本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2023年7月14日 | オーダー管理 | 大量の販売オーダーのインポートおよび履行 | 文書の更新。詳細を使用可能にするステップの改訂。 |
2023年6月21日 | オーダー管理 | この更新で選択されたオーダー管理のバグ修正 | 文書の更新。バグ修正の追加。 |
2023年6月8日 | オーダー管理 | 大量の販売オーダーのインポートおよび履行 | 文書の更新。ヒントと考慮事項の詳細の改訂。 |
2023年6月2日 | 初版作成。 |
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。
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本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
クラウド・アプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行する必要がある場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle Fusion Cloud SCM: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。
Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を配信します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化の状態で提供されている機能は、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。これを行うには、次の権限を使用します。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 機能の概要のページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択である「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を使用可能にするステップを完了します。
「新機能」作業領域に表示されない機能をオプトインすることもできます。オプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、「オプト・イン」機能をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、機能を使用可能にするためのステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。
オプト・イン失効
オプトインを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a) 新しいまたは展開されたBIサブジェクト領域は最初にレポートに組み込む必要があり、b) 新しいWebサービスを利用するには統合が必要になり、c) ユーザーが機能にアクセスできるようにするには、それらの機能をユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
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供給要求の作成REST APIを使用して、検証に合格した供給要求明細を処理します。供給要求に複数の供給要求明細が含まれており、REST APIペイロードでAllowPartialRequestFlag属性を「Y」に設定した場合、REST APIによって検証に合格した明細が処理されます。検証に合格しない明細は処理されず、エラーとマークされます。AllowPartialRequestFlagを「N」に設定し、供給要求のどの明細も検証に合格しない場合は、REST APIによって要求内のすべての明細(検証に合格した明細を含む)が拒否されます。AllowPartialRequestFlagのデフォルト値は「N」です。
この機能を使用して、供給要求に複数の供給要求明細が含まれる場合に検証に合格した供給要求明細を処理します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Help CenterでREST APIを使用したサプライ・チェーン・オーケストレーションの管理およびサプライ・チェーン・オーケストレーションの使用を参照してください。
アクセス要件
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
独自のジョブ・ロールを保守している場合、この機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。
「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用した供給文書の同期
「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用して、Oracle Supply Chain OrchestrationおよびOracle Procurementの間で供給文書を同期します。この機能は、技術的な失敗によりサプライ・チェーン・オーケストレーションで購買依頼または購買オーダーを記録できない場合に、外注加工フローで使用します。
サプライ・チェーン・オーケストレーションが最新の購買詳細を持ち、販売オーダーの供給を正確にオーケストレーションできるように、データを最新の状態に保ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24A
ヒントと考慮事項
購買依頼と購買オーダーを同期します。
- 「供給オーケストレーション」作業領域に移動し、「タスク」→「供給明細の管理」をクリックします。
- 「供給明細の管理」ページで、「供給オーダー番号」列のリンクをクリックします(300100083428746など)。
- 「供給オーダー詳細」ページで、「処理」→「供給文書の同期」をクリックします。
サプライ・チェーン・オーケストレーションは、サプライ・チェーン・オーケストレーションと調達の間で購買依頼と購買オーダーのデータを同期します。
主なリソース
- Oracle Help Centerのサプライ・チェーン・オーケストレーションの使用およびサプライ・チェーン・オーケストレーションを参照してください。
アクセス要件
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
- 供給文書の同期(DOS_SYNC_SUPPLY_DOCS)
独自のグループ・コードを使用したバイヤー・プランニングでの購買要求の管理
独自のグループ・コードを使用して、「バイヤー・プランニング」作業領域で購買要求を管理します。「バイヤー」、「カテゴリ」、「品目」、「事業所」、「サプライヤ」および「なし」などの事前定義コードはすでに使用可能です。この新機能により、バイヤー・プランナは独自のグループ・コードを作成してから、これを使用して購買要求をグループに編成し、価格分岐、オーダー最小値などを利用できます。サプライ・チェーン・オーケストレーションによって各購買要求のグループ・コードがOracle Procurementに送信されます。調達において、「グループ・コード」属性の値に従ってこれらの購買要求が購買依頼にグループ化されます。
この機能を使用して購買要求をグループ化し、価格分岐、オーダー最小値およびその他の制約を利用します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Help Centerのサプライ・チェーン・オーケストレーションの使用およびサプライ・チェーン・オーケストレーションを参照してください。
アクセス要件
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
独自のジョブ・ロールを保守している場合、この機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。
サプライ・チェーン・オーケストレーションの在庫管理との統合の拡張
Oracle Supply Chain Orchestrationでは、サービス・マッピングを作成して、更新23B以降のOracle Inventory Managementと統合できます。この機能は、その機能を拡張します。サプライ・チェーン・オーケストレーションと在庫管理システムの間で属性をマップするときに、変更エンティティおよびその他の属性を含めることができます。マップできる新しい属性は次のとおりです。
- SourceOrganizationId
- SourceSubinventoryCode
- DestinationLocationId
- ItemRevision
- FreightCarrierId
- ModeOfTransportLookup
- ServiceLevelLookup
- ShipmentPriorityLookup
- FirmFlag
- RepriceFlag
- AllowItemSubstitutionFlag
サービス・マッピングを使用して、オーダー履行中にサプライ・チェーンで発生する変更の処理方法を調整します。サービス・マッピングを使用して、在庫、調達または製造と統合できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- これは、常にオプションである既存のオプトイン機能に対する拡張機能です。
- 在庫管理で適用される検証が、統合において満たされていることを確認します。要求ペイロードは問題ありませんが、在庫管理が要求を受け入れない可能性があります。
- 特に複数の要求明細を問い合せる場合は、統合アルゴリズムで参照するオブジェクトが存在することを確認してください。実行時に存在しないオブジェクトを参照すると、エラーが発生する可能性があります。
- エラーが発生した場合は修正し、「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用して要求を再送信します。
アクセス要件
次の事前定義済権限を使用して、この機能を設定します。
- Manage DOS Service Mappings
- Manage DOS Algorithms
- Administer Sandbox
- View Modified Data (ランタイム結果を表示できるようにするため)
通信の問題が発生した場合に、Oracle Supply Chain Orchestrationで過剰な供給が作成されないようにします。Oracle Order ManagementからSupply Chain Orchestrationへの供給要求の送信を妨げる中断が発生する場合があります。中断が解決されず、オーケストレーションが要求を受信しないことや、長い遅延の後にようやく受信することがあります。Order Managementが特定の時間後にSupply Chain Orchestrationから応答を受信しない場合、Order Managementは作成、更新または取消の要求を再送信することがあるため、Supply Chain Orchestrationが再送信された要求の処理方法を解釈することが困難になります。
この機能を使用して、Order ManagementとSupply Chain Orchestrationの間で通信の問題が発生した場合に、Supply Chain Orchestrationが同じ需要に対して重複する供給要求を作成しないようにします。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
アクセス要件
この機能は、販売オーダーを作成および送信できるすべての権限で使用できます。
Oracle Supply Chain OrchestrationでOracle Order Managementの需要を満たすのに十分な供給を作成できない場合は、予約を手動で作成することが必要になる場合があります。これらの予約は、「供給オーケストレーション」作業領域で表示できます。
- 販売オーダーのバック・トゥ・バック・フローで手動で作成した各予約の詳細を表示します。
- これらの予約の供給を作成する作業オーダー、購買要求および転送オーダーを表示します。
- 作業オーダー、購買要求または転送オーダーに移動するリンクをクリックします。
- 手動予約ごとに、供給明細の現在の状態およびトラッキング明細を表示します。
- 各供給明細とトラッキング明細のアイコンを表示して、手動予約でそれを使用しているかどうかを迅速に判断します。
- 「供給オーケストレーション」作業領域には、供給が要求数量を満たしていない場合にのみ手動予約が表示されます。
自動処理以外で販売オーダーに割り当てられている供給の全体像を取得します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24A
ヒントと考慮事項
- サプライ・チェーン・オーケストレーションでは、オーダー管理から受け取る需要変更について手動予約は変更されません。必要な変更は、手動で行う必要があります。
- 作業オーダー、購買要求または転送オーダーの数量は、他の要求でも作業オーダー、購買要求または転送オーダーが使用される可能性があるため、予約の数量または供給明細またはトラッキング明細上の数量と異なる場合があります。
アクセス要件
この機能は、販売オーダーを作成および送信できるすべての権限で使用できます。
構成品目に対するサプライ・チェーン・オーケストレーションでの大規模なオーダー処理の使用
処理する販売オーダーが大量にあるときに、サプライ・チェーン・オーケストレーションで大規模なオーダー処理を使用して、構成品目の履行に必要な供給をオーケストレーションします。
多くの構成品目がある販売オーダーの履行をオーケストレーションする必要がある場合、または構成品目が大規模かつ複雑で多くの子コンポーネントがある場合に、パフォーマンスが改善されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
アクセス要件
この機能は、構成品目を使用して販売オーダーを作成および送信できるすべての権限で使用できます。
EメールまたはOracleコンテンツ・リポジトリによって配信されるB2Bメッセージに対するファイル拡張子の定義
Eメールおよびファイル・エクスポートの配信方法としてB2Bメッセージのファイル拡張子を指定できます。指定した拡張子は、Eメールによって配信されるB2Bメッセージ、または取引先によってOracleコンテンツ・リポジトリから取得されるメッセージに使用されます。
ファイル拡張子を指定するには:
- 「コラボレーション・メッセージング」作業領域で、「タスク」パネル・タブの「B2B取引先の管理」または「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」をクリックします。
- 配信方法に関連付けられた取引先またはユーザー定義サービス・プロバイダを検索します。
- 取引先またはユーザー定義サービス・プロバイダを選択し、「処理」→「編集」を選択します。
- 「取引先の編集」ページで、「配信方法」タブを選択して、Eメールまたはファイル・エクスポートの新しい配信方法タイプを追加し、ファイル拡張子を指定します。これらのタイプの既存の配信方法のファイル拡張子を追加することもできます。
- 「ファイル拡張子」フィールドに最大4文字を入力します。B2Bメッセージには、入力したファイル拡張子が使用されます。ファイル拡張子を入力しない場合は、デフォルトの.zipが使用されます。
Eメールの配信方法
圧縮されたEメール添付ファイルを取り除く、企業のファイアウォール・ルールをトリガーせずに、B2Bメッセージを取引先にEメールで送信できます。
ノート: この機能は、23Bの4月の月次更新でも使用可能になりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
入力したファイル拡張子は、ファイルの圧縮方法を変更しません。ファイルはZip圧縮ファイルのままですが、入力したファイル拡張子が付加されます。取引先は、受信時にB2Bメッセージを抽出するために、拡張子を.zipに戻す必要があります。
主なリソース
- Oracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- B2B取引先の管理(CMK_B2B_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- サービス・プロバイダの管理(CMK_MANAGE_SERVICE_PROVIDER_PRIV)
これらの権限はこの更新の前から使用可能でした。
未送信の購買オーダーのリストを取得して、一括で再送信するか、リストをダウンロードしてさらにレビューできます。リストを生成するには、「コラボレーション・メッセージング履歴の管理」ページの新しい「購買オーダーの再送信」ダイアログ・ボックスを使用します。新しいダイアログ・ボックスは、警告アイコンをクリックするか、そのページの「処理」メニューから呼び出します。
次のいずれかの文書タイプを選択したときにB2Bメッセージの送信が開始されなかった購買オーダーがある場合は、「コラボレーション・メッセージング履歴の管理」ページに警告アイコンが表示されます。
- 購買オーダー - アウトバウンド
- 購買オーダー変更 - アウトバウンド
- 購買オーダー取消 - アウトバウンド
警告アイコンをクリックすると、警告メッセージが表示されます。
再送信の警告アイコンおよびメッセージ
「はい」をクリックすると、「購買オーダーの再送信」ダイアログ・ボックスが表示されます。または、「コラボレーション・メッセージング履歴の管理」ページで「処理」→「再送信」を選択して、ダイアログ・ボックスを呼び出すこともできます。
「購買オーダーの再送信」ダイアログ・ボックス
「日付: 自」および「再送信するオーダー」フィールドは必須です。その他のフィールドはオプションです。
「再送信するオーダー」フィールドには、次のオプションがあります。
メニュー・オプション |
説明 |
---|---|
B2B送信が開始されなかったオーダー |
未送信のすべての購買オーダー(以前の未送信バージョンを含む)を再送信します |
B2Bメッセージング・ステータスが「終了済」であるオーダー |
ステータスが「終了済」の購買オーダーを再送信します |
すべて |
未送信のすべての購買オーダーおよびステータスが「終了済」の購買オーダーを再送信します |
「購買オーダーの再送信」ダイアログ・ボックスで「検索」をクリックして、見つかったオーダーの数を表示します。見つかった購買オーダーのリストをダウンロードするか、オーダーの再送信を開始できます。
処理を終了する前のオーダーの最小処理中期間を設定するには:
-
「設定および保守」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングの「コラボレーション・メッセージング構成の管理」タスクに移動します。
-
「コラボレーション・メッセージング構成の管理」ページの「一般設定」タブの「最小処理中期間」フィールドに値を入力します。入力した値によって、オーダーを終了する前の最小処理中期間が決まります。デフォルト値は60分です。
「処理の終了」オプションは、「処理」メニューで使用できます。
最小処理中期間
ノート: この機能は、23Bの5月の月次更新でも使用可能になりました。
未送信の購買オーダーのレビューと一括送信ができるようになりました。この機能により、サプライヤとのB2Bメッセージ交換の潜在的な中断が削減されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- コラボレーション・メッセージング構成の管理(CMK_MANAGE_COLLAB_MESG_CONFIG_PRIV)
- コラボレーション・メッセージング履歴の管理(CMK_COLLAB_MESG_HISTORY_PRIV)
- 電子メッセージング・プロファイルに使用される拡張可能データ・モデル(PO_ELECTRONIC_COMM_DATA_MODEL)
- これらの権限はこの更新の前から使用可能でした。
アウトバウンドB2Bメッセージに対する送信者のEメール・アドレスの指定
アプリケーションで生成されたものを使用するかわりに、B2B文書の送信者のEメール・アドレスを構成できます。また、返信用に構成したEメール・アドレスの受信ボックスをモニターできます。
取引先は、Eメールの承認済リストに送信者Eメール・アドレスを追加して、継続的な連絡を行えます。
ノート: この機能は、23Bの4月の月次更新でも使用可能になりました。
有効化のステップ
「設定および保守」で、「コラボレーション・メッセージング構成の管理」タスクを選択します。
- 「設定および保守」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングの「コラボレーション・メッセージング構成の管理」タスクに移動します。
- 「コラボレーション・メッセージング構成の管理」ページで「ビジネス・プロセス設定」タブを選択します。
- 「コラボレーション・ビジネス・プロセス」セクションで、構成した新しい送信者Eメール・アドレスを使用して送信する文書を含むビジネス・プロセスを選択します。
- 「コラボレーション文書の構成」セクションで、アウトバウンド文書を選択します。
ビジネス・プロセスおよびアウトバウンド文書の選択
- 「追加詳細の構成」ボタンをクリックし、ダイアログ・ボックスに送信者のEメール・アドレスを入力します。このEメール・アドレスは、選択した文書に関連付けられているすべてのアウトバウンドB2Bメッセージの送信者として使用されます。
「追加詳細の構成」ダイアログ・ボックス
ヒントと考慮事項
Eメール・セキュリティのベスト・プラクティスについては、Oracle Help CenterのEメール・セキュリティの構成のドキュメントを参照してください。
主なリソース
- Oracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- コラボレーション・メッセージング構成の管理(CMK_MANAGE_COLLAB_MESG_CONFIG_PRIV)
この権限はこの更新の前から使用可能でした。
幅広いオーダー明細があるオーダーを含む大量の販売オーダーをインポートして履行する必要がある場合に、オーダー-入金フローのパフォーマンスが向上します。
この機能を使用して、次のことができます。
- 大量の販売オーダーの出荷をピック、リリースおよび確認します。出荷済オーダー明細を次のステップに手動で移動する必要性を軽減します。
- 大量の販売オーダーを1つのグループとしてまとめて請求し、請求書からの支払の遅延を減らすことができます。
- 「販売オーダーのインポート」スケジュール済プロセスの更新バージョンを使用して、パフォーマンスを向上させ、大量の販売オーダーのインポートにかかる時間を短縮します。
- 最新の価格設定アルゴリズムを使用して、販売オーダーの効率的な価格設定を行います。
- グローバル・オーダー納期回答をオーダー管理とともに使用して、大量の販売オーダーの納期処理と履行を効率的に行います。
- 大量の販売オーダーの受入、インポート、履行を行えます。
- オーダー・マネージャが手動で介入し、販売オーダーに対する修正処理を行う必要性を最小限に抑えます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
大量の販売オーダーのインポートおよび履行機能はオプト・イン後にオプト・アウトできません。オプト・インすると、この機能の使用にコミットすることになります。
大量の販売オーダーのインポートおよび履行機能にオプト・インしたら、「オーダー履行からの応答の処理」スケジュール済プロセスを設定して、スケジュールに従って実行されるようにします。
ヒントと考慮事項
オーダー・インポート
- インポート中に顧客を作成できません。顧客を作成する必要がある場合は、顧客管理を使用して設定時に作成する必要があります。
- インポートする販売オーダーに対して、変換前ルール、変換ルールまたは変換後ルールは使用できません。
- オーダー管理拡張を使用して、販売オーダーの属性のデフォルト値を設定したり、オーダー明細を販売オーダーに追加します。
- インポート・ペイロードのオーダー明細でオーケストレーション・プロセスを指定することをお薦めします。これを行うために割当および開始ルールを使用しないでください。
価格設定
- 最新の価格設定アルゴリズムを使用する必要があります。『Oracle Fusion Cloud SCM: Performing Your Quarterly Update』の価格設定の項で説明されている更新前と更新後のステップを実行します。
スケジューリング
- グローバル・オーダー納期回答で「大規模なオーダー納期回答」機能を有効にすることをお薦めします。
出荷
この機能を使用した場合の出荷の動作は次のとおりです。
- オーダー明細を正常に出荷します。
- Oracle Shippingで「出荷インタフェースの管理」スケジュール済プロセスを実行して出荷詳細をインタフェース表に追加し、「オーダー履行からの応答の処理」スケジュール済プロセスを実行します。
- 「オーダー履行からの応答の処理」により、インタフェース表にある出荷詳細がオーダー管理に送信されます。
- 「出荷インタフェースの管理」スケジュール済プロセスにより、「オーダー履行からの応答の処理」スケジュール済プロセスが実行されます。このフローでは、実行中のスケジュール済プロセスの合計数を減らすために、「出荷通知の送信」スケジュール済プロセスは実行されません。
- スケジュール済プロセスでインタフェース表からの出荷を処理できず、Oracle Shippingで出荷がすでにピック・リリースおよび確認されている場合、オーダー管理のオーダー明細にはエラー・メッセージが表示されます。
請求書
仕組み
- オーダー明細を正常に請求します。
- 「フィーダ・システムへの売掛/未収金トランザクションの通知」スケジュール済プロセスにより、請求詳細がインタフェース表に追加され、「オーダー履行からの応答の処理」スケジュール済プロセスが実行されます。
- 「オーダー履行からの応答の処理」により、インタフェース表の請求詳細がオーダー管理に送信されます。
- 「自動インボイスを使用した売掛/未収金トランザクションのインポート」スケジュール済プロセスにより、販売オーダー・データからOracle Receivablesに請求書が作成され、「フィーダ・システムへの売掛/未収金トランザクションの通知」スケジュール済プロセスが1回のみ実行されます。これは、実行中のスケジュール済プロセスの合計数を減らすために行われます。
- スケジュール済プロセスでインタフェース表からの請求を処理できず、Oracle Receivablesでオーダーがすでに請求されている場合は、オーダー管理のオーダー明細にエラー・メッセージが表示されます。
オーケストレーション・プロセス
- 事前定義済のDOO_ScheduleShipInvoiceオーケストレーション・プロセスを使用することをお薦めします。これを使用して、販売オーダーを効率的にスケジュールし、倉庫からオーダーを確実に出荷し、顧客に出荷する品目の請求書を作成します。
- 明細を出荷または請求した後は、オーケストレーション・プロセスの履行明細ステータスを上書きできなくなります。オーダー管理によってステータスが「出荷済」または「請求済」に設定され、その値は変更できません。
- オーケストレーション・プロセスにパラレル・ステップまたはサブプロセス・ステップを追加できなくなります。
オーダー履行時にエラーが発生した場合の処理
- 「オーダー履行からの応答の処理」スケジュール済プロセスでインタフェース表の出荷または請求データを正常に処理できない場合は、処理できない各レコードがエラーでマークされます。
- これは、オーダー管理の履行明細が待機状態でないため出荷応答を処理できない場合や、スケジュール済プロセスが同じ明細の複数の出荷または請求詳細を連続して処理する場合、サーバーの動作が遅くタイムアウトする場合など、様々な理由で発生する可能性があります。
- この問題を修正するには、「オーダー履行からの応答の処理」を設定して、スケジュールに従って定期的に実行します。問題が自然に解消する場合もあります。再度実行することで、問題が解消する場合もあります。トラブルシューティング時に手動で実行することもできます。その場合は、次のパラメータを設定します。
- タスク・タイプ。たとえば、「出荷」を選択した場合、スケジュール済プロセスは、Oracle Shippingがピック、リリースおよび確認した各出荷明細のデータを処理します。
- レコード・セット。「失敗したレコードの処理」に設定します。
アクセス要件
使用するロールにDOO_PROCESS_FULFILLMENT_RESPONSE_PRIV権限があることを確認します。これは「履行応答の処理」スケジュール済プロセスを実行するために必要です。
オーダー・ハブの販売オーダーREST APIでapplyHold処理およびreleaseHold処理を使用して、販売オーダーおよび履行明細で保留を適用およびリリースできるようになりました。REST APIペイロードのオーダー・ヘッダー・エンティティおよび履行明細エンティティで保留を適用およびリリースします。
次のような利点があります。
- 保留を適用およびリリースする方法の柔軟性を高めます。
- 保留を適用およびリリースする必要がある場合のパフォーマンスが向上します。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義をレビューして活用します(Oracle Help Center→関心のあるアプリケーション・サービス領域→APIおよびスキーマから使用可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。
- 「設定および保守」作業領域に移動してから、タスクに移動します。
- オファリング: オーダー管理
- 機能領域: オーダー
- タスク: 管理者プロファイル値の管理
-
FOM_NEW_HOLDS_PROCESSINGプロファイルの値を「はい」に設定します。
ヒントと考慮事項
salesOrdersForOrderHub REST APIを使用して、次のことを行います。
-
下書きまたは送信済の販売オーダーで保留を適用およびリリースします。
-
1つのペイロードの1つ以上の販売オーダーで保留を適用およびリリースします。
-
オーダーの表示ページや「オーダー管理」作業領域の履行ビュー、SOAPサービスを介して適用したオーダー・ヘッダー保留など、他のチャネルを介してオーダー・ヘッダーまたは履行明細に適用した保留をリリースします。
-
ペイロードのオーダー明細を指定します。オーダー管理で、オーダー明細の履行明細の保留を適用またはリリースします。オーダー明細の保留は適用またはリリースされません。
制限:
-
新規販売オーダーの作成時に保留を適用することはできません。保留は、オーダー管理にすでに存在する下書きオーダーまたは送信済オーダーにのみ適用できます。
-
SOAPサービスを介してオーダー明細に保留を適用した場合、REST APIを使用してリリースすることはできません。
主なリソース
- Oracle Supply Chain Management CloudのREST APIに移動して、「オーダー管理」→「オーダー・ハブの販売オーダー」を展開します。
- 販売オーダーで保留を設定するためのガイドライン
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスして保留を適用できます。
- RESTサービスを使用した販売オーダーの作成(FOM_SALES_ORDER_REST_POST_PRIV)
- オーケストレーション・オーダー変更の管理(DOO_MANAGE_ORCHESTRATION_ORDER_MODIFICATION_PRIV)
- 保留の適用(FOM_APPLY_UPDATE_HOLDS_PRIV)
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスして保留をリリースできます。
- RESTサービスを使用した販売オーダーの作成(FOM_SALES_ORDER_REST_POST_PRIV)
- オーケストレーション・オーダー変更の管理(DOO_MANAGE_ORCHESTRATION_ORDER_MODIFICATION_PRIV)
- 保留のリリース(FOM_RELEASE_HOLDS_PRIV)
この「RESTサービスを使用した販売オーダーの作成」権限は、この更新の前から使用可能でした。「保留の適用」権限と「保留のリリース」権限は、この更新で新たに追加されました。
この更新には、Oracle Order Managementの動作を変更する不具合修正が含まれています。これは、この更新のすべてのバグ修正の完全なリストではありません。このリストには、アプリケーションの動作に顕著な変化をもたらす可能性のあるバグ修正が含まれています。
承認ルールでのオーダー・ヘッダー合計タイプおよび明細手数料タイプの使用
更新23Cの前は、承認ルールの条件の一部としてオーダー・ヘッダー合計タイプ属性または明細手数料タイプ属性を使用できませんでした。更新23C以降は可能となりました。正価合計が特定の金額より大きい場合にレビューおよび承認するために、販売オーダーを監督者に割り当てる必要があるとします。次のように承認ルールを設定できます。
オーダー・ヘッダー合計タイプ属性が正価合計と等しく、オーダー合計金額属性が100万より大きい場合は、監督者に割り当てます。
たとえば:
詳細は、オーダー管理でのビジネス・ルールの使用の概要を参照してください。
Oracleリファレンス: 31657015
トリガー・ポイントからの冗長コネクタの削除
更新23Cの前は、「設定および保守」作業領域の「ビジネス・イベント・トリガー・ポイントの管理」ページを使用して、次の事前定義済コネクタをトリガー・ポイントに追加できました。
- Fusion-Shipment
- Fusion-Reservation
- Fusion-Invoice
- Fusion-Return
- DOO_BUSINESS_EVENT_NOTIFICATION
- DOO_Fusion-Procurement
- DOO_Fusion-Supply
- DOO_Fusion-InsallBase
- DOO_Fusion-Subscription
Oracle Applicationsでは、これらの事前定義済コネクタがすでに使用されています。手動で追加する必要はありません。いずれかをトリガー・ポイントに手動で追加し、冗長処理を作成した場合は、イベントが失敗し、失敗が時間の経過とともに増加します。「エラーのリカバリ」スケジュール済プロセスがそれらのリカバリを試みましたが、パフォーマンスが低下しました。
更新23C以降、コネクタ名属性を選択したときに表示されるピック・リストからこれらの事前定義済コネクタを削除したため、「ビジネス・イベント・トリガー・ポイントの管理」ページで追加できなくなります。また、以前のリリースでこれらの事前定義済コネクタを追加した場合は、それらも削除されます。この改善を実装するために他のアクションを実行する必要はありません。
トリガー・ポイントの詳細は、オーダー管理から他のシステムへの通知の送信の概要を参照してください。
Oracleリファレンス: 34981109
REST APIペイロードでのその他の参照の使用
更新23Cの前は、これらの参照タイプの「RESTアクセス保護」属性が「セキュア」に設定されていました。
- DOO_ADJUSTMENT_TYPE
- DOO_HLD_RELEASE_REASON
- DOO_JEOPARDY_PRIORITY_CODE
- DOO_LEAD_TIME_UOM
- DOO_LINE_CATEGORY
- DOO_MSG_REQUEST_FUNCTION
- DOO_RETURN_REASON
- DOO_SCHEDULE_REASON
- DOO_SUBSTITUTION_REASON
- ORA_DOO_BILLING_FREQUENCY_CODE
- ORA_DOO_BILLING_PLAN_TYPE_CODE
- ORA_DOO_DEMAND_CLASS
- ORA_DOO_LINE_TYPES
- ORA_DOO_ORDER_TYPES
- ORA_DOO_RETURN_LINE_TYPES
- ORA_DOO_SUPPLY_STATUS_CODE
- ORA_DOO_TP_STATUS
- ORA_DOO_TRADE_COMPLIANCE_TYPE
- ORA_DOO_TRADE_CONTROL_CODE
- ORA_DOO_VALIDATION_RESULT
- ORA_FOM_ADJUSTMENT_REASON_CODE
- ORA_FOM_AUTHORIZATION_STATUS
- ORA_FOM_INCENT_DECLINE_REASON
- ORA_FOM_INCENTIVE_STATUS
- ORA_FOM_INCENTIVE_SUB_TYPES
- ORA_FOM_INCENTIVE_TYPES
- ORA_FOM_PAYMENT_METHOD
- ORA_FOM_USER_APPLIED_INCENTIVE
REST APIペイロードでいずれかを参照する場合は、まず、ロールへの参照タイプのセキュリティ・ポリシーをセキュリティ管理者に割り当ててもらい、そのロールを割り当てる必要があります。
更新23C以降、これらの参照タイプでは「RESTアクセス保護」属性が「認証済」に設定されているため、アクセスするには認証済ロールのみが必要です。認証済ロールがすでにある場合は、セキュリティ管理者に連絡してアクセスする必要はありません。
詳細は、オーダー管理の参照の管理を参照してください。
Oracleリファレンス: 34992630
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ビジネス・ユニット全体のチャネル・プログラムおよび要求の表示
ビジネス・ユニット全体のチャネル・プログラムおよび要求を検索して表示し、ビジネス・ユニットでフィルタします。デフォルト・ビジネス・ユニット・プロファイル・オプションに基づいてチャネル・プログラムおよび要求を作成するとき、または顧客のチェックブックを表示するときのビジネス・ユニットをデフォルト設定します。
ビジネス・ユニット全体の顧客プログラム
ビジネス・ユニット全体の顧客要求
複数のビジネス・ユニットにアクセスできるユーザーの生産性が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
Redwoodで顧客要求をすでに実装している場合は、次のようになります。
- 要求索引(fa-fscm-customerclaim)に対して、スケジュール済プロセスESSジョブを実行して索引定義を作成し、OSCSへの初期取込みを実行します。
Redwoodで顧客要求を実装していない場合は、実装ガイド、チャネル収益管理の実装の控除および決済の設定のロードマップの章を参照してください。
顧客プログラムをすでに実装している場合は、次のようになります。
- プログラム索引(fa-cjm-customer-programs)に対して、スケジュール済プロセスESSジョブを実行して索引定義を作成し、OSCSへの初期取込みを実行します。
顧客プログラムを実装していない場合は、実装ガイド、チャネル収益管理の実装の顧客プロモーションの設定のロードマップの章を参照してください。
ヒントと考慮事項
Fusion: Fusion Payablesでのユーザーのデフォルト・ビジネス・ユニットの指定方法(文書ID 1380204.1)
主なリソース
- Redwoodページを使用した控除要求の管理をご覧ください。
- 顧客チャネル管理の概要をご覧ください。
- Channel Revenue Managementの詳細は、オーダー管理に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください。
- 売掛/未収金とのチャネル収益管理統合の詳細は、財務に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 顧客プログラムの管理(CJM_MANAGE_CUSTOMER_PROGRAMS_PRIV)
- 顧客要求の管理(CJM_MANAGE_CUSTOMER_CLAIMS_PRIV)
- 顧客要求の作成(CJM_CREATE_CUSTOMER_CLAIMS_PRIV)
- 顧客チェックブックの表示(CJM_VIEW_CUSTOMER_CHECKBOOK_PRIV)
これらの権限はこの更新の前から使用可能でした。
Redwoodページへの顧客プログラムおよび要求のノートの追加
この機能を使用して、Redwoodユーザー・インタフェースに、顧客プログラムおよび要求に関する追加情報を取得するノートを追加します。
要求調査の結果を取得します。今後の参照のために、プログラム・ネゴシエーション、内部ディスカッションおよび決定事項を取得します。
顧客プログラムのノート
顧客要求のノート
チャネル・プログラムまたは要求に関する前のアクティビティを振り返る際の生産性が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
Redwoodで顧客要求をすでに実装している場合は、この機能を有効にするために何もする必要はありません。
Redwoodで顧客要求を実装していない場合は、実装ガイド、チャネル収益管理の実装の控除および決済の設定のロードマップの章を参照してください。
顧客プログラムがすでに実装されている場合は、この機能を有効にするために何もする必要はありません。
顧客プログラムを実装していない場合は、実装ガイド、チャネル収益管理の実装の顧客プロモーションの設定のロードマップの章を参照してください。
ヒントと考慮事項
ADFを使用して以前にノートを作成した場合、新しいRedwoodリッチ・テキスト・フォーマット・コンポーネントでは、次の機能はサポートされません。
- 色、
- フォント、
- 作成者、ノートおよび作成日付範囲での検索、
- 保存済検索、
- タイプおよび日付バケットによるフィルタリング。たとえば、「すべて」/「本日」/「昨日以降」/「過去7日間」/「過去30日間」などです。
主なリソース
- Redwoodページを使用した控除要求の管理をご覧ください。
- 顧客チャネル管理の概要をご覧ください。
- Channel Revenue Managementの詳細は、オーダー管理に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください。
- 売掛/未収金とのチャネル収益管理統合の詳細は、財務に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 顧客プログラムの管理(CJM_MANAGE_CUSTOMER_PROGRAMS_PRIV)
- 顧客要求の管理(CJM_MANAGE_CUSTOMER_CLAIMS_PRIV)
- 表示専用アクティビティ(ZMM_VIEW_ONLY_ACTIVITY_PRIV)
これらの権限はこの更新の前から使用可能でした。
顧客取引プログラムを作成および管理します。これにより、サプライ・チェーン全体でのプログラムおよびプロモーションの実行および影響が最適化されます。
顧客リベート・プログラムを作成するとき、経過勘定収益が支払われる代替受取人を指定できます。販売トランザクションの適格な顧客と異なる受取人を指定できます。この機能を使用して、たとえば、支払パーティが販売トランザクションの顧客とは異なるロイヤリティ支払などの状況をモデル化します。
顧客プログラムの受取人
ロイヤリティを定義して支払うことができます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
顧客プログラムがすでに実装されている場合は、この機能を有効にするために何もする必要はありません。
顧客プログラムを実装していない場合は、実装ガイド、チャネル収益管理の実装の顧客プロモーションの設定のロードマップの章を参照してください。
ヒントと考慮事項
Fusion Financialsで顧客アカウントとして代替受取人を作成する必要があります。
主なリソース
- 顧客チャネル管理の概要をご覧ください。
- Channel Revenue Managementの詳細は、オーダー管理に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください。
- 売掛/未収金とのチャネル収益管理統合の詳細は、財務に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 顧客プログラムの管理(CJM_MANAGE_CUSTOMER_PROGRAMS_PRIV)
この権限はこの更新の前から使用可能でした。
顧客プログラムの表示権限を持つユーザーには、Fusionホーム・ページに「顧客チャネル管理」アイコンが表示されます。
さらに、「プログラム」ページが次のように拡張されました。
- 単一ページへのプログラムの作成を合理化します。
- プログラムの保存時に、ページ・ヘッダーのコンテキスト情報としてタイムスタンプを表示します。
- プログラムの送信、更新または終了時に確認メッセージを表示します(ユーザーの介入なしで表示は消えます)。
プログラム・ページの使いやすさが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
顧客プログラムがすでに実装されている場合は、この機能を有効にするために何もする必要はありません。
顧客プログラムを実装していない場合は、実装ガイド、チャネル収益管理の実装の顧客プロモーションの設定のロードマップの章を参照してください。
ヒントと考慮事項
ノート: 「控除および決済」アイコンおよび「顧客チャネル管理」アイコンは、「顧客要求の管理」権限および顧客プログラムの表示権限を持つユーザーに表示されます。
主なリソース
- Redwoodページを使用した控除要求の管理をご覧ください。
- 顧客チャネル管理の概要をご覧ください。
- Channel Revenue Managementの詳細は、オーダー管理に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください。
- 売掛/未収金とのチャネル収益管理統合の詳細は、財務に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 顧客プログラムの管理(CJM_MANAGE_CUSTOMER_PROGRAMS_PRIV)
- 顧客プログラムの表示(CJM_VIEW_CUSTOMER_PROGRAMS_PRIV)
これらの権限はこの更新の前から使用可能でした。
調査、管理、分析および決済の各機能を提供して、控除と決済の要求をすばやく解決し、顧客関係および全体的な財務パフォーマンスを向上させます。
この機能を使用して、Redwoodユーザー・インタフェースで複数の控除をすばやく効率的に管理します。一度に複数のオープン要求、控除および超過支払を選択して更新します。複数の関連するオープン控除と手動請求を同時に解決および決済します。
要求を再割当するための一括更新
価格設定エラーの一括決済
次の点で要求アナリストの生産性が向上します。
- 要求所有者の再割当など、複数の要求の効率的な更新。
- 価格設定エラーなど、複数の要求にわたる問題の効率的な解決。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
Redwoodで顧客要求をすでに実装している場合は、この機能を有効にするために何もする必要はありません。
Redwoodで顧客要求を実装していない場合は、実装ガイド、チャネル収益管理の実装の控除および決済の設定のロードマップの章を参照してください。
ヒントと考慮事項
単一の一括更新または決済処理で最大1000件の要求をサポートしています。1000を超える要求がある場合は、別の一括更新または決済処理で処理する必要があります。
要求アナリストが多数の要求を一括決済する必要がある場合は、その要求アナリストに承認権限を付与することをお薦めします。そうでない場合は、一括決済の一部である各請求を個別に承認する必要があります。これは通常、監督者のタスクです。
主なリソース
- Redwoodページを使用した控除要求の管理をご覧ください。
- 顧客チャネル管理の概要をご覧ください。
- Channel Revenue Managementの詳細は、オーダー管理に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください。
- 売掛/未収金とのチャネル収益管理統合の詳細は、財務に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 顧客要求の管理(CJM_MANAGE_CUSTOMER_CLAIMS_PRIV)
- 表示専用アクティビティ(ZMM_VIEW_ONLY_ACTIVITY_PRIV)
これらの権限はこの更新の前から使用可能でした。
「要求」ページのユーザービリティが次のように拡張されました。
- 所有者値リストがプログラム・ページと一致したものになります。
- 関連する請求書、売掛/未収金決済トランザクション、子要求にドリルダウンできます。
- 「出荷先顧客」属性のかわりに「顧客参照」属性をコンテキスト情報としてページ・ヘッダーに表示します。
- 要求が「承認待ち状態」、「承認否認済」、「待ち状態の決済」、「決済済」または「ネッティング進行中」ステータスの場合、「残高金額」を削除し、「決済済金額」をページ・ヘッダーのコンテキスト情報として表示します。
- 要求の保存時にページ・ヘッダーにタイムスタンプを表示します。
- 要求の取消、送信、承認、否認、更新時、またはオープンに戻す際に、確認メッセージを表示します(ユーザーの介入なしで表示は消えます)。
- 「取消」ボタンと混同しないように、「要求の取消」処理を「処理」メニューに移動します。
Redwoodの要求ページの使いやすさが向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
Redwoodで顧客要求をすでに実装している場合は、この機能を有効にするために何もする必要はありません。
Redwoodで顧客要求を実装していない場合は、実装ガイド、チャネル収益管理の実装の控除および決済の設定のロードマップの章を参照してください。
主なリソース
- Redwoodページを使用した控除要求の管理をご覧ください。
- 顧客チャネル管理の概要をご覧ください。
- Channel Revenue Managementの詳細は、オーダー管理に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください。
- 売掛/未収金とのチャネル収益管理統合の詳細は、財務に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 顧客要求の管理(CJM_MANAGE_CUSTOMER_CLAIMS_PRIV)
- 顧客要求の作成(CJM_CREATE_CUSTOMER_CLAIMS_PRIV)
- 顧客要求の表示(CJM_VIEW_CUSTOMER_CLAIMS_PRIV)
これらの権限はこの更新の前から使用可能でした。
ショッピングまたは見積中のソース・システムにおける供給の一時的な予約
SalesOrdersforOrderHub REST APIをソース納期回答とともに使用して、顧客がショッピングする際、または営業担当が営業見積を処理する際に品目の供給を予約します。顧客がオーダーを送信すると、Oracle Global Order Promisingは予約をソース・システムのスケジュール済供給に変換します。顧客がカートを放棄した場合、または営業担当が見積を取り消した場合は、予約を削除して、ソース・システムの他の買物客に対して供給を使用可能にできます。
納期回答結果の精度を高め、供給の納期回答が過剰になることを回避します。eコマースおよび見積ワークフローをOracle Applicationsと統合することで、ソース・システムのショッピング・カートまたは見積からOracle Order Managementの販売オーダーにオーダーを移動できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
- 「ショッピングまたは見積中の供給の一時的な予約」機能にオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
-
eCommerceアプリケーションでショッピング・カートの有効期限を指定する必要があります。カートの有効期限が切れた場合、アプリケーションはグローバル・オーダー納期回答に要求を送信して販売オーダーを取り消し、供給をリリースする必要があります。
- SalesOrdersforOrderHub REST APIのDemandSourceLineReference属性、またはファイルベース・データ・インポート(FBDI)の需要ソース明細参照属性を使用する必要があります。詳細は、FBDIおよびREST APIを使用した一連の販売オーダーのインポートを参照してください。
- この機能は、オーダー組立もしくはオーダー・ピック構成品目またはキットでは使用できません。そのためには、かわりにデータベース納期回答を使用します。詳細は、「ショッピングまたは見積中の供給の一時的な予約」機能(データベース納期回答)を参照してください。
主なリソース
アクセス要件
-
履行明細のスケジュール
一部の業界では、高精度の様々な単位(UOM)換算レートを維持する必要があります。プロファイル・オプションMSC_QUANTITY_DECIMAL_PRECISIONは現在、様々なプランニング・プロセスに必要な精度レベルを指定するために使用され、プランニング計算で尊重されています。この更新では、指定された精度が様々な表示ページでも尊重されます。
例: 前の図は、小数点以下5桁の値を持つMSC_QUANTITY_DECIMAL_PRECISIONプロファイル・パラメータを示しています。次の図は、プロファイル値で指定された小数精度で表示される「プラン入力」ページの単位メジャーを示しています。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
割付ルールは、需要を満たすために指定した数量またはパーセントの供給を使用できるようにすることで、取引約定を尊重し、需要が高い品目をさらに公平に配分するのに役立ちます。この機能にオプト・インしている場合、属性ベースのノードの階層を使用してネットワーク全体で供給の割付のバランスをとる強化された供給割付ルールが使用可能です。子割付は、必要に応じて親ノードに割り付けられた供給を共有します。
「大規模なオーダー納期回答」という名前の機能にオプト・インした後に、複数レベルのオーダー納期回答という名前の機能にオプト・インします。これで、このセクションで説明されている機能を使用できます。
ファイルベース・データ・インポートを使用した割付金額のアップロード
ファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して、数量に応じて割り付ける供給を管理します。FBDIまたはREST APIを使用して割付値を更新したり、他の外部ソースと統合できるようになりました。
FBDIを使用して、週次バケットの割付数量を効率的にアップロードします。数量に応じて割り付ける場合、FBDIを使用して、その割付を維持するために必要な時間と労力を削減できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
次の機能にオプト・インする必要があります。
- 大規模なオーダー納期回答
- オーダー納期回答での複数レベル割付
これらの機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 「オーダー納期回答」作業領域またはFBDIを使用して、数量に応じて割り付けるルールを作成します。割付ノード、各ノードのランク、奪取保護率などを指定します。これは、割付数量をアップロードする前に実行します。詳細は、「親からの供給の取得」を参照してください。
- FBDIのScpPlanningAllocationRulesImportTemplate.xlsmファイルの新しい供給割付数量タブを使用して、週次バケットの割付数量をアップロードします。
主なリソース
アクセス要件
- 割付属性の管理
- プランニング割付ルールの管理
- プランニング割付ルールの表示
オーダー納期回答は、ハードウェア障害が発生した場合でも需要に応じてスケール調整し、機能を続行する必要がある重要なビジネス・プロセスです。Oracle Fusion Cloud Global Order Promisingに対する最近の変更により、水平グリッド全体の有効数量チェックおよびスケジューリング要求に対するスケールアウト・アーキテクチャが提供され、キャパシティおよびレジリエンスが強化されています。この新しいアーキテクチャにより、運用間接費も削減され、供給および参照データ更新がすぐに使用可能になり、オーダー納期回答サーバーのリフレッシュ/再起動の必要がなくなります。
この新しいアーキテクチャへの移行は、複数の更新にわたって継続されます。更新24A以降、C++ベースのオーダー納期回答ソリューションは廃止され、大規模なオーダー納期回答ソリューションを使用してOracle Fusion Cloudのすべてのオーダー納期回答が実行されます。「大規模なオーダー納期回答」機能にオプト・インすることで、いつでも新しいソリューションに移行できます。生産可能数量または割当済のオーダー納期回答を使用する場合は、この移行の前にいくつかの設定を完了する必要があります。詳細は、次のOracle Cloud Customer Connectイベントを参照してください: SCM - 次世代のグローバル・オーダー納期回答の準備。
「大規模なオーダー納期回答」という機能をオプト・インすると、この項で説明する機能を使用できます。
複雑なオーダー組立品目について、より詳細な生産可能数量計算およびより正確な納期を取得します。品目に複数のレベルの部分組立品がある場合、各部分組立品には異なるオプション・コンポーネントと代替構成が含まれることがあります。出荷または搬送のスケジュール時に、顧客が各レベルで選択したオプションのリソース要件を含めることができるようになりました。
納期回答結果の品質が向上します。納期回答では、オーダー組立品目を納期回答するときに、カレンダ、有効数量などのリソース制約が適用されます。実行時に各オプション依存リソースに対して顧客が選択した構成オプションに従って制約が適用されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
- この機能は「大規模なオーダー納期回答」の一部であるため、「大規模なオーダー納期回答」機能にオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
- ファイルベース・データ・インポートを使用する場合は、オプション依存工程ごとに工程連番が一意であることを確認する必要があります。オプションに依存しない工程では、同じ番号を使用できません。
主なリソース
アクセス要件
-
履行明細のスケジュール
Oracle Order Promisingで納期回答範囲の終了までに需要を満たす供給が見つからない場合は、エラーを返すかどうかを指定できます。この機能は、品目を中止する予定がある場合、または供給の購入、製造、転送の方法が見つからない場合に使用します。納期回答では、定期的に補充する品目の供給が見つからない場合、オーダー明細は範囲の最後に引き続きスケジュールされます。
納期回答の複雑さを軽減し、結果を理解しやすくします。範囲の終わりに供給が無制限に使用可能であると仮定するように、または、範囲の終わりに供給が使用不可であると仮定するように、納期回答を設定できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ヒントと考慮事項
この機能は「大規模なオーダー納期回答」の一部であるため、「大規模なオーダー納期回答」機能にオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
使用可能な供給を指定するには、「オーダー納期回答」作業領域に移動し、「タスク」→「オーダー納期回答オプション」をクリックし、「範囲の終わりでの供給」属性を次のいずれかの値に設定します。
- 供給が無制限に使用可能であると仮定
- 供給が使用不可であると仮定
アクセス要件
交換および削除された機能
オラクル社は、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能に置き換えたり、既存の機能を削除することがあります。置換された機能は、削除するパスに配置されることがあります。新しいバージョンが使用可能になり次第、置き換えられた機能の新しいバージョンを使用することがベスト・プラクティスとなります。
このセクションでは、このクラウド・サービスで置換された機能、または削除される予定の機能を示します。
モジュール | 削除される機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換時期 | 追加情報 |
---|---|---|---|---|---|
価格設定 | 価格要求SOAPサービス | 23D | 文書価格REST API | 19A | 更新19A以降、価格要求SOAPサービスへの追加の拡張機能はありません。23DでSOAPサービスが削除されるまでは引き続き機能しますが、できるだけ早く文書価格REST APIに移行する必要があります。文書価格REST APIの詳細は、REST API for Oracle Fusion Cloud SCMドキュメントを参照してください(Oracle Help Centerからアクセスできます)。 |
グローバル・オーダー納期回答 | メモリー常駐型、C++ベースのオーダー納期回答 |
24A | 大規模なオーダー納期回答 |
23A | 更新24A以降、C++ベースのオーダー納期回答ソリューションは廃止され、大規模なオーダー納期回答ソリューションを使用してOracle Fusion Cloudのすべてのオーダー納期回答が実行されます。「大規模なオーダー納期回答」機能にオプト・インすることで、いつでも新しいソリューションに移行できます。生産可能数量または割当済のオーダー納期回答を使用する場合は、この移行の前にいくつかの設定を完了する必要があります。詳細は、次のOracle Cloud Customer Connectイベントを参照してください: SCM - 次世代のグローバル・オーダー納期回答の準備。 |
グローバル・オーダー納期回答 | 使用可能供給REST API オーダー納期REST API |
25C | グローバル・オーダー納期回答REST API | 20D | 使用可能供給およびオーダー納期RESTサービスに対する追加の拡張は行われません。これらのサービスは25Cで削除されるまで継続して動作しますが、できるだけ早い時期に代替のグローバル・オーダー納期回答サービスに移行する必要があります。グローバル・オーダー納期回答RESTサービスは、有効数量チェック、割付ルール、オーダー・スケジューリング、供給情報など、オーダー納期回答機能へのより包括的なアクセスを提供します。また、パフォーマンスも向上します。 グローバル・オーダー納期回答サービスの詳細は、Oracle Help Centerで入手可能なOracle Fusion Cloud SCMのREST APIを参照してください。 |
ファイルベース・データ・インポート(FBDI)テンプレートの変更点
サプライ・チェーン・プランニングFBDIテンプレートの一部がこの更新で変更されました。各変更の詳細は、次のFBDIテンプレートの指示タブを参照してください。
- プランニング割付ルール(ScpPlanningAllocationRulesImportTemplate.xlsm)
- ERP統合サービスのパラメータ(ScpErpIntegrationServiceParamsImportTemplate.xlsm)
- リソース構成表(ScpBillOfResourcesImportTemplate.xlsm)
最新のテンプレートは、Oracle Help CenterのOracle Fusion Cloud SCM: File-Based Data Import (FBDI) for SCMのサプライ・チェーン・プランニングの項にあります。