クラウド・レディネス / Oracle Fusion Cloud Procurement
新機能
すべて展開


  1. 更新23C
  1. 改訂履歴
  2. 概要
  3. 任意の新機能の導入(オプトイン)
  4. 機能のサマリー
  5. サプライ・チェーン・オーケストレーション
    1. サプライ・チェーン・オーケストレーション
        1. REST APIを使用した検証に合格した供給要求明細の処理
        2. 「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用した供給文書の同期
        3. 独自のグループ・コードを使用したバイヤー・プランニングでの購買要求の管理
        4. サプライ・チェーン・オーケストレーションの在庫管理との統合の拡張
        5. バック・トゥ・バック販売オーダーの重複した供給要求の防止
        6. バック・トゥ・バック販売オーダーの手動予約の表示
        7. 構成品目に対するサプライ・チェーン・オーケストレーションでの大規模なオーダー処理の使用
  6. コラボレーション・メッセージング・フレームワーク
    1. コラボレーション・メッセージング・フレームワーク
        1. EメールまたはOracleコンテンツ・リポジトリによって配信されるB2Bメッセージに対するファイル拡張子の定義
        2. 失敗したB2Bメッセージング対応購買オーダーの再送信
        3. アウトバウンドB2Bメッセージに対する送信者のEメール・アドレスの指定
  7. 調達共通
    1. 共通調達
        1. RESTサービスを使用した調達の統合および拡張
        2. 「ワークリスト: 通知および承認」作業領域に新規タスク・フィルタが含まれる
  8. 調達
    1. 購買
        1. サプライヤ・サイトの請求書通貨における購買依頼からの購買オーダーの作成
        2. B2B通信が上書きされた購買オーダーに関するレポートの生成
        3. この更新で選択された購買不具合修正
    2. サプライヤ・モデル
        1. サプライヤ・セルフサービス登録における次世代ユーザー・エクスペリエンス
        2. この更新で選択されたサプライヤ・モデルの不具合修正
    3. ソーシング
        1. 既存のネゴシエーションに購買依頼を追加
        2. 大型ネゴシエーションからの購買文書の作成
        3. ネゴシエーションでの新規サプライヤ品目の取得
        4. スコアリングのみのメンバーによるサプライヤへのメッセージ送信を許可
        5. 購買依頼ヘッダー添付のネゴシエーション・ヘッダーへのコピー
    4. 費用分類
        1. 費用およびOracle Spend ClassificationからのデータでOTBIのレポートを作成
    5. 調達契約
        1. ダウンロード済Word文書におけるヘッダーおよびフッターの表示
        2. ダウンロード済Word文書におけるヘッダーおよびフッターの表示

更新23C

改訂履歴

本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。

日付 モジュール 機能 ノート
2023年8月30日 購買 この更新で選択された購買不具合修正 文書の更新。バグ修正の1つにプロファイル・オプション名が追加されました。
2023年8月10日 サプライヤ・モデル サプライヤ・セルフサービス登録における次世代ユーザー・エクスペリエンス 文書の更新。機能の説明および有効化のステップの改訂。
2023年6月20日 共通調達 RESTサービスを使用した調達の統合および拡張 文書の更新。機能の説明の改訂。
2023年6月2日     初版作成。

概要

お客様のアイデアをお聞かせください

ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。

フィードバックをお寄せください

本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。

免責事項

この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。

この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。

任意の新機能の導入(オプトイン)

Oracle Cloudアプリケーションは、四半期ごとに新しい更新を提供します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。

  • アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
  • Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)

新機能をオプト・インする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
  2. 「機能概要」ページで、オファリングを選択してそれに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択である「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
  3. 「新機能」タブで、新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。そうでない場合は、機能を有効にするためのアイコンが表示されます。
  4. 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を有効にするステップを完了します。

場合によっては、「新機能」作業領域に表示されていない機能をオプト・インする必要がある場合があります。オプト・インする方法を次に示します。

  1. 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
  2. 「オファリング」ページで、オファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
  3. 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
  4. 「機能の編集」ページで、機能を有効化するためのステップを完了します。

オファリングに新機能をオプト・インする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成を参照してください。

オプト・イン失効

オプト・インを経由してすぐ使用できない状態で提供された機能は、将来の更新で自動有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。

機能のサマリー

列の定義:

レポート = 新規または変更され、Oracleで提供される、実行準備が完了したレポート。

UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は通常、フィールド、検証またはプログラムの小さな変更で構成されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。

UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、より複雑に設計されています。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。

すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。

エンド・ユーザーがすぐに使用可能
(機能が使用可能な状態で提供)

レポートおよび小規模なUIまたはプロセスベースの新機能は、更新後のユーザーに対する影響を最小限に抑えます。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。

エンド・ユーザーによる使用の前に顧客はアクションが必要
(機能はすぐ使用できない状態で提供)

これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。選択的に使用するよう選択すると、テストおよびロールアウトのタイミングを設定できます。

機能

レポート

UIまたは
プロセスベース:
小規模

UIまたは
プロセスベース:
大規模*

サプライ・チェーン・オーケストレーション

サプライ・チェーン・オーケストレーション

REST APIを使用した検証に合格した供給要求明細の処理

「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用した供給文書の同期

独自のグループ・コードを使用したバイヤー・プランニングでの購買要求の管理

サプライ・チェーン・オーケストレーションの在庫管理との統合の拡張

バック・トゥ・バック販売オーダーの重複した供給要求の防止

バック・トゥ・バック販売オーダーの手動予約の表示

構成品目に対するサプライ・チェーン・オーケストレーションでの大規模なオーダー処理の使用

コラボレーション・メッセージング・フレームワーク

コラボレーション・メッセージング・フレームワーク

EメールまたはOracleコンテンツ・リポジトリによって配信されるB2Bメッセージに対するファイル拡張子の定義

失敗したB2Bメッセージング対応購買オーダーの再送信

アウトバウンドB2Bメッセージに対する送信者のEメール・アドレスの指定

調達共通

共通調達

RESTサービスを使用した調達の統合および拡張

「ワークリスト: 通知および承認」作業領域に新規タスク・フィルタが含まれる

調達

購買

サプライヤ・サイトの請求書通貨における購買依頼からの購買オーダーの作成

B2B通信が上書きされた購買オーダーに関するレポートの生成

この更新で選択された購買不具合修正

サプライヤ・モデル

サプライヤ・セルフサービス登録における次世代ユーザー・エクスペリエンス

この更新で選択されたサプライヤ・モデルの不具合修正

ソーシング

既存のネゴシエーションに購買依頼を追加

大型ネゴシエーションからの購買文書の作成

ネゴシエーションでの新規サプライヤ品目の取得

スコアリングのみのメンバーによるサプライヤへのメッセージ送信を許可

購買依頼ヘッダー添付のネゴシエーション・ヘッダーへのコピー

費用分類

費用およびOracle Spend ClassificationからのデータでOTBIのレポートを作成

調達契約

ダウンロード済Word文書におけるヘッダーおよびフッターの表示

ダウンロード済Word文書におけるヘッダーおよびフッターの表示

サプライ・チェーン・オーケストレーション

サプライ・チェーン・オーケストレーション

REST APIを使用した検証に合格した供給要求明細の処理

供給要求の作成REST APIを使用して、検証に合格した供給要求明細を処理します。供給要求に複数の供給要求明細が含まれており、REST APIペイロードでAllowPartialRequestFlag属性を「Y」に設定した場合、REST APIによって検証に合格した明細が処理されます。検証に合格しない明細は処理されず、エラーとマークされます。AllowPartialRequestFlagを「N」に設定し、供給要求のどの明細も検証に合格しない場合は、REST APIによって要求内のすべての明細(検証に合格した明細を含む)が拒否されます。AllowPartialRequestFlagのデフォルト値は「N」です。

この機能を使用して、供給要求に複数の供給要求明細が含まれる場合に、検証に合格した供給要求明細を処理します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

アクセス要件

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
    • 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
    • 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
    • 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)

独自のジョブ・ロールを保守している場合、この機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。

「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用した供給文書の同期

「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用して、Oracle Supply Chain OrchestrationとOracle Procurementの間で供給文書を同期します。この機能は、技術的な失敗によりサプライ・チェーン・オーケストレーションで購買依頼または購買オーダーを記録できない場合に、外注加工フローで使用します。

サプライ・チェーン・オーケストレーションで最新の購買詳細が保持され、販売オーダーの供給を正確にオーケストレーションできるように、データを最新の状態に保ちます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24A

ヒントと考慮事項

購買依頼と購買オーダーを同期します:

  1. 「供給オーケストレーション」作業領域に移動し、「タスク」→「供給明細の管理」をクリックします。
  2. 「供給明細の管理」ページで、「供給オーダー番号」列(300100083428746など)のリンクをクリックします。
  3. 「供給オーダー詳細」ページで、「処理」→「供給文書の同期」をクリックします。

サプライ・チェーン・オーケストレーションは、サプライ・チェーン・オーケストレーションと調達の間で購買依頼と購買オーダーのデータを同期します。

主なリソース

アクセス要件

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
    • 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
    • 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
    • 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)
    • 供給文書の同期(DOS_SYNC_SUPPLY_DOCS)

独自のグループ・コードを使用したバイヤー・プランニングでの購買要求の管理

独自のグループ・コードを使用して、「バイヤー・プランニング」作業領域で購買要求を管理します。「バイヤー」、「カテゴリ」、「品目」、「事業所」、「サプライヤ」および「なし」などの事前定義コードはすでに使用可能です。この新機能により、バイヤー・プランナは独自のグループ・コードを作成してから、これを使用して購買要求をグループに編成し、価格分岐、オーダー最小値などを利用できます。サプライ・チェーン・オーケストレーションによって各購買要求のグループ・コードがOracle Procurementに送信されます。調達において、「グループ・コード」属性の値に従ってこれらの購買要求が購買依頼にグループ化されます。

この機能を使用して購買要求をグループ化し、価格分岐、オーダー最小値およびその他の制約を利用します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

アクセス要件

ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。

  • 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • サプライ・チェーン運用マネージャ(ORA_DOS_SUPPLY_CHAIN_OPERATIONS_MANAGER_JOB)
  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • 供給オーダー・インタフェースの処理(DOS_PROCESS_SUPPLY_ORDER_INTERFACE_PRIV)
    • 供給オーダーの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDERS_PRIV)
    • 供給要求例外の管理(DOS_MANAGE_SUPPLY_REQUEST_EXCEPTIONS_PRIV)
    • 供給オーダー例外およびステータスの表示(DOS_VIEW_SUPPLY_ORDER_EXCEPTIONS_AND_STATUS_PRIV)

独自のジョブ・ロールを保守している場合、この機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。

サプライ・チェーン・オーケストレーションの在庫管理との統合の拡張

更新23Bから、Oracle Supply Chain Orchestrationでは、サービス・マッピングを作成してOracle Inventory Managementと統合できるようになっています。この機能は、その機能を拡張します。サプライ・チェーン・オーケストレーションと在庫管理システムの間で属性をマップするときに、変更エンティティおよびその他の属性を含めることができます。マップできる新しい属性は次のとおりです:

  • SourceOrganizationId 
  • SourceSubinventoryCode 
  • DestinationLocationId
  • ItemRevision 
  • FreightCarrierId 
  • ModeOfTransportLookup
  • ServiceLevelLookup 
  • ShipmentPriorityLookup 
  • FirmFlag 
  • RepriceFlag 
  • AllowItemSubstitutionFlag

サービス・マッピングは、オーダー履行中にサプライ・チェーンで発生する変更の処理方法を調整するために使用します。サービス・マッピングを使用して、在庫、調達または製造と統合できるようになりました。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • これは、常にオプションである既存のオプトイン機能に対する拡張機能です。
  • 在庫管理で適用される検証が統合で満たされることを確認します。要求ペイロードには問題がなくても、在庫管理が要求を受け入れない可能性があります。
  • 特に複数の要求明細を問い合せる場合は、統合アルゴリズムで参照するオブジェクトが存在することを確認します。実行時に存在しないオブジェクトを参照すると、エラーが発生する可能性があります。
  • エラーが発生した場合は修正し、「サプライ・チェーン・オーケストレーション」作業領域を使用して要求を再送信します。

アクセス要件

次の事前定義済権限を使用して、この機能を設定します。

  • Manage DOS Service Mappings
  • Manage DOS Algorithms
  • Administer Sandbox
  • View Modified Data (ランタイム結果を表示できるようにするため)

バック・トゥ・バック販売オーダーの重複した供給要求の防止

通信の問題が発生した場合に、Oracle Supply Chain Orchestrationで過剰な供給が作成されないようにします。中断が発生し、Oracle Order Managementでサプライ・チェーン・オーケストレーションに供給要求を送信できなくなる場合があります。中断は解決されない可能性があり、オーケストレーションは要求を受信しないか、または受信前に長い遅延が発生します。特定の時間が経過してもサプライ・チェーン・オーケストレーションからの応答をオーダー管理が受信しないと、オーダー管理が作成、更新または取消要求を再送信する可能性があり、そのような場合、サプライ・チェーン・オーケストレーションで再送信要求を処理する方法を解釈することが困難になります。

この機能を使用して、オーダー管理とサプライ・チェーン・オーケストレーションの間で通信の問題が発生した場合に、同じ需要に対して重複する供給要求が作成されないようにします。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

アクセス要件

この機能は、販売オーダーを作成および送信できるすべての権限で使用できます。

バック・トゥ・バック販売オーダーの手動予約の表示

Oracle Supply Chain OrchestrationでOracle Order Managementの需要を満たす十分な供給を作成できない場合は、予約を手動で作成する必要がある場合があります。これらの予約は、「供給オーケストレーション」作業領域で表示できます:

  • 販売オーダーのバック・トゥ・バック・フローで手動で作成した各予約の詳細を表示します。
  • これらの予約の供給を作成する作業オーダー、購買要求および転送オーダーを表示します。
  • 作業オーダー、購買要求または転送オーダーに移動するリンクをクリックします。
  • 手動予約ごとに、供給明細およびトラッキング明細の現在の状態を表示します。
  • 各供給明細とトラッキング明細のアイコンを表示して、手動予約でそれを使用しているかどうかを迅速に判断します。
  • 「供給オーケストレーション」作業領域には、供給が要求数量を満たしていない場合にのみ手動予約が表示されます。

自動処理以外で販売オーダーに割り当てられている供給の全体像を取得します。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24A

ヒントと考慮事項

  • サプライ・チェーン・オーケストレーションでは、オーダー管理から受け取る需要変更の手動予約は変更されません。必要な変更は、手動で行う必要があります。
  • 他の要求でも作業オーダー、購買要求または転送オーダーが使用される可能性があるため、作業オーダー、購買要求または転送オーダーの数量は、予約の数量や供給明細またはトラッキング明細上の数量とは異なる場合があります。

アクセス要件

この機能は、販売オーダーを作成および送信できるすべての権限で使用できます。

構成品目に対するサプライ・チェーン・オーケストレーションでの大規模なオーダー処理の使用

処理する大量の販売オーダーがあるときに構成品目の履行に必要な供給を、サプライ・チェーン・オーケストレーションで大規模なオーダー処理を使用してオーケストレーションします。

多くの構成品目がある販売オーダーの履行をオーケストレーションする必要がある場合、または構成品目が多数かつ複雑で多くの子コンポーネントがある場合に、パフォーマンスを向上させます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

アクセス要件

この機能は、構成品目を使用して販売オーダーを作成および送信できるすべての権限で使用できます。

コラボレーション・メッセージング・フレームワーク

コラボレーション・メッセージング・フレームワーク

EメールまたはOracleコンテンツ・リポジトリによって配信されるB2Bメッセージに対するファイル拡張子の定義

Eメールおよびファイル・エクスポートの配信方法にB2Bメッセージ・ファイル拡張子を指定できます。指定した拡張子は、Eメールによって配信されるB2Bメッセージまたは取引先によってOracleコンテンツ・リポジトリから取得されるメッセージに使用されます。

ファイル拡張子を指定するには:

  1. 「コラボレーション・メッセージング」作業領域で、「タスク」パネル・タブの「B2B取引先の管理」または「コラボレーション・メッセージング・サービス・プロバイダの管理」をクリックします。
  1. 提供方法に関連付けられた取引先またはユーザー定義のサービス・プロバイダを検索します。
  1. 取引先またはユーザー定義のサービス・プロバイダを選択し、「処理」「編集」を選択します。
  1. 「取引先の編集」ページで、「配信方法」タブを選択して、Eメールまたはファイル・エクスポートの新しい配信方法タイプを追加し、ファイル拡張子を指定します。これらのタイプの既存の配信方法のファイル拡張子を追加することもできます。
  1. 「ファイル拡張子」フィールドに最大4文字を入力します。B2Bメッセージに、入力したファイル拡張子が付くようになります。ファイル拡張子を入力しない場合は、デフォルトの.zipが使用されます。

Eメールの配信方法

Eメールの配信方法

圧縮されたEメール添付ファイルを取り除く企業のファイアウォール・ルールをトリガーせずに、取引先にB2BメッセージをEメールで送信できます。

ノート: この機能は、23Bの4月の月次更新でも使用可能になりました。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

入力したファイル拡張子で、ファイルの圧縮方法は変更されません。ファイルはZip圧縮ファイルのままで、入力したファイル拡張子が付きます。取引先では、受信時にB2Bメッセージを抽出するために、拡張子を.zipに戻す必要があります。

主なリソース

  • Oracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

アクセス要件

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • B2B取引先の管理(CMK_B2B_TRADING_PARTNERS_PRIV)
  • サービス・プロバイダの管理(CMK_MANAGE_SERVICE_PROVIDER_PRIV)

これらの権限は、この更新よりも前から使用可能でした。

失敗したB2Bメッセージング対応購買オーダーの再送信

未送信の購買オーダーのリストを取得して、一括で再送信するか、リストをダウンロードしてさらにレビューできます。リストを生成するには、「コラボレーション・メッセージング履歴の管理」ページの新しい「購買オーダーの再送信」ダイアログ・ボックスを使用します。新しいダイアログ・ボックスは、警告アイコンをクリックするか、そのページの「処理」メニューから起動します。

次のいずれかの文書タイプを選択したときにB2Bメッセージ送信が開始されなかった購買オーダーがある場合は、「コラボレーション・メッセージング履歴の管理」ページに警告アイコンが表示されます:

  • 購買オーダー - アウトバウンド
  • 購買オーダー変更 - アウトバウンド
  • 購買オーダー取消 - アウトバウンド

警告アイコンをクリックすると、警告メッセージが表示されます。

再送信の警告アイコンおよびメッセージ

再送信の警告アイコンおよびメッセージ

「はい」をクリックすると、「購買オーダーの再送信」ダイアログ・ボックスが表示されます。または、「コラボレーション・メッセージング履歴の管理」ページで「処理」→「再送信」を選択して、ダイアログ・ボックスを起動することもできます。

「購買オーダーの再送信」ダイアログ・ボックス

「購買オーダーの再送信」ダイアログ・ボックス

「日付: 自」および「再送信するオーダー」フィールドは必須です。その他のフィールドはオプションです。

「再送信するオーダー」フィールドには、次のオプションがあります:

メニュー・オプション

説明

B2B送信が開始されなかったオーダー

すべての未送信購買オーダー(以前の未送信バージョンを含む)を再送信します

B2Bメッセージング・ステータスが「終了済」であるオーダー

ステータスが「終了済」である購買オーダーを再送信します

すべて

すべての未送信購買オーダーおよびステータスが「終了済」である購買オーダーを再送信します

「購買オーダーの再送信」ダイアログ・ボックスで「検索」をクリックすると、見つかったオーダーの数が表示されます。見つかった購買オーダーのリストをダウンロードするか、オーダーの再送信を開始できます。

処理を終了するまでのオーダーの処理が可能な最小時間を設定するには:

  1. 「設定および保守」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングの「コラボレーション・メッセージング構成の管理」タスクに移動します。

  2. 「コラボレーション・メッセージング構成の管理」ページの「一般設定」タブの「最小処理中期間」フィールドに値を入力します。入力した値によって、オーダーを終了するまでの処理可能な最小時間が決まります。デフォルト値は60分です。

「処理の終了」オプションは、「処理」メニューで使用できます。

最小処理中期間

最小処理中期間

ノート: この機能は、23Bの5月の月次更新でも使用可能になりました。

未送信の購買オーダーを一括で送信するオプションを使用してレビューできるようになりました。この機能により、サプライヤとのB2Bメッセージ交換の中断の可能性が低下します。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

  • Oracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

アクセス要件

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • コラボレーション・メッセージング構成の管理(CMK_MANAGE_COLLAB_MESG_CONFIG_PRIV)
  • コラボレーション・メッセージング履歴の管理(CMK_COLLAB_MESG_HISTORY_PRIV)
  • 「電子メッセージングに使用される拡張可能データ・モデル」プロファイル(PO_ELECTRONIC_COMM_DATA_MODEL)
  • これらの権限は、この更新よりも前から使用可能でした。

アウトバウンドB2Bメッセージに対する送信者のEメール・アドレスの指定

アプリケーション生成のEメール・アドレスを使用するかわりに、B2Bドキュメントの送信者のEメール・アドレスを構成できます。また、返信用に構成したEメール・アドレスの受信ボックスをモニターできます。

取引先は、通信を確実に続けるために、Eメールの承認済リストに送信者のEメール・アドレスを追加できます。

ノート: この機能は、23Bの4月の月次更新でも使用可能になりました。

有効化のステップ

「設定および保守」で、「コラボレーション・メッセージング構成の管理」タスクを選択します。

  1. 「設定および保守」作業領域で、「製造およびサプライ・チェーン資材管理」オファリングの「コラボレーション・メッセージング構成の管理」タスクに移動します。
  1. 「コラボレーション・メッセージング構成の管理」ページで「ビジネス・プロセス設定」タブを選択します。
  1. 「コラボレーション・ビジネス・プロセス」セクションで、構成した新しい送信者Eメール・アドレスを使用して送信する文書が含まれるビジネス・プロセスを選択します。
  1. 「コラボレーション文書の構成」セクションで、アウトバウンド文書を選択します。

ビジネス・プロセスおよびアウトバウンド文書の選択

ビジネス・プロセスおよびアウトバウンド文書の選択

  1. 「追加詳細の構成」ボタンをクリックし、ダイアログ・ボックスに送信者のEメール・アドレスを入力します。このEメール・アドレスは、選択した文書に関連付けられているすべてのアウトバウンドB2Bメッセージの送信者として使用されます。

「追加詳細の構成」ダイアログ・ボックス

「追加詳細の構成」ダイアログ・ボックス

ヒントと考慮事項

Eメール・セキュリティのベスト・プラクティスについては、Oracle Help CenterEメール・セキュリティの構成のドキュメントを参照してください。

主なリソース

  • Oracle Applications CloudのB2Bメッセージングの構成および管理ガイド(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • コラボレーション・メッセージング構成の管理(CMK_MANAGE_COLLAB_MESG_CONFIG_PRIV)

この権限は、この更新よりも前から使用可能でした。

調達供給

共通調達

RESTサービスを使用した調達の統合および拡張

この更新では、Oracle Fusion Cloud ProcurementおよびOracle Fusion Cloud Self Service Procurementで、外部システムと簡単に統合できるようにする新規および修正版のREST APIを提供します。

この更新で導入された新規のREST APIは次のとおりです。

  • 個人ショッピング・リスト
  • サプライヤ・ネゴシエーション応答

次のREST APIが拡張されます。

  • 購買依頼
    • 購買依頼ヘッダーの「代替承認者」属性では、POST、PATCHおよびSUBMITがサポートされます。
    • 購買依頼または購買依頼明細を取り下げるには、取下げのカスタム処理を使用します。
    • 購買依頼からの明細のコピーのカスタム処理を使用して、購買依頼のすべての明細をターゲット購買依頼に複製します。
    • 明細のコピーのカスタム処理を使用して、同じ購買依頼内の購買依頼の明細を複製します。
  • 下書き購買オーダー
    • PATCHが、オープン購買オーダーと下書き購買オーダーの両方について、「搬送先事業所」属性および「依頼者」属性でサポートされます。
  • 調達承認済サプライヤ・リスト・エントリ
    • GET、POSTおよびPATCHが、承認済サプライヤ・リストのサプライヤ品目属性(「原産国」、「最小オーダー数量」、「固定ロット乗数」、「購買単位」)でサポートされます。
  • サプライヤ・ネゴシエーション
    • GETが、スコアリングのみのメンバーがサプライヤ・メッセージを送受信できるかどうかを制御する属性に対してサポートされます。

これらの新しいRESTサービスおよび変更されたRESTサービスを使用して統合を簡略化し、他のアプリケーションや外部システムとの標準ベースの相互運用性をサポートできます。

有効化のステップ

REST APIガイドのRESTサービス定義を確認して利用します(Oracle Help Center関心のあるアプリケーション・サービス領域→「APIおよびスキーマ」から使用可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。

主なリソース

アクセス要件

Oracle Help Centerで入手可能なOracle Fusion Cloud Procurement REST APIドキュメントの権限の項を参照してください。

「ワークリスト: 通知および承認」作業領域に新規タスク・フィルタが含まれる

「ワークリスト: 通知および承認」作業領域に、タスクの作成時にフィルタするためのドロップダウン・リストが追加されました。この追加フィルタはデフォルトの「自分のタスク」ビューにのみ適用され、過去7日間に作成されたタスクがデフォルトで表示されます。フィルタのオプションには、7日、14日または30日があります。「すべて」を選択すると、自分と自分のグループのタスクの完全なリストが表示されます。「自分のタスク」ビューと自分と自分のグループ・フィルタが選択されている場合(デフォルト)、フィルタ・ドロップダウンはBPMワークリストでも使用できます。

作業領域が開いたときにフィルタ済のタスク・リストが表示されるようにすることで、応答時間が改善されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ヒントと考慮事項

  • 新しいタスク・フィルタはデフォルトの「自分のタスク」ビューにのみ適用されるため、作業領域で別のビュー(「起動済タスク」など)を選択した場合は使用できません。
  • 23Bでこの新しいフィルタが表示されない場合は、23Cで表示されます。

主なリソース

調達

購買

サプライヤ・サイトの請求書通貨における購買依頼からの購買オーダーの作成

サプライヤ・サイトの請求書通貨で購買依頼から購買オーダーを生成します。価格が外貨でネゴシエーションされる購買依頼を作成し、購買オーダーをリリースしてビジネス・ユニットの現地通貨で履行できるようになりました。購買オーダーを現地通貨でリリースするには、サプライヤ・サイトの請求書通貨を設定する必要があります。

この機能は、次のビジネス・シナリオに使用できます:

  • 包括購買契約の価格が外貨(USDなど)でサプライヤとネゴシエーションされ、購買オーダーは、購買依頼から現地通貨(INRなど)で生成される必要がある。

  • 調達要求者は、ネゴシエーション済価格を外貨(USDなど)で提供することでカタログ外要求を作成し、購買オーダーは、それらの購買依頼から現地通貨(INRなど)で生成される必要がある。

  • パンチアウト・カタログから発生する購買依頼に、ネゴシエーション済価格が外貨(USDなど)で含まれ、購買オーダーは、それらの購買依頼から現地通貨(INRなど)で生成される必要がある。

これらのスクリーン・キャプチャは、次の機能を示しています。

この例では、Mumbaiというサプライヤ・サイトで包括契約が作成され、価格はUSドルでネゴシエーションされます。

外貨での包括契約

サプライヤ・サイトMumbaiの現地請求書通貨はインド・ルピーです。

サプライヤ・サイトの請求書通貨

購買依頼は、Vision Indiaビジネス・ユニットの外貨であるUSドルで作成されます。

外貨での購買依頼

購買依頼が購買オーダーに処理されるときに、Vision Indiaビジネス・ユニットの現地通貨であるインド・ルピーで作成されます。

現地通貨での購買オーダー

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 調達

ヒントと考慮事項

  • この機能は、購買オーダーが購買依頼からどのように作成されたかに関係なく、関連購買依頼から作成された購買オーダーに使用できます。購買オーダーは、タッチレス購買、「購買依頼のプロセス」ページまたは購買依頼処理要求REST APIを使用して作成されている可能性があります。ただし、関連購買依頼がない購買オーダーは、包括購買契約を参照している場合には別の通貨でリリースできません。
  • 購買オーダーを取り消すと、未履行購買依頼需要は、元の購買依頼明細通貨ではなく購買オーダー通貨で再稼働されます。
  • この機能を使用する場合:
    • 購買オーダーの換算レート・タイプは、調達ビジネス・ユニット構成からデフォルト設定されます。
    • 購買オーダーの換算日は、法的エンティティのタイム・ゾーンの購買オーダー作成日からデフォルト設定されます。
  • この機能を使用して、構成品目を現地通貨で調達することはできません。

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 購買依頼からの購買オーダーの作成(PO_CREATE_PURCHASE_ORDER_FROM_REQUISITIONS_PRIV)

この権限は、この更新よりも前から使用可能でした。

B2B通信が上書きされた購買オーダーに関するレポートの生成

B2B通信がバイヤーによって別の通信方法に上書きされた購買オーダーに関するレポートおよび照会を生成します。「B2B通信の上書き」属性が、次のサブジェクト領域およびフォルダで使用できるようになりました:

  • 調達 - 購買リアルタイム 
    • 購買オーダー・ヘッダー詳細

この機能を使用すると、サプライヤ・サイトはB2B通信用に設定されていたがバイヤーによってB2B通信の上書きが選択された購買オーダーを表示できます。

このスクリーン・キャプチャは、この機能を示しています。

「B2B通信の上書き」を含むOTBIレポート

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 調達

  • この機能を使用するには、「購買オーダーのB2B通信の上書き」機能にオプト・インする必要があります。以前に「購買オーダーのB2B通信の上書き」機能にオプトインしている場合は、この機能が自動的に有効になります。
  • この機能にオプト・インしたら、「B2B通信の上書き」属性を既存のレポートに追加するか、それらを新しいレポートで使用します。レポートの作成方法および編集方法についてさらに学習するには、分析とレポートの作成および管理ガイドを参照してください。

ヒントと考慮事項

「B2B通信の上書き」属性はオプトインなしで使用できます。ただし、B2B通信が上書きされた購買オーダーのレポートおよび照会を生成するには、「購買オーダーのB2B通信の上書き」機能にオプト・インする必要があります。

アクセス要件

次の職務ロールを含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 購買オーダー・トランザクション分析職務(FBI_PURCHASE_ORDER_TRANSACTION_ANALYSIS_DUTY)

この職務ロールは、この更新よりも前から使用可能でした。

この更新で選択された購買不具合修正

この更新には、Oracle Purchasingの動作を変更する可能性がある不具合修正が含まれています。これは、この更新に関するすべての不具合修正の完全なリストではありません。このリストには、アプリケーションの動作に顕著な変化をもたらす可能性のある不具合修正が含まれています。

履行済購買オーダーの変更に対する事業所検証のバイパス

この更新よりも前は、デフォルトの出荷先事業所、スケジュールの出荷先事業所または配分の搬送先事業所が非アクティブであった場合、請求または受入アクティビティのある購買オーダーを変更できませんでした。この更新後、ORA_PO_SKIP_READONLY_LOC_VALプロファイル・オプションをYに設定して、事業所が非アクティブであっても変更を発行できます。

Oracleリファレンス: 35171583

購買契約における終了日の検証

この更新よりも前は、更新された終了日の後に作成された承認階層に購買オーダーがある場合でも、購買契約の終了日を過去の日付に更新できました。この更新後は、更新された終了日の後に承認済購買オーダーが作成された場合、購買契約変更オーダーは実行されません。

Oracleリファレンス: 34360380

処理済オープン・インタフェース文書のパージ・プログラムでの調達BUパラメータの使用

この更新よりも前は、「処理済オープン・インタフェース文書のパージ」スケジュール済ジョブでは、ジョブの実行時にどのような値が選択されていても、すべての調達BUからインタフェース・レコードが削除されていました。この更新の後、このスケジュール済ジョブでは、入力パラメータとして選択した調達BUのインタフェース・レコード(他の言語のインタフェース・レコードを含む)のみが削除されます。

Oracleリファレンス: 35024239

購買オーダー承認通知タイトルにカスタム文書形式を含める

この更新よりも前は、購買オーダー承認通知タイトルにユーザー定義の文書形式名を含めることができませんでした。この更新後は、承認通知タイトルにDocumentStyleDisplayNameおよびDocumentTypeDisplayNameという追加属性を含めることができます。タイトルは、Oracle BPM Worklistを使用して構成します。

Oracleリファレンス: 35174219

「注意が必要なオーダー」インフォレットの否認済オーダーからのドリルダウンの修正

「注意が必要なオーダー」インフォレットの否認済オーダーの件数から「オーダーの管理」検索結果にナビゲートすると、検索結果にクローズ済文書が含まれ、「オーダーの管理」ページに表示される結果の数がインフォレットに表示される件数と一致するようになりました。

Oracleリファレンス: 34969326

「遡及的価格更新の開始」スケジュール済ジョブの「更新の通信」パラメータのデフォルト設定

この更新よりも前は、「遡及的価格更新の開始」スケジュール済ジョブを使用して遡及価格設定が開始されたときに、包括契約で「価格更新の通信」オプションが選択されていても、更新された購買オーダーはサプライヤに通信されませんでした。この更新後は、契約設定に基づいて価格変更が通信されるように、スケジュール済ジョブの「更新の通信」パラメータが契約管理からデフォルト設定されます。更新されたリリースがサプライヤに通信されないようにするには、「更新の通信」パラメータの選択を解除します。

Oracleリファレンス: 35112671

日付範囲を使用して検索したときの範囲終了値と一致する文書の表示

この更新よりも前は、クローズ日が2022年1月1日から2022年1月31日の間、などの条件を使用して購買オーダーおよび購買契約を検索したときに、クローズ日が範囲の終了値である2022年1月31日と一致する文書は検索結果に返されませんでした。この更新後は、検索結果に、範囲の終了値と一致する文書が含まれるようになります。

Oracleリファレンス: 34842447

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

サプライヤ・モデル

サプライヤ・セルフサービス登録における次世代ユーザー・エクスペリエンス

サプライヤ・セルフサービス登録は、社内データ入力をなくし、サプライヤ・データ品質を向上させることで、作業オンボーディング・サプライヤを大幅に削減します。これにより、サプライヤ管理チームは、サプライヤ資格やパフォーマンスの評価などのより価値のあるアクティビティに集中できます。

セルフサービス登録がサプライヤにとって非常に簡単かつ直感的でない場合、社内リソースにサポートの負担が発生し、登録完了率が低くなります。次世代のサプライヤ・セルフサービス登録は、Redwood Design Systemに基づいて完全に再設計されたユーザー・エクスペリエンスです。特長は次のとおりです:

  • プロファイル詳細およびその他の要件を簡単に取得できるように最適化されたガイド付きプロセス
  • 顧客定義の検証やデフォルト・ロジックなどの拡張性の向上
  • 地理的な応答性に優れたデータ入力

依頼者は最初にワンタイム・アクセス・コードの送信先となる自分のEメールを入力し、サプライヤ登録を開始するときにそのコードを使用します。このセキュリティ機能により、ボットからの登録リクエストの送信を防ぎ、各登録に有効なEメールが確実に関連付けられるようにします。依頼者が後で戻って登録を完了するには、Eメールを再度入力して新しいアクセス・コードを取得します。これにより、保存済の登録が取得されます。サプライヤ登録URLは、すべてのユーザー(登録を終了するために戻ったユーザーでも)に対して常に同じであるため、サプライヤ・サポートが簡略化されます。

登録開始: Eメールの入力

開始ページをパーソナライズして、サプライヤ登録およびオンボーディング・プロセスに関する情報を伝達できます。ワンタイム・アクセス・コードを送信するEメール通知を調整するために、情報または企業ブランディングを追加することもできます。

ワンタイム・アクセス・コードを含むEメール

登録開始: アクセス・コードの入力

Eメールの確認後、依頼者は、企業情報、担当者、住所、事業分類、銀行口座、製品およびサービス・カテゴリ、質問リストの応答を入力するようにガイドされます。これらの登録ページはすばやく入力できるように簡素化され、さらにそのほとんどを非表示、オプションまたは必須として構成できます。対象のサプライヤ・ビジネス関係に応じて異なるプロファイル情報を取得するために、2つの登録構成がサポートされています。ソーシングで使用される見込みサプライヤについては取得するプロファイル要件を簡易化し、費用を承認するサプライヤの登録要求についてはより詳細な情報を取得することが望ましい場合があります。

会社詳細

会社詳細では、後続ページのデフォルト値を決定するために国が必要があり、国に基づいてUIルール条件を構成することもできます。例: 1)国がアメリカである場合は税務登録番号などのフィールドを非表示にし、2)国固有の添付指示を表示して、必要な文書のタイプに関するガイダンスを提供します。国以外にも、構成可能な条件をサポートする属性が複数あり、同様の動的なUI動作が可能になります。

使いやすさが向上したもう1つの点として、税金情報の登録を完了するために戻ったときに、依頼者が納税者IDおよび税務登録番号を再入力する必要がなくなりました。

担当者

「担当者」では、確認済のEメールが最初の担当者に対してデフォルト設定され、さらに携帯電話、電話およびFAXの国コードが、会社詳細で選択した国に基づいてデフォルト設定されます。このページをパーソナライズして、ユーザー・アカウントを要求する選択をデフォルト設定することもできます。

住所

「住所」では、国を使用して、住所の国と電話およびFAXの国コードがデフォルト設定されます。このページをパーソナライズして、住所目的をデフォルトで選択することもできます。

Loqateスマート住所サービスは登録に含まれる別の統合サービスであり、オプトインすることをお薦めします。このサービスは240を超える国々の詳細な住所の場所を管理し、データ入力や入力エラーをなくす自動提示住所検索で、優れたユーザー・エクスペリエンスを提供します。

銀行口座

サプライヤ銀行口座の取得は国主導のロジックにより大幅に簡略化され、依頼者は国固有の銀行口座詳細をすばやく入力できます。表示されるデフォルトの国レイアウトは、前に指定した国に基づきます。シードされる構成は、ほとんどの国で標準で提供されます。たとえば、米国の銀行口座の場合はルーティング番号が表示され、イギリスのレイアウトではソート・コードが使用されます。国固有のルールを変更または追加して、属性の表示/非表示、必須指定またはラベル変更を行うことができます。国固有のレイアウトを使用すると、依頼者は必要なフィールドに対してのみ正しい情報を入力できるため、訂正のために登録に戻る必要がなくなります。

「ビジネス分類」ページは、多様性分類が自社に適用可能かどうかを依頼者が迅速に判断できるように合理化されています。該当する場合は、分類および証明書の詳細を取得するための詳細なフォームが表示されます。「製品およびサービス」ページには、サプライヤが提供できる商品とサービスのタイプを示す、選択のための要約カテゴリが表示されます。カテゴリ・ツリーは、どの詳細レベルまでサプライヤを追跡するかを構成できる柔軟性を備えています。最後に、「質問リスト」ページで、ビジネス固有の他の要件および文書を収集して、潜在的なサプライヤを評価できます。応答および以前に提供された登録情報に基づいて、条件付き質問を提示できます。 

すべての情報を入力した後、依頼者は最終ページで要求を送信します。送信時に、注意が必要な訂正または不足している情報がある場合はガイダンスが提供され、ない場合は、フォローアップ連絡で参照するための登録要求番号とともに、成功確認が表示されます。このページをパーソナライズして、依頼者が追加の連絡に使用できる連絡先詳細などの情報を含めることができます。

確認メッセージ

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 調達

次世代のサプライヤ登録フローにアクセスするためのURLは、「調達ビジネス機能の構成」設定タスクで入手できます。これらのURLは、この機能にトップ・インすると、古いセルフサービス登録URLを置き換えます。

次の設定ステップは、要件に応じて省略可能です。

  1. 「サプライヤ登録およびプロファイル変更要求の構成」設定タスク: サプライヤ登録のビジネス・プロセス目標を満たすように構成オプションおよび管理を更新するには、この設定タスクにアクセスします。
  1. ユーザー・インタフェース・テキスト・ツール・エディタを使用して、登録ページに表示される会社名を変更します。
  1. 付加フレックスフィールドの構成: 値リスト・タイプの付加フレックスフィールドを現在使用しているか使用する予定がある場合は、匿名ユーザーが値セットにアクセスできるように、追加の設定変更を加える必要があります。詳細は、「次世代サプライヤ・セルフサービス登録で付加フレックスフィールドを有効にする方法」を参照してください。
  1. 国固有の銀行口座ルール: 銀行口座ユーザー・ルールREST APIを直接使用するか、Oracle Visual Builder Add-in for Excelを介して、国固有の銀行口座ルールを作成または更新できます。サプライヤ登録固有のルールは、サプライヤ登録というページ名で識別されます。詳細は、Oracle Help Centerを参照してください。

 ノート: 銀行口座属性に国固有のルールとサプライヤ登録ルールの両方が定義されている場合、後者が優先されます。これは、サプライヤ登録ルールが最初に考慮されることを意味します。サプライヤ登録ルールが存在しない場合は、シード済ORAページ・ルールが考慮され、それ以外の場合は属性が表示されます。

  1. Loqateサプライヤ住所サービスにはSKUサブスクリプションと機能オプトインが必要です:
  • SKU: Oracle Address, Email and Phone Verification Cloud Service
  • オプトイン: サプライヤ住所用スマート・データ・サービス 

ヒントと考慮事項

  • 現在、この新しいサプライヤ・セルフサービス登録フローではデフォルト言語のみがサポートされ、今後の更新で複数言語をサポートするように拡張されます。
  • この機能にオプトインした後は、依頼者に送信されたURLを使用して引き続き送信できる保存済要求または戻された要求を除いて、古いURLは機能しなくなります。
  • この新しい登録フローでは、既存の設定タスク「サプライヤ登録およびプロファイル変更要求の構成」を使用します。ビジネス分類を非表示にする構成や両方のビジネス関係に必要な会社詳細の添付設定などの、この設定タスクのすべての設定は、新しいフローでも引き続き適用されます。変更する設定には、付加フレックスフィールドとパーソナライズがあります:
    • 付加フレックスフィールドはデフォルトで非表示になっています。ビジネス・ケースに従って、Visual Builder Studioを使用して有効にする必要があります。
    • 現在の登録フローで有効になっているパーソナライズのうち、引き続き必要なものは、すべてVisual Builder Studioを使用して再実行する必要があります。
  • 登録要求が送信された後の、処理および承認の再送信要求を含む既存の機能はすべてそのまま変わりません。
  • Visual Builder Studioを使用して、次世代のセルフサービス登録ページを拡張します。

主なリソース

  • Visual Builder Studioを使用したOracle Cloud Applicationsの拡張(Oracle Help Centerからアクセスできます)。

アクセス要件

  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、付加フレックスフィールドを更新できます:
    • アプリケーション付加フレックスフィールドの管理(FND_APP_MANAGE_DESCRIPTIVE_FLEXFIELD_PRIV)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、銀行口座ルールを作成または更新できます:
    • 銀行の管理(CE_MANAGE_BANK_PRIV)
  • 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、サプライヤ登録ページを構成できます:
    • サプライヤ登録の構成(POZ_CONFIGURE_SUPPLIER_REGISTRATION_PRIV)

この更新で選択されたサプライヤ・モデルの不具合修正

この更新には、Oracle Supplier Modelの動作方法を変更する不具合修正が含まれています。これは、この更新に関するすべての不具合修正の完全なリストではありません。このリストには、アプリケーションの動作に顕著な変化をもたらす可能性のある不具合修正が含まれています。

MacコンピュータでのFBDIテンプレートを使用したサプライヤ・レコードのインポート

最新のFBDIテンプレートをダウンロードして、Macからサプライヤ・レコードをインポートできるようになりました。

Oracleリファレンス: 34967407

代替名を持つサプライヤ住所の重複検索結果の削除

この更新よりも前は、住所要素に代替名が定義されている場合、サプライヤ住所検索を行うと、市区町村などの住所要素の値リストで重複レコードが返されていました。この更新では、サイト・レベルでHZ_ADDRESS_DISABLE_ALT_NAMESプロファイル・オプションを「はい」に設定して、重複検索結果が削除されるようにできます。

Oracleリファレンス: 35083384

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

ソーシング

既存のネゴシエーションに購買依頼を追加

購買依頼の処理時に、毎回新しいネゴシエーションを作成するのではなく、下書きまたはアクティブなネゴシエーションのいずれかに新しい購買依頼明細を追加できるようになりました。アクティブなネゴシエーションに購買依頼を追加した場合、修正が作成されます。

購買依頼明細は、価格、数量、要求日、添付などのすべての関連情報とともにネゴシエーションに追加されます。購買依頼のサプライヤもサプライヤ参加依頼リストに追加されます。

Oracle Purchasingの文書ビルダーを使用してネゴシエーションに明細を追加する場合は、一致する購買依頼明細を単一のネゴシエーション明細にグループ化できます。一致が見つかると、新しい購買依頼明細の数量が既存のネゴシエーション明細の数量に追加されます。一致が見つからない場合は、購買依頼明細に対して新しいネゴシエーション明細が作成されます。

既存のネゴシエーションへの購買依頼明細の追加

アクティブなネゴシエーションまたは下書きネゴシエーションの検索および選択

既存のネゴシエーションに購買依頼明細を追加するための文書ビルダーの編集

既存のネゴシエーションに購買依頼明細を追加するための文書ビルダーの編集

すでに進行中のネゴシエーションが存在する同じ品目の購買依頼を取得した場合に、新しいネゴシエーションを作成するのではなく、既存のネゴシエーションに追加できるようになりました。

既存のネゴシエーションに新規購買依頼明細を追加すると、より優れたネゴシエーション取引により費用が削減され、少ないトランザクションと自動化処理により大幅に時間が節約されます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 調達

ヒントと考慮事項

  • 「購買依頼明細のグループ化」オプションの値は、「調達ビジネス機能の構成」設定ページからデフォルト設定されます。
  • 購買オーダー結果では、次の基準が一致すると購買依頼明細がグループ化されます:
    • 明細タイプ
    • 品目、品目改訂および品目摘要
    • カテゴリ
    • 単位(UOM)
    • 購買依頼発行ビジネス・ユニット
    • 出荷先事業所
  • 契約結果では、次の基準が一致すると購買依頼明細がグループ化されます:
    • 明細タイプ
    • 品目、品目改訂および品目摘要
    • カテゴリ
    • 単位(UOM)
  • グループ化された複数の購買依頼明細に対して異なる要求搬送日が指定されている場合は、ネゴシエーション明細に最早日が設定されます。
  • 2つ以上の既存のネゴシエーション明細が購買依頼明細と一致する場合は、明細番号が最も大きいネゴシエーション明細に追加されます。
  • 購買依頼明細に提示サプライヤがある場合、サプライヤとサプライヤ・サイトの組合せが下書きネゴシエーションに存在しない場合にのみ、ネゴシエーション参加依頼リストに追加されます。「アクティブ」ステータスのネゴシエーションでは、現在、修正でサプライヤ参加依頼リストの更新がサポートされていないため、これはサポートされません。
  • 購買依頼ヘッダーと明細レベルの添付の両方がネゴシエーション明細にコピーされます。
  • 「バイヤーへ」、「サプライヤへ」および「その他」カテゴリの購買依頼添付のみが、ネゴシエーション明細にコピーされます。
  • 承認が設定されている場合、修正プロセスによって、ネゴシエーションに加えられた変更の承認が新規購買依頼明細の追加からトリガーされます。

アクセス要件

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • サプライヤ・ネゴシエーションの作成(ORA_PON_CREATE_SUPPLIER_NEGOTIATION_PRIV)

この権限は、この更新よりも前から使用可能でした。

大型ネゴシエーションからの購買文書の作成

バックグラウンド・プロセスを使用して、Oracle Purchasingで大型ネゴシエーションの購買文書を作成できるようになりました。

購買で購買文書を作成するには、「購買文書の作成」と「購買文書の送信」の2つのプロセスを実行する必要があります。

落札が完了したら、「購買文書の作成」処理をクリックしてバックグラウンド・プロセスをトリガーします。このプロセスが完了すると通知されます。

次に、「購買文書のレビューおよび送信」処理をクリックして、購買文書をレビューできるページにナビゲートします。複数のフィルタ基準を使用して、各購買文書の明細を検索できるようになりました。「購買文書のリセット」ボタンをクリックして、購買文書作成を再トリガーすることもできます。

レビュー後、「送信」をクリックできます。この処理によって、「購買文書の送信」バックグラウンド・プロセスがトリガーされ、購買文書が購買に作成されます。プロセスが正常に完了すると、通知されます。これで、ネゴシエーションから作成された購買文書を表示したり、購買文書にドリルダウンして詳細を表示できます。

大型ネゴシエーション落札の購買文書を取消または作成する処理

大型ネゴシエーション落札の購買文書を取消または作成する処理

購買文書のレビューおよび送信の処理

購買文書のレビューおよび送信の処理

購買文書のレビューおよび送信

購買文書のレビューおよび送信

プロセスのモニター

プロセスのモニター

大型ネゴシエーション落札から作成された購買文書の表示

大型ネゴシエーション落札から作成された購買文書の表示

ビジネス・ニーズに基づいて、Oracle Purchasingで大型ネゴシエーション落札から購買文書を直接作成できるようになりました。

有効化のステップ

設定: ネゴシエーション形式

「設定および保守」作業領域で、「ネゴシエーション形式の管理」タスクに移動します。

  • オファリング: 調達
  • 機能領域: ソーシング
  • タスク: ネゴシエーション形式の管理

「ネゴシエーション形式の管理」ページで、既存のネゴシエーション形式のいずれかを選択して編集するか、新しいネゴシエーション形式を作成します。(事前定義済ネゴシエーション形式は編集できません。)

「管理」セクションの「概要」グループで、「大型ネゴシエーション」チェック・ボックスを選択します。

ネゴシエーション形式管理

ネゴシエーション形式管理

設定: プロファイル・オプション

  • 新規プロファイル・オプションORA_PON_CREATE_PO_MAX_LINES_LIMIT (大型ネゴシエーション結果文書の明細の最大数)が導入され、これにより、大型ネゴシエーション落札から作成された購買文書の明細の上限が設定されます。この制限に到達すると、追加の明細に対して別の購買文書が作成されます。プロファイル・オプション値は10,000を超えることはできません。

プロファイル値の設定

プロファイル値の設定

ヒントと考慮事項

  • 更新23C以降は、進行中のすべての大型ネゴシエーションについて、「購買文書の作成」処理が自動的に使用可能になります。

主なリソース

アクセス要件

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • 購買オーダーの作成(ORA_PO_CREATE_PURCHASE_ORDER_PRIV)
  • 購買契約の作成(ORA_PO_CREATE_PURCHASE_AGREEMENT_PRIV)

この権限は、この更新よりも前から使用可能でした。

ネゴシエーションでの新規サプライヤ品目の取得

23Bの更新では、在庫品目のネゴシエーション時に、製品情報管理(PIM)の品目関係のサプライヤ品目、製造業者および製造業者部品番号がサプライヤに表示されます。

この更新では、サプライヤ入札者は、在庫ベースと摘要ベースの両方の明細品目に対する応答を作成するときに、新規サプライヤ品目を指定できます。新規サプライヤ品目は、落札後に生成された購買文書にコピーされます。在庫品目にサプライヤ品目がないシナリオでは、BU構成で有効になっている場合には、新規サプライヤ品目が製品情報管理(PIM)の品目関係に自動的に追加されます。

関連購買依頼があるネゴシエーションへの応答を作成する場合、購買依頼明細からのサプライヤ品目がサプライヤ入札者に表示され、必要に応じてそれらを更新できます。同様に、既存の包括購買契約を再ネゴシエーションする場合、サプライヤは契約で取得されたサプライヤ品目を表示および更新できます。

応答作成中の新規サプライヤ品目の取得

応答作成時にサプライヤ品目を取得することで、トランザクションの正確性とPIMデータ品質が向上します。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 調達

PIMで新規サプライヤ品目(ネゴシエーション応答で取得)を品目関係に自動的に追加するには、「調達ビジネス機能の構成」ページに移動し、「新規サプライヤ品目を自動的に品目関係に追加」チェック・ボックスを選択します。

「ソーシング」作業領域と「製品情報管理」(PIM)作業領域の間のシームレスなやり取りを容易にするには、統合設定が必要です。

  1. 「設定および保守」作業領域にナビゲートします。
  2. 「設定コンテンツの管理」をクリックします。
  3. 「トポロジ定義」で、「追加アプリケーションの統合の管理」をクリックします。
  4. 新しい統合設定を作成します。
  5. 次のように詳細を入力します:
    1. アプリケーション名: PON_DISPLAY_SUPP_ITEM_AND_MFG_PART_NUM
    2. 完全なURL: <customer_POD_URL>/fscmRestApi/resources/latest
    3. パートナ名: PON_DISPLAY_SUPP_ITEM_AND_MFG_PART_NUM
    4. セキュリティ・ポリシー: oracle/wss_username_token_over_ssl_client_policy
    5. ユーザー名: <ユーザー名>
    6. パスワード: <適宜>
  6. 「適用」をクリックし、「保存してクローズ」をクリックします。

製品情報管理(PIM)との統合設定

ヒントと考慮事項

サプライヤ品目、製造業者および製造業者部品番号を操作する場合は、次の点を考慮してください: サプライヤ品目、製造業者および製造業者部品番号を操作する場合は、次の点を考慮してください:

  1. 新規サプライヤ品目は、すでに品目に関連付けられている既存のサプライヤ品目がない場合にのみ、PIMの品目関係で更新されます。
  2. 製造業者または製造業者部品番号の取得および更新はまだサポートされていません。

主なリソース

アクセス要件

  • 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
    • サプライヤ・ネゴシエーションの作成(PON_CREATE_SUPPLIER_NEGOTIATION_PRIV)
    • サプライヤ・ネゴシエーションの管理/編集(PON_EDIT_SUPPLIER_NEGOTIATION_PRIV)
    • レスポンスの作成(PON_CREATE_SUPPLIER_NEGOTIATION_RESPONSE_PRIV)
    • レスポンスの編集(PON_EDIT_SUPPLIER_NEGOTIATION_RESPONSE_PRIV)
    • 代理としてのサプライヤ・ネゴシエーション応答の作成(PON_CREATE_SURROGATE_SUPPLIER_NEGOTIATION_RESPONSE_PRIV)
    • サプライヤ・ネゴシエーション応答の送信(PON_SUBMIT_SUPPLIER_NEGOTIATION_RESPONSE_PRIV)

さらに、製品情報管理で新規サプライヤ品目を追加するために、統合ユーザーに次の権限を提供する必要があります:

  • 取引先品目RESTの管理(EGI_MANAGE_TPI_REST)
  • 取引先品目関連性RESTの管理(EGI_MANAGE_TPI_REL_REST

これらの権限は、この更新よりも前から使用可能でした。

  • 統合ユーザーには、次の詳細のとおりデータ・セキュリティが必要です:
  1. データ・リソース: 表EGP_SYSTEM_ITEMS_Bの項目
  2. データ・セット: すべての値
  3. 処理: 品目基本情報の保守

スコアリングのみのメンバーによるサプライヤへのメッセージ送信を許可

現在、コラボレーション・チームのスコアリングのみのアクセス・メンバーは、サプライヤ名を表示することも、サプライヤと通信することもできません。多くの場合、スコアリングのみのアクセス・メンバーは、評価を改善するためにサプライヤの背景を知る必要があります。また、ネゴシエーション要件に関するサプライヤの問合せを時間内に解決できるように、サプライヤにメッセージを送信する必要もあります。

この機能を使用すると、サプライヤ名を表示してサプライヤにオンライン・メッセージを送信できるスコアリングのみのメンバーを制御できます。コラボレーション・チームを定義するときに、新しいコントロール「サプライヤ・メッセージ」を使用できます。ここで、スコアリングのみのアクセス権を持つメンバーが、サプライヤ・メッセージを送受信できるか、サプライヤからのメッセージの受信のみできるか、またはサプライヤとのメッセージングを制限されるかを選択できます。

スコアリングのみのメンバーに関するサプライヤ・メッセージングへのアクセス

  • スコアリングのみのメンバーがサプライヤ情報を表示できるため、サプライヤ応答の効率的な評価が促進されます。
  • サプライヤとスコアリングのみのメンバーの間の直接通信により、サプライヤの問合せをより迅速に解決できます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 調達

  • チーム・スコアリングが使用可能なネゴシエーション形式を使用する必要があります。
  • ネゴシエーションでチーム・スコアリングを有効にする必要もあります。

アクセス要件

次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • サプライヤ・ネゴシエーションの作成(PON_CREATE_SUPPLIER_NEGOTIATION_PRIV)
  • サプライヤ・ネゴシエーション・テンプレートの作成(PON_CREATE_SUPPLIER_NEGOTIATION_TEMPLATE_PRIV)
  • サプライヤ・ネゴシエーションの編集(PON_EDIT_SUPPLIER_NEGOTIATION_PRIV)
  • サプライヤ・ネゴシエーション・コラボレーション・チームの管理(PON_MANAGE_SUPPLIER_NEGOTIATION_COLLABORATION_TEAM_PRIV)

これらの権限は、この更新よりも前から使用可能でした。

購買依頼ヘッダー添付のネゴシエーション・ヘッダーへのコピー

現在、ネゴシエーションが購買依頼から処理されると、購買依頼ヘッダーの添付が各ネゴシエーション明細にコピーされます。これにより、ネゴシエーションで添付が重複します。添付の数が多いと、承認通知の送信が遅延または失敗する場合があります。

この機能を使用すると、購買依頼ヘッダーの添付が、各ネゴシエーション明細ではなくネゴシエーション・ヘッダーにコピーされます。落札後に購買オーダーが生成されると、ネゴシエーション・ヘッダー添付が購買オーダー・ヘッダーにコピーされます。

ネゴシエーション・ヘッダーにコピーされた購買依頼ヘッダー添付

明細が多数ある場合にパフォーマンスを向上させるために、購買依頼ヘッダー添付を各ネゴシエーション明細ではなくネゴシエーション・ヘッダーにコピーします。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 調達

ヒントと考慮事項

  • カテゴリが「バイヤーへ」、「サプライヤへ」および「その他」の添付が、購買依頼からネゴシエーションにコピーされます。
  • あるネゴシエーションを複数のサプライヤが落札すると、サプライヤに固有のカテゴリ「サプライヤへ」の添付がすべての購買文書にコピーされます。これにより、サプライヤは、自分には該当しない添付を受け取ることになります。このような場合は、購買文書を作成する前に、バイヤーがネゴシエーション・ヘッダーから「サプライヤへ」の添付を削除する必要があります。

アクセス要件

次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。

  • サプライヤ・ネゴシエーションの作成(PON_CREATE_SUPPLIER_NEGOTIATION_PRIV)

この権限は、この更新よりも前から使用可能でした。

費用分類

費用およびOracle Spend ClassificationからのデータでOTBIのレポートを作成

Oracle Transactional Business Intelligenceダッシュボード内の費用分類からリアルタイムで再分類された経費トランザクション・データを使用します。費用分類の承認済費用明細カテゴリ予測を追加して、新しいレポートを作成するか既存のレポートを更新し、分析を強化してレポートを改善します。

経費トランザクション・リアルタイム・サブジェクト領域

費用分類で費用を分類した後、費用分類データを使用するOTBIのレポートを通じて、費用に関する新しいインサイトを引き出すことができます。

有効化のステップ

この機能を有効にするために何もする必要はありません。

主なリソース

  • Oracle Procurement Cloudドキュメントの費用分類の章を参照してください(Oracle Help Centerを参照)。

アクセス要件

ビジネス・インテリジェンス・オーサリング(BI作成者)職務ロールが割り当てられているユーザーは、OTBIレポートを作成または拡張できます。経費精算書へのアクセスに必要な権限の詳細は、Oracle Help Centerの財務のセキュリティ・リファレンス・ガイドを参照してください。

調達契約

ダウンロード済Word文書におけるヘッダーおよびフッターの表示

イメージ、ロゴおよび契約属性(契約番号、契約タイプ、パーティ名など)をレイアウト・テンプレートのヘッダーまたはフッターに追加できます。ヘッダーおよびフッターに追加したコンテンツは、契約をDOCX形式でMicrosoft Wordにダウンロードすると表示されます。

ダウンロード済Word文書におけるヘッダーおよびフッターの表示

ヘッダーまたはフッターに追加できるコンテンツの例を次に示します:

  • 契約番号、契約タイプ、パーティ名などの属性
  • 付加フレックスフィールド値
  • ロゴまたはイメージ(PNGまたはJPEG形式)

これにより、RTF、Word、PDFなどの様々な形式で表示された場合の契約の一貫性が向上し、文書に関連する契約を簡単に識別するためのコンテキスト情報が得られます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 企業契約

ヒントと考慮事項

この機能は契約形式全体で一貫性を高めることを目的としているため、ダウンロードしたWord文書に表示されるヘッダーまたはフッター・レイアウトに新しいコンテンツを選択して追加すると、それがPDFプレビュー(同じレイアウト・テンプレートが使用される)にも反映されることに注意してください。

ダウンロード済Word文書におけるヘッダーおよびフッターの表示

イメージ、ロゴおよび契約属性(契約番号、契約タイプ、パーティ名など)をレイアウト・テンプレートのヘッダーまたはフッターに追加できます。ヘッダーおよびフッターに追加したコンテンツは、契約をDOCX形式でMicrosoft Wordにダウンロードすると表示されます。

ダウンロード済Word文書におけるヘッダーおよびフッターの表示

ヘッダーまたはフッターに追加できるコンテンツの例を次に示します:

  • 契約番号、契約タイプ、パーティ名などの属性
  • 付加フレックスフィールド値
  • ロゴまたはイメージ(PNGまたはJPEG形式)

これにより、RTF、Word、PDFなどの様々な形式で表示された場合の契約の一貫性が向上し、文書に関連する契約を簡単に識別するためのコンテキスト情報が得られます。

有効化のステップ

この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。

オファリング: 企業契約

ヒントと考慮事項

この機能は契約形式全体で一貫性を高めることを目的としているため、ダウンロードしたWord文書に表示されるヘッダーまたはフッター・レイアウトに新しいコンテンツを選択して追加すると、それがPDFプレビュー(同じレイアウト・テンプレートが使用される)にも反映されることに注意してください。