タイプ・セキュリティ・プロファイルの一部である文書タイプがすべて文書タイプ値リストに表示されます。
ノート: 「派遣就業者の追加」、「非就業者の追加」、「処理待ち就業者の追加」、「従業員の採用」などのフローでは、サインインしたユーザーが文書タイプへの管理アクセス権を持つ場合、値リストにこれらの文書タイプが表示されます。
- 文書タイプおよびHCMフローの有効日マッピングはありません。トランザクションの日付時点のマッピングが使用されます。
- 処理待ち就業者を追加するときに、新しい文書レコードを添付できます。ただし、処理待ち就業者の編集時または処理待ち就業者の変換時には、これらの文書レコードは表示されません。ただし、「処理待ち就業者の編集」および「処理待ち就業者の変換」フローの一部として文書レコードをさらに追加できます。
- 辞職および退職フロー中に新しい文書レコードを添付できます。ただし、これらの文書レコードは、退職を表示または訂正しても表示されません。
- ローカルおよびグローバル異動フローのバリエーションごとに異なる文書タイプをマップすることはできません。つまり、異動、グローバル異動およびグローバル臨時アサイメントではすべて同じ文書タイプがサポートされます。
- 雇用トランザクションが削除されても(異動が削除された場合など)、そのトランザクションの一部として作成された文書レコードは保持されます。これらは自動的には削除されません。
- 個人の既存の文書レコードは、雇用フロー・ページのこのセクションには表示されません。
- 文書レコード・セクションは、読取り専用の「雇用情報」ページでは使用できません。就業者のすべての既存の文書レコードを表示するには、「文書レコード」クイック処理を使用する必要があります。
- 雇用フローの承認プロセスが適用され、文書レコードが採用フローに追加された場合、採用が承認されると、文書レコードは新規採用者の文書レコードに移動されます。
- 文書レコード承認フローはプラグイン・セクションに適用できません。
- 雇用フローの承認ルールを構成する場合、文書レコード属性を雇用フローの承認ペイロードに追加できません。
- 雇用フロー承認通知のBIPデータ・モデルが更新され、文書レコード・データ・セットが含まれるようになりました。
- ただし、雇用フロー承認通知のBIPテンプレートには、初期状態で文書レコード・セクションは含まれていません。RTFテンプレートを変更して、対応するデータ・モデルで新しく定義したデータ・セットを使用して、文書レコード情報を含める必要があります。
- 通知の添付には名前のみが表示され、ダウンロードできません。承認者は、「編集」をクリックして添付を表示およびダウンロードできます。
- 雇用トランザクションの有効日は、雇用トランザクションの一部として作成された文書レコードの公開日として機能します。
- 処理待ち状態の文書レコード・データが無効になるような方法で文書タイプ構成を変更すると、承認待ちでそのような文書レコードを含む雇用トランザクションは失敗します。
主なリソース
- My Oracle Supportの『Document Records Plug-in Section for Employment Flows』(ドキュメントID 2752992.1)を参照してください。
- Oracle Help Centerの『Global Human Resourcesの実装』ガイドを参照してください。
- 第39章 - その他の設定および保守タスク: HCMエクスペリエンス設計スタジオ
- 第23章 - フレックスフィールドの保守: 拡張可能フレックスフィールドの管理
「雇用情報」ページに追加された「最終更新者」および「最終更新日」フィールド
レスポンシブな「雇用情報」ページの「雇用履歴」および「先日付処理」セクションに「最終更新者」および「最終更新日」フィールドを追加することで、ユーザー・エクスペリエンスが向上しました。
この機能により、「最終更新者」および「最終更新日」フィールドが追加され、レスポンシブな「雇用情報」ページでのデータ表示が向上します。
有効化のステップ
「最終更新者」および「最終更新日」フィールドは、レスポンシブな「雇用情報」ユーザー・インタフェースではデフォルトで非表示になっています。これらのフィールドを有効にするには、HCMエクスペリエンス設計スタジオを使用する必要があります。
主なリソース
- My Oracle SupportのTransaction Design Studio ? What It Is and How It Works (ドキュメントID 2504404.1)
- Oracle Help Centerの『Global Human Resourcesの実装』ガイド、第39章「その他の設定および保守タスク: HCMエクスペリエンス設計スタジオ」
レスポンシブ・アサイメントの変更フローでのプライマリ・アサイメント・インジケータの切替え
レスポンシブ・アサイメントの変更フローで、ユーザーがプライマリ・アサイメント・インジケータを切り替える機能が向上しました。
レスポンシブな「アサイメントの変更」ユーザー・インタフェースからプライマリ・アサイメントのインジケータを変更できるようになりました。
有効化のステップ
レスポンシブな「アサイメントの変更」ユーザー・インタフェースでは、「プライマリ・アサイメント」フィールドはデフォルトで非表示になっています。このフィールドを有効にするには、HCMエクスペリエンス設計スタジオを使用する必要があります。
ヒントと考慮事項
-
「アサイメントの変更」ユーザー・インタフェースのみを使用して、アサイメントのプライマリ・インジケータを変更できます。
-
プライマリ・アサイメント・インジケータは訂正できません。レスポンシブな「アサイメントの変更」ユーザー・インタフェースを使用して、インジケータを有効日更新でのみ更新できます。
-
プライマリ・インジケータを変更することで、非プライマリ・アサイメントをプライマリにできます。ただし、プライマリ・インジケータを変更してプライマリ・アサイメントを非プライマリにすることはできません。
-
プライマリ・インジケータの値を「いいえ」から「はい」に変更できますが、値を変更した後に「いいえ」の値に戻すことはできません。前の値に戻す場合は、「アサイメントの変更」フローを取り消して再開する必要があります。
-
選択した非プライマリ・アサイメントまたは現在のプライマリ・アサイメントに先日付の雇用変更が存在する場合、プライマリ・アサイメント・インジケータは変更できません。
-
「アサイメントの終了」および「臨時アサイメントの終了」処理を実行する場合、アサイメントのプライマリ・インジケータは更新できません。
-
非アクティブなアサイメントのプライマリ・インジケータは更新できません。
主なリソース
- My Oracle SupportのTransaction Design Studio ? What It Is and How It Works (ドキュメントID 2504404.1)
- Oracle Help Centerの『Global Human Resourcesの実装』ガイド、第39章「その他の設定および保守タスク: HCMエクスペリエンス設計スタジオ」
- 『グローバル人事管理の使用』ガイドの雇用プライマリ・ステータス属性トピック
ポジションまたはジョブに基づくビジネス・タイトルのデフォルト設定の制御
新しいプロファイル・オプションを使用して、レスポンシブ雇用フローのポジションまたはジョブからビジネス・タイトルをデフォルト設定するようにユーザーが制御できるようになりました。
レスポンシブ雇用フローのビジネス・タイトルは、次の3つの構成オプションのいずれかを使用してデフォルト設定できます。
-
ジョブに基づいてデフォルト設定し、ユーザーが上書きした値を保持: これは、就業者のジョブに基づいてビジネス・タイトルが移入され、就業者のアサイメントにジョブ変更があるたびにタイトルが自動的に変更される、現在のアプリケーションの動作です。ただし、ユーザーが就業者のアサイメントのビジネス・タイトルを手動で更新した場合、就業者のアサイメントにジョブ変更があっても、ユーザーが入力した変更は保持されます。
-
ジョブに基づくデフォルト設定: ビジネス・タイトルは就業者のジョブに基づいて移入され、就業者のアサイメントにジョブ変更があるたびにタイトルが自動的に変更されます。ユーザーが就業者のアサイメントのビジネス・タイトルを手動で更新した場合でも、ユーザーが入力した変更は削除され、就業者のアサイメントにジョブ変更があるたびにビジネス・タイトルがジョブ値に再度デフォルト設定されます。
-
ポジションに基づくデフォルト設定: ビジネス・タイトルは就業者のアサイメントのポジションに基づいて移入され、就業者のアサイメントにポジション変更があるたびにタイトルが自動的に変更されます。ユーザーが就業者のアサイメントのビジネス・タイトルを手動で更新した場合でも、ユーザーが入力した変更は削除され、就業者のアサイメントにポジション変更があるたびにビジネス・タイトルがポジション値に再度デフォルト設定されます。
レスポンシブ雇用フローでポジションまたはジョブがビジネス・タイトルにデフォルト設定されるかどうかをより柔軟に決定できるようになりました。
有効化のステップ
デフォルトでは、プロファイル・オプションは、ユーザー変更を保持する現在のアプリケーション動作に従うことを意味する「R」に設定されています。
フィールド | 値 |
---|---|
プロファイル・オプション・コード | ORA_PER_EMPL_DEFAULT_BUSINESS_TITLE_FROM |
次の表に、プロファイル・オプション値の説明を示します。
シリアル番号 | プロファイル値 | 摘要 |
---|---|---|
1 | ユーザー変更の保持 |
就業者のアサイメントでジョブが変更されるたびに、ビジネス・タイトルがジョブ名にデフォルト設定されます。 ただし、ユーザーが就業者のアサイメントのビジネス・タイトルを手動で更新した場合、就業者のアサイメントにジョブの変更があっても、ユーザーが入力した変更は保持されます。 |
2 | ジョブ変更に基づく自動更新 |
就業者のアサイメントでジョブが変更されるたびに、ビジネス・タイトルがジョブ名にデフォルト設定されます。 |
3 | ポジション変更に基づく自動更新 |
就業者のアサイメントでポジションが変更されるたびに、ビジネス・タイトルがポジション名にデフォルト設定されます。 |
プロファイル・オプションを必要な値に設定するには、「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
-
「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
-
ORA_PER_EMPL_DEFAULT_BUSINESS_TITLE_FROMプロファイル・オプション・コードを検索し、検索結果でそのプロファイル・オプションを選択します。
-
「プロファイル値」領域で、「プロファイル値」フィールドで必要な値を選択します。
-
「保存してクローズ」をクリックします。
ヒントと考慮事項
-
ORA_PER_EMPL_DFLT_BUS_TITLEプロファイル・オプションはレスポンシブ・ページにのみ適用されます。
-
一括雇用主変更フローのビジネス・タイトルは、プロファイル・オプションに関係なく、ソース・アサイメントからデフォルト設定されます。
-
処理待ち就業者の変換フロー(「変換」、「クイック変換」および「ESS」プロセス)のビジネス・タイトルは、プロファイル・オプションに関係なく、ソース処理待ち就業者アサイメントからデフォルト設定されます。
次の表に、プロファイル・オプションに構成された値に基づくレスポンシブ雇用フローでのアプリケーションの動作を示します。
レスポンシブ雇用フロー | プロファイル・オプションの動作: ポジション変更に基づく自動更新 |
プロファイル・オプションの動作: ジョブ変更に基づく自動更新 |
プロファイル・オプションの動作: ユーザー変更の保持 |
---|---|---|---|
追加フロー(従業員の採用など)。 |
|
|
|
更新フロー(昇格・昇進や異動など)。 |
|
|
|
訂正フロー(雇用詳細など)。 |
|
|
|
アサイメントの追加(永続および臨時) |
|
|
|
ローカルおよびグローバル異動(グローバル異動およびグローバル臨時アサイメント) |
|
|
|
新しいプロファイル・オプションを使用して、これらのレスポンシブ雇用フローの有効日のデフォルト設定をユーザーが停止できるようになりました。
- アサイメントの追加
- 派遣就業者の追加
- 非就業者の追加
- 処理待ち就業者の追加
- アサイメントの変更
- 事業所の変更
- マネージャの変更
- 勤務時間の変更
- 雇用関係の作成
- 直属の部下
- 従業員の採用
- ローカルおよびグローバル異動
- 昇格・昇進
- 退職
- 異動
新しいプロファイル・オプションを使用して、レスポンシブ雇用フローの有効日をデフォルト設定するデフォルトの動作を変更できるようになりました。
有効化のステップ
デフォルトでは、このプロファイル・オプションはYに設定されています。これは、雇用フローで有効日がデフォルト設定されることを意味します(現在の動作)。レスポンシブな雇用フローで有効日のデフォルト設定を停止するには、プロファイル・オプションをNに設定する必要があります。
プロファイル・オプション・コード |
プロファイル表示名 | デフォルトのプロファイル値 |
---|---|---|
ORA_PER_EMPL_DEFAULT_EFFECTIVE_DATE |
デフォルトで設定された雇用トランザクション日 |
Y |
雇用フローで有効日のデフォルト設定を停止するには、「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
-
「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
-
ORA_PER_EMPL_DEFAULT_EFFECTIVE_DATEプロファイル・オプション・コードを検索し、検索結果でそのプロファイル・オプションを選択します。
-
「プロファイル値」領域で、「プロファイル値」フィールドにNを選択します。
-
「保存してクローズ」をクリックします。
ヒントと考慮事項
-
ORA_PER_EMPL_DEFAULT_EFFECTIVE_DATEプロファイル・オプションは、説明に記載されているレスポンシブ・ページにのみ適用されます。
-
レスポンシブ雇用フローで有効日をデフォルト設定しないことを選択した場合は、選択したフローに最初に有効日を入力する必要があります。その他のフィールドは、有効日を入力した後にのみ変更可能になります。
- 「退職」および「辞職」フローについては、この拡張の目的では通知日が有効日とみなされます。したがって、ORA_PER_EMPL_DEFAULT_EFFECTIVE_DATEプロファイル・オプションが「N」に設定されている場合、通知日は空白値としてデフォルト設定され、ユーザーはフローを続行する前に通知日を入力する必要があります。
- 雇用フローの必須フィールドであるこの日付を入力できなくなるため、プロファイル・オプションがNに設定されている場合は、ページ・コンポーザまたはHCMエクスペリエンス設計スタジオを使用して有効日フィールドを非表示にしないでください。
- プロファイル・オプション値がNに設定されている場合でも、オファー変換フローの動作は以前と同じです。これは、「時期および事由」セクションの開始日のフィールド値に、ジョブ・オファーの作成時に入力した値が移入されるためです。
- プロファイル・オプション値がNに設定されている場合でも、処理待ち就業者の変換フローの動作は以前と同じです。これは、「時期および事由」セクションの開始日のフィールド値に、処理待ち就業者の作成時に入力した提示開始日の値が移入されるためです。
アサイメントEFFでサポートされるフレックスフィールド・パラメータ
ユーザーがアサイメント拡張可能フレックスフィールドのパラメータとしてアサイメント属性および付加フレックスフィールドを使用できるようにすることで、データの正確性を確保できるようになりました。
次の表に、アサイメント拡張可能フレックスフィールドで使用できるパラメータのリストを示します。
シリアル番号 | パラメータ名 | データ型 | 摘要 |
---|---|---|---|
1 | LOCATION_ID | 数値 | 事業所 |
2 | EFFECTIVE_END_DATE |
日付 | 有効終了日 |
3 | EFFECTIVE_START_DATE |
日付 | 有効開始日 |
4 | BUSINESS_UNIT_ID |
数値 | ビジネス・ユニット |
5 | GRADE_ID |
数値 |
等級 |
6 | JOB_ID |
数値 | ジョブ |
7 | LEGAL_ENTITY_ID | 数値 | 雇用主 |
8 | ORGANIZATION_ID | 数値 | 組織 |
9 | PERSON_ID | 数値 | 個人 |
10 | ACTION_CODE | Varchar2 | 処理 |
11 | ASSIGNMENT_STATUS_TYPE | Varchar2 |
アサイメント・ステータス・タイプ |
12 | ASSIGNMENT_STATUS_TYPE_ID |
数値 | アサイメント・ステータス・タイプID |
13 | BARGAINING_UNIT_CODE | Varchar2 | 交渉団体 |
14 | COLLECTIVE_AGREEMENT_ID | 数値 | 労働協約 |
15 | EMPLOYEE_CATEGORY | Varchar2 | 就業者カテゴリ |
16 | EMPLOYMENT_CATEGORY |
Varchar2 | アサイメント・カテゴリ |
17 | LEGISLATION_CODE_VALUE | Varchar2 | 国別仕様コード値 |
18 | PERSON_TYPE_ID |
数値 | 個人タイプ |
19 | PRIMARY_ASSIGNMENT_FLAG |
Varchar2 | プライマリ・アサイメント・フラグ |
20 | PRIMARY_FLAG |
Varchar2 | プライマリ・フラグ |
21 | REASON_CODE |
Varchar2 | 処理事由 |
22 | SYSTEM_PERSON_TYPE |
Varchar2 | 就業者タイプ |
23 | UNION_ID |
数値 | 組合 |
24 | SYSTEM_EFFECTIVE_DATE |
日付 | システム有効日 |
25 | ASSIGNMENT_ID |
数値 | アサイメントID |
26 | SENIORITY_BASIS |
Varchar2 | 年功計算の基準 |
27 | SET_OF_BOOKS_ID |
数値 | 会計帳簿ID |
28 | EXPENSE_CHECK_ADDRESS |
Varchar2 | 費用小切手送付先住所 |
29 | FULL_PART_TIME |
Varchar2 | フルタイムまたはパートタイム |
30 | GRADE_LADDER_PGM_ID |
数値 | 等級ラダー |
31 | HOURLY_SALARIED_CODE |
Varchar2 | 時給または固定給 |
32 | PRIMARY_WORK_RELATION_FLAG |
Varchar2 | プライマリ雇用関係インジケータ |
33 | PROPOSED_WORKER_TYPE |
Varchar2 | 提示Personタイプ |
34 | PERMANENT_TEMPORARY_FLAG |
Varchar2 | 正社員または臨時 |
35 | ESTABLISHMENT_ID |
Varchar2 | 報告組織 |
36 | POSITION_OVERRIDE_FLAG |
Varchar2 | ポジションから同期化フラグ |
37 | LABOUR_UNION_MEMBER_FLAG |
Varchar2 | 組合員 |
38 | ASSIGNMENT_TYPE |
Varchar2 | アサイメント・タイプ |
39 | MANAGER_FLAG |
Varchar2 | マネージャとして勤務 |
40 | WORK_AT_HOME |
Varchar2 | 在宅勤務 |
41 | GSP_ELIGIBILITY_FLAG |
Varchar2 | 等級ステップ昇格に含める |
42 |
|
|
国別仕様フレックスフィールド |
43 |
|
|
顧客フレックスフィールド |
アサイメント拡張可能フレックスフィールドのパラメータ変更とともに、アサイメント付加フレックスフィールドで使用できるパラメータのリストも追加しました。次の表に、以前にサポートされていたパラメータと、この拡張で新しく追加されたパラメータのリストを示します。
シリアル番号 | パラメータ名 | データ型 | 摘要 | 付加フレックスフィールドのサポート |
---|---|---|---|---|
1 | LOCATION_ID | 数値 | 事業所 | リリース18C以降 |
2 | EFFECTIVE_END_DATE |
日付 | 有効終了日 | リリース18C以降 |
3 | EFFECTIVE_START_DATE |
日付 | 有効開始日 |
リリース18C以降 |
4 | BUSINESS_UNIT_ID |
数値 | ビジネス・ユニット | リリース18C以降 |
5 | GRADE_ID |
数値 |
等級 | リリース18C以降 |
6 | JOB_ID |
数値 | ジョブ | リリース18C以降 |
7 | LEGAL_ENTITY_ID | 数値 | 雇用主 | リリース18C以降 |
8 | ORGANIZATION_ID | 数値 | 組織 | リリース18C以降 |
9 | PERSON_ID | 数値 | 個人 | リリース18C以降 |
10 | ACTION_CODE | Varchar2 | 処理 | リリース18C以降 |
11 | ASSIGNMENT_STATUS_TYPE | Varchar2 |
アサイメント・ステータス・タイプ | リリース18C以降 |
12 | ASSIGNMENT_STATUS_TYPE_ID |
数値 | アサイメント・ステータス・タイプID |
リリース18C以降 |
13 | BARGAINING_UNIT_CODE | Varchar2 | 交渉団体 | リリース18C以降 |
14 | COLLECTIVE_AGREEMENT_ID | 数値 | 労働協約 | リリース18C以降 |
15 | EMPLOYEE_CATEGORY | Varchar2 | 就業者カテゴリ | リリース18C以降 |
16 | EMPLOYMENT_CATEGORY |
Varchar2 | アサイメント・カテゴリ | リリース18C以降 |
17 | LEGISLATION_CODE_VALUE | Varchar2 | 国別仕様コード値 | リリース18C以降 |
18 | PERSON_TYPE_ID |
数値 | 個人タイプ |
リリース18C以降 |
19 | PRIMARY_ASSIGNMENT_FLAG |
Varchar2 | プライマリ・アサイメント・フラグ |
リリース18C以降 |
20 | PRIMARY_FLAG |
Varchar2 | プライマリ・フラグ |
リリース18C以降 |
21 | REASON_CODE |
Varchar2 | 処理事由 |
リリース18C以降 |
22 | SYSTEM_PERSON_TYPE |
Varchar2 | 就業者タイプ | リリース18C以降 |
23 | UNION_ID |
数値 | 組合 | リリース18C以降 |
24 | SYSTEM_EFFECTIVE_DATE |
日付 | システム有効日 |
リリース18C以降 |
25 | ASSIGNMENT_ID |
数値 | アサイメントID |
リリース21Bから |
26 | SENIORITY_BASIS |
Varchar2 | 年功計算の基準 |
リリース21Bから |
27 | SET_OF_BOOKS_ID |
数値 | 会計帳簿ID |
リリース21Bから |
28 | EXPENSE_CHECK_ADDRESS |
Varchar2 | 費用小切手送付先住所 |
リリース21Bから |
29 | FULL_PART_TIME |
Varchar2 | フルタイムまたはパートタイム |
リリース21Bから |
30 | GRADE_LADDER_PGM_ID |
数値 | 等級ラダー |
リリース21Bから |
31 | HOURLY_SALARIED_CODE |
Varchar2 | 時給または固定給 |
リリース21Bから |
32 | PRIMARY_WORK_RELATION_FLAG |
Varchar2 | プライマリ雇用関係インジケータ |
リリース21Bから |
33 | PROPOSED_WORKER_TYPE |
Varchar2 | 提示Personタイプ |
リリース21Bから |
34 | PERMANENT_TEMPORARY_FLAG |
Varchar2 | 正社員または臨時 |
リリース21Bから |
35 | ESTABLISHMENT_ID |
Varchar2 | 報告組織 |
リリース21Bから |
36 | POSITION_OVERRIDE_FLAG |
Varchar2 | ポジションから同期化フラグ |
リリース21Bから |
37 | LABOUR_UNION_MEMBER_FLAG |
Varchar2 | 組合員 | リリース21Bから |
38 | ASSIGNMENT_TYPE |
Varchar2 | アサイメント・タイプ |
リリース21Bから |
39 | MANAGER_FLAG |
Varchar2 | マネージャとして勤務 |
リリース21Bから |
40 | WORK_AT_HOME |
Varchar2 | 在宅勤務 |
リリース21Bから |
41 | GSP_ELIGIBILITY_FLAG |
Varchar2 | 等級ステップ昇格に含める |
リリース21Bから |
42 |
|
|
国別仕様フレックスフィールド | リリース18C以降 |
43 |
|
|
顧客フレックスフィールド | リリース18C以降 |
アサイメント拡張可能フレックスフィールドおよびアサイメント付加フレックスフィールドを構成するときに、アサイメント属性および付加フレックスフィールドをパラメータとして使用できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
-
拡張可能フレックスフィールド(EFF)のパラメータを使用して値セットまたはデフォルト条件を構成した場合、これらの値はEFFフィールドにナビゲートしたときにのみ再初期化されます。
主なリソース
- 就業者アサイメントの値セットでフレックスフィールド・パラメータを使用する場合は、My Oracle Supportにある『Worked Example: Using Flexfield Parameters in Value Sets for Worker Assignments』(ドキュメントID 2446362.1)を参照してください。
- 雇用フレックスフィールドについては、Oracle Help Centerにある『Global Human Resourcesの実装』ガイドの「雇用フレックスフィールド」のトピックを参照してください。
アサイメント承認ペイロードを追加するために追加されたソース・アサイメント属性
新しいアサイメントを追加する際にソース・アサイメント属性を使用して承認を構成およびルーティングする機能が拡張されました。この機能を使用すると、就業者の現在のアサイメント属性にルール条件を構成でき、就業者の現在のライン・マネージャの承認チェーンも使用できます。
ノート: この変更は、アサイメントの追加および臨時アサイメントの追加レスポンシブ・フローにのみ適用されます。
ソース・アサイメント属性に基づいて承認ルールを構成し、承認を現在のライン・マネージャにルーティングできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
拡張された承認データ・モデルを使用してユーザーが報酬ゾーン属性を追加する機能が拡張されました。給与セクションを含む次の雇用フローのRTFテンプレートをカスタマイズすることで、雇用通知に属性を含めることができます。
- 派遣就業者の追加
- 処理待ち就業者の追加
- 非就業者の追加
- 従業員の採用
- 勤務時間の変更
- 事業所の変更
- 昇格・昇進
- 異動
- 雇用主の変更
- アサイメントの追加
- アサイメントの変更
- ローカルおよびグローバル異動
- 雇用関係の作成
新しい地理ゾーン詳細データ・セットが追加され、BI Publisherの雇用データ・モデルに報酬ゾーン属性が含まれます。
給与セクションを含む雇用通知に報酬ゾーン属性を含めることができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
詳細は、次のリソースを参照してください。
- リリース20A Workforce Rewardsの新機能で、「報奨」の下にある「給与範囲差分および報酬ゾーン」の見出しの下の機能を確認します。
- My Oracle Supportのホワイト・ペーパー『Salary Range Differentials and Compensation Zones』(ドキュメントID 2605772.1 )。
- ワークフロー通知の構成の詳細は、『Global Human Resourcesの実装』ガイドの第15章「通知および承認」にある構成可能なワークフロー通知の項を参照してください。
雇用変換時の「ポジションから同期化」および「常勤換算およびヘッドカウントの自動計算」のインジケータの保持
次の雇用変換プロセスで、ユーザーが「ポジションから同期化」および「常勤換算およびヘッドカウントの自動計算」インジケータを保持する機能が改善されました。
-
処理待ち就業者から従業員または派遣就業者への変換
- 処理待ち就業者の変換(ページ変換)
- 処理待ち就業者の変換(ESSプロセス)
- クイック変換
-
Oracle Recruitingオファーから就業者への変換
- HRへの移動
- オファー・アサイメントから開始されたその他の雇用トランザクション(グローバル異動やアサイメントの追加など)。
-
オファーの「ポジションから同期化」インジケータに「いいえ」値を選択した場合、HRへの移動中に、新規アサイメントの作成時または既存のアサイメントの更新時にポジション同期化は起動されません。この場合、アサイメントの作成または更新はオファー・データのみに基づきます。
-
処理待ち就業者に対して「ポジションから同期化」インジケータで「いいえ」値を選択した場合、処理待ち就業者の変換プロセス中に、新しいアサイメントの作成時にポジション同期化は起動されません。この場合、アサイメント作成は処理待ち就業者データのみに基づきます。
ユーザーは、ポジションから同期化するかどうかを選択し、雇用変換プロセス中に常勤換算およびヘッドカウントを自動的に計算できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
- 勤務メジャーの自動計算については、『グローバル人事管理の使用』ガイドの勤務メジャーのトピックを参照してください。
- ポジション同期化については、『グローバル人事管理の使用』ガイドのポジション同期化のトピックを参照してください。
レスポンシブな雇用関係ページを読取り専用として表示するオプションを提供することで、ユーザー・エクスペリエンスが向上しました。
表示専用アクセスによる雇用関係ページは次のように表示されます。
-
「雇用関係の表示」権限のみを持つユーザーが「雇用関係」クイック処理をクリックすると、「雇用関係の表示」読取り専用ページが表示されます。
-
質問リスト・ページは表示されません。
-
「開始日およびプライマリ情報」および「雇用関係情報」セクションが展開され、他のすべてのセクションはデフォルトで縮小されています。
-
読取り専用セクションには「編集」ボタンはありません。
-
ユニバーサル・パネルには「送信」ボタンはありません。
-
ユニバーサル・パネルのタイトルは、読取り専用バージョンでは「雇用関係の表示」、編集可能バージョンでは「雇用関係の編集」という名前になります。
-
読取り専用の雇用関係ページのフィールドおよびセクションでは、HCMエクスペリエンス設計スタジオを使用して「雇用関係の編集」ページに対して行われたカスタマイズが保持されます。
-
ユーザーが「雇用関係の編集」または「雇用関係の管理」権限を持っている場合、ページは常に編集可能です。
レスポンシブな雇用関係ページを読取り専用モードで表示するオプションがあります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
- Oracle Help Centerの『HCMの保護』ガイド。
ロール情報
次の表に、この更新の機能をサポートする集計権限およびそれらを継承する事前定義ロールを示します。
集計権限名 | ジョブ・ロールまたは抽象ロール |
---|---|
雇用関係の表示 ORA_PER_WORKER_WORK_RELATIONSHIP_VIEW_DUTY |
人事管理アナリスト |
雇用関係の編集 ORA_PER_EDIT_WORK_RELATIONSHIP |
人事担当者 |
雇用関係の管理 ORA_PER_WORKER_WORK_RELATIONSHIP_MAINTENANCE_DUTY |
人事担当者 |
アプリケーションで「雇用関係の編集」クイック処理の名前が「雇用関係」に変更されたことをユーザーに知らせる必要があります。
クイック処理の名前が変更され、より汎用的なものになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
「処理待ち就業者の変換」および「処理待ち就業者の編集」ページに追加された個人番号
「処理待ち就業者の編集」および「処理待ち就業者の変換」レスポンシブ・ページの「個人詳細」セクションに「個人番号」フィールドが追加されました。このフィールドは、「企業HCM情報の管理」ページで「個人番号生成方法」オプションが「手動」に設定されている場合に変更できます。デフォルトでは、このフィールドは表示されますが、トランザクション設計スタジオを使用して表示または非表示にすることもできます。
この拡張により、処理待ち就業者の変換または編集時のユーザー・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- トランザクション設計スタジオで「雇用関係の作成」および「処理待ち就業者の編集」処理をそれぞれ使用して、「処理待ち就業者の変換」および「処理待ち就業者の編集」ページの「個人番号」フィールドを非表示にできます。この属性は、「個人詳細」データ・ソースの「使用可能属性」セクションにリストされます。
-
個人番号を変更すると、アサイメント番号と給与関係番号も変更されます。これは、後者が個人番号に関連付けられているためです。
主なリソース
- Oracle Help Centerにある『グローバル人事管理の使用』の第4章「個人情報」
- Oracle Help Centerにある『Global Human Resourcesの実装』の第9章「個人」
- トランザクション設計スタジオの詳細は、Oracle Supportのドキュメント2504404.1を参照してください
ローカル・フォルダにダウンロードせずに、様々な添付ファイル形式をすばやくプレビューできるようになりました。参照情報添付と文書レコード添付の両方をプレビューできます。
添付ファイルをローカル・デバイスにダウンロードして表示する必要性を軽減します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 文書レコードを作成または編集するときに、文書タイプの参照情報添付をプレビューできます。
- 文書レコードを表示するときに、文書レコードの添付をプレビューできます。
- 開始者は、承認待ちの文書レコードの最近の添付をプレビューできません。
- 承認者は、通知の添付ファイルをプレビューできません。ただし、通知から添付をダウンロードできます。
- プレビューがサポートされているファイル・タイプは、PDF、DOC、DOCX、DOCM、DOT、RTF、TXT、ODT、ODS、ODP、XLS、XLSX、XLSM、XLSB、CSV、DAT、PNG、JPG、JPEG、BMP、TIFF、TIF、PPT、PPTX、PPTMです。
- 添付ファイルのプレビューはデスクトップでのみサポートされています。
開始者が承認のために発行された文書レコードを編集できる柔軟性
文書レコード・トランザクションの開始者は、送信済文書レコードを取り下げるのではなく、柔軟に編集できるようになりました。
この機能により、取り下げられた文書レコードを再作成して発行する作業が重複しなくなります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 開始者は、「編集」ボタンを使用して、承認待ちの文書レコードを編集できます。
- 開始者が編集した文書レコードを送信すると、既存のトランザクションが取り下げられ、新しいトランザクションが送信されます。この新しいトランザクションは、構成された承認ルールに従います。
- レターの生成に使用される文書タイプの場合、開始者が文書レコードを編集すると、生成されたレターで変更済データが更新されます。
文書レコードおよび文書提供プリファレンス・フローのページ・ヘッダーへの就業者識別情報の追加
個人番号、アサイメント番号、ビジネス・タイトルなどの就業者識別情報を使用可能にすることで、文書レコードおよび文書提供プリファレンス・フローのページ・ヘッダーのユーザビリティが向上しました。ページ・ヘッダーに複数の個人識別子を表示する場合は、式ビルダーを使用して識別子を連結できます。
このスクリーンショットは、ページ・ヘッダーで従業員名、アサイメント番号およびアサイメント名が有効になっている例を示しています。
ページ・ヘッダーには、就業者名に加えて、就業者に関する詳細情報が表示されます。
有効化のステップ
この表は、バインド・パラメータおよび対応する式の値を示しています。これらの値を使用して、ページ・ヘッダーに就業者識別情報を表示できます。
バインド・パラメータ | 式 |
---|---|
表示名 |
#{bindings.DisplayName.inputValue} |
個人番号 |
#{bindings.PersonNumber.inputValue} |
アサイメント番号 |
#{bindings.AssignmentNumber.inputValue} |
アサイメント名(ビジネス・タイトル) |
#{bindings.AssignmentName.inputValue} |
ヒントと考慮事項
- 有効になっている場合、4つの属性(表示名、個人番号、アサイメント番号、ビジネス・タイトル)はすべて、ユニバーサル・ヘッダーに1行で表示されます。
- 「文書提供プリファレンス」では、セカンダリ・アサイメントが選択されている場合でも、常にプライマリ・アサイメント情報が表示されます。
- 3つ以上の属性が存在する場合、…によるユニバーサル・パネルの切り詰めがモバイル・ページに表示されます。
- 属性は状況を確認するページでは使用できません。つまり、属性はBIPページには表示されません。
主なリソース
- My Oracle Supportで『Personalize the Universal Header for Employment Flows』(文書ID 2729071.1)を参照してください。
開始者が退職した場合の文書レコード・トランザクションの完了の有効化
文書レコード・トランザクション承認プロセスが拡張され、トランザクションの開始者が退職した場合に以前はエラーが発生したりスタックしていたトランザクションを完了できるようになりました。このようなトランザクションは、最終承認者からの承認時に処理され、データベースにコミットされます。
トランザクションがスタックするのを防ぎます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 開始者が退職したシナリオでは、トランザクション承認サービスのユーザー・コンテキストからアプリケーション・アイデンティティ・ユーザー(APPID)への自動切替えにより、昇格された権限でトランザクション・サービスを実行できます。
- トランザクション承認サービスは、アプリケーション・アイデンティティFUSION_APPS_HCM_SOA_APPIDで実行されます。
- トランザクションの開始者が退職しているかアクティブであるかに関係なく、すべてのトランザクションが検索可能で、トランザクション・コンソールに表示されます。
要求者属性に基づいて承認ルールを作成するときに、新しい文書レコード・ペイロード非アクティブを含む要求者のアサイメントを使用できるようになりました。ペイロードは、アサイメントがアクティブ、休止または非アクティブのいずれであるかに関係なく、要求者の現在のアサイメント詳細を取得します。
非アクティブな就業者が送信したトランザクションは、要求者の属性にこのペイロードが使用されている場合でも承認されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
これらのページで「保存」および「保存してクローズ」ボタンを有効にできるようになりました。
- 新規ポジションの要求
- ポジション変更の要求
- ポジションの複製
- ポジションの更新
- ポジションの訂正
この機能により、ユーザーの操作性が向上します。
有効化のステップ
次のステップを使用して、「新規ポジションの要求」ページの「保存」ボタンと「保存してクローズ」ボタンを有効にします。このページに対して有効にすると、前述のすべてのページに対して有効になります。
- 「ホーム」→「構成」→「サンドボックス」にナビゲートします。
- 「サンドボックスの作成」をクリックし、サンドボックスの名前を入力します。
- ツールの追加リストから「ページ・コンポーザ」を追加します。
- 「アクティブ」チェック・ボックスをクリックします。
- 「作成」をクリックして入力します
- 「ホーム」→「自分のクライアント・グループ」→「新規ポジションの要求」にナビゲートします。
- 右側の「設定およびアクション」メニューから「ページの編集」をクリックします。
- 「構造」をクリックし、「送信」および「取消」ボタン・リージョンの近くにカーソルを置きます。
- 共有コンポーネントの編集を確認ウィンドウで、「編集」をクリックします。
- コンポーネント・リストでresponsiveTransactionToolbar[Edit Component]を検索し、「編集」アイコンをクリックします。
- プロパティの編集ウィンドウのレンダリング済の保存フィールドまでスクロールし、下矢印をクリックします。
- 「式ビルダー」を選択します。
- 式エディタで#{pageFlowScope.positionDetailsParamMap.isViewOnly ne 'Y'}条件を追加します。
- 「OK」をクリックします。
- レンダリング済を保存してクローズ・フィールドについてもステップ10から13を繰り返します。
HCMデータ・ローダーを使用した組織ツリーのロードのための統合キー・サポート
統合キーを使用して、HCMデータ・ローダー(HDL)により組織をノードとして組織ツリーにロードできるようになりました。HDLは統合キーをサロゲートID値に変換し、これをビジネス・オブジェクトVOに渡します。
たとえば、.datファイルにこのメタデータを含めることができます。
METADATA|OrganizationTreeNode|OrganizationTreeNodeId|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|OrganizationId(SourceSystemOwner)|OrganizationId(GUID) |OrganizationName |ClassificationCode|ReferenceTreeVersionName|ReferenceTreeCode|ParentOrganizationId(SourceSystemOwner) |ParentOrganizationId(GUID)|ParentOrganizationName|ParentClassificationCode|SourceSystemOwner|SourceSystemIdMERGE |OrganizationTreeNode||PER_ORG_TREE_STRUCTURE |ApprovalHierarchy|ApprovalHierarchy_January2021|HRC_SQLLOADER|B104F5BF20E83097E053334CF70A512F ||DEPARTMENT||||||||MERGE|OrganizationTreeNode||PER_ORG_TREE_STRUCTURE|ApprovalHierarchy |ApprovalHierarchy_January2021 |HRC_SQLLOADER|B14F66EC9CC8DF14E053334CF70A71FF||DEPARTMENT|||HRC_SQLLOADER|B104F5BF20E83097E053334CF70A512F||DEPARTMENT||
この機能により、データ・ロードでのユーザー・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
- Oracle Help CenterにあるHCM統合およびデータ・ロードの第2章「HCMデータ・ローダーの概要」、Oracle Fusion GUIDおよびサロゲートIDに関する項
HCMデータ・ローダーを使用した部門ツリーのロードのための統合キー・サポート
統合キーを使用して、HCMデータ・ローダー(HDL)により部門をノードとして部門ツリーにロードできるようになりました。HDLは統合キーをサロゲートID値に変換し、これをビジネス・オブジェクトVOに渡します。
たとえば、.datファイルにこのメタデータを含めることができます。
METADATA|DepartmentTreeNode|TreeStructureCode|TreeCode|TreeVersionName|DepartmentId(SourceSystemOwner)|DepartmentId(SourceSystemId) |DepartmentName|ParentDepartmentId(SourceSystemOwner)|ParentDepartmentId(SourceSystemId)|ParentDepartmentName |SourceSystemOwner|SourceSystemIdMERGE|DepartmentTreeNode|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|AdministrativeHierarchy|AdministrativeHierarchy_December2020 |HRC_SQLLOADER|AdministrativeHierarchy_Org_SS_ID_000001||||||MERGE|DepartmentTreeNode|PER_DEPT_TREE_STRUCTURE|AdministrativeHierarchy |AdministrativeHierarchy_December2020|HRC_SQLLOADER|AdministrativeHierarchy_Org_SS_ID_000002||HRC_SQLLOADER|AdministrativeHierarchy_Org_SS_ID_000001|||
この機能により、データ・ロードでのユーザー・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
- 詳細は、Oracle Help CenterにあるHCM統合およびデータ・ロード・ガイドの第2章「HCMデータ・ローダーの概要」、Oracle Fusion GUIDおよびサロゲートIDに関する項を参照してください。
個人電話番号ビジネス・オブジェクトのオートコンプリート・ルール
電話番号ビジネス・オブジェクトに対して提供されているルールのいずれかを使用して、ビジネス・ニーズに適合する場合、電話タイプおよび国コードに基づいて個人電話番号または市外局番の書式を検証できるようになりました。提供されたルールを使用するには、提供されたルールのコピーを作成し、要件に応じてルールを変更して「アクティブ」に設定します。
これらのルールは、個人電話番号ビジネス・オブジェクト用にデフォルトで提供されています。
- 電話番号書式の検証
電話タイプに基づいて電話番号書式を検証します。指定した国および選択した電話タイプの電話番号が定義された書式および長さでない場合は、エラー・メッセージが表示されます。たとえば、オーストラリアでは、携帯電話に入力した値が04で始まらない場合、エラー・メッセージが表示されます。
- 市外局番書式の検証
電話タイプに基づいて市外局番書式を検証します。指定した国および選択した電話タイプの市外局番が定義された書式および長さでない場合は、エラー・メッセージが表示されます。たとえば、インドの場合、電話タイプが携帯電話でないときは市外局番を2桁から4桁の範囲にする必要があります。
- 市外局番が空白であることの検証
電話タイプに基づいて、市外局番がnullであることを検証します。国コードおよび電話タイプに基づいて、市外局番が不要な場合にユーザーが市外局番の値を入力すると、エラー・メッセージが表示されます。たとえば、国がインドで電話タイプが携帯電話の場合、ユーザーが市外局番の番号を入力すると、エラー・メッセージが表示されます。
- 電話タイプに基づいた市外局番の検証
電話タイプに基づいて、市外局番が入力されているかどうかを検証します。国コードおよび電話タイプに基づいて、市外局番が必要な場合にユーザーが市外局番の値を入力しないと、エラー・メッセージが表示されます。
この機能により、ユーザーの生産性が向上し、提供されているルールを使用する際の時間を節約できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、サービス・リクエスト(SR)を登録する必要があります。
HCMエクスペリエンス設計スタジオでオートコンプリート・ルールを有効にするには、サービス・リクエスト(SR)を登録する必要があります。アクセスするには、My Oracle Supportドキュメント、Enabling Oracle HCM Cloud Autocomplete Rules (ドキュメント、ID 2767655.1)に記載されている手順を確認して従ってください。
ヒントと考慮事項
- 個人ビジネス・オブジェクトを使用して値をデフォルト設定するために「オートコンプリートのルール」を使用することはできません。
主なリソース
- 21B HCM共通の新機能→共通機能の項のHCMエクスペリエンス設計スタジオの「オートコンプリートのルール」の拡張機能。
- Oracle Help Center.にあるHCMのオートコンプリートのルールの実装、個人ビジネス・オブジェクトの使用、Global Human Resources Cloudに関する項
ロール情報
サンドボックスを有効にするには、「人材管理アプリケーション管理者」ジョブ・ロールが必要です。
雇用ビジネス・オブジェクトを使用して、ビジネス・ニーズに応じたオートコンプリート・ルールを定義できるようになりました。一般的なビジネス・ユースケースの一部は、提供されるルールとして雇用ビジネス・オブジェクトに含まれています。ルールはそのまま使用することも、テンプレートとして使用して独自のオートコンプリート・ルールを作成することもできます。
雇用ビジネス・オブジェクトの詳細は次のとおりです。
- 時期および事由
時期および事由ビジネス・オブジェクトには、PER_ACTION_OCCURRENCES表に基づく処理の日付、名前および事由に関連する情報が含まれています。このビジネス・オブジェクトを使用して、オートコンプリート・ルールを作成できます。たとえば、次のシナリオのルールを作成できます。
- 過去の日付の日付検証
- 将来の日付の日付検証
- 特定の曜日の日付検証
- ハードコードされた日付の日付検証(月の1日や16日など)
- ロールによる日付の検証
影響を受けるレスポンシブ・フロー
事由および事由ビジネス・オブジェクトは、「時期および事由」セクションの一部にすることも、雇用処理またはフローでセクション全体を使用することもできます。オートコンプリート機能の時期および事由ビジネス・オブジェクトでは、次の処理がサポートされています。
- オファーの作成
- オファーの編集
- 給与の変更
- 派遣就業者の追加
- 非就業者の追加
- 処理待ち就業者の追加
- 追加アサイメント情報
- 雇用関係の取消
- アサイメントの変更
- 雇用主の変更
- 事業所の変更
- マネージャの変更
- 給与の変更
- 勤務時間の変更
- 雇用関係の作成
- 雇用関係の編集
- 退職
- 雇用契約
- 雇用情報
- 従業員の採用
- ローカルおよびグローバル異動
- 適格ジョブの管理
- 年功起算日の管理
- 昇格・昇進
- 給与履歴
- 異動
提供されるルール
時期および事由ビジネス・オブジェクトの事前定義済ルールは次のとおりです。
-
グローバル異動および昇格・昇進が将来の月の1日または16日以外の日付に発生するかどうかを検証します。
-
昇格・昇進または異動が先日付の給与サイクルの開始日以外に有効になるように制限します。
- 就業者アサイメント
就業者アサイメント・ビジネス・オブジェクトには、PER_ALL_ASSIGNMENTS_M表に基づく従業員、派遣就業者、応募者および福利厚生アサイメントの情報が含まれています。
影響を受けるレスポンシブ・フロー
「アサイメント詳細」、「雇用詳細」、「オファー詳細」、「事業所」、「マネージャ」、「勤務時間」、「契約情報」、「異動」、「昇格・昇進」などの処理に基づいて、勤務アサイメント・ビジネス・オブジェクト(入力、タブアウトおよび終了)を起動する次のレスポンシブ・フロー内のセクションに異なる名前を付けることができます。
- アサイメントの追加
- 派遣就業者の追加
- 非就業者の追加
- 処理待ち就業者の追加
- 追加アサイメント情報
- 雇用関係の取消
- アサイメントの変更
- ジョブ・オファーの作成
- 雇用主の変更
- 事業所の変更
- マネージャの変更
- 勤務時間の変更
- 雇用関係の作成
- ジョブ・オファーの編集
- 雇用関係の編集
- 雇用契約
- 雇用情報
- 従業員の採用
- ローカルおよびグローバル異動
- 適格ジョブの管理
- 年功起算日の管理
- 昇格・昇進
- 異動
提供されるルール
- 採用日に基づいて在宅勤務をデフォルト設定します。
-
アサイメント・カテゴリに基づいて試用期間をデフォルト設定します。
-
昇格・昇進中に事業所に変更がないことを検証します。
-
ビジネス・ユニットに基づいて部門を検証します。
就業者アサイメント・ビジネス・オブジェクトに対するこれらの変更に加えて、オートコンプリート・ルールの作成時に新しいEMP_Groovy_GradeStepNameおよびEMP_Groovy_GradeStepId HCMパラメータを使用して、特定のアサイメントの等級ステップを取得できるようになりました。
ノート: 「PeopleグループID」属性をデフォルト設定または検証に使用することはできません。
- 就業者雇用関係
就業者雇用関係ビジネス・オブジェクトには、PER_PERIODS_OF_SERVICE表に基づく個人の雇用関係に関する情報が含まれています。このビジネス・オブジェクトを使用して、オートコンプリート・ルールを作成できます。たとえば、次のシナリオのルールを作成できます。
- 通知日に基づいて退職日をデフォルト設定します。
- 休職中(LOA)の従業員の退職を制限するか、従業員の安定性が拡張可能フレックスフィールド(EFF)に登録されている場合は退職の送信を許可しません。
影響を受けるレスポンシブ・フロー
退職以外のほとんどの処理では、就業者雇用関係ビジネス・オブジェクトが起動されるリージョンは雇用関係と呼ばれます。
- 雇用関係の取消
- 雇用主の変更
- 雇用関係の作成
- 雇用関係の編集
- ローカルおよびグローバル異動
- 昇格・昇進
- 異動
- 退職
提供されるルール
-
退職処理事由に基づいて、退職従業員の再雇用が推奨されるかどうかを検証します。
-
アサイメント・ステータスに基づいて退職を検証します。
- 勤務条件契約
勤務条件契約ビジネス・オブジェクトには、PER_CONTRACTS_F表に基づいて雇用契約に関連付けられた契約の詳細が含まれています。
影響を受けるレスポンシブ・フロー
- アサイメントの追加
- 雇用主の変更
- 雇用契約
- 雇用情報
- ローカルおよびグローバル異動
提供されるルール
- 契約更新番号の検証
例: 米国の雇用主の従業員は、同じ雇用主との間に最大3つの臨時契約を持つことができます(初期契約+ 2つの更新)。臨時契約の失効後、永続契約に移行する必要があります。
オートコンプリート・ルールがアクティブ化され、ユーザーが同じ雇用主に対して3つを超える契約更新を作成しようとすると、エラー・メッセージが表示され、契約更新は許可されません。
この機能により、Oracle開発に依存せずに独自のルールをすることによって既存のアプリケーションを拡張して実装する自律性と制御が顧客に提供されます。
有効化のステップ
HCMエクスペリエンス設計スタジオでオートコンプリート・ルールを有効にするには、サービス・リクエスト(SR)を登録する必要があります。アクセスするには、My Oracle Supportドキュメント、Enabling Autocomplete Rules Feature Starting with Release 21B (ドキュメント、ID 2767655.1)に記載されている手順を確認して従ってください。
主なリソース
- 提供されるルールの詳細は、21B人事管理→HCM Cloudの共通機能更新のHCMエクスペリエンス設計スタジオの「オートコンプリートのルール」の拡張機能を参照してください
- Oracle Help CenterにあるHCMのオートコンプリートの実装、雇用ビジネス・オブジェクトの使用、Global Human Resources Cloudに関する項
ロール情報
サンドボックスを有効にするには、「人材管理アプリケーション管理者」ジョブ・ロールが必要です。
ワークフォース・ストラクチャ・ビジネス・オブジェクトのオートコンプリート・ルール
ジョブおよびポジション・ビジネス・オブジェクトを使用して、ビジネス・ニーズに応じたオートコンプリート・ルールを定義できるようになりました。ワークフォース・ストラクチャ・ビジネス・オブジェクトの機能の一部を次に示します
オートコンプリート・ルールに追加されたジョブ・ビジネス・オブジェクト
ジョブ・ビジネス・オブジェクトのオートコンプリート・ルールを定義できるようになりました。
拡張可能フレックスフィールド(EFF)パラメータとして有効なポジション属性
EFFパラメータとして有効になっているこれらのポジション属性を使用できるようになりました。
- ASSIGNMENT_CATEGORY
- BARGAINING_UNIT_CD
- BUSINESS_UNIT_ID
- COLLECTIVE_AGREEMENT_ID
- EFFECTIVE_END_DATE
- EFFECTIVE_START_DATE
- ENTRY_GRADE_ID
- ENTRY_STEP_ID
- JOB_ID
- LOCATION_ID
- POSITION_TYPE
- UNION_ID
たとえば、後任ジョブは顧客定義コンテキストのEFFセグメントであり、ポジションの有効開始日より後に開始された場合、ジョブを後任ジョブとして追加できないという条件があるため、「有効開始日」EFFパラメータを使用して後任ジョブ・セグメントの値セットを作成できます。顧客定義コンテキストを変更して、ジョブ値をフィルタできます。
別の例として、Job_ID EFFパラメータを使用して、ジョブで選択した値に基づいて後任ジョブ・フィールドをデフォルト設定または検証できる場合があります。
ジョブおよびポジションの有効等級
(就業者アサイメント・ビジネス・オブジェクトの)アサイメントのジョブおよびポジションの有効な等級を使用して、オートコンプリート・ルールを定義できます。
ポジションおよびジョブの有効等級を使用して、ポジション・ビジネス・オブジェクトにオートコンプリート・ルールを定義することもできます。たとえば、ジョブに5つを超える有効等級が追加されているかどうかを検証したり、管理レベルが「役員」のときに「ジョブ・レベル」値が指定されているかどうかを検証できます
ポジション階層に基づく親ポジションのデフォルト設定または検証
親ポジションが特定のポジションに対して有効かどうかを検証するためのオートコンプリート・ルールを定義できます。
別の例として、親ポジションに基づいてアサイメント・カテゴリをデフォルト設定できる場合があります。
HCMパラメータに追加された処理事由および有効日
新しいHCMパラメータのポジション処理事由および有効日を使用して、ポジション・ビジネス・オブジェクトにルールを定義できるようになりました。たとえば、有効開始および処理事由を検証して、指定した処理事由の有効開始日が現在の日付より後の場合にエラー・メッセージを表示できます。
この機能は、独自のルールを作成して既存のアプリケーションを拡張する自律性と制御を顧客に提供します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、サービス・リクエスト(SR)を登録する必要があります。
HCMエクスペリエンス設計スタジオでオートコンプリート・ルールを有効にするには、サービス・リクエスト(SR)を登録する必要があります。アクセスするには、My Oracle Supportドキュメント、Enabling Oracle HCM Cloud Autocomplete Rules (ドキュメント、ID 2767655.1)に記載されている手順を確認して従ってください。
ヒントと考慮事項
- 現在、ジョブ・ビジネス・オブジェクトにはオブジェクト・デフォルト・ルールを作成できません。
主なリソース
- 提供されるルールの詳細は、21B HCM共通の新機能の共通機能のHCMエクスペリエンス設計スタジオの「オートコンプリートのルール」の拡張機能を参照してください。
ロール情報
サンドボックスを有効にするには、「人材管理アプリケーション管理者」ジョブ・ロールが必要です。
職責範囲(AOR)レスポンシブ・ページ・ヘッダーを構成して、個人番号、アサイメント番号、ビジネス・タイトル(アサイメント・タイトル)などの追加属性を追加できるようになりました。これらの属性をこのページで使用できるようになったため、OTBI分析レポートにこれらの属性を埋め込むこともできます。
この機能を使用すると、ページ・ヘッダーに個人属性およびアサイメント属性を追加することで、ユーザー・エクスペリエンスを向上させることができます。
有効化のステップ
ページ・ヘッダーを構成するには、次のステップを使用します。
- サンドボックスを有効化します。
- 「ナビゲータ」→「構成」→「サンドボックス」をクリックします。
- 「サンドボックスの作成」をクリックします。
- 「名前」を入力します。
- 「ページ・コンポーザ」オプションの「アクティブ」チェック・ボックスを選択します。
- 作成して入るをクリックします。
- 「ホーム」→「自分のクライアント・グループ」→「詳細表示」をクリックします
- 「雇用」グループの下の「職責範囲」をクリックします。
- 個人名をクリックします。従業員の「職責範囲」ページが表示されます。
- 「ツール」メニューから「ページ・コンポーザ」をクリックします。
- ページ・コンポーザの「構造」メニューにナビゲートします。
- ソース・コード・ウィンドウを表示する必要があります。クリックするか、ドラッグ・アップして放し、ソース・ウィンドウを展開します。
- ヘッダーの名前をクリックします。
- 共有コンポーネントの編集を確認ウィンドウで、「編集」をクリックします。
- 「構造」で、<>outputText: <個人名>を選択します。
- <個人名>のプロパティの表示アイコンをクリックします。
- 「値」ドロップダウン・メニューをクリックし、「式ビルダー」を選択します。
-
「値または式の入力」オプションをクリックし、次のいずれかの式を入力します。
追加
式
個人番号
#{bindings.PersonNumber.inputValue}
アサイメント番号
#{bindings.AssignmentNumber.inputValue}
アサイメント名
#{bindings.AssignmentName.inputValue}
- 「OK」をクリックします。
- 「適用」をクリックします。
「AOR担当者の最大限度」プロファイル・オプションを500から3000の間の値に設定することで、組織に個人当たり500人を超える担当者の要件がある場合に、承認通知を正しい担当者タイプにルーティングできるようになりました。
トランザクション・コンソールで「次の担当者」オプションを就業者の現在の担当者または要求者の担当者に構成した場合、担当者の承認が必要な承認ルールはプロファイル・オプション設定の影響を受ける可能性があります。
この機能を使用すると、承認ルールで定義されている特定の担当者タイプに承認通知をルーティングできます。承認通知が正しい担当者にルーティングされる確率が高くなりました。
有効化のステップ
次のステップを実行して、「AOR担当者の最大限度」プロファイル・オプションを有効にします。
- 「設定および保守」→「検索」にナビゲートします。
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
- 「プロファイル・オプション・コード」フィールドにORA_PER_AOR_REPRESENTATIVES_LIMITと入力します。
- 「検索」をクリックします。
- 「プロファイル・レベル」として「サイト」を選択し、「プロファイル値」フィールドに500から3000の間の数値を入力します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
ヒントと考慮事項
ノート: ベスト・プラクティスとして、Oracleでは、Oracle開発から明示的に指示されないかぎり、デフォルトの制限を変更することはお薦めしません。
Oracle HRMS (ブラジル)は、ブラジル固有の機能をサポートしています。これによって、ユーザーは、ブラジルのビジネス・プラクティスに従い、法定要件に準拠できます。
トランザクション設計スタジオのルールとして用意されている、これらの属性の表示に対する変更を利用します。
処理: ID情報
- 運転免許日付: 至の表示
処理: ローカルおよびグローバル異動
- 出生国の表示
処理: 個人詳細
- 個人国別仕様情報開発者属性の表示(労働および社会福祉ポートフォリオまたはCTPS番号、シリーズ、発行都道府県および発行日)
- エスニシティの表示
- 最終学歴の表示
この機能の対象となる属性の表示を変更することで、ユーザー・エクスペリエンスを向上させます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
この機能でカバーされる属性の表示に対する変更がビジネス要件を満たさない場合は、トランザクション設計スタジオを使用して表示を変更できます。
主なリソース
- Oracleサポート・ドキュメント2504404.1 (トランザクション設計スタジオ ? 概要と仕組み)
- Oracleサポート・ドキュメント2333209.1 (Oracle HCM Cloudシード済国別仕様付加フレックスフィールドのローカライゼーション)
Oracle Fusion HRMS (カナダ)は、カナダ固有の機能をサポートしています。これによって、ユーザーは、カナダのビジネス・プラクティスに従い、法定要件に準拠できます。
トランザクション設計スタジオのルールとして用意されている、これらの属性の表示に対する変更を利用します。このリリースより前は、このボックスは非表示であり、トランザクション設計スタジオ(TDS)でルールを更新することによってのみアクセスできました。
処理: ローカルおよびグローバル異動、一括雇用主変更
- 「バランスを新規雇用レコードにコピー」チェック・ボックスの表示
この機能の対象となる属性の表示を変更することで、ユーザー・エクスペリエンスを向上させます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
この変更は、トランザクション設計スタジオ・ルールとして提供されます。この機能がビジネス要件を満たさない場合は、トランザクション設計スタジオを使用して表示を変更できます。
主なリソース
- Oracleサポート・ドキュメント2504404.1 (トランザクション設計スタジオ ? 概要と仕組み)
Oracle HRMS (中国)は、中国固有の機能をサポートしています。 これによって、ユーザーは、中国のビジネス・プラクティスに従い、法定要件に準拠できます。
REST APIを使用して採用された新規採用の関連情報の自動作成
税レポート・ユニット関連および関連詳細は、REST APIを使用して従業員を採用すると、個人控除項目情報カードに自動的に作成されます。
REST APIを使用して、新規採用者の個人控除項目情報カードに税レポート・ユニット関連および関連詳細を自動的に作成することで、新規採用プロセスの時間を節約し、効率を向上させることができるようになりました。
有効化のステップ
採用プロセスに関連する税レポート・ユニットの関連雇用主を定義します。
- 「設定および保守」で、中国の実装プロジェクトを開きます。
- 「法的レポート・ユニットHCM情報の管理」タスクに移動します。
- 「法的レポート・ユニット」ページの「税レポート・ユニット」で、「税レポート・ユニット詳細」をクリックします。
- 「編集」をクリックし、「修正」を選択します。
- 「関連雇用主」セクションで、「作成」アイコンをクリックします。
- 税レポート・ユニットが関連付けられている雇用主を検索して選択します。
- 「送信」をクリックします。
- 警告メッセージで「はい」をクリックし、確認メッセージで「OK」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。
主なリソース
Oracle Fusion HRMS (ドイツ)は、ドイツ固有の機能をサポートしています。これによって、ユーザーは、ドイツのビジネス・プラクティスに従い、法定要件に準拠できます。
健康保険に報告する必要があり、社会保険番号が不明な従業員については、「個人詳細」の「出生国」フィールドを使用できます。この属性は、デフォルトでドイツの従業員に表示され、トランザクション設計スタジオ(TDS)ルールとして提供されるようになりました。
これは、次の処理に適用されます。
- 派遣就業者の追加
- 処理待ち就業者の追加
- 非就業者の追加
- 雇用関係の作成
- 処理待ち就業者の編集
- 従業員の採用
- ローカルおよびグローバル異動
この拡張により、国別仕様要件に準拠できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
Oracle HRMS (メキシコ)は、メキシコ固有の機能をサポートしています。これによって、ユーザーは、メキシコのビジネス・プラクティスに従い、法定要件に準拠できます。
トランザクション設計スタジオのルールとして用意されている、これらの属性の表示に対する変更を利用します。
処理: 退職、退職の取消
-
雇用関係国別仕様情報の表示
処理: ローカルおよびグローバル異動
- 給与の超過勤務期間、給与にタイム・カード要、アサイメントの超過勤務期間、アサイメントにタイム・カード要の表示
- 出生国の表示
- バランスを新規雇用レコードにコピーの表示
この機能の対象となる属性の表示を変更することで、ユーザー・エクスペリエンスを向上させます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
この機能でカバーされる属性の表示に対する変更がビジネス要件を満たさない場合は、トランザクション設計スタジオを使用して表示を変更できます。
主なリソース
- Oracleサポート・ドキュメント2504404.1 (トランザクション設計スタジオ ? 概要と仕組み)
- Oracleサポート・ドキュメント2333209.1 (Oracle HCM Cloudシード済国別仕様付加フレックスフィールドのローカライゼーション)
Oracle Fusion HRMS (ルーマニア)は、ルーマニア固有の機能をサポートしています。これによって、ユーザーは、ルーマニアのビジネス・プラクティスに従い、法定要件に準拠できます。
新しいオプション属性「町または地方自治体」がルーマニアの追加の課税およびレポート住所形式に追加されました。また、表示順序を変更することで、Loqate地理データへのマッピングが改善されました。
より直感的な地理データ・マッピングのために、この新しいオプション属性を使用します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
追加された「町または地方自治体」属性は追加住所属性1にマップされていることに注意してください。したがって、追加住所属性1にマップされた追加属性を使用してルーマニアの追加の課税およびレポート住所形式がすでに拡張されている場合、変更は適用されません。その場合は、アップグレード・パッチ適用によって新しく追加された属性「町または地方自治体」を有効にできるように、現在の定義を引き続き使用するか、アップグレード前に追加の住所属性1にマップした追加の属性を別の属性に移行できます。また、給与インタフェースを使用している場合は、アプローチを決定する前に、インタフェースへの潜在的な影響を考慮することをお薦めします。
主なリソース
- 『Oracle Fusion HCM: HCM住所の検証』(文書ID 2140848.1)
ルーマニア用の2つの新しい契約タイプ値「恵まれない若者の労働契約」および「テレワーク条項のある労働契約」がシードされました。これらの値は、地域法定レポートの更新に準拠するために追加されます。
地域法定レポートの更新に準拠するために値が追加されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
2つの新しいビザまたは許可カテゴリ「例外」およびオペア就業者が労働許可(PER_VISA_PERMIT_TYPE)参照タイプに対してシードされました。
これらの値は、地域法定レポートの更新に準拠するために追加されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
Oracle HRMS (米国)は、アメリカ合衆国固有の機能をサポートしています。これによって、ユーザーは、米国のビジネス・プラクティスに従い、法定要件に準拠できます。
「ローカルおよびグローバル異動」ページと「一括雇用主変更」ページに新しいフィールドを追加することで、ユーザー・エクスペリエンスが向上しました。「給与詳細」ページに「バランスを新規雇用レコードにコピー」チェック・ボックスがデフォルトで表示されるようになりました。このリリースより前は、このボックスは非表示であり、トランザクション設計スタジオ(TDS)でルールを更新することによってのみアクセスできました。このボックスは、雇用主の異動を実行し、新しい雇用主に繰り越す場合に使用します。
この機能の対象となる属性の表示を変更することで、ユーザー・エクスペリエンスを向上させます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
この変更は、トランザクション設計スタジオ・ルールとして提供されます。この機能がビジネス要件を満たさない場合は、トランザクション設計スタジオを使用して表示を変更できます。
主なリソース
- Oracleサポート・ドキュメント2504404.1 (トランザクション設計スタジオ ? 概要と仕組み)
Oracle Global Payrollインタフェースでは、個人給与情報を第三者給与プロバイダに送信し、処理済給与データをOracle Fusion Global HRにインポートする機能をサポートしています。第三者給与プロバイダの要件を満たすために、事前定義済の抽出定義をコピーして変更できます。データを抽出する前に、必要に応じて給与コーディネータは「総支給項目の計算」プロセスを実行し、定期値を計算して総支給項目計算を検証できます。第三者給与プロバイダから処理済の給与データまたは給与明細をインポートすると、そのデータをレポートおよび分析に使用できます。
ADPグローバル給与向けOracle Payroll Connect
ADPグローバル給与向けOracle Payroll Connectを使用してOracle HCM CloudをADPグローバル給与と統合します。ADPグローバル給与向けOracle Payroll Connectを使用した新規採用フローの概要を次に示します。
-
従業員の採用: ユーザー・インタフェース、ローダーまたはAPIを介してOracle HCM Cloudで従業員を採用します。ADP固有の検証を使用して従業員データを入力します。
-
ADPへのデータの公開: アプリケーションが必要なデータを取得し、従業員レコードを確立するためにADPに対してリアルタイムAPIを起動するまで待機します。
-
給与データの入力: 新規採用者は、セルフサービスを通じて給与データをADPに入力できます。給与管理者はADPの給与データに情報を追加できます。
-
ADPグローバル給与V2の給与インタフェースの実行: HCM抽出を使用して、Oracle HCM CloudからADPに追加の変更を送信します。
このシームレスな統合により、HCM Cloudの新規採用トランザクションをADPグローバル給与にリアルタイムで伝達できます。HCM抽出を使用して、このトランザクションに対する更新およびメンテナンスをバッチ・モードでADPに送信することもできます。
有効化のステップ
両方のアプリケーションで、トランザクション・フローの様々な構成要件が必要になります。
-
プロファイル・オプションの設定
-
フェデレーションSSOの構成
-
ADPで処理される給与の識別
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給与セキュリティ・プロファイルの定義および割当
-
サンドボックスのアクティブ化
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データ検証ルールの構成
-
ペイロード・ルールの構成
-
給与統合の構成
-
ESSジョブのスケジュール
ヒントと考慮事項
- Oracle HCM CloudとADPグローバル給与アプリケーション間のフェデレーテッドSSOを確立します
- 適切な承認と権限を持つ給与管理者アカウントを両方のアプリケーションで設定します
主なリソース
-
Oracle HCM CloudとADPグローバル給与の両方の様々な構成要件の詳細は、グローバル給与の実装ガイドのADPグローバル給与向けOracle Payroll Connectの章を参照してください。
ロール情報
次の表に、ADPグローバル給与向けOracle Payroll Connect機能を使用するための事前定義済ロールを示します。
ロール | 目的 |
---|---|
給与インタフェース・コーディネータ | インタフェース機能の管理 |
HCM統合担当者 | 様々な構成ステップの実行 |
プロファイル・オプション
Oracle HCM CloudにHCM統合担当者としてログインし、プロファイル・オプションを設定します。
プロファイル・オプション・コード |
プロファイル・オプション名 |
プロファイル・レベル |
値 |
---|---|---|---|
ORA_PAY_ENABLE_EXT_PAY_INTEGRATION |
給与処理のADPシステムとの統合使用可能 |
サイト |
はい |
セキュリティ権限
様々な構成ステップおよびインタフェース・コーディネータ機能の実行に必要な権限およびロールの詳細は、グローバル給与の実装ガイドのこの章を参照してください。
-
ADPグローバル給与向けOracle Payroll Connect
グローバル給与インタフェースの置き換えられた機能または削除された機能
Oracleは、従来から現在の機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。
置換された機能は削除のパスに配置される可能性があります。次の機能は、新しい機能に移動する必要がある更新を示します。ベスト・プラクティスとして、完全サポートのためにただちに新しい機能に移動し、製品に提供される最新の更新内容を維持する必要があります。
削除されたすべての機能には「更新」があり、その機能は使用できなくなります。「更新」に示された機能が使用できなくなるため、必要な計画を行ってその機能を除外してください。
グローバル給与インタフェースでは、設定が複雑であるために、総支給額に対する計算のプロセスが廃止されます。Oracle HCM Cloudの追加機能を使用すると、別個のプロセスを実行することなく、総支給額に対する計算と同じ目標を達成できます。
「総支給項目の計算」プロセスは廃止されたものの、このプロセスと同じ目標を達成するために別個のプロセスを実行する必要はありません。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
Oracle Wellnessは、従業員の健康増進に取り組む企業を、オプトイン型のウェルネス機能をとおしてサポートします。このアプリケーションは人気のあるフィットネス追跡サービスとインテグレーションし、様々なデバイスからの運動データの取得を簡素化し、自動化します。
新しいCrowdTwist統合拡張機能を使用して、従業員の意欲を高めるための報奨プログラムを設定できるようになりました。この新しい拡張機能により、従業員はウェルネス・タスク、目標およびコンペを完了するためのポイントを獲得できます。これらのポイントを報奨に引き換えることができます。
CrowdTwist統合を有効にすると、獲得したポイントがウェルネス・ランディング・ページにボタンとして表示されます。
これをクリックすると、「報奨アクティビティ要約」ページに移動します。このページには、獲得ポイント、引換済報奨および使用可能報奨に関する情報が表示されます。
CrowdTwist統合を可能にするウェルネスの新しい拡張機能を使用して、従業員を参加させ、意欲を高めます。
有効化のステップ
CrowdTwistと統合するには、ウェルネスを構成する必要があります。次にその方法を示します。
- 「福利厚生管理」タブで「従業員ウェルネス」をクリックします。
- 「従業員ウェルネス」ページの「機能設定」をクリックします。
- 「編集」をクリックします。
- 「ポイント使用可能」オプションを選択します。
- クライアントID、APIキーおよび環境情報を入力します。
-
「保存」をクリックします。
CrowdTwistポイント統合を有効にすると、CrowdTwistポイントを考慮するウェルネス目標、アクティビティまたはコンペを設定できます。タスク、目標またはコンペを作成する場合、「報奨ポイント」をクリックし、「CrowdTwistアクティビティ」ドロップダウン・リストから適切なアクティビティを選択する必要があります。
Oracle My Brandでは、ソーシャル・ネットワークを利用して、タレントを発掘および結集し、定着化を図ります。この機能により、就業者のソーシャル評判および影響についてインサイトを得ながら、就業者のソーシャル・メディア使用のコンプライアンスをモニターし、ソーシャル・メディア・リスクを軽減できます。
メンターが自分自身に関する追加情報を提供できるようになりました。従業員がメンターを検索する場合、拡張メンター・プロファイルを使用すると、メンター候補についてさらに知ることができ、メンター要求の送信先を決定するのに役立ちます。メンターは、「自分」→「プリファレンス」に移動して、プロファイルに詳細を追加できます。
この機能を使用すると、より多くのことを把握し、適切なメンターを見つけやすくなります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
「個人ブランド管理」作業領域で「データ統合」を使用して、サードパーティ・アプリケーションと個人ブランド間のデータのマップに役立つコネクタを作成および管理できるようになりました。データ統合により、コネクタ構成プロセスが簡素化され、要件に従ってマッピングを確認および微調整するビジュアル・フロー・デザイナが提供されます。
サードパーティAPIとの統合にコードを必要としないシンプルなプロセス。
有効化のステップ
- 「自分のクライアント・グループ」→「個人ブランド管理」作業領域にナビゲートし、「データ統合」をクリックします。
- 「ソーシャル・ネットワーク・コネクタ」ページで、「追加」をクリックしてコネクタを手動または自動で構成します。
- ガイド付きプロセスに従って、データ・フローおよびマッピングを構成します。
- 構成を保存し、コネクタの実行をスケジュールします。
ロール情報
実装時にHWR_MANAGE_REPUTATION_DATA_INTEGRATION_PRIVを適切なユーザーに割り当てます。
Oracle Health and Safetyは、職場での安全衛生の追跡および向上に取り組む企業をサポートします。
健康関連サーベイを含めるように従業員セルフサービス・インシデント・レポート・フローを構成します。これを行うには、「インシデント・イベント参照の管理」ページで健康関連サーベイ参照を有効にします。
これにより、従業員は、従業員セルフサービスの「インシデント・レポート」ページで、完了する適切なサーベイを選択できます。
「健康関連サーベイ」オプションを選択すると、従業員は質問リストに入力できます。
専門ユーザー・インタフェースの健康関連サーベイ・フローを使用して作成されたインシデントは、質問リストがインシデントの詳細ページに読取り専用で表示されることに注意してください。
この機能は、感染症から職場を保護し、規制コンプライアンス義務を果たすのに役立ちます。
有効化のステップ
- 「インシデント・イベント参照の管理」ページで健康関連サーベイを有効にします。
- 名前(右上隅)の横にある下矢印をクリックし、「設定および保守」を選択します。
- 左ペインで、「設定: ワークフォース配置」オファリングを選択します。
- タスクの検索フィールドで、「環境、安全衛生インシデント・イベントの管理」タスクを検索して選択します。
- 「健康関連サーベイ」行で、「従業員セルフサービスに使用可能」を選択します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
- 1つ以上の質問リストを作成します
- セルフサービス健康関連サーベイ・インシデントの作成(GTG_CREATE_SELF_SERVICE_HEALTH_SURVEY_INCIDENT)権限を従業員ロールに割り当てます
ヒントと考慮事項
- 従業員が健康関連サーベイを完了できるように、エンド・ユーザーに権限を割り当てます。
- 従業員セルフサービス健康関連サーベイ・ページの値リストに質問リストを表示するには、サブスクライバ・ワークフォース安全衛生インシデント、「質問リスト・ライブラリ」、「健康関連サーベイ」フォルダの下に質問リストを保存します。このフォルダに追加できる質問リストの数に制限はありません
ロール情報
セルフサービス健康関連サーベイ・インシデントの作成(GTG_CREATE_SELF_SERVICE_HEALTH_SURVEY_INCIDENT)権限を従業員ロールに割り当てます。
Oracleのワークフォース・ディレクトリ管理を使用すると、同僚を検索したり組織のチャートを表示したりできます。
「自分のチーム」ページは、次の機能で拡張されました。
委任チーム
自分のロールおよび関連する権限を別の個人に委任できます。委任されたロールは、指定した期間、無期限、または手動で終了にすることができます。委任されたチームの詳細を「自分のチーム」ページで表示できるようになりました。「アサイメント」値リストを使用して、自分のチームと委任チームを切り替えることができます。
欠員
マネージャの欠員を作成できます。「欠員の作成」処理の名前が「欠員」に変更されます。このページから欠員を作成、変更または削除できます。「欠員」クイック処理は、「自分のクライアント・グループ」タブの「雇用」グループにも追加されます。
ポジション数の変更
- 「自分のチーム」とポジション・ドリルダウン・ページおよび「ポジション」ページの間で在職者としてカウントされる対象の不一致が解消されます。これらの項目は、ポジション在職者としてカウントされたり、ポジション在職者としてリストされることはありません。
- 現在の非就業者
- 先日付の処理待ち就業者
- 将来のオファー
- 求人はポジション在職者としてカウントされませんが、在職者リストに表示されます。
- ポジションの直属の数および合計数は、在職者ではなくポジションを表します。
- セキュリティを使用してポジションを除外すると、ポジション在職者もポジション表示から除外されますが、アサイメント・ビューには表示されます
この機能により、マネージャの満足度が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
Oracle Workforce Modelingによって、Oracle Global Human Resourceをサポートする統合ソリューションが提供され、使いやすいドラッグ・アンド・ドロップ形式のインタフェースを使用して、組織変更提案を作成し、承認のために送信する前にその影響を評価できます。直感的なインタフェースとOracle Global Human Resourcesとの統合により、トランザクション・システムで変更が正確に反映されて検証されます。
モデルを最終的に承認してライブ・アプリケーションに適用すると、ワークフォース・モデリングによってマネージャ階層が自動的にリフレッシュされます。
ワークフォース・モデリングによってマネージャ階層が自動的に更新されるため、最終的にモデルを承認するときに時間を節約できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
Oracle Transactional Business Intelligenceは、OracleR Cloudアプリケーションのすべてのユーザーが、日常的な意思決定のための非定型レポートを作成し、分析するために使用できるリアルタイムのセルフサービス・レポート作成ソリューションです。 Oracle Transactional Business Intelligenceは、人事マネージャ、人事担当者、企業幹部およびライン・マネージャに、ワークフォース原価、要員配置、報酬、パフォーマンス管理、タレント管理、後任プランおよび従業員福利厚生を分析するための重要なワークフォース情報を提供します。
レポートや分析を最初から作成する必要はありません。レポート共有センターの「Customer Connect」で、すべての製品のサンプル・レポートのライブラリを確認してください。
複数のサブジェクト領域にわたってより意味のある属性名を使用して、HCM Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)サブジェクト領域についてレポートできるようになりました。
これらの属性を使用する既存の分析では、引き続きデータが正しくレンダリングされます。次の表に、既存の属性名と変更された属性名を示します。
フォルダ | 既存の属性名 | 変更された属性名 |
---|---|---|
アサイメント・マネージャ |
個人名N 個人番号N N=1-15 |
レベルNNマネージャ名 レベルNNマネージャ個人番号 NN=01-15 |
アサイメント・マネージャ(未保護) |
個人名N 個人番号N N=1-15 |
レベルNNマネージャ名 レベルNNマネージャ個人番号 NN=01-15 |
ビジネス・ユニット |
ステータス ビジネスユニット・ステータス・コード |
ビジネスユニット・アクティブ・ステータス ビジネスユニット・アクティブ・ステータス・コード |
労働協約 |
ステータス ステータス・コード |
労働協約ステータス 労働協約ステータス・コード |
連絡先連絡方法 |
連絡住所 連絡方法 連絡方法コード |
連絡住所 連絡方法 連絡方法コード |
部門 |
名前 |
部門名 |
雇用契約 |
現在の契約数 更新数 |
現在の契約数 更新数 |
等級ラダー |
ステータス ステータス・コード |
等級ラダー・ステータス 等級ラダー・ステータス・コード |
等級レート詳細 |
アクティブ・ステータス アクティブ・ステータス・コード |
等級レート・アクティブ・ステータス 等級レート・アクティブ・ステータス・コード |
事業所 |
アクティブ・ステータス セット識別子 |
事業所アクティブ・ステータス 事業所セット識別子 |
個人連絡方法 |
連絡住所 連絡方法 連絡方法コード |
連絡住所 連絡方法 連絡方法コード |
ポジション(ファクト) |
ポジション数 |
ポジション数 |
報告組織 |
ステータス ステータス・コード |
報告組織ステータス 報告組織ステータス・コード |
組合 |
ステータス ステータス・コード 名前 |
組合ステータス 組合ステータス・コード 組合名 |
就業者アサイメント詳細 |
上書きの許可 従業員カテゴリ 従業員カテゴリ・コード 雇用カテゴリ 雇用カテゴリ・コード |
アサイメント上書き 就業者カテゴリ 就業者カテゴリ・コード アサイメント・カテゴリ アサイメント・カテゴリ・コード |
複数のサブジェクト領域にわたって属性名がより意味のあるものになったことで、ユーザー・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
レコード文書リアルタイムに対するアサイメント・レベル・セキュリティ変更
アサイメント・レベル・セキュリティがオンになっている場合にライン・マネージャに対して就業者文書がレンダリングされる方法の変更により、サブジェクト領域「ワークフォース管理 - レコード文書リアルタイム」に関するレポートを拡張します。
- ライン・マネージャには、それぞれのアサイメントに関連付けられた文書に加えて、そのアサイメントに関する個人レベルの文書も表示されます。
この変更には、新しいアサイメント・レベルのセキュリティが含まれます(有効になっている場合)。
有効化のステップ
この機能を使用するには、アサイメント・レベル・セキュリティを有効にしておく必要があります。この機能を有効にする方法を理解し、製品間の追加情報を得るには、21B HCM共通の新機能: 複数アサイメントのある就業者のアクセスの保護機能を参照してください。
次のメトリックは、ワークフォース管理 - アサイメント・イベント・リアルタイム・サブジェクト領域の「アサイメント・イベント」フォルダでは非表示です。同等のメトリックが更新20Cの一部として追加されました。
- 採用数(従業員と派遣)
- 採用ヘッドカウント(再雇用を除く)
- 採用常勤換算(再雇用を除く)
この機能により、リストから冗長メトリックが消去されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
レコード文書リアルタイムの新規属性およびフレックスフィールド
レコード文書リアルタイム・サブジェクト領域に属性およびフレックスフィールドが追加されました。
フォルダの文書タイプが次の属性で拡張されました。
- BIレポート・パス
- 文書タイプ・レベル
- 文書タイプ・レベル・コード
文書タイプ・フォルダで次のフレックスフィールドが使用可能になりました。
- PER_DOCUMENT_TYPE_DFF
- PER_DOCUMENT_TYPE_LEG_DDF
属性およびフレックスフィールドが追加され、レコード文書リアルタイム・サブジェクト領域に関するレポートが改善されました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
レコード文書サブジェクト領域の新規属性およびフレックスフィールド
次の属性およびフレックスフィールドが「ワークフォース管理 - レコード文書リアルタイム」サブジェクト領域の「文書タイプ」フォルダに追加されます。
- BIレポート・パス
- 文書タイプ・レベル・コード
- 文書タイプ・レベル
- PER_DOCUMENT_TYPE_DFF
- PER_DOCUMENT_TYPE_LEG_DDF
新しい属性およびフレックスフィールドの追加により、「ワークフォース管理 - レコード文書リアルタイム」に関するレポートを拡張します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
複数の属性の追加と1つの属性の削除により、年功起算日ディメンションについてレポートできるようになりました。
変更は複数のサブジェクト領域に影響します。詳細は、次を参照してください。
サブジェクト領域 | フォルダ | 追加された属性 | 削除された属性 |
---|---|---|---|
ワークフォース管理 - 就業者アサイメント・イベント - リアルタイム ワークフォース管理 - 就業者アサイメント - リアルタイム ワークフォース管理 - 雇用関係リアルタイム |
年功起算日設定 |
|
|
年功起算日識別子 |
|
ノート: レベルがアサイメントである年功ルールは、次のサブジェクト領域に適用されます
- ワークフォース管理 - 就業者アサイメント・イベント - リアルタイム
- ワークフォース管理 - 就業者アサイメント - リアルタイム
レベルが雇用関係である年功ルールは、次のサブジェクト領域に適用されます。
- ワークフォース管理 - 雇用関係リアルタイム
複数の属性を追加することで、年功起算日ディメンションに関するレポートを拡張します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
「インシデント・リスク・アセスメント」という名前の新しいディメンションが、結果、発生の可能性名、リスク・スコアおよびリスク・アセスメント日時に関連する属性とともに「インシデント詳細」フォルダの下に追加されました。
「環境安全衛生 - インシデント・リアルタイム」に関するレポートが改善され、インシデントのリスク・アセスメントをレポートできる新しいディメンションが追加されました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
BI拡張機能ジョブを介して、次のフレックスフィールドを「環境安全衛生 - インシデント・リアルタイム」サブジェクト領域に追加できます。
- 車両イベント(HNS_VEHICLE_INCIDENT_DFF)
- 運転手および車両(HNS_DRIVER_AND_VEHICLE_EVENTS_DFF)
- リスク・アセスメント(HNS_RISK_ASSESSMENTS_DFF)
レポートに新しいフレックスフィールドを含めることで、「環境安全衛生 - インシデント・リアルタイム」に関するレポートを拡張します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
HCM統合のサブジェクト領域では、次の点が変更されました。
- 追加コンテンツ: HCM統合サブジェクト領域が追加属性で拡張されました。「データ・ローダー」フォルダに挿入されるこれらの新しいフィールドには、「ファイル行」フィールド、「メッセージ」、「ファクト」および「ソース・システム参照値」が含まれます。これらのフィールドは、様々なデータ・ロードに関する情報を強化するため、新規または既存のレポートで使用します。
- OTBIサブジェクト領域の新規データ・セキュリティ: OTBIサブジェクト領域に、データ処分コンポーネントのデータ・セキュリティが含まれるようになりました。この機能を使用して、レポートのデータ処分データへのアクセスを制限します。個人情報の削除ツールにアクセスできるユーザーのみが、HCMデータ処分レポート・データにアクセスできます。
追加属性および強化されたセキュリティを使用して、「HCM統合リアルタイム」サブジェクト領域に関するレポートを拡張します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
置き換えられた機能または削除された機能
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。機能が置き換えられた場合、古いバージョンがすぐに削除されることも、将来削除されることもあります。ベスト・プラクティスとして、新しいバージョンが使用可能になったらすぐに、置換後の新しいバージョンの機能を使用するようにしてください。
製品 | 削除される機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換済 | 追加情報 |
---|---|---|---|---|---|
グローバルHR | 更新21Dでローカルおよびグローバル異動フローと置換されるように雇用主を変更 | 21D | 「ローカルおよびグローバル異動」ガイド・プロセス | 19A | |
グローバル給与インタフェース | グローバル給与インタフェースの総支給額に対する計算の廃止 | 1年前 |
_________________________
ORACLEは、更新20BでHCMのクラシックな簡易ユーザー・インタフェースを廃止しました
更新18Bから、新しく再設計されたHCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスが導入され、標準として推奨されてきました。以前のHCMのクラシックな簡易ユーザー・インタフェースをまだ使用している場合、これらの古いページはサポートされなくなるため、HCMレスポンシブ・ユーザー・エクスペリエンスへの移行を開始する必要があります。
レスポンシブ機能の詳細は、更新18Bおよび18CのHCM共通の新機能を参照してください。再設計された機能は、再設計されたユーザー・エクスペリエンスの見出しの下にあり、製品別にグループ化されています。19A以降で導入された機能は、それぞれに対応するソリューション、つまり、HCM共通、グローバル人事管理、タレント管理、ワークフォース管理およびWorkforce Rewardsの新機能に含まれます。機能は、製品見出しの下にあります。Workforce Rewardsなどのソリューションの1つを開くと、左側にタブが表示され、様々なリリースを簡単に開いてレスポンシブ機能を確認できます。
一般設定情報の統合情報は、My Oracle SupportドキュメントID 2399671.1 - HCM Responsive User Experience Setup Informationを参照してください。
新しいユーザー・インタフェースのハイライト:
従業員およびマネージャのセルフサービスのページがデスクトップとモバイル機器で同じ表示と動作になるように再設計することで、次の段階に進歩しました。エンド・ユーザーに優れたエクスペリエンスを提供するように、ページのルック・アンド・フィールも変更しました。
ページおよびメッセージはモダンになり、よりシンプルかつ会話的な言葉遣いが使用されているため、すべてのデバイスにおいてコンテンツが読みやすく、かつ理解しやすいものになっています。ページは、整然として無駄がなく、タスクの完了に必要なフィールドのみが表示されます。ページをパーソナライズして、デフォルトで非表示になっているフィールドを追加できます。ほとんどのセルフサービス・タスクでは、何をするのかが質問され、その選択に基づいて一連のステップに分割されます。
_________________________
既知の問題 / 月次および法定メンテナンス・パック
Oracleは各更新における既知の問題に関するドキュメントを公開することにより、お客様が遭遇する可能性のある問題について啓発し、回避策があればそのドキュメントにおいてその回避策を提供します。
Oracleは、月次または法定パッチ適用により修正された不具合のメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開します。
これらのドキュメントを参照するには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)
次に、制限付提供プログラムが提供する制限付提供機能のリストを示します。
ノート: 現時点では、これらの機能をすべてのお客様が使用できるわけではありません。これらは制限付提供プログラムを介してのみ使用可能であり、この機能プログラムに参加するには承認が必要になります。これらのプログラムに参加するには、テストに参加して、フィードバックを返していただく必要があります。プログラムによっては、他のご協力が必要な場合もあります。
これらの初期段階のプログラムに参加する時間がない場合、ご心配はいりません。すべてのお客様向けの一般提供が始まった時点で、この機能をご利用ください。すべてのお客様がこれらの機能をご利用いただけるようになると、通常どおり製品見出しの下に機能が表示されます。
ぜひ機能のリストをご覧になり、機能のリリース・スケジュールより前に実装する必要がある機能があるかどうかをご確認ください。機能のサインアップに関する情報は、次の表をご覧ください。これらのプログラムの参加者数は限られており、一部は特定のお客様向けのプログラムであるため、早めにサインアップしてください。
次の表に、使用可能な機能とサインアップ方法の簡単な説明を示します。提供される機能が多い場合は、この表の下にある「新機能」に機能の詳細が説明されている場合もあります。
制限付提供プログラムにご参加いただき、お客様のご意見やアイデアをお聞かせいただけることを楽しみにしています。
製品 | 機能名 | 機能の説明 | テストが必要なお客様のタイプ | サインアップ方法 | 制限付提供リリース | 現在参加可能 |
---|---|---|---|---|---|---|
グローバル人事管理 | コネクションの新規ディレクトリのユーザー・エクスペリエンス | コネクションは、就業者が社内の関係を構築および維持するための非常に重要なリソースです。就業者が期待する、最新の魅力的なコンシューマ・グレードのアニメーション化されたユーザー・エクスペリエンスを得られます。コネクションではOracle Searchが利用されるため、就業者は迅速かつ容易に個人を検索してコネクションを持つことができます。個人のプロファイルは、複数パネルのカタログを広げるように、視覚的に魅力的なアニメーションを使用して開きます。コネクションには、就業者が組織構造を理解してナビゲートし、同僚間の関係を識別するのに役立つ組織チャートが含まれています。 |
使用するには、21A HCM共通の新機能の制限付提供機能に示されているOracle Searchの制限付提供機能にもサインアップする必要があります。 | サインアップ方法についての次のMy Oracle Supportドキュメントを参照してください。 Fusion Global HR: How to Apply for Connections Under Controlled Availability (ドキュメントID 2743183.1)およびこの機能の後述の新機能。 |
21A | はい |
グローバル人事管理 |
ユーザー定義AORテンプレート基準に基づいて、就業者職責を自動的に割当または削除します。 |
職責テンプレートへの移動を希望するHCM AOR顧客 |
My Oracle Supportでサービス要求をオープンし、AOR-Autoprovisionのタグを含めます |
21B | はい |
この見出しにある機能は制限付提供プログラムの対象です。制限付提供プログラムは、機能が製品ラインに含まれる前に、その機能を早期にテストおよびフィードバックするためのプログラムです。これらの機能を使用するには、制限付提供プログラムを要求して受け入れる必要があります。これらのプログラムの詳細は、「新機能」を参照してください。
ノート: これらの機能はお客様に一般提供されておらず、これらの機能を使用するには承認が必要です。これらの機能をすべてのお客様が使用できるようになると、製品領域見出しの下に通知されます。
ユーザー定義のテンプレート基準に基づいて、担当者の職責範囲(AOR)を自動的に一括割当または削除できるようになりました。
職責の自動プロビジョニング
これらの2つのオプションのいずれかを使用して、職責を自動プロビジョニングできます。
- AORテンプレート行レベル処理
- 「スケジュール済プロセス」作業領域からの「職責の自動プロビジョニング」スケジュール済プロセス
「スケジュール済プロセス」作業領域から「職責の自動プロビジョニング」プロセスをスケジュールする場合、次のパラメータを指定できます。
パラメータ | 摘要 |
---|---|
非アクティブな過去の終了済職責のパージ |
このパラメータを選択すると、他のすべてのパラメータは無視され、プロセスがスケジュールされた日付時点で非アクティブであるか終了日が過去のAORレコードがパージされます。 |
UCMコンテンツID |
HCMデータ・ローダー(HDL)を使用してデータがロードされたときに生成されるプロセスID。このパラメータの値を入力すると、テンプレート基準に一致するロードでロードまたは更新されたアサイメントが考慮され、AORレコードの作成または更新のためにマークされます。この場合、「職責テンプレート」パラメータに値を入力しても無視されます。 |
職責テンプレート |
職責の自動プロビジョニングで考慮されるAORテンプレート。テンプレートを選択しない場合、すべてのテンプレートが自動プロビジョニングの対象になります。 このパラメータにのみ値を指定すると、AORレコードを作成または更新するためのテンプレート基準に一致するすべてのアサイメントが識別されます。この場合、「雇用主」の値を入力しても無視されます。 |
雇用主 |
職責の自動プロビジョニングで考慮される雇用主。このプロセスでは、指定した雇用主のすべてのアサイメントがレビューされ、AORレコードを作成または更新するアサイメントが識別されます。 |
職責の自動プロビジョニング方法
自動プロビジョニング・プロセスの基本ステップは次のとおりです。
AORテンプレートで職責を自動プロビジョニングするための割当基準を定義する必要があります。その後、「職責の自動プロビジョニング」プロセスをスケジュールし、パラメータを指定します。プロセスが実行されると、基準に一致するすべてのアサイメント・レコードが処理され、このデータが中間表に格納されます。データ変更をレビューして確認(適用)すると、将来変更を元に戻す場合に備えて、データ変更のバックアップが作成されます。その後、中間表のデータが実際のAOR表で上書きされます。
職責は、「自分のクライアント・グループ」→「ワークフォース・ストラクチャ」のクイック処理から適用または復元できます。
職責の自動プロビジョニングを適用できるのは、テンプレートのスケジュール済プロセスが完了している場合のみであり、自動プロビジョニングされた職責を復元できるのは、スケジュール済プロセスの出力がテンプレートに適用されている場合のみです。
職責テンプレート・オプション
次の表は、職責テンプレート・オプションの可用性についてまとめています。
シナリオ | 「自動プロビジョニング・プロセスのスケジュール」オプション | 「自動プロビジョニングの適用」オプション | 「自動プロビジョニングの復元」オプション |
---|---|---|---|
テンプレートが作成されます | 使用可能 | 使用不可 | 使用不可 |
テンプレートが変更されます | 使用可能 | 使用不可 | 使用不可 |
職責の自動プロビジョニング・プロセスがテンプレートで実行中です | 使用不可 | 使用不可 | 使用不可 |
テンプレートの職責の自動プロビジョニング・プロセスが完了しました | 使用可能 | 使用可能 | 使用不可 |
職責の自動プロビジョニングのレビューが完了しました | 使用可能 | 使用不可 | 使用不可 |
職責の自動プロビジョニング適用プロセスが完了しました | 使用可能 | 使用不可 | 使用可能 |
基準の一致方法
これらの基準は、どのAORが追加または削除されるかに基づいて職責テンプレートで定義できます。
基準 | 単一値または複数値の選択 | サポートされるLOV |
---|---|---|
ビジネス・ユニット | 複数 | クライアント側LOV |
国 | 独身 | クライアント側LOV |
部門 | 複数 |
クライアント側LOV |
ジョブ | 複数 |
クライアント側LOV |
ジョブ・ファミリ | 複数 |
クライアント側LOV |
ジョブ機能 | 独身 | 選択肢を1つ選択 |
雇用主 | 独身 | クライアント側LOV |
事業所 | 複数 |
クライアント側LOV |
位置 | 複数 |
クライアント側LOV |
システムPersonタイプ | 独身 | 選択肢を1つ選択 |
ユーザー・ロール | 複数 |
クライアント側LOV |
プロセスでは、複数の基準を指定するとANDオペランドが使用され、同じ基準の複数の値を指定するとORオペランドが使用されます。
たとえば、次のスクリーンショットに定義されている基準を使用して、これらの条件が満たされるアサイメントが検索されます。
- システムPersonタイプ = 'Employee' AND
- 国 = 'India' AND
- 雇用主 = 'ARS US Legal Entity' AND
- 部門 = 'HRSEC Exec Dept' OR 部門 = 'HRSEC Production Dept'
職責の復元
自動プロビジョニングされた職責を適用した後、データ変更を元に戻す場合は、職責を前の状態に復元できます。「自分のクライアント・グループ」→「ワークフォース・ストラクチャ」のクイック処理「自動プロビジョニング済職責の復元」から、単一のテンプレートまたはすべてのテンプレートの職責を復元できます。
テンプレートのコピー
自動プロビジョニングが有効なときに職責テンプレートをコピーすると、基準もコピーされます。セクションが質問リスト・ページで有効な場合は、基準を変更することもできます。
職責範囲の自動プロビジョニングを有効にする方法
職責範囲を自動プロビジョニングするには、ORA_PER_AOR_AUTO_PROVISION_ENABLEDプロファイル・オプションを有効にする必要があります。プロファイル・オプションを有効にするステップは次のとおりです。
- 「設定および保守」作業領域にナビゲートし、「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索します。
- ORA_PER_AOR_AUTO_PROVISION_ENABLEDプロファイル・オプションを検索します。
- 「レベル」として「サイト」を選択します
- サイト・レベルの行について「N」を「Y」に変更します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
プロファイル・オプション値を変更した後、「自分のクライアント・グループ」タブにクイック処理を表示するには、現在のセッションからログアウトし、再度ログインする必要があります。
この機能により、生産性が向上し、運用コストが削減されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、サービス・リクエスト(SR)を登録する必要があります。
アクセスするには、My Oracle Supportドキュメント、Fusion Global HR: How to Apply for Autoprovision Areas of Responsibilities Feature Under Controlled Availability (ドキュメント、ID 2765388.1)に記載されている手順を確認して従ってください。
ヒントと考慮事項
- 承認は、自動プロビジョニング処理ではサポートされていません。
- テンプレートを変更(「基本情報」、「職責スコープ」または「割当者基準」セクションの値を変更)してトランザクションを送信すると、以前に自動プロビジョニングされたすべてのデータ(コミット待ち)および復元用に格納されたデータが削除されます。
- 職責は、最後のコミットから前の状態にのみ復元できます。
- 新規テンプレートの作成、職責の自動プロビジョニング、データのプレビューおよび自動プロビジョニングの適用を行う場合は、自動プロビジョニングされた職責の以前のデータがないため、「自動プロビジョニング済職責の復元」ページにバックアップする以前のバージョンは表示されません。この場合、自動プロビジョニングされた職責を復元すると、以前に適用された自動プロビジョニング済職責は削除されます。
- 自動プロビジョニングされた職責が別のユーザーに再割当てされると、自動プロビジョニングされなくなりますが、直接割り当てられた職責になります。
- 基準がユーザーのロールに基づいている場合は、職責の自動プロビジョニングを実行する前に、その個人またはユーザーにロールをプロビジョニングする必要があります。
主なリソース
- 詳細は、20Bのグローバル人事管理の新機能の職責テンプレートを使用した職責範囲ユーザー・エクスペリエンスの向上機能を参照してください。
ロール情報
職責を自動プロビジョニングおよび復元するには、HCMアプリケーション管理者ジョブ・ロール(ORA_HRC_HUMAN_CAPITAL_MANAGEMENT_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)を割り当てる必要があります。