本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2022年12月6日 | 二重単位 | 二重単位での販売オーダーの作成と履行 | 文書の更新。オプト・イン失効の削除。 |
2022年12月6日 | 二重単位 |
バック・トゥ・バック・フローにおける二重単位での販売オーダーの作成と履行 | 文書の更新。オプト・イン失効の削除。 |
2022年12月6日 | 二重単位 |
直接出荷フローにおける二重単位での販売オーダーの作成と履行 | 文書の更新。オプト・イン失効の削除。 |
2022年1月7日 | グローバル・オーダー納期回答 | 最終品目代替の管理 |
更新21Dから削除された機能。 |
2021年11月8日 | 文書の更新。項の追加。 | ||
2021年11月5日 | オーダー管理 | 販売オーダーの保存要求後にユーザーに制御を返す | 文書の更新。11月の月次メンテナンス・パックで提供された機能が追加されました。 |
2021年9月17日 | 初版作成。 |
このガイドでは、今回の更新の新機能と機能向上を理解するうえで必要な情報の概要を示し、更新のために実行する必要があるタスクについて説明します。このガイドは本アップデートでの新規・改善機能の概要を理解するのに必要な情報およびアップデートに必要なタスクについて説明します。個々のセクションは機能の概略説明、その機能を実装に必要なステップ、ヒントおよび考慮点、他に必要なリソースが記述されています。
セキュリティと新機能
各機能のロール・セクションは、その機能を使用するのに必要なセキュリティ権限とジョブ・ロールを示します。機能の設定が必要な場合は、別途指定されていないかぎり、「アプリケーション実装コンサルタント」ジョブ・ロールで設定を行う必要があります。(機能にロール・セクションが含まれていない場合は、機能を使用するためにセキュリティの変更は不要です。)
ジョブ・ロールを作成した場合は、必要に応じてそれらのロールに新しい権限を追加するためにこの情報を使用できます。構成済ジョブ・ロールを事前定義済ジョブ・ロールと比較し、セキュリティ・アーティファクトを構成済ジョブ・ロールに追加する方法の詳細は、Oracle Help CenterにあるOracle SCM Cloud: SCMの保護ガイドのセキュリティ・コンソールおよびロールとロール割当の章を参照してください。
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
クラウド・アプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行する必要がある場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle SCM Cloud: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。
Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を配信します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化の状態で提供されている機能は、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。これを行うには、次の権限を使用します。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 機能の概要のページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択である「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を使用可能にするステップを完了します。
「新機能」作業領域に表示されない機能をオプトインすることもできます。オプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、「オプト・イン」機能をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、機能を使用可能にするためのステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。
オプト・イン失効
オプトインを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a) 新しいまたは展開されたBIサブジェクト領域は最初にレポートに組み込む必要があり、b) 新しいWebサービスを利用するには統合が必要になり、c) ユーザーが機能にアクセスできるようにするには、それらの機能をユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
|||||
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
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企業間(B2B)メッセージングは協力関係における重要な要素であり、これにより取引先間で交換できる情報の質や数、頻度が向上します。ただし、B2Bの規格の違い、取引先の技術的な能力および多様性により、これを確立して保守するためのコストが高く付く場合があります。Oracle Supply Chain Collaboration and Visibility Cloudでは、取引先とのB2B通信を管理するためにOracle Collaboration Messaging Frameworkを利用します。これは、B2Bソリューション・プロバイダまたはオンプレミスのB2Bアプリケーションを介して、あるいは取引先に直接標準ベースのB2Bメッセージをマップおよびルーティングする次世代のB2Bメッセージング・プラットフォームです。Oracle Collaboration Messaging Frameworkは、すべてのOracle Cloud Applications環境に追加費用なしで含まれている共通インフラストラクチャ・コンポーネントです。また、Oracle Cloud Applicationsとの緊密な統合により、Oracle Supply Chain Collaboration Cloud顧客が複数の取引先接続を簡単に設定および管理できるようになります。
サービス・プロバイダを使用しているかどうかに応じて、「B2B取引先の管理」または「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」タスクのいずれかを使用して、セキュア・ファイル転送プロトコル(SFTP)の新しい配信方法を追加します。
「配信方法」タブのレイアウトが更新され、画面の左側には配信方法がリストされ、右側に表示される各配信方法の詳細には、選択した配信方法に関連するフィールドのみが表示されます。
取引先またはサービス・プロバイダを選択し、「配信方法」タブで「編集」を選択し、配信方法の名前を含む行を追加し、「配信方法タイプ」に「SFTP」を選択します。画面の右側で、SFTPホスト、SFTPポート、ディレクトリへのアクセスに必要なユーザー名とパスワード、ファイル名、リモート・ディレクトリなどの詳細を入力します。
SFTPを介して配信されるメッセージはリストされているリモート・ディレクトリに配信され、ファイル名は、メッセージGUIDと日時スタンプを付加した配信方法のファイル名(つまり、filename_<MessageGUID>_<dateTimeStamp>)を使用して生成されます。
「配信方法」タブ
B2Bメッセージを送信するためのセキュアなプロトコルが追加されています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: B2Bメッセージングの構成と管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- B2B管理者(ORA_CMK_B2B_ADMINISTRATOR_ABSTRACT)
すべてのタスクの文書選択では、コード化された名前ではなくわかりやすい記述的な値が使用されるようになりました。たとえば、コード化された名前「PROCESS_PO_OUT」のかわりに「購買オーダー - アウトバウンド」が使用されます。これは、次のような文書を選択するすべてのタスクで表示されます。
- コラボレーション・メッセージング履歴の管理
- 顧客コラボレーション構成の編集
- サプライヤB2B構成の編集
- 顧客アカウント・コラボレーション構成の編集
- 外部メッセージ定義の管理
- コラボレーション・メッセージ定義の管理
「コラボレーション・メッセージング履歴の管理」での文書選択
組織のB2B設定を構成する際に、文書を簡単に認識できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: B2Bメッセージングの構成と管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- B2B管理者(ORA_CMK_B2B_ADMINISTRATOR_ABSTRACT)
Oracle Cloudアプリケーションを設定して、プライマリ単位およびセカンダリ単位の追跡を有効にした品目をオーダー、価格設定、受入、ピック、梱包および出荷できるようにします。価格設定、請求および原価計算に使用する単位とは異なる単位で、品目をオーダー、転送、外注または購入する必要がある場合があります。
たとえば、肉を在庫に保有して販売する際はケース単位で、価格設定はポンド単位にする場合があります。ポンドでの合計重量はケースごとに異なるため、肉の各ケースの価格は異なり、バイヤーに各ケースの見積価格を提示する必要があります。
この要件を満たすために、二重単位ソリューションを使用できます。これは、Oracle Cloudアプリケーション全体で機能し、次のことを支援するエンドツーエンドの統合ソリューションです。
- オーダー-入金プロセスおよび調達-支払プロセス全体で、品目をプライマリ単位とセカンダリ単位で同時に追跡します。
- 販売、転送または購入する品目の実際の重量を取得して、品目を正確に価格設定、請求および原価計算できます。
- 販売時または購入時に価格見積を提供し、出荷または受領した正確な重量に応じて価値を最大化します。
この更新で使用可能な二重単位ソリューションに対するOracle Order Management Cloudの機能拡張を次に示します。
- 二重単位での販売オーダーの作成と履行
- バック・トゥ・バック・フローにおける二重単位での販売オーダーの作成と履行
- 直接出荷フローにおける二重単位での販売オーダーの作成と履行
- 契約製造業者からの生産レポートに二重単位を含める
- グローバル・オーダー納期回答での二重単位のサポート
この機能を使用して、次のことができます。
-
オーダー明細を同時に2つの単位で追跡します。たとえば、プライマリ単位であるケースを使用して顧客がオーダーした数量を追跡し、セカンダリ単位であるポンドを使用して価格を設定して実際に出荷するセカンダリ数量を追跡します。
カタログ明細
-
オーダー明細をセカンダリ単位で価格設定します。
セカンダリ単位での価格設定
オーダー明細
-
履行システムからセカンダリ単位で出荷した実際の数量を取得すると、オーダー管理では、オーダー明細の金額が自動的に調整されます。 たとえば、Oracle Shipping Cloudを使用してオーダー明細を出荷すると、オーダー管理では、セカンダリ単位で出荷した数量を使用してオーダー明細の金額が調整されます。「出荷の編集」ページを使用して、出荷数量、バックオーダー数量、セカンダリ出荷数量などの数量を調整します。
Oracle Fusion Shippingの使用
-
「オーダー管理」作業領域の履行ビューを使用して、顧客が最初にオーダーした数量と実際に出荷したものをモニターします。
履行ビュー
- セカンダリ単位に従ってオーダー明細を価格設定すると、オーダー管理では、セカンダリ単位で出荷する数量にあわせて明細の金額が自動的に調整されます。
調整された金額
-
セカンダリ単位に従って品目を原価計算すると、Oracle Cost Management Cloudでは、セカンダリ出荷数量に従って在庫評価勘定に貸方記入され、セカンダリ単位に従って原価計算されます。 標準、実績または平均原価方法を使用して各品目を原価計算できます。使用する方法に応じて、品目原価を異なる方法で設定する必要があります。設定していない場合、原価会計配分プロセスによって品目の原価が計算され、その原価を使用して出荷トランザクションが処理されます。
原価詳細
原価詳細(続き)
原価配分
- Oracle Accounts Receivables Cloudの「トランザクションのレビュー」ページを使用して、請求書の数量および価格をモニターします。
請求書詳細
二重単位を使用して、次のことができます。
-
在庫への品目の保管に使用する単位とは異なる単位で品目を追跡します。 たとえば、プライマリ単位であるケースを使用して顧客がオーダーした数量を追跡し、セカンダリ単位であるポンドを使用して価格を設定して実際に出荷するセカンダリ数量を追跡します。
-
自動フローを使用してオーダー明細を更新し、出荷した数量またはセカンダリ数量に従って請求します。
-
エンドツーエンドのサプライ・チェーン全体で2つの単位を使用および表示します。販売オーダーで開始し、次に価格設定、確保、割当、原価計算、計画、生産、出荷を行い、最後に2つの異なる単位で品目を請求します。
-
商品の社内転送を実行する場合、品目のプライマリ単位区分の単位で転送オーダーを作成および履行し、セカンダリ単位に従って転送価格設定を計算できます。
-
出荷するセカンダリ数量をロット・レベルで追跡します。
-
顧客に請求する価格の精度を向上させます。実際に出荷した数量に従ってセカンダリ単位で請求します。
-
正確に請求して、収益性を高めることができます。
-
レポートの正確さを改善します。セカンダリ数量やセカンダリ単位など、レポートにセカンダリ属性を使用します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
この機能を使用する場合は、「二重単位での販売オーダーおよび転送オーダーの作成と履行」という機能をオプト・インする必要があります。
この機能には設定が必要です。設定ステップについては、「ヒントと考慮事項」の項を参照してください。
ヒントと考慮事項
品目設定
- 「製品情報管理」作業領域を使用して品目を作成します。
- 「販売製品タイプ」属性を「商品」に設定するか、空のままにしておく必要があります。
- 「単位」領域を使用して、品目を二重単位で追跡するために必要な属性を設定します。 たとえば、「トラッキング単位」属性を「プライマリおよびセカンダリ」に設定します。
- 「製品情報管理」作業領域で品目の価格設定単位を変更する必要がある場合は、次の機能を参照してください。
品目設定
標準換算
単位を作成し、次にプライマリ単位とセカンダリ単位の間で換算するための標準換算を作成する必要があります。
価格設定
-
「価格設定管理」作業領域を使用して、価格表での価格の管理方法、割引の管理方法、出荷手数料など、セカンダリ単位の価格設定を設定します。
-
「製品情報管理」作業領域の「単位」領域で「価格設定」属性を「セカンダリ」に設定した場合は、セカンダリ単位に従って価格設定管理で価格設定を設定する必要があります。これは、オーダー管理で品目の販売オーダーを作成する前に実行してください。
-
「価格設定管理」で、オーダー明細に使用する単位で価格を設定する必要があります。 たとえば、価格をキログラム単位で設定した場合、価格設定では、価格がポンド単位に自動的には計算されません。
オーダー管理
-
オーダー管理では、ビジネス・ユニットに指定した品目検証組織を使用して、オーダー明細の属性のデフォルト値が設定されます。
-
製品情報管理で単位を二重単位に設定した場合でも、オーダー管理では、オーダー組立品目、オーダー・ピック品目、キットなどのモデルが、単一の単位を使用しているかのように処理されます。
-
オーダー管理では、オーダー明細のセカンダリ数量およびセカンダリ単位が、換算ルールに従って自動的に計算され、設定されます。 オーダー明細のこれらの値は手動で変更できません。
-
品目xを別の品目yに代替できますが、品目xとyが同じプライマリ単位と同じセカンダリ単位を使用する場合にのみ可能です。 オーダー管理では、代替後に価格設定を呼び出さないため、セカンダリ出荷数量が元の品目で使用している単位と同じであると想定します。
-
オーダー明細の品目が、品目検証組織で使用する単位と同じプライマリおよびセカンダリ単位を使用していることを確認してください。 これらの単位が同じでない場合は、「オーダー管理」作業領域に、倉庫の変更またはオーダー明細の取消を要求するエラー・メッセージが表示されます。
-
二重単位を使用するように品目を設定する場合、およびプライマリ単位で価格設定する場合は、品目にカバレッジを適用できます。品目をセカンダリ単位で価格設定する場合、カバレッジは適用できません。
- 二重単位を使用する品目は、標準フロー、直接出荷フロー、バック・トゥ・バック・フローまたは転送フローで履行できます。詳細は、次を参照してください。
原価管理
- 原価プロファイルを設定する際は、「原価単位」属性を「セカンダリ単位」に設定する必要があります。これにより、フローで品目がそのセカンダリ単位で原価計算されるようになります。
原価プロファイル設定
導入ベース資産
-
「製品情報管理」作業領域で顧客資産の完全なライフサイクルとして品目を履行するように指定すると、出荷で販売オーダーの出荷が履行される際に、このフローにより新しい資産番号が作成されます。 フローでは、品目に設定した換算レートに従って、新しい資産のセカンダリ単位の数量が取得されます。
-
フローでは、資産レベルでのみプライマリおよびセカンダリ単位の換算が実行されます。数量は、導入ベース資産の階層の子資産には伝播されません。
-
返品販売オーダーでは、資産のセカンダリ単位も使用されます。 フローでは、返品数量に従ってプライマリ単位とセカンダリ単位の資産数量が計算されます。 手持ち在庫が使用可能な場合は、フローで調整されます。 手持ち在庫が使用可能でない場合は、新しい資産が作成されます。
参照される返品
-
複数の単位を使用する品目を返品できます。フローでは、返品数量が、出荷した実際の数量にデフォルト設定されます。返品では、返品時に元のオーダーで使用した同じ価格設定計算が使用されます。
-
品目をセカンダリ単位で価格設定すると、価格設定では、参照されたオーダーのセカンダリ履行数量に従って、参照された返品のクレジットが計算されます。
たとえば、元のオーダーは、プライマリ数量が3、プライマリ単位がケースで、3ケースあるとします。換算ルールによって、セカンダリ数量がセカンダリ単位であるポンドで36に換算されるとします。3ケースのうち2ケースを出荷し、数量は22ポンドです。出荷した2ケースのうち1ケースが、顧客から返品されます。価格設定では、当初の12ポンドではなく、11ポンドのセカンダリ数量で返品が計算されます。価格設定では、実際に受け取る数量に関係なく、この数量を使用してクレジットが計算されます。このように、クレジットは元のオーダー明細で顧客に請求した金額と一致します。
参照される返品
主なリソース
ロールおよび権限
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- オーダー入力スペシャリスト(ORA_FOM_ORDER_ENTRY_SPECIALIST_JOB)
- オーダー・マネージャ(ORA_DOO_ORDER_MANAGER_JOB)
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER_JOB)
- 原価会計担当(ORA_CST_COST_ACCOUNTANT)
バック・トゥ・バック・フローにおける二重単位での販売オーダーの作成と履行
Oracle Order Management Cloudで複数の単位を使用して品目を履行する場合は、バック・トゥ・バック・オーダーを他のオーダー・フローに含めます。
- 品目のプライマリ単位またはプライマリ単位区分の別の単位で販売オーダーを作成してから、標準換算または品目換算を使用して数量をセカンダリ単位で自動計算します。
- オーダー明細をプライマリ単位またはセカンダリ単位で価格設定します。
- 自動フローを使用してオーダー明細を更新し、出荷した数量またはセカンダリ数量に従って請求します。
- バック・トゥ・バック・フローにおける需要の履行に二重単位を使用する場合に、この機能を使用して購買オーダー、転送オーダーまたは作業オーダーの作成に役立てます。
二重単位を使用すると、セカンダリ単位で品目を価格設定し、その品目をプライマリ単位とセカンダリ単位で追跡できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
ヒントと考慮事項
この機能を使用する場合は、「二重単位での販売オーダーおよび転送オーダーの作成と履行」という機能をオプト・インする必要があります。
次の追加のヒントに留意してください。
- 「二重単位での販売オーダーおよび転送オーダーの作成と履行」機能が有効になっていることを確認してください。
- 「表示」メニューを使用して、ランタイム環境のセカンダリ単位およびセカンダリ数量を表示します。
ロールおよび権限
- サプライ・チェーン業務マネージャ
Order Management Cloudの実装を設定して、サプライヤが各販売オーダーを顧客に直接出荷し、オーダー明細に対して出荷したプライマリ数量またはセカンダリ数量に従って請求できるようにします。
オーダー管理での二重単位の使用方法(動作方法、使用メリット、設定方法など)の詳細は、「二重単位での販売オーダーの作成と履行」を参照してください。
包括購買契約に対する調達のオプションの設定
オプションとして、包括購買契約(BPA)を作成して、二重単位を使用する品目をセカンダリ単位の事前定義価格でサプライヤから調達できます。
包括購買契約
セカンダリ単位に従って品目を価格設定する包括購買契約の設定方法の詳細は、「セカンダリ単位で価格設定された品目の購入」を参照してください。
この契約を使用して、セカンダリ単位に基づいた価格設定のある購買オーダーの例を次に示します。
購買オーダー
履行システムが出荷した実際の数量をセカンダリ単位で取得できます。オーダー管理では、オーダー明細の金額が自動的に調整されます。たとえば、品目を直接出荷する場合は、サプライヤからの事前出荷通知(ASN)を使用して、サプライヤがセカンダリ単位で出荷した数量を判断し、オーダー明細の金額を自動的に調整できます。
事前出荷通知
原価管理では、サプライヤ経過勘定の直接出荷受入を作成する際、価格設定単位の購買オーダー価格が使用されます。これには税金が含まれています。
原価会計配分
品目の原価プロファイルを設定するときに単位オプションを設定できます。 直接出荷受入の原価計算および取引販売の出庫を、セカンダリ単位の数量またはプライマリ単位の数量で指定できます。
セカンダリ単位を使用した原価台帳
プライマリ単位を使用した原価台帳
二重単位を使用して、次のことができます。
- 直接出荷フローで顧客に請求する価格の精度を向上させます。
- 実際に出荷した数量に従ってセカンダリ単位で請求します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
ヒントと考慮事項
直接出荷で二重単位を使用するには:
- 「オファリング」作業領域で、「オーダー管理」オファリングを選択します。
- 「オプト・イン機能」をクリックします。
- オプト・イン: オーダー管理ページで、「オーダー管理」行の「機能」列にある「編集」アイコンをクリックします。
- 「二重単位での販売オーダーおよび転送オーダーの作成と履行」機能の「使用可能」チェック・ボックスをクリックし、その機能行を展開します。
- 「セカンダリ単位で価格設定された品目の購入」機能の「使用可能」チェック・ボックスをクリックします。
- 「完了」をクリックします。
次の追加のヒントに留意してください。
サプライ・チェーン・オーケストレーション
二重単位を使用する品目を直接出荷する場合は、所有権の移動を開始するイベントとして事前出荷通知のみを使用する必要があります。
原価管理
-
すでに存在する品目の原価の単位は更新できません。
-
セカンダリ単位とプライマリ単位で原価を保守および追跡する必要がある場合は、別の原価台帳を追加します。 一方の台帳を使用して、品目のプライマリ単位で原価および売上総利益を計算および追跡します。もう一方の台帳を使用して、品目のセカンダリ単位で原価および売上総利益を計算および追跡します。
主なリソース
ロールおよび権限
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- オーダー入力スペシャリスト(ORA_FOM_ORDER_ENTRY_SPECIALIST_JOB)
- オーダー・マネージャ(ORA_DOO_ORDER_MANAGER_JOB)
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER_JOB)
- 原価会計担当(ORA_CST_COST_ACCOUNTANT)
REST APIまたはファイルベースのデータ・インポート(FBDI)を介して、契約製造業者からの生産レポートのプライマリ単位とセカンダリ単位をインポートします。
インポートには、契約者が使用する資材の説明と、完成品の説明が含まれます。これには、詳細がプライマリ単位およびセカンダリ単位で含まれています。
契約製造業者は、サプライヤ・ポータルを使用して生産レポートをアップロードすることもできます。
生産レポートのこれらの詳細を使用すると、生産要件をより正確に追跡および管理するのに役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロールおよび権限
- サプライ・チェーン業務マネージャ
- サプライヤ(サプライヤ・ポータルを介したナビゲーション)
キャッチ・ウェイトなど、二重単位(UOM)の考慮事項は、天然資源や飲食などの様々な産業において重要です。たとえば、ケースごとに名目重量がある一定数のケースについてオーダーを受ける場合がありますが、最終的な価格設定は出荷された実際の重量に基づきます。Oracle Cloud Supply Chain Managementは、エンドツーエンドのサプライ・チェーン・ビジネス・プロセス全体で同時に2つの単位を追跡する必要性に包括的に対応するようになりました。
Oracle Cloud Supply Chain Planningでは、サプライ・チェーン管理アプリケーションから収集されたすべての関連データはプライマリ単位であり、関連する単位が表示単位に適切に換算されます。供給プランニングおよび補充プランニングから計画オーダーをリリースした後は、オーダー・オーケストレーション・プロセスによって、関連する単位へのすべての換算が行われ、二重単位での実行がサポートされます。
エンドツーエンドのサプライ・チェーン・ビジネス・プロセスを介して、二重単位を考慮してサプライ・チェーンを実行します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 品目の二重単位トラッキングを有効にするには、「製品情報管理」作業領域で「品目の管理」タスクを使用して、品目の「トラッキング単位」属性を「プライマリおよびセカンダリ」に設定します。
- 「製品情報管理」作業領域の「品目の管理」タスクを使用して、「価格設定単位」属性が「プライマリ」または「セカンダリ」として設定されると、Order Management Cloudが、関連する価格設定単位で販売オーダー明細を適切に価格設定できます。
- Supply Chain Planning Cloudは、セカンダリ単位からプライマリ単位に換算することで、需要と供給を収集してリリースします。
主なリソース
- サプライ・チェーン・プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「二重単位のサポート」レディネス・トレーニング。
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- オーダー納期回答マネージャ(ORA_MSC_ORDER_PROMISING_MANAGER_JOB)
- バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
- 生産スケジューラ(ORA_MSC_PRODUCTION_SCHEDULER_JOB)
- 次の権限のいずれかが含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
- 「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「補充プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_REPLENISHMENT_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「オーダー納期回答」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_ORDER_PROMISING_WORK_AREA_PRIV)
- 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
- 生産スケジュールのリリース(MSC_RELEASE_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
- 生産スケジュールの実行(MSC_RUN_PRODUCTION_SCHEDULE_PRIV)
販売オーダーがピッキングまたは出荷を必要としない場合に在庫を削減
状況によっては、販売オーダーを履行する際にピッキング、梱包および出荷を実行せずに、倉庫の手持数量を削減し、原価を割り当て、売上原価を認識する必要があります。 たとえば、店頭トランザクションにより品目を搬送する場合や、すでに完了した店頭販売トランザクションについてOracle Order Management Cloudで販売オーダーを記録する場合など、Oracle Inventory Management Cloudでは、正確な原価計算および会計トランザクションにより、販売オーダーを履行するために必要な手持数量が削減されます。
この機能を使用すると、次のことができます。
- オーダー管理で販売オーダーを取得し、ピッキングまたは出荷せずに倉庫からオーダーを履行します。
- 在庫に送信する前に販売オーダーを検証します。
- 手持数量の削減を在庫管理に記録します。
- オーダー明細を在庫に送信した後すぐに、またはバックグラウンドで記録します。
- 現在の日付またはすでに発生した日付で記録します。
- トランザクションの原価を計算し、Oracle Cost Management Cloudで売上原価を認識します。
- 所有権がビジネス・ユニット間で変更された場合に、財務詳細を調整し、Oracle Supply Chain Financial Orchestration Cloudでトランザクションを処理します。
- 販売オーダーの変更を管理します。
オーダー管理
販売オーダーの作成
販売オーダーの作成時に販売オーダー明細で在庫トランザクションを許可する属性を指定します。
在庫トランザクションを許可するオーダー明細の詳細
ノート:
-
オーダー明細の「在庫トランザクションの許可」属性を「はい」に設定して、品目を選択または出荷しない場合に在庫を削減できるようにします。出荷可能な標準品目に使用します。標準品目は、構成品目、キットまたはモデルではない品目です。「製品情報管理」作業領域の品目に対する「バック・トゥ・バック可能」属性は、「はい」または「いいえ」にできます。
-
オーダー明細で倉庫および保管場所を指定する必要があります。指定しないと、「在庫トランザクションの許可」を「はい」に設定した場合に、「送信」をクリックするとエラーが表示されます。
-
オーダー明細にプロジェクト属性および拡張可能フレックスフィールドを含めて、在庫に送信することもできます。
-
「在庫トランザクションの許可」を「はい」に設定するビジネス・ルールまたはオーダー管理拡張を作成できます。たとえば、特定のオーダー・タイプに対して「在庫トランザクションの許可」を「はい」に設定するビジネス・ルールを作成できます。
オーダー詳細の管理
オーダー明細で倉庫および保管場所を指定し、オーダー明細の「ロットおよびシリアル番号の管理」処理を使用して、「ロットおよびシリアル番号の管理」ダイアログをオープンします。「ロットおよびシリアル番号の管理」ダイアログをオープンする必要があるのは、オーダー明細の品目が改訂、ロットまたはシリアル管理されている場合、または保管場所が保管棚管理下にある場合のみです。
ロットおよびシリアル番号の管理
ノート:
-
「改訂番号」、「ロット」、「シリアル番号: 自」または「保管棚」の値を設定します。設定する値は、品目が改訂、ロットまたはシリアル管理されているかどうか、または保管場所が保管棚管理下にあるかどうかによって異なります。たとえば、品目がロット管理の場合は、「ロット」属性に値を設定します。また、ダイアログで「数量」の値も設定する必要があります。
-
オーダー管理では、「在庫トランザクションの許可」属性を「はい」に設定した場合にのみダイアログが表示されます。
オーダー明細の品目が改訂、ロットまたはシリアル管理されている場合または保管場所が保管棚管理下にある場合は、ロットまたはシリアルの詳細を入力していないと、「送信」をクリックしたときにエラーが表示されます。
オーダー送信時のエラー・メッセージの例
販売オーダーのインポート
ファイルベース・データ・インポート(FBDI)、Application Development Framework (ADF) WebサービスまたはREST APIを使用して販売オーダーをインポートします。
ADF Webサービスを使用した在庫トランザクションを許可するオーダーのインポートの例
ノート:
-
「オーダー管理」作業領域からオーダーを作成する際に指定する値と同じ値を指定します。たとえば、InventoryTransactionFlagをtrueに設定し、要求履行組織、保管場所を指定するか、品目がロット管理されている場合は「ロット」属性に値を設定します。設定していない場合や値が正しくない場合は、エラーが表示されます。
履行のオーケストレーション
この機能に付属している事前定義オーケストレーション・プロセスを使用します。
在庫トランザクションのある履行明細の詳細
ノート:
-
事前定義オーケストレーション・プロセスを使用することをお薦めします。オプションとして、作成した独自のオーケストレーション・プロセスで新しい在庫トランザクション・タスクを参照できます。
-
オーダー管理は、品目、ロット、シリアル、倉庫、保管場所、数量など、必要な詳細を在庫管理に送信します。オーダー管理では、指定したプロジェクト関連の属性または拡張可能フレックスフィールドの値も送信されます。
-
オーダー管理から在庫管理にオーダー明細が正常に送信され、在庫トランザクション・タスクが完了し、オーダー明細が履行された後、オーケストレーション・プロセスによってオーダー明細が売掛管理に送信され、明細が請求されます。
-
オプションとして、割当ルールで「在庫トランザクションの許可」属性を使用します。たとえば、「在庫トランザクションの許可」属性が「はい」の場合のみ、事前定義オーケストレーション・プロセスを割り当てます。
-
「オーダー明細の在庫トランザクション日」オーダー管理パラメータを使用して、在庫のトランザクション日を決定し、オーダー明細の履行日を設定します。現在日、オーダー日、予定出荷日または要求出荷を指定できます。
-
在庫管理に送信する各オーダー明細に対して手持数量を削減するには、「在庫トランザクションをすぐに処理」オーダー管理パラメータを使用します。
-
はい: 在庫削減を即時に処理します。この設定を使用して、リアルタイム・データで在庫を正確な最新の状態に保ちます。在庫トランザクションの処理時にエラーが発生した場合、トランザクション明細は在庫管理で待ち状態のトランザクションとして使用でき、オーケストレーション・プロセスによってオーダー明細が次の履行タスクに移動します。後で在庫管理でトランザクションを手動で変更および処理できます。
-
いいえ。在庫削減をバックグラウンドで処理します。この設定を使用すると、各販売オーダーをより迅速に処理できます。トランザクション明細は在庫管理で待ち状態のトランザクションとして使用でき、オーケストレーション・プロセスによってオーダー明細が次の履行タスクに移動します。在庫管理では、トランザクションがバックグラウンドで自動的に処理されます。
-
大量の販売オーダーを処理する際の効率性の向上
オプションとして、「在庫トランザクション明細をグループとして処理」オーダー管理パラメータを使用して、明細をグループ化し、一緒に送信し、それらが在庫管理でまとめて履行されます。
在庫トランザクション・オーダー明細をグループとして履行
ノート:
- 在庫トランザクション・オーダー明細をグループとして処理する場合、次のようになります。
- オーケストレーション・プロセスで在庫トランザクション・タスクを使用する必要はありません。
- すべての詳細が指定されているオーダー明細は、在庫削減のためにオーダー送信時に在庫管理に送信されます。オーダーが正常に送信されると、オーケストレーション・プロセスによってオーダー明細が次の履行タスクに移動します。
- 「在庫に送信済」属性をレビューして、オーダー明細が在庫に送信されているかどうかを確認できます。
- オーダー明細の保留を使用して、オーダー管理から在庫への明細の送信を防止することはできません。オーダー管理では、明細が保留中であっても、オーダーの送信時に在庫トランザクションを許可する明細が在庫に送信されます。
在庫トランザクションを含むオーダー明細の検索
「在庫トランザクションの許可」属性および「在庫に送信済」属性を使用して、在庫トランザクションを含むオーダー明細を検索します。
在庫トランザクションを含むオーダー明細の検索
- これらの属性は、「オーダー管理」作業領域の「履行明細の管理」ページまたは「履行明細例外の管理」ページで使用します。
- また、オーダー情報Webサービスを使用して、在庫トランザクションのある販売オーダーを取得することもできます。
- これらの属性は、オーダー管理拡張、ビジネス・ルールまたは処理制約で使用します。
販売オーダーの改訂
- 在庫トランザクションを許可する販売オーダーは、他の販売オーダーと同様に取消または変更します。オーダー管理から在庫管理に販売オーダーが送信されるまでは、数量、顧客詳細、ロットおよびシリアルの詳細、倉庫、保管場所などを変更したり、ロットおよびシリアルの詳細を削除できます。
- オーダー改訂は在庫管理には送信できません。
販売オーダーのコピー
- 在庫トランザクションを許可する販売オーダーは、他の販売オーダーと同様にコピーします。オーダー管理ではロットおよびシリアルの詳細はコピーされません。
レポートでの属性の使用
-
Oracle Transaction Business Intelligence (OTBI)レポートおよびBusiness Intelligence Cloud Connector (BICC)レポートで在庫トランザクション属性を使用します。 たとえば、「在庫トランザクションの許可」属性(INVENTORY_TRANSACTION_FLAG)、「在庫に送信済」属性(INVENTORY_INTERFACED_FLAG)、保管場所、保管棚およびその他の属性をレポートに追加します。
在庫管理
完了したトランザクションのレビュー
「在庫管理」作業領域の「完了トランザクションのレビュー」ページを使用します。
完了トランザクションのレビュー
この機能では、新しい「直接販売オーダー出庫」トランザクション・タイプを使用して、販売オーダーの在庫トランザクションを作成します。
- トランザクションの改訂、ロット、シリアル、プロジェクトおよびタスク詳細を確認します。
- FBDI、REST APIまたはSOAP Webサービスを使用して、トランザクションを在庫管理で作成することはできません。
待ち状態のトランザクションのレビュー
「待ち状態のトランザクションの管理」ページを使用して、エラー・トランザクションをレビューします。
待ち状態のトランザクションの管理
このページには、在庫管理で「直接販売オーダー出庫」トランザクション・タイプを使用するときに発生するエラーが表示されます。
- 「エラー説明」属性を確認して、エラーの詳細を取得します。
- 待ち状態のトランザクションからトランザクションの保管場所、保管棚、ロットまたはシリアルを変更して処理できます。
- オーダー明細でプロジェクトを指定し、プロジェクトおよびタスクの品目に手持在庫がない場合は、在庫管理の「待ち状態のトランザクションの管理」ページで、販売オーダーの在庫トランザクションがスタック状態になります。「待ち状態のトランザクション」ページを使用して、エラーを修正できます。
- 循環棚卸を調整して、プロジェクト在庫を修正します。
- または、共通在庫を使用します。品目が参照する品目組織の「共通供給の使用の許可」属性を「はい」に設定するか、空のままにします。スタック・トランザクションから在庫プロジェクトとタスクを削除すると、在庫管理により、共通在庫を使用して需要が満たされます。
サプライ・チェーン財務オーケストレーション
財務オーケストレーション・フローを開始するには、「財務オーケストレーション・イベントの送信」スケジュール済プロセスを実行する必要があります。このプロセスを実行するには、「スケジュール済プロセス」作業領域を使用します。
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「財務オーケストレーション・イベントの送信」スケジュール済プロセスの使用
プロセスを実行する場合は、「直接販売オーダー出庫の処理」パラメータを「はい」に設定します。 財務オーケストレーションが在庫トランザクションを処理し、財務フローを調整します。
- 財務オーケストレーションは、直接販売オーダー出庫トランザクション・タイプごとに財務詳細を調整します。
- 財務オーケストレーションは、所有権がビジネス・ユニット間で変更された場合にトランザクションを処理します。
- トランザクションのステータスを表示するには、財務オーケストレーションのモニター・ページに移動し、「ビジネス・プロセス・タイプ」属性を「出荷」に設定します。 失敗したイベントを再送信する必要がある場合は、「選択したものを送信」オプションを有効にします。
財務オーケストレーションで障害が発生したためにイベント・ステータスが終了しない場合は、定期的な間隔で実行されるようにスケジュール済プロセスを設定できます。 財務オーケストレーションでは、直接販売オーダー出庫トランザクション・タイプを出荷トランザクションとみなします。したがって、トランザクションを再処理するには、「直接販売オーダー出庫の処理」パラメータを「いいえ」に設定し、「ビジネス・プロセス・タイプ」パラメータを「出荷」に設定します。
障害を再処理するためのスケジュール済プロセスの設定
原価管理
直接販売オーダー出庫トランザクション・タイプが使用する会計テンプレートは、次のとおりです。
「原価会計配分のレビュー」ページを使用して、直接販売オーダー出庫トランザクションの配分を確認できます。
原価会計配分のレビュー
ノート:
-
コスト・プロセッサは、Oracle Receivables CloudまたはOracle Revenue Management Cloudが収益を認識するのと同じレベルで売上原価を認識します。
-
オーケストレーション・プロセスに請求タスクがない場合は、オーケストレーション・プロセスがオーダー明細のクローズを進め、オーケストレーションが原価計算に対してオーダー詳細を送信し、コスト・プロセッサが収益認識イベントを生成します。
-
売上原価認識の会計テンプレートは、次のとおりです。
店頭トランザクションおよび店頭販売トランザクションには、通常、大量のトランザクションが含まれます。この機能は次の目的で使用します。
- 販売している品目をピックおよび出荷しない場合は、各販売オーダーを履行するために必要な手持数量を減らします。
- 品目をピックおよび出荷しない場合は、ピッキングおよび出荷トランザクションの詳細を管理する必要はありません。
- 倉庫からの販売オーダーの処理および履行に必要なステップ数と時間を削減します。
- 大量の販売オーダーを履行し、収益を増やし、顧客満足度を高めます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
オプト・インした後、次のステップを実行します。
- オーダー管理パラメータを設定します。
- 事前定義済のオーケストレーション・プロセスをデプロイします。「在庫トランザクション明細をグループとして処理」パラメータを「はい」に設定した場合、このステップの追加は任意です。
- オプションとして、新しいコンテキストでオーダー管理の拡張可能フレックスフィールド属性および在庫管理の付加フレックスフィールド属性を構成して、追加の属性値をオーダー明細から在庫管理の在庫資材トランザクションに送信できます。新しいオーダー履行明細コンテキストおよび在庫資材トランザクション・コンテキストはINVENTORY_TRX_INFORMATION_LINEです。
ヒントと考慮事項
- オーダー明細の在庫トランザクションを許可する販売オーダーを送信した後で、「販売オーダーがピッキングまたは出荷を必要としない場合に在庫を削減」機能をオプト・アウトすることはできません。この時点で、この機能を使用するようにコミットされています。
- 在庫管理システムの在庫削減に使用可能な手持数量は、オーダー管理では検証されません。したがって、使用可能な手持数量が在庫管理システムで正しく反映されていることを確認してください。正しくない場合、在庫管理で在庫トランザクションが失敗します。
- 品目がバック・トゥ・バック可能な場合でも、在庫削減を実行するのに十分な手持数量があることを確認してください。在庫トランザクションを許可するオーダー明細は、供給タスクによる供給の作成では処理されません。
- オーダー管理は、オーダー改訂または更新を在庫管理に送信せず、在庫管理からの更新も受け入れません。そのため、オーダー管理が在庫管理にオーダー明細を正常に送信した後で発生したエラーは、在庫管理でのみ修正できます。オーダー管理では修正できません。
- 構成またはキットに対する在庫トランザクションは許可できません。標準の出荷可能品目である構成またはキットの子品目について手持在庫を削減する必要がある場合、および子をピックまたは出荷する必要がない場合は、個々の子品目をオーダーします。
- 在庫トランザクションを許可するオーダー明細では、履行許容範囲を使用できません。オーダー管理では、明細の履行許容範囲は無視されます。
- 更新21Bより前に作成したオーダー明細の場合、オーダー明細に対して「在庫トランザクションの許可」属性値を「はい」に設定しないでください。ソース・オーダーをインポートする場合は、InventoryTransactionFlag属性をtrueに設定しないでください。
- 在庫トランザクションのないオーダー明細を返品する場合と同じ方法で、在庫トランザクションのあるオーダー明細を返品できます。
- この機能をオプト・インする場合は、次のことに留意してください。
- 「オーダー管理」作業領域を使用して、「保管場所の管理」で保守している保管場所から、オーダー明細に対して保存場所を設定できますが、保管場所を設定しても、オーダー管理による在庫の予約方法には影響しません。オーダー管理を使用して、指定された保管場所からオーダー明細の数量を予約することはできません。
- また、オーダー明細を出荷または履行していない場合は、オーダー・インポートWebサービスを使用して、明細からロットおよびシリアル詳細を削除できます。
独自のオーケストレーション・プロセスを作成する場合は、次のことに留意してください。
- 同じオーケストレーション・プロセスでは、スケジューリング・タスクまたは予約タスクを在庫トランザクション・タスクと一緒に使用しないでください。この要件を満たすことができない場合は、オーケストレーション・プロセスに、在庫トランザクションがあるオーダー明細に対してスケジュール・タスクまたは予約タスクが実行されないようにする分岐条件または明細選択基準があることを確認してください。
- 履行時にオーダー管理でオーダー明細の履行数量および実績履行日が確実に更新されるように、プロセスに履行タスクを含めます。在庫トランザクション・タスクは、事前定義オーケストレーション・プロセスの履行完了ステップであることに注意してください。
主なリソース
- 機能設定マネージャの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle Supply Chain Management Cloud: オーダー管理の実装、製造およびサプライ・チェーン資材管理の実装、原価会計の実装、原価会計および受入会計の使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
ロールおよび権限
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- オーダー入力スペシャリスト(ORA_FOM_ORDER_ENTRY_SPECIALIST_JOB)
- オーダー・マネージャ(ORA_DOO_ORDER_MANAGER_JOB)
- 倉庫マネージャ(ORA_INV_WAREHOUSE_MANAGER_JOB)
- 原価会計担当(ORA_CST_COST_ACCOUNTANT)
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- オーダーの開始(FOM_CREATE_ORDER_PRIV)
- オーダーの改訂(FOM_REVISE_ORDER_PRIV)
- オーダーの表示(FOM_VIEW_ORDERS_PRIV)
- 待ち状態の在庫トランザクションのレビュー(INV_REVIEW_PENDING_INVENTORY_TRANSACTION_PRIV)
- 完了在庫トランザクションのレビュー(INV_REVIEW_COMPLETED_INVENTORY_TRANSACTION_PRIV)
- 原価配分職務の作成(CST_CREATE_COST_DISTRIBUTIONS)
- 原価配分のレビュー(CST_REVIEW_COST_DISTRIBUTIONS)
- サプライ・チェーン財務オーケストレーション・フローの保守(FOS_MAINTAIN_SUPPLY_CHAIN_FINANCIAL_TRADE_AGREEMENT_PRIV)
大量のオーダー明細がある販売オーダーでは、オーダー保存要求の処理に数分かかる場合があります。オーダー管理パラメータを使用して、オーダー管理でオーダー保存要求を処理している間、ユーザーに制御を渡して販売オーダーから移動できるようにするかどうかを指定できます。このパラメータを設定しないと、オーダー管理では、オーダーのすべての明細の保存が終了した後にのみ、ユーザーに制御が渡されます。
ユーザー・エクスペリエンスを向上させます。ユーザーが保存の終了を待機しなくても、オーダー管理でオーダー保存要求を処理している間に、販売オーダーから移動できるように制御を渡します。
有効化のステップ
- 「設定および保守」作業領域に移動してから、タスクに移動します。
- オファリング: オーダー管理
- 機能領域: オーダー
- タスク: オーダー管理パラメータの管理
- 「オーダー管理パラメータの管理」ページで、「販売オーダーの保存要求後にユーザーに制御を返す」パラメータの値を選択します。
ヒントと考慮事項
パラメータを値に設定します。
- 「いいえ」。オーダー管理が販売オーダーのすべての明細の保存を終了するまで、ユーザーは受注から移動できません。オーダー管理でオーダー保存要求の処理が終了した後、ユーザーには「オーダーの編集」ページが表示されたままになります。事前定義済の値は「いいえ」です。
- 「はい」。オーダー管理がオーダー保存要求を処理している間に、ユーザーは販売オーダーから移動できます。ユーザーが保存要求を発行すると、「オーダー管理」作業領域にダイアログが表示されてから、オーダーの表示ページが表示されます。オーダー管理がまだ要求を処理している場合は、オーダーの表示ページのオーダー番号の横にロック・アイコンが表示されます。ユーザーはページをリフレッシュして最新の詳細を表示できます。ユーザーがオーダーの表示ページから移動した場合は、販売オーダーを検索して最新の詳細を表示できます。エラーまたは警告が発生した場合、ユーザーはエラーまたは警告アイコンをクリックして詳細を表示できます。
この機能は、ユーザーが「オーダー管理」作業領域で「保存」または「保存してクローズ」をクリックした場合にのみ動作します。オーダー・インポート時には適用されません。
主なリソース
-
Oracle Supply Chain Management Cloud: オーダー管理の実装ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロールおよび権限
- Order Entry Specialist
- Order Manager
サプライヤ取引プログラムを作成して管理することで、需要チェーン全体でのプログラムおよびプロモーションの実行と影響を最適化します。
ユーザー・インタフェースまたはRESTサービスによってサプライヤ年間プログラムを管理し、プログラムの有効期間にわたる累積購買量に基づいてリベートの経過勘定を実行します。購買値の達成階層に基づいてパーセント・リベートを定義するか、または購買数量の達成階層に基づいてユニット当たり金額リベートを定義できます。遡及的および段階的計算がサポートされており、品目またはカテゴリ別、あるいはすべての品目について製品の適格を定義できます(除外がサポートされます)。適格な購買は、CSVファイルを使用してインポートされたサプライヤ請求書から取得されます。
年間プログラム - 一般
サプライヤの年間リベートとサプライヤ・リベートが異なるのは、ボリューム達成がオーダー全体で累計されるためです。サプライヤ・リベートでは、リベートは指定されたトランザクションのコンテキストにあります。サプライヤの年間リベートでは、リベートは、プログラムの期間(通常は1年)のオーダー全体の累積ボリューム達成のコンテキストにあります。
ボリューム・リベートは、達成された階層に応じて購買価格のパーセントにすることも、達成された数量階層に基づいて単位当たりの定額にすることもできます。また、特定の階層に早晩到達することが予想されるため、より高いレートで速やかに計上できるように、あらかじめ高い階層に適格化することも可能です。プログラムがアクティブになると、各ボリューム・ルールの達成を追跡できます。これには、現在の階層、現在の達成度、現時点で階層の何パーセントに到達したか、次の階層に到達するために必要な追加のボリューム、および事前に適格化した階層に到達するために必要な追加のボリュームが含まれます。 次の階層からどの程度離れているかについてインサイトが提供されるため、次の目標に到達するためのビジネス処理を積極的に検討できます。
年間プログラム - ボリューム・ルールとインサイト
製品の適格性に関しては、すべての品目、特定の品目またはカテゴリおよび除外をサポートしています。サポートされるカテゴリは、Oracle Product Information Management Cloudのカタログに属しています。さらに、ボリューム達成の一部として含まれるが、割引から除外される品目またはカテゴリもサポートしています。
カテゴリには設定が必要です。各サプライヤには、独自のカテゴリのカタログがあります。各品目は、必要に応じて単一のカテゴリに属することができます。つまり、品目はカテゴリに属していなくてもかまいませんが、属する場合は1つのカテゴリのみです。カテゴリの階層はサポートされていません。カテゴリのフラット階層がサポートされています。
年間プログラム - 製品
業務レポートでは、「取得済」、「進行中」、「支払済」および「使用可能」の各種ステータスの見越合計が提供されます。請求書期間、カテゴリまたは品目別にさらに分類できます。サプライヤの年間プログラムの導入により、これらのプログラムはサプライヤ・チェックブックの一部になりました。経過勘定は、ビジネス・ユニット、サプライヤ、サプライヤ・サイトおよびプログラム別に要約され、元帳通貨で表示されます。
年間プログラム - チェックブック
年間プログラム - チェックブック(取得済)
サプライヤ・チェックブック
サプライヤからの年間プログラムのサポートにより、次のことができます。
- 総利益の漏損を削減できます。 正確な要求計算により、サプライヤの拒否が減少します。
- 年間リベートの管理コストを削減できます。合理化されたプロセスにより、企業は年間のリベート要求から価値をより迅速に実現するのに役立ちます。
- 年間リベート契約の実行を自動化することでビジネスを簡素化します。迅速かつ効率的なリベート実現により、社員の負担を軽減します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
- 「購買」機能領域の下の「サプライヤ・インセンティブ」という名前の機能領域をオプト・インする必要があります。次に、「サプライヤ・チャネル管理」という名前の機能をオプト・インします。この機能領域をオプト・インすると、ここで説明するすべてのサプライヤ年間プログラム機能が有効になります。
- または、「チャネル収益管理」機能領域と「サプライヤ・チャネル管理」機能を「オーダー管理」オファリングを介してオプト・インすることで、サプライヤ年間プログラム機能を有効にできます。
ヒントと考慮事項
CSVインポートのエラー処理のヒントを次に示します。
- エラーが発生すると、指定されたインポートに対してerror.csvファイルおよびreject.csvファイルがユーザーに対して作成されます。
- すべてのエラーはerror.csvファイルにあります。
- reject.csvファイルはソースCSVのコピーで、エラー・メッセージを含む列が追加されています。
- reject.csvファイルでエラーを修正してください。エラー・メッセージが含まれている最初と最後の列を削除し、新しいCSVファイルとして保存します。
- 新しいCSVファイルをインポートします。
要求のサポートで、Microsoft Excelに要求抽出をエクスポートするための実装に関する考慮事項を次に示します。
- サプライヤ年間プログラム要求詳細抽出レポート事前定義済BI Publisherテンプレートは、「サプライ・チェーン管理」→「チャネル収益管理」→「サプライヤ・チャネル管理」→「要求」の下にあります。
- BI Publisherを使用して事前定義済の要求テンプレートをExcelに構成し、独自の要求テンプレートにします。
- エクスポート・ファイルに含める列を決定し、そのBI Publisherテンプレートを作成します。
- 日付属性のデフォルト書式は'YYYY/MM/DD'です。
- タイムスタンプ属性のデフォルト書式は'YYYY/MM/DD HH24:MI:SS'です。
主なリソース
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
ロールおよび権限
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR)
- サプライ・チェーン統合スペシャリスト(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_INTEGRATION_SPECIALIST)
- サプライヤ・チャネル・マネージャ(ORA_CJM_SUPPLIER_CHANNEL_MANAGER)
「調達」作業領域によるサプライヤ・チャネル・プログラムの管理
「調達」作業領域でサプライヤ・チャネル・プログラムを管理します。「チャネル収益管理」にすばやくナビゲートし、サプライヤ・チャネル・プログラムを管理したり、これらのプログラムのパフォーマンスをモニターできます。機能設定マネージャの「調達」オファリングの下にある「サプライヤ・インセンティブ」機能領域を使用して設定タスクを管理できます。
調達を介した「サプライヤ・チャネル管理」作業領域
機能設定マネージャ - 調達オファリングの「サプライヤ・インセンティブ」
調達の新しい「サプライヤ・チャネル管理」作業領域では、他のOracle Procurement Cloudサービスにすでにアクセスしているサプライヤ・チャネル・マネージャとサプライ・チェーン・アプリケーション管理者に、よりよいユーザー・エクスペリエンスが提供されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
- 「購買」機能領域の下の「サプライヤ・インセンティブ」という名前の機能領域をオプト・インする必要があります。次に、「サプライヤ・チャネル管理」という名前の機能をオプト・インします。この機能領域をオプト・インすると、ここで説明するすべてのサプライヤ・チャネル管理機能が有効になります。
主なリソース
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
ロールおよび権限
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR)
- サプライ・チェーン統合スペシャリスト(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_INTEGRATION_SPECIALIST)
- サプライヤ・チャネル・マネージャ(ORA_CJM_SUPPLIER_CHANNEL_MANAGER)
サプライヤ・チャネル会計ルールの追加補助元帳会計ソースの指定
サプライヤ要求について、要求ヘッダー・レベルでフレックスフィールドを構成します。サプライヤ要求ヘッダー・フレックスフィールドおよびサプライヤ・プログラム・ヘッダー・フレックスフィールドを、チャネル会計ルールのソースとして使用できます。
追加の補助元帳会計ソースは、より柔軟な自動チャネル会計ソリューションを提供します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
- 「購買」機能領域の下の「サプライヤ・インセンティブ」という名前の機能領域をオプト・インする必要があります。次に、「サプライヤ・チャネル管理」という名前の機能をオプト・インします。この機能領域をオプト・インすると、ここで説明するすべてのサプライヤ・チャネル管理機能が有効になります。
-
または、「チャネル収益管理」機能領域と「サプライヤ・チャネル管理」機能を「オーダー管理」オファリングを介してオプト・インすることで、サプライヤ・チャネル管理機能を有効にできます。
主なリソース
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
ロールおよび権限
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR)
「サプライヤ出荷およびデビット」プログラムの経過勘定に対する手動調整の承認
「サプライヤ出荷およびデビット」プログラムの経過勘定に対する手動調整を承認します。手動調整を作成し、承認のために送信できます。調整承認権限がある場合は、調整を承認または否認できます。
調整の管理
承認処理
承認機能は、サプライヤ出荷およびデビット調整の監査機能を提供します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 調達
- 「購買」機能領域の下の「サプライヤ・インセンティブ」という名前の機能領域をオプト・インする必要があります。次に、「サプライヤ・チャネル管理」という名前の機能をオプト・インします。この機能領域をオプト・インすると、ここで説明するすべてのサプライヤ・チャネル管理機能が有効になります。
-
または、「チャネル収益管理」機能領域と「サプライヤ・チャネル管理」機能を「オーダー管理」オファリングを介してオプト・インすることで、サプライヤ・チャネル管理機能を有効にできます。
主なリソース
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
ロールおよび権限
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライヤ・チャネル・マネージャ(ORA_CJM_SUPPLIER_CHANNEL_MANAGER)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライヤ手動調整の管理(CJM_MANAGE_SUPPLIER_MANUAL_ADJUSTMENT_PRIV)
この機能を使用して、1つの購買オーダーに対して複数の変更要求を管理します。複数の購買依頼がバック・トゥ・バックまたは外注加工のフローで単一の購買オーダーにグループ化されている場合に、1つの購買オーダーに対して複数の変更要求を受け取ると、この機能を使用して、それらを1つの購買オーダーにグループ化して処理できます。
仕組み
- オーダー管理または製造では、購買オーダーに対する1つ以上の変更要求をサプライ・チェーン・オーケストレーションに送信します。
- サプライ・チェーン・オーケストレーションは、これらの変更要求をグループ化し、指定した期間に従って待機します。期間中に購買オーダーの変更要求をさらに受け取った場合は、それらをグループに追加します。
- サプライ・チェーン・オーケストレーションにより、期間が終了すると、変更要求のグループが購買に送信されます。
- 購買により、グループ内のすべての変更要求がまとめて処理されます。
ノート:
-
購買で、グループにまとめられた変更要求を受け取ったときに、購買オーダーの別の変更をすでに処理している場合は、サプライ・チェーン・オーケストレーションによってそのグループ内のすべての供給明細がエラーとしてマークされ、エラー・メッセージが表示されます。
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「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用して、変更要求を手動で再送信できます。少なくとも1つの供給明細を選択すると、サプライ・チェーン・オーケストレーションによってグループ内のすべての供給明細が自動的に選択され、変更要求が購買に再送信されます。
この機能を使用すると、変更要求の処理効率を向上できます。バック・トゥ・バック・フローで、または外注加工(OSP)フローから受け取った、購買オーダーに対する変更要求をグループ化して処理できます。期間は分単位で設定できます。サプライ・チェーン・オーケストレーションでは、この期間を時間枠として使用して変更要求を集計し、購買オーダーに対してまとめて処理します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
「単一の購買オーダーにおける複数の変更要求の処理」オプト・イン機能を有効にします。詳細は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
プロファイル・オプションも設定する必要があります。
- 「設定および保守」作業領域に移動し、「タスク」→「検索」をクリックして、「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索します。
- 「管理者プロファイル値の管理」で、「複数の変更要求の処理中に待機する時間」の「プロファイル表示名」属性を検索します。
- 「プロファイル値」属性で、変更要求を待機および集計する時間(分)を指定します。デフォルト値は5分です。
ヒントと考慮事項
バック・トゥ・バックおよび外注加工のフローで複数の購買依頼を1つの購買オーダーにグループ化する必要がある場合、この機能を有効にします
主なリソース
- Oracle Help Centerのサプライ・チェーン・オーケストレーションの使用およびサプライ・チェーン・オーケストレーションを参照してください。
ロールおよび権限
- サプライ・チェーン業務マネージャ
オーダー納期回答は、ハードウェア障害が発生した場合でも需要に応じてスケール調整し、機能を続行する必要がある重要なビジネス・プロセスです。Oracle Global Order Promising Cloudに対する最近の変更により、水平グリッド全体の有効数量チェックおよびスケジューリング要求に対するスケールアウト・アーキテクチャが提供され、キャパシティおよびレジリエンスが強化されています。この新しいアーキテクチャにより、運用間接費も削減され、供給および参照データ更新がすぐに使用可能になり、オーダー納期回答サーバーのリフレッシュ/再起動の必要がなくなります。
この新しいアーキテクチャへの移行は、複数の更新にわたって継続されます。その間、グローバル・オーダー納期回答は一部の特別なケースの要求を以前のメモリー常駐のC++ベースのソリューションに自動的にルーティングします。
「大規模なオーダー納期回答」という機能をオプト・インすると、この項で説明する機能を使用できます。
顧客アカウントに関連付けられていない出荷先パーティおよびパーティ・サイトの収集
事業によっては、顧客の請求先アカウントとは異なる組織の一部になっている事業所に商品を出荷するオーダーの納期回答が必要になる場合があります。たとえば、ある大学が別の大学の研究所のかわりにテストの支払を行う可能性があります。他の大学も顧客である可能性があるため、同じサイトが2件の異なる顧客の出荷先事業所になる可能性があります。以前は、グローバル・オーダー納期回答およびその他のサプライ・チェーン・プランニング製品の収集プロセスで、出荷先パーティおよびパーティ・サイトが顧客の請求先アカウントに属していることが検証され、これらのタイプの契約に対するオーダー・スケジューリングが防止されていました。
新しい設定を使用して収集のためのデータをフィルタし、これらの特定の検証チェックを緩和できるようになりました。設定すると、収集プロセスには、他のアカウントに関連付けられているパーティおよびパーティ・サイトの詳細が含まれるようになり、それらを参照する需要に対するソース・ルールの割当、移動モード選択およびリード・タイム計算が可能になります。
これらの独立した出荷先顧客および顧客サイトは、共通の取引先コミュニティ・アーキテクチャ顧客アカウントにリンクすることで構成できます。同じ顧客アカウントにリンクされていて、異なる出荷先顧客に関連付けられている可能性のある出荷先顧客サイトも収集できます。
他の顧客のサイト、または請求先顧客の組織の一部ではないその他の外部サイトへの搬送のオーダーをスケジュールすることで、外注加工要件のある顧客に対応します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング オプションでなくなるバージョン: 更新22D
この機能を使用する場合は、「大規模なオーダー納期回答」という機能をオプト・インする必要があります。この機能は、サプライ・チェーン・プランニング・オファリングの「グローバル・オーダー納期回答」機能領域で使用できます。「大規模なオーダー納期回答」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能が有効になります。「大規模なオーダー納期回答」機能を以前にオプト・インした場合、再度オプト・インする必要はありません。
オプト・インした後、次のステップを実行して、顧客アカウントに関連付けられていない出荷先パーティおよびパーティ・サイトを収集します。
- 複数のサプライ・チェーン・プランニング製品に使用可能な作業領域である「プラン入力」作業領域に移動します
- 「プラン入力」作業領域で、「プランニング・データの収集」タスクを選択します
- 「プランニング・データの収集」ページで、ソース・システムと収集モードを選択します
- 「収集フィルタの選択」ボタンをクリックします
- 「収集フィルタの選択」ダイアログで、「顧客アカウントのないパーティを含める」を「はい」に設定し、「OK」をクリックします
- 収集して送信する顧客エンティティを選択します
アカウントのないパーティの収集の有効化
ヒントと考慮事項
- 取引先コミュニティ・アーキテクチャ・アカウントの関連付けがない顧客が多数いる場合は、収集量が大幅に増加する可能性があります
- 顧客数の多い場合は、収集のパフォーマンスに影響する可能性があります
- 最初にターゲット・モードで収集を実行し、その後の増分変更はネット・チェンジ・モードで収集を実行して、新規または更新された顧客レコードを処理します
主なリソース
- サプライ・チェーン・プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されている「顧客アカウントに関連付けられていない出荷先パーティおよびパーティ・サイトの収集」レディネス・トレーニング
ロールおよび権限
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- オーダー納期回答マネージャ(ORA_MSC_ORDER_PROMISING_MANAGER_JOB)
- バックログ・マネージャ(ORA_MSC_BACKLOG_MANAGER_JOB)
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- オーダー納期回答データ収集の管理(MSC_MANAGE_ORDER_PROMISING_DATA_COLLECTION_PRIV)
- プランニング参照データの収集(MSC_COLLECT_PLANNING_REFERENCE_DATA_PRIV)
今後の供給には、リリースまたは実行されていない計画製造作業オーダーまたは計画購買オーダーが含まれる場合があります。グローバル・オーダー納期回答では、これらの計画供給オーダーをOracle Supply Planningまたは外部のプランニング・ソリューションから収集し、この将来の供給に基づいて販売オーダーをスケジュールできます。この将来の供給を含めることで、現在の在庫移動、製造または購買トランザクションの範囲を超える長いリード・タイムで品目に対するオーダーの納期を正確に回答できます。
納期回答時に考慮するグローバル納期回答の1つ以上の供給プランの選択
供給プランニングの最新の計画オーダー推奨を使用して、長期のオーダーに対して実現可能な納期を提供します。供給プランニングの最新の計画オーダー推奨を使用して、長期のオーダーに対して実現可能な納期を提供します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング オプションでなくなるバージョン: 更新22D
ヒントと考慮事項
この機能を使用する場合は、「大規模なオーダー納期回答」という機能をオプト・インする必要があります。この機能は、サプライ・チェーン・プランニング・オファリングの「グローバル・オーダー納期回答」機能領域で使用できます。「大規模なオーダー納期回答」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能が有効になります。 「大規模なオーダー納期回答」機能を以前にオプト・インしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
オラクル社は、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能に置き換えたり、既存の機能を削除することがあります。置換された機能は、削除するパスに配置されることがあります。新しいバージョンが使用可能になり次第、置き換えられた機能の新しいバージョンを使用することがベスト・プラクティスとなります。
このセクションでは、このクラウド・サービスで置換された機能、または削除される予定の機能を示します。
製品 | 削除される機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換時期 | 追加情報 |
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価格設定 | 価格要求SOAPサービス | 22D | 文書価格REST API | 19A | 更新19A以降、価格要求SOAPサービスへの追加の拡張機能はありません。22DでSOAPサービスが削除されるまでは引き続き機能しますが、できるだけ早く文書価格REST APIに移行する必要があります。文書価格REST APIの詳細は、Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。 |