本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 機能 | ノート |
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2019年6月21日 | 初版作成。 |
このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
セキュリティと新機能
各機能のロール・セクションは、その機能を使用するのに必要なセキュリティ権限とジョブ・ロールを示します。機能の設定が必要な場合は、別途指定されていないかぎり、「アプリケーション実装コンサルタント」ジョブ・ロールで設定を行う必要があります。(機能にロール・セクションが含まれていない場合は、機能を使用するためにセキュリティの変更は不要です。)
ジョブ・ロールを作成した場合は、必要に応じてそれらのロールに新しい権限を追加するためにこの情報を使用できます。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックはoracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
顧客による処理が必要=これらの機能をエンド・ユーザーが使用する前に処理を実行する必要があります。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
顧客による処理が必要 |
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現在、製造エンジニアは、Application Development Framework Desktop Integration (ADFdi)スプレッドシートの作業定義バージョンに対応する日付時点の指定の作業定義に基づいて、作業定義工程品目を検索できます。検索結果では、作業定義バージョンの開始日と終了日の範囲内で有効な品目構成コンポーネントおよび割当済工程品目がすべて返されます。 その結果、特定の日付における作業定義の過去、現在および将来の状態を区別するのが困難です。
この更新で、作業定義工程項目を検索し、さらに、過去、現在および将来、または現在の日付、あるいは現在の日付時点で有効な現在および将来の日付、あるいは基準日の指定された作業定義に基づいて、検索結果を制限できるようになりました。この検索フィルタにより、変更オーダーを通じて実装された可能性のある新規または更新済コンポーネントの識別を促進できます。また、過去、現在および将来の有効なコンポーネントを表示し、工程内の工程連番と資材連番を確認して、作業定義工程への割当を調整することもできます。
ADFdiで工程品目の有効日に基づいて作業定義を検索すると、工程に割当済または未割当のコンポーネントを迅速に識別して変更管理シナリオを容易にしたり、正しい作業オーダー作成のための作業定義設定を確認する役に立ちます。
新しい「有効性の表示」検索フィールドは、「工程品目 - 標準」、「工程品目 - ATOモデル」および「工程品目- 複数レベルATO」の各ワークシートで使用できます。「工程品目- 複数レベルATO」ワークシートのスクリーンショットを次に示します。このワークシートでは、3つの有効性オプションのある新しい「有効性の表示」検索フィールドを使用できます。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要なステップはありません。
ヒントと考慮事項
作業定義基準日を指定しない場合は、その作業定義バージョン開始日を使用して、過去、現在および将来の有効が決定されます。この場合、バージョン開始日を使用して有効性を判断するため、過去の有効なコンポーネントは取得されません。
ロール情報
- 権限名およびコード:
- 作業定義の管理(WIS_MANAGE_WORK_DEFINITIONS_PRIV)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 製造エンジニア(ORA_WIS_MANUFACTURING_ENGINEER_JOB)
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 機能 | ノート |
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2019年3月27日 | 「作業手配リスト」からのアドホックWIP検査の実行 | 文書の更新。更新19Aで提供される機能。 |
2019年2月15日 | 作業オーダーに対する手動による資材の調達 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2019年2月15日 | 文書の更新。更新19Aで提供される機能。 |
|
2018年12月21日 | 初版作成。 |
このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
セキュリティと新機能
各機能のロール・セクションは、その機能を使用するのに必要なセキュリティ権限とジョブ・ロールを示します。機能の設定が必要な場合は、別途指定されていないかぎり、「アプリケーション実装コンサルタント」ジョブ・ロールで設定を行う必要があります。(機能にロール・セクションが含まれていない場合は、機能を使用するためにセキュリティの変更は不要です。)
ジョブ・ロールを作成した場合は、必要に応じてそれらのロールに新しい権限を追加するためにこの情報を使用できます。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックはoracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。
Oracle Cloud Applicationsには今後も新たな機能が続々と追加されます。一部の機能については、準備が整った時点で機能をオプト・インすることにより、ご都合のよいタイミングで新機能を導入できます。機能をオプト・インするには、「新機能」作業領域または「設定および保守」作業領域を使用します。
「新機能」作業領域を使用してオプトインするには:
- 「ナビゲータ」をクリックし、「新機能」(「自分の企業」見出しの下)をクリックします。
- 「新機能」ページで、確認する新機能が含まれているオファリングを選択します。
- オプトイン対象の機能の「オプトイン」をクリックします。
- 「機能の編集」ページで、その機能の「使用可能」オプションを選択し、「完了」をクリックします。
「設定および保守」作業領域を使用してオプトインするには:
- 「ナビゲータ」をクリックし、「設定および保守」をクリックします。
- 「設定」ページでオファリングを選択し、「機能オプトインの変更」をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、「機能の編集」アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、オプトインする機能に対して「使用可能」オプションを選択します。「使用可能」列にチェック・ボックスではなく「編集」アイコンがある場合は、アイコンをクリックし、機能のオプションを選択して「保存してクローズ」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
顧客による処理が必要=これらの機能をエンド・ユーザーが使用する前に処理を実行する必要があります。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
使用準備が完了して提供される新機能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
使用するために顧客による処理が必要な新機能(すぐ使用できない状態で提供) これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
顧客による処理が必要 |
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再編成されたナビゲータ・グループとグループ・アイコンの作業領域へのアクセス
Oracle Supply Chain Management Cloud作業領域で、より一貫性のある論理グループをサポートするために、この更新には再編成されたナビゲータに加えて、ホーム・ページのグループ・アイコンに対する変更も含まれます。
この更新では、ナビゲータの新しいオーダー管理の見出しおよびホーム・ページのグループ・アイコンに、次の作業領域が含まれます。
- オーダー管理
- 価格設定管理
- グローバル・オーダー納期回答
- サービス・ロジスティクス
新しいサプライ・チェーン実行の見出しとグループ・アイコンには、次の作業領域が含まれます。
- 作業定義
- 作業実行
- 保守管理
- 品質管理
- 在庫管理
- 原価会計
- 受入会計
- 会計文書取得
- 電子レコード
- 財務オーケストレーション
- 供給オーケストレーション
また、「サプライ・チェーン・コラボレーション」作業領域が「サプライ・チェーン・プランニング」ヘッダーおよびグループ・アイコンに移動し、「コラボレーション・メッセージング」作業領域が「ツール」ヘッダーおよびグループ・アイコンに移動しています。
以前の更新で表示された原価計算、製造および品質管理の見出しおよびグループ・アイコンは使用できなくなりました。
ホーム・ページ上の新しいグループ・アイコンで次のものを簡単に識別できます:
また、ナビゲータの新しい見出しも簡単に見分けられます。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要なステップはありません。
OTBIの使用による系図のオブジェクト構成および使用場所のレポートの作成
2つの新しいOTBIサブジェクト領域を利用して、製品構成およびコンポーネント使用場所のレポートを作成できます。
- 製品系図 - 系図オブジェクト構成リアルタイム
- 製品系図 - 系図オブジェクト使用場所リアルタイム
デモを見る
有効化のステップ
新しい「製品系図 - 系図オブジェクト構成リアルタイム」および「製品系図 - 系図オブジェクト使用場所リアルタイム」サブジェクト領域を既存のレポートに追加することも、この新しいサブジェクト領域を使用する新しいレポートを作成することもできます。レポートの作成および編集の詳細は、Oracle SCM Cloud: 分析とレポートの作成および管理ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
主なリソース
- レポートの作成および編集の詳細は、Oracle SCM Cloud: 分析とレポートの作成および管理ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
OTBIを使用した系図のオブジェクト構成および使用場所のレポートの作成準備トレーニングの視聴
ロール情報
- 職務ロール名およびコード:
- 製品系図トランザクション分析職務(FBI_PRODUCT_GENEALOGY_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 生産監督者(ORA_WIE_PRODUCTION_SUPERVISOR)
- 資産管理者(ORA_CSE_ASSET_ADMINISTRATOR)
製品または生産ラインが廃止になった場合、今後間違って非アクティブな作業定義を使用して生産することがないように、影響を受ける作業定義を廃止することが不可欠です。この更新より前は、作業定義を廃止する方法がありませんでした。古い作業定義に代えて新しい作業定義を導入し、製造、サプライ・チェーン・プランニングおよび原価計算で正しく表示されるように生産および原価計算の優先度を入れ替える必要がありました。この更新では、ユーザー・インタフェース、ファイルベースのデータ・インポート・プロセスまたはRESTサービスを使用して、特定の作業定義のすべてのバージョンを即時に非アクティブ化できるようになりました。作業定義に対して電子レコードおよび電子署名が有効になっている場合は、以前に承認された作業定義をユーザー・インタフェースから非アクティブ化すると電子レコードが生成され、ワークフローにより承認プロセスが開始されます。
作業定義を非アクティブ化すると、作業定義ステータスが「アクティブ」から「非アクティブ」に更新されます。「非アクティブ日」には、作業定義が非アクティブ化されたとき、またはスケジュール済プロセスのインポートの完了時にシステム日付が移入されます。これにより、原価シナリオの有効日が「非アクティブ日」よりも後の場合に、サプライ・チェーン・プランニング、作業実行および原価積上においてその作業定義が今後使用されるのを防ぐことができます。
非アクティブな作業定義バージョンを参照しているリリース済の作業オーダーや公開済の原価シナリオでは引き続きそれを使用できます。非アクティブ化された作業定義が既存の未公開原価シナリオで使用されている場合、原価積上を再実行する必要があります。アクティブな作業定義を選択するには、プランニング収集を再度実行できます。
作業定義が非アクティブ化された後に、その作業定義を再アクティブ化したり、そのいずれかのバージョンに変更を加えたり、その作業定義名を品目に対して再利用することはできません。これにより廃止された作業定義とアクティブな作業定義が明確に分離され、ダウンストリーム・サプライ・チェーン・アクティビティが容易になります。
次のスクリーンショットは、作業定義を非アクティブ化する際の警告メッセージを示しています。
デモを見る
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプトインUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなったバージョン: 11.13.19.07.0
主なリソース
- レポートの作成および編集の詳細は、Oracle SCM Cloud: 分析とレポートの作成および管理ガイドを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
- 権限名およびコード:
- 作業定義の管理(WIS_MANAGE_WORK_DEFINITIONS_PRIV)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 製造エンジニア(ORA_WIS_MANUFACTURING_ENGINEER_JOB)
追加の作業定義RESTサービスの使用による外部システムとの統合
Oracle Manufacturing Cloudには、製品開発アプリケーション、製造実行システム、製造現場デバイス、モバイル・デバイスなどの外部システムとの統合を可能にするWebサービスが用意されています。この更新では、次のサービスが追加されました。
製造作業定義名用のRESTサービス
外部製品開発アプリケーションをOracle Manufacturing Cloudと統合する場合に、作業定義を作成する前に作業定義名の詳細を取得できます。この更新では、GETメソッドを使用して、次の情報を含む1つまたはすべての作業定義名を取得できるようになりました。
- 作業定義名
- 作業定義名詳細
製造作業定義要求用のRESTサービス
外部製品開発アプリケーションをOracle Manufacturing Cloudと統合する場合に、製造作業定義要求RESTサービスのPOSTメソッドを使用することで、バッチ要求を使用して作業定義を同時に作成および更新できます。この更新より前は、製造作業定義RESTサービスのGETメソッドを使用して、1つの作業定義またはすべての作業定義を取得できました。この更新ではさらに、製造作業定義要求のRESTサービスのPOSTメソッドを使用して、標準およびオーダー組立(ATO)モデル品目の次の情報の作業定義要求を作成できます。
- ヘッダー詳細
- 工程
- 工程資材
- 工程リソース
- 作業定義工程リソースの代替リソース
- 作業定義工程、工程資材および工程リソースの付加フレックスフィールド
製造作業定義要求RESTサービスのPOSTメソッドは、インタフェース表にデータを挿入してから、POSTおよびPATCH関数の処理をトリガーして、クラウド内の作業定義を作成および更新します。
製造作業定義名および製造作業定義要求の追加のRESTサービスにより、Oracle Manufacturing Cloudへの外部ソース・システムからのデータの初期ロードや作業定義の継続的な更新を効率化できます。
有効化のステップ
Oracle Cloud実装で初めてRESTサービスを使用している場合は、Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIガイドのクイック・スタートに関する項の指示に従ってください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
作業定義名機能のRESTサービスを使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- ジョブ・ロール名および権限:
- 生産監督者(WIS_GET_WORK_DEFINITIONS_SERVICE)
- 製造エンジニア(WIS_GET_WORK_DEFINITIONS_SERVICE)
作業定義要求機能のRESTサービスを使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- ジョブ・ロール名および権限:
- 製造エンジニア(WIS_MANAGE_WORK_DEFINITIONS_SERVICE)
この新機能は、プロトタイプまたはエンジニアの注文が多い製造環境において役立ちます。この場合、コンポーネントは事前には計画されず、作業オーダーごとに直接購買する必要があります。通常、標準またはATOモデルの部品構成表を使用して製造およびコンポーネントの購買を事前に計画する会社には適用されません。
次の図は、製造作業オーダーの資材を手動調達する際の包括的なプロセス・フローを示しています。
製造作業オーダーの購買依頼の作成
「セルフサービス調達」ページに移動し、購買依頼を入力して、それを製造作業オーダーに関連付けることにより、製造作業オーダーの購買依頼を作成できます。
次の3つのタイプの品目について、「セルフサービス調達」ページで購買依頼を作成できます。
- カタログ品目
- 在庫品目
- カタログ外品目(金額ベースまたは数量ベースが可能)
購買依頼品目を作業オーダーに関連付けることは重要です。すべての購買依頼明細について個別に関連付ける必要があります。作業オーダーを関連付けるには、「購買依頼の編集」ページの「購買依頼明細」セクションで、搬送先タイプとして「作業オーダー」を選択します。
関連付けが作成および送信されると、購買依頼に対して購買オーダーが作成されます。設定によっては、購買依頼文書と購買オーダー文書の両方に対する承認が必要になることがあります。
購買品目詳細の表示および追跡
「購買品目詳細」ページでは、次のことができます。
- 作業オーダーのすべての購買品目のリストの表示
- 任意の購買品目の「詳細」アイコンの使用による購買依頼詳細の追跡
各作業オーダー工程について、「作業オーダーの編集」ページの工程タブで購買品目のリストを表示することもできます。工場についてこの機能が有効になっている場合、すべての作業オーダーの作業オーダー工程タブに、購買品目の列が追加されます。これは、品目がその作業オーダーのために購入されているかどうかとは関係ありません。
購買オーダーの受入および訂正
倉庫マネージャは購入品目を受け入れます。すべての購買依頼明細に対してこの搬送先タイプが指定されているため、それぞれの作業オーダーのためにすべての購買品目を受け取ります。詳細は「購買品目詳細」ページまたは製造トランザクション履歴ページで表示できます。
「購買品目詳細」ページで、次の受入を構成できます。
- 正しい数量
- サプライヤ返品
- 受入返品
生産トランザクション履歴の表示
「生産トランザクション履歴」ページで、製造作業オーダーのために実行されたすべてのトランザクションを表示できます。作業オーダーの購買品目に関しては、次のトランザクションを表示できます。
- 購買品目受入
- 購買品目受入訂正
- 購買品目返品訂正
- 購買品目受入返品
- 購買品目サプライヤ返品
作業オーダー原価
原価会計担当は、「作業オーダー原価のレビュー」ページで合計原価を表示できます。合計原価は、リソースおよび資材の原価で構成されます。資材原価には、処理済工程品目と受入済購買品目の両方が含まれます。現時点では、カタログ外品目(の金額または数量)は、作業オーダー原価の計算には考慮されませんので注意してください。
レポート
Work Order Traveler Reportで購買品目を表示できます。
デモを見る
有効化のステップ
この機能が使用できるかどうかは、各製造組織の「作業オーダーの直接購買を許可」という工場パラメータ属性によって制御されます。
ヒントと考慮事項
製造では、作業オーダーから「セルフサービス調達」ページへのナビゲーションはありません。ただし、セルフサービス調達の購買依頼では、製造作業オーダーを各購買依頼明細に手動で関連付けることができます。
カタログ外品目(の金額/数量)は、作業オーダー原価の計算には考慮されません。
主なリソース
ロール情報
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 生産監督者(ORA_WIE_PRODUCTION_SUPERVISOR_JOB)
- 権限名およびコード:
- 作業オーダー搬送先タイプの品目の購買依頼の管理(WIP_MANAGE_ITEM_PURCHASES_FOR_WORK_ORDER)
この更新の前は、「検査の作成」タスクに移動して検査詳細および結果を入力することで、アドホックWIP検査を作成できました。 ただし、このナビゲーション・パスでは、検査結果を入力する前に、作業オーダー、工程、品目などの検査ポイントのコンテキストを再度指定する必要があります。
この機能を使用すると、資材およびリソース・トランザクションをレポートするためのアイコンと同様に、検査詳細を入力するための新しいアイコンが作業手配リストに表示されます。 作業手配リストの特定の行の検査アイコンをクリックすると、作業オーダー工程のコンテキストでアドホックWIP検査を作成して、中間工程の仕掛または最終工程の製品を検査できます。 検査数量を指定すること、および検査結果を入力するために適切な検査プランを選択することもできます。
インラインWIP検査と比較した場合、アドホックWIP検査では工程または製品の完了を促進しません。 その後、非適合の作成、メッセージの表示、通知の送信などの検査処理を実装することによって、作業オーダー処理を続行する方法を決定できます。 保存された検査は、後で作業オーダー履歴を通じて表示できます。
作業手配リストからアドホックWIP検査に迅速にアクセスすることで、仕掛中または製品生産後の適切な時期に柔軟に検査結果を入力できます。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要なステップはありません。
ヒントと考慮事項
「検査詳細の入力」列はデフォルトで表示され、ビジネス・プロセスに適用されない場合は、作業手配リストの「表示」メニューに移動することで非表示にできます。
検査特性の設定およびアドホックWIP検査の検査プランの詳細は、Quality Management Cloudのドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
- 生産オペレータ・ロールを持たせてプロビジョニングされているユーザーは、自動的に作業手配リストから検査を開始できるようになります。
- 権限名およびコード: 特別な権限は不要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 生産オペレータ(ORA_WIE_PRODUCTION_OPERATOR_JOB)
製品開発の品目ページから品質問題または処理を直接作成します。問題または処理を作成した後は、自動的に品目に関連付けられます。 これにより、問題のある品目と品質関連の処理の間でよりシームレスなフローが可能になります。
品質問題または処理を作成するには、品目ページの「処理」メニューを開き、「品質問題の作成」または「品質処理の作成」を選択します。
「作成」ダイアログで、問題または処理のキー属性を入力します。確認すると問題または処理が作成され、影響を受けるオブジェクトとしてその品目が自動的に追加されます。
デモを見る
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要なステップはありません。
主なリソース
品質問題および品質処理の有用性および統合の向上のための準備トレーニングを見る
問題および処理で影響を受けるオブジェクトとして品目を追加するための製品ハブ組織をまたいだ検索
影響を受けるオブジェクトとして品目を割り当てる場合は、拡張検索機能を使用します。これまでは検索はデフォルトのマスター組織に限定されていましたが、組織間で品目を検索して関連付けることができるようになりました。
「影響を受けるオブジェクト」タブで「選択して追加」をクリックして、品目を検索できる検索ページを開きます。検索結果には、その品目が関連付けられている組織が表示されるようになりました。検索ではまた、デフォルトのマスター組織以外の組織の品目も返されます。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要なステップはありません。
ヒントと考慮事項
デフォルトのマスター組織は、製品開発の構成中に設定する必要があります。
主なリソース
品質問題および品質処理の有用性および統合の向上のための準備トレーニングを見る
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- 品質設計エンジニア
- 品質アナリスト
RESTサービスの使用によるリソース・インスタンスの関連付けおよび影響を受ける品目へのシリアル番号やロット番号の追加
品質プロセスでは、複数の外部アプリケーションにまたがるデータの取得が必要となることがよくあります。 手動データ入力では、データが不正確で不完全になるリスクが高まります。 拡張された品質問題および品質処理のREST APIを使用して、外部アプリケーションからの品質の問題または処理を記録します。影響を受ける製造リソースのリソース・インスタンスを関連付け、影響を受ける品目のシリアル番号やロット番号を追加できます。特定のリソース・インスタンスおよびシリアル番号やロット番号に関する追加データを取得したり、分析インサイトを改善したり、トレンドを理解したり、ターゲット監査または訂正処理を開始して迅速な解決を促進することもできます。
有効化のステップ
品質問題および品質処理サービスへの変更をレビューし、必要に応じてRESTクライアントを更新します。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
品質問題および品質処理の有用性および統合の向上のための準備トレーニングを見る
「別名保存」処理の使用による添付ファイルおよび影響を受けるオブジェクトの継承
特定のビジネス・プロセスでは、他の品質問題から新しい品質問題を、または他の品質処理から品質処理を作成する必要があります。これにより、冗長な手動によるデータ入力が必要となります。
品質問題から品質処理を作成するために用意されている機能と同様に、品質処理の新しい「別名保存」機能では、属性、添付および影響を受けるオブジェクトが自動的にコピーされ、元のソースに関連付けられます。 品質問題の「別名保存」機能も拡張され、タイプを変更したり、新しいワークフローを選択したり、下書きステータスの添付および影響を受けるオブジェクトをコピーすることができるようになりました。
この新しい機能により、手動データ入力およびそれに伴うエラーによる時間と労力が削減されます。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要なステップはありません。
主なリソース
品質問題および品質処理の有用性および統合の向上のための準備トレーニングを見る
品質問題または品質処理の作業中に、オブジェクトへのアクセス権を持つ制限されたユーザーおよびロールの完全なリストを表示できるようになりました。新しい機能強化により「セキュリティ」タブが拡張され、オブジェクトの作成者および割当先の情報が含まれるようになりました。これで、「セキュリティ」タブにおいてユーザーとロールのリストおよび作成者と割当先を表示し、オブジェクトに対するユーザー割当が適切であることを確認できます。
有効化のステップ
この機能を有効化するうえで必要なステップはありません。
主なリソース
品質問題および品質処理の有用性および統合の向上のための準備トレーニングを見る
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