本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2021年11月29日 | インテリジェント・アドバイザ | プロジェクト・バージョンの比較およびマージ | 文書の更新。更新21Dで提供される機能。 |
2021年9月17日 | 初版作成。 |
アイデア募集中
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボなど、いくつかの方法でアイデアを送信していただけます。機能名の後にこのアイコンが表示されていれば、その機能はお客様のアイデアによるものです。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
この項では、更新の計画、デプロイおよび検証に役立つ情報を紹介します。このドキュメントには頻繁に情報が追加されるので、更新を開始する前に最新情報を必ずご確認ください。
更新の準備、デプロイおよび検証を行う際には、次のリソースを使用してください。
-
四半期更新の準備および検証の方法の詳細は、My Oracle Supportの四半期更新の準備(文書ID 2445338.1)を参照してください。
-
進行中のサンドボックスを公開または削除します。詳細は、アプリケーションの構成と拡張ガイドのサンドボックスの概要に関するトピックを参照してください。
-
My Oracle Supportで、このリリースの最新の既知の問題と更新ドキュメント(ドキュメントID 1603154.1)を参照してください。
-
My Oracle Supportで、Oracle CX Sales and B2B Service: Removed Features(文書ID 2530879.1)を参照してください。
-
更新後に実行する必要がある追加アクションの詳細は、このドキュメントの「重要なアクションと考慮事項」を確認してください。
Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を配信します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化の状態で提供されている機能をエンド・ユーザーに対してアクティブ化するには、次の権限とステップを使用します。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 機能概要ページでオファリングを選択し、そのオファリングに固有の新機能を表示します。または、デフォルトの有効化されているすべてのオファリングの選択を維持して、すべてのオファリングの新機能を表示します。
- 「新機能」タブで新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にする手順を完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細手順は、オファリングの構成を参照してください。
オプト・イン失効
オプトインを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社提供の実行可能レポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* これらのUIまたはプロセスベースの機能には、より複雑な設計が含まれます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
機能が無効化状態で提供 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用する前にアクションが必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用するためにはお客様のアクションが必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|
機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
インセンティブ報酬支払レポートに対するBusiness Intelligence Cloud Connectorビュー・オブジェクトの使用 |
||||||
Microsoft TeamsでOracle Sales Assistantを使用してレコードを作成する際に値の入力を求めるフィールドの構成 |
||||||
インポート・プロセス中に移行セットを検証し、ターゲット環境の欠落ロールをチェックしてレポートできるようになりました。検証結果に基づいて、そのままインポートを続行するか、インポートの前に是正処置を実行するかを選択できます。
この機能を使用すると、インポート中にターゲット環境の欠落ロールをチェックしてレポートできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 『Oracle Applications Cloud: アプリケーションの構成と拡張』ガイドの構成の移行のトピックを参照してください。
オブジェクト別一括更新使用可能または使用不可および一度に更新するフィールドの指定
ワークスペースで一括更新機能を利用するために使用可能または使用不可にするオブジェクトを指定できます。また、使用可能にした各オブジェクト内で一括更新できるようにする特定のフィールドを選択できます。たとえば、数回クリックすれば、商談オブジェクトの営業ステージ・フィールドを選択して、複数のレコードの商談営業ステージ・フィールドを同時に更新できます。または、ユーザーが複数のリードのランクとディール・サイズを同時に更新できるようにすることもできます。一括更新機能により、オブジェクト内の複数のフィールドに対して同じ更新を実行する必要がある場合のクリック数が少なくなり、効率が向上します。
これらの機能強化によって、一括更新機能が構成しやすく使いやすくなります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
次のコンテンツを参照してください。
- 営業の実装ガイドの適応型検索およびワークスペースの章
- 営業の使用ガイドのワークスペースの章
ロール情報
- 営業管理者
販売スプリングボードからオブジェクトベースのワークスペース・ページへのナビゲート
営業担当は、選択したオブジェクトが含まれるワークスペース・ページに、販売スプリングボードから直接ナビゲートできます。スプリングボードでは、販売担当が販売アイコンをクリックするだけで、その特定の販売オブジェクトのワークスペース・ページが開きます。
この新しいナビゲーション機能により、販売担当者はワークスペースの高速検索機能に素早くアクセスできるようになり、ユーザー・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 販売
主なリソース
次のコンテンツを参照してください。
- 営業の実装ガイドの適応型検索およびワークスペースの章
- 営業の使用ガイドのワークスペースの章
ロール情報
- 営業担当
- 営業マネージャ
- 営業管理者
索引全体を作成せずに、適応型検索で選択したオブジェクトのセットを公開できるようになりました。たとえば、適応型検索ですでに索引が付けられたいくつかのオブジェクトの構成を変更するとします。索引全体を最初から再作成せずに、変更済オブジェクトのみを選択して再び索引付けできます。
この機能により、処理時間を短縮し、索引付けプロセスを高速化できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 販売の実装ガイドの適応型検索およびワークスペースの章を参照してください。
ロール情報
- アプリケーション実装コンサルタント・ジョブ・ロールを持つ管理者ユーザー
アカウントREST APIにおける階層および関連担当者に関連する追加情報の使用
アカウントREST APIを使用して、階層およびアカウント担当者に関する追加情報を取得できます。アカウントREST APIは、アカウントおよびアカウント担当者レベルの新しい属性によって拡張されており、アカウント、アカウント階層、プライマリ担当者およびその他の関連担当者に関する追加情報が表示されます。追加されたすべてのフィールドは、読取り専用で検索不可です。
アカウント:
- TotalAccountsInHierarchy
- TotalChildAccounts
- ParentAccountList
- PrimaryContactEmailDNC
- PrimaryContactPhoneDNC
- PrimaryContactPhoneVerificationStatus
- PrimaryContactPhoneVerificationDate
- PrimaryContactEmailVerificationStatus
- PrimaryContactEmailVerificationDate
アカウント担当者の子:
- DoNotCallFlag
- DoNotEmailFlag
- PhoneVerificationStatus
- PhoneVerificationDate
- EmailVerificationStatus
- EmailVerificationDate
- ContactLastUpdateDate
- ContactFirstName
- ContactLastName
営業ユーザーが、特定のアカウントの既存の担当者関連情報の連絡不可および検証ステータスを表示できるようになりました。また、アカウント階層に関する詳細情報も使用できます。この機能により、全体的な効率と実行が改善されます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
主なリソース
- CX販売とB2BサービスのREST APIの関連する項を参照してください。
新しい管理UIを使用した類似アカウント機械学習モデルの構成、検証および構築
新しい管理インタフェースを使用して、営業機械学習モデルに基づいて類似アカウント分析を構成、検証および構築します。
営業の類似アカウント機能は、データを移動せずに、アカウントの類似性をネイティブに発見できるように機械学習モデルをカスタマイズできる新しい機能です。事前選択済のキー属性に基づいて、1つのアカウントに類似した会社やアカウントを見つけることができます。営業インスタンスでネイティブに使用可能なOracle Machine Learningサービスにより、機械学習モデルのトレーニング、テストおよびデプロイメント・フローが可能です。新しい管理者インタフェースからこの機能を有効にできます。この新しいインタフェースでは、営業担当の独自要件に基づいて機械学習モデルを微調整するための独自の属性を追加して、類似アカウントを構成して表示できます。たとえば、会社の地理的または技術的属性、収益、製品カテゴリまたはテリトリ別に、営業担当が類似アカウントを表示できます。
この機能により、営業管理者および営業業務スタッフが、営業組織のデータとプロセスに従って、類似アカウントのアダプティブ・インテリジェンス・モデルを微調整できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 販売 オプションでなくなるバージョン: 更新23A
この機能を有効にするには、オプトインUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
ヒントおよび考慮事項
この機能にオプト・インする前に、次のことを行う必要があります。
- 「自分の企業」→「企業」にナビゲートします。
- 「プロモーション・コードの管理」リンクをクリックします。
- 「プロモーション・コードの入力」をクリックします。プロモーション・コードを取得するには、Oracle Customer Connectの販売フォーラムに移動するか、My Oracle Supportでサービス要求を送信します。
- この機能のプロモーション・コードを入力します。営業機械学習という新しいエントリが追加されます。
- 「完了」をクリックします。
前述のステップを完了したら、次のようにします。
- グローバル・ヘッダーのユーザー名の下にある「設定および保守」リンクをクリックして、「設定および保守」にナビゲートします。
- 販売オファリングを選択します。
- 「機能オプトインの変更」をクリックします。
- 販売ルート・ノードに対して、編集アイコンをクリックします。
- 「営業機械学習」機能を検索し、「使用可能」チェック・ボックスを選択します。
- 「完了」をクリックします。
主なリソース
ロール情報
- 営業管理者
DataFoxを使用したアカウントのスマート・データの品質改善
Oracle DataFoxとのスマート統合を利用して、アカウントの作成時に一致するアカウントの自動提示と会社の自動取得を実現し、最新の営業エクスペリエンスを提供します。この機能により、アカウント入力時に必要なクリック数とキー入力数を最小限に抑えることで、ユーザー・エクスペリエンスが向上します。また、Oracle DataFoxから最新のアカウント・データをリアルタイムで取得することで、データ品質も向上します。
この機能では、営業で検証されたアカウント・データが使用されるので、データ品質とユーザー・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
- 「設定と保守」作業領域で、次を使用します。
- オファリング: 営業
- 機能領域: 統合
- タスク: DataFoxデータ・エンリッチメント統合の管理
ノート: リストされている機能領域が見つからない場合は、オファリングの構成を参照して設定してください。
- 「DataFoxデータ・エンリッチメント統合の管理」ページで、Oracle DataFoxの資格証明を入力します。
- 「DataFoxからのアカウントのスマート・データ使用可能」および「DataFoxからのデータ・エンリッチメント使用可能」を選択します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
ヒントおよび考慮事項
- 同じデータ・プロバイダ、つまりOracle DataFoxを使用して、エンリッチメントとスマート・データを使用可能にします。
- 「スマート・データ」検索ボックスに、いくつか文字を入力してスマート・データ・リストを表示します。
非アクティブなアカウント、担当者、世帯、組織および個人のエクスポート
エクスポート管理を使用して、非アクティブなアカウント、担当者、世帯、組織および個人をエクスポートできるようになりました。
以前は、エクスポート・フィルタにパーティ・ステータス基準を明示的に含めていても、非アクティブまたはマージされたレコードはエクスポートできませんでした。この機能拡張は、RESTを介して非アクティブなマージ済レコードにアクセスできるお客様(顧客データ管理ユーザーなど)のニーズに答えるものですが、インポートやエクスポートで同じ操作はできません。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- CX販売とB2BサービスのREST APIを参照してください。
エクスポート管理で、長時間実行されていたり中断されているエクスポートを取消可能になりました。
ユーザーは定期的にデータをエクスポートします。場合によっては、予期しない理由により、エクスポートが停止して、アプリケーションを通常の状態に戻すことが困難になります。エクスポートが停止していると、インポート・ジョブを実行できない場合があるため、他のプロセスにも影響します。この取消機能は便利で、お客様の時間も節約できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
この機能は、インポート管理ではすでに使用可能で、更新21Aで提供されています。
主なリソース
- CX SalesおよびB2Bサービスでのインポートおよびエクスポート管理の理解ガイドを参照してください。
アクセス・グループを使用して保護されたオブジェクト・レコードに準リアルタイムでアクセス
拡張されたオブジェクト・セットについて、アクセス・グループを使用して保護されたデータに準リアルタイムでアクセスできます。オブジェクト・レコードが作成または更新されると、新規レコードまたは更新されたレコードにすぐにアクセスできます。レコードにアクセスする前に「オブジェクト共有ルール割当処理の実行」スケジュール済プロセスを実行する必要がなくなりました。
この更新では、次のオブジェクトに対する準リアルタイム処理がサポートされるようになりました。
- アカウント
- アクティビティ
- キャンペーン
- 担当者
- ディール登録
- MDF予算
- MDF請求
- MDF要求
- パートナ
- プログラム登録
- カスタム・オブジェクト
この機能を使用すると、ユーザーはオブジェクト・レコードに、よりタイムリにアクセスできます。
有効化のステップ
オブジェクト・レコードへの準リアルタイム・アクセスを実装するには、次の2つのプロファイル・オプションを有効にします。
-
アクセス・グループの準リアルタイム・トランザクション・トラッキング使用可能(ORA_ZCA_ACCESS_GROUPS_NEAR_REAL-TIME_TRACKING_ENABLED)
デフォルトでは、このオプションがサイト・レベルで有効になっています。
-
共通CRMシグナル・アクティブ(ORA_ZCA_ENABLE_SIGNALS)。
このオプションは、デフォルトでは無効になっています。
次のステップを使用して、準リアルタイム処理を実装するには、「共通CRMシグナル・アクティブ」オプションを有効にします。
- 「設定および保守」で、「管理者プロファイル値の管理」タスクにナビゲートします。
- プロファイル・オプション名「共通CRMシグナル・アクティブ」を検索します。
- 「プロファイル値」セクションで、「サイト」プロファイル・レベルを選択し、「プロファイル値」フィールドのデフォルト値を「はい」に変更します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
主なリソース
- CX販売とB2Bサービスの保護ガイドのアクセス・グループの章を参照してください。
ロール情報
- ITセキュリティ・マネージャ
- 営業管理者
アクセス・エクスプローラを使用したユーザーのアクセス・グループ権限に関するトラブルシューティングの実行
アクセス・エクスプローラを使用して、ユーザーが自分のアクセス・グループ・メンバーシップおよび自分に割り当てられているロールから受け取るデータ・アクセスを表示します。また、特定のオブジェクト・レコードへのアクセスを提供するアクセス・グループ・ルールおよびグループを表示し、ユーザーにそれらのルールが割り当てられているかどうかを識別できます。ユーザーに必要なレコード・アクセス権がない場合は、「内容表示」ページから特定のルールまたはグループにドリルダウンして、必要な変更を加えることができます。
アクセス・エクスプローラには、オブジェクト・データに対するユーザーのアクセス権の概要が、アクセス・グループ・ルールおよびデータ・セキュリティ・ポリシーから表示されます。アクセス・エクスプローラを使用すると、ユーザーの既存のアクセス権を簡単に識別でき、必要な追加アクセス権を付与するために何を行う必要があるかを判断できます。アクセス・エクスプローラでのアクセス・グループの完全な統合サポートにより、ユーザー・アクセスの問題を簡単にトラブルシューティングできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- CX販売とB2Bサービスの保護ガイドのアクセス・グループの章を参照してください。
ロール情報
- ITセキュリティ・マネージャ
- 営業管理者
最終実行以降のルール変更に対するオブジェクト共有ルール・プロセスの実行
プロセスが最後に実行された後に変更されたレコードに対してのみ、「オブジェクト共有ルール割当処理の実行」スケジュール済プロセスを実行できます。
この機能により、最小の処理時間で、オブジェクト・レコードに対する最新のアクセス権をアクセス・グループ・メンバーが持っていることを確認できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
「オブジェクト共有ルール割当処理の実行」スケジュール済プロセスを実行する場合は、「レコード選択」パラメータに対して「最終実行からのレコード」オプションを選択します。
主なリソース
- CX販売とB2Bサービスの保護ガイドのアクセス・グループの章を参照してください。
ロール情報
- ITセキュリティ・マネージャ
- 営業管理者
オンボーディング中の適応型検索を使用可能にするための設定アシスタントの拡張
「設定アシスタント」を使用して、ビジネスで使用するオブジェクトに対する適応型検索を有効にできるようになったため、追加設定なしで、営業担当がワークスペースの使用をすぐに開始できます。
ワークスペースおよび適応型検索を簡単に有効にして、最初のサインオン時に、処理可能インフォレットやワークスペースなど、特定の主要機能にデータを表示できます。これにより、お客様にシームレスなエクスペリエンスを提供して、初期オンボーディング後にワークスペースを設定する必要性を少なくできます。
有効化のステップ
- 「設定および保守」の営業オファリングから「設定アシスタント」を起動します。
- 設定ウィザードに従って、営業の初期設定を構成します。
- 適応型検索の一部として索引付けするオブジェクトを選択します。
- 設定を発行します。
ヒントおよび考慮事項
- 適応型検索用のコア営業オブジェクトを構成できます。
- 追加の検索機能を設定するには、「適応型検索の構成」設定タスクを起動します。
- 「適応型検索の構成」設定タスクから、追加のオブジェクトを構成し、詳細設定を行います。
主なリソース
- 実装スタート・ガイドの設定アシスタントの実行の章を参照してください。
ディール実行およびリード促進を最適化するためのリードおよび商談の推奨担当者の表示
リードおよび商談の担当者に関する主要なデータ・インサイトを受け取ることで、営業の効果性と生産性を向上できます。販売インサイトでは、データ分析およびデータ・マイニングを使用して、関連アカウントのアクティブな各商談またはリードに対して主要担当者を推奨し、ディールを効率的にクローズできるようにします。
履歴データや担当者の関係のほか、商談またはリードに関連付けられている成功した顧客対応に基づいて、担当者が推奨されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 販売 オプションでなくなるバージョン: 更新22C
担当者推奨は、更新21Bでリリースされた販売インサイトの新機能です。販売インサイトの有効化のステップは、営業の実装ガイドに記載されているステップと同じです。
この機能を有効にするには、オプトインUIを使用します。手順は、この文書の新機能のオプションの取込みの項を参照してください。
主なリソース
ユーザーが製品グループ・フィールドに加えた変更の監査履歴を表示します。管理者は、監査履歴を追跡するフィールドを選択してから、監査履歴レポートを表示します。監査履歴では、加えた変更ごとに、次のような情報がレポートされます。
- フィールド名
- 変更の日時
- 元のフィールド値
- 新しいフィールド値
- 変更を加えたユーザー
この機能を使用すると、製品グループ・フィールドに加えられた変更の履歴およびそれらの変更の詳細を、監査および追跡の目的で確認できます。
有効化のステップ
製品グループの監査を有効にして構成するには、まず、ビジネス・オブジェクトの監査を有効にします。
- 「ナビゲータ」→「設定および保守」に移動します。
- 「監査ポリシーの管理」タスクを検索します。
- 「ビジネス・オブジェクト属性の構成」を選択します。
- 「製品」リストから「販売カタログ」を選択します。
- 監査を有効にするオブジェクトのチェック・ボックスを選択します。
- 監査する属性を選択します。
- 変更を保存します。
ノート: これらのステップを実行するには、管理者にFND_MANAGE_SALES_AUDIT_POLICIES_PRIV権限が必要です。
製品グループ監査レポートを表示するには:
- 「ツール」→「監査レポート」に移動します。
- 「製品」リストから「販売カタログ」を選択します。
- 「ビジネス・オブジェクト・タイプ」を選択します。
- 必要に応じて、他のレポート・フィルタ条件を選択します。
- 「検索」をクリックします。
ノート: 製品グループの監査レポートを表示するには、FND_VIEW_SALES_AUDIT_HISTORY_PRIV権限がユーザーに必要です。
ヒントおよび考慮事項
- この機能を使用して、製品グループ、製品グループ製品および製品グループ関係オブジェクトの属性に加えられた変更を監査します。
- この機能では、特にOracle Salesアプリケーション内で行われた変更を監査します。営業に同期されたOracle Product Information Management (PIM)内の変更など、PIMモジュール内の製品グループに対する変更は監査されません。
- ユーザー・インタフェースの「摘要」フィールドには、製品グループ参照番号が表示されます。この監査機能では、製品グループ名ではなく、製品グループ参照番号によって製品グループが一意に識別されます。
- 製品グループに関連付けられた製品適格性ルールは、このリリースでは監査されません
- このリリースでは、製品オブジェクトは監査できません。現在監査されるのは製品グループのみです。
主なリソース
- 販売の実装ガイドのアプリケーション変更監査の章を参照してください。
ロール情報
- 営業管理者
CX Sales Mobileアプリのメイン・メニューにおけるカスタム・アプリへのWebリンクの埋込み
タップするとカスタムWebまたはモバイル・アプリがオープンするWebリンクを、CX営業モバイル・アプリのメイン・メニューに追加できます。Webリンクを設定すると、メイン・メニューの他の販売オブジェクトと同様に表示されるため、CX営業モバイル・アプリとシームレスに統合できます。
カスタム・アプリケーションをモバイル・アプリでリンクできるようになったため、外勤営業担当者がCX営業モバイル・アプリをモバイル・デバイス上のカスタム・アプリとともに使用して、より統合されたエクスペリエンスを楽しめるようになりました。
有効化のステップ
アプリケーション・コンポーザを利用してページ・レイアウトおよび属性を表示/調整します。アプリケーション・コンポーザの使用によるアプリケーションの拡張の詳細は、Oracle Help Center→関心のあるアプリケーション・サービス領域→「Books」→「Configuration and Extension」を参照してください。
ヒントおよび考慮事項
リンクの詳細の入力
主なリソース
- 販売の実装ガイドのモバイル・アプリケーションの章で、カスタム・アプリケーションへのリンクのメイン・メニューへの埋込みのトピックを参照してください。
ロール情報
- 営業管理者
- CRMアプリケーション管理者
Microsoft Teamsを使用した商談でのコラボレーション
営業担当がオープン商談から営業パイプラインを進めるためにMicrosoft Teamsでコラボレーションできるようにします。営業担当は、「商談」ページから直接アクションをクリックして、Microsoft Teams内のチームに商談の既存のメンバーをすべて追加し、コラボレーションを開始できます。
「商談」の「処理」メニューから「Microsoft Teamsでチームの作成」をクリックして、Microsoft Teamsでチームを作成します。
商談メンバーを持つMicrosoft Teamsで作成されたチームのサンプルを次に示します。
有効化のステップ
次の設定を完了します。
- 営業用Microsoft Teamsの設定。詳細は、営業用Microsoft Teamsの設定のトピックを参照してください。
- アプリケーション・コンポーザを使用して、「商談詳細」ページ・レイアウトに次の処理を追加し、変更内容を保存します。
- Microsoft Teamsでチームの作成: このアクションは、許可するユーザー・ロールにのみ追加します。
- Microsoft Teamsに移動
ヒントおよび考慮事項
-
商談所有者はMicrosoft Teamsユーザーである必要があり、Microsoft Teamsのチームの所有者になります。
-
商談リソース・チームの一部であり、Microsoft Teamsユーザーであるチーム・メンバーは、Microsoft Teamsの商談の作成チームに追加されます。
- 「テリトリ・ベースのリソース割当スタイル」プロファイル・オプション(MOO_OPTY_RESOURCE_TBA_STYLE)の値を設定して、テリトリのすべてのメンバーを商談チームに追加するか、所有者のみに追加するかを指定します。デフォルトでは、すべてのメンバーが商談チームに追加されます。
-
CX SalesユーザーをMicrosoft Teamsのユーザー・アカウントにマップするには、CX Salesのリソース・プロファイルのユーザーのプライマリEメール・アドレスが、Microsoft TeamsのユーザーのEメール・アドレスと一致する必要があります。
主なリソース
次のコンテンツを参照してください。
- 『営業の実装』ガイドの「Microsoft Teams」の章。
- 『営業の使用』ガイドの「商談」の章の「商談チーム・メンバー」セクション。
ロール情報
この機能はすべてのロールで使用でき、主に営業担当およびマネージャが使用します。
アクセス・グループに基づいたレポートの製品グループ表示の保護
Oracle Transactional Business Intelligence(OTBI)レポートの製品グループ・データがユーザーに表示されるかどうかは、製品グループに定義されたアクセス・グループに基づいて決まります。表示可能なユーザーを組織が管理しつつ、ユーザーが情報を表示できるようにするために、自分に表示権限がある製品グループのレポートのみをユーザーが表示できるようになりました。
アクセス・グループが設定されている場合は、アクセス・グループの定義に従ってユーザーがアクセスできる製品グループのレポートのみを表示できます。これは、様々な製品グループにアクセスする必要がある様々なユーザー・グループがある場合に役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- 更新21Cの新機能のアクセス・グループを使用した製品、製品グループおよび価格台帳のデータ・セキュリティの構成の項を参照してください。
- CX営業およびB2Bサービスの保護ガイドのアクセス・グループの章のアクセス・グループを使用した製品、製品グループおよび価格台帳のデータ・セキュリティの構成も参照してください。
ロール情報
- 営業管理者
- 営業マネージャ
- 営業担当
インセンティブ報酬支払レポートに対するBusiness Intelligence Cloud Connectorビュー・オブジェクトの使用
新しいBusiness Intelligence (BI) Cloud Connectorビュー・オブジェクトを使用すると、次のデータを抽出できます。
- 補助元帳
- 支払シート
- 支払実行
- 支払グループ
- 支払プラン
- プラン・コンポーネントの算式
- 関係者支払
- 間隔タイプ
この機能は、大量のデータ抽出、およびデータ・ウェアハウスやその他のツールで使用するデータの抽出に使用できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle BI Cloud Connector Consoleのドキュメントを参照してください。
次の新しいディメンションが「資産担当者」サブジェクト領域に追加されました。
- 製品
- 顧客
- 従業員ディメンション
パフォーマンスを向上し、サブジェクト領域をまたいだ問合せを回避するために、「販売 - CRM資産担当者」サブジェクト領域が拡張されて、顧客、製品、従業員のディメンションが追加されました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- トランザクション・ビジネス・インテリジェンスのサブジェクト領域ガイドの資産担当者の項を参照してください。
販売製品情報マスターのレポート拡張機能には、Oracle Configure, Price, and Quote (Oracle CPQ)のニーズをサポートするために、新製品の処理日数に関するレポートが追加されています。
「販売 - CRM見積明細 - 製品」および「販売 - CRMパイプライン - 製品」サブジェクト領域の追加属性は、次のとおりです。
- 構成可能
- デフォルト周期
- デフォルト期間
- デフォルト価格タイプ
- 処理日数
アプリケーション・コンポーザを使用して、製品ページ上でこれらの5つの新しい属性を公開すれば、営業ユーザーがレポートを作成するために、販売製品情報マスターの機能強化の一部として導入された製品の追加の住所属性を製品ディメンションで使用できるようになります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
販売製品情報マスターは、Oracle CPQの製品マスターです。
主なリソース
- トランザクション・ビジネス・インテリジェンスのサブジェクト領域ガイドで、製品に関連するサブジェクト領域を参照してください。
「アプリケーション使用状況インサイト」の使用状況データの収集をオプションで無効にできるようになりました。以前のリリースでは、クリック履歴データの収集および格納を無効にするために、ORA_ZCA_CH_DISABLEプロファイル・オプションが導入されました。更新21Dでは、このプロファイル・オプションにより、ユーザーのログイン、セッション期間、オブジェクト使用状況、クリック履歴など、アプリケーション使用状況インサイトに表示されるデータの収集と表示も無効になります。使用状況データは、アプリケーション使用状況インサイトのダッシュボードにも表示されません。
この機能は、アプリケーション使用状況インサイトでサポートされる使用状況データを収集、格納または表示しない組織にとって重要です。デフォルトでは、このプロファイル・オプションは無効になっています。使用状況データの収集を停止するには、有効にする必要があります。
営業アプリケーションのエンド・ユーザーの使用状況に関するデータを収集しない組織では、この機能が役立ちます。このプロファイル・オプションにより、これらの組織が広範な使用状況データの収集を無効にできます。
有効化のステップ
ORA_ZCA_CH_DISABLEプロファイルオプションを有効にします。
主なリソース
- 分析の作成および管理ガイドのアプリケーションの採用および使用状況レポートの章のアプリケーション使用状況インサイトの項を参照してください。
ロール情報
営業管理者
アプリケーション使用状況インサイトのカスタム・オブジェクトのユーザー採用の表示
アプリケーション使用状況インサイトでカスタム・オブジェクトを使用できるようになりました。この機能では、営業チームによるカスタム・オブジェクトの使用状況を表示して、以前のリリースですでにサポートされている標準オブジェクトの使用状況を補完します。作成および更新されたカスタム・オブジェクト・レコード数などのメトリックがサポートされています。管理者は、営業チームのメンバーに公開または非表示にするカスタム・オブジェクトを構成できます。
営業マネージャは、自分のチームのどの個人がカスタム・オブジェクトにレコードを追加しているか、レコードを更新しているかを把握できます。営業管理者は、新たに追加されたこれらのインサイトにより、カスタム・オブジェクトを含む営業プロセスにチーム・メンバーが期待どおりに従っているかどうかを判断できます。また、営業管理者は、ビジネスの成功目標とユーザーの採用を関連付けることができ、コーチングの機会に関するインサイトを得ることができます。
有効化のステップ
アプリケーション使用状況インサイトでカスタム・オブジェクトを選択して表示するには、セキュリティ権限によって表示される「構成」領域で管理者がカスタム・オブジェクトを選択する必要があります。
- 営業管理者のORA_ZCA_APPLICATION_USAGE_INSIGHTS_MANAGE_CUSTOM_OBJECTS権限を有効にします。これにより、アプリケーションのドロップダウンメニューの「レコード使用」領域内に「構成」リンクが表示されます。
- 管理者は、次の作業を行います。
- 「アプリケーション使用状況インサイト」アプリケーションに移動します。
- ハンバーガーのドロップダウン・メニューにナビゲートして、「レコード使用」→「構成」→「カスタム・オブジェクトの選択」を選択します。
- 「オブジェクト・レコード・レポート」ウィンドウで、表示する1つ以上のカスタム・オブジェクトを選択します。
- カスタム・オブジェクトを選択したら、「OK」をクリックします。
- カスタム・オブジェクトの使用状況に関するレポートをエンドユーザーが表示するには:
- アプリケーション・ハンバーガーのドロップダウン・メニューにナビゲートし、「レコード使用」→「カスタム・オブジェクト・レコード」を選択します。
- 「カスタム・オブジェクト」ドロップダウン・リストで、レポートを作成するカスタム・オブジェクトを選択します。
主なリソース
- 分析の作成および管理ガイドのアプリケーションの採用および使用状況レポートの章のアプリケーション使用状況インサイトの項を参照してください。
ロール情報
- 営業管理者
- 営業マネージャ
顧客を識別するWebサイト連絡先URLのみが重複識別に使用されるようにします。そのためには、クラスタ・キー生成および候補スコアリングなどの重複識別プロセスから非識別URLをフィルタ処理で除外します。
この機能拡張では、重複識別ロジックのコンポーネントとしてのURLの有効性を損なうことなく、分析Webサイトまたは情報Webサイトを追跡するためのWebコンタクト・ポイントをより広範に使用できるようになります。
有効化のステップ
この機能拡張を使用するには、標準アプリケーション参照の管理設定タスクにナビゲートし、ORA_ZCQ_FILTER_DOMAINS参照タイプに新規エントリを作成します。
ヒントおよび考慮事項
重複識別プロセスでは、URLのドメイン名の部分を評価して、一連の顧客レコードが互いに重複している可能性があるかどうかを判断します。この機能は、ドメイン名が実際には組織を特定しないのに、Web連絡先コレクションに共通のドメイン名が存在するために、個別の顧客レコードが間違って重複として分類されないようにするのに役立ちます。たとえば、問合せ文字列またはページ・レベルのロケータで顧客を参照するときに、ソーシャルWebサイト、アナリストWebサイト、または共通ドメイン名を使用するその他のタイプのWebリソースに基づいて、顧客レコードにWeb連絡先が指定されている場合があります。これらの共通ドメイン名を登録すれば、これらのWeb連絡先が重複識別プロセスで考慮されなくなります。
主なリソース
- 顧客データ管理の実装ガイドの重複識別設定の章を参照してください。
ロール情報
「標準参照の管理」へのアクセス権を持つすべての設定ユーザーが、この機能を構成できます。
組織および個人RESTリソースを使用した連絡先検証ステータスへのアクセス
組織および個人REST APIリソースを使用して、連絡先検証ステータスにアクセスし、電話番号およびEメール・アドレスの連絡先が検証されたかどうかを調べます。
この機能拡張により、アプリケーション・エコシステム内の統合スポーク・システムによって電話およびEメール・アドレスの検証ステータスを把握できます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントおよび考慮事項
この機能改善により、hubOrganizationsおよびhubPersons RESTリソースのデータ構造に新しい要素が追加されます。これらのAPIの機能と使用方法に、その他の変更はありません。
主なリソース
- CX販売とB2BサービスのREST APIガイドの関連する項を参照してください。
ロール情報
hubOrganizationsおよびhubPersons RESTリソースに現在アクセスできるすべてのロールが、この機能拡張を使用できます。
マージの意味をより正確に伝えるために、生存レコードをマージするための参照をマスター・レコードという用語に変更し、破棄レコードをマージするための参照を非マスター・レコードという用語に変更します。
具体的には、Groovyスクリプトを使用してマージ・ロジックを構成するためのデータ品質ルール・モジュールが更新されて、マージ・スコープ内のマスター・パーティおよび非マスター・パーティの行オブジェクトをインスタンス化するために、getMaster()およびgetNonMasters()という新しい内部関数が提供されます。これらの関数コールによって、以前のgetSurvivor()およびgetVictims()の用語が置き換えられます。
この機能改善により、ドキュメント名とAPI名が明確で簡潔な用語で標準化されます。
有効化のステップ
ドキュメント、メッセージおよびAPIの名前を使用できます。
ヒントおよび考慮事項
以前の用語を使用する既存のデータ品質ルール・スクリプトは引き続き動作します。ただし、新しいスクリプトの開発では、更新されたAPI名を使用して、マージ・スコープ内のマスター・パーティおよび非マスター・パーティを参照してください。
主なリソース
- 顧客データ管理の実装ガイドのGroovyスクリプトを使用した重複解決の設定の項を参照してください。
ロール情報
「マスター・データ管理アプリケーション管理者」ロールを持つユーザーは、「顧客データ管理」のすべての設定を管理でき、アプリケーション・コンポーザを使用してデータ品質ルールを構成することもできます。
hubSourceSystemReferences RESTリソースを使用して、アクティブなソース・システム参照レコードのソース・システム参照値を更新します。hubSourceSystemReferencesリソースのPATCHメソッドを使用して、ソース・システム参照値属性を直接変更できるようになりました。
この機能拡張では、有効日付を設定して更新しなくても、エラーのあるソース・システム参照値を直接更新して修正できるため、トランザクション・モデルが簡素化されています。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義(「Oracle Help Center」→関心のあるアプリケーション・サービス領域 →「REST API」から使用可能)を参照してください。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、「クイック・スタート」セクションから始めることができます。
ヒントおよび考慮事項
リソース・ロケータのSourceSystemReferenceIdを使用して、標準のREST PATCH操作を使用してください。
主なリソース
- CX販売とB2BサービスのREST APIガイドのhubSourceSystemReferencesの項を参照してください。
ロール情報
hubSourceSystemReferences RESTリソースにアクセスできるすべてのロールがこの拡張機能を使用できます。
インポート管理を使用した、既存のソース・システム参照値の更新アクティブなソース・システム参照レコードを更新するには、hubSourceSystemReferencesインポート・オブジェクトを使用する必要があります。
この機能拡張では、有効日付を設定して更新しなくても、エラーのあるソース・システム参照値を直接更新して修正できるため、トランザクション・モデルが簡素化されています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
ソース・システム参照値属性を直接更新するには、ソース・システム参照IDの値をCSVの行に含めます。
主なリソース
- CX販売とB2Bサービス向けのインポートおよびエクスポート管理の理解のhubSourceSystemReferencesの項を参照してください。
ロール情報
hubSourceSystemReferences RESTリソースにアクセスできるすべてのロールがこの拡張機能を使用できます。
Microsoft TeamsでOracle Sales Assistantを使用してレコードを作成する際に値の入力を求めるフィールドの構成
Microsoft TeamsまたはCX営業モバイル・アプリケーション・コンポーザ・ツールを使用してレコードを対話的に作成する際に、Oracle Sales Assistantでレスポンスを要求するフィールドを選択できます。Oracle Sales Assistantでは、デフォルト値がない必須フィールドの値に対してのみ、プロンプトが返されます。
Oracle Sales Assistant for Microsoft Teamsコンポーザのアシスタント作成時のプロンプト対象フィールド・セクション
CX営業モバイル・コンポーザのアシスタント作成時のプロンプト対象フィールド・セクション
ノート: Oracle Sales Assistantの有効化に関する支援が必要な場合は、Oracle Cloud Customer ConnectのSales Assistantフォーラムでメッセージを送信してください。
Microsoft TeamsまたはCX営業モバイル・アプリケーション・コンポーザ・ツールの検索と選択機能を使用して、会話的にレコードを作成するときに、ユーザーに質問の回答を求めるフィールドを追加できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
ロール情報
- 営業管理者
Microsoft Teamsコンポーザを使用した営業ブリーフィングおよびパイプライン・グローバル処理の変更
ユーザーがOracle Sales Assistantに対してMicrosoft Teamsにおける日次営業ブリーフィングを尋ねると、アシスタントは、パイプライン内の商談件数、本日期限のタスク件数および本日予定されているアポイントメントを応答します。アプリケーション・コンポーザのMicrosoft Teamsコンポーザ・ツールを使用して、ユーザーに対する営業ブリーフィング応答の内容を変更できます。たとえば、今日の今後のアポイントの詳細を返さないようにできます。また、販売パイプラインの定義を含む保存済検索リストを選択して、企業の要件に合わせて定義を変更することもできます。この定義は、営業担当が販売パイプラインを直接尋ねる際と営業ブリーフィングの両方に使用されます。
Oracle Sales Assistant for Microsoft Teamsコンポーザのグローバル処理機能による営業ブリーフィングとパイプラインのカスタマイズ
ノート: Oracle Sales Assistantの有効化に関する支援が必要な場合は、Oracle Cloud Customer ConnectのSales Assistantフォーラムでメッセージを送信してください。
この機能により、カスタマイズされた営業ブリーフィング・カードおよび会社の各ロールのパイプラインを正しく定義できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- 営業ブリーフィング・カードおよびパイプラインの定義を変更するには、Oracle Sales Assistant for Microsoft Teamsコンポーザで、グローバル処理アイコンをクリックし、カスタム・レイアウトを作成します。
- 各カスタム・レイアウトにロールを割り当てることができます。
主なリソース
Oracle Sales Assistantでレコードを要求する際のユーザー妥当性およびコンテキスト・レコードの表示
「View the Vision Corp opportunity」のように、表示または処理するレコードをOracle Sales Assistantに要求すると、最も関連性の高い、一連の一致レコードが返されます。ただし、必要なレコードがこのセット内に見つからない場合は、特定のオブジェクト・タイプでアクセス可能なレコードのすべてのセットの中からの一致を展開して表示できます。
ノート: Oracle Sales Assistantの有効化に関する支援が必要な場合は、Oracle Cloud Customer ConnectのSales Assistantフォーラムでメッセージを送信してください。
この機能により、最も関連性の高いレコードをユーザーに最初に表示して、探しているレコードを簡単に表示および処理できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
- この機能は、Oracle Sales Assistantがサポートされているすべてのチャネルに適用されます。
主なリソース
- 営業の実装ガイドの適応型検索およびワークスペースの章の、優先度付けされた最近の項目のリストの項を参照してください。
- 営業の使用ガイドおよび営業の実装ガイドのSales Assistantの章を参照してください。
ロール情報
この機能は、様々なチャネルのSales Assistantにアクセスできるすべてのユーザーが使用できます。
標準契約属性、カスタム属性および付加フレックスフィールドを非標準レポートに出力できます。非標準データ・モデルXMLには、Oracle Business Intelligence Publisherでこれらのレポートを構成するために使用できる属性のリストが用意されています。
- SupplierContractDeviations.rtf
- CustomerContractDeviations.rtf
RTFテンプレートに追加された属性はPDFレポートにも反映されます。
非標準レポートのレビューUIから、特定の契約のRTFレポート、PDFレポートおよび非標準データ・モデルXMLをダウンロードできます。データ・モデルXMLには、非標準レポートのカスタマイズに使用できるタグがあります。
ソーシングおよび購買に関連する標準属性は、SupplierContractDeviations.rtfに追加できます。PDFとRTFのレポートおよびデータ・モデルXMLは、ネゴシエーション、購買契約および購買オーダーのUIの調達アプリケーションで使用できます。
非標準契約のレビューのUI
この機能を有効にするには、「非標準レポートにおける標準およびカスタム属性の印刷」オプトインを使用します。
契約をアクティブ化する前にPDFレポートを表示できます。契約に関連する属性を追加すると、承認者の非標準事象に関するコンテキストを把握しやすくなり、承認プロセスに役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 企業契約
主なリソース
- 顧客契約の使用ガイドの顧客契約の承認と受入の章を参照してください。
Microsoft Wordにおけるシステム変数の編集の保護
システム変数を追加して、契約内のこれらの変数の値を表示できます。Oracle Contracts Microsoft Wordアドインを使用して行ったシステム変更項目に対する編集内容はアプリケーションに保存できません。ただし、削除は可能です。システム変数を削除するには、システム変数のコンテンツ・コントロールを削除する必要があります。
Microsoft Word文書を使用してシステム変数を編集しようとすると、エラーが表示されます。システム変数はアプリケーションで直接更新して文書に反映してください。
システム変数編集時のエラー・メッセージ
この機能により、Microsoft Wordで契約を編集する際のユーザー・エクスペリエンスが向上します。
有効化のステップ
「契約」→「条件」タブ→「処理」ボタン→「Add-in for Microsoft Wordのダウンロード」で、最新のMicrosoft Wordアドインをダウンロードする必要があります。
主なリソース
契約を検証すると、わかりやすい内容の検証エラーおよび警告の詳細が「検証結果」ページに表示されて、契約検証の問題を解決しやすくなりました。たとえば、問題の原因、および契約の検証を続行できるようにするために問題を修正する方法や場所が追加情報に含まれる場合があります。契約ウィザードから契約を検証する際にも、これらの検証詳細を表示できます。
問題の解決方法が表示された契約の検証UI
この機能は、契約の検証エラーをより効果的に修正するのに役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
Business Intelligence Cloud Connectorでの企業契約の使用
Oracle Business Intelligence (BI) Cloud Connectorを使用して、企業契約からBIデータを抽出できます。BI Cloud Connectorで使用できる契約オブジェクトは、次のとおりです。
- 契約
- 契約翻訳
- 契約カスタム拡張
- 契約承認履歴
- 契約署名履歴
- 契約ステータス履歴
- 関連契約
- 契約パーティ
- 契約パーティ担当者
- 契約販売実績
- 契約履行
- 契約履行通知
- 契約履行翻訳
- 契約リスク
- 契約明細
- 契約明細翻訳
BI Cloud Connector Consoleで抽出するオブジェクトを検索できます。
BI Cloud Connector Console
オブジェクトごとに、問合せを編集し、列を選択して、抽出するデータを分離できます。
オブジェクトの問合せ列
この機能を使用すると、分析用に契約データをエクスポートできます。
有効化のステップ
権限やジョブ・ロールの割当や更新により、機能にアクセスできるようにします。詳細は、下のロールに関する項で説明されています。
主なリソース
- Oracle BI Cloud Connector Consoleのドキュメントを参照してください。
ロール情報
BI Cloud Connector (BICC)へのアクセスが必要なユーザーのセキュリティ権限を更新します。アクセスのプロビジョニングを参照してください。
Microsoft 365およびCX Salesの間におけるビジネス関連アポイントメントの自動同期化使用可能
ビジネス関連のアポイントメントがMicrosoft 365と営業の間で自動的に同期されるため、保存済検索ベースのアプローチが不要になり、ユーザーの生産性が向上します。
すべての関連アポイントメント・データは、参照および分析用に自動的に営業で使用できるようになります。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 販売
ヒントおよび考慮事項
この機能を有効にするには、「アポイントメントの自動取得」チェック・ボックスを選択してください。
さらに、ブロック時間の有効化チェック・ボックスを選択すると、すべてのユーザーのブロック時間を取得できます。
主なリソース
- 営業の実装ガイドのMicrosoft 365の章を参照してください。
アクセシビリティを含めるために拡張されたインタビューのスタイル変更
インタビュー・コントロール・タイプのサブセットのスタイル拡張に許可される属性リストにタグが追加されました。
この機能により、インタビューのコントロール・グループがアクセシビリティ要件を満たすようになり、カスタマイズの方法がさらに増えました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
ロール情報
- インタビュー開発者
ユーザーは、2つのバージョンの違いが発生した場所の変更ごとのブレークダウンについて、2つのポリシー・モデルを比較できるようになりました。
これにより、作成者は、メイン開発プロジェクトから分岐してからの本番ブランチで行われた変更を簡単に見つけて、現在の開発ブランチにプルできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントおよび考慮事項
2つの古いバージョン間で変更されたものを確認するには、1つの古いバージョンをダウンロードし、インテリジェント・アドバイザ・ハブに残っている他の古いバージョンと比較できます。
主なリソース
ロール情報
- 作成者
FUSIONアプリケーションに埋め込まれたマッシュアップに関する、SAFARI 14のセキュリティとプライバシの変更の影響
サードパーティのCookieをブロックする新たなセキュリティおよびプライバシ変更がApple Safari 14に導入されました。その結果、サード・パーティ(Oracle以外の)アイデンティティ・プロバイダを必要とするマッシュアップをFusion Applicationsに埋め込むと、Safari 14で実行時にマッシュアップがロードされません。Google ChromeまたはMozilla Firefoxを使用することでこの問題を回避できますが、他のブラウザでも将来同様の変更が加えられる可能性があります。回避策として、Safariユーザーは「サイト越えトラッキングを防ぐ」プライバシ設定を無効にすることもできます。
------------------------------------------------------------
更新後のタスク
拡張された最新の動作へのアプリケーション・コンポーザのカスタマイズの更新
アップグレード時には、アプリケーション・コンポーザで行われたほとんどの既存のカスタマイズが新しいリリースにおける拡張された最新の動作に自動的に更新されます。ただし、いくつかの例外があり、それらのカスタマイズについてはそれぞれ、アップグレード・スクリプトを手動で開始する必要があります。
ノート: 一部のアップグレード・タスクは、アップグレードが完了した後もこのページから削除されません。これらのタスクは、将来のリリースで機能拡張が発生したときに再実行できます。
有効化のステップ
これらのステップを実行するには、管理者ロールを持つユーザーとしてサインインする必要があります。
重要: アクティブなサンドボックスに保留中の変更がある場合は、これらのステップを実行しないでください。処理を進める前に、保持する変更内容があるサンドボックスを必ず保存して公開し、公開しないサンドボックスは削除してください。
- アプリケーションにサインインします。
- 「ナビゲータ」から「サンドボックス」(「構成」の下)を選択します。
- 新しいサンドボックスを作成し、アクティブなサンドボックスとして設定します。現在のアクティブなサンドボックスがアプリケーションの最上部に表示されます。
- 「ナビゲータ」→「アプリケーション・コンポーザ」(「構成」の下)に移動します。
- 「アプリケーション」ドロップダウン・リストから、「共通」や「販売」など、メタデータをアップグレードする最初のアプリケーションを選択します。
- 左側のナビゲーション・ツリーから、「共通設定」の下にある「メタデータ・マネージャ」をクリックします。
ノート: アプリケーションごとに別個に既存のカスタマイズ・メタデータをアップグレードする必要があります。
- 「メタデータ・アップグレード」をクリックします。
- デフォルトでは、手動でアップグレードする必要がある「未開始」アップグレード項目がリストに表示されます。リストの最初の行を強調表示し、「アップグレード」ボタンをクリックします。
- 確認ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。このプロセスには数分かかる場合があります。アップグレードが完了すると、ダイアログ・ボックスが閉じて、「アップグレード完了」列にインジケータが表示されます。
- リストの各行についてステップ7-8を繰り返します。
- アプリケーション・コンポーザの「アプリケーション」ドロップダウン・リストの各アプリケーションについてステップ4-8を繰り返します。
- サンドボックスを公開します。
このプロセスが完了したら、アプリケーションを使用する準備が整います。
主なリソース
- 四半期更新の準備および検証の方法の詳細は、My Oracle Supportの四半期更新の準備(文書ID 2445338.1)を参照してください