本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
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2023年6月2日 | 初版作成。 |
アイデアをお寄せください
ご意見をお待ちしています。弊社のクラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボを通してなど、アイデアを送信する方法はいくつかあります。機能名の後にこのアイコンが表示される場合は、お客様のアイデアが実現されたことを意味します。
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本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
クラウド・アプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行する必要がある場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle Fusion Cloud SCM: Performing Your Quarterly Update (ドキュメントID 2337485.1)を参照してください。
Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を提供します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能概要」ページで、オファリングを選択してそれに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択であるすべての使用可能なオファリングをそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能をレビューし、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。そうでない場合は、機能を有効にするためのアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にするステップを完了します。
場合によっては、「新機能」作業領域に表示されていない機能をオプト・インする必要がある場合があります。オプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、オプトイン機能をクリックします。
- オプトイン・ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の機能の編集(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、機能を有効化するためのステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。
オプト・イン失効
オプト・インを経由してすぐ使用できない状態で提供された機能は、将来の更新で自動有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、Oracleから提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用するために処理が必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a) 新しいまたは展開されたBIサブジェクト領域は最初にレポートに組み込む必要があり、b) 新しいWebサービスを利用するには統合が必要になり、c) ユーザーが機能にアクセスできるようにするには、それらの機能をユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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供給要求の作成REST APIを使用して、検証に合格した供給要求明細を処理します。供給要求に複数の供給要求明細が含まれ、REST APIペイロードでAllowPartialRequestFlag属性をYに設定した場合、REST APIは検証に合格した明細を処理します。検証に合格しない明細は処理されず、エラーとしてマークされます。AllowPartialRequestFlagをNに設定し、供給要求のいずれかの明細が検証に合格しない場合、REST APIは、検証に合格する明細を含め、要求内のすべての明細を拒否します。AllowPartialRequestFlagのデフォルト値はNです。
この機能を使用して、供給要求に複数の供給要求明細が含まれる場合に検証に合格する供給要求明細を処理します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
- Oracle Help CenterのREST APIを使用したサプライ・チェーン・オーケストレーションの管理およびサプライ・チェーン・オーケストレーションの使用を参照してください。
アクセス要件
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
独自のジョブ・ロールを保守している場合、この機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。
「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用した供給文書の同期
「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用して、Oracle Supply Chain OrchestrationおよびOracle Procurementの間で供給文書を同期します。この機能は、技術的な失敗によりサプライ・チェーン・オーケストレーションで購買依頼または購買オーダーを記録できない場合に、外注加工フローで使用します。
サプライ・チェーン・オーケストレーションが最新の購買詳細を持ち、販売オーダーの供給を正確にオーケストレーションできるように、データを最新の状態に保ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24A
ヒントと考慮事項
購買依頼と購買オーダーを同期します:
- 「供給オーケストレーション」作業領域に移動し、「タスク」→「供給明細の管理」をクリックします。
- 「供給明細の管理」ページで、300100083428746などの「供給オーダー番号」列のリンクをクリックします。
- 「供給オーダー詳細」ページで、「処理」→「供給文書の同期」をクリックします。
サプライ・チェーン・オーケストレーションは、サプライ・チェーン・オーケストレーションと調達の間で購買依頼と購買オーダーのデータを同期します。
主なリソース
- Oracle Help Centerのサプライ・チェーン・オーケストレーションの使用およびサプライ・チェーン・オーケストレーションを参照してください。
アクセス要件
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
- 供給文書の同期(DOS_SYNC_SUPPLY_DOCS)
独自のグループ・コードを使用したバイヤー・プランニングでの購買要求の管理
独自のグループ・コードを使用して、「バイヤー・プランニング」作業領域で購買要求を管理します。「バイヤー」、「カテゴリ」、「品目」、「事業所」、「サプライヤ」および「なし」などの事前定義コードはすでに使用可能です。この新機能により、バイヤー・プランナは独自のグループ・コードを作成してから、これを使用して購買要求をグループに編成し、価格分岐、オーダー最小値などを利用できます。サプライ・チェーン・オーケストレーションによって各購買要求のグループ・コードがOracle Procurementに送信されます。調達において、「グループ・コード」属性の値に従ってこれらの購買要求が購買依頼にグループ化されます。
この機能を使用して購買要求をグループ化し、価格分岐、オーダー最小値およびその他の制約を利用します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
主なリソース
- Oracle Help Centerのサプライ・チェーン・オーケストレーションの使用およびサプライ・チェーン・オーケストレーションを参照してください。
アクセス要件
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
独自のジョブ・ロールを保守している場合、この機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。
サプライ・チェーン・オーケストレーションの在庫管理との統合の拡張
Oracle Supply Chain Orchestrationでは、更新23Bから、サービス・マッピングを作成してOracle Inventory Managementと統合できます。この機能により、その機能が拡張されます。サプライ・チェーン・オーケストレーションと在庫管理システムの間で属性をマップするときに、変更エンティティおよびその他の属性を含めることができます。マップできる新しい属性は次のとおりです:
- SourceOrganizationId
- SourceSubinventoryCode
- DestinationLocationId
- ItemRevision
- FreightCarrierId
- ModeOfTransportLookup
- ServiceLevelLookup
- ShipmentPriorityLookup
- FirmFlag
- RepriceFlag
- AllowItemSubstitutionFlag
サービス・マッピングを使用して、オーダー履行中にサプライ・チェーンで発生する変更の処理方法を調整します。サービス・マッピングを使用して、在庫、調達または製造と統合できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- これは、常にオプションである既存のオプトイン機能に対する拡張機能です。
- 在庫管理で適用される検証を、統合で満たすことができることを確認します。要求ペイロードには問題がなくても、在庫管理が要求を受け入れない可能性があります。
- 特に複数の要求明細を問い合せる場合は、統合アルゴリズムで参照するオブジェクトが存在することを確認してください。実行時に存在しないオブジェクトを参照すると、エラーが発生する可能性があります。
- エラーが発生した場合は修正し、「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用して要求を再送信します。
アクセス要件
次の事前定義済権限を使用して、この機能を設定します。
- Manage DOS Service Mappings
- Manage DOS Algorithms
- Administer Sandbox
- View Modified Data (ランタイム結果を表示できるようにするため)
通信の問題が発生した場合に、Oracle Supply Chain Orchestrationで過剰な供給が作成されないようにします。Oracle Order Managementによるサプライ・チェーン・オーケストレーションへの供給要求の送信を妨げる中断が発生する場合があります。中断が解決されずに、オーケストレーションが要求を受信しなかったり、長い遅延後に受信する場合があります。オーダー管理が特定の時間後にサプライ・チェーン・オーケストレーションから返信を受信しない場合、オーダー管理は作成、更新または取消要求を再送信することがあり、サプライ・チェーン・オーケストレーションで再送信要求の処理方法を解釈することが困難になります。
この機能を使用して、オーダー管理とサプライ・チェーン・オーケストレーションの間で通信の問題が発生した場合に、同じ需要に対してサプライ・チェーン・オーケストレーションで重複する供給要求が作成されないようにします。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
アクセス要件
この機能は、販売オーダーを作成および送信できるすべての権限で使用できます。
Oracle Supply Chain OrchestrationでOracle Order Managementの需要を満たす十分な供給を作成できない場合は、予約を手動で作成する必要がある場合があります。これらの予約は、「供給オーケストレーション」作業領域で表示できます:
- 販売オーダーのバック・トゥ・バック・フローで手動で作成した各予約の詳細を表示します。
- これらの予約の供給を作成する作業オーダー、購買要求および転送オーダーを表示します。
- 作業オーダー、購買要求または転送オーダーに移動するリンクをクリックします。
- 手動予約ごとに、供給明細の現在の状態およびトラッキング明細を表示します。
- 各供給明細とトラッキング明細のアイコンを表示して、手動予約でそれを使用しているかどうかを迅速に判断します。
- 「供給オーケストレーション」作業領域には、供給が要求数量を満たしていない場合にのみ手動予約が表示されます。
自動処理以外で販売オーダーに配賦されている供給を把握します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24A
ヒントと考慮事項
- サプライ・チェーン・オーケストレーションでは、オーダー管理から受け取る需要変更に対する手動予約は変更されません。必要な変更は、手動で行う必要があります。
- 他の要求でも作業オーダー、購買要求または転送オーダーが使用される可能性があるため、作業オーダー、購買要求または転送オーダーの数量は、予約の数量または供給明細やトラッキング明細の数量と異なる場合があります。
アクセス要件
この機能は、販売オーダーを作成および送信できるすべての権限で使用できます。
構成品目に対するサプライ・チェーン・オーケストレーションでの大規模なオーダー処理の使用
処理する販売オーダーが大量にある場合に、構成品目を履行する必要がある供給をオーケストレーションするには、サプライ・チェーン・オーケストレーションでの大規模なオーダー処理を使用します。
多くの構成品目がある販売オーダーの履行をオーケストレーションする必要がある場合、または構成品目が大規模かつ複雑で多くの子コンポーネントを含む場合に、パフォーマンスを向上させます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
アクセス要件
この機能は、構成品目がある販売オーダーを作成および送信できるすべての権限で使用できます。
需要プランナは、実績に対する予測のパフォーマンスをモニターすることが重要です。この更新では、出荷済オーダーの履歴に加えてオープン販売オーダーを分析できるため、バックログを含む実現需要を完全に把握できます。この機能を使用すると、出荷済およびオープン販売オーダーの両方を含む需要の全体像を把握できるため、全体的な予測精度が向上します。
「需要管理」作業領域で、事前定義済の「販売オーダー」メジャーを使用して、実績に対する予測のパフォーマンスをモニターできるようになりました。品目、組織、顧客、需要区分および時間ディメンションを使用して、このメジャーの集計情報を表示できます。
オープン販売オーダーの数量を表示するには、需要プランで使用されるメジャー・カタログに事前定義済の「販売オーダー」メジャーを含める必要があります。
- 事前定義済の「デフォルト需要管理カタログ」メジャー・カタログを使用している場合、事前定義済の「販売オーダー」メジャーはメジャー・カタログにすでに含まれています。
- 「デフォルト需要管理カタログ」メジャー・カタログを複製して作成したユーザー定義メジャー・カタログを使用している場合、事前定義済の「販売オーダー」メジャーは、削除していないかぎり、メジャー・カタログにすでに含まれています。
- 事前定義済の「販売オーダー」メジャーを含まないユーザー定義メジャー・カタログを使用している場合は、メジャーをメジャー・カタログに追加する必要があります。
事前定義済の「販売オーダー」メジャーの詳細:
- 予定出荷日の記帳済品目に必要な数量を反映します。
- 需要プランに選択したメジャー・カタログに含まれている場合は、需要プランに移入されます。
- 「現在のデータでリフレッシュ」オプションが選択されている場合、需要プランの実行中に移入されます。
- 「収集メジャー・データのリフレッシュ」プロセス(「メジャーのリフレッシュ・プロセスの編成」という名前のスケジュール済プロセス)を使用して移入することはできません。
- 次のいずれかから収集されたデータから移入されます。
- 「プランニング・データの収集」タスクを使用し、「供給プランニング・データ」タブで供給エンティティの「販売オーダー」を選択してFusionソースから。
- サプライ・チェーン・プランニング販売オーダーのファイルベース・データ・インポート・ファイル(ScpSalesOrderImportTemplate.xlsm)を介して、「ファイルからプランニング・データのロード」タスクを使用して外部ソースから。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
デフォルトでは、プランには、予定出荷日がプランの開始日より90日以上前のすべてのオープン販売オーダーのデータが含まれます。
- 日数は、MSC_SALES_ORDERS_SNAPSHOTプロファイル・オプションを使用して変更できます。
- たとえば、MSC_SALES_ORDERS_SNAPSHOT=30を設定した場合、プランには、プランの開始日より30日以上前の予定出荷日を持つすべてのオープン販売オーダーのデータが含まれます。
- 「販売オーダー」メジャーが需要プランのメジャー・カタログに含まれている場合でも、それを移入しないときは、MSC_SALES_ORDERS_SNAPSHOT=-1を設定することもできます。
- デフォルトの90日を上書きするには、次のステップに従い、これらのプロファイル関連の変更を行うために管理権限を持つユーザーとの作業が必要になる場合があります。
- 「設定および保守」作業領域で、「プロファイル・オプションの管理」タスクを検索して選択します。
- 次のようにプロファイル・オプションを作成します。
- プロファイル・オプション・コード: MSC_SALES_ORDERS_SNAPSHOT
- プロファイル表示名: MSC_SALES_ORDERS_SNAPSHOT
- アプリケーション: プランニング共通
- モジュール: プランニング共通
- 開始日: 現在日
- 残りのフィールドは空白のままにします。
- プロファイル・オプションを保存します。
- プロファイル・オプション・レベルの場合は、サイト・レベルの「使用可能」列および「更新可能」列の下のチェック・ボックスを選択します。
- プロファイル・オプションを保存します。
- 「需要管理」、「需要および供給プランニング」または「プラン入力」作業領域で、「プランニング・プロファイル・オプションの管理」タスクに移動します。
- 「プランニング・プロファイル・オプションの管理」ページで、MSC_SALES_ORDERS_SNAPSHOTプロファイル・オプション・コードを検索します。
- 次のようにプロファイル値を設定します。
- プロファイル・レベル: 「サイト」を選択します。
- プロファイル値: 需要プランに含める販売オーダー・データの選択に使用する日数を入力します。需要プランには、予定出荷日がプランの開始日より指定日数以上前のすべてのオープン販売オーダーのデータが含まれます。
- プロファイル・オプション値を保存します。
プロファイル・オプションの詳細は、プロファイル・オプション値の設定およびプロファイル・オプションの作成および編集というトピックを参照してください。
アクセス要件
この機能にアクセスするために必要な新しいセキュリティ権限はありません。現在プランを実行するためにアクセスできるユーザーは、自動的にこの機能を使用できます。
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- プランニング分析構成の編集(MSC_EDIT_PLANNING_ANALYTICS_CONFIGURATION_PRIV)
- プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)
- プランニング・グラフの管理 (MSC_MAINTAIN_PLANNING_GRAPHS_PRIV)
サービス部品およびアフターマーケット部品業界では、品目を一連の品目で置き換えられることを認識するために、代替関係を定義しています。この関係により、品目番号を相互参照することで、古い改訂を追跡できます。通常、品目は、有効日が廃止になると置き換えられます。
Oracle Demand Managementでは、品目交替関係が評価され、現在または将来の改訂品目の統計予測が生成されます。予測は、交替チェーン内または適用可能な複数の交替チェーン間の、関連する古い改訂品目の集計需要履歴を使用して生成されます。
交替関係は二者間である必要があり、将来の改訂品目の開始日は予測範囲内にある必要があることに注意してください。
有効化のステップ
ステップ1: 品目交替関係メジャー
- これらの事前定義済メジャーを、交替予測を実行するプランで使用されるユーザー定義メジャー・カタログに追加します。
- 最新品目改訂の名前
- 最新品目改訂の在庫ID
- 品目改訂開始日
- 品目改訂終了日
- 現行改訂
- 最新改訂
- ユーザー定義メジャー・カタログのかわりに、事前定義済のメジャー・カタログ「交替予測カタログ」をプランで使用することもできます。このカタログには、前述のメジャーのリストが含まれています。
ステップ2: 予測プロファイル
- これらの予測パラメータを予測プロファイルに追加し、それを必要なメジャーに設定して、交替関係を使用した予測を使用可能にします。
- SupersessionForecastLevelMeasure - 値リストからメジャー「最新の品目改訂の在庫ID」を選択します。
- LaunchDateMeasure - 値リストからメジャー「品目改訂開始日」を選択します。
- DiscontinueDateMeasure - 値リストからメジャー「品目改訂終了日」を選択します。
- ユーザー定義予測プロファイルのかわりに、事前定義済予測プロファイル「交替チェーンの予測出荷」、「交替チェーンの予測記帳」をプランで使用することもできます。これらは、前述のパラメータで定義されています。予測方法や予測パラメータなど、事前定義済予測プロファイルの定義は変更できません。
ステップ3: プラン定義
- 前述のパラメータで有効にした予測プロファイルを、交替予測を実行するプランに追加します。
ヒントと考慮事項
- パラメータSmoothIntermittentを予測プロファイルに追加し、それを0に設定すると、スパースおよびスパイク需要予測を生成できます。
- 「品目改訂開始日」メジャーと「品目改訂終了日」メジャーを使用して編集ロック式を定義し、有効日外の現行および最新改訂品目の需要予測をユーザーが調整できないようにすることができます。
- SupersessionForecastLevelMeasureパラメータで有効になっている予測プロファイルは、交替関係がある品目とない品目の予測を生成するように設計されています。ただし、パラメータSupersessionForecastLevelMeasure、LaunchDateMeasure、DiscontinueDateMeasureを使用して1つの予測プロファイルを定義し、分析セットを使用してプランに追加して、交替関係がある品目の予測を生成できます。SupersessionForecastLevelMeasureパラメータのない他の予測プロファイルを定義し、分析セットを使用してプランに追加して、交替関係がない品目の予測を生成できます。予測プロファイルに対して選択した分析セットの定義が重複していないことを確認してください。このようにして、品目の需要パターンに合せた、様々な予測表、予測方法、分解グループおよび予測パラメータで定義された複数の予測プロファイルを使用して、同じプラン内の交替関係がある品目とない品目に対して最適な予測を生成できます。
主なリソース
- Oracle Cloud Application Update Readinessで提供されているForecast Using Supersession Relationships (更新23C)のレディネス・トレーニングを参照してください
アクセス要件
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- プランニング分析構成の編集(MSC_EDIT_PLANNING_ANALYTICS_CONFIGURATION_PRIV)
- 予測プロファイルの編集(MSC_EDIT_FORECASTING_PROFILES_PRIV)
- プランの編集(MSC_EDIT_PLANS_PRIV)
- プラン・オプションの編集(MSC_EDIT_PLAN_OPTIONS_PRIV)
- プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)
- プランニング・グラフの管理 (MSC_MAINTAIN_PLANNING_GRAPHS_PRIV)
Oracle Demand Managementでは、機械学習アルゴリズムの組合せを使用して予測が生成されます。以前は予測モデルのサブセットで使用できていた相互検証学習機能は、予測モデルの評価とスコアリングの確固たる代替手段として使用できます。
相互検証学習では、履歴需要のサンプル外サブセットをテストして予測を生成してから、結果の各予測を履歴需要の残りの部分と比較します。この更新では、次の追加の予測モデルに対してこの機能を適用できます。
- 自動回帰外部入力
- 自動回帰統合済外部
- 原因Winters
- 双対群乗法
- Holt指数平滑法
非断続的需要の予測に適したすべての予測モデルに相互検証学習を適用できるようになりました。
相互検証学習でサポートされている追加の予測モデル
有効化のステップ
- 「サプライ・チェーン・プランニング」→「需要管理」→「タスク: 予測プロファイルの管理」に移動します
- 関連する予測プロファイルを選択します(ユーザー定義のプロファイルを選択すること。事前定義済プロファイルは編集不可)
- 「処理」→「編集」を選択します
- 「予測パラメータ」タブに移動します
- 「処理」→「追加」を選択します
- OutOfSampleTestSetsパラメータを検索して、それを予測プロファイルに追加します
- OutOfSampleTestSetsパラメータの値を10に変更します
- 「予測方法」タブに移動します:
- 相互検証学習で使用される追加の適切な予測モデルを選択します。
- 変更を保存します
- 予測プロファイルを使用してプランを実行します
ヒントと考慮事項
- OutOfSampleTestSetsパラメータを有効にする際には、値10を使用することをお薦めします。この値は、履歴需要データ全体が10個のテスト・セットに分割されることを意味します。
- 通常、エンジン・パラメータのデフォルト値に他の変更は必要ありません。
- どの予測レベルにおいても、1つの予測方法のみが成功した場合、その方法の予測がそのまま最終予測になり、相互検証は影響しません。ほとんどの品目でこのようになる場合は、より多くの予測方法が予測に成功するように、適切な構成変更を検討してください。
- 断続的方法は相互検証ではサポートされていませんが、断続的履歴には通常どおり使用されます。
- 相互検証でサポートされていない他の予測方法は、有効にしても無視されます。
主なリソース
- Oracle Cloud Application Update Readinessで提供されているImprove Model Selection using Cross-Validation Learning (更新20A)のレディネス・トレーニングを参照してください
アクセス要件
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 予測プロファイルの編集(MSC_EDIT_FORECASTING_PROFILES_PRIV)
- プランの編集(MSC_EDIT_PLANS_PRIV)
- プラン・オプションの編集(MSC_EDIT_PLAN_OPTIONS_PRIV)
プランナの数が多い企業では、プランの実行などの一部の処理をユーザーのサブセットに制限することが有効です。この更新では、プランのプラン・オプションで、非公開プランを作成し、プランナをプランに割り当てて、プランに割り当てる各プランナのアクセスのタイプを指定できます。「フル・アクセス」および「制限付きアクセス」のアクセス・タイプが現在使用可能です。
「制限付きアクセス」タイプが割り当てられたプランナは、次のことができません:
- プランの実行
- プラン・オプションの編集
- プランをデータベースに保存
- プランの削除
「制限付きアクセス」タイプが割り当てられたプランナは、次のことができます:
- プラン・データの変更
- プラン・データへの変更を保存
- 計画オーダーのリリース
- プラン変更のシミュレーションなどの目的でプランをコピー
「ユーザー」アクセス・メニュー・ダイアログ
「プラン・オプション」ページでは、非公開ユーザーの拡張選択を使用して、プランへのフル・アクセスまたは制限付きアクセスを構成できます。たとえば、前のイメージでは、「ユーザー」アクセス・メニューで、APS_ALLユーザーにプランに対する制限付きアクセス権が付与されました。
制限付きアクセス・ユーザーの「処理」メニュー・オプション
前のイメージに示すように、制限付きアクセス・ユーザーの「処理」メニューのオプションが制限されています。「実行」、「プランをデータベースに保存」および「削除」処理が使用不可です。また、「プラン・オプション」ページへの変更も許可されません。たとえば、制限付きアクセス・ユーザーは、ユーザー・アクセスの割当や、スコープ、プランニング属性または拡張オプションの変更ができません。ただし、制限付きアクセス・ユーザーは、すべてのプラン・オプションの設定をレビューできます。「プラン・オプション」UIの「保存」ボタンは、制限付きアクセス・ユーザーに対して使用不可になります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
アクセス要件
この機能にアクセスするために新しい権限は必要ありません。
最も低い在庫原価で顧客のサービス・ターゲットを満たすために、サプライ・チェーンの各ノードで最適な在庫レベルを維持します。自動プロセスを使用して、在庫ポリシー・パラメータを保守して顧客サービス・レベルを改善します。これらの自動プロセスは、必要に応じて補充の経済的オーダー数量を計算することにより、動的に手持在庫を更新して、原価を削減します。
「補充プランニング」という機能をオプト・インすると、この項で説明する機能を使用できます。
サービス部品およびアフターマーケット部品業界では、品目を一連の品目で置き換えられることを認識するために、代替関係を定義しています。この関係により、品目番号を相互参照することで、古い改訂を追跡できます。通常、品目は、有効日が廃止になると置き換えられます。
Oracle Demand Managementでは、品目交替関係が評価され、現在または将来の改訂品目の統計予測が生成されます。予測は、交替チェーン内または適用可能な複数の交替チェーン間の、関連する古い改訂品目の集計需要履歴を使用して生成されます。
交替関係は二者間である必要があり、将来の改訂品目の開始日は予測範囲内にある必要があることに注意してください。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
「交代関係を使用した予測」機能を使用する場合は、その親機能である「補充プランニング」をオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
ステップ1: 品目交替関係メジャー
- これらの事前定義済メジャーを、交替予測を実行するプランで使用されるユーザー定義メジャー・カタログに追加します。
- 最新品目改訂の名前
- 最新品目改訂の在庫ID
- 品目改訂開始日
- 品目改訂終了日
- 現行改訂
- 最新改訂
ステップ2: 予測プロファイル
- これらの予測パラメータを予測プロファイルに追加し、それを必要なメジャーに設定して、交替関係を使用した予測を使用可能にします。
- SupersessionForecastLevelMeasure - 値リストからメジャー「最新の品目改訂の在庫ID」を選択します。
- LaunchDateMeasure - 値リストからメジャー「品目改訂開始日」を選択します。
- DiscontinueDateMeasure - 値リストからメジャー「品目改訂終了日」を選択します。
- ユーザー定義予測プロファイルのかわりに、事前定義済予測プロファイル「交替チェーンの予測出荷」をプランで使用することもできます。これらは、前述のパラメータで定義されています。予測方法や予測パラメータなど、事前定義済予測プロファイルの定義は変更できません。
ステップ3: プラン定義
- 前述のパラメータで有効にした予測プロファイルを、交替予測を実行するプランに追加します。
ヒントと考慮事項
- パラメータSmoothIntermittentを予測プロファイルに追加し、それを0に設定すると、スパースおよびスパイク需要予測を生成できます。
- 「品目改訂開始日」メジャーと「品目改訂終了日」メジャーを使用して編集ロック式を定義し、有効日外の現行および最新改訂品目の需要予測をユーザーが調整できないようにすることができます。
- SupersessionForecastLevelMeasureパラメータで有効になっている予測プロファイルは、交替関係がある品目とない品目の予測を生成するように設計されています。ただし、パラメータSupersessionForecastLevelMeasure、LaunchDateMeasure、DiscontinueDateMeasureを使用して1つの予測プロファイルを定義し、分析セットを使用してプランに追加して、交替関係がある品目の予測を生成できます。SupersessionForecastLevelMeasureパラメータのない他の予測プロファイルを定義し、分析セットを使用してプランに追加して、交替関係がない品目の予測を生成できます。予測プロファイルに対して選択した分析セットの定義が重複していないことを確認してください。このようにして、品目の需要パターンに合せた、様々な予測表、予測方法、分解グループおよび予測パラメータで定義された複数の予測プロファイルを使用して、同じプラン内の交替関係がある品目とない品目に対して最適な予測を生成できます。
主なリソース
- Oracle Cloud Application Update Readinessで提供されているForecast Using Supersession Relationships (更新23C)のレディネス・トレーニングを参照してください
アクセス要件
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- プランニング分析構成の編集(MSC_EDIT_PLANNING_ANALYTICS_CONFIGURATION_PRIV)
- 予測プロファイルの編集(MSC_EDIT_FORECASTING_PROFILES_PRIV)
- プランの編集(MSC_EDIT_PLANS_PRIV)
- プラン・オプションの編集(MSC_EDIT_PLAN_OPTIONS_PRIV)
- プランニング表の保守(MSC_MAINTAIN_PLANNING_TABLES_PRIV)
- プランニング・グラフの管理 (MSC_MAINTAIN_PLANNING_GRAPHS_PRIV)
プランナの数が多い企業では、プランの実行などの一部の処理をユーザーのサブセットに制限することが有効です。この更新では、プランのプラン・オプションで、非公開プランを作成し、プランナをプランに割り当てて、プランに割り当てる各プランナのアクセスのタイプを指定できます。「フル・アクセス」および「制限付きアクセス」のアクセス・タイプが現在使用可能です。
「制限付きアクセス」タイプが割り当てられたプランナは、次のことができません:
- プランの実行
- プラン・オプションの編集
- プランをデータベースに保存
- プランの削除
「制限付きアクセス」タイプが割り当てられたプランナは、次のことができます:
- プラン・データの変更
- プラン・データへの変更を保存
- 計画オーダーのリリース
- プラン変更のシミュレーションなどの目的でプランをコピー
「ユーザー」アクセス・メニュー・ダイアログ
「プラン・オプション」ページでは、非公開ユーザーの拡張選択を使用して、プランへのフル・アクセスまたは制限付きアクセスを構成できます。たとえば、前のイメージでは、「ユーザー」アクセス・メニューで、APS_ALLユーザーにプランに対する制限付きアクセス権が付与されました。
制限付きアクセス・ユーザーの「処理」メニュー・オプション
前のイメージに示すように、制限付きアクセス・ユーザーの「処理」メニューのオプションが制限されています。「実行」、「プランをデータベースに保存」および「削除」処理が使用不可です。また、「プラン・オプション」ページへの変更も許可されません。たとえば、制限付きアクセス・ユーザーは、ユーザー・アクセスの割当や、スコープ、プランニング属性または拡張オプションの変更ができません。ただし、制限付きアクセス・ユーザーは、すべてのプラン・オプションの設定をレビューできます。「プラン・オプション」UIの「保存」ボタンは、制限付きアクセス・ユーザーに対して使用不可になります。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
「特定のプランに対するアクセスの制限」機能を使用する場合は、その親機能である「補充プランニング」をオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
アクセス要件
この機能にアクセスするために新しい権限は必要ありません。
一部の業界では、高精度の様々な単位(UOM)換算レートを維持する必要があります。現在、プロファイル・オプションMSC_QUANTITY_DECIMAL_PRECISIONは、様々なプランニング・プロセスに必要な精度レベルを指定するために使用されており、プランニング計算に適用されています。この更新では、指定された精度が様々な表示ページにも適用されます。
例: 前のイメージは、小数点5桁の値を持つMSC_QUANTITY_DECIMAL_PRECISIONプロファイル・パラメータを示しています。次のイメージは、プロファイル値で指定された小数精度で表示される「プラン入力」ページの単位メジャーを示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
「単位換算における小数点精度の尊重」機能を使用する場合は、その親機能である「補充プランニング」をオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません
ファイルベース・データ・インポート(FBDI)テンプレートの変更点
この更新で、サプライ・チェーン・プランニングFBDIテンプレートが変更されました。各変更の詳細は、次のFBDIテンプレートの指示タブを参照してください。
- ERP統合サービス・パラメータ(ScpErpIntegrationServiceParamsImportTemplate.xlsm)
最新のテンプレートは、Oracle Help CenterにあるOracle Fusion Cloud SCM: SCM用ファイルベース・データ・インポート(FBDI)のサプライ・チェーン・プランニングの項から入手できます。