本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | 製品 | 機能 | ノート |
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2022年7月18日 | 重要な処理と考慮事項 | 文書の更新。項の追加。 | |
2022年6月17日 | 初版作成。 |
アイデアをお寄せください
お客様からのアイデアはいつでも歓迎です。弊社のクラウド・サービスを改善する方法に関する提案がございましたら、ぜひお知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボを通してなど、アイデアを送信する方法はいくつかあります。機能名の後にこのアイコンが表示される場合は、お客様のアイデアが実現されたことを意味します。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
クラウド・アプリケーションで使用している機能によっては、四半期更新の直前または直後に特定のステップを実行する必要がある場合があります。これらの更新前および更新後のステップおよび影響を受ける製品領域の詳細は、My Oracle SupportでOracle SCM Cloud: Performing Your Quarterly Update (文書ID 2337485.1)を参照してください。
Oracle Cloud Applicationsでは四半期ごとに新しい更新が配信されます。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。すぐ使用できない状態で提供される機能は、次の権限を使用して、次の指示に従ってエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能概要」ページで、オファリングを選択し、そのオファリングに固有の新機能をレビューします。または、デフォルト選択の「すべての使用可能オファリング」をそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能をレビューできます。
- 「新機能」タブで、新機能をレビューし、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに使用可能な場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列のアイコンをクリックし、ステップを完了して機能を使用可能にします。
「新機能」作業領域に表示されない機能のオプトインが必要になる場合があります。オプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページでオファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、ステップを完了して機能を使用可能にします。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリング構成を参照してください。
オプト・イン失効
オプトインを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloudアプリケーションのオプト・インが失効した機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。
無効状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は提供時には使用不可になっているため、機能を使用可能にするかどうかおよび使用可能にする時期を選択してください。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域はまずレポートに組み込む必要があり、b)新しいWebサービスを利用するには統合が必要で、c)機能にアクセスできるようにするにはまずユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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需要および供給プランへのプランニング・サイクル・タスクのリンク
セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング・サイクルのタスクから直接、需要および供給プランにドリルダウンします。需要および供給のレビュー中に、Oracle Demand ManagementとOracle Supply Planningで表、レイアウト、グラフおよびメトリックを表示します。
ナビゲーション: 「タスク」→「プランニング・サイクル」→「プランニング・サイクルの管理」
セールス・アンド・オペレーションズ・プランニングの意思決定をサポートする、総体的なコンテキスト情報を提供します。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
ヒントおよび考慮事項
「プランニング・サイクルの管理」ページで、「処理」メニューの「編集」を選択して、プランをプランニング・サイクルに関連付けます。
主なリソース
- セールス・アンド・オペレーションズ・プランニングのOracle Cloud Readinessで提供されている、需要および供給プランへのプランニング・サイクル・タスクのリンクの準備トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- 「セールス・アンド・オペレーションズ・プランニング」作業領域のモニター(MSC_MONITOR_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNING_WORK_AREA_PRIV)
- プランニング・サイクルの管理(MSC_MANAGE_PLANNING_CYCLES_PRIV)
- プランニング・サイクルのレビュー(MSC_REVIEW_PLANNING_CYCLES_PRIV)
期間別メジャー・データ全体をインポートするかわりに、ソース・プランから特定の時間範囲のターゲット・プランにメジャー・データをコピーおよび格納します。コピーしたメジャー・データの格納バージョンを作成すると、特に、基礎となる複雑な計算があるメジャーの場合に、ターゲット・プランの表、グラフおよびメトリックの分析パフォーマンスが向上します。適切な時間範囲を指定することで、履歴時間範囲と予測時間範囲の両方にわたるメジャー・データにも対応できます。
「その他のプランからのメジャーのロード」ページの新しい「開始日基準のコピー範囲」セクション(ナビゲーション: 「タスク」→「プラン」→「その他のプランからのメジャーのロード」)
他のプランからのデータのより適切な処理と、販売および業務の意思決定をサポートするキー・メトリックのより迅速なビジュアライゼーションにより、プランニングの効率が向上します。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
ヒントおよび考慮事項
- ターゲット・プランに関連させる時間レベル範囲開始および終了を指定します。
- 予測と履歴の両方のメジャー・データをコピーする時間範囲を指定します。履歴期間にはマイナスの値を使用します。
- 引き続き「スケジュール済プロセス」作業領域で「メジャーのロード・プロセスの編成」を検索して選択し、このプロセスをスケジュールできます。
主なリソース
- セールス・アンド・オペレーションズ・プランニングのOracle Cloud Readinessで提供されている、「その他のプランからのメジャーのロード時に期間を指定」の準備トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 次の権限が含まれる構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- その他のプランからのメジャー・データのロード(MSC_LOAD_MEASURES_FROM_OTHER_PLANS_PRIV)
- スナップショットでのプランの実行(MSC_RUN_PLAN_WITH_SNAPSHOT_PRIV)
プランニング・プロセスの一環として、複数のディメンション・セグメントを使用してデータを分析する必要がある場合があります。ビジネスは、品目、組織、顧客サイトおよび需要区分の多様な組合せで構成される様々なセグメントに分類できます。これらのセグメントは、プランナ・コードなどの属性、または需要量などのメトリックに基づくことができます。セグメントの定義方法の例を次に示します。
- 品目組織の組合せをプランナ・コード別にセグメント化
- 品目顧客サイトの組合せを需要量別に様々な階層にセグメント化
セグメントを定義する機能は、以前はOracle Demand Managementで、属性ネッティング・ルールの定義用に使用できました。この更新では、Oracle Sales and Operations PlanningおよびOracle Supply Planningの属性別に分析できます。
これらのセグメントは、表およびグラフの分析に使用できます。これらのセグメントは分析セットでも使用できます。以前に需要管理で使用するために作成されたセグメントは、Oracle Sales and Operations PlanningおよびOracle Supply Planningで使用できます。
サプライ・チェーンをセグメント化し、セグメントを使用してプランニング分析を実行します
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
ヒントおよび考慮事項
- 「セグメント・グループおよび基準の管理」タスクを使用してセグメント・グループを構成します。セグメント・グループの粒度を定義します。粒度は、品目、組織、顧客サイトおよび需要区分の組合せにすることができます。次に、セグメント・グループ内の各セグメントとそれらのセグメントの基準を定義します。セグメント基準は、製品または組織の属性に基づいて定義する場合と指定プランのメジャー値に基づいて定義する場合があります。
- セグメント・グループを構成したら、「セグメンテーションの実行」処理を起動して個々のセグメントを生成し、各セグメント内の組合せを識別します。「セグメンテーション要約の表示」オプションを使用して結果を表示できます。また、「セグメント・メンバーの管理」処理を使用して結果を手動で上書きすることもできます。
- セグメント・グループが作成されて正常に実行されたら、表、グラフおよび分析セットでの分析やフィルタリングにそのセグメント・グループを使用できるようになります。表またはグラフを構成する場合、「階層」タブにセグメント・グループがリストされます。セグメント・グループを選択して、表またはグラフにレベルとして追加します。セグメント・グループは、複数ディメンションである点を除き、製品ファミリや月などの他の階層レベルと同じように動作します。たとえば、セグメント・グループの粒度が品目と組織である場合、このセグメント・グループ内のセグメントは品目と組織の組合せで構成されます。セグメント・グループは「メンバー」タブにもリストされ、セグメント・グループ内の選択済セグメントでフィルタできます。
主なリソース
- サプライ・プランニングのOracle Cloud Readinessで提供されている、セグメント別のプランの分析の準備トレーニング。
ロール情報
ユーザーにこの機能へのアクセス権を付与するために、事前定義済ジョブ・ロールを割り当てるか、自分で構成したジョブ・ロールを割り当てるかに応じていくつかのオプションがあります。
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- 資材プランナ(ORA_MSC_MATERIALS_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- 次の権限を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- セグメントの管理(MSC_MANAGE_SEGMENTS_PRIV)
- プラン抽出の保存(MSC_SAVE_PLAN_EXTRACT_PRIV)
- プランニング分析構成の編集(MSC_EDIT_PLANNING_ANALYTICS_CONFIGURATION_PRIV)
メジャー式を使用してOracle Fusion Cloud Supply Chain Planningでメジャーを構成する場合、履歴終了日などの相対的な時点を参照する必要がある場合があります。相対的な時点は、プランが早く進むと変更される時点です。この更新では、新しいメジャー関数を使用して、予測開始日および履歴終了日を問い合せ、ビジネス・ニーズにメジャー式を構成できます。たとえば、ロック・メジャー式を使用して特定の日数の間、編集からメジャーをロックする場合は、メジャー式で需要予測開始日を参照できます。
「プランニング・メジャーの管理」タスクを使用して、新しい日付タイプのメジャー関数DemandHistoryEndDate()およびDemandForecastStartDate()を使用してメジャー式を構成します。
- 予測プロファイルで定義されたプランの場合:
- DemandHistoryEndDate: 需要予測プロセスによって予測時間レベルで計算された需要履歴終了日を提供します
- DemandForecastStartDate: 需要予測プロセスによって予測時間レベルで計算された需要予測開始日を提供します
ノート: 需要履歴終了日および需要予測開始日関数の計算では、「履歴オフセット」パラメータの設定が考慮されます
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DemandHistoryEndDateおよびDemandForecastStartDate: 予測プロファイル間で計算された履歴終了日の最大値と予測開始日の最大値を指定します
- 予測プロファイルなしで定義されたプランの場合:
- DemandHistoryEndDate: プラン範囲開始日より前の日付を指定します
- DemandForecastStartDate: プラン範囲開始日を指定します
予測開始日などの相対的な時点を参照するメジャー式を構成し、ビジネス・ニーズにさらに適したメジャーを作成します。
有効化のステップ
この機能を使用可能にするために必要な手順はありません。
主なリソース
- メジャー式での履歴終了日および予測開始日の参照の準備トレーニングを見る
ロール情報
- 次の事前定義済ジョブ・ロールのいずれかが割り当てられているユーザーは、自動的にこの機能にアクセスできます。
- 需要プランナ(ORA_MSC_DEMAND_PLANNER_JOB)
- 補充プランナ(ORA_MSC_REPLENISHMENT_PLANNER_JOB)
- 販売および業務プランナ(ORA_MSC_SALES_AND_OPERATIONS_PLANNER_JOB)
- サプライ・チェーン・プランナ(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNER_JOB)
- サプライ・チェーン・プランニング・アプリケーション管理者(ORA_MSC_SUPPLY_CHAIN_PLANNING_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- 次の権限または職務、あるいはその両方を含む構成済ジョブ・ロールが割り当てられているユーザーは、この機能にアクセスできます。
- メジャー定義の保守(MSC_MAINTAIN_MEASURE_DEFINITION_PRIV)
更新22Bで提供されるバグ修正: ワーク・センターおよびサプライヤの生産能力制約の強制
更新22Bで、生産能力制約のデフォルトの動作を変更するバグ修正が提供されました。このバグ修正の詳細を確認していない場合は、『22B新機能』のこの更新で注意が必要なセールス・アンド・オペレーションズ・プランニングのバグ修正のワーク・センターおよびサプライヤの生産能力制約の強制を参照してください。