本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
| 日付 | 製品 | 機能 | ノート |
|---|---|---|---|
| 2022年7月29日 | 報酬/個別報酬 | 個別報酬提示時の文書の提出を必須にする | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
| 2022年6月3日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(22A、22B、22Cおよび22D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメント
Human Resources What’s New – グローバル人事管理の項では、他のアプリケーションが基盤としているベース・アプリケーションの機能を確認できます。
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品に使用できるわけではありません
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
- Oracle Help Center - ここには、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプが表示されます。
- リリース・レディネス - 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せかフィードバックかを電子メールの本文または件名に明記してください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリース更新の本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリース更新および時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
| エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
|||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
Oracle Compensationを使用すると、組織は、市場で最も完全なソリューションを使用して報酬を計画、割付および伝達できます。地理的場所や給与パッケージ・コンポーネントにかかわらず、埋込み分析と就業者の総合報酬ビューを使用して、ビジネス上の意思決定を改善します。
提案者がレスポンシブ個別報酬提示を送信する際の関連文書の添付を、必須要件にするかオプションにするかを指定できるようになりました。承認者は添付を参照したうえで提示を承認または否認できます。承認後、添付は個人の文書レコードで入手可能になります。
提案者が文書を追加する「添付」セクション

提案者が文書を追加した後の「添付」セクション

提案者が必須文書を添付しなかったときに表示されるエラー

「添付の表示」のリンクが含まれている個別報酬の承認者通知

「添付の表示」をクリックした後に承認者に表示される「文書詳細」

承認された個別報酬提示の添付が表示されている個人の「文書レコード」ページ

個人の文書レコードから表示した「文書詳細」
この拡張機能により、意思決定に役立つ文書が承認者に提供され、情報に基づく迅速な意思決定が可能になります。文書は承認フロー中も承認フロー後も保持されるため、監査時にも役立ちます。
有効化のステップ
関連する個別報酬プランのオプションで適切な文書タイプを選択します。添付を必須にするかオプションにするかを指定します。これを行うには、「自分のクライアント・グループ」→「報酬」作業領域で、「個別報酬プラン」タスクを使用します。

個別報酬プランのオプションの設定例


「文書タイプ」の構成例
提案者および承認者が個別報酬提示の作成、編集、表示またはレビューの際に添付にアクセスできるようにするには、データ・ロールに添付された文書タイプ・セキュリティ・プロファイルで、個別報酬プランで構成された文書タイプへのアクセスが許可されていることを確認します。
ヒントと考慮事項
提示時に添付を追加すること、および添付を必須要件にすることを指定できるのは、「個人拠出金」、「個別報酬」、「報酬の設定管理」といったレスポンシブ・ページのほか、「採用」処理や「追加報酬」セクションのある「アサイメントの変更」処理などのHR処理のみです。これらのページに割り当てられている個別報酬を削除すると、対応する添付が文書レコードから削除されます。
文書設定を既存の個別報酬プラン構成に追加すると、その変更は後続のトランザクションに適用されます。承認者がそのプランで既存のトランザクションを編集して再送信を試行しないかぎり、変更が既存のトランザクションに影響することはありません。
現在、個別報酬プラン・オプションが文書タイプ設定で構成されている場合でも、処理待ち就業者およびオファー・フローに添付を追加することはできません。
現時点では、ローカル異動やグローバル異動、異動先雇用主への一括雇用主変更を実行したときに、個別報酬はコピーされても追加されている添付はコピーされません。文書レコードのコピー構成に基づいて文書をコピーすることもできますが、それらは個別報酬提示にはリンクされません。
現時点では、個別報酬提示で追加された添付は「自分の報酬」、「報酬情報」には表示されません。
添付のリンクは「個人拠出金」、「個別報酬」および「報酬の設定管理」の承認通知でのみ表示されます。現時点では、これら以外の通知には添付リンクは表示されません。
文書タイプ設定のガイドライン:
- ユーザーはアサイメント・レベルの文書タイプを添付できます。
- 「文書レコード」処理を使用して添付を変更できないようにするには、「作成の制限」、「更新の制限」および「削除の制限」文書レコード・プリファレンスを「はい」に設定してください。
- 統合を機能させるため、「文書名」属性を「関連」としてマークする必要があります。
- 「文書番号」や「適用可能発行国」など、その他の属性には「必須」のマークを付けないでください。これらは移入されない属性であり、エラーが発生する可能性があります。
- 通常、「複数発生の許可」プロパティを「はい」に設定し、最小添付にはデフォルトの0値を使用します。
ロールおよび権限
次の表に、事前定義済ロールが継承する、文書レコード設定へのアクセスに必要な権限を示します。
| 機能セキュリティ権限 | 継承先 | コメント |
|---|---|---|
| HR文書タイプの管理 PER_MANAGE_HR_DOCUMENT_TYPE |
報酬管理者 |
文書レコードの設定 |
次の表に、個別報酬セクションおよび個人の文書レコードの添付リージョンにアクセスするために必要な権限を示します。
| 集計権限 | コメント |
|---|---|
| 個人文書の管理 ORA_PER_DOCUMENT_MANAGEMENT_DUTY |
この集計権限は、今後のリリースで報酬マネージャおよび報酬スペシャリストによって継承される予定です。 |
カスタム・ロールを使用する場合は、ロールが「個人文書の管理」集計権限を継承していることを確認してください。適切な文書タイプ・セキュリティ・プロファイルを選択した後、データ・ロールを再生成する必要があります。
承認待ちの「個人拠出金」、「個別報酬」および「報酬の設定管理」を報酬スポットライト上に表示
「個人拠出金」、「個別報酬」または「報酬の設定管理」の提示について、承認待ちのインジケータが報酬スポットライトに表示されるようになりました。自分が開始者と承認者のどちらであるかに応じて、送信された提示の詳細を表示し、処理を実行できます。以前は、これらのセクションには承認済の詳細のみが表示されました。
表示される内容と実行できる内容は、次のとおりです。
- 自分が承認プロセスの開始者である場合は、承認通知と承認履歴の表示が可能です。また、提示を取り下げることもできます。
- 自分が承認者である場合は、承認通知の表示が可能です。また、提示を承認または否認できます。
- 開始者と承認者のどちらでもなく、「個別報酬」または「報酬の設定管理」提示にアクセスできるユーザーである場合は、承認が進行中であることを示すメッセージが表示されます。
- 開始者と承認者のどちらでもなく、「個別報酬」または「報酬の設定管理」提示にアクセスできないユーザーである場合は、承認待ちのメッセージは表示されません。
| 処理 | 開始できるユーザー | 通知詳細を含む承認待ちバナーが表示される場所 | 通知詳細を表示できるユーザー |
|---|---|---|---|
| 個人拠出金 | 個人 | 「自分の報酬」ページ、「個人拠出金」セクション | 開始者 |
| 個別報酬 | ライン・マネージャ 報酬マネージャ HR担当者 |
「報酬情報」ページ、「追加報酬」セクション | 開始者および承認者 個人以外 |
| 報酬の設定管理 | 報酬マネージャ HR担当者 |
「報酬情報」ページ、「追加報酬」セクション |
開始者および承認者 個人以外 |
次の例は、個人が「個人拠出金」処理を実行したときの表示内容を示しています。

送信した個人拠出金が承認待ちであることが、個人に対して表示される

個人が通知をクリックして個人拠出金の詳細を表示し、オプションで提示を取り下げる
次の例は、個人が「個別報酬」処理を実行したときの表示内容を示しています。

送信した個別報酬が承認待ちであることが、ライン・マネージャに対して表示される

ライン・マネージャが個別報酬通知をクリックして詳細を表示し、オプションで提示を取り下げる

承認者が報酬スポットライトで保留中の個別報酬の承認要求を表示する

承認者が個別報酬通知をクリックして詳細を表示し、提示を承認または否認する
次の例は、個人が「報酬の設定管理」処理を実行したときの表示内容を示しています。

送信した報酬の設定管理提示が承認待ちであることが、報酬マネージャに対して表示される

承認者が報酬スポットライトで保留中の承認要求を表示する
その他のシナリオ:

承認者が報酬スポットライトで保留中の個別報酬と報酬の設定管理の承認要求を表示する

個別報酬および報酬の設定管理の要求が承認待ちで、自身が開始者でも承認者でもない場合

提示が承認待ちでも、ライン・マネージャには報酬の設定管理の承認待ちのメッセージは表示されない(ライン・マネージャはこのような提示を送信できないため)

提示が承認待ちであっても、「個別報酬」または「報酬の設定管理」へのアクセス権のない個人には、承認待ちメッセージは表示されない

個人が個人拠出金の変更を承認に向けて送信する
この拡張機能により、送信した拠出金および個別報酬の提示について、開始者および承認者の可視性が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 承認待ちの個人拠出金が複数ある場合、個人が通知の詳細を表示したり、処理を実行したりすることはできません。承認待ちのトランザクションの件数のみが表示されます。

承認待ちの個人拠出金が3件ある場合に個人に表示されるメッセージの例
- 個人が提示を開始した場合、または承認者として個人が含まれている場合を除き、個別報酬または報酬の設定管理の承認待ち通知が個人に表示されることはありません。
個別報酬の入力値の詳細がオファーの読取り専用ページに表示される
「その他の報酬」セクションを展開すると、個別報酬提示の入力値が読取り専用のオファー・ページに表示されます。オファーをドリルダウンまたは編集する必要がなくなりました。

拡張アイコンがある「その他の報酬」セクション

「その他の報酬」セクションを展開すると、入力値の詳細が表示される
この拡張機能により、個別報酬提示の詳細を採用担当者が簡単に確認できるようになります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
給与範囲のシミュレーションを使用して、給与範囲計算に影響する様々な値について理解を深めることができます。理解を深めることは、予期しない結果が生じた際のトラブルシューティングに役立ちます。また、What- If分析を実行して、考えられる給与範囲を確認することもできます。


これらのシミュレーションで実行できる内容は次のとおりです。
- 給与ベースにリンクされた等級レートを使用して計算した基本給範囲を表示できます。そして、そのベース範囲を、差分基準およびルールを適用して計算した給与範囲と比較できます。
- 事業所、ビジネス・ユニット、給与ベース、常勤換算などのシミュレーション基準は変更できます。その後、給与範囲を再計算し、変更の効果を確認できます。差分の適用を阻む問題が発生した場合、警告が表示されます。また、予期していた方法とは別の方法で計算された値も表示できます。根底にある問題に応じて、次のような警告が表示されます。
-
給与ベースに等級レートがないか、リンクされている等級レートが非アクティブか、または等級レートに等級が見つかりませんでした。
-
給与ベースに差分がないか、リンクされているプロファイルが終了しているかまたは非アクティブです。
-
リンクされている差分プロファイル内の代替等級レートが存在しないか、非アクティブか、または代替等級レートに等級が見つかりませんでした。
-
この個人は、リンクされている差分プロファイル内のいずれの差分の基準も満たしていません。
-
この個人に割当済の就業事業所がないため、リンクされている差分プロファイル内のいずれの差分も適用されません。
-
リンクされている差分プロファイルにおいて、この個人の就業事業所に対して報酬ゾーンが定義されていないため、いずれの差分も適用されません。
-
リンクされている差分プロファイルにおいて、この個人の住所タイプ住所に対して報酬ゾーンが定義されていないため、いずれの差分も適用されません。
-
この個人に有効な住所タイプ住所がないため、リンクされている差分プロファイル内のいずれの差分も適用されません。
-
OTBIレポートおよびワークフォース報酬プランで正しい範囲を表示するには、「報酬ゾーンおよび住所のマッピングの生成」プロセスを実行します。
-

警告メッセージの例
この新機能により、報酬マネージャおよびHR担当者の給与範囲計算への理解が深まり、トラブルシューティングを効果的に実施できるようになります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
次に、主要セクションおよびフィールドの説明を示します。
| フィールドまたはセクション | 説明 |
|---|---|
| 有効開始日 |
現在の日付または拡張検索で使用された日付がデフォルトになります。 |
| 有効終了日 |
「有効開始日」に給与レコードがある場合、給与終了日が表示されます。 |
| 給与範囲基準 |
このセクションのフィールドは、開始日時点で有効なアサイメントと給与の値がデフォルトになります。基準変更後の結果を表示するには、「範囲の再計算」をクリックします。 |
| 計算済範囲 |
このセクションには、給与ベースにリンクされた等級レートおよび差分プロファイルを使用して計算された給与範囲が表示されます。ここでは、差分の適用前と適用後の範囲を比較できます。 |
| 計算で使用される日付 |
「年俸」、「年間フルタイム給与」、「範囲」、「支給率」など、様々なフィールドの値は動的に計算されます計算では常勤換算、等級レートおよび差分プロファイルが使用されますが、これらにはそれぞれの有効日と検証があります。1つの給与の様々な期間にわたって、複数の常勤換算、等級、等級レートおよび差分ロジックが適用される場合があります。 この状況に対応するため、給与情報のあるページでは動的に分析値(支給率、範囲最小、範囲最大など)が計算されます。 給与開始日が将来の日付の場合、計算では開始日が使用されます。給与終了日が過去の日付の場合、計算では終了日が使用されます。継続中または将来の終了日を持つ給与の場合、計算には現在の日付が使用されます。このフィールドにより、計算で使用された日付がわかります。 |
ロールおよび権限
機能は次のセキュリティ・アーティファクトによって保護されます。
| 機能権限 |
給与範囲のシミュレート CMP_SIMULATE_SALARY_RANGES |
|---|---|
| データ・セキュリティ権限 |
給与詳細データの表示 CMP_VIEW_SALARY_DETAILS_DATA |
| 集計権限 |
給与範囲のシミュレート ORA_CMP_SIMULATE_SALARY_RANGES |
| 継承先 |
報酬マネージャ HR担当者 |
ワークフォース報酬ワークシートの通貨列に表示する情報を指定できるようになりました。以前は、通貨コードのみが表示されていました。
次のいずれかのオプションを選択します。
- 通貨コード
- 通貨名
- 通貨コードおよび名前

新しいプラン・レベルの通貨表示の構成オプション
オプションを選択すると、通貨を表示するすべての列に同じ内容が表示されるようになります。

通貨コードと通貨名の両方が表示されている通貨列
この機能により、ワークシート・マネージャは簡単に就業者への支払通貨を識別できるようになります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
「通貨コード」がデフォルト値です。この値を別の値に変更する場合、ワークフォース報酬プランをバックアウトまたはリフレッシュする必要はありません。
ワークフォース報酬ワークシートの国列に表示する情報を指定できるようになりました。以前は、国コードのみが表示されていました。
次のいずれかのオプションを選択します。
- 国コード
- 国名
- 国コードおよび名前

新しい国列表示の構成オプション
オプションを選択すると、国列に同じ内容が表示されるようになります。

国コードと国名の両方が表示されている国列
この機能により、ワークシート・マネージャは簡単に就業者の居住国を識別できるようになります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
あるプランから別のプランへ、または同じプラン内のある列から別の列に、動的列の構成をコピーできるようになりました。以前は許可できませんでした。この例では、適格給与に関連付けられた動的列が、同じプラン内のあるコンポーネントから別のコンポーネントにコピーされます。最初に、報酬額列の「動的列」構成ページにナビゲートします。

動的列の構成ページ
ツールバーの「コピー」または「複製」アイコンを選択します。

「コピー」または「複製」アイコン
「動的式のコピー」ページが開きます。

新しい「動的式のコピー」ページ
このページでは、現在のプラン内の動的計算式をコピーしたり、別のプランを選択できます。この例では、ソース・プランと現在のプランが同じです。プランを選択すると、「ソース表示名」の値リストからコピーする動的計算を選択できるようになります。

構成済の動的列が表示されている値リスト
「列名: 自」列には、選択に応じて動的式で使用されている列の名前が表示されます。現在のプラン名またはソース・プラン名を表示できます。選択した動的計算に複数の動的式が存在する場合、すべてを選択してコピーするか、一部の動的式を選択してコピーできます。オプションを選択すると動的式が列にコピーされ、確認メッセージが表示されます。

動的式のコピーの確認メッセージ
「完了」をクリックして「動的列」構成ページに戻り、コピーした式を表示して変更を保存します。新しく追加された動的式には、順序番号の左側にアイコンが表示されます。

新しくコピーされた動的式
この機能により、動的計算を使用するワークフォース報酬プランの構成が容易になります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
動的計算が構成されている列のみが、「ソース表示名」値リストに表示されます。
予算発行前のマネージャによる割付を防止できるようになりました。 以前はできませんでした。予算プール構成に新しい構成オプションが追加されました。

新しい予算プール構成オプション
使用可能なオプションは次のとおりです。
- 検証なし
- 保存禁止エラー
- 保存および送信禁止エラー
この機能により、予算発行前のマネージャによる割付の作成と送信を防止できるようになります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
プラン設定の「承認および通知の構成」で、「送信の無効化」の送信モードを使用してプランを構成している場合は、保存時エラーのオプションを使用します。このオプションを選択し、アクティブ・プランで送信モードを「送信の無効化」に変更して、予算の発行後にモードを元に戻すこともできます。
「随時送信」または「すべてのマネージャが承認対象」の送信モードを使用してプランを構成している場合は、保存および送信時エラーのオプションを使用します。
有効にした場合でも、予算がNULLのときに報酬額を適用するモデルを引き続き使用できます。ワークシート・マネージャは、適用されたワークシート内の金額を変更して保存できなくなります。開始プロレスの一環としてデフォルト値または動的計算を使用して報酬額が移入されるよう選択した場合、予算が発行されるまでマネージャはワークシート内でそれらの金額を変更して保存することができません。
予算を発行した後に、構成されている予算検証ルールが適用されます。
「予算プール」ダイアログ・ボックスをドリルダウン・ページに移動し、予算プールを簡単に構成できるようにしました。

新しいドリルダウン予算プール・ページ
この機能により、ワークフォース報酬プランの構成が容易になります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
「報酬コンポーネント」ダイアログ・ボックスをドリルダウン・ページに移動し、報酬コンポーネントを簡単に構成できるようにしました。

新しいドリルダウン報酬コンポーネント・ページ
この機能により、ワークフォース報酬プランの構成が容易になります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ワークフォース報酬バッチ・プロセス送信時の警告メッセージの受信
「送信」ボタンをクリックした後に警告メッセージが表示され、送信前にバッチ・パラメータを確認するかどうかを尋ねられるようになりました。

新規警告メッセージ
「いいえ」を選択するとプロセスが送信されます。プロセスを送信する前にパラメータを再度確認するには、「はい」を選択します。
この機能により、バッチ・プロセスを送信する前の最終チェックの機会が提供されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
この機能は「階層の同期化」OTBI バッチ・プロセスには影響しません。
情報を合理化し、「就業者の管理」の「パフォーマンス」タブのレイアウトを更新しました。

新しい「パフォーマンス」タスクのレイアウト
これまで、このタスクは次のようなレイアウトで表示されていました。

以前の「パフォーマンス」タスクのレイアウト
この機能により、管理者に対するパフォーマンス管理関連データの表示が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ワークフォース報酬にダッシュボード付きのOTBIレポートを追加できるようになりました。これまで使用できたのは表形式のプロンプトのみで、ダッシュボードを含めることはできませんでした。この新しい拡張機能ではページ・コンポーザを使用して、ダッシュボードを含むOTBIコンテンツを報酬のランディング・ページに追加します。まず、分析を作成します。次に、ダッシュボード・プロンプトを作成します。最後にダッシュボードを作成し、両方を追加します。

OTBIのワークフォース報酬プラン・ダッシュボード

OTBIのカタログ

「ページの編集」とサンドボックスのアクティブ化

ページ・コンポーザ

コンテンツの追加

ディレクトリ内を移動してダッシュボードを追加

新しいダッシュボードが表示される
ダッシュボードによりプロンプトのサポートが強化されます。現在使用できるのは単純なトグルである表形式のプロントのみで、複数選択が許可されませんでした。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
Idea Labより一部提供されます: https://community.oracle.com/customerconnect/discussion/505726/ability-to-embed-bi-publisher-report-in-compensation-module
データの整合性を確保するため、分析内のフィルタ・プロンプトがダッシュボード・プロンプトと一致することを確認してください。
セッション変数も引き続き使用できます。これらがフィルタとダッシュボード・オブジェクトのプロンプトの両方として追加されていることを確認してください。次のリストは、セッション変数とそれらの式言語(EL)を示したものです。
- ログオン個人ID: EL (#{sessionScope.logonPersonId}) で使用可能
- ログオン・アサイメントID: EL (#{sessionScope.logonAssignmentId}) で使用可能
- プランID: EL (#{sessionScope.planId}) で使用可能
- 期間(サイクル)ID: EL (#{sessionScope.periodId}) で使用可能
- 実行個人ID: EL (#{sessionScope.actingPersonId}) で使用可能(別のマネージャに切り替える場合)
- 実行アサイメントID: EL (#{sessionScope.actingAssignmentId}) で使用可能(別のマネージャに切り替える場合)
これらを空白にしてドロップダウンにすべての値が表示されるようにするか、前述のELを使用してコンテキストからデフォルト設定することができます。
主なリソース
OTBIの詳細は、https://community.oracle.com/customerconnect/discussion/477699/otbi-resources/p1を参照してください。
「等級ステップ昇格」バッチ・プロセスのアサイメント選択の強化
新しい構成オプションを追加し、アサイメントを「等級ステップ・レートの同期化」プロセスから除外することなく、「等級ステップ昇格の実行」プロセスから除外できるようにしました。これまでは、「等級ステップ昇格に含める」アサイメント属性の選択を解除したときに、「等級ステップ昇格の実行」と「等級ステップ・レートの同期化」プロセスの両方からアサイメントが除外されました。現在は、「等級ステップ昇格に含める」アサイメント属性は、「等級ステップ昇格の実行」プロセスにのみ適用されます。

「雇用情報」ページの「等級ステップ昇格に含める」フィールド
アサイメント属性がNに設定されている場合、「等級ステップ昇格の実行」プロセスでアサイメントが除外されます。デフォルトでは、「等級ステップ・レートの同期化」プロセスでもアサイメントが除外されます。アサイメントを「等級ステップ・レートの同期化」プロセスに含める場合は、「アサイメントが等級ステップ昇格プロセスから除外されている場合にレートの同期化プロセスから除外」チェック・ボックスの選択を解除します。

「アサイメントが等級ステップ昇格プロセスから除外されている場合にレートの同期化プロセスから除外」チェック・ボックスの選択を解除
この拡張機能により、等級ラダー上のすべてのアサイメントの給与を簡単に更新できるようになります。
有効化のステップ
- 「設定および保守」で、「グローバル報酬設定の構成」タスクをクリックします。
- オファリング: 報酬管理
- 機能領域: 基本給
- ページの「等級ステップ昇格」セクションにスクロールします。
- ヘッダーの「バッチ設定」の下にある「アサイメントが等級ステップ昇格プロセスから除外されている場合にレートの同期化プロセスから除外」チェック・ボックスの選択を解除します。
ヒントと考慮事項
- 「アサイメントが等級ステップ昇格プロセスから除外されている場合にレートの同期化プロセスから除外」チェック・ボックスを選択すると、次のようになります。
- 「等級ステップ昇格に含める」アサイメント属性がYの場合、アサイメントは両方のプロセスに含まれます。
- 「等級ステップ昇格に含める」アサイメント属性がNの場合、アサイメントは両方のプロセスから除外されます。
- 「アサイメントが等級ステップ昇格プロセスから除外されている場合にレートの同期化プロセスから除外」チェック・ボックスの選択を解除すると、次のようになります。
- 「等級ステップ昇格に含める」アサイメント属性がYの場合、アサイメントは両方のプロセスに含まれます。
- 「等級ステップ昇格に含める」アサイメント属性がNの場合、アサイメントは「等級ステップ昇格の実行」プロセスから除外されます。「等級ステップ・レートの同期化」プロセスには含まれます。
- アサイメント属性をHCMデータ・ローダー(HDL)またはHCMスプレッドシート・データ・ローダー(HSDL)を使用して更新する場合、GspEligibilityFlag属性を使用します。
- 有効な値はYおよびNです。
- ローダーでは、N以外の値はYとして認識されます。
「等級ステップ昇格の実行」および「等級ステップ・レートの同期化」プロセスの親ログに、より詳しい情報が記録されるようになりました。このログに記録されるパラメータと構成の詳細が増えました。
この例は、「等級ステップ昇格の実行」からの親ログを示しています。ログの最初のセクションにはプロセスIDと処理日時が一覧表示されます。その後に、プロセスの送信時に入力されたパラメータのリストが続きます。この例では、「雇用主」属性の「対象就業者」フィルタを使用してプロセスが送信されたため、雇用主名がリストされています。「対象就業者」フィルタが選択されていない場合はログに表示されません。

プロセス・ログ: Parametersセクション
ログの次のセクションには、「グローバル報酬設定の構成」ページの設定がリストされます。これらの値はプロセスの結果の解釈に役立ちます。この例のログを見ると、プロセスの実行時に「同じ日付の等級ステップ・レコードが存在する場合にエラーとする」オプションが有効にされたことがわかります。ログ内には、同じ日付の等級ステップ・レコードの更新を試みる昇格がエラーとしてリストされています。設定を変更し、プロセスを再実行して別の結果を得ることができます。

プロセス・ログ: Global Settingsセクション
ログの次のセクションには、プロセス内の各等級ラダーの詳細が表示されます。等級ラダーが処理される前に、いくつかの検証が実行されます。問題がある場合は、ここにリストされます。問題がない場合は、検証ステータスが「Success」と表示されます。検証メッセージの後に、処理に影響を与える可能性のある昇格等級ラダー属性のリストが表示されます。たとえば、このログでは「昇格増分単位」が「等級およびステップ」に設定されていることがわかります。この値から、予期しないステップに対して昇格が提示された理由がわかる場合があります。この値を変更して、別の結果を得ることができます。

プロセス・ログ: Grade Ladder Settingsセクション
この拡張機能により、等級ステップ昇格の結果を分析およびトラブルシューティングする能力を高めることができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
詳細は、Oracle Help Centerの報酬の実装ガイドの次の章を参照してください。
- 等級ステップ昇格の構成
- 等級ステップ昇格処理におけるトランザクション日と「適格」
- 等級ステップ昇格処理のグローバル設定
Oracleは、従来から現在の機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。
置換された機能は削除のパスに配置される可能性があります。次の機能は、新しい機能に移動する必要がある更新を示します。ベスト・プラクティスとして、完全サポートのためにただちに新しい機能に移動し、製品に提供される最新の更新内容を維持する必要があります。
削除されたすべての機能には「更新」があり、その機能は使用できなくなります。「更新」に示された機能が使用できなくなるため、必要な計画を行ってその機能を除外してください。
HCMクラシック簡易ユーザー・インタフェースの等級ラダー・レートの給与デフォルト・サポートの廃止
昇格等級ラダー・レートから給与を移入する機能は、今後の更新の「個人管理」→「雇用」ページから削除されます。現在は、個人のアサイメントの等級ラダー、等級またはステップを変更すると、この機能により給与レコードが更新されます。クラシック「雇用」ページには報酬または給与セクションが含まれていないため、この機能は給与レコードを更新するサービスに依存しています。「従業員の採用」や「派遣就業者の追加」など、他のクラシック・ページには報酬セクションが含まれているため、これらのページには影響しません。
このサービスのサポートがクラシック「雇用」ページから削除されると、関連するイベント・トリガーも削除されます。
今後、等級ラダー・レートから給与をデフォルト設定する場合は、レスポンシブHR処理を使用してください。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
詳細は、次のドキュメントを参照してください。
- Oracle Fusion Cloud HCMの既知の問題およびメンテナンス・パック(ドキュメントID 1554838.1)
- Oracle Help Centerから入手できる『ワークフォース報酬の実装』ガイドの「基本給の概要」の章にある「等級ラダーからレートを使用して給与額を移入する方法」トピック
- My Oracle Supportの等級ステップ昇格のトラブルシューティング(ドキュメントID 2753020.1)
「複合のインポート」にすべての「その他」列が表示されるようになりました。これまでこれらの値は、ロードおよび表に存在していても、タスク・ページには表示されませんでした。

複合のインポート
この機能により、報酬担当者が「複合のインポート」タスクで調査および確認できる内容が増えます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
「派遣」、「待ち状態」、「オファー」、「非就業者」といった個人アサイメント・タイプについても、株式付与のロードおよび管理が可能になりました。「株式付与」ページと、ADFdi、HDL、HSDLの3つのロード・タイプが変更されました。OTBIの「株式」サブジェクト領域も使用できます。これまでアプリケーションおよびロードでは、「従業員」タイプのみがサポートされていました。

株式付与
取締役、派遣就業者、オンボーディング候補者への付与割付けが可能になりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
Idea Labより提供されます: https://community.oracle.com/customerconnect/discussion/608271/grant-stock-to-contingent-workers
「送信」ボタンをクリックした後に警告メッセージが表示され、バッチ・パラメータを確認するかどうかを尋ねられるようになりました。

新規警告メッセージ
「いいえ」を選択するとプロセスが送信されます。プロセスを送信する前にパラメータを再度確認するには、「はい」を選択します。
この機能により、バッチ・プロセスを送信する前の最終チェックの機会が提供されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
エレメント・エントリ・スタイルの報酬項目に対して按分を行うかどうかを制御できるようになりました。これまでデフォルトで按分されたのは給与エレメント・エントリのみでした。按分を給与に対して有効または無効にしたり、按分を他のエレメント・エントリで有効にすることができます。ソース・タイプが「エレメント・エントリ」で報酬のタイプが「通貨」である報酬項目に、「按分の許可」ラジオ・ボタンが表示されるようになりました。給与ベースにリンクされているエレメント・エントリに対しては、常に「はい」を選択することをお薦めします。

報酬項目の編集
次のスクリーン・ショットは按分の発生を示しています。まず、給与履歴を表示します。次に、「自分の拠出金」(按分) と「会社拠出金」(按分なし) 列を使用して、この機能の効果を確認します。「自分の拠出金」を見ると、給与履歴の日付と金額に基づいて按分が発生したことがわかります。「会社拠出金」では、按分なしで発生したことがわかります。

按分の例
エレメント・エントリ・スタイルの報酬項目を使用する総合報酬文書の精度が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
Idea Labより提供されます: https://community.oracle.com/customerconnect/discussion/505980/proration-of-amount-allocated-through-individual-compensation-on-total-compens
この拡張機能の前に作成されたエレメント・エントリ項目の場合、報酬項目を編集するときに「按分の許可」ラジオ・ボタン・オプションが「はい/いいえ」として表示されます。
文書を生成する前に結果をレビューするには、「エレメント・エントリのテスト」ボタンを使用します。
報酬項目の「国別仕様データ・グループ」で検索可能リストを使用できるようになりました。これまでは、垂直方向にスクロールするリストでした。項目テスターの表示ボックスを拡張したことで、表が見やすくなりました。これまでは、項目テスターの表示ボックスで水平方向にスクロールする必要がありました。また、他のページと一致させるため、「値」列と「ユニット」列を入れ替えました。
左のスクリーン・ショットは「国別仕様データ・グループ」の新しい検索可能リストを示しており、右はこれまでの垂直スクロール型のリストを示している

左のスクリーン・ショットは新しい改善された項目テスターの表示ボックスを示しており、右はこれまでの外観を示している

この機能により、検索と選択の機能が向上するほか、項目テスターの結果の表示が改善されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
報酬のタイプに対して新しいヘルプ・メッセージが表示されます。項目が使用中でない場合にのみ、タイプを変更できます。
報酬のTransactional Business Intelligence Enterprise
Oracle Transactional Business Intelligenceは、Oracle Cloudアプリケーションのすべてのユーザーが、日常的な意思決定のための非定型レポートを作成し、分析するために使用できるリアルタイムのセルフサービス・レポート作成ソリューションです。 Oracle Transactional Business Intelligenceは、人事マネージャ、人事担当者、企業幹部およびライン・マネージャに、ワークフォース原価、要員配置、報酬、パフォーマンス管理、タレント管理、後任プランおよび従業員福利厚生を分析するための重要なワークフォース情報を提供します。
レポートや分析を最初から作成する必要はありません。「Customer Connect」のレポート共有センターで、すべての製品のサンプル・レポートのライブラリを確認してください。
「報酬 - 外部データ・リアルタイム」という新しいサブジェクト領域が追加され、サード・パーティやレガシー・アプリケーションからの報酬関連情報(年金、ロイヤリティ、割当セグメントなど)をレポートできるようになりました。ワークフォース報酬プランのワークシート列値や、総合報酬文書内の報酬項目のソースとして外部データを使用できます。
サブジェクト領域には外部データからの詳細(レコード・タイプ、開始日と終了日、ワークフォース報酬または総合報酬で使用される各種のトランザクション列値など)が含まれています。サブジェクト領域の標準メトリックには、外部データの数と外部データを持つ個人の数が含まれており、サブジェクト領域で使用可能な様々なディメンション別に集計できます。
名目割当および個人情報もこのサブジェクト領域を使用してレポートできます。
この機能により、外部またはレガシー・システムからの個人のデータを使用して報酬レポートを拡張できます。
有効化のステップ
新しいサブジェクト領域は、既存のレポートに追加して使用するか、新しいレポートで使用します。レポートの作成および編集の詳細は、分析およびレポートの作成および管理のドキュメント(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域→「Books」→「Administration」)を参照してください。
ヒントと考慮事項
新しいサブジェクト領域は、既存のレポートに追加して使用するか、新しいレポートで使用します。
Idea Labより提供されます: https://community.oracle.com/customerconnect/discussion/565820/ability-to-create-a-analysis-report-from-manage-external-data-tables
主なリソース
レポートの作成および編集の詳細は、『分析とレポートの作成および管理』ガイドを参照してください(「Oracle Help Center」→人事管理→HCM向け分析とレポートの管理から利用できます)。
ロールおよび権限
| 職務ロール(新規) | ジョブ・ロール |
|---|---|
|
|
給与サブジェクト領域に追加された新しい給与簡易コンポーネント・フォルダを利用して、標準コンポーネントを使用する新しい給与ベース・タイプについてレポートできるようになりました。
新しいフォルダは次のとおりです。
| サブジェクト領域 | フォルダ | サブフォルダ |
|---|---|---|
| 報酬 - 給与詳細リアルタイム |
給与簡易コンポーネント |
|
| 報酬 - 給与詳細リアルタイム |
「給与ベース - 完了」→「給与ベース簡易コンポーネント」 |
|
| 報酬 - 給与履歴詳細リアルタイム |
給与簡易コンポーネント |
|
| 報酬 - 給与履歴詳細リアルタイム |
「給与ベース - 完了」→「給与ベース簡易コンポーネント」 |
|

レポートの例
これらの新しいフォルダを利用して給与サブジェクト領域に関するレポートを強化し、新しい標準コンポーネント「給与ベース・タイプ」についてレポートできるようになります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
就業者に使用されているコンポーネントを表示するには、「給与コンポーネントの数 = 1」のフィルタを追加します。
この画像のように、必要に応じて条件付き書式を使用して「総合給与」と「年間金額」を強調表示することができます。また、白のフォントの条件付き書式を使用して年間給与の表示を抑制し、値が繰り返し表示されないようにすることもできます。
主なリソース
標準給与コンポーネントの詳細は、次の主要リソースを参照してください。
- Oracle Help Centerの報酬の実装ガイドの給与ベースの章
- My Oracle Supportの標準コンポーネントの給与ベースの概要ドキュメント(ドキュメントID 2717145.1)
- https://www.oracle.com/webfolder/technetwork/tutorials/tutorial/cloud/r13/wn/compensation/releases/22B/22B-compensation-wn.htm#F20031
報酬: ワークフォース報酬で個別報酬プランをフィルタから除外
次のサブジェクト領域を変更して、個別報酬プランを除外しました。
- 報酬 - ワークフォース報酬リアルタイム
- 報酬 - ワークフォース報酬予算リアルタイム
プラン列のプロンプトまたはプラン・フォルダに個別報酬プランが表示されなくなります。これまでは、個別報酬プランが表示されました。個別報酬スタイルのプランについてレポートする場合は、「個別報酬」サブジェクト領域を使用します。
この拡張機能により、ワークフォース報酬サブジェクト領域を使用するレポートに個別報酬プランを誤って含めてしまうことを防止できるため、レポート作成が改善されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
置き換えられた機能または削除された機能
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。機能が置き換えられた場合、古いバージョンがすぐに削除されることも、将来削除されることもあります。ベスト・プラクティスとして、新しいバージョンが使用可能になったらすぐに、置換後の新しいバージョンの機能を使用するようにしてください。
| 製品 | 削除される機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換時期 | 追加情報 |
|---|---|---|---|---|---|
| 報酬 | 「値の最終更新者」ワークシート列のデフォルト設定の削除 | 22B | なし | ||
| 報酬 |
HCMクラシック簡易ユーザー・インタフェースの等級ラダー・レートの給与デフォルト・サポートの廃止 | 22B | レスポンシブ・ページ | 使用するためには、クラシック・ページからレスポンシブ・ページに移行する必要があります。 | |
| 報酬 |
サポートされていない列からの動的列構成オプションの削除 | 22B | なし |
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既知の問題/メンテナンス・パック・スプレッドシート
Oracleは各更新における既知の問題に関するドキュメントを公開することにより、お客様が遭遇する可能性のある問題について啓発し、回避策があればそのドキュメントにおいてその回避策を提供します。
Oracleは、月次または法定パッチ適用により修正された不具合のメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開します。
これらのドキュメントを参照するには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)