クラウド・レディネス / Oracle Manufacturing Cloud
新機能
すべて展開


  1. 19Dのメンテナンス・パック2月版
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 機能のサマリー
    1. 製造
        1. SOAPサービスを使用した製造作業定義および作業定義工程添付のアップロード
  1. 更新19D
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 任意の新機能の導入(オプト・イン)
  4. 機能のサマリー
    1. 製造
        1. 累積リード・タイム計算への後処理リード・タイムの包含
      1. RESTサービスを使用した製品系図機能の統合と拡張
        1. RESTサービスを使用した系図関係の管理
        2. RESTサービスを使用した系図オブジェクトの管理
    2. 品質管理
        1. 必須またはオプションのワークフロー承認者としてのユーザー・ロールの割当
        2. 使用中の品質問題タイプまたは品質処理タイプの削除の防止
        3. 品質問題や品質処理の承認時の「承認」および「否認」ボタンの削除
        4. アプリケーション・コンポーザの処理リストに表示されるわかりやすい名前
        5. ユーザー検索時の名前、ユーザー名および電子メールの表示

19Dのメンテナンス・パック2月版

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 機能 ノート
2020年2月28日   初版作成。

概要

このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示します。

免責事項

この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。

この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。

機能のサマリー

列の定義:

使用可能な状態で提供される機能

レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要
(すぐ使用できない状態で提供される機能)

これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

製造

SOAPサービスを使用した製造作業定義および作業定義工程添付のアップロード

製造

SOAPサービスを使用した製造作業定義および作業定義工程添付のアップロード

外部アプリケーションとの間で移行または統合する製造業者は、特定の添付を作業定義に関連付ける効率的な方法を必要とします。たとえば、作業指示を添付ファイル、テキストまたはURLとして取得して、品目の生産や特定の工程の実行のための主要な追加情報を提供できます。

現在、RESTサービス、ファイルベースのデータ・インポート(FBDI)およびApplication Development Framework Desktop Integration (ADFdi)などの作業定義をアップロードまたはダウンロードするためのツールでは、作業定義を処理するときに添付を含めることができません。

この更新では、ERPオブジェクト添付SOAPサービスを使用して、ショップ型製造およびプロセス製造作業定義の添付の自動一括アップロードを実行できます。このサービスのペイロードの入力パラメータを指定して、既存の作業定義への添付をヘッダー・レベルまたは工程レベルでアップロードできます。

サービスベースのアプローチを使用して製造作業定義および作業定義工程添付をアップロードすることで、Oracle Manufacturing Cloudへの外部ソース・システムからのデータの初期ロードや作業定義の継続的な更新を効率化できます。

有効化のステップ

開始するには、Oracle Help Centerからアクセスできる『Oracle Financials Cloud SOAP Web Services for Financialsガイド』で提供されているSOAPのサービス定義を参照してください。

  • 章: ビジネス・オブジェクト・サービス
  • 項: ERPオブジェクト添付サービス

製造ビジネス・エンティティ、作業定義および作業定義工程用のERPオブジェクト添付SOAPサービスを導入するための詳細を次に示します。

要求のペイロード

要求のペイロード情報の表を次に示します。

要素名 タイプ 説明

entityName

文字列

有効なビジネス・エンティティ名: WORK_DEFINITION、WORK_DEFINITON_OPERATION。

categoryName

文字列

ビジネス・エンティティに関連付けられた文書カテゴリ名。

allowDuplicate

文字列

重複が許可されるかどうか。有効な値: 「はい」、「いいえ」。

attachmentRows

 

要素のリスト。それぞれアップロードする添付の詳細が含まれます。詳細には、ユーザー・キー、添付タイプおよびタイトルが含まれます。

作業定義ヘッダーのattachmentRows属性

作業定義ヘッダー情報のattachmentRows属性の表を次に示します。

属性名 タイプ 説明

UserKeyA

文字列

組織コード。

UserKeyB

文字列

品目番号。

UserKeyC

文字列

作業定義内部名。

UserKeyD

文字列

このキーを値#NULLとともに保持します。

UserKeyE

文字列

このキーを値#NULLとともに保持します。

AttachmentType

文字列

有効な値: FILE、TEXT、URL。

タイトル 文字列

添付のタイトル。

コンテンツ 文字列

次に例を示します。実際のコンテンツは異なる場合があります。

URL: https://www.google.com

テキスト: 旋盤L123を使用。

ファイル: ソース・データをBase64文字列(Base64エンコーディング)にエンコードします。

作業定義工程のattachmentRows属性

作業定義工程情報のattachmentRows属性の表を次に示します。

属性名 タイプ 説明

UserKeyA

文字列

組織コード。

UserKeyB

文字列

品目番号。

UserKeyC

文字列

作業定義内部名。

UserKeyD

文字列

バージョン番号。

UserKeyE

文字列

工程連番。

AttachmentType

文字列

有効な値: FILE、TEXT、URL。

タイトル 文字列

添付のタイトル。

コンテンツ 文字列

次に例を示します。実際のコンテンツは異なる場合があります。

URL: https://www.google.com

テキスト: 旋盤L123を使用。

ファイル: ソース・データをBase64文字列(Base64エンコーディング)にエンコードします。

作業定義ヘッダーのサンプル・ペイロード

<soapenv:Envelope xmlns:soapenv="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/" xmlns:typ="http://xmlns.oracle.com/apps/financials/commonModules/shared/model/erpIntegrationService/types/" xmlns:erp="http://xmlns.oracle.com/apps/financials/commonModules/shared/model/erpIntegrationService/">

<soapenv:Header/>

<soapenv:Body>

<typ:uploadAttachment>

<typ:entityName>WORK_DEFINITION</typ:entityName>

<typ:categoryName>MISC</typ:categoryName>

<typ:allowDuplicate>はい</typ:allowDuplicate>

<!--Zero or more repetitions:-->

<typ:attachmentRows>

<!--Optional:-->

<erp:UserKeyA>M1</erp:UserKeyA>

<!--Optional:-->

<erp:UserKeyB>AS54888</erp:UserKeyB>

<!--Optional:-->

<erp:UserKeyC>ORA_MAIN</erp:UserKeyC>

<!--Optional:-->

<erp:UserKeyD>?</erp:UserKeyD>

<!--Optional:-->

<erp:UserKeyE>?</erp:UserKeyE>

<!--Optional:-->

<erp:AttachmentType>TEXT</erp:AttachmentType>

<!--Optional:-->

<erp:Title>File1</erp:Title>

<!--Optional:-->

<erp:Content>旋盤L123を使用。</erp:Content>

</typ:attachmentRows>

</typ:uploadAttachment>

</soapenv:Body>

</soapenv:Envelope>

作業定義工程のサンプル・ペイロード

<soapenv:Envelope xmlns:soapenv="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/" xmlns:typ="http://xmlns.oracle.com/apps/financials/commonModules/shared/model/erpIntegrationService/types/" xmlns:erp="http://xmlns.oracle.com/apps/financials/commonModules/shared/model/erpIntegrationService/">

<soapenv:Header/>

<soapenv:Body>

<typ:uploadAttachment>

<typ:entityName>WORK_DEFINITION_OPERATION</typ:entityName>

<typ:categoryName>MISC</typ:categoryName>

<typ:allowDuplicate>はい</typ:allowDuplicate>

<!--Zero or more repetitions:-->

<typ:attachmentRows>

<!--Optional:-->

<erp:UserKeyA>M1</erp:UserKeyA>

<!--Optional:-->

<erp:UserKeyB>AS54888</erp:UserKeyB>

<!--Optional:-->

<erp:UserKeyC>ORA_MAIN</erp:UserKeyC>

<!--Optional:-->

<erp:UserKeyD>1</erp:UserKeyD>

<!--Optional:-->

<erp:UserKeyE>10</erp:UserKeyE>

<!--Optional:-->

<erp:AttachmentType>TEXT</erp:AttachmentType>

<!--Optional:-->

<erp:Title>Att001</erp:Title>

<!--Optional:-->

<erp:Content>旋盤L123を使用。</erp:Content>

</typ:attachmentRows>

</typ:uploadAttachment>

</soapenv:Body>

</soapenv:Envelope>

ヒントと考慮事項

FILEタイプの添付のコンテンツは、Base64のエンコーディングで指定する必要があります。

ロール情報

  • 権限名およびコード:
    • FSCMインタフェースのロード管理(ORA_FUN_FSCM_LOAD_INTERFACE_ADMIN_DUTY)
    • 作業定義の管理(WIS_MANAGE_WORK_DEFINITIONS_PRIV)
  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • 製造エンジニア(ORA_WIS_MANUFACTURING_ENGINEER_JOB)

更新19D

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 機能 ノート
2019年9月20日   初版作成。

概要

このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。

セキュリティと新機能

各機能のロール・セクションは、その機能を使用するのに必要なセキュリティ権限とジョブ・ロールを示します。機能の設定が必要な場合は、別途指定されていないかぎり、「アプリケーション実装コンサルタント」ジョブ・ロールで設定を行う必要があります。(機能にロール・セクションが含まれていない場合は、機能を使用するためにセキュリティの変更は不要です。)

ジョブ・ロールを作成した場合は、必要に応じてそれらのロールに新しい権限を追加するためにこの情報を使用できます。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックはoracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。

任意の新機能の導入(オプト・イン)

Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を提供します。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。 一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。 すぐ使用できない状態で提供されている機能は、いくつかの方法でエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。

「新機能」作業領域から「オプト・イン」ページにアクセス

  1. 「ナビゲータ」をクリックし、「新機能」(「自分の企業」見出しの下)をクリックします
  2. 「新機能」ページで、確認する新機能が含まれているオファリングを選択します
  3. オプト・イン対象の機能の「オプト・インに進む」をクリックします
  4. 「機能の編集」ページで、その機能の「使用可能」オプションを選択し、「完了」をクリックします

または...「設定および保守」作業領域から「オプト・イン」ページにアクセス

  1. 「ナビゲータ」をクリックし、「設定および保守」をクリックします
  2. 「設定」ページでオファリングを選択し、「機能オプト・インの変更」をクリックします
  3. 「オプト・イン」ページで、オプト・インする機能が含まれている領域の「機能の編集」アイコンをクリックします
  4. 「機能の編集」ページで、オプト・インする機能に対して「使用可能」オプションを選択します。「使用可能」列にチェック・ボックスではなく「編集」アイコンがある場合は、アイコンをクリックし、機能のオプションを選択して「保存してクローズ」をクリックします。 
  5. 「完了」をクリックします。

オプト・イン失効

オプト・インを経由してすぐ使用できない状態で提供された機能は、将来の更新で自動有効化される場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。 クラウド・サービスで「オプト・イン失効」がある場合、この文書に関連タブが表示されます。 そのタブをクリックすると、機能がすぐ使用できない状態でいつ最初に提供されたかと、オプト・インがいつ失効して、機能が自動有効化される可能性があるかが表示されます。 ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。

機能のサマリー

列の定義:

レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。


すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要
(機能は無効化状態で提供)

これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

製造

累積リード・タイム計算への後処理リード・タイムの包含

RESTサービスを使用した製品系図機能の統合と拡張

RESTサービスを使用した系図関係の管理

RESTサービスを使用した系図オブジェクトの管理

品質管理

必須またはオプションのワークフロー承認者としてのユーザー・ロールの割当

使用中の品質問題タイプまたは品質処理タイプの削除の防止

品質問題や品質処理の承認時の「承認」および「否認」ボタンの削除

アプリケーション・コンポーザの処理リストに表示されるわかりやすい名前

ユーザー検索時の名前、ユーザー名および電子メールの表示

製造

累積リード・タイム計算への後処理リード・タイムの包含

製造プロセスの終了から最終品目の出荷が可能になるまで、または後続の組立でコンポーネントが使用可能になるまでの間に遅延が発生することがあります。たとえば、一部の品目は品質管理の検査に合格する必要があり、他の品目は冷却や硬化に時間がかかります。

この更新では、品目定義のすべての製造品目に対して後処理リード・タイムを設定できるようになりました。後処理リード・タイムを設定すると、Oracle Manufacturing Cloudではすべての製造品目に対し、累積製造リード・タイムおよび累積合計リード・タイムを計算する際に、この後処理リード・タイムを追加します。

  • 部分組立品の場合、後処理リード・タイムは製造プロセスが完了したときに始まり、供給が親品目の製造のために消費可能となった時点で終了します。
  • 最終品目の場合、後処理リード・タイムは最終組立品の完了時に開始し、品目の出荷が可能になった時点で終了します。

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

後処理リード・タイムは、製造工程が完了した後、かつ出荷または次の製造ステージに使用できるようになる前に実行されるアクティビティのリード・タイムをモデル化するために使用します。

主なリソース

ロール情報

この機能は、既存の権限およびロールによって管理されます。

  • 権限名およびコード:
    • 製造リード・タイムの計算(WIS_CALCULATE_MANUFACTURING_LEAD_TIMES_PRIV)
  • ジョブ・ロール名およびコード:
    • 製造エンジニア(ORA_WIS_MANUFACTURING_ENGINEER_JOB)

RESTサービスを使用した製品系図機能の統合と拡張

この更新により、系図データに関する外部システムとの統合をサポートし簡略化するREST Webサービスが提供されます。系図データは、ロットおよびシリアルにより管理される製品および資材、およびそれらの親子関係など、系図オブジェクトに関連する様々なトランザクションにより生成されます。外部系図データは、サプライヤ、契約製造、外注加工、サード・パーティ・ロジスティクスおよび倉庫管理との統合により生成されることがあります。サポートされる系図トランザクションには、在庫トランザクション、作業オーダー工程トランザクション、作業オーダー資材トランザクションおよび作業オーダー出力トランザクションがあります。

RESTサービスを使用した系図関係の管理

系図関係RESTサービスを使用して、次の操作を実行します。

  • 系図関係の作成および削除
  • 系統関係の取得

系図関係RESTサービスでは、内部および外部システムで追跡される製品ライフ・サイクルを通じた完全な系図レコードを完成させることができます。

また、系図関係RESTサービスを系図オブジェクトRESTサービスと組み合せて使用し、系図のオブジェクト、トランザクションおよび関係をインポートすることもできます。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

  • 権限名およびコード: 
    • サービスによる製品系図の取得(CSE_GET_PRODUCT_GENEALOGY_BY_SERVICE_PRIV)
    • サービスによる製品系図の管理(CSE_MANAGE_PRODUCT_GENEALOGY_BY_SERVICE_PRIV)
  • ジョブ・ロール名およびコード: 
    • 資産管理者(ORA_CSE_ASSET_ADMINISTRATOR_JOB)

RESTサービスを使用した系図オブジェクトの管理

系図オブジェクトRESTサービスを使用して、次の操作を実行します。

  • 系図オブジェクトの作成および更新
  • 系図トランザクションの作成
  • 系図オブジェクトの取得
  • 系図トランザクションの取得

系図オブジェクトRESTサービスでは、内部および外部システムで追跡される製品ライフ・サイクルを通じた完全な系図レコードを完成させることができます。

また、系図オブジェクトRESTサービスを系図関係RESTサービスと組み合せて使用し、系図のオブジェクト、トランザクションおよび関係をインポートすることもできます。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。

ロール情報

この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。

  • 権限名およびコード: 
    • サービスによる製品系図の取得(CSE_GET_PRODUCT_GENEALOGY_BY_SERVICE_PRIV)
    • サービスによる製品系図の管理(CSE_MANAGE_PRODUCT_GENEALOGY_BY_SERVICE_PRIV)
  • ジョブ・ロール名およびコード: 
    • 資産管理者(ORA_CSE_ASSET_ADMINISTRATOR_JOB)

品質管理

必須またはオプションのワークフロー承認者としてのユーザー・ロールの割当

ロールを使用して、品質ワークフローに複数のユーザーを迅速かつ効率的に承認者として追加します。個々のユーザーではなくユーザー・ロールを承認者として追加できるようになりました。品質問題や品質処理を承認のために送信すると、ユーザー・ロールが自動的に展開されて承認者の完全なリストが表示され、重複する承認者は1人の承認者に解決されます。

この更新により、ユーザー・ロールを必須承認者またはオプション承認者として割り当てることもできます。

ロールの検索

「承認者」リストで必須およびオプションの承認者として割り当てられたロール

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

ロールを承認者として割り当てるには、そのロールがセキュリティ・コンソールで作成されている必要があります。

主なリソース

使用中の品質問題タイプまたは品質処理タイプの削除の防止

すべての問題および処理に対するいっそう厳密なチェックにより、使用中の品質タイプが削除されないようにします。エラー・メッセージは、品質問題または品質処理のタイプが現在使用中であるかどうかを警告し、それにより、問題と処理が誤って削除されることや不整合を防ぐことができます。

使用中の品質タイプの削除を防ぐエラー・メッセージ

デモを見る

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

品質問題や品質処理の承認時の「承認」および「否認」ボタンの削除

品質オブジェクトがユーザーにより承認済かどうかで混乱しないようにします。この更新では、品質問題や品質処理がいったん承認または否認されると、「承認」および「否認」ボタンはユーザー・インタフェースに表示されなくなります。

「承認」および「否認」ボタンのないユーザー・インタフェース

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

アプリケーション・コンポーザの処理リストに表示されるわかりやすい名前

品質問題および品質処理のオブジェクトを設計する際に、アプリケーション・コンポーザの「処理」リスト内に説明的なわかりやすい名前が表示されます。メニューで各処理の目的を簡単に識別できます。

アプリケーション・コンポーザでの処理名

デモを見る

有効化のステップ

アプリケーション・コンポーザを利用してページ・レイアウトおよび属性を表示および調整します。アプリケーション・コンポーザの使用によるアプリケーションの拡張についてさらに学習するには、Oracle Help Center関心のあるアプリケーション・サービス領域→「Books」→「Configuration and Extension」を参照してください。

主なリソース

ユーザー検索時の名前、ユーザー名および電子メールの表示

「セキュリティ」タブに、または承認者として品質問題および品質処理のワークフローにユーザーを追加したときに、検索結果に「名前」、「ユーザー名」、「Eメール」などの追加列を表示します。ロールを検索すると、ロール・コードも検索結果に表示されます。  「セキュリティ」タブに、およびワークフロー承認のために、適切なユーザーとロールを簡単に検索して追加できます。

ユーザー検索

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース