本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 機能 | ノート |
---|---|---|
2019年12月20日 | 初版作成。 |
このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。各項には、機能の簡単な説明、その機能を有効化または開始するために必要なステップ、ヒントや留意すべき考慮事項、および役に立つリソースが記載されています。
セキュリティと新機能
各機能のロール・セクションは、その機能を使用するのに必要なセキュリティ権限とジョブ・ロールを示します。機能の設定が必要な場合は、別途指定されていないかぎり、「アプリケーション実装コンサルタント」ジョブ・ロールで設定を行う必要があります。(機能にロール・セクションが含まれていない場合は、機能を使用するためにセキュリティの変更は不要です。)
ジョブ・ロールを作成した場合は、必要に応じてそれらのロールに新しい権限を追加するためにこの情報を使用できます。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックはoracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.com宛にお送りください。
Oracle Cloud Applicationsでは四半期ごとに新しい更新が配信されます。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。 一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。 すぐ使用できない状態で提供されている機能は、いくつかの方法でエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
「新機能」作業領域から「オプト・イン」ページにアクセス
- 「ナビゲータ」をクリックし、「新機能」(「自分の企業」見出しの下)をクリックします
- 「新機能」ページで、確認する新機能が含まれているオファリングを選択します
- オプト・インする機能の「オプト・インに進む」をクリックします
- 「機能の編集」ページで、その機能の「使用可能」オプションを選択し、「完了」をクリックします
または、「設定および保守」作業領域から「オプト・イン」ページにアクセスする
- 「ナビゲータ」をクリックし、「設定および保守」をクリックします
- 「設定」ページでオファリングを選択し、「機能オプト・インの変更」をクリックします
- 「オプト・イン」ページで、オプト・インする機能が含まれている領域の「機能の編集」アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、オプト・インする機能に対して「使用可能」オプションを選択します。「使用可能」列にチェック・ボックスではなく「編集」アイコンがある場合は、アイコンをクリックし、機能のオプションを選択して「保存してクローズ」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。
オプト・イン失効
オプト・インで無効な状態で配信された機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。 クラウド・サービスで「オプト・イン失効」がある場合、この文書に関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。 ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。
列の定義:
有効状態で提供される機能
レポート = 新規または変更済の、オラクル社提供の実行可能レポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムのマイナーな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
無効状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要 これらの機能をすぐに使用可能にするためにアクションが必要になるため破壊的ではありません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
企業間(B2B)メッセージングは協力関係における重要な要素であり、これにより取引先間で交換できる情報の質や数、頻度が向上します。ただし、B2Bの規格の違い、取引先の技術的な能力および多様性により、これを確立して保守するためのコストが高く付く場合があります。Oracle Supply Chain Collaboration and Visibility Cloudでは、取引先とのB2B通信を管理するためにOracle Collaboration Messaging Frameworkを利用します。これは、B2Bソリューション・プロバイダまたはオンプレミスのB2Bアプリケーションを介して、あるいは取引先に直接標準ベースのB2Bメッセージをマップおよびルーティングする次世代のB2Bメッセージング・プラットフォームです。Oracle Collaboration Messaging Frameworkは、すべてのOracle Cloud Applications環境に追加費用なしで含まれている共通インフラストラクチャ・コンポーネントです。また、Oracle Cloud Applicationsとの緊密な統合により、Oracle Supply Chain Collaboration Cloud顧客が複数の取引先接続を簡単に設定および管理できるようになります。
取引先によるサービス・プロバイダのメッセージ定義の上書きの有効化
取引先のサービス・プロバイダのメッセージ定義を上書きできます。これにより、取引先は様々な外部メッセージ・タイプを交換したり、独自のメッセージ変換を使用することができます。
事前定義済のサービス・プロバイダを使用する取引先に対しては、たとえば、サービス・プロバイダで使用されているものと同じメッセージ標準を使用する上書きメッセージ定義を設定して、異なるメッセージ変換を使用できます。
ユーザー定義のサービス・プロバイダに関連付けられている取引先に対しては、取引先の上書きメッセージ定義を設定できます。たとえば、ユーザー定義のサービス・プロバイダがOAGIS 10.1メッセージ定義で設定されている取引先に対して、cXMLメッセージ定義を設定できます。
上書きメッセージ定義は、常に、サービス・プロバイダのために設定された文書を対象とする必要があります。
有効化のステップ
- 「コラボレーション・メッセージング・フレームワーク」作業領域で、「コラボレーション・メッセージ定義の管理」タスクを使用して、異なるメッセージ標準(OAG 7.2.1のかわりにcXMLなど)または異なるメッセージ変換(関連付けられたユーザー定義のサービス・プロバイダとは異なるメッセージ変換)でメッセージを交換する取引先のメッセージ定義を作成します。
- 「B2B取引先の管理」をクリックします。
- 新しいメッセージ定義を使用する取引先を検索して選択します。その後、「処理」→「編集」をクリックします。
- 「取引先の編集」ページで「配信方法」タブが表示されず、「アウトバウンド・コラボレーション・メッセージ」タブと「インバウンド・コラボレーション・メッセージ」タブが空白になっていることがわかります。「サービス・プロバイダのメッセージ定義の上書き」チェック・ボックスは選択されています。
これは、取引先がすべてのサービス・プロバイダのメッセージを使用していることを示します。このメッセージは、「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの編集」ページに表示され、「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」タスクを使用してアクセスできます。
- 「取引先の編集」ページで、サービス・プロバイダのメッセージ定義のかわりに使用するメッセージ定義を選択します。
サービス・プロバイダの文書には、異なるメッセージ定義を選択できます。「取引先の編集」ページで選択したメッセージ定義は、同じ文書のサービス・プロバイダの定義を上書きします。この例では、プロセスPOの新しいメッセージ定義が取引先に使用されています。その取引先で交換される残りのメッセージで、サービス・プロバイダのメッセージ定義が使用されます。
取引先の選択に使用可能な配信方法は、関連付けられているサービス・プロバイダのものになります。
ヒントと考慮事項
「文書タイプ」列を「アウトバウンド・コラボレーション・メッセージ」タブまたは「インバウンド・コラボレーション・メッセージ」タブに追加して、メッセージ定義の情報を追加できます。「表示」をクリックして、目的の列を選択します。
主なリソース
- Oracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- 外部パートナの作成(CMK_CREATE_EXTERNAL_PARTNER_PRIV)
- 関連付けられた外部パートナの管理(CMK_MANAGE_ASSOCIATED_EXTERNAL_PARTNER_PRIV)
- B2B取引先の管理(CMK_B2B_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- 職務ロール名およびコード:
- B2Bメッセージング管理(ORA_CMK_B2B_MESG_ADMIN_DUTY)
- コラボレーション・メッセージング設定(ORA_CMK_COLLAB_MESG_SETUP_DUTY)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- B2B管理者(ORA_CMK_B2B_ADMINISTRATOR_ABSTRACT)
一時リソースの問題によって正常に処理されなかったアウトバウンド・コラボレーション・メッセージの自動再処理を有効にします。
リソースの問題などのエラーのために正常に処理されなかったコラボレーション・メッセージは、現在、それらを手動でレビューして再処理のために送信するまで、処理されずに残されます。これらのアウトバウンド・メッセージを自動的に再処理できるようになりました。自動再処理に含めるエラーの発生時間枠を定義し、アプリケーションによるメッセージの再処理の試行頻度を決定します。
有効化のステップ
- 「設定および保守」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングの「コラボレーション・メッセージング構成の管理」タスクを使用します。
- 「一般設定」タブの「自動メッセージ再処理」セクションで、「再処理使用可能」チェック・ボックスを選択します。
- 「再処理ウィンドウ」に値を時間単位で入力して、エラーが発生したメッセージを含める過去の期間を指定します。デフォルト値は48時間です。
- 「再処理間隔」に値を分単位で入力して、メッセージが再処理される間隔を定義します。デフォルト値は120分です。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
ヒントと考慮事項
エラーの自動再処理はアウトバウンド・メッセージに適用されます。
次のタイプのアウトバウンド・エラー・メッセージは、自動的に再処理できます。
B2Bエラー: Oracle B2Bがメッセージを配信できませんでした。
アプリケーション・サービス起動失敗: コラボレーション・メッセージング・フレームワークは、アウトバウンド・メッセージ・ペイロードを取得するために使用されたアプリケーション・サービスを呼び出すことができませんでした。
外部サービス起動失敗: コラボレーション・メッセージング・フレームワークは、取引先またはサービス・プロバイダのサービスを呼び出すことができませんでした。
内部サービスの問題: コラボレーション・メッセージング・フレームワークは、内部処理サービスを呼び出すことができませんでした。
主なリソース
- Oracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)
ロール情報
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限名およびコード
- コラボレーション・メッセージング構成の管理(CMK_MANAGE_COLLAB_MESG_CONFIG_PRIV)
- 職務ロール名およびコード
- B2Bメッセージング管理(ORA_CMK_B2B_MESG_ADMIN_DUTY)
- コラボレーション・メッセージング設定(ORA_CMK_COLLAB_MESG_SETUP_DUTY)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- B2B管理者(ORA_CMK_B2B_ADMINISTRATOR_ABSTRACT)
設定時に分析を容易にするために、取引先情報をスプレッドシートにエクスポートします。
「B2B取引先の管理」ページから、「処理」→「Excelにエクスポート」を使用して、取引先情報をスプレッドシートにダウンロードできます。このファイルを使用して、データを表示または分析できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)
ロール情報
この機能を使用するには、次のジョブ・ロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- B2B管理者(ORA_CMK_B2B_ADMINISTRATOR_ABSTRACT)
現在のグローバル・サプライ・チェーンにおいては、サプライヤ、受託製造業者、およびその他の取引先に対する製造業者の依存度が増し加わっています。会社が成功するためには、多層にわたる取引先との間でアクティビティを同期することが不可欠です。Oracle Supply Chain Collaboration Cloudを使用することで、会社は共同で供給を計画し、取引先データを把握し、契約製造の実行を調整し、取引先ネットワーク全体のパフォーマンスを測定できます。取引先が意思決定プロセスに積極的に関与するため、早期に警告のサインを伝えることができ、サプライ・チェーンの問題を協力して解決できます。各サプライヤの規模および技術レベルに応じて、会社はポータル・ベースのユーザー・インタフェース、標準ベースのB2BメッセージまたはWebサービスを使用してやりとりできます。Oracle Supply Chain Collaboration Cloudの柔軟な事前定義済ビジネス・プロセスを、顧客が独自の要件にあわせて調整することもできます。コラボレーションが強化されることにより、取引関係がいっそう動的になり、供給の信頼性と効率が向上します。
プランニング・アプリケーションで使用される単位(UOM)は、商品の購入に使用される単位とは異なる場合があります。この更新では、すべてのコラボレーション数量に使用するコラボレーション関係の単位を設定できます。コラボレーション関係の単位を設定すると、オーダー予測、コミット、オープン購買オーダー、移動中出荷、受入中出荷、購買依頼などのすべての数量が、指定したコラボレーション単位に変換されて表示されます。新しい「単位定義ソース」の属性で、特定の関係の単位を設定するソースが指定されます。
「単位定義ソース」のオプションは、次のとおりです。
- 公開済オーダー予測: このオプションを使用すると、Oracle Supply Chain Collaboration Cloudに公開されたオーダー予測の単位にコラボレーション数量を変換して表示します。これは「単位定義ソース」のデフォルト値であり、Oracle Supply Chain Planning Cloudで公開された単位を受け入れます。また、RESTサービスまたはファイルベースのデータ・インポートを使用してオーダー予測をインポートする場合は、オプションで単位を指定できます。単位が指定されていない場合、サプライ・チェーン・コラボレーションでは、品目レコードに設定された品目のプライマリ単位が使用されます。
- 承認済サプライヤ・リスト: このオプションを使用すると、品目およびサプライヤを照合して、承認済サプライヤ・リストで定義された購買単位のコラボレーション数量に変換して表示します。
- プライマリ: 品目のプライマリ単位でコラボレーション数量を表示するには、このオプションを使用します。品目のプライマリ単位は品目レコードで定義されます。
- その他: このオプションを使用すると、コラボレーション関係に設定されたユーザー定義単位にコラボレーション数量を変換して表示します。
外部プランニング・ソース・システムからソーシングされる品目および組織を使用するコラボレーション・プランの場合、「単位定義ソース」では、供給プランニングに基づいて、使用可能な単位、単位換算、品目のプライマリ単位および購買単位が解決されます。
たとえば、このイメージでは、サプライ・チェーン・プランニングの供給プランを表示しています。品目TS101150のプランニング単位は「個」です。1月4日の購買オーダー数量は25で、受入中出荷数量は20で、計画オーダー数量は25です。
このイメージでは、サプライ・チェーン・コラボレーションの公開済オーダー予測を表示しています。オーダー予測に購買オーダーを含めるように供給プランが公開されると、公開済オーダー予測数量は50個になります。「単位定義ソース」が「承認済サプライヤ・リスト」に設定されている場合、品目TS101150のコラボレーション単位はLBです。単位換算は1個=50 LBとして存在するため、1月4日の数量はLBに変換されます。
デモを見る
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新20C
この機能を有効にしたら、「サプライ・コラボレーション・ネットワークの管理」ページで関係の「単位定義ソース」の属性をオプションで更新できます。
たとえば、このイメージでは、「関係の編集」ページに、「承認済サプライヤ・リスト」が選択された新しい「単位定義ソース」の属性が表示されています。
このイメージでは、「単位定義ソース」が「その他」に設定され、「単位」が「LB」に設定されています。
主なリソース
ロール情報
「購買単位を使用したオーダー予測の表示およびコミット」へのアクセスは、事前定義されているジョブ・ロールおよび権限を介して使用可能です。既存のサプライ・チェーン・コラボレーション・プランナ・ロールを使用して、サプライ・チェーン・コラボレーションのエンタープライズ・ユーザーとして「オーダー予測およびコミットの管理」ページでコラボレーション単位を含むサプライ・プランでのコラボレーションを行います。既存のサプライヤ需要プランナ・ロールを使用して、Oracle Supplier Portal Cloudのサプライヤ担当者として「オーダー予測およびコミットの管理」ページでコラボレーション単位を含むサプライ・プランでのコラボレーションを行います。
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
サプライ・チェーン・コラボレーション
- 権限名およびコード:
- 企業ユーザーとしてオーダー予測にコミット(VCS_COMMIT_ORDER_FORECAST_ENTERPRISE)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- サプライ・チェーン・コラボレーション・プランナ(ORA_VCS_SUPPLY_COLLAB_PLANNER)
サプライヤ・ポータル
- 権限名およびコード:
- サプライヤとしてオーダー予測にコミット(VCS_COMMIT_ORDER_FORECAST_SUPPLIER)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- サプライヤ需要プランナ(ORA_POS_SUPPLIER_DEMAND_PLANNER)
この拡張機能で実現できる利点をいくつか次に示します。
- 数百の販売オーダーとそれに対応する供給オーダーを管理するためのレポートおよび分析を使用します。
- 供給要求および供給オーダーの問題がある重要な販売オーダーを識別します。
- 完了に到達できるように、注意が必要な供給オーダーを効率的に管理します。
- 重要なバック・トゥ・バック販売オーダーによって供給オーダーを作成できるようにします。
- 「供給オーケストレーション」作業領域で問合せを実行するのに必要な時間と作業量を減らします。
レポートの各サブジェクト領域の詳細を取得します。
- 各要求ソースの成功レコード数。
- 各要求ソースのエラー・レコード数。
- オープン販売オーダーのエラー数。月末、四半期末など、日に応じて各オーダーに要求搬送日を含めます。
- 出荷済またはクローズ済販売オーダーのエラー数。
幅広いデータのレポート
次に、レポートのデータの種類の例をいくつか示します。
- 年でソートされたエラー・ステータスの供給要求数。
- 年でソートされた成功ステータスの供給要求数。
- サブジェクト領域をまたいだ列のエラー。
- オープン販売オーダーでエラーのある供給明細。
- 年でソートされた構成品目のクローズ済供給オーダー。
- 日でソートされた成功ステータスのすべての供給要求。
- 処理ステータスの販売オーダーがあるクローズ済および履行済供給オーダー。
- 品目でソートされたエラーのある転送オーダー。
有効化のステップ
新規サブジェクト領域は、既存のレポートに追加するか、新規レポートで使用することで利用できます。レポートの作成および編集の詳細は、『分析とレポートの作成および管理』ガイドを参照してください(Oracle Help Center→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「Administration」から利用できます)。
エラー・ステータスの供給要求を表示するレポートが必要であるとします。ソース、ステータス、日付、バッチ番号および工程が必要です。
試してみましょう。
- 「ナビゲータ」で、「レポートおよび分析」をクリックします。
- 「レポートおよび分析」ページで、「カタログの参照」をクリックします。Oracle Transactional Business Intelligenceがブラウザの新しいタブで開きます。
- 「カタログ」ページで、「新規」→「分析」をクリックします。
- 「サブジェクト領域の選択」ダイアログで、下にスクロールしてサブジェクト領域を探します。
- サプライ・チェーン・オーケストレーション - 供給オーダー・リアルタイム
- サプライ・チェーン・オーケストレーション - 供給要求リアルタイム
- 「サプライ・チェーン・オーケストレーション - 供給要求リアルタイム」をクリックします。
- レポートに列を追加します。
- 「無題」ページの「サブジェクト領域」領域で、「サプライ・チェーン・オーケストレーション - 供給要求リアルタイム」を展開し、「供給要求詳細」を展開して、「サブジェクト領域」領域から「要求ソース」をドラッグし、「選択された列」領域にドロップします。
- 他のサブジェクト領域についても繰り返します。「選択された列」領域がこのような順序になるように、ドラッグ・アンド・ドロップします。
要求ソース 要求ステータス 要求作成日 要求バッチ番号 要求供給工程
- 「分析の保存」をクリックします。
- 列を変更します。月、日、年を指定し、時刻は指定しないとします。
- 「要求作成日」の横にある歯車をクリックし、「列のプロパティ」をクリックします。
- 「列のプロパティ」ダイアログで、「日付書式」をクリックし、デフォルトの日付書式のオーバーライドにチェック・マークを追加します。
- 「カスタムの日付書式」ウィンドウで、M/d/yy以外のすべてのコンテンツを削除して、「OK」をクリックし、「分析の保存」をクリックします。
- フィルタを追加します。
- 「名前を付けて保存」ダイアログで、レポートにAll Requests in Error Statusと名前を付け、「OK」をクリックします。
- 「選択された列」領域で、「要求ステータス」の横にある歯車をクリックし、「フィルタ」をクリックします。
- 「フィルタ」ダイアログで、「要求ステータス」と「エラー」が「次と等しい」になるように値を設定します。
- 「要求ステータス・コードによるフィルタ」にチェック・マークがあることを確認し、「OK」をクリックしてから「分析の保存」をクリックします。
- 「結果」をクリックし、結果の構築が終了するまで待ってから結果を確認します。
ヒントと考慮事項
サプライ・チェーンの全体像の取得
次に、開始から終了までの、販売オーダーをフォローするランタイム・レポートの例を示します。
サプライ・チェーンの全体像の取得
この例の内容は次のとおりです。
- 販売オーダー番号や品目などの販売オーダー・データをオーダー管理から取得します。
- 供給オーダー番号やステータスなどの供給オーダー・データを供給オーケストレーションから取得します。
- 購買オーダー番号などの購買オーダー・データを購買から取得します。
- 作業オーダー番号やステータスなどの作業オーダー・データを在庫管理から取得します。
また、この例では、大量の不要な空の出力を回避するためにデータをフィルタ処理する方法についても説明します。サプライ・チェーンの全体像を必要としますが、販売オーダー、供給オーダー、購買オーダーおよび作業オーダーを含むフローにのみ関心があるとします。購買オーダー、作業オーダーなどがない多数の行は表示しません。データをフィルタ処理できます。たとえば、「選択された列」領域に「作業オーダー番号」サブジェクト領域を追加し、「選択された列」領域の「作業オーダー番号」の横にある歯車をクリックし、「フィルタ」をクリックします。「新規フィルタ」ダイアログで、「演算子」を「NULLでない」に設定します。販売オーダーのタイプごとに繰り返します。
日付に基づいた編成
ソースに応じた、日付別に編成された供給オーダーのステータスをスキャンして、日付をドリルダウンする必要がありますか。時間サブジェクト領域を使用して、開始日と終了日を含む、日、週、月、年などの時間に従ってレポートを配置します。
- 時間 - 供給要求作成日
- 時間 - 供給要求希望入手日
供給オーダーを日付に従って編成する例を次に示します。
列データのフィルタ処理と操作
列データをフィルタ処理し、操作してレポートに焦点を当てます。
詳細:
- データをソートするには、「ソート」アクションを使用します。
- データをフィルタ処理するには、「フィルタ」アクションを使用します。様々な演算子の中から演算子を選択して、値を選択します。値については、ダイアログでライフが単純になります。選択可能な値がサブジェクト領域に基づいてフィルタ処理されます。たとえば、サブジェクト領域が「供給オーダー・ステータス」の場合は、1つ以上のステータスを選択します。
- 「式の編集」アクションを使用して、結果をフィルタ処理する独自の式を作成します。式に関数、列、変数、等式などを含めます。
- フォント、位置合せ、境界、見出し、繰返し値の抑制など、列プロパティを使用して外観を変更します。
- 列を基準にレポート出力をソートするには、「昇順ソート」または「降順ソート」を使用します。
- レポートの設定やレポート作成するデータ量によっては、結果の作成に数分かかる場合があります。長すぎる場合は、フィルタを追加するか、列を削除します。
- レポートに追加する各サブジェクト領域がレポート出力に与える影響を考慮します。たとえば、レポートに要求供給工程と品目番号が含まれる場合、工程と品目番号の間の関係が1対多であるため、出力には工程ごとに複数の品目番号が含まれることがあります。列間のその他の関係では、ある列の多くの行の対象が別の列の1行のみになることがあります。特定の要件にあわせてフィルタおよびソートすることをお薦めします。
- レポートのインパクトを強めるために、グラフィックを追加することを検討してください。
主なリソース
- Oracle SCM Cloud: SCM向け分析とレポートの作成および管理(Oracle Help Center)。
- My Oracle Supportの『Guidelines for Creating Cross-Subject Area Analyses in Oracle Transactional BI』(文書ID 1567672.1)。
ロール情報
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
品目カタログを使用して、品目を管理したり、レポート作成時にデータを要約することができるように、各構成品目をわかりやすいグループに分類します。以前の更新では、オーダー構成で、ダウンストリーム処理に必要な特定の品目カタログ・セットに対してのみ、各構成品目にコピーされていました。
供給オーケストレーション参照に品目カタログを追加し、参照に依存してコピー処理にカタログを含めることができるようになりました。
有効化のステップ
- 「設定および保守」作業領域で、タスクに移動します。
- オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
- 機能領域: サプライ・チェーン・オーケストレーション
- タスク: 供給オーケストレーション参照の管理
- 「供給オーケストレーション参照の管理」ページで、参照タイプORA_CTO_CATALOG_COPY_REQUESTを検索します。
- 「参照コード」領域で、「処理」→「新規」をクリックし、値を設定します。
属性 | 値 |
---|---|
参照コード | 任意の値を入力します。 |
使用可能 | チェック・マークが含まれます。 |
開始日および終了日 | オプション。コードが使用可能な日付を指定します。 |
次に例を示します。
ヒントと考慮事項
- 構成品目への品目カタログの追加が多すぎると、実行時のパフォーマンスに影響する可能性があります。
主なリソース
Oracle Help Centerで次のリソースを使用します。
- Oracle SCM Cloud: オーダー管理の実装のオーダー構成の設定の章
- Oracle SCM Cloud: SCM共通機能の実装のカタログの定義の章と参照の定義の項
ロール情報
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
予期しないシステム停止時間または予期しない技術的エラーが発生した場合、サプライ・チェーン・オーケストレーションは供給オーダーのステータスを更新しない可能性があり、供給オーダーの履行が完了したとしても、供給オーダーがオープン・ステータスのままになる場合があります。「供給オーダーのクローズ」予定済プロセスを使用して、これらの供給オーダーをバック・トゥ・バック・フローでクローズできます。この更新で、転送フローでオーダーをクローズすることもできるようになりました。
「在庫」作業領域で転送オーダー86954を作成して送信し、サプライ・チェーン・オーケストレーションで86954を履行するための供給オーダー300100184370687が作成されるとします。1週間後に、停電が発生します。電源を復旧すると、86954のすべての履行明細のステータスが「クローズ済」になりますが、300100184370687のステータスは「オープン」のままです。
他の20の販売オーダーについても同様の状況です。「供給オーダーのクローズ」予定済プロセスを使用して、問題を修正します。
オプションとして、オープンであり、待ち状態の履行処理のない供給オーダーがリストされるレポートを作成しますが、クローズはしない、「レポートのみ」モードで予定済プロセスを実行できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
オーダー管理から受け入れた要求のすべてのオープン供給オーダーのレポートが必要だが、オーダーには待ち状態の履行処理がないとします。
試してみましょう。
- ナビゲータで、「予定済プロセス」をクリックします。
- 「概要」ページで、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。
- 「新規プロセスのスケジュール」ダイアログで、「供給オーダーのクローズ」を検索し、値を設定して「送信」をクリックします。
属性 値 レポートのみ チェック・マークを追加してレポートを作成しますが、オーダーはクローズしません。 供給要求ソース 必須。サプライ・チェーン・オーケストレーションへの供給を作成するために要求を送信したソースを選択します。
たとえば、次のように選択します。
- 「供給オーケストレーション」作業領域で作成した要求のみを検索する場合は、「Oracle Fusion Supply Chain Orchestration」。
- オーダー管理でサプライ・チェーン・オーケストレーションに送信した要求のみを検索する場合は、「Oracle Fusion Order Management」。この例では、「Oracle Fusion Order Management」を選択します。
供給要求参照 オプション。空のままにするか、値を選択して単一の販売オーダー、購買オーダーまたは作業オーダーに関連付けられた供給オーダーのみを検索します。
「供給要求ソース」の設定は次のとおりです。
- 「オーダー管理」の場合、「供給要求参照」を販売オーダーに設定します。
- 「調達」の場合、「供給要求参照」を購買オーダーに設定します。
- 「在庫管理」の場合、「供給要求参照」を作業オーダーに設定します。
供給要求バッチ番号 オプション。空のままにするか、バッチを選択して検索を絞り込みます。
このパラメータは、インタフェース表のインポート・バッチ番号を識別します。これを指定した場合、予定済プロセスは、インポート・バッチ内のすべての供給オーダーを処理します。
インポートの詳細は、Oracle Supply Chain Management Cloudのファイルベース・データ・インポートを参照してください。
供給タイプ オプション。検索を絞り込むフローを選択します。
たとえば、社内資材転送を伴う供給オーダーのみを検索するには、「転送」を選択します。品目 オプション。品目を含む供給オーダーのみを検索するには、品目を選択します。
たとえば、AS54888を履行する供給オーダーのみを検索するには、AS54888 Standard Deskktopを選択します。作成日: 自
作成日: 至条件付き。値を入力して、供給オーケストレーションで各供給オーダーが作成された日付に従って検索を絞り込みます。
- 両方の日付が、現在の日付以前である必要があります。
- 日付で指定される期間は、90日を超えないようにする必要があります。たとえば、90日の期間が含まれる2019年1月1日から2019年3月31日までは指定できますが、2019年1月1日から2019年4月1日までは、期間に91日が含まれるため指定できません。
- 「供給要求参照」または「供給要求バッチ番号」を設定した場合、日付を設定する必要はありません。
- 「概要」ページの検索結果で、プロセスのステータスが「成功」になるまで「リフレッシュ」をクリックします。
- ログおよび出力領域で、「添付」の横にあるカッコ内のリンク(もう1つ...)をクリックして、103648.txtなどの.txtファイルをクリックします。
- レポート出力を調べます。
次に、レポートの例を示します。
予定済プロセスでは、供給オーダーの処理方法がフローによって異なります。
- 社内資材転送。転送オーダーまたは転送の購買オーダーがクローズまたは取消済の場合のみ、オープンの供給オーダーを処理します。
- バック・トゥ・バック。販売オーダー明細が出荷されたか取り消された場合のみ、オープンの供給オーダーを処理します。
主なリソース
- Oracle Help Centerにある、『製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装』ブックの「サプライ・チェーン・オーケストレーション」の章。
ロール情報
この機能を使用するために必要なロールを次に示します。
ジョブ属性 | 値 |
---|---|
ジョブ・ロール | サプライ・チェーン業務マネージャ |
コード | ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB |
管理する供給オーダーの数は、時間の経過とともに増える可能性があります。フィルタを適用して「供給オーケストレーション」作業領域の「概要」ページのパフォーマンスを高め、探しているものを見つけやすくできるようになりました。次に、「要求搬送日別表示」属性で設定できる事前定義値を示します。
- すべて
- 過去7日間
- 過去15日間
- 過去30日間
- 次の7日間
- 次の15日間
- 次の30日間
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新20C
ヒントと考慮事項
事前定義フィルタの使用
「概要」ページでオーダーをフィルタし、今日から過去7日以内に要求搬送日が発生したオーダーのみを表示する必要があるとします。たとえば、今日が2019年1月10日である場合、1月4日から1月10日までに発生した要求搬送日を含むすべてのオーダーを表示します。
- 「要求搬送日に応じた供給オーダーの表示」オプトイン機能を使用可能にします。
- 「供給オーケストレーション」作業領域に移動します。
- 「概要」ページで、「要求搬送日別表示」属性を「過去7日間」に設定し、「リフレッシュ」をクリックします。
- 結果を確認します。
独自のフィルタの作成
「要求搬送日別表示」属性について、独自のフィルタを追加したり、すでに存在するフィルタを変更することができます。「設定および保守」作業領域を使用して、参照にフィルタを追加します。
「概要」ページで供給オーダーを過去45日間でフィルタ処理する必要があるとします。
- 「設定および保守」作業領域で、タスクに移動します。
- オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
- 機能領域: 供給オーケストレーション参照の管理
- タスク: 供給オーケストレーション参照の管理
- 「供給オーケストレーション参照の管理」ページで、ORA_DOS_RDD_INTRVL参照タイプを編集用に開きます。
- 「処理」→「新規」をクリックし、値を設定します。
属性 |
値 |
参照コード |
+または- number ここで
この例では、-45と入力します。 |
表示順序 |
5 |
使用可能 |
チェック・マークが含まれます。 |
開始日 |
本日の日付。 |
終了日 |
これは空のままにします。 |
内容 |
Last 45 Days |
摘要 |
Display supply orders where the requested delivery date occurs within the last 45 days. |
- テストします。
- 「供給オーケストレーション」作業領域に移動します。
- 「概要」ページで、「要求搬送日別表示」を「Last 45 Days」に設定できることと、ページでフィルタが正しく適用されることを確認します。
トラブルシューティング
問題 |
解決 |
---|---|
「要求搬送日別表示」内の値リストに、「Last 45 Days」が表示されません。 |
「供給オーケストレーション参照の管理」ページに移動して、開始日が本日以前になるように開始日を設定します。 終了日を設定する場合は、まだ発生していない日にします。 |
「概要」ページに「要求搬送日別表示」属性が表示されません。 |
「要求搬送日に応じた供給オーダーの表示」オプトイン機能を使用可能にします。 |
主なリソース
Oracle Help Centerで、Oracle Supply Chain Management Cloudの次のドキュメントを参照してください。
- 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装
- サプライ・チェーン・オーケストレーションの使用
ロール情報
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
Oracle Replenishment Planning Cloudでは、最適な在庫レベルを保守して、最も低い在庫原価で顧客のサービス・ターゲットを満たします。補充プランニングでは、移動要求、転送要求、購買要求などの供給推奨が、保管場所詳細とともにOracle Supply Chain Orchestration Cloudにリリースされます。サプライ・チェーン・オーケストレーションは、移動要求、転送オーダーおよび購買オーダーに対して、供給作成プロセスを受入、編成および追跡します。
「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用して、補充プランニングからの供給要求のステータスおよび更新をリアルタイムで表示できます。検索を制限して補充プランニングからの供給要求のみを表示することも、他の需要ソースからの供給要求を含めて完全な供給イメージを取得することもできます。移動要求を検索して特定することもできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
サプライ・チェーン・オーケストレーションでは、大量の補充要求がより小規模でより管理しやすいバッチに自動的にグループ化されて、パフォーマンスが向上し、結果の信頼性が高くなります。
サプライ・チェーン・オーケストレーション・インタフェースの予定済プロセスでは、デフォルトで、各バッチで10,000レコードが処理されます。「プロセス詳細」ダイアログの「バッチ・サイズ」パラメータの値を小さくすると、パフォーマンスを向上できます。
主なリソース
- 更新20AのOracle Replenishment Planning Cloudの準備トレーニング。
- Oracle SCM Cloud: 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
- Oracle Self Service Procurement Cloudからのプロジェクト・データを含む組織をまたいだ転送要求を受け入れて編成します
- 供給要求REST APIからのプロジェクト・データを含む、組織内または組織をまたいだ転送要求を受け入れて編成します。
- Oracle Manufacturing Cloudからのプロジェクト・データを含む外注加工に対する購買要求を受け入れて編成します。
プロジェクト番号とタスク番号を使用して、「供給要求例外の管理」ページなど、「供給オーケストレーション」作業領域の様々なページでプロジェクト・データを含む供給要求を検索できます。
プロジェクト番号、タスク番号、支出項目日、支出タイプ、支出組織、契約番号、資金ソースなどの、各供給明細のプロジェクト・データの完全なセットを表示できます。
「供給オーダー詳細」ページおよび「供給明細の管理」ページでこれらを表示します。次に例を示します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- セルフサービス調達および供給要求REST APIからのプロジェクト・データを含む、在庫と費用配賦先の両方のタイプの転送要求を受け入れることができます。
- 供給要求REST APIを使用する場合は、転送要求のプロジェクト・データのみを取得できます。
- 供給要求REST APIを使用する場合は、プロジェクト番号とタスク番号のみを取得することも、プロジェクト・データの完全なセットを取得することもできます。プロジェクト番号とタスク番号のみ、またはプロジェクト・データの完全なセットの一部のみを取得した場合、サプライ・チェーン・オーケストレーションでは取得した値が保持されて、取得しないプロジェクト属性については、デフォルト値が取得されます。
- プロジェクト・コスト・トランザクションの検証が失敗した場合、あるいは設定エラーまたは技術的エラーが発生した場合は、エラーを手動で修正し、「供給オーケストレーション」作業領域を使用して供給要求を再送信できます。たとえば、支出項目日に支出タイプがアクティブでない場合は、「支出タイプの管理」ページを使用して支出タイプ日を検証します。オーケストレーションでプロジェクトの転送要求を正常に処理できるように、供給要求を再送信します。
主なリソース
Oracle Help Centerで、Oracle Supply Chain Management Cloudの次のドキュメントを参照してください。
- 製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装
- サプライ・チェーン・オーケストレーションの使用
次のプレゼンテーションを参照してください。
- 「プロジェクト固有の在庫の転送」20A準備トレーニング
- 「プロジェクト固有の製造の実行」20A準備トレーニング
ロール情報
この機能を使用するために必要なロールを次に示します。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)