クラウド・レディネス / Oracle Supply Chain Planning Cloud
新機能
すべて展開


  1. 更新21C
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 更新前および更新後のタスク
  4. 任意の新機能の導入(オプトイン)
  5. 機能概要
    1. 複数の製品にまたがる拡張機能
        1. クイック処理を使用したSCMアプリケーション・ページへのアクセス
    2. 需要管理
        1. グラフに表示するメジャー別の色の構成
        2. 製品中止日に予測生成を停止
      1. 補充プランニング
        1. 組織の選択したグループに対するプランニング・データのロード
        2. 在庫ポリシー計算での移動リード・タイムの使用
        3. グラフに表示するメジャー別の色の構成
    3. 供給プランニング
        1. 安全在庫計算のセグメントに対するサービス・レベルの指定
        2. 組織の選択したグループに対するプランニング・データのロード
        3. グラフに表示するメジャー別の色の構成
      1. 属性ベース・プランニング
        1. ユーザー定義属性を使用した供給/需要エンティティのマップおよび収集
        2. 供給および需要の計画
        3. プラン分析に属性を含める
        4. Oracle Transactional Business Intelligenceを使用したプランの分析
        5. プラン推奨のリリース
        6. RESTサービスを使用した供給および需要エンティティの属性値の管理
      2. プロジェクト駆動のサプライ・チェーン
        1. 外部ソース・システムのプロジェクト管理レベルを考慮した供給の計画
      3. 制約ベース・プランニング
        1. 制約付き供給との契約製造業者の有効数量データの同期
        2. リード・タイム内のオーダーの購買リード・タイムの圧縮
      4. 生産スケジューリング
        1. プロセス製造作業定義を考慮したスケジュール
        2. 生産スケジューリングの追加設定の構成
      5. オーダー・バックログ管理
        1. 組織の選択したグループに対するプランニング・データのロード
    4. セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング
        1. 換算レートに基づく高価格の制約付き製品の優先度付け
        2. 組織の選択したグループに対するプランニング・データのロード
        3. グラフに表示するメジャー別の色の構成

更新21C

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 製品 機能 ノート
2021年6月18日     初版作成。

概要

このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。

セキュリティと新機能

各機能のロール・セクションは、その機能を使用するのに必要なセキュリティ権限とジョブ・ロールを示します。機能の設定が必要な場合は、別途指定されていないかぎり、「アプリケーション実装コンサルタント」ジョブ・ロールで設定を行う必要があります。(機能にロール・セクションが含まれていない場合は、機能を使用するためにセキュリティの変更は不要です。)

ジョブ・ロールを作成した場合は、必要に応じてそれらのロールに新しい権限を追加するためにこの情報を使用できます。構成済ジョブ・ロールを事前定義済ジョブ・ロールと比較し、セキュリティ・アーティファクトを構成済ジョブ・ロールに追加する方法の詳細は、Oracle Help CenterにあるOracle SCM Cloud: SCMの保護ガイドのセキュリティ・コンソールおよびロールとロール割当の章を参照してください。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。

更新前および更新後のタスク

Cloudアプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行することが必要になる場合があります。こうした更新前および更新後のステップと影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportのOracle SCM Cloud: Performing Your Quarterly Update (ドキュメントID 2337485.1)を参照してください。

任意の新機能の導入(オプトイン)

Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を配信します。 つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。 一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。 その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。すぐ使用できない状態で提供される機能は、次の指示および権限を使用してエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。

  • アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
  • Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)

新機能をオプトインする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
  2. 機能概要ページでオファリングを選択し、そのオファリングに固有の新機能を表示します。または、デフォルトのすべての使用可能オファリングの選択を維持して、すべてのオファリングの新機能を表示します。
  3. 「新機能」タブで新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
  4. 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にする手順を完了します。

「新機能」作業領域に表示されていない機能をオプトインする場合があります。オプトインする方法は次のとおりです。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
  2. 「オファリング」ページでオファリングを選択し、オプトイン機能をクリックします。
  3. オプトイン・ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の機能の編集(鉛筆)アイコンをクリックします。
  4. 機能の編集ページで、機能を有効化するためのステップを完了します。

オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。

オプト・イン失効

オプトインで使用不可の状態で提供された機能は、今後の更新で自動的に使用可能になる場合があります。 これは「オプト・イン失効」と呼ばれます。 クラウド・サービスで「オプト・イン失効」がある場合、この文書に関連タブが表示されます。 このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。 ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。

機能概要

列の定義:

レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要
(すぐ使用できない状態で提供される機能)

これらの機能の使用準備を完了するには処理が必要なため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

複数の製品にまたがる拡張機能

クイック処理を使用したSCMアプリケーション・ページへのアクセス

需要管理

グラフに表示するメジャー別の色の構成

製品中止日に予測生成を停止

補充プランニング

組織の選択したグループに対するプランニング・データのロード

在庫ポリシー計算での移動リード・タイムの使用

グラフに表示するメジャー別の色の構成

供給プランニング

安全在庫計算のセグメントに対するサービス・レベルの指定

組織の選択したグループに対するプランニング・データのロード

グラフに表示するメジャー別の色の構成

属性ベース・プランニング

ユーザー定義属性を使用した供給/需要エンティティのマップおよび収集

供給および需要の計画

プラン分析に属性を含める

Oracle Transactional Business Intelligenceを使用したプランの分析

プラン推奨のリリース

RESTサービスを使用した供給および需要エンティティの属性値の管理

プロジェクト駆動のサプライ・チェーン

外部ソース・システムのプロジェクト管理レベルを考慮した供給の計画

制約ベース・プランニング

制約付き供給との契約製造業者の有効数量データの同期

リード・タイム内のオーダーの購買リード・タイムの圧縮

生産スケジューリング

プロセス製造作業定義を考慮したスケジュール

生産スケジューリングの追加設定の構成

オーダー・バックログ管理

組織の選択したグループに対するプランニング・データのロード

セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング

換算レートに基づく高価格の制約付き製品の優先度付け

組織の選択したグループに対するプランニング・データのロード

グラフに表示するメジャー別の色の構成

複数の製品にまたがる拡張機能

クイック処理を使用したSCMアプリケーション・ページへのアクセス

この更新では、メニュー構造を使用しないで、特定のアプリケーション・ページに直接、ホーム・ページから簡単に移動できる新しいクイック処理がOracle Supply Chain Management Cloudに導入されています。シングルクリックで、ホーム・ページからタスクを開始できます。

ホーム・ページの各タブ・グループには、機能セキュリティ権限に基づいてクイック処理の初期セットが表示されます。使用可能な処理は、割り当てられているジョブ・ロールによって制御されます。「表示を増やす」をクリックすると、そのタブ・グループで使用可能なすべてのクイック処理が表示されます。

サプライ・チェーン実行タブ・グループのホーム・ページのクイック処理

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

事前定義済の「アプリケーション実装コンサルタント」ジョブ・ロールまたは同様の構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、クイック処理リンクの選択済の構成を実行できます。

需要管理

グラフに表示するメジャー別の色の構成

グラフを構成する際、グラフ内の特定のメジャーに一貫した色を設定することが必要になる場合があります。たとえば、予測を表示するグラフが複数ある場合、すべてのグラフのメジャーに同じ色が使用されていれば、グラフを使用する他のプランナも予測メジャーをすばやく識別しやすくなります。以前は、メジャーの色は自動的に選択されていました。

すべてのグラフの特定のメジャーに対してグラフの色を選択するには、「メジャーの編集」ページでグラフの色を選択します。

「メジャーの編集」ページの「グラフの色」フィールド(ナビゲーション:「プランニング・メジャーの管理」→メジャーの選択→「メジャーの編集」)

特定のグラフの特定のメジャーにグラフの色を追加するには、「書式メジャー」ページでメジャーのグラフの色を選択します。

「書式メジャー」ページの「グラフの色」列(ナビゲーション: グラフまたは表を表示しているときに、「表示」メニューをクリック→「書式メジャー」を選択)

すべてのグラフの1つのメジャーにグラフの色が構成されているが、特定のグラフではそのメジャーにグラフの色を自動的に割り当てる場合は、「書式メジャー」ページで「グラフの色を自動的に割当」オプションを選択します。

「書式メジャー」ページの「グラフの色を自動的に割当」列(ナビゲーション: グラフまたは表を表示しているときに、「表示」メニューをクリック→「書式メジャー」を選択)

複数のグラフで同じメジャーを表示する際の一貫性を向上させ、メジャーの影響を強調表示します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • メジャーに選択する色を変更する必要がある場合があります。メジャーに構成する色が、特定のグラフのメジャーに自動的に割り当てられた色と同じ場合は、構成中のメジャーに別の色を選択する必要があります。
  • 棒グラフ、折れ線グラフおよびレーダー・グラフで、構成済のグラフの色を表示するには、メジャーがY軸に1つのみである必要があります。
  • プラン比較: グラフ内の構成済のメジャーの色は、メジャー自体にのみ適用され、比較プランを表すメジャーには適用されません。
  • プランのアーカイブ: ウォーターフォール分析グラフまたはトレンド分析グラフを使用する場合、構成済のメジャーの色はメジャー自体にのみ適用され、アーカイブを表すメジャーには適用されません。
  • エクスポートおよびインポート: 異なる環境からメジャーをエクスポートおよびインポートする際に、グラフの色の設定は保持されます。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
    • 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
    • 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
    • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)

製品中止日に予測生成を停止

急速に変化する市場では、新製品の発売や既存製品の中止など、製品ライフサイクルの意思決定の状況にあわせて、サプライ・チェーン組織からすばやい応答が必要です。この更新では、これら意思決定の日付を尊重した正しい需要シグナルが生成されるように、これらの意思決定をOracle Cloud Demand Managementに指定できます。

新しい中止日メジャーを使用して、製品のライフ・サイクルの終了時に予測を停止できます。これらのメジャーには、「中止日」、「調整中止日」および「最終中止日」メジャーが含まれます。プランナは次のことができます。

  • 新しいDiscontinuationDateMeasureパラメータに対して中止日メジャーを選択する。
  • 外部ソースから製品および組織の「中止日」をロードするか、表の「調整中止日」を変更するか、あるいはその両方を実行する。

需要プランニング・プロセスで、中止日以降の予測の生成が停止します。

製品の中止日を考慮して、予測の管理が強化されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • 新しいDiscontinuationDateMeasureパラメータに対してデフォルトで選択されるメジャーはありません。
  • メジャーを選択する際に、選択されるメジャーのディメンションは、時間ディメンションを除いて、予測プロファイルの出力メジャーと同じである必要があります。
  • 選択したメジャーは、予測プロファイルで選択したものと同じ作業領域で使用可能になっている必要があります。
  • 選択したメジャーの中止日にnull値が含まれている場合、予測は予測範囲全体に対して生成されます。
  • 中止日は予測ツリーの最下位レベルで考慮されます。
  • 中止日が期間の途中にある場合、日付は期間の最初に調整されます。
  • ローンチ日機能に新しいメジャー「調整ローンチ日」および「最終ローンチ日」が追加されました。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • これらの事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
    • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)

この拡張にアクセスするために必要な新しいセキュリティ権限はありません。「予測プロファイルの管理」タスクおよびプラン処理へのアクセス権を現在持つユーザーは、自動的にこの機能を使用できるようになります。

補充プランニング

最も低い在庫原価で顧客のサービス・ターゲットを満たすために、サプライ・チェーンの各ノードで最適な在庫レベルを維持します。自動プロセスを使用して、在庫ポリシー・パラメータを保守して顧客サービス・レベルを改善します。これらの自動プロセスは、必要に応じて補充の経済的オーダー数量を計算することにより、動的に手持在庫を更新して、原価を削減します。

「補充プランニング」という機能をオプト・インすると、この項で説明する機能を使用できます。

組織の選択したグループに対するプランニング・データのロード

多くの会社では、供給および需要データの収集プロセスの頻度およびタイミングを機能組織の境界を超えては調整できません。以前は、指定リフレッシュ・オプションを指定したファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して供給および需要データをロードすると、ファイルにデータがない他の組織のデータが消去されていました。この更新では、ロード・ファイルにある組織のデータのみが、新しいデータをロードする前にパージされます。

指定リフレッシュ・データ・ロード・オプションを使用する場合は、Oracle Cloud Supply Chain Planningの供給および需要データの整合性を組織ごとに確認してください。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

ヒントと考慮事項

この機能を使用する場合は、「補充プランニング」という機能をオプトインする必要があります。補充プランニング機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。補充プランニング機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

その他のヒントと考慮事項

  • ソース・システムに対して選択できる組織グループは、「供給ネットワーク・モデルの保守」タスクの「組織グループの管理」を使用して設定します。
  • 外部およびSCMクラウド・ソースの組織の組織グループのターゲット収集タイプで、ファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して、供給および需要エンティティを収集できます。
  • 履歴、メジャー、価格表などの需要管理収集エンティティに対しては、組織の選択したグループに対するデータのロードは使用できません。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
    • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
    • オーダー納期回答マネージャ(ORA_MSC_ORDER_PROMISING_MANAGER_JOB)
    • バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
  • 次の権限のいずれかが含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「補充プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_REPLENISHMENT_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「オーダー納期回答」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_ORDER_PROMISING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)

在庫ポリシー計算での移動リード・タイムの使用

在庫ポリシー計算で重要なコンポーネントは、リード・タイム期間の需要です。リード・タイムは、合計在庫レベルに直接影響します。リード・タイムが長いほど、保持する必要がある在庫が多くなります。顧客満足度にとって重要な要素であるリード・タイムには、前処理、処理、後処理および移動リード・タイムが含まれます。この更新より前は、品目レベルのリード・タイム(前処理、処理および後処理)のみがリード・タイム期間の需要計算で考慮され、移動リード・タイムは考慮されませんでした。

この更新では、リード・タイム期間の需要の計算に次のリード・タイムが使用されます。

  • 転送オーダー: 前処理、移動および後処理のリード・タイムの合計
  • 購買オーダー: 前処理、処理、移動および後処理のリード・タイムの合計

使用される移動リード・タイムは、転送オーダーおよび購買オーダーのソーシング・ルールで定義されます。この計算は、デフォルトで有効な動作になります。

在庫ポリシーの計算および補充オーダーの生成に対しては、同じリード・タイム情報を使用してください。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

ヒントと考慮事項

この機能を使用する場合は、「補充プランニング」という機能をオプトインする必要があります。補充プランニング機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。補充プランニング機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

この機能によって導入された、この新しいポリシー計算方法がデフォルトになります。以前の方法のポリシー計算を続行するには、次に説明するように、プラン・レベルでプラン・オプションREPL_TRTIME=yesを定義します。

  • 「供給」タブで、「詳細オプション」に移動し、「技術」タブをクリックして、「パラメータ上書き」フィールドにREPL_TRTIME=yesを定義します。
  • このプロファイル・オプションは21Cの更新に対してのみアクティブになります。21D以降は、新しい計算方法のみが使用可能になります。21Dでは、このパラメータを削除しない場合でも無視されます。

主なリソース

  • 補充プランニング拡張機能の準備トレーニングを見る

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールに割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • セグメントの管理(MSC_MANAGE_SEGMENTS_PRIV)

グラフに表示するメジャー別の色の構成

グラフを構成する際、グラフ内の特定のメジャーに一貫した色を設定することが必要になる場合があります。たとえば、予測を表示するグラフが複数ある場合、すべてのグラフのメジャーに同じ色が使用されていれば、グラフを使用する他のプランナも予測メジャーをすばやく識別しやすくなります。以前は、メジャーの色は自動的に選択されていました。

すべてのグラフの特定のメジャーに対してグラフの色を選択するには、「メジャーの編集」ページでグラフの色を選択します。

「メジャーの編集」ページの「グラフの色」フィールド(ナビゲーション:「プランニング・メジャーの管理」→メジャーの選択→「メジャーの編集」)

特定のグラフの特定のメジャーにグラフの色を追加するには、「書式メジャー」ページでメジャーのグラフの色を選択します。

「書式メジャー」ページの「グラフの色」列(ナビゲーション: グラフまたは表を表示しているときに、「表示」メニューをクリック→「書式メジャー」を選択)

すべてのグラフの1つのメジャーにグラフの色が構成されているが、特定のグラフではそのメジャーにグラフの色を自動的に割り当てる場合は、「書式メジャー」ページで「グラフの色を自動的に割当」オプションを選択します。

「書式メジャー」ページの「グラフの色を自動的に割当」列(ナビゲーション: グラフまたは表を表示しているときに、「表示」メニューをクリック→「書式メジャー」を選択)

複数のグラフで同じメジャーを表示する際の一貫性を向上させ、メジャーの影響を強調表示します。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

ヒントと考慮事項

この機能を使用する場合は、「補充プランニング」という機能をオプトインする必要があります。補充プランニング機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。補充プランニング機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

その他のヒントと考慮事項:

  • メジャーに選択する色を変更する必要がある場合があります。メジャーに構成する色が、特定のグラフのメジャーに自動的に割り当てられた色と同じ場合は、構成中のメジャーに別の色を選択する必要があります。
  • 棒グラフ、折れ線グラフおよびレーダー・グラフで、構成済のグラフの色を表示するには、メジャーがY軸に1つのみである必要があります。
  • プラン比較: グラフ内の構成済のメジャーの色は、メジャー自体にのみ適用され、比較プランを表すメジャーには適用されません。
  • プランのアーカイブ: ウォーターフォール分析グラフまたはトレンド分析グラフを使用する場合、構成済のメジャーの色はメジャー自体にのみ適用され、アーカイブを表すメジャーには適用されません。
  • エクスポートおよびインポート: 異なる環境からメジャーをエクスポートおよびインポートする際に、グラフの色の設定は保持されます。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
    • 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
    • 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
    • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)

供給プランニング

安全在庫計算のセグメントに対するサービス・レベルの指定

需要変動のリスクを回避するために、品目のグループにサービス・レベルの安全在庫パラメータを指定できます。以前は、個々の品目レベルまたはプラン全体に対しては、このパラメータを定義できましたが、中間レベルの品目グループには定義できませんでした。この更新では、ビジネス・ルールに基づいて品目をセグメント化し、各品目セグメントに対して安全在庫サービス・レベルを指定できます。

様々なセグメントに対してサービス・レベルを指定して、安全在庫ポリシーをより細かいレベルで管理すると、次のような効果があります。

  • 予期しない需要が発生した場合の在庫欠品のリスクを最小限に抑える
  • オーダーの充足レートが向上する
  • 定時に需要を満たすことで売上損失を減らす

有効化のステップ

  1. 「供給プランニング」作業領域で、対応するタスクを使用してセグメント・グループ、セグメントおよびポリシー割当セットを作成します。
  • 「セグメント・グループおよび基準の管理」タスクを使用してセグメント・グループを作成し、セグメンテーションを実行します。
  • 「セグメント・グループおよび基準の管理」タスクを使用して、「セグメント・グループの作成」の「セグメント・グループ」にセグメントを作成します。
  • 「供給プランニング・ポリシー割当セットの管理」タスクを使用して、供給プランニング・ポリシー割当セットを作成します。
    • セグメント・グループに関連付けられたセグメントを選択します。
    • ポリシー割当セットのセグメントに対して「サービス・レベル(パーセント)」を指定します。
  1. 「供給プランニング」作業領域のプランのプラン・オプションの「安全在庫」タブで、次のオプションを設定します。
  • 「ポリシー上書きの適用」チェック・ボックスを選択します。
  • 「ポリシー割当セット」フィールドの値を選択します。

ヒントと考慮事項

セグメント別のサービス・レベルに基づいて安全在庫を計画する場合は、次の点を考慮してください。

  • オーダー充足レートを高めて、高い顧客満足度を達成するために必要なサービス・レベル(パーセント)が設定された品目の適切なセグメンテーション。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • プラン・オプションの編集(MSC_EDIT_PLAN_OPTIONS_PRIV)
    • プランの編集(MSC_EDIT_PLANS_PRIV)
    • セグメントの管理(MSC_MANAGE_SEGMENTS_PRIV)

組織の選択したグループに対するプランニング・データのロード

多くの会社では、供給および需要データの収集プロセスの頻度およびタイミングを機能組織の境界を超えては調整できません。以前は、指定リフレッシュ・オプションを指定したファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して供給および需要データをロードすると、ファイルにデータがない他の組織のデータが消去されていました。この更新では、ロード・ファイルにある組織のデータのみが、新しいデータをロードする前にパージされます。

指定リフレッシュ・データ・ロード・オプションを使用する場合は、Oracle Cloud Supply Chain Planningの供給および需要データの整合性を組織ごとに確認してください。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • ソース・システムに対して選択できる組織グループは、「供給ネットワーク・モデルの保守」タスクの「組織グループの管理」を使用して設定します。
  • 外部およびSCMクラウド・ソースの組織の組織グループのターゲット収集タイプで、ファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して、供給および需要エンティティを収集できます。
  • 履歴、メジャー、価格表などの需要管理収集エンティティに対しては、組織の選択したグループに対するデータのロードは使用できません。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
    • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
    • オーダー納期回答マネージャ(ORA_MSC_ORDER_PROMISING_MANAGER_JOB)
    • バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
  • 次の権限のいずれかが含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「補充プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_REPLENISHMENT_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「オーダー納期回答」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_ORDER_PROMISING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)

グラフに表示するメジャー別の色の構成

グラフを構成する際、グラフ内の特定のメジャーに一貫した色を設定することが必要になる場合があります。たとえば、予測を表示するグラフが複数ある場合、すべてのグラフのメジャーに同じ色が使用されていれば、グラフを使用する他のプランナも予測メジャーをすばやく識別しやすくなります。以前は、メジャーの色は自動的に選択されていました。

すべてのグラフの特定のメジャーに対してグラフの色を選択するには、「メジャーの編集」ページでグラフの色を選択します。

「メジャーの編集」ページの「グラフの色」フィールド(ナビゲーション:「プランニング・メジャーの管理」→メジャーの選択→「メジャーの編集」)

特定のグラフの特定のメジャーにグラフの色を追加するには、「書式メジャー」ページでメジャーのグラフの色を選択します。

「書式メジャー」ページの「グラフの色」列(ナビゲーション: グラフまたは表を表示しているときに、「表示」メニューをクリック→「書式メジャー」を選択)

すべてのグラフの1つのメジャーにグラフの色が構成されているが、特定のグラフではそのメジャーにグラフの色を自動的に割り当てる場合は、「書式メジャー」ページで「グラフの色を自動的に割当」オプションを選択します。

「書式メジャー」ページの「グラフの色を自動的に割当」列(ナビゲーション: グラフまたは表を表示しているときに、「表示」メニューをクリック→「書式メジャー」を選択)

複数のグラフで同じメジャーを表示する際の一貫性を向上させ、メジャーの影響を強調表示します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • メジャーに選択する色を変更する必要がある場合があります。メジャーに構成する色が、特定のグラフのメジャーに自動的に割り当てられた色と同じ場合は、構成中のメジャーに別の色を選択する必要があります。
  • 棒グラフ、折れ線グラフおよびレーダー・グラフで、構成済のグラフの色を表示するには、メジャーがY軸に1つのみである必要があります。
  • プラン比較: グラフ内の構成済のメジャーの色は、メジャー自体にのみ適用され、比較プランを表すメジャーには適用されません。
  • プランのアーカイブ: ウォーターフォール分析グラフまたはトレンド分析グラフを使用する場合、構成済のメジャーの色はメジャー自体にのみ適用され、アーカイブを表すメジャーには適用されません。
  • エクスポートおよびインポート: 異なる環境からメジャーをエクスポートおよびインポートする際に、グラフの色の設定は保持されます。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
    • 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
    • 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
    • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)

属性ベース・プランニング

ビジネス・ニーズに固有の構成済属性(原産国など)を使用してサプライ・チェーンを計画および分析します。これらの属性によって限定された需要を予測します。供給プランに属性および属性ネッティング・ルールを構成し、在庫、購買オーダー、転送オーダーまたは作業オーダー供給の属性に基づいて限定された供給のみを使用して需要を満たします。これらの属性について、サプライ・チェーンの任意のレベルで計画オーダーを生成します。

「属性ベース・プランニング」という機能をオプト・インすると、この項の機能を使用できます。

ユーザー定義属性を使用した供給/需要エンティティのマップおよび収集

属性ベースのプランニングの最初のステップは、原産国などの属性によってストライピングされた供給および需要データを収集することです。多くの場合、付加フレックスフィールドまたは拡張可能フレックスフィールドを使用して、会社固有のビジネス・ニーズに応じて様々な供給および需要トランザクション用にこれらの属性が構成されています。

1つの属性が同じ意味になるような、様々なサプライ・チェーン・トランザクション全体で正規化された体系が存在しない場合があるため、Oracle Cloud Supply Planningでは、プランニング属性を作成して、付加フレックスフィールド、拡張可能フレックスフィールドまたは選択した標準属性をその属性にマップできます。たとえば、「等級」というプランニング属性を作成し、販売オーダー、作業オーダー、転送オーダーおよび購買オーダーの等級に関連するデータを保持する付加フレックスフィールドまたは拡張可能フレックスフィールドをこのプランニング属性にマップできます。マッピングには15個の属性を使用できますが、3個はプロジェクト・グループ、プロジェクトおよびタスク用に予約されています。テキスト・データ型または数値データ型の属性を使用できます。

プランニング属性のコンテキストでプランニング・システムのデータを包括的に収集およびマップします。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

この機能をオプトインして使用する場合は、属性ベース・プランニング機能をオプト・インする必要があります。属性ベース・プランニング機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。属性ベース・プランニング機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

次のようにして、属性ベース・プランニング機能を有効にします。

  • 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします
  • オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
  • 属性ベース・プランニング機能を有効にします。

オプトインを有効にした後、次のステップを実行して、ユーザー定義属性を使用した供給/需要エンティティのマップおよび収集を開始します。

  • SCM Cloudのソース・システムからプランニング属性を収集する場合は、SCM Cloudでユーザー定義プランニング属性の値セットおよびフレックスフィールド・セグメントを定義します。
  • 「プランニング属性の管理」でプランニング属性を定義し、プランニング属性マッピングを定義します。
  • 外部ソース・システムからデータを収集する場合は、プランニング属性値およびプランニング属性値が設定された供給と需要のファイルベース・データ・インポートのcsvファイルを準備します。
  • データ収集を実行します。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)   
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)   
    • 需要と供給プランナ(ORA_MSC_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)   
    • 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)

供給および需要の計画

様々な企業において、同じ品目の需要を満たすために使用できるのは、品目の供給のサブセットのみです。一般的なアプローチでは、供給と需要を属性別にストライピングします。たとえば、手持在庫ロットを製品グレードによってストライピングします。そのため、需要を満たすために使用できるのは、等級要件に一致する手持ロットのみになります。この環境でのプランニングの目的は、特定のルールが適用されるようにすることです。この更新では、供給および需要ネッティングを制御する独自のルールを構成できます。ルール・フレームワークを使用すると、次を指定できます。

  • 15個の使用可能な属性のうち、プランで使用される属性。
  • ネッティング時に需要をグループ化するために使用される属性、およびグループ化のためのタイム・バケット。
  • 供給が需要を超えたときに新しい計画オーダーがストライピングされる属性。
  • 需要と供給を照合するために使用する条件。inequal toなどの論理条件を指定できます。ルールの例: if demand attribute GRADE in (A, B), then supply attribute GRADE matches demand value.
  • これらのルールが適用される製品セグメント。ルールは、すべての製品または製品のサブセットに適用できます。品目セグメントは、Supply Planning Cloudで使用可能なセグメンテーション機能を使用して定義します。

リード・タイム、オーダー・モディファイア、タイム・フェンス、例外など、制約なしプランニングで使用可能なすべての標準機能を、このルール・フレームワークの使用時にデプロイできます。対象日数安全在庫の方法を使用できます。この方法を使用すると、個々の品目と属性値の組合せレベルではなく、品目全体としての供給推奨がプランで生成されます。

お客様の定時搬送の約束を守りながら、ビジネス固有の属性ネッティング・ルールにも従うプランを生成します。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

この機能をオプトインして使用する場合は、属性ベース・プランニング機能をオプト・インする必要があります。属性ベース・プランニング機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。属性ベース・プランニング機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

次のようにして、属性ベース・プランニング機能を有効にします。

  • 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします
  • オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
  • 属性ベース・プランニング機能を有効にします。

オプトインを有効にした後、次のステップを実行して供給および需要の計画を開始します。

  • 制約なしの供給プランまたは需要と供給プランを作成します
  • プランニング属性ベースのネッティング・ルールをプランに割り当てます
  • プランを実行します

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)   
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)   
    • 需要と供給プランナ(ORA_MSC_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)   
    • 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)

プラン分析に属性を含める

プランナにとって最も重要な日常業務の1つは、需要と供給の不均衡を分析して特定し、それらを修正することです。属性のコンテキストで計画している場合は、ビジネスに最もよく当てはまる属性情報を使用して計画を分析する必要があります。供給プランニングでは、構成済プランニング属性を独立ディメンションとして、すべてのプランニング表で分析に使用できます。これらのディメンションを使用して、供給合計などの既存のメジャーを分析用に構成することもできます。

ノート: この機能では、プロジェクト駆動の供給プランニングが有効になっているプランに対して、プロジェクト・グループ、プロジェクトおよびタスク別にプランを分析することもできます。

構成済プランニング属性の使用など、プラン分析の柔軟性が高まります。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

この機能をオプトインして使用する場合は、属性ベース・プランニング機能をオプト・インする必要があります。属性ベース・プランニング機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。属性ベース・プランニング機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

次のようにして、属性ベース・プランニング機能を有効にします。

  • 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします
  • オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
  • 属性ベース・プランニング機能を有効にします。

オプトインを有効にした後、次のステップを実行して供給および需要の計画を開始します。

  • 制約なしの供給プランまたは需要と供給プランを作成します
  • プランニング属性ベースのネッティング・ルールをプランに割り当てます
  • メジャー・コンテキストをプランに割り当てます
  • プランを実行します

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)   
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)   
    • 需要と供給プランナ(ORA_MSC_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)   
    • 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)

Oracle Transactional Business Intelligenceを使用したプランの分析

Oracle Transactional Business Intelligence (OTBI)を供給プランニングと組み合せて使用すると、プランニング・データに関するリアルタイム・レポートを作成できます。この更新では、プランニング属性を利用する分析チャートおよび表を作成できます。

構成済プランニング属性の使用など、OTBIのプラン分析の柔軟性が高まります。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

この機能をオプトインして使用する場合は、属性ベース・プランニング機能をオプト・インする必要があります。属性ベース・プランニング機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。属性ベース・プランニング機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

次のようにして、属性ベース・プランニング機能を有効にします。

  • 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします
  • オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
  • 属性ベース・プランニング機能を有効にします。

オプトインを有効にした後、次のステップを実行して、Oracle Transactional Business Intelligenceを使用したプランの分析を開始します

  • 供給プランまたは需要と供給プランの「プラン・オプション」で、「OTBIレポートに使用可能」チェック・ボックスを選択します。
  • プランニング属性ベースのネッティング・ルールをプランに割り当てます
  • 「レポート・カタログ」という名前のディメンション・カタログで「製品」および「時間」の階層を構成して、レポート階層を設定します
  • プランを実行します

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)   
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)   
    • 需要と供給プランナ(ORA_MSC_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)   
    • 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)

プラン推奨のリリース

供給プランニング・サイクルの最後に、プランを実行する必要があります。計画オーダーをリリースし、構成したプランニング属性を利用するプラン推奨を再スケジュールできます。リリースされるオーダーには、マッピング表で構成されたマッピングごとに、拡張フレックスフィールド、付加フレックスフィールドまたは標準属性にプランニング属性情報が設定されます。

構成済属性情報を含む計画オーダーをリリースします。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

この機能をオプトインして使用する場合は、属性ベース・プランニング機能をオプト・インする必要があります。属性ベース・プランニング機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。属性ベース・プランニング機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

次のようにして、属性ベース・プランニング機能を有効にします。

  • 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします
  • オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
  • 属性ベース・プランニング機能を有効にします。

オプトインを有効にした後、次のステップを実行してプラン推奨のリリースを開始します

  • 制約なしの供給プランまたは需要と供給プランを作成します
  • プランニング属性ベースのネッティング・ルールをプランに割り当てます
  • プランを実行します
  • プラン推奨のリリース

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)   
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)   
    • 需要と供給プランナ(ORA_MSC_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)   
    • 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)

RESTサービスを使用した供給および需要エンティティの属性値の管理

トランザクション・システムから収集される情報は、プランナが使用できる形式であるとはかぎりません。REST APIを使用してOracle Cloud Supply Chain Planningからデータを取得し、必要に応じてシステムの外部でデータを操作し、新しい情報でプランニング・データを更新できます。収集されたデータ、プランまたはシミュレーション・セットの属性情報を含む供給および需要トランザクションを取得するために、包括的なREST APIセットが用意されています。プランまたはシミュレーション・セットの属性情報を更新できます。

トランザクション・システムで直接入手できない場合は、Oracle Cloud Supply Chain Planningを拡張して、追加のプランニング属性を計算して組み込みます。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。

このRESTサービスは、オプト・インを必要とする「属性ベース・プランニング」機能をサポートするために提供されています。ここで説明したREST操作を正常に実行するには、サプライ・チェーン・プランニング・オファリングの「属性ベース・プランニング」機能をオプトインする必要があります。

次のようにして、属性ベース・プランニング機能を有効にします。

  • 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします
  • オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
  • 属性ベース・プランニング機能を有効にします。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)   
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)   
    • 需要と供給プランナ(ORA_MSC_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)   
    • 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)

プロジェクト駆動のサプライ・チェーン

プロジェクト駆動のサプライ・チェーンは、Oracle Supply Chain ManagementおよびProject Management Cloudのアプリケーションを横断したエンドツーエンドの統合ソリューションです。このソリューションは、製造および資産集約型企業の様々なビジネス・プロセスをサポートするように設計されています。

プロジェクト駆動のサプライ・チェーン・ソリューションを使用すると、プロジェクトごとに別個の組織を作成しなくても、プロジェクトのコンテキストでサプライ・チェーン・プロセスを管理できます。サプライ・チェーン・コストをプロジェクト支出として取得することもできます。

「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」という機能をオプト・インすると、この項で説明する機能を使用できます。

外部ソース・システムのプロジェクト管理レベルを考慮した供給の計画

Oracle Enterprise Business Suiteまたは他のERPシステムを使用している場合は、特定の在庫組織または在庫保持エンティティに対してプロジェクト管理パラメータが有効になっている可能性があります。この管理パラメータにより、在庫をプロジェクト・レベルで追跡するか、プロジェクトとタスク・レベルで追跡するかが決まります。この更新では、これらの指定をインポートでき、供給プランニングでこれらの指定が尊重されるため、適切な詳細レベルでプランニング推奨を実行できます。

外部システムの在庫組織のプロジェクト管理パラメータが尊重されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

プロジェクト固有の供給の計画機能を次のように有効にします。

  • 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用していない場合:
    • 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします
    • オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
    • 「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を有効にし、「プロジェクト固有の供給の計画」機能を有効にします。
  • 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用しており、「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能をすでにオプトインしている場合:
    • 「オファリング」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングまたは「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします
    • オプト・イン・ページで、オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
    • 「プロジェクト固有の供給の計画」機能を使用可能にします。
  • 企業でOracle Supply Chain Execution Cloudを使用しており、「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能をまだオプトインしていない場合:
    • 「オファリング」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングまたは「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします
    • オプト・イン・ページで、オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
    • 「プロジェクト駆動のサプライ・チェーン」機能を有効にし、「プロジェクト固有の供給の計画」機能を有効にします。
    • プロジェクト駆動のサプライ・チェーン機能に必要な設定を行います。詳細は、Oracle Help CenterにあるManufacturing and Supply Chain Materials Management実装ガイドのプロジェクト駆動のサプライ・チェーンの章を参照してください

次のようにして、属性ベース・プランニング機能を有効にします。

  • 「オファリング」作業領域で、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングを選択します。「オプト・イン機能」をクリックします
  • オプト・イン: サプライ・チェーン・プランニング・ページで、「サプライ・チェーン・プランニング」オファリングの「機能」アイコンをクリックします。
  • 属性ベース・プランニング機能を有効にします。

オプトインを有効にした後、次のステップを実行して、外部ソース・システムのプロジェクト管理レベルを考慮した供給の計画を開始します。

  • プロジェクト管理レベルがプロジェクトとタスクまたはプロジェクトに設定された組織を収集します
  • 組織のプロジェクト管理レベルに基づいて、プロジェクトまたはプロジェクトとタスクに関する供給と需要を収集します
  • 制約なしの供給プランまたは需要と供給プランを作成します。   
  • プロジェクトベースまたはプランニング属性ベースのネッティング・ルールをプランに割り当てます。   
  • プランを実行します。

ヒントと考慮事項

「外部ソース・システムのプロジェクト管理レベルを考慮した供給の計画」機能は、「供給プランニング」作業領域と「需要および供給プランニング」作業領域の両方の制約なし供給プランニング・モードの供給プランに適用されます。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)   
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)   
    • 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)

制約ベース・プランニング

資材および生産能力の制約を考慮する供給プランを作成および実行します。別のソースの使用、代替コンポーネントの使用、代替作業定義の使用など、可能なすべての代替を評価することにより、定時に会議需要にフォーカスを置きます。

「制約ベース・プランニング」という機能をオプトインすると、この項で説明する機能を使用できます。

制約付き供給との契約製造業者の有効数量データの同期

多くの企業と同様に、受託製造業者との戦略的関係を強化して、アップストリーム在庫、生産および移動データにアクセスできるようにすることがあります。外部供給の表示性が改善されることで予備の在庫を抱える必要がなくなり、サプライ・チェーン全体のリスクと原価を低減できます。この更新により、外部組織が最終品目とコンポーネントの手持残高、購買オーダー詳細、作業オーダー需要、作業オーダー供給および作業オーダー・リソースをOracle Cloud Supply Planningとデジタル同期させることが可能になり、供給に関するエンドツーエンドの可視性が強化されます。

これらの詳細を使用すると、複数階層供給プランで、資材および生産能力の制約などのアップストリーム・プランニングの問題を特定して、必要な場合は代替品や代替ソースへのオフロードなどの代替手段を講じて、特定された問題をプロアクティブに緩和できます。

外部サプライ・チェーン・パートナの事業所での制約の可視化を強化して、サプライ・チェーンのあらゆるレベルで、情報に基づいた意思決定を行えます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

この機能を使用する場合は、制約ベース・プランニング機能をオプト・インする必要があります。「制約ベース・プランニング」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能も有効になります。「制約ベース・プランニング」機能を以前からオプト・インしている場合は、この機能も自動的にオプトインされます。

オプトイン後、次の両方のステップを実行してこの機能を有効にします。

  • 供給ネットワーク・モデルに対して、該当する各組織の「外部製造業者供給の計画」オプションを有効にします。ナビゲーション: 「供給ネットワーク・モデルの保守」タスク→「組織」タブ。
  • 供給プランに対して、「外部製造業者供給の計画」拡張供給プラン・オプションを選択します。ナビゲーション: 「プランの作成」または「プラン・オプションの編集」→「供給」タブ→「一般」タブ→「詳細オプションの選択」ボタンをクリック

主なリソース

  • サプライ・チェーン・プランニングのOracle Cloud Readinessで提供されている、制約付き供給との契約製造業者の有効数量データの同期の準備トレーニング。

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次のジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 需要および供給の表示(MSC_VIEW_DEMANDS_AND_SUPPLIES_PRIV)

リード・タイム内のオーダーの購買リード・タイムの圧縮

プランニング・アプリケーションで、必要に応じて購買リード・タイムが圧縮された場合は、プランナが例外状況を認識してプロアクティブに緩和処置を講じることが望まれます。以前は、「購買リード・タイムの強制」品目属性が「いいえ」に設定されている場合、プランニング・アプリケーションでは、この品目のすべての計画オーダーのリード・タイムが圧縮されていました。「購買リード・タイムの強制」属性が「はい」に設定されている場合、リード・タイムはハード制約でした。

この更新では、「購買リード・タイムの強制」属性が「いいえ」に設定されている場合は、購買リード・タイムにソフト制約が適用されるようになりました。つまり、計画オーダーのリード・タイムは、リード・タイム以内の場合にのみ圧縮されます。それ以外の場合は、リード・タイムを考慮して計画オーダーの日付が調整されます。

この変更により、サプライヤのオーダー履行に間に合うように供給プラン・オーダーをリリースできるようになります。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

ヒントと考慮事項

この機能を使用する場合は、制約ベース・プランニング機能をオプト・インする必要があります。「制約ベース・プランニング」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能も有効になります。「制約ベース・プランニング」機能を以前からオプト・インしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次のジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 需要および供給の表示(MSC_VIEW_DEMANDS_AND_SUPPLIES_PRIV)

生産スケジューリング

製造現場のスループットとリソースおよび労務の投資収益率を最大化する実行可能なファクトリ・スケジュールを生成します。製造現場で実行できる現実的なスケジュールを計算、管理およびモニターしながら、重要なリソースの使用を最適化し、可能なかぎり定時に顧客需要を満たすことができます。

「生産スケジューリング」という機能をオプト・インすると、この項の機能を使用できます。

プロセス製造作業定義を考慮したスケジュール

Oracle Cloud Production Schedulingのプロセス産業に適用可能な作業オーダーをスケジュールできるようになりました。生産スケジューリングでは、製造されるプライマリ製品をスケジュールする際に、Oracle Cloud Manufacturingにあるプロセス作業定義を使用して、関連する副製品および副産物が考慮されます。

スケジュールの分析および調整に使用するガント・チャートおよび作業手配リストの様々な機能を、プロセス製造作業オーダーで使用できます。これらの機能には、リソース・グループの使用、ガント・チャートでのフィルタリングと属性の強調表示、および作業手配リストでの再順序付けと日付の変更が含まれます。次のスクリーンショットを参照してください。 

ガント・チャートおよび作業手配リストで使用可能な様々な機能を使用した、プロセス製造作業オーダーのスケジュール

プロセス製造作業オーダーを自動的にスケジュールできるため、スケジュール・サイクル時間が短縮され、スケジューラが他の関連タスクに集中できます。

属性順序および属性ベースの変更ルールを考慮すると、資本集約型機材のスループットおよび稼働率が向上し、確実に実行できる高品質のスケジュールが生成されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

ヒントと考慮事項

この機能を使用する場合は、「生産スケジューリング」という機能をオプト・インする必要があります。「生産スケジューリング」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能も有効になります。「生産スケジューリング」機能を以前からオプト・インしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

副製品および副産物は、ガント・チャートまたは作業手配リストには表示されませんが、スケジュール生成時に考慮されます。それぞれのプロセス製造作業定義および作業オーダー詳細は、Supply Chain Execution Cloudで表示できます。また、RESTサービスworkOrderOperationsを使用して、副製品および副産物情報を外部レポート用に取得できます。

次の内容はサポートされていません。

  • 作業定義内の循環製品参照: 作業定義工程によって生産される品目は、同じ作業定義の他の工程で消費できません。
  • 副製品および副産物の拡張可能フレックスフィールドは、スケジューリング属性として使用できません。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 生産スケジューラ(ORA_MSC_PRODUCTION_SCHEDULER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • プランニング・セキュリティの管理(MSC_ADMINISTER_PLANNING_SECURITY_PRIV)
    • プランニング・プロファイル・オプションの編集(MSC_EDIT_PLANNING_PROFILE_OPTIONS_PRIV)
    • 生産スケジュールの編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
    • 生産スケジュール組織の編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULING_ORGANIZATION_PRIV)
    • サービスによる製造工場設定データの取得(WIS_GET_MFG_PLANT_SETUP_SERVICE_PRIV)
    • 作業オーダーのインポート(WIP_IMPORT_WORK_ORDERS_PRIV)
    • プランニング参照データのロード(MSC_LOAD_PLANNING_REFERENCE_DATA_PRIV)
    • 品目カタログの管理(EGP_MANAGE_ITEM_CATALOG_PRIV)
    • 保守作業定義の管理(MNT_MANAGE_MAINTENANCE_WORK_DEFINITIONS_PRIV)
    • 保守作業オーダー工程の管理(MNT_MANAGE_MAINTENANCE_WORK_ORDER_OPERATIONS_PRIV)
    • 保守作業オーダーの管理(MNT_MANAGE_MAINTENANCE_WORK_ORDER_HEADERS_PRIV)
    • 作業オーダー・ステータスの管理(WIS_MANAGE_WORK_ORDER_STATUSES_PRIV)
    • 生産スケジュール組織のリフレッシュ(MSC_REFRESH_PRODUCTION_SCHEDULING_ORGANIZATION_PRIV)
    • 生産スケジュールのリリース(MSC_RELEASE_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
    • 生産スケジュールの実行(MSC_RUN_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
    • Webサービスによる在庫組織値リストの表示(RCS_VIEW_INV_ORG_LOV_WEB_SERVICE_PRIV)
    • 保守ワーク・センターの表示(MNT_VIEW_MAINTENANCE_WORK_CENTERS_PRIV)
    • 保守作業定義の表示(MNT_VIEW_MAINTENANCE_WORK_DEFINITIONS_PRIV)
    • 保守作業オーダーの表示(MNT_VIEW_MAINTENANCE_WORK_ORDERS_PRIV)
    • 生産スケジュールの表示(MSC_VIEW_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
    • 生産スケジュール組織の表示(MSC_VIEW_PRODUCTION_SCHEDULING_ORGANIZATION_PRIV)

生産スケジューリングの追加設定の構成

この更新では、生産スケジューリングのマスター・スケジューリング設定情報を直接管理できます。

  • 既存のリソース・グループをサポートするメンバー・リソースを追加または削除することで、既存のリソース・グループを変更できます。必要に応じて、新しいリソース・グループを定義することもできます。
  • 生産スケジューリングでは、新規の変更ルールを直接追加したり、既存の変更ルールを削除したり、既存の変更ルールの順序を変更できます。

スループットを最大化し、変更時間を最小限に抑えながら、生産ラインを管理するのに最適なスケジュールを作成します。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

ヒントと考慮事項

この機能を使用する場合は、「生産スケジューリング」という機能をオプト・インする必要があります。「生産スケジューリング」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能も有効になります。「生産スケジューリング」機能を以前からオプト・インしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

主なリソース

  • サプライ・チェーン・プランニングのOracle Cloud Readinessで提供されている、追加設定の構成の準備トレーニング

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • この事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。   
    • 生産スケジューラ(ORA_MSC_PRODUCTION_SCHEDULER_JOB)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 生産スケジュール組織の編集(MSC_EDIT_PRODUCTION_SCHEDULING_ORGANIZATION_PRIV)

オーダー・バックログ管理

柔軟な需要優先度ルールに基づいてオーダーを優先度付けすることによって、オーダー・バックログを再スケジュールします。最新の供給情報に基づいて様々なルールの影響をシミュレートして、予定日とソースの最適な組合せを見つけ、更新されたオーダーを実行対象としてオーダー管理システムにリリースできます。

「オーダー・バックログ管理」という機能をオプト・インすると、この項で説明する機能を使用できます。

組織の選択したグループに対するプランニング・データのロード

多くの会社では、供給および需要データの収集プロセスの頻度およびタイミングを機能組織の境界を超えては調整できません。以前は、指定リフレッシュ・オプションを指定したファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して供給および需要データをロードすると、ファイルにデータがない他の組織のデータが消去されていました。このリリースでは、ロード・ファイルにある組織のデータのみが、新しいデータをロードする前にパージされます。

指定リフレッシュ・データ・ロード・オプションを使用する場合は、Oracle Cloud Supply Chain Planningの供給および需要データの整合性を組織ごとに確認してください。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: サプライ・チェーン・プランニング

ヒントと考慮事項

この機能を使用する場合は、「オーダー・バックログ管理」という機能をオプトインする必要があります。オーダー・バックログ管理機能をオプトインすると、ここで説明されている機能も有効になります。オーダー・バックログ管理機能を以前からオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。

その他のヒントと考慮事項

  • ソース・システムに対して選択できる組織グループは、「供給ネットワーク・モデルの保守」タスクの「組織グループの管理」を使用して設定します。
  • 外部およびSCMクラウド・ソースの組織の組織グループのターゲット収集タイプで、ファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して、供給および需要エンティティを収集できます。
  • 履歴、メジャー、価格表などの需要管理収集エンティティに対しては、組織の選択したグループに対するデータのロードは使用できません。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
    • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
    • オーダー納期回答マネージャ(ORA_MSC_ORDER_PROMISING_MANAGER_JOB)
    • バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
  • 次の権限のいずれかが含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「補充プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_REPLENISHMENT_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「オーダー納期回答」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_ORDER_PROMISING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)

セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング

換算レートに基づく高価格の制約付き製品の優先度付け

使用可能な供給が需要を下回る場合、Oracle Cloud Sales and Operations Planningでは、企業全体の収益を最大化するために、グローバル収益が高い製品カテゴリへの供給割付が優先されます。

この更新では、通貨換算レートを使用して現地通貨を1つの基準通貨に換算することで、各国の現地組織通貨で価格設定された製品カテゴリの収益を均等に考慮できます。

プランに対して換算を実行する場合は、「供給: 詳細オプション」ダイアログの「収益通貨パラメータ」セクションで「収益を計画するための通貨換算レートを考慮」オプションを選択します。次に、換算タイプとベース通貨コードを指定します。

プラン・オプションの収益通貨パラメータの構成(ナビゲーション: 「プラン・オプションの編集」→「供給」タブ→「詳細オプションの選択」ボタン)

製品需要に対する限られた供給の優先度を正確に設定して、最適な販売および業務プランを生成します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • 現地通貨からベース通貨に換算するには、組織の通貨を定義する必要があります。「供給ネットワーク・モデルの保守」タスクを使用して、販売および業務プランで使用する組織に「通貨」列が指定されていることを確認します。
  • プランニングでは、時間が経過しても変化しない通貨換算レートが収集されるため、プラン範囲全体のローカル通貨からベース通貨への換算に単一の一貫した換算レートが使用されます。
  • 「プラン・メッセージのレビュー」ページをモニターして、通貨および換算レートに関連する設定の問題を確認できます。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • スナップショットでのプランの実行(MSC_RUN_PLAN_WITH_SNAPSHOT_PRIV)
    • 「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)

組織の選択したグループに対するプランニング・データのロード

多くの会社では、供給および需要データの収集プロセスの頻度およびタイミングを機能組織の境界を超えては調整できません。以前は、指定リフレッシュ・オプションを指定したファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して供給および需要データをロードすると、ファイルにデータがない他の組織のデータが消去されていました。この更新では、ロード・ファイルにある組織のデータのみが、新しいデータをロードする前にパージされます。

指定リフレッシュ・データ・ロード・オプションを使用する場合は、Oracle Cloud Supply Chain Planningの供給および需要データの整合性を組織ごとに確認してください。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • ソース・システムに対して選択できる組織グループは、「供給ネットワーク・モデルの保守」タスクの「組織グループの管理」を使用して設定します。
  • 外部およびSCMクラウド・ソースの組織の組織グループのターゲット収集タイプで、ファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して、供給および需要エンティティを収集できます。
  • 履歴、メジャー、価格表などの需要管理収集エンティティに対しては、組織の選択したグループに対するデータのロードは使用できません。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
    • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
    • オーダー納期回答マネージャ(ORA_MSC_ORDER_PROMISING_MANAGER_JOB)
    • バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
  • 次の権限のいずれかが含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「補充プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_REPLENISHMENT_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「オーダー納期回答」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_ORDER_PROMISING_WORK_AREA_PRIV)
    • 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)

グラフに表示するメジャー別の色の構成

グラフを構成する際、グラフ内の特定のメジャーに一貫した色を設定することが必要になる場合があります。たとえば、予測を表示するグラフが複数ある場合、すべてのグラフのメジャーに同じ色が使用されていれば、グラフを使用する他のプランナも予測メジャーをすばやく識別しやすくなります。以前は、メジャーの色は自動的に選択されていました。

すべてのグラフの特定のメジャーに対してグラフの色を選択するには、「メジャーの編集」ページでグラフの色を選択します。

「メジャーの編集」ページの「グラフの色」フィールド(ナビゲーション:「プランニング・メジャーの管理」→メジャーの選択→「メジャーの編集」)

特定のグラフの特定のメジャーにグラフの色を追加するには、「書式メジャー」ページでメジャーのグラフの色を選択します。

「書式メジャー」ページの「グラフの色」列(ナビゲーション: グラフまたは表を表示しているときに、「表示」メニューをクリック→「書式メジャー」を選択)

すべてのグラフの1つのメジャーにグラフの色が構成されているが、特定のグラフではそのメジャーにグラフの色を自動的に割り当てる場合は、「書式メジャー」ページで「グラフの色を自動的に割当」オプションを選択します。

「書式メジャー」ページの「グラフの色を自動的に割当」列(ナビゲーション: グラフまたは表を表示しているときに、「表示」メニューをクリック→「書式メジャー」を選択)

複数のグラフで同じメジャーを表示する際の一貫性を向上させ、メジャーの影響を強調表示します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • メジャーに選択する色を変更する必要がある場合があります。メジャーに構成する色が、特定のグラフのメジャーに自動的に割り当てられた色と同じ場合は、構成中のメジャーに別の色を選択する必要があります。
  • 棒グラフ、折れ線グラフおよびレーダー・グラフで、構成済のグラフの色を表示するには、メジャーがY軸に1つのみである必要があります。
  • プラン比較: グラフ内の構成済のメジャーの色は、メジャー自体にのみ適用され、比較プランを表すメジャーには適用されません。
  • プランのアーカイブ: ウォーターフォール分析グラフまたはトレンド分析グラフを使用する場合、構成済のメジャーの色はメジャー自体にのみ適用され、アーカイブを表すメジャーには適用されません。
  • エクスポートおよびインポート: 異なる環境からメジャーをエクスポートおよびインポートする際に、グラフの色の設定は保持されます。

主なリソース

ロール情報

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
    • 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
    • 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
    • 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
    • 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)