本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2022年8月10日 | オーダー管理 | REST APIによってインポートする場合のオーケストレーション・プロセスの指定 | 文書の更新。機能コンテンツの改訂。 |
2022年7月20日 | 重要な処理および考慮事項 | 価格要求SOAPサービス | 文書の更新。サービスのターゲット削除が23Dに変更されました。 |
2022年6月17日 | 初版作成。 |
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。
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本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
クラウド・アプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行する必要がある場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle SCM Cloud: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。
Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を配信します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化の状態で提供されている機能は、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。これを行うには、次の権限を使用します。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 機能の概要のページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択である「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を使用可能にするステップを完了します。
「新機能」作業領域に表示されない機能をオプトインすることもできます。オプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、「オプト・イン」機能をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、機能を使用可能にするためのステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。
オプト・イン失効
オプトインを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a) 新しいまたは展開されたBIサブジェクト領域は最初にレポートに組み込む必要があり、b) 新しいWebサービスを利用するには統合が必要になり、c) ユーザーが機能にアクセスできるようにするには、それらの機能をユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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B2Bメッセージングのための大量の購買オーダー・ペイロードの取得
B2B通信を開始するときに大規模な購買オーダー(通常は2,000件を超える明細)を処理するようにOracle Collaboration Messaging Frameworkを構成します。大量の購買オーダーのペイロードはOracle Purchasingから小さな部分として取得され、その後結合されて1つの発注として配信されるため、パフォーマンスが向上します。
この機能を有効にした後に、「コラボレーション・メッセージング構成の管理」ページの「大量の購買オーダー処理」セクションの値を「大量の購買オーダー最小明細数」フィールドに入力して、大規模な購買オーダーにおける最小明細数を指定します。次に、「1つの問合せで取得された購買オーダー明細」フィールドに値を入力し、Oracle Purchasingから取得する各部分の明細数を指定します(デフォルトの明細数は1000件)。「大量の購買オーダー配信期間」(デフォルトでは30分)および「大量の購買オーダー配信試行間隔」(デフォルトでは3分)フィールドで設定した値は、購買オーダーの搬送を試行する期間と頻度を示します。
ノート: この機能は、22Bの5月の月次更新でも使用可能になりました。
「コラボレーション・メッセージング構成の管理」の「大量の購買オーダー処理」
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
ヒントと考慮事項
一般に、明細数が2,000件を超える購買オーダーは大量の購買オーダーとみなされますが、ご自身のビジネス・ニーズに基づいて大量の購買オーダーの最小明細数を決定できます。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management Cloud: B2Bメッセージングの構成と管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- B2B管理者(ORA_CMK_B2B_ADMINISTRATOR_ABSTRACT)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- コラボレーション・メッセージング構成の管理(CMK_MANAGE_COLLAB_MESG_CONFIG_PRIV)
新しい事前定義済メッセージ定義UBL-2-1-InvoiceApplicationResponse-Outを使用して、否認済請求書の詳細をUBL PEPPOL形式でサプライヤに送信します。
調達-支払ビジネス・プロセスを有効にして、関連付けられた文書である「請求書確認 - アウトバウンド」をやりとりします。
このメッセージ定義を取引先に対するアウトバウンド・コラボレーション・メッセージとして設定し、「コラボレーション・メッセージング」作業領域で「サプライヤB2B構成の管理」タスクを使用して、取引先と「請求書確認 - アウトバウンド」文書をサプライヤに関連付けます。
UBL-2-1-InvoiceApplicationResponse-Outメッセージ定義
UBL PEPPOLアプリケーション応答メッセージを使用した請求書ステータスの自動通信を有効にします。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- B2Bサプライヤ取引先の管理(CMK_B2B_SUPPLIER_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- B2B取引先の管理(CMK_B2B_TRADING_PARTNERS_PRIV)
更新22Cより前は、承認ルールの条件の一部として拡張可能フレックスフィールドを使用することはできません。更新22C以降は可能となりました。
一部の顧客は政府組織であり、一部はそうでないとします。販売オーダーを作成するときに顧客が政府組織であるかどうかを示す必要があるため、オーダー・ヘッダーに「Government Customer」という名前の拡張可能フレックスフィールド・セグメントを作成する必要があります。
次に、オーダーが政府の様々な購買要件を満たしていることを確認するためのコンプライアンス・チェックを実行するオーダー承認ルールを設定します。
オーダー・ヘッダーのgovernmentCustomer属性が「はい」の場合、コンプライアンスを実行します。
たとえば:
承認ルール条件
この機能を使用すると、フレックスフィールドを使用して特定の要件を満たし、オーダー承認フローの効率を向上させることができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
設定済のフレックスフィールドを変更するたびに同期する必要があります。
- フレックスフィールドを作成または変更します。
- 「設定および保守」作業領域に移動してから、タスクに移動します。
- オファリング: オーダー管理
- 機能領域: 顧客
- タスク: サプライ・チェーン管理のタスク構成の管理
- BPMワークリスト領域で、SalesOrderを検索し、「ApprovalHumanTask」をクリックします。
- 「構成」をクリックします。設定済のフレックスフィールドを変更した場合は、次の警告が表示されます。
- 同期の開始をクリックし、メッセージが消えるまで待ちます。
- 新しい承認ルールを作成するか、フレックスフィールドを使用する既存の承認ルールを変更します。
主なリソース
- 承認の設定の概要
- 承認タスクを設定するためのガイドライン
- オーダー管理での拡張可能フレックスフィールドの使用の概要
- 販売オーダーの承認の取得
ロール情報
- オーダー・マネージャ
- オーダー入力スペシャリスト
REST APIによってインポートする場合のオーケストレーション・プロセスの指定
販売オーダーの作成におけるパフォーマンスを向上させるとともに時間を短縮します。REST APIを介して販売オーダーをインポートするときに、オーケストレーション・プロセス名を指定できるようになりました。この更新より前は、オーダー明細の履行時に使用するオーケストレーション・プロセスを、プロセス割当ルールを使用して指定する必要がありました。そのルールを実行する必要はなくなりました。オーダー管理拡張を使用して、オーケストレーション・プロセス名を指定することもできます。
この機能は、どのオーケストレーション・プロセスを使用するかがわかっており、販売オーダーの属性値に基づいて様々なオーケストレーション・プロセスからの選択を求める複雑なビジネス・ロジックがない場合に使用します。
販売オーダーの明細に対してオーケストレーション・プロセス名を指定した場合、オーダー管理はそのオーダーのどの明細に対しても割当ルールをコールしません。そのため、オーダーの各明細についてオーケストレーション・プロセス名を指定する必要があります。
有効化のステップ
REST API
salesOrdersForOrderHubペイロードのオーダー明細に次のコードを含めます。
"OrchestrationProcessName": "ManualSchedulingProcess", // <= Use this property to specify the orchestration process name
オーダー管理拡張
REST APIを介してインポートする場合は、拡張機能でOrchestrationProcessName属性を使用してオーダー明細のオーケストレーション・プロセス名を指定し、「保存時」または「送信要求の開始時」拡張ポイントを使用します。たとえば:
line.setAttribute("OrchestrationProcessName","ManualSchedulingProcess");
詳細は、オーダー管理機能拡張の作成の概要を参照してください。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- オーダー入力スペシャリスト(ORA_FOM_ORDER_ENTRY_SPECIALIST_JOB)
- オーダー・マネージャ(ORA_DOO_ORDER_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- RESTサービスを使用した販売オーダーの取得(FOM_SALES_ORDER_REST_GET_PRIV)
- RESTサービスを使用した販売オーダーの作成(FOM_SALES_ORDER_REST_POST_PRIV)
- RESTサービスを使用した販売オーダーの更新(FOM_SALES_ORDER_REST_PATCH_PRIV)
- RESTサービスを使用した販売オーダーの削除(FOM_SALES_ORDER_REST_DELETE_PRIV)
- RESTサービスを使用した販売オーダー要求の取得(FOM_SALES_ORDER_REQUEST_REST_GET_PRIV)
- RESTサービスを使用した販売オーダー要求の作成(FOM_SALES_ORDER_REQUEST_REST_POST_PRIV)
- RESTサービスを使用した販売オーダー要求の更新(FOM_SALES_ORDER_REQUEST_REST_PATCH_PRIV)
- RESTサービスを使用した販売オーダー要求の削除(FOM_SALES_ORDER_REQUEST_REST_DELETE_PRIV)
オーダー管理拡張を使用して、オーダー明細に保留を適用します。「保存時」または「送信の開始時」イベントとともに新しいapplyHoldメソッドを使用して、新しい販売オーダーでオーダー明細に対して保留を作成できます。
applyHoldメソッドは、新しい販売オーダーでのみ使用できます。変更オーダーでは使用できません。
次に、数量が10を超える各オーダー明細に保留を設定する例を示します。
def lines = header.getAttribute("Lines");
while(lines.hasNext()) {
def line = lines.next();
BigDecimal qty = line.getAttribute("OrderedQuantity");
if(qty.compareTo(new BigDecimal(10)) > 0) {
def hold = line.applyHold("DOO_RSRV"); // create a hold and use the DOO_RSRV hold code
hold.setAttribute("Comments", "Hold these order lines so we can review and approve them.");
}
}
ここで
applyHold("hold_code")は、保留の適用時に使用するapplyHoldメソッドおよび保留コードを指定します。保留コードは、二重引用符(" ")で囲む必要があります。
Oracle Order Managementの事前定義済の保留動作では満たせない特定のビジネス要件がある場合は、オーダー管理拡張を使用します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- オーダー管理者(ORA_DOO_ORDER_ADMINISTRATOR_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- オーダー管理拡張の管理(FOM_MANAGE_ORDER_MANAGEMENT_EXTENSIONS_PRIV)
この更新には、Oracle Order Managementの動作を変更する不具合修正が含まれています。これは、この更新のすべてのバグ修正の完全なリストではありません。このリストには、アプリケーションの動作に顕著な変化をもたらす可能性のあるバグ修正が含まれています。
購買オーダーに表示されるCTO品目摘要
更新22Cより前は、オーダー構成品目の購買オーダーの「摘要」属性に摘要ではなく品目番号が表示されていました。これは、バック・トゥ・バック・フローでのみ発生します。22Cに更新した後は、「摘要」属性に品目の番号ではなく摘要が含まれます。
Oracleリファレンス: 34082567
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
調査、管理、分析および決済の各機能を提供して、控除と決済の要求をすばやく解決し、顧客関係および全体的な財務パフォーマンスを向上させます。
REST APIを使用して、顧客要求を決済します。売掛/未収金で請求の詳細を取得および更新し、解決し、決済できます。手動要求のRESTサポートはすでに使用可能です。
RESTサービスで顧客要求を解決および決済することで、顧客控除の管理における生産性と有効性が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
- 「チャネル収益管理」という機能領域をオプト・インする必要があります。次に、「控除および決済」という機能をオプト・インします。
- 控除および決済の場合:
- 「財務」というオファリングおよび「売掛/未収金」という機能領域で、「売掛/未収金システム・オプションの管理」というタスクにナビゲートします。ビジネス・ユニットを検索して選択します。「現預金処理」タブをクリックします。「チャネル収益管理調査の使用可能」チェック・ボックスを選択し、「保存」をクリックします。
主なリソース
- 控除および決済の継続的改善に関するレディネス・トレーニングをご覧ください。
- Channel Revenue Managementの詳細は、オーダー管理に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください。
- 売掛/未収金とのチャネル収益管理統合の詳細は、財務に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、これらの事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- チャネル要求マネージャ(ORA_CJM_CLAIMS_MANAGER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- RESTサービスを使用した顧客要求の管理(CJM_MANAGE_CHANNEL_CUSTOMER_CLAIM_REST_SERVICE_PRIV)
チャージバックで請求書控除要求を決済します。この決済方法は、無効な請求書控除の決済に使用されます。チャージバックは他の決済方法と組み合せることができません。
請求書ベースの短期支払が無効と判断されると、売掛/未収金でチャージバック請求書により決済されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
- 「チャネル収益管理」という機能領域をオプト・インする必要があります。次に、「控除および決済」という機能をオプト・インします。
- 控除および決済の場合:
- 「財務」というオファリングおよび「売掛/未収金」という機能領域で、「売掛/未収金システム・オプションの管理」というタスクに移動します。ビジネス・ユニットを検索して選択します。「現預金処理」タブをクリックします。「チャネル収益管理調査の使用可能」チェック・ボックスを選択し、「保存」をクリックします。
チャージバック固有の設定:
- トランザクション・タイプおよびチャージバック事由を含むチャージバック請求書をサポートするようにARを構成します。
- ARのトランザクション・タイプにマップする要求タイプを構成します。
- ARのチャージバック事由にマップする要求事由を構成します。
- 請求書控除要求ソース設定でチャージバック決済方法を使用可能にします。
ヒントと考慮事項
チャージバックは無効な短期支払のある既存の請求書をクローズする場合に適していますが、無効な控除のクローズおよび回収を遅延させることもできます。代替のビジネス・プロセスでは、要求をオープンしたままにしておいて、短期支払が無効であることを顧客に知らせ、それらからデビット・メモを要求します。顧客からのデビット・メモを受け入れると、それに一致する未回収クレジット・メモを適用して無効な要求をクローズできます。
主なリソース
- 控除および決済の継続的改善に関するレディネス・トレーニングをご覧ください。
- Channel Revenue Managementの詳細は、オーダー管理に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください。
- 売掛/未収金とのチャネル収益管理統合の詳細は、財務に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、これらの事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- チャネル要求マネージャ(ORA_CJM_CLAIMS_MANAGER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 顧客要求の管理(CJM_MANAGE_CUSTOMER_CLAIMS_PRIV)
サービス・マッピングを使用した、サプライ・チェーン・オーケストレーションの製造との統合の拡張
サービス・マッピングを使用して、Oracleアプリケーションの統合に役立てます。サービス・マッピングを使用すると、バック・トゥ・バック・フローにおける特定の統合要件を満たすのに役立ちます。オーダー管理で販売オーダーを作成し、サプライ・チェーン・オーケストレーションで供給を編成してから、製造で作業オーダーを作成します。必要に応じて、拡張可能フレックスフィールドを使用して、実装固有のデータを統合します。また、サービス・マッピングを使用して、プランニングおよび在庫からサプライ・チェーン・オーケストレーション、さらに製造へ転送されるデータを統合することもできます。
たとえば、ManufactureRequestSourceソースのWorkOrderRequestエンティティを使用してサプライ・チェーン・オーケストレーションから製造への作業オーダーを作成するリクエストを送信するサービス・マッピングを次に示します。
独自の条件付き要件を満たすように、供給オーケストレーション・データを変更します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
- サービス・マッピングおよびアルゴリズムの管理に必要な権限を取得します。
- 「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域に移動し、「タスク」をクリックして、次のいずれかをクリックします。
- サービス・マッピングの管理
- アルゴリズムの管理
- サービス・マッピングおよびアルゴリズムを作成します。
ヒントと考慮事項
- 調達で適用する検証を、製造で送信できることを確認します。インポート・ペイロードには問題がなくても、製造で要求が受け入れられない場合があります。たとえば、「名前」属性と「ID」属性が同じ顧客を参照していない場合、製造ではIDのみが使用されます。
- アルゴリズムで式を作成する場合、特に複数の要求明細を問い合せる場合は、null条件を確認してください。実行時のnull条件によってエラーが発生することがあります。
- エラーが発生した場合は修正し、「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用して要求を再送信します。
ロール情報
- 次の事前定義済権限を使用して、この機能を設定します。
- Manage DOS Service Mappings
- Manage DOS Algorithms
- Administer Sandbox
- View Modified Data (ランタイム結果を表示できるようにするため)
サプライ・チェーン・オーケストレーションを使用した、オープン購買オーダーへの新規購買依頼明細の追加
この機能を使用して、新しい購買依頼明細を作成するかわりに、オープン購買オーダーに新しい購買依頼明細を追加します。Oracleアプリケーションがサプライ・チェーン・オーケストレーションに要求を送信して購買要求を作成し、サプライヤから商品またはサービスを取得する場合に使用します。この機能は、Oracle Planning、Oracle Order Management、Oracle Inventory ManagementまたはOracle Manufacturingの各Oracleアプリケーションとともに使用します。
この機能により、各購買オーダーおよびOracleアプリケーションで発生する変更が自動的に管理されます。これにより、購買オーダー、販売オーダーおよび作業オーダーが相互に同期された状態が保持されます。
仕組み:
- Oracleアプリケーションは、要求をサプライ・チェーン・オーケストレーションに送信して購買要求を作成します。
- サプライ・チェーン・オーケストレーションはOracle Procurementに要求を送信し、調達は購買要求を作成します。
- オープン購買オーダーに購買要求を追加します。
- サプライ・チェーン・オーケストレーションは、Oracleアプリケーションから受信する各変更を自動的に管理します。バック・トゥ・バック、契約製造および外注加工フローで、購買オーダー、販売オーダーおよび作業オーダーの同期が自動的に維持されます。
「サプライ・チェーン・オーケストレーションを使用した、オープン購買オーダーへの新規購買依頼明細の追加」機能を有効にする必要はありませんが、調達には必ず有効にする必要がある別の機能があります。その方法は次のとおりです。
- 「設定および保守」作業領域に移動し、調達オファリングを選択して、「機能オプトインの変更」をクリックします。
- 「名前」列に「購買」がある行で、鉛筆をクリックします。
- 「新規の承認済購買依頼を既存のオープン購買オーダーに追加」機能を有効にし、「完了」をクリックします。
オープン購買オーダーを統合して最大化します。各サプライヤに対して不要な購買オーダーを作成することは避けてください。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
プランニングまたはMin-Max処理の購買要求を任意のオープン購買オーダーに追加できます。
オープン購買オーダーに新しい購買依頼明細を追加する必要がある場合は、品目の包括購買契約で「オーダーの自動生成」オプションを無効にします。
次のように購買要求を追加できます。
- バック・トゥ・バック・フローで、契約製造または外注加工を伴うものを除く任意のオープン購買オーダーに対して。
- 契約製造の場合、契約製造用にオープンされている購買オーダーに対して。
- 外注加工の場合、外注加工が関係する購買オーダーに対して。
- オーダー構成品目の場合、オーダー構成品目に対する購買オーダーに対して。
主なリソース
ロール情報
これらの事前定義済ジョブ・ロールのいずれかがある場合は、この機能を自動的に使用できます。
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
独自のジョブ・ロールを保守している場合、この機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。
この機能を使用して、「供給オーダーのインポート」FBDI (ファイルベース・データ・インポート)テンプレートを使用して転送オーダーを作成または更新するときに転送オーダーを確定します。
供給要求REST APIを使用してオーダーの更新時に転送オーダーを確定することはこれまでもできました。更新22Cからは、これを供給オーダーのインポート(DosSupplyOrderImportTemplate)FBDIテンプレートを使用して行うことができるようにもなります。テンプレートには、転送オーダーの確定をサポートする新しい列「計画済フラグの確定(FIRM_PLANNED_FLAG)」が含まれています。
ノート: FBDIテンプレートはMacコンピュータでは現在サポートされていません。
有効化のステップ
Oracle Supply Chain Management Cloudのファイルベース・データ・インポート・ガイドで、最新の「供給オーダーのインポート」インポート・テンプレートをダウンロードしてレビューします(Oracle Help Centerからアクセスできます)。テンプレートを使用してデータをインポートするには、「表へのデータのロード」トピックの説明に従います。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
- 在庫転送オーダーの管理(INV_MANAGE_INVENTORY_TRANSFER_ORDER_PRIV)
独自のジョブ・ロールを保守している場合、この機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。
この更新で注意が必要なサプライ・チェーン・オーケストレーションのバグ修正
この更新には、Oracle Supply Chain Orchestrationの動作方法が変わる場合があるバグ修正が含まれています。 これは、この更新のすべてのバグ修正の完全なリストではありません。このリストには、アプリケーションの動作に顕著な変化をもたらす可能性のあるバグ修正が含まれています。
供給要求でのどの明細がエラーなのかの表示
更新22Cより前は、「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域の「供給要求の作成」ページを使用して転送要求を作成した場合で、要求の明細に問題があった場合は、作業領域にエラー・メッセージが表示されましたが、どの明細でエラーになったかは示されませんでした。オーケストレーションはエラーなしで明細の転送オーダーの作成に進んでいました。エラーのあった明細を修正し、作成済の明細を削除せずに要求を再発行した場合、オーケストレーションではすでに転送オーダーがある同じ明細に対して別の転送オーダーが作成されました。「在庫管理」作業領域の「品目数量の管理」ページを使用して要求を作成した場合も、同じ問題が発生していました。
22Cに更新した後は、要求内の1つ以上の明細に問題がある場合、オーケストレーションではどの明細にも転送オーダーは作成されません。作業領域では問題のある各行にエラー・アイコンが表示され、アイコンをクリックすることで詳細メッセージを表示できます。明細を修正するか削除してから、要求を再発行できます。
Oracleリファレンス: 33494183
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
オーダー納期回答は、ハードウェア障害が発生した場合でも需要に応じてスケール調整し、機能を続行する必要がある重要なビジネス・プロセスです。Oracle Fusion Cloud Global Order Promisingに対する最近の変更により、水平グリッド全体の有効数量チェックおよびスケジューリング要求に対するスケールアウト・アーキテクチャが提供され、キャパシティおよびレジリエンスが強化されています。この新しいアーキテクチャにより、運用間接費も削減され、供給および参照データ更新がすぐに使用可能になり、オーダー納期回答サーバーのリフレッシュ/再起動の必要がなくなります。
この新しいアーキテクチャへの移行は、複数の更新にわたって継続されます。その間、Oracle Global Order Promisingは一部の特別なケースの要求を以前のメモリー常駐のC++ベースのソリューションに自動的にルーティングします。
「大規模なオーダー納期回答」という機能をオプト・インすると、この項で説明する機能を使用できます。
モデルによる組立オーダー品目に対するサプライヤ生産能力の管理
契約製造業者が企業のオーダー組立品目を作成する場合、通常は、オーダーのスケジュール時に特定の構成に対するサプライヤの生産能力を決定することは現実的ではありません。通常、サプライヤは同じ生産能力を使用して様々な構成を生産するため、承認済サプライヤ・リスト(ASL)のオーダー組立モデルの生産カレンダに従ってサプライヤ生産能力をロードおよび消費することにより、いっそう正確な結果が生成されます。また、モデル・レベルでサプライヤのキャパシティ情報を保守することもいっそう簡単になります。
特定の構成品目の使用可能日を調整する必要がある場合は、ASLから構成済品目のリード・タイムとカレンダを引き続き使用できます。
特定のオーダー組立構成ではなく、モデル・レベルでサプライヤ生産能力を管理することで、契約製造業者が生産するオーダー組立品目のスケジューリング結果がいっそう正確になります。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
この機能を使用する場合は、「大規模なオーダー納期回答」という機能をオプト・インする必要があります。「大規模なオーダー納期回答」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能も有効になります。「大規模なオーダー納期回答」機能を以前にオプト・インしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
ロール情報
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- オーダー納期回答マネージャ(ORA_MSC_ORDER_PROMISING_MANAGER_JOB)
有効在庫計算のためのリアルタイムの手持および移動中供給データの使用
大規模な小売および卸売販売ビジネスでは、数百または数千の事業所にまたがる数千もの品目の販売オーダーをスケジュールできます。数百万もの品目と事業所の供給情報を収集する際のデータ処理量およびレイテンシを短縮するために、Oracle Global Order Promisingでは、Oracle Supply Chain Executionアプリケーションからリアルタイムで供給情報に直接アクセスできるようになりました。このアクセスにより、グローバル・オーダー納期回答では、手持供給および移動中供給の最新の数量を使用して有効在庫数量供給をスケジュールします。
有効数量チェックおよび生産可能数量やPTP要求のスケジュールは引き続き収集データに依存することに注意してください。
Oracle Supply Chain Executionアプリケーションからリアルタイムで手持および移動中のトランザクション・データにリアルタイムでアクセスすることで、何百万におよぶ品目と事業所の組合せに対していっそう正確な納期が得られます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
- この機能を使用する場合は、「大規模なオーダー納期回答」という機能をオプト・インする必要があります。「大規模なオーダー納期回答」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能も有効になります。「大規模なオーダー納期回答」機能を以前にオプト・インしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
- このソリューションは、サプライ・チェーン・ネットワークの倉庫および物流センターに散らばって断片化された供給を可能なかぎり絞り込むことで顧客オーダーに最適に応えることに大きく依存しているビジネスで使用することを目的としています。このソリューションでは、顧客の需要を満たすための調達や新しい供給の製造はお薦めしません。
- このソリューションでは、特定の供給タイプ「手持」および「移動中」の供給のみが、有効在庫数量供給と見なされます。購買オーダーや作業オーダーを含む今後の供給は考慮されません。供給-需要のネッティングでは、サポートされている供給タイプに対する予約のみが考慮されます。
ロール情報
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- オーダー納期回答マネージャ(ORA_MSC_ORDER_PROMISING_MANAGER_JOB)
卸売販売業などの業界では、販売担当が一部のオーダーを手持在庫から即時に履行します。Oracle Fusion Cloud Order Managementでは、これらの店頭オーダーに対してピッキングと出荷は必要ありません。
Oracle Fusion Cloud Order Managementのグローバル・オーダー納期回答コンポーネントでは、リアルタイム・トランザクション供給を使用したオーダーの納期回答時にこの履行モードがサポートされるようになりました。これにより、店頭販売のために施設のローカル在庫から取り下げられた数量が反映されるように使用可能な供給残高が調整されます。
店頭販売オーダーで消費された品目数量を反映するように使用可能供給を調整していっそう正確にスケジュールします。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
この機能を使用する場合は、「大規模なオーダー納期回答」という機能をオプト・インする必要があります。「大規模なオーダー納期回答」機能をオプト・インすると、ここで説明されている機能も有効になります。「大規模なオーダー納期回答」機能を以前にオプト・インしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
主なリソース
- Oracle Cloud Readiness for Order Managementにある、販売オーダーがピッキングまたは出荷を必要としない場合の在庫の削減に関するレディネス・トレーニング
ロール情報
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- オーダー納期回答マネージャ(ORA_MSC_ORDER_PROMISING_MANAGER_JOB)
割付ルールは、需要を満たすために指定した数量またはパーセントの供給を使用できるようにすることで、取引約定を尊重し、需要が高い品目をさらに公平に配分するのに役立ちます。この機能にオプト・インしている場合、属性ベースのノードの階層を使用してネットワーク全体で供給の割付のバランスをとる強化された供給割付ルールが使用可能です。子割付は、必要に応じて親ノードに割り付けられた供給を共有します。
「大規模なオーダー納期回答」という名前の機能にオプト・インした後に、複数レベルのオーダー納期回答という名前の機能にオプト・インします。これで、このセクションで説明されている機能を使用できます。
割付ルールは、需要を満たすために指定したパーセントの供給を使用できるようにすることで、取引約定を尊重し、需要が高い品目をさらに公平に配分するのに役立ちます。この機能にオプト・インしている場合、属性ベースのノードの階層を使用してネットワーク全体で供給の割付のバランスをとる強化された供給割付ルールが使用可能です。子割付は、必要に応じて親ノードに割り付けられた供給を共有します。
最大3レベルのユーザー定義セグメント階層がサポートされるフレームワーク内で、有効数量に制約がある需要が高い品目の供給を公平に配賦します。それぞれのセグメントの供給配賦率を定義します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
この機能を使用するには、「大規模なオーダー納期回答」と「オーダー納期回答での複数レベル割付」の両方の機能にオプト・インする必要があります。「大規模なオーダー納期回答」機能にオプト・インすると、「オーダー納期回答での複数レベル割付」機能にオプト・インできるようになります。
オプト・インを有効にした後に、次のステップを実行してこの機能を利用します。
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Oracle Help CenterのOracle SCMのファイルベース・データ・インポート(FBDI)・ガイドから利用可能なScpPlanningAttributeValuesImportTemplate.xlsmファイルベース・データ・インポート(FBDI)ファイル・テンプレートを使用して、属性および属性-値関係をロードします。
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「プラン入力」作業領域→「プランニング属性の管理」タスク→「配賦属性」タブにナビゲートして、配賦名階層を設定します
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「プラン入力」作業領域→「プランニング属性の管理」タスク→「プランニング属性マッピングの定義」にナビゲートして、配賦名にマップする販売オーダー・フレックスフィールド・フレームワークの拡張可能フレックスフィールドを選択します
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「プラン入力」作業領域→「供給配賦ルールの管理」タスクにナビゲートし、配賦階層のノードの配賦率を定義します
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オーダー作成時に、確保されている拡張可能フレックスフィールドについて、対象となるターゲット割当に対応する階層内の各レベルの配賦ノード名を選択します
ヒントと考慮事項
- 配賦ルールの定義の際に、配賦率の合計が100パーセントになることを確認します。
- オーダーの作成時に、拡張可能フレックスフィールドで選択されたノードが、ファイルベース・データ・インポート・プロセスにより定義およびロードされた配賦ノード階層と一致していることを確認します。
- この機能を活用して出荷済販売オーダー履歴を考慮しつつ、出荷済販売オーダーの収集のために定義されている間隔がキャンペーン期間と一致していることを確認します。また、配賦ルールのすべての配賦ノードに定義された配賦率が、キャンペーンの期間全体にわたって安定した値として維持されるようにします。
主なリソース
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サプライ・プランニングのOracle Cloudレディネスで提供されているプラン属性に基づいた供給の割付レディネス・トレーニング
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オーダー管理のOracle Cloudレディネスで提供されている需要区分配賦に含める出荷履歴の範囲の制御レディネス・トレーニング
- Oracle Help CenterのOracle SCMのファイルベース・データ・インポート(FBDI)・ガイド
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- オーダー納期回答マネージャ(ORA_MSC_ORDER_PROMISING_MANAGER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 配賦属性の管理(MSC_MANAGE_ALLOCATION_ATTRIBUTES_PRIV)
- 配賦データの管理(MSC_MANAGE_ALLOCATION_DATA_PRIV)
デフォルトの場合、Oracle Global Order Promisingではオーダー明細が送信されると順番にスケジュールされるため、使用可能なすべての供給が数回のオーダーで消費されてしまう場合があります。需要が高い品目を優先度の低い顧客、リージョンまたはチャネルに対してより公平に配分するために、プラン属性に基づいてオーダー明細に毎週一定の割合または指定された供給数量を割付できるようになりました。配賦属性の値と一致するオーダー明細が、配賦済供給にアクセスできます。
供給割当の消費に含める履歴出荷の日付範囲を制御することもできます。
一定の供給数量または供給の割合が、特定の属性値を持つ販売オーダーに割り付けられるようにすることで、取引約定を考慮し、需要が高い品目をより公平に配分します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
この機能を使用するには、「大規模なオーダー納期回答」と「オーダー納期回答での複数レベル割付」の両方の機能にオプト・インする必要があります。「大規模なオーダー納期回答」機能にオプト・インすると、「オーダー納期回答での複数レベル割付」機能にオプト・インできるようになります。
子割付ノードからの供給が減耗されている場合に親ノードにアクセス
階層内の親ノードに割り付けられた供給を必要に応じて子割付が共有できるように割付ルールを定義できます。たとえば、地域需要を満たすための供給をいっそうバランスよく使用するために、スペインに割り付けられた在庫が不足している場合に、欧州地域に割り付けられた在庫をスペインのために使用できます。
配賦階層には、最大3つのレベルを指定できます。供給は、指定した週の階層内の最下位レベルのノードから最初に消費されます。その供給が消費されると、その同じ週の親ノードに割り付けられた供給が消費されます。
より特定的な割付が枯渇したときに共有親ノードから供給を割り付けることで、ネットワーク全体の供給のバランスが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
この機能を使用するには、「大規模なオーダー納期回答」と「オーダー納期回答での複数レベル割付」の両方の機能にオプト・インする必要があります。「大規模なオーダー納期回答」機能にオプト・インすると、「オーダー納期回答での複数レベル割付」機能にオプト・インできるようになります。
必要に応じて低優先度から高優先度の割付で未使用供給を再デプロイ
配賦階層の一部のノードは、他のノードより優先度が低い場合があります。この場合、(親割付を含む)枯渇した優先度の高い割付に対する需要を遅延させるのではなく、1つ以上の優先度の低い割付から供給の一部を取得するほうが適切であり、これは再デプロイメントと呼ばれます。
各ノードに相対的な優先度を割り当て、再デプロイメントに適格なノードを決定できます。消費は階層内の優先度が最も低い兄弟ノードから始まり、必要に応じて優先度のより高い兄弟ノードに進み、元の優先度より優先度が低いすべてのノードから供給が消費されるまで続きます。ここから、階層内の下位優先度の親ノードの割付にもアクセスできます。
また、この再デプロイメント(奪取とも呼ばれる)に使用できない最小の割付パーセントまたは割付数量を指定することで、その割付ノードに固有の需要に対する少なくとも一部の割付を維持できます。
可能なかぎり優先度の高い需要を満たすために、優先度の高い割付が消費された後に、優先度の低い割付を使用してオーダーを履行します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
この機能を使用するには、「大規模なオーダー納期回答」と「オーダー納期回答での複数レベル割付」の両方の機能にオプト・インする必要があります。「大規模なオーダー納期回答」機能にオプト・インすると、「オーダー納期回答での複数レベル割付」機能にオプト・インできるようになります。
オラクル社は、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能に置き換えたり、既存の機能を削除することがあります。置換された機能は、削除するパスに配置されることがあります。新しいバージョンが使用可能になり次第、置き換えられた機能の新しいバージョンを使用することがベスト・プラクティスとなります。
このセクションでは、このクラウド・サービスで置換された機能、または削除される予定の機能を示します。
製品 | 削除される機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換時期 | 追加情報 |
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価格設定 | 価格要求SOAPサービス | 23D | 文書価格REST API | 19A | 更新19A以降、価格要求SOAPサービスへの追加の拡張機能はありません。23DでSOAPサービスが削除されるまでは引き続き機能しますが、できるだけ早く文書価格REST APIに移行する必要があります。文書価格REST APIの詳細は、Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。 |