更新24C
改訂履歴
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2024年6月7日 | 初版作成。 |
概要
アイデアをお寄せください
ご意見をお待ちしています。弊社のクラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボを通してなど、アイデアを送信する方法はいくつかあります。機能名の後にこのアイコンが表示される場合は、お客様のアイデアが実現されたことを意味します。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
更新前および更新後のタスク
クラウド・アプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行する必要がある場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle Fusion Cloud SCM: Performing Your Quarterly Update (ドキュメントID 2337485.1)を参照してください。
任意の新機能の導入(オプトイン)
Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を提供します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能概要」ページで、オファリングを選択してそれに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択であるすべての使用可能なオファリングをそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能をレビューし、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。そうでない場合は、機能を有効にするためのアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にするステップを完了します。
場合によっては、「新機能」作業領域に表示されていない機能をオプト・インする必要がある場合があります。オプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、オプトイン機能をクリックします。
- オプトイン・ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の機能の編集(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、機能を有効化するためのステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。
オプト・イン失効
オプト・インを経由してすぐ使用できない状態で提供された機能は、将来の更新で自動有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。
機能のサマリー
列の定義:
使用可能な状態で提供される機能
レポート = 新規または変更済の、Oracleから提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小限になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用するために処理が必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a) 新しいまたは展開されたBIサブジェクト領域は最初にレポートに組み込む必要があり、b) 新しいWebサービスを利用するには統合が必要になり、c) ユーザーが機能にアクセスできるようにするには、それらの機能をユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入れテストでは、大規模なUIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当ててください。 |
エンド・ユーザーが使用する前に処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
|||||
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
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販売オーダー履行明細からOracle Order Managementにインタフェースされた転送オーダーに関する供給情報の導出 |
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サプライ・チェーン・オーケストレーション
サプライ・チェーン・オーケストレーション
Redwoodエクスペリエンス
これらの機能は、Oracleの次世代ユーザー・エクスペリエンスであるRedwoodで構築されました。Redwoodは、デバイス全体で最先端のコンシューマ・グレードのユーザー・エクスペリエンスを、Oracleが実現する高度なエンタープライズ・シナリオにもたらします。
再設計されたページを使用した供給要求明細の表示
再設計されたページを使用して、供給要求明細に関する詳細を表示します。各供給要求明細を履行している購買オーダー、作業オーダーまたは転送オーダーの詳細など、供給に関する詳細を取得します。オーケストレーション・プランを調べて、オーケストレーション・プロセスが実行しているタスクの現在の状態を取得します。各明細でサービス・マッピングが変更している属性を表示します。明細で処理を実行して、供給中断を解決します。
デスクトップ、タブレットまたはモバイル・デバイスを使用して、供給要求明細の供給中断を取り除く処理を実行します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
演習:
- 「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域に移動し、供給要求を検索します。
- 検索結果で、供給要求をクリックし、「その他の処理」 > 「供給要求詳細の表示」をクリックします。
- 「供給要求」ページで、供給要求明細をクリックし、「その他の処理」 > 「供給要求明細詳細の表示」をクリックします。
- 「供給要求明細」ページで詳細を表示します。
ページの様々なセクションを使用して、供給要求明細について必要な詳細を取得します。
使用するセクション | 取得する詳細 |
---|---|
明細詳細 | 要求数量、予想数量、要求日、予想日などの明細。 |
供給詳細 | 購買依頼、購買オーダー、転送オーダー、作業オーダーなどの供給文書。 供給文書にドリルダウンして詳細を表示します。 |
オーケストレーション・プラン | オーケストレーション・プラン。プラン内の各タスクの現在のステータスを取得します。 |
サービス・マッピング詳細 | サービス・マッピングが供給要求明細で変更する属性値を表示します。 |
供給要求明細に対して次の処理を実行します:
- 供給中断を解決した後、明細を再送信します。
- 供給が例外の場合、「元のソースから供給を再作成」処理または最適な代替ソースから供給を再作成処理を使用します。
- 明細を取り消します。
たとえば、次のようになります:
詳細
詳細
このページを使用するために機能をオプト・インする必要はありません。
「供給要求明細」ページでは、ビジネス・ルールおよびガイド付きジャーニを使用できます。
主なリソース
アクセス要件
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
独自のジョブ・ロールを保守している場合、この機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。
需要管理
SCM共通コンポーネント
Redwoodページのガイド付きジャーニの作成
ガイド付きジャーニは、ユーザーがビジネス・プロセスを促進してタスクを完了するのに役立ちます。管理者は、ガイド付きジャーニを作成して、チュートリアル、会社ポリシーおよびベスト・プラクティスをページまたはセクション・レベルで埋め込むことができます。たとえば、従業員が販売オーダーを発行できるようにガイド付きジャーニを作成できます。
ノート: この更新では、ガイド付きジャーニはまだすべてのRedwoodページでサポートされていません。
販売オーダーを発行する従業員のユースケース・シナリオを見てみましょう。たとえば、販売オーダーを作成または改訂する前に従業員が行うタスクのチェックリストを提供するガイド付きジャーニを作成できます。テキストは、特定のユース・ケースおよび会社のニーズにあわせて入力できます。次の例では、開いたパネルに完了するチェックリストがあります。追加のガイダンスのために外部のWebサイトまたはビデオにリンクすることもできます。
管理者指定のヘルプ・テキストのガイド付きジャーニの例
次の例では、ガイド付きジャーニ・タスクをページおよびセクション・レベルで確認できます。ページ・レベルのガイド付きジャーニ・タスクは、「販売オーダーの作成」ガイド付きジャーニ・ヘッダーの下にトレイン・ストップとして表示され、ジャーニ内の2つのタスクに対応する2つのドットが表示されます。セクション・レベルのガイド付きジャーニ・タスクは、ページの左側にあるフィールドの最初の行の下にあります。
ページ・レベルおよびセクション・レベルでのガイド付きジャーニ・タスクの例
ガイド付きジャーニの作成
概要レベルでは、ガイド付きジャーニの作成は2ステップのプロセスです:
- ガイド付きジャーニ・テンプレートを作成します。
- VB Studioモードをエクスプレス・モードで使用して、ガイド付きジャーニ・タスクをページ・レベルまたはセクション・レベルで関連付けます。
ガイド付きジャーニ・テンプレートの作成
- 「自分のクライアント・グループ」 > 「表示を増やす」 > 「雇用」セクション > 「チェックリスト・テンプレート」にナビゲートします。
- 「作成」をクリックして、すべての必須フィールドに入力します。いくつかのフィールドについて、次の重要なヒントに注意してください:
フィールド ヒント チェックリスト・コード フィールドをクリックすると、入力した名前に基づいてジャーニ・コードが自動移入されます。コードは必要に応じて変更できますが、ジャーニ間で一意である必要があります。このコードは、後でVB Studioをエクスプレス・モードで使用してガイド付きジャーニをページに関連付けるために使用します。後で使用するためにチェックリスト・コードを書き留めます。
カテゴリ ガイド付きジャーニを選択します。現在サポートされているのは、ガイド付きジャーニのみです。
- 「一般」タブをクリックし、ガイド付きジャーニの説明を入力します。「下書き」が「ステータス」フィールドに表示されます。
- 「タスク」タブをクリックし、「作成」をクリックして、タスクをガイド付きジャーニに追加します。
- (オプション)「メッセージ」タブをクリックし、ガイド付きジャーニにタイトルを追加します。
- (オプション)「セキュリティ」タブをクリックして、データ・セキュリティを有効にするか、ロールに基づいてアクセスを制限します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
- 「一般」タブで、ステータスを「下書き」から「アクティブ」に変更して、テンプレートをアクティブ化します。ジャーニを使用する準備ができました。
ページの関連付け
Oracle Visual Builder Studio (VB Studio)を使用して特定のページを拡張できるかどうかを確認するには、そのページに移動して「設定およびアクション」メニューを開きます。「Visual Builder Studioでページを編集」タスクを探します。
「設定およびアクション」メニュー
「Visual Builder Studioでページを編集」タスクが表示されない場合、VB Studioでページを編集するために必要な権限が割り当てられていないか、現在VB Studioでページを編集できないため、VB Studioを使用してページを編集することはできません。
VB Studioでページを開くと、エクスプレス・モードでのみページを拡張できます。「Advanced」モードはサポートされていません。エクスプレス・モードはVB Studioヘッダー・リージョンに表示されます。
エクスプレス・モードを表示しているVB Studioのヘッダー・リージョン
VB Studioのエクスプレス・モードでガイド付きジャーニをページに関連付けるには:
- ガイド付きジャーニに関連付けるページにナビゲートします。
- 「設定およびアクション」メニューで、「Visual Builder Studioでページを編集」タスクを選択します。
- 「ページ・プロパティ」セクション(以前の「定数」タブ)に移動します。ページが完全にロードされるのを待ってから、次のステップに進みます。
- 変更するジャーニ・コード・プロパティを検索し、ガイド付きジャーニからVB Studioのプロパティ・フィールドにページ・レベルまたはセクション・レベルのコードを入力します。
VB Studioのプロパティ名
ガイド付きジャーニ・テンプレートのフィールド名
摘要
journeyCode
チェックリスト・コード
ページ・レベルのジャーニ・コード・フィールド。
sectionNameJourneyCode
コード セクション・レベルのジャーニ・コード・フィールド。sectionNameはセクションのキャメル・ケース名です。
VB Studioのページ・レベル(左)およびセクション・レベル(右)のジャーニ・コード・フィールド
- 公開する前に、「プレビュー」をクリックしてガイド付きジャーニを表示します。
- 変更が終了したら、「公開」をクリックします。
作業例については、Visual Builder Studioを使用したHCMおよびSCM用のRedwoodアプリケーションの拡張ガイドのページ・プロパティを使用したガイド付きジャーニ構成の項を参照してください。
有効化のステップ
Visual Builder Studioを活用して、アプリケーションを公開します。Visual Builderを使用したアプリケーションの拡張の詳細は、Oracle Help Center→関心のあるアプリケーション・サービス領域→「Books」→「Configuration and Extension」を参照してください。
前提条件
VB Studioの使用を開始するには、事前にシステム管理者がいくつかの初期設定を完了している必要があります。手順については、Oracle Cloudアプリケーションを拡張するためのVB Studioの設定を参照してください。
サイト・レベルでORA_PER_JOURNEYS_ENABLEDおよびORA_PER_GUIDED_JOURNEYS_ENABLEDプロファイル・オプションが「Y」に設定されていることを確認するには、「設定および保守」作業領域で「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用します。これらのプロファイル・オプションにより、ジャーニが有効になります。
ヒントと考慮事項
次のことが可能です:
- ページ・レベルまたはセクション・レベルでガイド付きジャーニを作成します。
- VB Studioのエクスプレス・モードでのみ、ガイド付きジャーニを関連付けます。拡張モードのVB Studioは、ジャーニではサポートされていません。
- Oracle Fusion Cloud SCMおよびOracle Fusion Cloud Procurementのガイド付きジャーニのみを作成します。コンテキストやサーベイなど、その他のタイプのジャーニはサポートされていません。
- 「設定および保守」作業領域の「管理者プロファイル値の管理」タスクを使用して、使用可能なプロファイル・オプションのリストを表示します。
- 「設定および保守」作業領域のチェックリスト参照タスクを使用して、使用可能な参照のリストを表示します。
主なリソース
- 次のリソースをチェックして、インスタンスおよびワークスペースを作成するための前提条件およびステップを確認します:
- Oracle Visual Builder Studioの設定 – VB Studioインスタンスの作成方法について学習します。
- Oracle Visual Builder Studioのスタート・ガイド – VB Studioでワークスペースを作成する方法と、ガイド付きジャーニを有効にするための前提条件について学習します。
- Visual Builder Studioのエクスプレス・モードでのOracle Cloud Applicationsの拡張およびVisual Builder Studioを使用したHCMおよびSCM用のRedwoodアプリケーションの拡張 – VB Studioをエクスプレス・モードで使用してガイド付きジャーニでページを拡張する方法を学習します。
- ジャーニの実装および使用 - ジャーニを作成および使用する方法を学習します。このガイドはOracle Fusion Cloud HCM用に作成されていますが、コンセプトはOracle Fusion Cloud SCMにも適用されます。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- ジャーニの管理(ORA_PER_MANAGE_JOURNEY_TEMPLATE)
- 管理者のサンドボックス(FND_ADMINISTER_SANDBOX_PRIV)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
需要管理
外部機械学習モデルを使用した予測 
この更新により、データ・サイエンティストは、機械学習アルゴリズムを使用して独自の環境に正確な予測を提供する予測モデルを作成できるようになりました。これらの予測モデルは、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)データ・サイエンス・プラットフォームにデプロイできます。
「予測プロファイルの管理」ページで「外部」という新しい機械学習タイプを使用して、予測プロファイルを作成できます。この予測プロファイルを使用する需要プランを実行すると、OCIデータ・サイエンス・プラットフォームにデプロイされた予測モデルへのRESTコールを使用して、プラン・データがスコアリングされます。その後、結果の予測を分析し、最終予測に組み込むことができます。
予測を分析するために、デプロイされた機械学習モデルの複雑さを理解する必要はありません。企業は、OCIデータ・サイエンス・プラットフォームで利用可能なExtreme Gradient Boosting (XGBoost)や回帰型ニューラル・ネットワーク(RNN)など、最新の機械学習テクノロジを活用できます。
プランでは、外部機械学習に基づく予測プロファイルと、ベイジアン機械学習に基づく予測プロファイルを使用できます。
有効化のステップ
- 「需要管理」または「需要および供給プランニング」作業領域で、予測プロファイルを作成します。
「予測プロファイルの管理」ページで、機械学習タイプとして「外部」を選択します。
「予測プロファイルの管理」ページ
- 「予測方法」タブでは、「ユーザー定義の予測モデル」という名前の汎用予測方法がデフォルトで選択されており、無効にできません。この予測方法が参照するのは、OCIデータ・サイエンス・プラットフォームでトレーニングおよびデプロイし、ModelURL予測パラメータを指定する予測モデルです。
- 「機能グループ」タブで、OCIデータ・サイエンス・プラットフォームで予測モデルのトレーニングに使用した機能を追加します。メジャーまたは製品ディメンション・レベルと品目属性のいずれかから機能グループを作成できます。
機能タイプは「量的」および「カテゴリ別」です。測定可能で時間の経過とともに変化する可能性がある数値、通貨値およびパーセント(価格や割引率など)には、「量的」を選択します。色、サイズ、最大重量、イベント・タイプなどの説明的な定性値、および予測モデルでワン・ホット・エンコーディングを使用する機能には、「カテゴリ別」を選択します。
「予測プロファイルの管理」ページの「機能グループ」タブ
- 「予測パラメータ」タブで、モデル接続詳細を指定します。需要管理では、REST APIを介して予測を要求するために、予測モデルおよびOCIデータ・サイエンス・プラットフォームの資格証明が必要です。「値」列で、予測パラメータのセルを右クリックし、コンテキスト・メニューの「編集」をクリックして、「予測パラメータの編集」ダイアログ・ボックスを開き、詳細を入力できます。
「予測プロファイルの管理」ページの「予測パラメータ」タブ
「予測パラメータの編集」ダイアログ・ボックス
OCIPassphraseを除くすべての予測パラメータは、OCIデータ・サイエンス・プラットフォームとのREST統合に必要です。
- 「セレクタ・ツール – 分析セットの作成」ダイアログ・ボックスで、外部機械学習を使用する予測プロファイルのスコープを定義する分析セットを作成します。
- メンバーを保存するには、「リスト」オプションをクリックします。
- 「顧客」、「需要区分」、「組織」および「製品」ディメンションのレベルを使用して、メンバー・フィルタを定義します。
- プランの「プラン・オプション」ページの「需要」タブで、外部機械学習に基づく予測プロファイルを追加します。
予測プロファイル用に作成した分析セットを選択する必要があります。
「プラン・オプション」ページの「需要」タブ
ヒントと考慮事項
-
外部機械学習に基づく予測プロファイルは、「需要管理」および「需要および供給プランニング」作業領域の需要プランおよび需要および供給プランでのみ使用できます。
-
外部機械学習に基づく予測プロファイルを使用して、OCIデータ・サイエンス・プラットフォームでユーザー定義の予測モデルを1つのみサポートできます。
-
プランの予測タイム・レベルを、OCIデータ・サイエンス・プラットフォームにデプロイされている予測モデルの時間集計にあわせる必要があります。たとえば、グレゴリオ月の時間集計に集計された出荷データおよび機能を使用して予測モデルをトレーニングした場合は、プランの予測タイム・レベルをグレゴリオ月に設定します。
-
予測プロファイルの予測表の時間集計以外のレベルを、OCIデータ・サイエンス・プラットフォームの予測モデルの時間集計以外のレベルとあわせる必要があります。たとえば、「品目」および「顧客サイト」レベルで予測モデルを作成してトレーニングした場合は、「品目」および「顧客サイト」レベルで予測表を定義します。
-
予測パラメータを表示および編集できるのは、外部機械学習に基づく予測プロファイルの所有者のみです。
-
予測プロファイルが作成および保存された後、予測プロファイルの所有者がOCIPrivateKey予測パラメータに対して提供する値は、「予測パラメータ」タブに表示されません。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 予測プロファイルの編集(MSC_EDIT_FORECASTING_PROFILES_PRIV)
- プラン・オプションの編集(MSC_EDIT_PLAN_OPTIONS_PRIV)
- プランの編集(MSC_EDIT_PLANS_PRIV)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
自動化されたハイパーパラメータ・チューニングに関するプランニング・アドバイザ通知の受信
この更新の前は、自動ハイパーパラメータ・チューニングを使用して、需要プランの予測精度を向上するために、様々な予測パラメータに最適な値を見つけることができました。この更新では、サンプリングされたデータの計算済予測精度(平均絶対誤差率(MAPE))に対する改善など、調整済予測設定の可用性についてプランニング・アドバイザから通知を受けるように選択できます。プランニング・アドバイザから、構成可能なページ・レイアウトにリンクできます。
プランニング・アドバイザでは、「ハイパーパラメータ・チューニングの要約」と呼ばれる推奨タイプが導入され、プラン実行中にハイパーパラメータ・チューニングによって1つ以上のノードの予測が改善されたときにユーザーに通知されます。
ハイパーパラメータ・チューニングの詳細が縮小された状態のプランニング・アドバイザ
プランニング・アドバイザには、チューニングが実行されたノードの数および結果として改善されたノードの数について要約情報が表示されます。
ハイパーパラメータ・チューニングの詳細が展開された状態のプランニング・アドバイザ
次に、一部の詳細について説明します:
- 2024年5月16日から2024年5月16日までのハイパーパラメータ・チューニングの累積結果があります。
- 最初の日付は、ハイパーパラメータ・チューニングを使用した予測プロファイルの最初の実行日を示します。2番目の日付は、ハイパーパラメータ・チューニングを使用した予測プロファイルの最終実行日を示します。この例では、同じ日に実行がありました。
- 9個のノードが評価されました。
- この数は、実行で評価されたノードを表します。
- 予測精度の向上が3個のノード(評価されたノードの33.33%)で識別されました。
- 3: この数は、予測パラメータが正常にチューニングされたノードを表します。
- 33.33: この数は、予測パラメータが正常にチューニングされた評価済ノードの割合を表します。
- 調整済ノードのMAPE改善は1.5% (予測レベルの加重平均)でした。平均絶対誤差の削減は1780.89ユニットでした。
- 1.5: この数は、MAPEに対する改善をパーセント値(加重平均)で表します。
この値の計算は次のとおりです:
SUM((<出力メジャー名>調整済基準MAPE – <出力メジャー名>調整済最適MAPE)*InputMeasureHistAvg*ForecastBuckets)
Where <出力メジャー名>調整済基準MAPEおよび<出力メジャー名>調整済最適MAPEはメジャー、InputMeasureHistAvgは規模の制御に使用される履歴の長さに対する平均需要、ForecastBucketsはプランの予測バケットの数です
-
- 1780.89: この数字は、MAPEに対する改善をユニット数で表します。
この値の計算は次のとおりです:
SUM((<出力メジャー名>調整済基準MAPE – <出力メジャー名>調整済最適MAPE)*InputMeasureHistAvg)/SUM(InputMeasureHistAvg)
Where <出力メジャー名>調整済基準MAPEおよび<出力メジャー名>調整済最適MAPEはメジャー、InputMeasureHistAvgは規模の制御に使用される履歴の長さに対する平均需要です
有効化のステップ
ハイパーパラメータ・チューニングに関するプランニング・アドバイザによる推奨は、デフォルトで無効になっています。
予測プロファイルを使用するすべてのプランで予測プロファイルに対するプランニング・アドバイザ推奨を有効にするには、次のステップに従います:
- 「予測プロファイルの管理」ページで、予測プロファイルを編集します。
- 「予測パラメータ」タブで、「追加」アイコンをクリックします。
「表示可能リストへのパラメータの追加」ダイアログ・ボックスが開きます。
- 「HypertuneAdvisor」予測パラメータを選択します。
この予測パラメータは、プラン実行中にハイパーパラメータ・チューニングによって1つ以上のノードの予測が改善される場合に、プランニング・アドバイザを介して推奨を提供するかどうかを指定します。
予測パラメータのデフォルト値は0です。この場合、プランニング・アドバイザを介して推奨は提供されません。
- 「追加」をクリックします。
予測パラメータが予測プロファイルに追加されます。
- 「予測パラメータ」タブで、「HypertuneAdvisor」予測パラメータを選択します。
- 「値」列に、1と入力します。
これで、予測プロファイルに対してプランニング・アドバイザ推奨が有効になります。
- ページ・レイアウトをリンクとしてプランニング・アドバイザ推奨に含めるには、次のステップに従います:
- 「予測パラメータ」タブで、「追加」アイコンをクリックします。
「表示可能リストへのパラメータの追加」ダイアログ・ボックスが開きます。
- 「HypertuneAdvisorPageLayout」予測パラメータを選択します。
この予測パラメータでは、HypertuneAdvisor予測パラメータが1 (使用可能)に設定されている場合に、プランニング・アドバイザ推奨のリンクから開くページ・レイアウトの名前を指定します。
HypertuneAdvisorPageLayoutのデフォルト値はnullです。この場合、プランニング・アドバイザ推奨にはページ・レイアウトへのリンクは含まれません。
- 「追加」をクリックします。
予測パラメータが予測プロファイルに追加されます。
- 「予測パラメータ」タブで、「HypertuneAdvisorPageLayout」予測パラメータを選択します。
- 「値」列で、プランニング・アドバイザ推奨にリンクとして含めるページ・レイアウトを選択します。
事前定義済ページ・レイアウトは提供されないことに注意してください。表とグラフの任意の組合せを使用して、独自のページ・レイアウトを作成できます。
使用可能なページ・レイアウトは、Oracle Demand Managementに対して定義したページ・レイアウトです。
- 予測プロファイルを保存します。
特定の需要プランの予測プロファイルに対してプランニング・アドバイザ推奨を有効にするには、「プラン・オプション」ページの「需要」タブで、予測プロファイルの「ハイパーパラメータ・チューニング設定」列のボタンをクリックします。次に、「需要: ハイパーパラメータ・チューニングの設定」ダイアログ・ボックスの「プランニング・アドバイザ通知」フィールドで、「使用可能」を選択します。ただし、推奨にリンクを指定する場合は、最初にHypertuneAdvisorPageLayout予測パラメータをページ・レイアウトの名前とともに予測プロファイルに追加する必要があります。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 予測プロファイルの編集(MSC_EDIT_FORECASTING_PROFILES_PRIV)
- プラン・オプションの編集(MSC_EDIT_PLAN_OPTIONS_PRIV)
- プランの編集(MSC_EDIT_PLANS_PRIV)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
自動化されたハイパーパラメータ・チューニングのプラン・レベルでの制御
この更新の前は、自動ハイパーパラメータ・チューニングを使用して、予測プロファイルのレベルで様々な予測パラメータに最適な値を見つけることができました。この更新では、需要プランのレベルでハイパーパラメータ・チューニングを制御できます。そのため、一部の予測パラメータのチューニングをより詳細に制御できるようになりました。この詳細な制御により、予測パラメータ設定の改善点を識別せずに需要プランを実行する場合と、設定の改善点を識別するための実行時間を増やしてプランを実行する場合との間のトレードオフをより適切に管理できます。
この機能を使用すると、選択したプランで自動ハイパーパラメータ・チューニングを使用して、選択した予測パラメータの最適な設定を生成し、予測精度を向上できます。
「プラン・オプション」ページの「需要」タブで、「ハイパーパラメータ・チューニング設定」列にボタンが導入されました。デフォルトでは、ボタン・テキスト内の情報は、対応する予測プロファイルのHypertuneSamplePercent予測パラメータから取得されます。
- HypertuneSamplePercentが0で、予測プロファイルでハイパーパラメータ・チューニングが無効になっていることを示している場合、ボタン・ラベルは「オフ」になります。
- HypertuneSamplePercentが0より大きい値に設定され、プラン移入の割合に対してハイパーパラメータ・チューニングが有効になると、ボタン・ラベルは「オン」とその値(オン : 5 %など)になります。
「プラン・オプション」ページの「需要」タブ
「ハイパーパラメータ・チューニング設定」列のボタンをクリックすると、「需要: ハイパーパラメータ・チューニングの設定」ダイアログ・ボックスが開きます。
- このダイアログ・ボックスのデフォルト値は、選択した予測プロファイルの対応する予測パラメータから取得されます。
- ハイパーパラメータ・チューニング使用可能:
- デフォルトでは、このチェック・ボックスは、HypertuneSamplePercent予測パラメータの値が0より大きい場合に選択されます。
- このチェック・ボックスを選択すると、ハイパーパラメータ・チューニングは、プランのこの予測プロファイルによって実行されます。
- チェック・ボックスの選択を解除すると、プランのこの予測プロファイルに対してハイパーパラメータ・チューニングが無効になります。
- 調整するノードのパーセント:
- デフォルトでは、このフィールドの値はHypertuneSamplePercent予測パラメータの値です。
- この値を1から100までの整数に変更すると、この予測プロファイルがこのプランで実行されるたびにハイパーパラメータ・チューニングを実行するプラン移入の割合が設定されます。
- 出力オプション:
- デフォルトでは、このフィールドの値はHypertuneOutputMode予測パラメータの値を反映します。
- 「調整して比較」を選択して、ベース予測を予測プロファイルの出力メジャーに保存し、調整済予測をハイパーパラメータの調整済予測メジャーに保存し、チューニング設定をハイパーパラメータの設定メジャーに保存します。この選択により、ベース(未調整)予測と、ハイパーパラメータ・チューニングの結果の調整済予測を比較できます。
- 「調整して使用」を選択して、調整済予測とベース予測の平均絶対誤差率(MAPE)の差異が、HypertuneMAPEThreshold予測パラメータで設定された改善のしきい値を超えている場合に、調整済予測を予測プロファイルの出力メジャーに保存し、チューニング設定をハイパーパラメータの設定メジャーに保存します。この選択は、ハイパーパラメータ・チューニングの結果の予測がベース予測より優れていると考えられる場合に使用されることを意味します。
- プランニング・アドバイザ通知:
- デフォルトでは、このフィールドの値はHypertuneAdvisor予測パラメータの値を反映します。
- ハイパーパラメータ・チューニング後にプランニング・アドバイザの推奨を受信するには、「使用可能」を選択します。
- ハイパーパラメータ・チューニング後にプランニング・アドバイザの推奨を受信しない場合は、「使用不可」を選択します。
- ハイパーパラメータ・チューニング使用可能:
- ダイアログ・ボックスで1つ以上の値を更新すると、値は現在のプランに対してのみ保存されます。したがって、プラン・レベルで予測プロファイルのハイパーパラメータ・チューニング設定を上書きできます。
「需要: ハイパーパラメータ・チューニングの設定」ダイアログ・ボックス
有効化のステップ
この機能を有効にするために必要な手順はありません。
ヒントと考慮事項
- 次の場合は、「ハイパーパラメータ・チューニング設定」列のボタンが無効になります:
- 事前定義済の予測プロファイルを使用している場合。
- HypertuneSamplePercent予測パラメータを含まないユーザー定義予測プロファイルを使用している場合。ハイパーパラメータ・チューニングに対してユーザー定義予測プロファイルを有効にするには、予測プロファイルにHypertuneSamplePercent予測パラメータを追加し、値を1から100までの値に変更します。
- 「需要: ハイパーパラメータ・チューニングの設定」ダイアログ・ボックスで「完了」をクリックするとクローズされますが、「プラン・オプション」ページで「保存してクローズ」または「保存して実行」をクリックするまで変更は保存されません。「ハイパーパラメータ・チューニング設定」列のボタンのラベルには、「保存してクローズ」または「保存して実行」をクリックするまで、変更された値は表示されません。
- 「需要: ハイパーパラメータ・チューニングの設定」ダイアログ・ボックスで「デフォルトにリセット」をクリックすると、値が予測プロファイルの値にリセットされます。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 予測プロファイルの編集(MSC_EDIT_FORECASTING_PROFILES_PRIV)
- プラン・オプションの編集(MSC_EDIT_PLAN_OPTIONS_PRIV)
- プランの編集(MSC_EDIT_PLANS_PRIV)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
販売オーダー履行明細からOracle Order Managementにインタフェースされた転送オーダーに関する供給情報の導出
Oracle Inventory Managementでは、転送オーダーが履行のためにOracle Order Managementにインタフェースされた状態で存在する場合があります。この更新では、転送オーダーがOrder Managementにインタフェースされるたびに、対応する販売オーダーから転送オーダーの情報が収集プロセスによって導出されます。Oracle Fusion Cloud Supply Chain Planningは、転送オーダーの状態(搬送先への予想到着日など)を、元の転送オーダーではなく販売オーダー履行明細から導出します。
次の転送オーダー供給情報を導出できます:
- 出荷日(販売オーダー履行明細予定出荷日から)
- 供給日(販売オーダー履行明細予定到着日から)
- 出荷方法、移動中リード・タイムおよびソース組織(販売オーダー履行明細から)
この情報は、販売オーダーがOracle Global Order Promising、Oracle Backlog ManagementまたはOrder Managementから分割されると、再度導出されます。
また、販売オーダー履行明細には、その後の出荷日および供給日の変更が正確に反映されます。
Oracle Supply Chain Planningから転送オーダー再スケジュール推奨をリリースすると、インタフェースされた販売オーダー履行明細の予定出荷日および到着日が同期されます。後続の収集プロセスでは、これらの日付が転送オーダーの出荷日と供給日に繰り越されます。
この機能は、Oracle Fusion Cloud Supply Planning、Demand and Supply Planning、Global Order Promising、Backlog ManagementおよびOracle Sales and Operations Planningに適用されます。これは、制約なしと制約付きの両方の供給プランで機能し、ターゲット収集とネット・チェンジ収集の両方でサポートされます。ただし、Oracle Fusion Cloud SCMソース・システムにのみ適用されます。
Oracle Replenishment Planningは、元の転送オーダー・レコードから日付を導出します。
この機能を使用するには、次のステップを実行します:
- 転送オーダーを作成し、それをOrder Managementにインタフェースします。
- Order Managementは、転送オーダーに関連付けられた販売オーダーを作成します。
- 予約、販売オーダーおよび転送オーダーを選択して、ターゲット収集またはネット・チェンジ収集を実行します。
データが収集されると、Oracle Supply Chain Planningで導出された転送オーダー供給は、Oracle Inventoryで転送オーダーとして予約と一致します。
Order Managementにインタフェースされた転送オーダーが完全に出荷されると、対応する販売オーダー履行明細はクローズされます。供給は移動中であり、プランニング・データ収集プロセスは販売オーダー履行明細の参照を停止します。部分出荷の場合、未出荷数量の供給情報は、販売オーダー履行明細から導出されたままです。
次の表に、販売オーダーから転送オーダー用に導出される重要な属性およびその導出ソースを示します。
転送オーダーの属性 |
転送オーダー供給情報導出ソース |
コメント |
品目 |
転送オーダー明細 |
|
搬送先組織 |
転送オーダー明細 |
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予想搬送日または希望入手日 |
販売オーダー履行明細 – 予定到着日 |
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出荷日 |
販売オーダー履行明細 – 予定出荷日 |
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転送オーダー番号 |
転送オーダー・ヘッダー番号 |
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転送オーダー明細番号 |
転送オーダー明細および販売オーダー履行明細 |
販売オーダーが分割されると、それに応じて転送オーダー明細が分割され、1.1、1.2、1.3などの番号が付けられます。たとえば、Oracle Inventoryの転送オーダー明細に1と2の番号が付けられ、販売オーダー明細1が2つの明細に分割されている場合、Oracle Supply Chain Planningで導出される転送オーダー明細は1.1、1.2および2.1になります。 |
出荷方法 |
販売オーダー履行明細 |
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ソース組織 |
販売オーダー履行明細 |
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搬送先組織保管場所コード |
転送オーダー明細 |
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ソース組織保管場所コード |
転送オーダー明細 |
この値は、転送オーダーのソース組織保管場所が存在し、販売オーダーの出荷組織と一致する場合にのみ入力されます。そうでない場合は、nullのままです。 |
振替価格 |
転送オーダー明細 |
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単位 |
転送オーダー明細は、搬送先組織に関する品目のプライマリ単位に収集されます。 |
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プランニング属性 |
転送オーダー明細 |
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確定ステータス |
転送オーダー明細 |
データ収集による販売オーダー履行明細からの転送オーダー供給情報の導出方法の例
例1: この例は、転送オーダーから作成された販売オーダーについて「予定出荷日」と「要求出荷日」が異なる場合の転送オーダー供給情報の導出方法を示しています。
明細1の販売オーダーSO1は、Order Managementにインタフェースされた転送オーダーから作成されます。転送オーダーがD8の出荷日を要求しましたが、D12に出荷がスケジュールされています。データが収集されると、転送オーダーは、予想搬送日がD14、出荷日がD12として導出されます。
販売オーダー履行明細から導出された転送オーダーの期日、納入予定日および出荷日
例2: この例は、転送オーダーに関連する販売オーダーで出荷方法が更新されたときに、転送オーダー供給情報がどのように導出されるかを示しています。
転送オーダーの供給日は、出荷方法の更新時に、関連付けられた販売オーダーから導出されます。転送オーダーTO1に関連付けられた履行明細1を持つ販売オーダーSO1の出荷方法は、移動リード・タイムが2日間のABC-2Dayから移動リード・タイムが3日間のDEF-Road-3Daysに更新されます。次に、収集プロセスによって、転送オーダーの供給日が、関連付けられた販売オーダーから導出されます。
出荷方法の更新時に販売オーダー履行明細から導出された転送オーダーの期日、納入予定日および出荷日
例3: この例は、販売オーダー履行明細が分割されたときに転送オーダー供給情報がどのように導出されるかを示しています。
明細1を持つOrder Managementの転送オーダーTO1から作成された販売オーダーSO1は、それぞれ異なる予定出荷日を持つ3つの履行明細に分割されています。データ収集プロセスでは、3つの転送オーダー明細の供給情報が導出され、各オープン販売オーダー履行明細と一致するようになりました。
分割された販売オーダー履行明細から導出される転送オーダーの期日、納入予定日および出荷日
例4: この例は、転送オーダー供給情報が部分出荷の販売オーダー履行明細からどのように導出されるかを示しています。
データ収集プロセスでは、一部出荷済の転送オーダーの供給情報が導出されます。明細1を持つ転送オーダーTO1は、部分的に4ユニットで出荷されます。
次に、プロセスによって、残りの未出荷転送オーダーの転送オーダー供給情報が、対応する販売オーダー履行明細2から導出されます。
一部出荷された販売オーダー履行明細から導出される転送オーダーの期日、納入予定日および出荷日
Oracle Supply Planningでは、導出された転送オーダー供給を計画するために、次の機能拡張が提供されるようになりました:
- 「供給および需要」ビューで販売オーダー履行明細から供給情報が導出された転送オーダーの「オーダー・ステータス」が「オーダー管理へのインタフェース」として表示されます。
- 販売オーダー履行明細から導出された情報を含む転送オーダー供給について、Oracle Supply Planningからの再スケジュール推奨および取消推奨のリリースをサポートします。
さらに、販売オーダー履行明細から供給情報が導出された転送オーダーについて、ソース組織の転送オーダー需要で予測を消し込むことができます。
Oracle Supply Planning、Global Order Promising、Backlog ManagementおよびSales and Operations Planningで販売オーダー履行明細から導出された供給情報を使用して、費用配賦先転送オーダーを計画することもできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
- この機能は、11.13.25.07.0更新以降のデフォルトの動作になります。
- オーダー管理にインタフェースされた販売オーダー履行明細から転送オーダー供給情報を導出するには、転送オーダーのある販売オーダー履行明細を収集するか、転送オーダー収集の前に販売オーダー履行明細を収集する必要があります。
- 出荷にインタフェースされた転送オーダーの場合、供給情報はOracle Inventoryから収集されます。
- 出荷にインタフェースされた転送オーダーの再スケジュール推奨および取消推奨は影響を受けず、Oracle Inventoryにリリースされます。
- 販売オーダー履行明細から導出された供給情報を含む転送オーダーの再スケジュール推奨をリリースする場合、プラン・スコープにソース組織および搬送先組織を含める必要があります。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)\
- セールス・アンド・オペレーションズ・プランニングの管理(MSC_MONITOR_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
- 「オーダー納期回答」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_ORDER_PROMISING_WORK_AREA_PRIV)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
Redwoodエクスペリエンス
これらの機能は、Oracleの次世代ユーザー・エクスペリエンスであるRedwoodで構築されました。Redwoodは、デバイス間で豊かなユーザー・エクスペリエンスを提供し、高度な検索と分析、改良された表レイアウトを備えています。
Redwoodページを使用したサプライ・チェーン・プランナの管理
新しいRedwoodページを使用して、プランナを追加、削除または更新できます。新しいページでは、プランナ・コード(プランナの名前)、摘要、プランナ・コードに関連付けられた従業員など、プランナの主要属性を確認できます。また、プランナを簡単に検索およびフィルタすることもできます。プラン分析や計画オーダーのリリースなど、様々なダウンストリーム・プランニング・プロセスには、プランナの正確な保守が必要です。
プランナは、一連の品目、在庫レベル、製造、調達および転送を担当する組織内の個人です。プランナの一般的な役職の例は、資材プランナ、サプライ・チェーン・プランナ、需要プランナです。
企業の従業員を企業のサプライ・チェーン・プランナとして指定し、組織レベルの品目に関連付けることができます。
新しいRedwoodの「プランナ」ページを使用して、プランナを追加、更新または削除できます。
プランナの追加
新しいRedwoodの「プランナ」ページを使用して、プランナを編集または削除します。プランナを選択し、「処理」アイコンをクリックして、プランナを編集または削除します。
プランナの編集または削除
「ソース・システム」や「使用不可日」などのプランナの属性を編集できます。各プランナは、特定のソース・システムのコンテキストで定義されます。
プランナの編集
プランナ属性値を使用するか、属性値の入力を開始して、プランナを検索およびフィルタできます。このページで一致する結果の表示を開始するには、最低3文字必要です。検索では大/小文字が区別されません。
プランナの検索
任意の属性に基づいてプランナをソートすることもできます。ソート・タイプは昇順です。
プランナのソート
Redwoodの「プランナ」ページは、次の作業領域で使用できます:
- 供給プランニング
- 需要および供給プランニング
- バックログ管理
- 需要管理
- プランニング・セントラル
- 補充プランニング
- セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング
RESTリソース:
REST APIを使用して、プランナを取得、作成、編集または削除することもできます。RESTリソース名はplannersです。
有効化のステップ
Redwoodの「プランナ」ページを有効にするには、次のプロファイルについて値を「はい」に設定します:
- プロファイル・オプション・コード: ORA_MSC_PLANNERS_REDWOOD_ENABLED
- プロファイル表示名: プランナのRedwoodページ使用可能
プロファイル・オプション値を「はい」に設定した後、再度サインインします。Redwoodの「プランナ」ページがタスク・パネルに表示されます。
Redwoodの「プランナ」ページ
「プランナ」オプションをクリックして、Redwoodページを新しいブラウザ・ウィンドウで開きます。
ヒントと考慮事項
- 「従業員名」値リストには、1ページに最大25個のレコードが表示されます。検索条件をさらにフィルタする必要がある場合は、従業員名の先頭の文字を追加で入力します。
- FBDIを使用して、引き続きプランナを追加または編集できます。
主なリソース
- Redwoodページを使用したサプライ・チェーン・プランナの管理のデモをご覧ください。
- Redwoodエクスペリエンスの詳細は、https://redwood.oracle.com/を参照してください。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 資材プランナの管理(MSP_MANAGE_MATERIAL_PLANNER)
- 検索ビューの管理(HCM_MANAGE_SEARCH_VIEWS)
最初の2つの権限は、この更新の前から使用可能でした。検索ビューの管理は、サプライ・チェーン・プランニングの新機能です。
Redwoodページを使用したカレンダ・シフトの表示
新しいRedwoodページを使用して、Oracle Fusion Cloud Supply Chain Executionなどのソース・システムから収集されたカレンダ・シフトを表示できます。たとえば、特定のカレンダに関連付けられたシフトを確認できます。このRedwoodページを使用してカレンダ・シフトを確認することで、生成されたプランの正確性を確保できます。
「Redwoodページを使用したカレンダ・シフトの表示」の詳細は、Redwoodページを使用したプランニング・カレンダのレビュー機能を参照してください。
有効化のステップ
「Redwoodページを使用したカレンダ・シフトの表示」の詳細は、Redwoodページを使用したプランニング・カレンダのレビュー機能を参照してください。
Redwoodページを使用したカレンダ関連のレビュー
新しいRedwoodページを使用して、組織、サプライヤ、運送業者などの様々なエンティティへのカレンダの関連付けをレビューできます。このRedwoodページを使用してカレンダ関連をレビューすることで、生成されたプランの正確性を確保できます。
「Redwoodページを使用したカレンダ関連のレビュー」の詳細は、Redwoodページを使用したプランニング・カレンダのレビュー機能を参照してください。
有効化のステップ
「Redwoodページを使用したカレンダ関連のレビュー」の詳細は、Redwoodページを使用したプランニング・カレンダのレビュー機能を参照してください。
Redwoodページを使用したプランニング・カレンダのレビュー
新しいRedwoodページを使用して、プランニング・カレンダをレビューし、その正確性を確保できます。以前にプランニング・カレンダ、プランニング・カレンダ・シフトおよびプランニング・カレンダ割当をレビューするために使用できたタスクは、「カレンダ」という単一のタスクに統合されています。対応するページが同じRedwoodページのタブとして使用できるようになりました。
「タスク」メニューからカレンダ・ページへのアクセスの違い
次の図は、ADFおよびRedwoodの「タスク」メニューからカレンダ・ページへのアクセスの違いを示しています。
「タスクの管理」メニューの違い – カレンダ
「カレンダ」をクリックして、新しいRedwoodページにナビゲートします。
Redwoodの「カレンダ」ページ
次の図は、「カレンダ」ページの主な要素を示しています:
「カレンダ」ページのレイアウト
- カレンダ・ページ: 「プランニング・カレンダのレビュー」、「カレンダ関連」および「カレンダ・シフト」ページは、アクセスしやすいようにタブとして1ページにまとめられています。各タブにナビゲートすると、すべてのカレンダ・シフトおよび割当がデフォルトで表示されます。検索およびフィルタして、特定の詳細を絞り込むことができます。
- 検索: キーワード、複数の文字列および日付を使用して検索を絞り込むことができます。ページには、次の2種類の検索があります:
- 表のグローバル検索: 次のエンティティを使用して、キーワードで検索を絞り込むことができます:
- カレンダ・コード
- カレンダ
- 摘要
- ソース・システム
- シフト名
- パーティ・タイプ
- パーティ名
- フィルタを使用した検索: 事前定義済フィルタを使用して、キーワード、文字列および日付を使用して表データの検索を絞り込むことができます。
- 「カレンダ」ページ:
- カレンダ
- カレンダ・コード
- 開始日
- 終了日
- 「カレンダ・シフト」ページ:
- カレンダ
- シフト名
- 稼働日シフト日数
- 休日シフト日数
- 例外タイプ
- 例外開始日
- 「カレンダ」ページ:
- 表のグローバル検索: 次のエンティティを使用して、キーワードで検索を絞り込むことができます:
キーワード検索の例
フィルタ・チップでの検索における複数のカレンダ名の例
フィルタ・チップを使用した日付範囲選択を使用した検索の例
プライマリ・フィルタ・チップで定義された複数の検索基準による結果
- フィルタ・チップ: フィルタ・チップをクリックし、フィルタのいずれかを選択して、カレンダ検索を絞り込むことができます:
追加フィルタを選択するパネル
次の基準を使用して、表データをフィルタできます:
- カレンダ・スケジュール
- カレンダ例外
- サプライヤ
- 顧客
- 運送業者
- 組織
- その他
- パーティ・サイト
- ソース・システム
- カレンダ属性: カレンダを選択して、カレンダ関連やシフトなどの属性を詳細に調べることができます。複数の行または各行を個別に選択するには、「ドリル先」をクリックします。
- 表のレイアウトと列: すべての列とその順序は、ADFカレンダ・ページのものと同じです。これらの列は、英数字順にソートできます。
- 列の管理: 「列の管理」アイコンを使用して、必要な列の選択を変更します。「列」ダイアログ・ボックスで、目的の順序で列をドラッグ・アンド・ドロップします。デフォルトのレイアウトを復元するには、「デフォルトの復元」をクリックします。
追加フィルタの選択
- カンマ区切り値(CSV)ファイルへのエクスポート: ダウンロード・アイコンをクリックして、表データをCSVファイルにダウンロードし、目的の場所に保存します。
特定のカレンダのレビュー
必要なカレンダ行を1つ以上選択し、「ドリル先」をクリックしてシフトおよび関連の詳細をレビューします。次に、「カレンダ・シフト」または「カレンダ割当」を選択して、それぞれのタブに移動します。
「ドリル先」ボタン
フィルタとして事前選択された選択済カレンダ
事前選択されたカレンダ・フィルタによる「カレンダ割当」ページ
カレンダ・シフトおよびカレンダ割当の表のレイアウトと列データは、「カレンダ」ページから変更されないままです。
RESTを使用したカレンダ・シフトおよび割当のレビュー
Redwoodのカレンダ・ページは、RESTサービスでサポートされています。GETサービス・コールを使用して、カレンダ情報を問い合せることができます。カレンダ・ページの新しいRESTサービスを次に示します:
- カレンダ(リソース名: calendars)
- カレンダ割当(リソース名: calendarAssignments)
- カレンダ・シフト(リソース名: calendarShifts)
詳細は、Oracle Fusion Cloud SCMのREST APIを参照してください。
有効化のステップ
この機能を有効または無効にするには、次のステップを実行します:
- 「設定および保守」作業領域で、「プランニング・プロファイル・オプションの管理」タスクを検索して選択します。
- 「管理者プロファイル値の管理」ページで、「カレンダのRedwoodページ使用可能」プロファイル・オプション・コードを検索して選択します。
- 「プロファイル値」セクションで、「サイト」レベルを「Y」または「N」に設定します。デフォルト値はNです。
- Y = 機能を有効にします
- N = 機能を無効にします
- 「保存して閉じる」をクリックしますプロファイル値の変更は、ユーザーが次回サインインしたときに反映されます。
この機能を有効または無効にするオプションは、今後2回の四半期更新で提供されます。その後、この機能はデフォルトで有効になります。
カレンダ・プロファイル・オプション
ヒントと考慮事項
保存済検索機能は「カレンダ」ページでは使用できないため、ADFで保存された検索にはアクセスできません。
主なリソース
- カレンダ詳細を問い合せるREST APIコールを作成する例は、Oracle Fusion Cloud Supply Planningの24C RESTドキュメントを参照してください。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- プランニング・カレンダの表示(MSP_REVIEW_PLANNING_CALENDAR_PRIV)
- プランニング・カレンダの編集(MSP_REVIEW_PLANNING_CALENDAR_ASSIGNMENT_PRIV)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。
補充プランニング
最も低い在庫原価で顧客のサービス・ターゲットを満たすために、サプライ・チェーンの各ノードで最適な在庫レベルを維持します。自動プロセスを使用して、在庫ポリシー・パラメータを保守して顧客サービス・レベルを改善します。これらの自動プロセスは、必要に応じて補充の経済的オーダー数量を計算することにより、動的に手持在庫を更新して、原価を削減します。
「補充プランニング」という機能をオプト・インすると、この項で説明する機能を使用できます。
Redwoodエクスペリエンス
これらの機能は、Oracleの次世代ユーザー・エクスペリエンスであるRedwoodで構築されました。Redwoodは、デバイス間で豊かなユーザー・エクスペリエンスを提供し、高度な検索と分析、改良された表レイアウトを備えています。
Redwood: Redwoodページを使用したサプライ・チェーン・プランナの管理
新しいRedwoodページを使用して、プランナを追加、削除または更新できます。新しいページでは、プランナ・コード(プランナの名前)、摘要、プランナ・コードに関連付けられた従業員など、プランナの主要属性を確認できます。また、プランナを簡単に検索およびフィルタすることもできます。プラン分析や計画オーダーのリリースなど、様々なダウンストリーム・プランニング・プロセスには、プランナの正確な保守が必要です。
プランナは、一連の品目、在庫レベル、製造、調達および転送を担当する組織内の個人です。プランナの一般的な役職の例は、資材プランナ、サプライ・チェーン・プランナ、需要プランナです。
企業の従業員を企業のサプライ・チェーン・プランナとして指定し、組織レベルの品目に関連付けることができます。
新しいRedwoodの「プランナ」ページを使用して、プランナを追加、更新または削除できます。
プランナの追加
新しいRedwoodの「プランナ」ページを使用して、プランナを編集または削除します。プランナを選択し、「処理」アイコンをクリックして、プランナを編集または削除します。
プランナの編集または削除
「ソース・システム」や「使用不可日」などのプランナの属性を編集できます。各プランナは、特定のソース・システムのコンテキストで定義されます。
プランナの編集
プランナ属性値を使用するか、属性値の入力を開始して、プランナを検索およびフィルタできます。このページで一致する結果の表示を開始するには、最低3文字必要です。検索では大/小文字が区別されません。
プランナの検索
任意の属性に基づいてプランナをソートすることもできます。ソート・タイプは昇順です。
プランナのソート
Redwoodの「プランナ」ページは、次の作業領域で使用できます:
- 供給プランニング
- 需要および供給プランニング
- バックログ管理
- 需要管理
- プランニング・セントラル
- 補充プランニング
- セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング
RESTリソース:
REST APIを使用して、プランナを取得、作成、編集または削除することもできます。RESTリソース名はplannersです。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
Redwoodの「プランナ」ページを有効にするには、次のプロファイルについて値を「はい」に設定します:
- プロファイル・オプション・コード: ORA_MSC_PLANNERS_REDWOOD_ENABLED
- プロファイル表示名: プランナのRedwoodページ使用可能
プロファイル・オプション値を「はい」に設定した後、再度サインインします。Redwoodの「プランナ」ページがタスク・パネルに表示されます。
Redwoodの「プランナ」ページ
「プランナ」オプションをクリックして、Redwoodページを新しいブラウザ・ウィンドウで開きます。
ヒントと考慮事項
「Redwoodページを使用したサプライ・チェーン・プランナの管理」機能を使用する場合は、その親機能である「補充プランニング」をオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
「従業員名」値リストには、1ページに最大25個のレコードが表示されます。検索条件をさらにフィルタする必要がある場合は、従業員名の先頭の文字を追加で入力します。
FBDIを使用して、引き続きプランナを追加または編集できます。
主なリソース
- Redwoodページを使用したサプライ・チェーン・プランナの管理のデモをご覧ください。
- Redwoodエクスペリエンスの詳細は、https://redwood.oracle.com/を参照してください。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 資材プランナの管理(MSP_MANAGE_MATERIAL_PLANNER)
- 検索ビューの管理(HCM_MANAGE_SEARCH_VIEWS)
最初の2つの権限は、この更新の前から使用可能でした。検索ビューの管理は、サプライ・チェーン・プランニングの新機能です。
Redwoodページを使用したカレンダ・シフトの表示
新しいRedwoodページを使用して、Oracle Fusion Cloud Supply Chain Executionなどのソース・システムから収集されたカレンダ・シフトを表示できます。たとえば、特定のカレンダに関連付けられたシフトを確認できます。このRedwoodページを使用してカレンダ・シフトを確認することで、生成されたプランの正確性を確保できます。
「Redwoodページを使用したカレンダ・シフトの表示」の詳細は、Redwoodページを使用したプランニング・カレンダのレビュー機能を参照してください。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
「Redwoodページを使用したカレンダ・シフトの表示」機能を使用する場合は、Oracle Replenishment Planningにオプト・インする必要があります。すでにオプト・インしている場合、この機能に再度オプト・インする必要はありません。
Redwoodページを使用したカレンダ関連のレビュー
新しいRedwoodページを使用して、組織、サプライヤ、運送業者などの様々なエンティティへのカレンダの関連付けをレビューできます。このRedwoodページを使用してカレンダ関連をレビューすることで、生成されたプランの正確性を確保できます。
「Redwoodページを使用したカレンダ関連のレビュー」の詳細は、Redwoodページを使用したプランニング・カレンダのレビュー機能を参照してください。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
「Redwoodページを使用したカレンダ関連のレビュー」機能を使用する場合は、Oracle Replenishment Planningにオプト・インする必要があります。すでにオプト・インしている場合、この機能に再度オプト・インする必要はありません。
Redwoodページを使用したプランニング・カレンダのレビュー
新しいRedwoodページを使用して、プランニング・カレンダをレビューし、その正確性を確保できます。以前にプランニング・カレンダ、プランニング・カレンダ・シフトおよびプランニング・カレンダ割当をレビューするために使用できたタスクは、「カレンダ」という単一のタスクに統合されています。対応するページが同じRedwoodページのタブとして使用できるようになりました。
「タスク」メニューからカレンダ・ページへのアクセスの違い
次の図は、ADFおよびRedwoodの「タスク」メニューからカレンダ・ページへのアクセスの違いを示しています。
「タスクの管理」メニューの違い – カレンダ
「カレンダ」をクリックして、新しいRedwoodページにナビゲートします。
Redwoodの「カレンダ」ページ
次の図は、「カレンダ」ページの主な要素を示しています:
「カレンダ」ページのレイアウト
- カレンダ・ページ: 「プランニング・カレンダのレビュー」、「カレンダ関連」および「カレンダ・シフト」ページは、アクセスしやすいようにタブとして1ページにまとめられています。各タブにナビゲートすると、すべてのカレンダ・シフトおよび割当がデフォルトで表示されます。検索およびフィルタして、特定の詳細を絞り込むことができます。
- 検索: キーワード、複数の文字列および日付を使用して検索を絞り込むことができます。ページには、次の2種類の検索があります:
- 表のグローバル検索: 次のエンティティを使用して、キーワードで検索を絞り込むことができます:
- カレンダ・コード
- カレンダ
- 摘要
- ソース・システム
- シフト名
- パーティ・タイプ
- パーティ名
- フィルタを使用した検索: 事前定義済フィルタを使用して、キーワード、文字列および日付を使用して表データの検索を絞り込むことができます。
- 「カレンダ」ページ:
- カレンダ
- カレンダ・コード
- 開始日
- 終了日
- 「カレンダ・シフト」ページ:
- カレンダ
- シフト名
- 稼働日シフト日数
- 休日シフト日数
- 例外タイプ
- 例外開始日
- 「カレンダ」ページ:
- 表のグローバル検索: 次のエンティティを使用して、キーワードで検索を絞り込むことができます:
キーワード検索の例
フィルタ・チップでの検索における複数のカレンダ名の例
フィルタ・チップを使用した日付範囲選択を使用した検索の例
プライマリ・フィルタ・チップで定義された複数の検索基準による結果
- フィルタ・チップ: フィルタ・チップをクリックし、フィルタのいずれかを選択して、カレンダ検索を絞り込むことができます:
追加フィルタを選択するパネル
次の基準を使用して、表データをフィルタできます:
- カレンダ・スケジュール
- カレンダ例外
- サプライヤ
- 顧客
- 運送業者
- 組織
- その他
- パーティ・サイト
- ソース・システム
- カレンダ属性: カレンダを選択して、カレンダ関連やシフトなどの属性を詳細に調べることができます。複数の行または各行を個別に選択するには、「ドリル先」をクリックします。
- 表のレイアウトと列: すべての列とその順序は、ADFカレンダ・ページのものと同じです。これらの列は、英数字順にソートできます。
- 列の管理: 「列の管理」アイコンを使用して、必要な列の選択を変更します。「列」ダイアログ・ボックスで、目的の順序で列をドラッグ・アンド・ドロップします。デフォルトのレイアウトを復元するには、「デフォルトの復元」をクリックします。
追加フィルタの選択
- カンマ区切り値(CSV)ファイルへのエクスポート: ダウンロード・アイコンをクリックして、表データをCSVファイルにダウンロードし、目的の場所に保存します。
特定のカレンダのレビュー
必要なカレンダ行を1つ以上選択し、「ドリル先」をクリックしてシフトおよび関連の詳細をレビューします。次に、「カレンダ・シフト」または「カレンダ割当」を選択して、それぞれのタブに移動します。
「ドリル先」ボタン
フィルタとして事前選択された選択済カレンダ
事前選択されたカレンダ・フィルタによる「カレンダ割当」ページ
カレンダ・シフトおよびカレンダ割当の表のレイアウトと列データは、「カレンダ」ページから変更されないままです。
RESTを使用したカレンダ・シフトおよび割当のレビュー
Redwoodのカレンダ・ページは、RESTサービスでサポートされています。GETサービス・コールを使用して、カレンダ情報を問い合せることができます。カレンダ・ページの新しいRESTサービスを次に示します:
- カレンダ(リソース名: calendars)
- カレンダ割当(リソース名: calendarAssignments)
- カレンダ・シフト(リソース名: calendarShifts)
詳細は、Oracle Fusion Cloud SCMのREST APIを参照してください。
有効化のステップ
この機能を有効または無効にするには、次のステップを実行します:
- 「設定および保守」作業領域で、「プランニング・プロファイル・オプションの管理」タスクを検索して選択します。
- 「管理者プロファイル値の管理」ページで、「カレンダのRedwoodページ使用可能」プロファイル・オプション・コードを検索して選択します。
- 「プロファイル値」セクションで、「サイト」レベルを「Y」または「N」に設定します。デフォルト値はNです。
- Y = 機能を有効にします
- N = 機能を無効にします
- 「保存して閉じる」をクリックしますプロファイル値の変更は、ユーザーが次回サインインしたときに反映されます。
この機能を有効または無効にするオプションは、今後2回の四半期更新で提供されます。その後、この機能はデフォルトで有効になります。
カレンダ・プロファイル・オプション
ヒントと考慮事項
「Redwoodページを使用したプランニング・カレンダのレビュー」機能を使用する場合は、Oracle Replenishment Planningにオプト・インする必要があります。すでにオプト・インしている場合、この機能に再度オプト・インする必要はありません。
保存済検索機能は「カレンダ」ページでは使用できないため、ADFで保存された検索にはアクセスできません。
主なリソース
- カレンダ詳細を問い合せるREST APIコールを作成する例は、Oracle Fusion Cloud Supply Planningの24C RESTドキュメントを参照してください。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- プランニング・カレンダの表示(MSP_REVIEW_PLANNING_CALENDAR_PRIV)
- プランニング・カレンダの編集(MSP_REVIEW_PLANNING_CALENDAR_ASSIGNMENT_PRIV)
これらの権限は、この更新の前から使用可能でした。