更新24A
改訂履歴
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2024年5月6日 | チャネル収益管理 | BPMワークフローによる顧客プログラムの承認 | 文書の更新。機能のオプトイン失効の変更。 |
2024年2月13日 | オーダー管理 | この更新で選択されたオーダー管理のバグ修正 | 文書の更新。新しいセクションの追加。 |
2023年12月12日 | 共通テクノロジ | 拡張ユーザー・インタフェースおよび適応型検索を使用した「承認」作業領域 | 文書の更新。主なリソースへの新しいリンクの追加。 |
2023年12月1日 | 初版作成。 |
概要
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
更新前および更新後のタスク
クラウド・アプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行する必要がある場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle Fusion Cloud SCM: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。
任意の新機能の導入(オプトイン)
Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を配信します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化の状態で提供されている機能は、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。これを行うには、次の権限を使用します。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 機能の概要のページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択である「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで、新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を使用可能にするステップを完了します。
「新機能」作業領域に表示されない機能をオプトインすることもできます。オプト・インする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、「オプト・イン」機能をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、機能を使用可能にするためのステップを完了します。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。
オプト・イン失効
オプトインを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。
機能のサマリー
列の定義:
レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用できない状態で提供される機能 = これらの機能をエンド・ユーザーが使用するにはアクションが必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a) 新しいまたは展開されたBIサブジェクト領域は最初にレポートに組み込む必要があり、b) 新しいWebサービスを利用するには統合が必要になり、c) ユーザーが機能にアクセスできるようにするには、それらの機能をユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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サプライ・チェーン・オーケストレーション
サプライ・チェーン・オーケストレーション
サプライ・チェーン・オーケストレーションでの供給または需要の更新後の処理の改善
供給の一部のみが使用可能な場合でも、転送オーダーまたは購買オーダーのオープンのままの数量は、手動で減らすか取り消します。この調整の際に発生する可能性のあるエラーを削減します。出荷許容範囲内ではあるが要求した数量を下回っているオーダーがOracle Inventory Managementでいつクローズされるか、Oracle Order Managementに知らせます。この機能はバック・トゥ・バック・フローで使用します。
Oracle Supply Chain Orchestrationで1つの転送オーダーがクローズされても、供給オーダーにオープンのままの他の転送オーダーがある場合は、履行システムから取得する応答を管理します。単一の供給オーダーに複数の転送明細がある場合、この機能を内部資材転送とともに使用します。
需要や供給に変更が必要な場合のエラーやユーザー・インタラクションを削減します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションではなくなった開始バージョン: 更新24B
主なリソース
アクセス要件
この機能は、販売オーダーを作成および送信できるすべての権限で使用できます。
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- オーダーの開始(FOM_CREATE_ORDER_PRIV)
- オーダーの発行(FOM_SUBMIT_ORDER_PRIV)
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられ、「供給オーケストレーション」作業領域で供給オーダーを作成できるユーザーは、この機能の他の部分にアクセスできます。
- 供給要求の作成(DOS_CREATE_SUPPLY_REQUEST)
- 供給明細詳細の表示(DOS_VIEW_SUPPLY_LINE_DETAILS)
バック・トゥ・バック・フローで出荷日を変更する際の後処理日数の追加
販売オーダーの予定出荷日を変更する場合は、供給の要求搬送日に後処理日数を追加します。この機能を使用すると、バック・トゥ・バック・フローで確実に出荷日に間に合わせることができます。
仕組み:
- 販売オーダーの予定出荷日を更新してから、スケジューリングおよび履行のために販売オーダーを送信します。
- Oracle Global Order Promisingでは、予定出荷日が計算され、販売オーダーが更新されます。納期回答では、品目が倉庫に到着したときに出荷倉庫で必要になるため、後処理日数が予定出荷日に追加されます。
- Oracle Order Managementは、要求搬送日の更新をOracle Supply Chain Orchestrationに送信します。要求搬送日には後処理日数が含まれます。
- 納期回答では、予定出荷日から後処理日数が減算され、サプライ・チェーン・オーケストレーションに送信される推奨要求搬送日が計算されるため、サプライ・チェーン・オーケストレーションによって供給が倉庫で使用できるようになります。その後、倉庫マネージャは、品目を顧客に出荷する前に後処理アクティビティを実行できます。たとえば、予定出荷日が11月30日で、後処理日数が5の場合、納期回答では要求搬送日として11月25日が推奨されます。
- サプライ・チェーン・オーケストレーションは、グローバル・オーダー納期回答の推奨から要求搬送日を選択し、、Oracle Manufacturingなどのダウンストリーム・アプリケーションに更新を送信します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24C
主なリソース
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
- 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
- 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
- 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
これらの権限はこの更新の前から使用可能でした。
コラボレーション・メッセージング・フレームワーク
コラボレーション・メッセージング・フレームワーク
GHXマーケットプレイスを使用した取引先とのB2Bメッセージの交換
新しい事前定義済サービス・プロバイダであるGHXは、電子ヘルスケアのB2Bメッセージングのニーズに使用できます。GHXのサービスにサブスクライブすると、GHXサプライ・チェーン・ネットワークに接続し、B2Bメッセージを取引先と交換できます。
GHXのメッセージおよびエンドポイントが事前定義され、新しい簡易なプロセスが提供されるため、「コラボレーション・メッセージング」作業領域でのB2B設定が合理化されます。
有効化のステップ
事前定義済のGHXサービス・プロバイダの設定方法の概略を示します:
- 取引先とメッセージを交換するようにGHXを構成します。
- 取引先を作成します。
- 取引先をサプライヤに関連付け、交換する文書を選択します。
これらのステップの詳細は、Oracle Fusion Cloud SCMのB2Bメッセージングの構成および管理ガイドを参照してください。
取引先とメッセージを交換するためのGHXの構成
- 「タスク」パネル・タブから「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」を選択し、GHXサービス・プロバイダを検索し、「処理」 > 「編集」を選択します。
「概要」タブに、次のGHX詳細が表示されます:
- 構成されている接続タイプ。
- 資格証明が構成されているかどうかを示すチェック・ボックス。
- GHX用に構成された取引先の数。
- 上書きメッセージ定義がある取引先の数。
- GHXをサービス・プロバイダとして設定したサプライヤの数。
サービス・プロバイダの概要
- アウトバウンド・メッセージ配信の設定を構成するには、「処理」 > 「配信設定の管理」を選択します。
-
-
「アウトバウンド配信接続タイプ」ドロップダウン・リストから「テスト」または「本番」を選択して、設定している環境を反映します。
-
「サービス・プロバイダ・ユーザー名」および「パスワード」フィールドに、ネットワークにメッセージを送信するためにGHXによって提供されるユーザー名とパスワードを入力します。
-
アウトバウンド購買オーダー・メッセージを変更して、購買オーダーをサプライヤに条件付きでEメールで送信できます(請求のみのオーダーなど)。これらの購買オーダーのEメール・アドレスはペイロードで提供されます。「受信者EメールID」フィールドにEメール・アドレスを入力して、ペイロードでEメール・アドレスが見つからない場合に使用できます。
-
一部のPOが、特定のファイル拡張子を添付として受け入れないサプライヤにEメールで送信されている場合は、ファイル拡張子を指定できます。サプライヤは、ファイルを受信した後、拡張子の名前を変更できます。
-
デフォルトでは、購買オーダーがサプライヤにEメールで送信されるとき、ファイルは圧縮されます。PDFファイルとして送信する購買オーダーが唯一の添付である場合は、「購買オーダーPDFが唯一の添付の場合に未圧縮ファイルとして送信」チェック・ボックスをオンにします。
-
配信設定の管理
- 「アウトバウンド・メッセージ設定」タブを選択して、アウトバウンド購買オーダー・メッセージGHX-OAGIS-10.1-Purchase-Order-Collaboration-Message-Outをアクティブ化します。
購買オーダー・メッセージは、デフォルトでWebサービス配信方法を使用してXMLメッセージとして送信されます。または、このメッセージ定義に関連付けられたXSLを変更することで、Eメールを介して購買オーダーをPDFファイルとして一部のサプライヤに条件付きで送信することもできます。たとえば、これは請求のみのオーダーを送信するときに実行できます。
アウトバウンド・メッセージ設定
- 「インバウンド・メッセージ設定」タブを選択して、使用する予定のメッセージをアクティブ化します。次の3つのメッセージを使用できます:
- GHX-OracleB2B-1.0-Purchase-Order-Acknowledgment-In-V2
- GHX-OAGIS-10.1-Invoice-Collaboration-Message-In
- GHX-OAGIS-10.1-Shipment-Collaboration-Message-In-V2
インバウンド・メッセージ設定
取引先の作成
サービス・プロバイダの設定が完了したら、取引先を作成します。
- 「タスク」パネル・タブで「B2B取引先の管理」を選択します。
- 「B2B取引先の管理」ページで、「処理」 > 「作成」を選択し、取引先を追加します。
- サービス・プロバイダとしてGHXを選択します。
取引先の作成
取引先とサプライヤの関連付け
次に、取引先をサプライヤに関連付け、交換する予定の文書を選択します。
- 「タスク」パネル・タブで「サプライヤB2B構成の管理」を選択し、サプライヤを検索します。
- サプライヤを選択して、「サプライヤB2B構成の編集」を選択します。
- 「サプライヤB2B構成の編集」ページで、「取引先割当」タブを選択し、「処理」 > 「行の追加」をクリックして、取引先とGHXサービス・プロバイダを追加します。
サプライヤ取引先割当
- 「サプライヤB2B構成の編集」ページで、「文書設定」タブを選択し、選択したサプライヤと交換する文書を追加します。
サプライヤ文書設定
ヒントと考慮事項
- サプライヤに購買オーダーを条件付きで送信する場合(請求のみのオーダーなど)、XSLの変更の詳細は、Oracle Fusion Cloud SCMのB2Bメッセージングの構成と管理ガイドを参照してください。
- Eメールでオーダーを送信するために、購買オーダー・ペイロードにEメール・アドレスを指定してください。GHX-OAGIS-10.1-Purchase-Order-Collaboration-Message-Outのメッセージ定義に関連付けられた受信者EメールID XPathによって、ペイロード内の場所が決定されます。
主なリソース
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- B2Bサプライヤ取引先の管理(CMK_B2B_SUPPLIER_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- B2B取引先の管理(CMK_B2B_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- サービス・プロバイダの管理(CMK_MANAGE_SERVICE_PROVIDER_PRIV)
これらの権限はこの更新の前から使用可能でした。
Oracle Cloudに対するSPS Commerce Fulfillmentを使用した取引先との接続
「オーダー-入金」の電子メッセージングのニーズに対応するために、新しい事前定義済サービス・プロバイダSPS Commerceを使用できます。SPS Commerceサービスにサブスクライブすると、Oracle Fusion Cloudに対するSPS Commerce Fulfillmentを使用して、取引先に接続し、メッセージを交換できます。
SPS Commerceのメッセージおよびエンドポイントが事前定義され、新しい簡易なプロセスが提供されるため、「コラボレーション・メッセージング」作業領域でのB2B設定が合理化されます。
有効化のステップ
事前定義済のSPS Commerceサービス・プロバイダの設定方法の概略を示します:
- 取引先とメッセージを交換するために、SPS Commerceを構成します。
- 取引先を作成します。
- 取引先を顧客に関連付け、交換する文書を選択します。
これらのステップの詳細は、Oracle Fusion Cloud SCMのB2Bメッセージングの構成および管理ガイドを参照してください。
取引先とメッセージを交換するためのSPS Commerceの構成
- 「タスク」パネル・タブから「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」を選択し、SPS Commerceサービス・プロバイダを検索し、「処理」 > 「編集」を選択します。
「概要」タブには、次のSPS Commerceの詳細が表示されます:
- 構成されている接続タイプ(「テスト」または「本番」)。
- 資格証明が構成されているかどうかを示すチェック・ボックス。
- SPS Commerce用に構成された取引先の数。
- 上書きメッセージ定義がある取引先の数。
- SPS Commerceをサービス・プロバイダとして設定した顧客の数。
サービス・プロバイダの概要
- アウトバウンド・メッセージ配信の設定を構成するには、「処理」 > 「配信設定の管理」を選択します。
-
- 「アウトバウンド配信接続タイプ」ドロップダウン・リストで「テスト」または「本番」を選択して、設定している環境を反映します。
-
- 「サービス・プロバイダ・ユーザー名」および「パスワード」フィールドに、ネットワークにメッセージを送信するためにSPS Commerceによって提供されるユーザー名とパスワードを入力します。
配信設定の管理
- 「アウトバウンド・メッセージ設定」タブを選択して、次のアウトバウンド・メッセージをアクティブ化します。
- 購買オーダー確認
- 事前出荷通知
- 請求書
アウトバウンド・メッセージ設定
- 「インバウンド・メッセージ設定」タブを選択して、インバウンド購買オーダーをアクティブにします。
インバウンド・メッセージ設定
取引先の作成
サービス・プロバイダの設定が完了したら、取引先を作成します。
- 「タスク」パネル・タブで「B2B取引先の管理」を選択します。
- 「B2B取引先の管理」ページで、「処理」 > 「作成」を選択し、取引先を追加します。
- サービス・プロバイダとしてSPS Commerceを選択します。
取引先の作成
取引先と顧客の関連付け
次に、取引先を顧客に関連付け、交換する予定の文書を選択します。
- 「タスク」パネル・タブで顧客B2B構成の管理を選択し、顧客を検索します。
- 顧客を選択し、「コラボレーション構成の編集」を選択します。
- 顧客B2B構成の編集ページの「関連サービス・プロバイダ」セクションで、「処理」 > 「行の追加」を選択して、取引先とSPS Commerceサービス・プロバイダを追加します。
- 「サービス・プロバイダ用のコラボレーション文書」セクションで、「処理」 > 「行の追加」を選択します。次の3つのインバウンド文書を追加し、その「関連ステータス」を「使用可能」に設定します。
- 購買オーダー - インバウンド
- 購買オーダー確認 - アウトバウンド
- 事前出荷通知 - インバウンド
顧客B2Bコラボレーション
- 顧客のアウトバウンド請求書を設定するには、「タスク」パネル・タブで顧客アカウントB2B構成の管理を選択し、「コラボレーション・ビジネス・プロセス」ドロップダウン・リストから「オーダー-入金」を選択して顧客を検索します。
- 顧客を選択し、「コラボレーション構成の編集」を選択します。
- 顧客アカウントB2B構成の編集ページの「関連サービス・プロバイダ」セクションで、「処理」 > 「行の追加」を選択して、取引先とSPS Commerceサービス・プロバイダを追加します。
- 「サービス・プロバイダ用のコラボレーション文書」セクションで、「処理」 > 「行の追加」を選択します。アウトバウンド請求書文書を追加し、「関連ステータス」を「使用可能」に設定します。
顧客アカウントB2Bコラボレーション
主なリソース
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- B2B顧客取引先の管理(CMK_B2B_CUSTOMER_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- 顧客アカウント・コラボレーション構成の管理(CMK_B2B_CUSTOMER_ACCOUNT_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- B2B取引先の管理(CMK_B2B_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- サービス・プロバイダの管理(CMK_MANAGE_SERVICE_PROVIDER_PRIV)
これらの権限はこの更新の前から使用可能でした。
新しいUBL PEPPOL請求書メッセージでの追加の電子請求要件のサポート
UBL-2.1-PEPPOL-Invoice-Out-V2のアウトバウンド請求書メッセージ定義の新しいバージョンが使用可能です。
このメッセージ定義は、フランスでの電子請求に必要な追加の請求データ項目をサポートしています。これには、住所や担当者情報などの支払人詳細が含まれます。また、オーダー端数処理金額および出荷先住所も含まれます。
このメッセージの更新されたデータ・マッピングの詳細は、Oracle Fusion Cloud SCMのB2Bメッセージングの構成と管理ガイドを参照してください。
有効化のステップ
この新しいメッセージ定義を使用してアウトバウンド請求書を送信する方法の概略を示します:
- メッセージ定義をアウトバウンド・メッセージとして取引先に追加します。
- 取引先を顧客アカウントに関連付け、アウトバウンド請求書文書を選択します。
メッセージ定義をアウトバウンド・メッセージとして取引先に追加
- 「タスク」パネル・タブで「B2B取引先の管理」を選択します。
- 「B2B取引先の管理」ページで、取引先を検索して選択します。
- 「処理」 > 「編集」を選択します。
- 「取引先の編集」ページで、「アウトバウンド・コラボレーション・メッセージ」タブを選択します。「処理」 > 「行の追加」を選択します。
- UBL-2.1-PEPPOL-Invoice-Out-V2メッセージ定義を選択し、「ステータス」を「アクティブ」に設定します。
取引先へのアウトバウンド・メッセージの追加
顧客アカウントへの取引先の関連付け
- 顧客のアウトバウンド請求書を設定するには、「タスク」パネル・タブで顧客アカウントB2B構成の管理を選択します。
- 「コラボレーション・ビジネス・プロセス」ドロップダウン・リストから「オーダー-入金」を選択し、顧客を検索します。
- 顧客を選択し、「コラボレーション構成の編集」を選択します。
- 顧客B2B構成の編集ページの「関連サービス・プロバイダ」セクションで、「処理」 > 「行の追加」を選択して取引先を追加します。
- 「サービス・プロバイダ用のコラボレーション文書」セクションで、「処理」 > 「行の追加」を選択します。
- アウトバウンド請求書文書を追加し、「関連ステータス」を「使用可能」に設定します。
顧客アカウント・コラボレーション
主なリソース
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 顧客アカウント・コラボレーション構成の管理(CMK_B2B_CUSTOMER_ACCOUNT_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- B2B取引先の管理(CMK_B2B_TRADING_PARTNERS_PRIV)
- サービス・プロバイダの管理(CMK_MANAGE_SERVICE_PROVIDER_PRIV)
これらの権限はこの更新の前から使用可能でした。
共通テクノロジおよびユーザー・エクスペリエンス
承認
拡張ユーザー・インタフェースおよび適応型検索を使用した「承認」作業領域
「ワークリスト: 承認および通知」作業領域のかわりに、「承認」作業領域を使用します。この作業領域では、拡張されたユーザー・インタフェースと適応型検索機能が提供されます。タスクは、承認タイプ、タスク・タイプまたは送信者によってフィルタするか、キーワードで検索できます。
アプリケーションは機能が制限されており、ビジネス・プロセス管理(BPM)ワークリストを完全に置き換えるものではありません。このため、サイト・レベルまたはユーザー・レベルで設定するために使用できます。
アプリケーションが設定されている場合は、「ナビゲータ」 > 「ツール」 > 「承認」をクリックして開くことができます(「ナビゲータ」 > 「ツール」 > 「ワークリスト」をクリックして「ワークリスト: 承認および通知」作業領域を開くかわりに)。
「承認」作業領域には3つのビューがあります。
承認タスク
「承認タスク」ページには、現在のユーザーに割り当てられたタスクのリストが表示されます。これには、承認タイプに応じたビジネス属性が含まれます。提供されるフィルタを使用して作業を編成し、キーワードを検索し、承認するか承認を否認できます。
提供されるフィルタには、次のものが含まれます:
- タスク・タイプ(承認、FYI、要求など)
- 承認タイプ(経費精算書など)
- 差出人または承認の送信者
タスクの他の属性のキーワードで検索することもできます。検索とフィルタの任意の組合せをブックマークして共有できます。
次の承認に移動する前に、それぞれが完了するのを待たずに、タスクに迅速に対処できます。サポートされる処理には、次のものが含まれます:
- 承認
- 否認
- 終了(FYI)
必要に応じて、ドロワー内の承認または否認処理についてコメントすることもできます。
クイック・ビュー
リスト内のタスクをクリックしてクイック・ビューを開き、承認に関する追加情報を表示し、承認または否認できます。矢印をクリックすると、リスト内の次のタスクに移動できます。
詳細情報を取得したり、クイック・ビューでまだ使用できない処理を実行するには、「詳細の表示」をクリックしてAnalytics PublisherまたはApplication Development Framework (ADF)通知を開きます。
「承認タスク」リンクをクリックして、リストに戻ります。
承認のステータスおよび履歴
「承認のステータスおよび履歴」をクリックして、送信した承認または自分が承認者になっている承認の現在のステータスおよび割当先を表示します。
提供されるフィルタを使用し、キーワードで検索して履歴承認情報を検索します。
「承認」作業領域は、パフォーマンスを優先して設計および構築されています。デスクトップやタブレットのユーザーとモバイル・ユーザーの両方のユーザー・エクスペリエンスが向上するため、承認のタスクや通知にすばやく対応できます。
有効化のステップ
- 作業領域を有効にする前に、環境にパッチが適用されていることを確認します。
- 「スケジュール済プロセス」作業領域で、「ワークリスト用の検索索引の作成」スケジュール済プロセスを1回実行し、完了していることを確認します。
- 「設定および保守」作業領域で、「アプリケーション拡張」機能領域の「アプリケーション・コア管理者プロファイル値の管理」タスクに移動します。「承認リクエストUI有効」(ORA_FND_APPROVALS)プロファイル値は、「承認」作業領域をすべてのユーザーが使用できるようにするか、一部のユーザーのみが使用できるようにするかに応じて設定します。
ヒントと考慮事項
「承認」作業領域でBPMワークリストが置換されたり、「通知」アイコンの動作が変更されることはありません。グローバル・ヘッダーの通知リストから「すべて表示」をクリックしてから、「ワークリスト」をクリックしてBPMワークリストを開き、これらのツールをアプリケーションで使用します。アプリケーションを設定しても、BPMワークリストまたは「通知」アイコンには影響せず、データの整合性が保たれます。
「タスク・リスト」ビューは現在構成できません。これには承認タイプごとに2つの属性が含まれ、残りの属性はクイック・ビューに表示されます。
新しいアプリケーションとして、BPMワークリストのすべてのユースケースはまだサポートされていません。サイト・レベルまたはユーザー・レベルでアプリケーションを設定できます。一部のユーザーがこのアプリケーションの利点を活かせるようにするが、他のユーザーはすべてのタスクで既存のワークリストを使用し続けるようにする場合は、ユーザー・レベルでプロファイル・オプションを設定することで、特定のユーザーに対してこの機能を有効にできます。
「承認」作業領域にまだ適合していない用途の一部を次に示します。
- 通知または処理に関して大幅に変更された承認
- コメントおよび添付の使用が多い承認および情報提供依頼(RFI)
- チームのタスクを管理するマネージャ
- デジタル署名が必要な承認
- プロキシ・ユーザーのサポート
- 一部のワークフローのサポート
これらの用途については、アプリケーションが準備されるまでお待ちください。次に例を示します。
- 連邦食品医薬品局によって規制されている業界で電子レコードおよび電子署名(ERES)が必要な場合は、「承認」作業領域を使用可能にしないでください。
- プロジェクト管理、チャネル要求またはチャネル・プログラムの承認を使用している場合は、次のリリースまで待つことをお薦めします。
現在、サポートされている処理のみが使用可能です。多くのカスタム処理がある場合は、後で実装することを検討する必要があります。
すべての承認タイプに使用可能な属性があるわけではありません。重要なワークフローで機能するかどうかをテストしてください。
主なリソース
- 「承認」作業領域の設定(1月5日使用可能)
- 「承認」作業領域を使用した承認の管理(1月5日使用可能)
- 既存の設定データの更新
- プロファイル・オプション値の設定
オーダー管理
オーダー管理
オーダー管理での資産のカバーおよびカバレッジとサブスクリプションの更改
Oracle Order ManagementをOracle Subscription Managementと統合することで、Order Managementを使用して、Oracle Asset Managementにすでに存在する資産をカバーするカバレッジを作成し、そのカバレッジをSubscription Managementと統合できます。この統合は、資産の管理に役立ちます。たとえば、顧客がオーダー明細で複数のシリアル管理品目をオーダーしたが、後でコールしてこれらのシリアルの1つのみをカバーする場合に資産を管理します。別の例として、販売していない資産のカバレッジを指定します。資産を対象品目として指定できるようになり、「オーダー管理」作業領域、REST APIまたはREST APIによるFBDIを使用してこれを実行できます。これにより、単一の統合を使用して、資産に関連するすべての販売オーダーを管理できます。
オーダー管理を使用して、REST APIを介してカバレッジとサブスクリプションを更改することもできます。サブスクリプション管理は、サブスクリプションが更改の対象になるとドラフト・サブスクリプションを作成し、ビジネス・イベントを使用して更改の対象となっていることをアップストリーム・システムに通知します。その後、アップストリーム・システムで更改のネゴシエーションを行い、承認してから、REST APIを使用してオーダー管理に送信できます。更改するサブスクリプションへの参照を含めます。次に、オーダー管理を使用して、それを更改としてサブスクリプション管理に送信します。サブスクリプション管理では新しいサブスクリプションが作成され、その新しいサブスクリプションには、更改したばかりの古いサブスクリプションへの参照が含まれます。これにより、すべてのサブスクリプション統合で、すべてのオーダー処理の1つのソースとしてオーダー管理を使用できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 販売
資産のみを管理する必要がある場合は、「カバレッジを処理するサブスクリプション管理をオーダー管理に統合」機能をオプト・インします。
更改が必要な場合は、サブスクリプションまたはカバレッジを更改するかどうかに応じて、これらの機能にオプト・インしてください。次の両方の機能をオプト・インできます:
- サブスクリプションを処理するサブスクリプション管理をオーダー管理に統合
- カバレッジを処理するサブスクリプション管理をオーダー管理に統合
ヒントと考慮事項
すでに存在する資産のカバー
- 統合を設定します。オーダー管理とサブスクリプション管理の統合を参照してください。
- 「オーダー管理」作業領域で販売オーダーを作成します。
- カバレッジを販売オーダーに追加します。
「対象品目の選択」ダイアログを使用して、資産管理にすでに存在する資産にカバレッジを追加します。
オーダー明細のカバレッジは次のとおりです。
カバレッジに影響を与える他の値をオーダー明細に設定することもできます。たとえば、価格設定条件の追加、手数料の上書きなどを行います。設定できる値は、価格設定の設定方法によって異なります。
オーダー管理を使用したサブスクリプション管理でのサブスクリプションの更改
- 統合を設定します。オーダー管理とサブスクリプション管理の統合を参照してください。
- 更改を参照するREST APIペイロードを作成します。詳細は、Oracle Supply Chain Management CloudのREST APIに移動して、「オーダー管理」、「オーダー・ハブの販売オーダー」の順にクリックします。
- ペイロードを送信し、販売オーダーを作成します。
ノート:
- この機能を使用できるのは、機能のオプト・イン後に作成したオーダー明細のみです。
- オーダー管理では、オプト・イン前に作成したオーダー明細にこの機能は適用されません。
異なるオーケストレーション・プロセスを使用して、サブスクリプション管理にカバレッジを送信できます:
- 対象品目が同じ販売オーダーにある場合は、DOO_ProductFulfillmentWithIntegratedSubscriptionオーケストレーション・プロセスを使用します。
- 対象品目が別の販売オーダーにある場合は、DOO_IntegratedSubscriptionOnlyオーケストレーション・プロセスを使用します。
主なリソース
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、「オーダー管理」作業領域でこの機能にアクセスできます。
- オーダーの開始(FOM_CREATE_ORDER_PRIV)
- オーダーの改訂(FOM_REVISE_ORDER_PRIV)
- 販売オーダーの監視(DOO_MONITOR_SALES_ORDER_PRIV)
- オーダー価格設定詳細の更新(FOM_UPDATE_PRICING_DETAILS_PRIV)
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、REST APIを介してこの機能にアクセスできます。
- RESTサービスを使用した販売オーダー要求の作成(FOM_SALES_ORDER_REQUEST_REST_POST_PRIV)
- RESTサービスを使用した販売オーダーの作成(FOM_SALES_ORDER_REST_POST_PRIV)
- RESTサービスを使用した販売オーダー要求の更新(FOM_SALES_ORDER_REQUEST_REST_PATCH_PRIV)
- RESTサービスを使用した販売オーダーの更新(FOM_SALES_ORDER_REST_PATCH_PRIV)
オーダー管理での統合カバレッジ明細の作成
「オーダー管理」作業領域でカバレッジを含むオーダー明細を作成し、その明細をOracle Subscription Managementと統合します。REST APIを使用してカバレッジのあるオーダー明細をインポートし、Oracle Pricingを使用してその明細を作成するときにその明細の価格を設定できます。
この更新の前は、REST API、FBDI、SOAPなど、オーダー・インポートを介してのみカバレッジ明細を持つ販売オーダーを作成できました。これを「オーダー管理」作業領域で実行できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 販売
カバレッジを処理するサブスクリプション管理をオーダー管理に統合機能にオプト・インします。
ヒントと考慮事項
演習
- 統合を設定します。オーダー管理とサブスクリプション管理の統合を参照してください。
- 「オーダー管理」作業領域で販売オーダーを作成します。
- 対象にできる品目を販売オーダーに追加し、その対象品目にカバレッジを追加します。
たとえば、AS54888コンピュータを追加します。
対象品目にカバレッジを追加します。たとえば、2年間の保証を追加します。 オーダー明細のカバレッジ
カバレッジに影響を与える他の値をオーダー明細に設定することもできます。たとえば、価格設定条件の追加、手数料の上書きなどを行います。設定できる値は、価格設定の設定方法によって異なります。
ノート:
- この機能を使用できるのは、機能のオプト・イン後に作成したオーダー明細のみです。
- オーダー管理では、オプト・イン前に作成したオーダー明細にこの機能は適用されません。
異なるオーケストレーション・プロセスを使用して、サブスクリプション管理にカバレッジを送信できます:
- 対象品目が同じ販売オーダーにある場合は、DOO_ProductFulfillmentWithIntegratedSubscriptionオーケストレーション・プロセスを使用します。
- 対象品目が別の販売オーダーにある場合は、DOO_IntegratedSubscriptionOnlyオーケストレーション・プロセスを使用します。
別の方法として、独自のオーケストレーション・プロセスを作成し、サブスクリプション・ステップを追加します。カバレッジ品目のオーケストレーション・プロセスの設定を参照してください。
主なリソース
- 販売オーダーのカバレッジの設定
- サブスクリプション管理の実装
- Oracle Supply Chain Management Cloud REST APIのOrder Hubの販売オーダー
- 対象品目の価格設定の管理
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、「オーダー管理」作業領域でこの機能にアクセスできます。
- オーダーの開始(FOM_CREATE_ORDER_PRIV)
- オーダーの改訂(FOM_REVISE_ORDER_PRIV)
- 販売オーダーの監視(DOO_MONITOR_SALES_ORDER_PRIV)
- オーダー価格設定詳細の更新(FOM_UPDATE_PRICING_DETAILS_PRIV)
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、REST APIを介してこの機能にアクセスできます。
- RESTサービスを使用した販売オーダー要求の作成(FOM_SALES_ORDER_REQUEST_REST_POST_PRIV)
- RESTサービスを使用した販売オーダーの作成(FOM_SALES_ORDER_REST_POST_PRIV)
- RESTサービスを使用した販売オーダー要求の更新(FOM_SALES_ORDER_REQUEST_REST_PATCH_PRIV)
- RESTサービスを使用した販売オーダーの更新(FOM_SALES_ORDER_REST_PATCH_PRIV)
この更新で選択されたオーダー管理のバグ修正
この更新には、Oracle Order Managementの動作を変更する不具合修正が含まれています。これは、この更新のすべてのバグ修正の完全なリストではありません。このリストには、アプリケーションの動作に顕著な変化をもたらす可能性のあるバグ修正が含まれています。
バイヤーが構成品目またはキットの一部のみを返すのを防止
更新24Aより前は、Oracle Fusion Cloud Procurementのバイヤーが、構成品目またはキットの購買依頼明細の一部のみを返品でき、Oracle Order Managementで販売オーダーがスタックしていました。更新24A以降、オーダー管理では、バイヤーが構成品目またはキットのサブコンポーネントを返却できないようになりました。バイヤーは、構成品目全体またはキット全体のみを返品できます。
Oracleリファレンス: 35130965
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
価格設定
「価格設定管理」作業領域を使用した属性値に応じた使用手数料の価格設定
「価格設定管理」作業領域を使用して、顧客の属性、サブスクリプションの属性または販売オーダーの属性を使用するレート・プランに対してルールを設定して、サブスクリプションの使用手数料の基準価格を決定します。この更新より前は、REST APIを介してのみ、この設定を実行できました。計算方法として価格設定マトリックスを選択すると、列に指定する属性を選択し、基準価格を決定するルールを追加できます。
複数のソースからの幅広い属性を使用して、レート・プランの基準価格を決定します。これらの属性は、使用数量のみを使用して基準価格を決定できない場合に使用します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 販売
「サブスクリプション」機能領域に移動し、次の機能をオプト・インします。
- イベントの使用の評価
- オーダー管理とサブスクリプション管理の統合によるサブスクリプションの処理
ヒントと考慮事項
使用手数料の指定
- 「設定および保守」作業領域の「価格設定賦課定義の管理」タスクを使用して、使用手数料を作成および更新します。
- 使用手数料を作成するときに、「価格タイプ」属性の新しい「使用」値と新しい「使用単位区分」属性を使用します。
価格表手数料マトリックス区分の基準価格で使用する属性を指定します。
主なリソース
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 価格表の管理(QP_MANAGE_PRICE_LISTS)
- 進行中の価格表の管理(QP_MANAGE_IN_PROGRESS_PRICE_LISTS)
- 価格表の表示(QP_VIEW_PRICE_LISTS)
- 価格表の承認(QP_APPROVE_PRICE_LISTS)
これらの権限はこの更新の前から使用可能でした。
大量の原価リストの更新
ファイルベースのデータ・インポートを使用して、大量の原価リストを更新します。原価リストのヘッダー、アクセス・セット、原価リストの品目および手数料を更新します。単一の処理を使用して、原価リスト品目の手数料の日付を終了し、新規手数料を作成します。インポート中に発生した検証エラーを表示および修正します。スケジュール済プロセスの実行後に、インタフェース表から原価リスト・ヘッダー、アクセス・セット、品目および手数料を削除します。
次に、原価リスト・ヘッダーの新しいテンプレートのスクリーンショットを重要な列とともに例として示します。
原価リストの品目や手数料など、多数の原価リストを効率的に更新できます。
「原価リストのインポート」スケジュール済プロセスの実行が終了するまでにかかる時間を短縮します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 構成品目、カバレッジまたはサブスクリプションでこの機能を使用することはできません。
- 「子プロセスの最大数」パラメータのデフォルト値は20です。これは、必要に応じて更新できます。詳細は、価格設定パラメータの管理を参照してください。
主なリソース
アクセス要件
この機能には、次の事前定義済権限が割り当てられているユーザーがアクセスできます。
- 原価リストのインポート(進行中の原価リスト用)
- 承認済原価リストのインポート(承認済原価リスト用)
チャネル収益管理
顧客チャネル管理
顧客取引プログラムを作成および管理します。これにより、サプライ・チェーン全体でのプログラムおよびプロモーションの実行および影響が最適化されます。
顧客年間ボリューム・プログラムの管理
顧客年間プログラムを管理し、オーダー間の累積売上高に基づいてリベートを獲得します。売上額の達成階層に基づいてパーセント・リベートを定義したり、売上数量の達成階層に基づいてユニット当たりの金額リベートを定義できます。遡及的計算がサポートされており、品目またはカテゴリ別、あるいはすべての品目について製品の適格性を定義できます。製品適格性では、品目またはカテゴリ別の除外がサポートされます。
「ボリューム・プログラムの経過勘定の作成」プロセスをスケジュールして、適格なトランザクションを検索し、集計済経過勘定を作成します。GL転記は集計レベルでも実行されます。
下書きステータスのプログラム
ボリューム・ルール - 階層および製品
適格な顧客
プログラム・チェックブック
この機能では:
- 年間リベート・プロセスの追跡と支払が合理化および自動化されます
- チャネル顧客が年間リベート・プログラムをどのように利用しているかについて、運用上の可視性が向上します
- 年間リベート負債について、財務上の可視性が向上します
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
Redwoodで顧客チャネル・プログラムを実装していない場合は、実装ガイド、チャネル収益管理の実装の顧客プロモーションの設定のロードマップの章を参照してください。
顧客チャネル・プログラムを実装した後:
- 顧客年間ボリューム・プログラム・テンプレートに基づいて、1つ以上のプログラム・タイプを構成します。
- 構成済プログラム・タイプに基づいてプログラムを定義します。
- Fusion製品情報管理でカタログを設定します。
- 「顧客チャネル」カテゴリで、「カタログ」および「カレンダ」チャネル設定を指定します。
- 「ボリューム・プログラムの経過勘定の作成」プロセスをスケジュールします。
主なリソース
- 顧客チャネル管理の概要をご覧ください。
- Channel Revenue Managementの詳細は、オーダー管理に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください。
- 売掛/未収金とのチャネル収益管理統合の詳細は、財務に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、承認のためにプログラムを送信できます。
- 顧客プログラムの管理(CJM_MANAGE_CUSTOMER_PROGRAMS_PRIV)
この権限はこの更新の前から使用可能でした。
この権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているプログラム承認者は、承認通知を表示できます。
- 顧客プログラムの承認(CJM_APPROVE_CUSTOMER_PROGRAMS_PRIV)
この権限はこの更新の前から使用可能でした。
ChannelCustomerProgramsApprovalTaskタスクのタスク構成を管理するには、BPMワークフロー・システム管理ロール(BPMWorkflowAdmin)を含むカスタム・ロールが必要です。
BPMワークフローによる顧客プログラムの承認 
承認ルールを設定するためのビジネス・プロセス管理ワークフローを設定します。顧客プログラムを承認のために送信すると、アプリケーションによって指定の承認者にルーティングされます。プログラム承認者は、プログラムが承認のために送信されると、ワークフロー通知およびEメールを受信します。
プロセス・ルールは、次のシード済プログラム属性で構成できます。
プログラム承認ルールの属性
ワークリスト通知からの承認
通知詳細からの承認
Eメールからの承認
承認後に送信者にEメール通知
承認後に送信者にワークリスト通知
プログラム送信後のトランザクション・コンソール・ビュー
チャネル顧客プログラム承認タスク
サンプル・プログラム承認ルール
サンプル・プログラム承認ルール
この機能では:
- 実装に要する時間と労力が削減されます。
- プログラムの推定値、追加情報の要求、再割当、エスカレーション、承認履歴に基づいてシリアル、パラレル、階層的なルーティングをサポートすることで、監査性と柔軟性を向上させます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理 オプションでなくなるバージョン: 更新25A
- Redwoodで顧客チャネル・プログラムを実装していない場合は、実装ガイド、チャネル収益管理の実装の顧客プロモーションの設定のロードマップの章を参照してください。
- Redwoodで顧客プログラムを実装した後、「BPMワークフローによる顧客プログラムの承認」機能にオプト・インする必要があります。
- プログラム承認ルールを次のように設定します:
- 「設定および保守」作業領域で、「顧客」機能領域の「サプライ・チェーン管理のタスク構成の管理」タスクに移動します。
- BPMワークリストの「タスク構成」タブで、「設定するタスク」ペインでワークフロー・タスクChannelCustomerProgramsApprovalTaskを検索します。
- 検索結果からタスクを選択し、ツールバーの「タスクの編集」アイコンをクリックします。変更後に「保存」および「タスクのコミット」を選択します。
主なリソース
- 顧客チャネル管理の概要をご覧ください。
- Channel Revenue Managementの詳細は、オーダー管理に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください。
- 売掛/未収金とのチャネル収益管理統合の詳細は、財務に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、承認のためにプログラムを送信できます。
- 顧客プログラムの管理(CJM_MANAGE_CUSTOMER_PROGRAMS_PRIV)
この権限はこの更新の前から使用可能でした。
この権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているプログラム承認者は、承認通知を表示できます。
- 顧客プログラムの承認(CJM_APPROVE_CUSTOMER_PROGRAMS_PRIV)
この権限はこの更新の前から使用可能でした。
ChannelCustomerProgramsApprovalTaskタスクのタスク構成を管理するには、BPMワークフロー・システム管理ロール(BPMWorkflowAdmin)を含むカスタム・ロールが必要です。
控除および決済
調査、管理、分析および決済の各機能を提供して、控除と決済の要求をすばやく解決し、顧客関係および全体的な財務パフォーマンスを向上させます。
顧客要求に対する収益を超える支払使用可能
取得済経過勘定の金額を超える支払で顧客要求を決済します。顧客およびビジネス・ユニットのレベルで収益を超える支払のしきい値を設定します。しきい値は、金額またはパーセントで指定できます。顧客要求を決済する場合、取得済金額を超える支払は超過支払しきい値内である必要があります。超過支払しきい値は無制限として指定することもできます。この場合、要求できる金額にしきい値はありません。
チャネル設定と顧客取引プロファイルにより、次の機能に対する構成可能な制御が提供されます:
- 収益を超える支払の許可または不許可
- しきい値タイプおよび値の設定
- 金額、パーセント、無条件
- しきい値の上書きの許可
要求関連での超過支払
顧客取引プロファイルでの超過支払制御
チャネル設定での超過支払制御
構成可能な制御と承認を提供しながら、要求アナリストが顧客に現在の収益を超える額を一時的に支払うことができるようにすることで、顧客満足度を高めます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
- Redwoodで顧客チャネル・プログラムを実装していない場合は、実装ガイド、チャネル収益管理の実装の顧客プロモーションの設定のロードマップの章を参照してください。
- Redwoodで顧客チャネル要求を実装していない場合は、実装ガイド、チャネル収益管理の実装の顧客要求の設定のロードマップの章を参照してください。
- 要求承認ルールを次のように設定します。
- 「設定および保守」作業領域で、「顧客」機能領域の「サプライ・チェーン管理のタスク構成の管理」タスクに移動します。
- BPMワークリストの「タスク構成」タブで、「構成するタスク」ペインでワークフロー・タスクChannelCustomerClaimsApprovalTaskを検索します。
- 検索結果からタスクを選択し、ツールバーの「タスクの編集」アイコンをクリックします。
- 必要に応じて、新しい属性Claim.payOverThresholdExceededに基づいて承認ルールを構成します。この属性はYまたはNのいずれかです。
- 変更後に「保存」および「タスクのコミット」を選択します。
- カテゴリ = 「顧客要求」のチャネル設定を設定します。
- 収益を超える支払
- しきい値タイプ
- しきい値
- しきい値の上書き
- 必要に応じて、顧客取引プロファイルで顧客固有の超過支払制御を構成します。
主なリソース
- Redwoodページを使用した控除要求の管理をご覧ください。
- 顧客チャネル管理の概要をご覧ください。
- Channel Revenue Managementの詳細は、オーダー管理に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください。
- 売掛/未収金とのチャネル収益管理統合の詳細は、財務に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、承認のために要求を発行できます。
- 顧客要求の管理(CJM_MANAGE_CUSTOMER_CLAIMS_PRIV)
この権限はこの更新の前から使用可能でした。
この権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられている要求承認者は、承認通知を表示できます。
- 顧客要求の承認(CJM_APPROVE_CUSTOMER_CLAIMS_PRIV)
この権限はこの更新の前から使用可能でした。
ChannelCustomerClaimsApprovalTaskタスクのタスク構成を管理するには、BPMワークフロー・システム管理ロール(BPMWorkflowAdmin)を含むカスタム・ロールが必要です。
ポジション階層を使用した顧客要求承認ルールの作成
Oracle Human Capital Management Cloudのポジション階層に基づいて承認ルールを作成します。承認プロセスは、承認ルールで指定されたポジション・レベルから開始してポジション階層を昇順に進み、ルール内の他の条件に基づいて、十分なポジションが見つかるまで続きます。レビュー担当者は、承認通知の送信者からのコメントを表示できます。
この機能では:
- 実装に要する時間と労力が削減されます。
- ポジション階層のルーティングをサポートすることで、柔軟性が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: オーダー管理
- Redwoodで顧客チャネル要求を実装していない場合は、実装ガイド、チャネル収益管理の実装の顧客要求の設定のロードマップの章を参照してください。
- Redwoodで顧客要求を実装した後、BPMワークフローによる顧客要求の承認機能にオプト・インする必要があります。
- 要求承認ルールを次のように設定します。
- 「設定および保守」作業領域で、「顧客」機能領域の「サプライ・チェーン管理のタスク構成の管理」タスクに移動します。
- BPMワークリストの「タスク構成」タブで、「構成するタスク」ペインでワークフロー・タスクChannelCustomerClaimsApprovalTaskを検索します。
- 検索結果からタスクを選択し、ツールバーの「タスクの編集」アイコンをクリックします。
- 必要に応じて、新しい属性Claim.submitterPositionIdに基づいて承認ルールを構成します。
- ポジション階層を利用するルーティング・ルールを構成します。
- 変更後に「保存」および「タスクのコミット」を選択します。
- 権限ベースの承認をBPM承認に移行する必要がある場合は、次のように「承認待ち状態」ステータスの要求を移行してBPMワークフローを使用します:
- 「設定および保守」作業領域で、「チャネル収益管理」機能領域の「「BPMワークフローへの承認待ちの移行」プロセスの実行」タスクに移動します。
- 「顧客要求の移行」パラメータとして「はい」を選択します。
- スケジュール済プロセスを発行します。
主なリソース
- Redwoodページを使用した控除要求の管理をご覧ください。
- 顧客チャネル管理の概要をご覧ください。
- Channel Revenue Managementの詳細は、オーダー管理に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください。
- 売掛/未収金とのチャネル収益管理統合の詳細は、財務に関するOracle Cloud Readinessのコンテンツを参照してください
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの使用(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle Channel Revenue Management Cloudの実装(Oracle Help Centerからアクセスできます)
- Oracle SCM Cloud: Oracle SCM CloudのREST API (Oracle Help Centerからアクセスできます)
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、承認のために要求を発行できます。
- 顧客要求の管理(CJM_MANAGE_CUSTOMER_CLAIMS_PRIV)
この権限はこの更新の前から使用可能でした。
この権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられている要求承認者は、承認通知を表示できます。
- 顧客要求の承認(CJM_APPROVE_CUSTOMER_CLAIMS_PRIV)
この権限はこの更新の前から使用可能でした。
ChannelCustomerClaimsApprovalTaskタスクのタスク構成を管理するには、BPMワークフロー・システム管理ロール(BPMWorkflowAdmin)を含むカスタム・ロールが必要です。
グローバル・オーダー納期回答
有効開始日を考慮した工順のインポート 
外部製造レコード・システムに、先日付の有効開始日が定義された工順がある場合があります。この更新では、新しい「有効日」属性が工順ScpRoutingsImportTemplateのインポート・テンプレートに追加されるため、ファイルベースのデータ・インポート・プロセスを使用して、先日付の有効開始日を持つ工順をアップロードできます。制約なし供給プランと制約付き供給プランの両方で、有効開始日が考慮されます。この機能により、時間とともに進化する製造プロセスをシステム内で柔軟に定義でき、この進化がプランニング計算の一部となります。
ScpRoutingsImportファイルベース・データ・インポート(FBDI)テンプレートで工順の有効開始日を定義する方法の例:
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 工順の有効開始日は、過去の日付、システム日付または将来の日付にできます
- 工程有効開始日は、工順の開始日以降にできます
- 有効開始日は、外部ソース・システムのショップ型作業定義方法とプロセス作業定義方法の両方でサポートされています
- 工順の有効開始日は、ターゲット収集タイプおよび増分収集タイプまたはネット・チェンジ収集タイプで収集できます。
アクセス要件
次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます:
- 「供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「需要および供給プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_DEMAND_AND_SUPPLY_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)\
- セールス・アンド・オペレーションズ・プランニングの管理(MSC_MONITOR_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- 「バックログ管理」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_BACKLOG_MANAGEMENT_WORK_AREA_PRIV)
- 「オーダー納期回答」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_ORDER_PROMISING_WORK_AREA_PRIV)
これらの権限はこの更新の前から使用可能でした。
大規模なオーダー納期回答
オーダー納期回答は、ハードウェア障害が発生した場合でも需要に応じてスケール調整し、機能を続行する必要がある重要なビジネス・プロセスです。Oracle Fusion Cloud Global Order Promisingに対する最近の変更により、水平グリッド全体の有効数量チェックおよびスケジューリング要求に対するスケールアウト・アーキテクチャが提供されます。これにより、キャパシティおよびレジリエンスが強化されます。この新しいアーキテクチャにより、運用間接費も削減され、供給および参照データ更新がすぐに使用可能になり、オーダー納期回答サーバーのリフレッシュ/再起動の必要がなくなります。
この新しいアーキテクチャへの移行は、複数の更新にわたって継続されています。更新24A以降、C++ベースのオーダー納期回答ソリューションは使用できなくなり、大規模なオーダー納期回答ソリューションを使用してOracle Fusion Cloudのすべてのオーダー納期回答が実行されます。(生産可能数量機能を実装して使用している場合、C++ベースのオーダー納期回答は更新24B以降に使用できなくなります。)
生産可能数量または割当済のオーダー納期回答を使用する場合は、大規模なオーダー納期回答ソリューションに移行する前に、いくつかの設定を完了する必要があります。詳細は、次のOracle Cloud Customer Connectイベントを参照してください: SCM - 次世代のグローバル・オーダー納期回答の準備。
「大規模なオーダー納期回答」という機能をオプト・インすると、この項で説明する機能を使用できます。
リソース構成表の製造コンポーネント、資材およびリソースの消費のタイプおよびレートの変動
一部のリソースは、オーダー明細の数量を作成するために、各工程のサイクル時間に加えて固定の設定時間を必要とします。また、製造工程では、テスト・サンプルを提供したり、調整または設定時に廃棄を許可したり、他の単発アクティビティをサポートするために、資材または構成部品の数量を多く消費する場合があります。この固定消費および変動消費からの需要を満たすために、リソース構成表のリソース能力、コンポーネントおよび資材に対して複数の消費レートを指定できるようになりました。
同じ工程で履行フローに同じコンポーネントまたはリソースのインスタンスが複数ある場合でも、リソース構成表内のコンポーネントおよびリソースの固定需要と変動需要を満たします。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
演習
- 機能を有効にします。
- 作業定義のコンポーネントおよびリソースごとにリード・タイムを固定または変動として指定します。詳細は、「リソース構成表での作業定義の使用」を参照してください。
- データを収集します。グローバル・オーダー納期回答のデータの収集を参照してください。
- 「生産資源構成表の作成」スケジュール済プロセスを実行します。グローバル・オーダー納期回答では、リソース構成表を使用して、需要を満たすために必要なコンポーネントとリソースの数量を決定します。リソース構成表の作成を参照してください。
ヒントと考慮事項
「リソース構成表の製造コンポーネント、資材およびリソースの消費のタイプおよびレートの変動」機能を使用する場合は、その親機能である「大規模なオーダー納期回答」にオプト・インする必要があります。この親機能をすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
主なリソース
- 更新22A以降で使用可能な「生産可能数量に関するリソース構成表の自動生成」機能を参照してください。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 履行明細のスケジュール(MSP_SCHEDULE_ORCHESTRATION_ORDER_FULFILLMENT_LINE_PRIV)
- リソース構成表の編集(MSC_EDIT_BILLS_OF_RESOURCES_PRIV)
- リソース構成表の表示(MSC_VIEW_BILLS_OF_RESOURCES_PRIV)
有効開始日と有効終了日に応じた様々な製造コンポーネント、資材およびリソースの使用
品目の製造方法は、季節、様々な材料特性、新しい規制、設計の改善、予想ダウンタイム、またはその他の計画変更に応じて、時間とともに進化する可能性があります。この更新から、これらの生産変更を単一のリソース構成表で指定できるようになりました。納期回答では、各工程にリード・タイムを適用し、使用可能で、開始日および終了日に応じて現在有効なコンポーネント、資材およびリソースを選択します。
リソース構成表内の各コンポーネントおよびリソースの開始日と終了日を、履行フローで使用される日付に合せます。同じ工程で同じコンポーネントまたはリソースの複数のインスタンスを使用します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
演習:
- 機能を有効にします。
- 作業定義の各コンポーネントおよび各リソースの開始日および終了日を指定します。詳細は、「リソース構成表での作業定義の使用」を参照してください。
- データを収集します。グローバル・オーダー納期回答のデータの収集を参照してください。
- 「生産資源構成表の作成」スケジュール済プロセスを実行します。この機能は、リソース構成表を作成するスケジュール済プロセスに依存します。グローバル・オーダー納期回答では、このデータを使用して、開始日および終了日に応じて使用可能なコンポーネントおよびリソースを決定し、これらのコンポーネントおよびリソースがオーダーの需要日を満たすように販売オーダーをスケジュールします。リソース構成表の作成を参照してください。
ヒントと考慮事項
「有効開始日と有効終了日に応じた様々な製造コンポーネント、資材およびリソースの使用」機能を使用する場合は、その親機能である「大規模なオーダー納期回答」にオプト・インする必要があります。この親機能にすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
主なリソース
- 更新22A以降で使用可能な「生産可能数量に関するリソース構成表の自動生成」機能を参照してください。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 履行明細のスケジュール(MSP_SCHEDULE_ORCHESTRATION_ORDER_FULFILLMENT_LINE_PRIV)
- リソース構成表の編集(MSC_EDIT_BILLS_OF_RESOURCES_PRIV)
- リソース構成表の表示(MSC_VIEW_BILLS_OF_RESOURCES_PRIV)
オーダー納期回答でのピック-梱包リード・タイムの使用 
予定出荷日と予定済搬送日にリード・タイムを追加します。リード・タイムを使用して、品目のラベリングと梱包、出荷の準備など、様々なアクティビティを実行します。
Oracle Global Order Promisingでは通常、履行事業所で供給が使用可能になる日にオーダー明細が出荷されるようにスケジュールされます。履行が遅延するのは、ネットワーク・モデルの「オーダー出荷期限時間」属性の値の後に、出荷する必要がある同じ日に有効数量チェックまたはスケジューリング要求を受け取った場合のみです。出荷前に、品目の梱包とラベリング、輸送の手配、または品質チェックを行うためにより多くの時間が必要になる場合があります。これらのアクティビティに追加のピックおよび梱包のリード・タイムを追加できるようになりました。また、履行組織、運送業者および搬送先に応じてその時間を調整できます。指定するリード・タイムは、各オーダー明細の約束出荷日および約束搬送日を相殺します。
「ピックおよび梱包のリード・タイム」属性を使用して、履行組織で供給が使用可能になる日付と出荷する日時の間の柔軟性を追加します。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: サプライ・チェーン・プランニング
ピックおよび梱包のリード・タイムを設定します。
- 機能をオプト・インします。
- 「プラン入力」作業領域に移動し、「タスク」→「供給ネットワーク・モデルの保守」をクリックします。
- 「供給ネットワーク・モデルの保守」ページで、「事業所間の出荷ネットワーク」をクリックします。
- ネットワークを検索して開きます。
- 「ピックおよび梱包のリード・タイム」属性に整数を入力します。
- 「保存」をクリックします。
ヒントと考慮事項
「オーダー納期回答でのピック-梱包リード・タイムの使用」機能の親である「大規模なオーダー納期回答」にオプト・インする必要があります。この親機能にすでにオプト・インしている場合、再度オプト・インする必要はありません。
「ピックおよび梱包のリード・タイム」属性の値は、「事業所間の出荷ネットワーク」タブ、「運送業者」タブおよび「組織」タブで設定できます。複数のタブで設定した場合、納期回答では階層を使用してリード・タイムに優先順位を付けます。次に対して設定したリード・タイムが使用されます:
- ソース、搬送先および運送業者。
- 運送業者。
- 組織。
ノート:
- この機能は、手持、転送オーダー、購買オーダーまたは作業オーダーなど、様々なタイプの供給で使用できます。
この機能は直接出荷では使用できません。
ネットワーク・モデルの「オーダー出荷期限時間」属性の値が実行時に適用される場合、納期回答では、「ピックおよび梱包のリード・タイム」属性で設定した値が、期限時間によるシフトに加えて適用されます。
プランニング指向のビジネスでは、供給プランニングまたは補充プランニングに見込み生産フローを使用する場合、「ピックおよび梱包のリード・タイム」属性が最適です。詳細は、 見込み生産フローを参照してください。
アクセス要件
次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 履行明細のスケジュール(MSP_SCHEDULE_ORCHESTRATION_ORDER_FULFILLMENT_LINE_PRIV)
- 供給ネットワーク・モデルの編集(MSC_EDIT_SUPPLY_NETWORK_MODEL_PRIV)
- 供給ネットワーク・モデルの表示(MSC_VIEW_SUPPLY_NETWORK_MODEL_PRIV)
重要な処理および考慮事項
交換および削除された機能
オラクル社は、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能に置き換えたり、既存の機能を削除することがあります。置換された機能は、削除するパスに配置されることがあります。新しいバージョンが使用可能になり次第、置き換えられた機能の新しいバージョンを使用することがベスト・プラクティスとなります。
モジュール | 削除される機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換時期 | 追加情報 |
---|---|---|---|---|---|
グローバル・オーダー納期回答 | メモリー常駐型、C++ベースのオーダー納期回答 |
24A | 大規模なオーダー納期回答 |
23A | 更新24A以降、C++ベースのオーダー納期回答ソリューションは廃止され、大規模なオーダー納期回答ソリューションを使用してOracle Fusion Cloudのすべてのオーダー納期回答が実行されます。「大規模なオーダー納期回答」機能にオプト・インすることで、いつでも新しいソリューションに移行できます。生産可能数量または割当済のオーダー納期回答を使用する場合は、この移行の前にいくつかの設定を完了する必要があります。詳細は、次のOracle Cloud Customer Connectイベントを参照してください: SCM - 次世代のグローバル・オーダー納期回答の準備。 |
グローバル・オーダー納期回答 | 使用可能供給REST API オーダー納期REST API |
25C | グローバル・オーダー納期回答REST API | 20D | 使用可能供給およびオーダー納期RESTサービスに対する追加の拡張は行われません。これらのサービスは25Cで削除されるまで継続して動作しますが、できるだけ早い時期に代替のグローバル・オーダー納期回答サービスに移行する必要があります。グローバル・オーダー納期回答RESTサービスは、有効数量チェック、割付ルール、オーダー・スケジューリング、供給情報など、オーダー納期回答機能へのより包括的なアクセスを提供します。また、パフォーマンスも向上します。 グローバル・オーダー納期回答サービスの詳細は、Oracle Help Centerで入手可能なOracle Fusion Cloud SCMのREST APIを参照してください。 |
価格設定アルゴリズムの変更
Oracle Pricingの一部のアルゴリズムがこの更新で変更されており、変更によって処理が必要になる場合があります。
変更された価格設定アルゴリズム
アルゴリズム名 | 摘要 |
---|---|
対象品目手数料の計算 |
資産に基づくカバレッジの価格設定が強化されました。 |
税金の原価およびマージンの計算 |
構成コンポーネント品目のレート・プラン・ベースの価格設定賦課をサポートするように更新されました。 |
価格表の導出 |
構成コンポーネント品目のレート・プラン・ベースの価格設定賦課、サブスクリプションとカバレッジの更改、およびネゴシエーション済レート・プランに基づく価格設定サブスクリプションをサポートするように更新されました。 |
商品およびサービスの基準定価の取得 |
資産明細に基づくカバレッジの価格設定およびネゴシエーション済レート・プランに基づく価格設定サブスクリプションをサポートするように更新されました。 |
レート・プランの取得 |
ネゴシエーション済レート・プランをサポートするように更新されました。 |
プロセス明細通貨換算 |
事前価格設定済税金のみの価格設定コールのヘッダー通貨金額の通貨換算の問題に対処するために更新されました。 |
最終値の設定 |
事前価格設定済税金のみの価格設定コールのヘッダー通貨金額の通貨換算の問題に対処するために更新されました。 |
また、Oracle Help Centerで『Oracle Fusion Cloud SCM: 価格設定の管理』の現在のリリースへの価格設定アルゴリズムの促進のトピックを参照してください。四半期ごとの更新ごとにアルゴリズムを確認および促進することをお薦めします。
ファイルベース・データ・インポート(FBDI)テンプレートの変更点
サプライ・チェーン・プランニングFBDIテンプレートの一部がこの更新で変更されました。各変更の詳細は、次のFBDIテンプレートの指示タブを参照してください。
- 組織(ScpOrganizationImportTemplate)
- 運送業者(ScpCarrierImportTemplate)
- 事業所間出荷方法(ScpInterLocationShipMethodsImportTemplate)
- 工順(ScpRoutingsImportTemplate)
最新のテンプレートは、Oracle Help CenterのOracle Fusion Cloud SCM: File-Based Data Import (FBDI) for SCMのサプライ・チェーン・プランニングの項にあります。