本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
| 日付 | モジュール | 機能 | ノート |
|---|---|---|---|
| 2023年3月31日 | 目標管理 | 目標プランのパフォーマンス目標の最大数に関する制限の強化 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
| 2023年3月31日 |
パフォーマンス管理 | パフォーマンス文書プロセスの個人プロファイル・コンピテンシの同期化 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
| 2023年3月31日 |
プロファイル管理 | 就業者が特定の日数の期間タレント・プロファイルを更新しなかった場合の時間ベースのリマインダ | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
| 2023年3月31日 |
質問リスト | 質問リストのサブスクライバ・セキュリティ | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
| 2023年2月24日 | 目標管理 | 目標プランのパフォーマンス目標の最大数に関する制限の強化 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
| 2023年2月24日 | 後任管理 | タレント・プールのセキュリティ | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
| 2023年1月27日 | タッチポイント | タッチポイントの要求済フィードバック | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
| 2023年1月27日 | 目標管理 | 目標詳細のソート順序属性の表示 | 文書の更新。更新23Aで導入された機能。 |
| 2023年1月27日 | 目標管理 | コピーした目標名のプリフィクスの決定 | 文書の更新。更新23Aで導入された機能。 |
| 2022年12月20日 | 目標管理 | 特定のHRが割り当てた目標の削除 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
| 2022年12月20日 |
後任管理 | タレント・プールのセキュリティ | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
| 2022年12月2日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションには、この新機能要約に記載されている次の2つのタイプのパッチが提供されています。
- リリース更新(23A、23B、23Cおよび23D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
____________________
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。
____________________
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメント
- HCM共通の新機能 - この新機能の項では、アプリケーション全体で使用される機能を説明します。
- 人事管理の新機能 – グローバル人事管理の項では、他のアプリケーションが基盤としているベース・アプリケーションの機能について説明します。
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品で使用できるわけではありません。
- Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
- Oracle Help Center - ここでは、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプを見つけることができます
- リリース・レディネス - 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せまたはフィードバックであることを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーへの影響は最小限です。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。
無効化された状態で提供される機能 = これらの機能を使用するには、エンド・ユーザーによるアクションが必要です。これらの機能は無効化された状態で提供され、有効にするかどうかや有効にする時期を任意で選択します。たとえば、a)新しいまたは拡張されたBIサブジェクト領域を最初にレポートに組み込む必要がある、b)新しいWebサービスを使用するには統合が必要である、c)機能にアクセスするには、ユーザー・ロールに機能を割り当てる必要があるなどです。
| エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用するには顧客によるアクションが必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
|||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
Oracle Touchpointsでは、従業員とマネージャの間に、継続的なヒアリングとアクションのチャネルを提供し、信頼関係の構築、従業員定着率の向上、成長の促進につながる有意義なやり取りを促します。Touchpointsは別売商品です。
選択した頻度に従って繰返しチェックインをスケジュールし、必要に応じて関連する繰返しディスカッション・トピックを追加します。
繰返しシリーズのスケジュール
繰返しチェックインは、日次、週次、月次または年次ベースでスケジュールできます。これらの各スケジュール頻度で使用可能なオプションは、次のとおりです。
-
日次繰返し: 終了日または繰返し数を指定して、日次繰返しを終了できます。たとえば、繰返し回数を7に指定した場合、チェックインは最初のチェックイン日から7日間毎日スケジュールされます。
-
週次繰返し: 終了日または繰返し数を指定して、週次繰返しを終了できます。たとえば、繰返し回数を4に指定した場合、チェックインは最初のチェックイン日から4週間毎週1回スケジュールされます。
-
月次繰返し: 特定の日付または月の日にチェックインを繰り返すように選択できます。たとえば、毎月21日または毎月第2月曜日にチェックインをスケジュールします。終了日または繰返し数を指定して、月次繰返しを終了できます。
-
年次繰返し: 最初のチェックインをスケジュールする月を選択し、特定の日付またはその月の日にチェックインを繰り返すことができます。たとえば、毎年1月2日または毎年1月の最初の月曜日に最初のチェックインをスケジュールします。終了日または繰返し数を指定して、年次繰返しを終了できます。
週次チェックイン

月次チェックイン
従業員の「タッチポイント」ページの「イベントおよび対応」タイムラインから繰返しチェックインを表示できます。

繰返しチェックインのタイムライン・ビュー
ノート: 繰返しチェックインをスケジュールする場合は、チェックインの日付が、すでにスケジュールされている既存のチェックインと競合しないことを確認してください。競合する場合に、繰返しシリーズの作成を続行した場合、競合するチェックインはそのシリーズの一部として作成されません。ただし、競合しない他のチェックインは作成されて、「イベントおよび対応」タイムラインに表示されます。
繰返しディスカッション・トピックの追加
-
繰返しシリーズの最初のチェックインに追加したディスカッション・トピックは、そのシリーズの残りのチェックインに自動的に追加されます。これには、独自のディスカッション・トピックと、目標、フィードバックまたはインサイトに関連する推奨トピックが含まれます。
-
シリーズの最初のチェックインのディスカッション・トピックにコメントを追加した場合、残りのチェックインに同じディスカッション・トピックが存在していてもそれらのコメントは引き継がれません。
-
ディスカッション・トピックに追加できるのは、従業員によるコメントとマネージャによるコメントの2つのみです。

ディスカッション・トピックを含む繰返しチェックイン
繰返しシリーズおよびディスカッション・トピックの編集
繰返しシリーズを作成した後、シリーズ内の特定のチェックインの日付を変更できます。ただし、シリーズの頻度を変更したり、シリーズ内のすべての日付を変更することはできません。
シリーズ内の任意のチェックインでディスカッション・トピックを編集する場合は、次の点を考慮してください。
-
残りのチェックインに同じ繰返しディスカッション・トピックがある場合は、それらの編集をそこに引き継ぐこともできます。
-
そのチェックインに新しいディスカッション・トピックを追加しても、それは残りのチェックインには引き継がれません。
-
独自のディスカッション・トピック、および「推奨トピック」セクションの目標、フィードバックまたはインサイトのトピックを追加できます。
シリーズ内のチェックインからディスカッション・トピックを削除できるのは、まだディスカッション済のマークが付いておらず、他のユーザーが追加したコメントが含まれていない場合のみです。
繰返しシリーズの削除
シリーズ内の任意のチェックインまたはシリーズ内のすべてのチェックインを削除できます。次の条件が当てはまる場合は、チェックインを削除できません。
-
ディスカッション済としてマークされたディスカッション・トピックがチェックインにある。
-
他のユーザーがコメントを追加したディスカッション・トピックがチェックインにある。
これらの条件に一致する場合に、シリーズ全体を削除すると、現在および将来のチェックインのみが削除されます。
通知
マネージャと従業員は、次のシナリオで通知を受け取ります。
-
繰返しシリーズがスケジュールされた
-
繰返しシリーズのディスカッション・トピックが削除された
-
繰返しシリーズが削除された
繰返しチェックインを使用すると、マネージャおよび従業員が定期的なチェックインのリズムを計画および維持し、ディスカッション・トピックをタイムリにフォローするのに役立ちます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
チェックインの詳細は、Oracle Help Centerのタッチポイントの使用および管理ガイドの次のトピックを参照してください。
自分または自分のチーム・メンバーに対するフィードバックをタッチポイントを使用して要求できるようになりました。
-
自分に対するフィードバックを要求するには、タッチポイント・ページに移動し、「処理」メニューから「フィードバックの要求」を選択します。
-
チーム・メンバーのフィードバックを要求するには、「タッチポイント要約」ページの「従業員」タブをクリックし、従業員の横にある「処理」メニューから「フィードバックの要求」を選択します。
フィードバックの要求時には次の点に注意してください。
-
マネージャ、直接の同僚または組織内の任意の個人にフィードバックを要求できます。
-
要求に添付する質問リストを選択できます。質問リスト・テンプレートで追加の質問がサポートされている場合は、質問リストに独自の質問を追加することもできます。
-
従業員はフィードバックを要求するときに、受信したフィードバックを自分のマネージャまたは自分自身と共有するように選択できます。マネージャが従業員のフィードバックを要求する場合は、受信したフィードバックを従業員と共有できます。
-
フィードバックを完了する期日を指定し、フィードバック入力担当に対するメッセージを必要に応じて追加できます。

フィードバックの要求
従業員はフィードバックを受け取った後、「タッチポイント」ページの「イベントおよび対応」タイムラインからそのフィードバックを表示できます。フィードバックをチーム・メンバーと共有している場合、マネージャは自分のチーム・メンバーに対して受信したフィードバックを「タッチポイント」ページの「イベントおよび対応」タイムラインから表示できます。

「イベントおよび対応」タイムラインのフィードバックの従業員ビュー
ノート: 目標に関するフィードバックは、「イベントおよび対応」タイムラインには含まれません。
マネージャおよび従業員は、受信したフィードバックを表示して、ディスカッション・トピックとしてチェックイン・アジェンダに追加できます。これは、「推奨トピック」パネルの「フィードバック」タブから実行できます。「さらに表示」リンクをクリックすると、フィードバック全体が表示されます。

要求済フィードバックをディスカッション・トピックとして追加
チームのやりとりの平均分析
従業員またはマネージャが要求したフィードバックは、マネージャの「タッチポイント要約」ページに表示されるチームのやり取りの平均分析に追加されます。
通知
フィードバック入力担当は、次のシナリオで通知を受け取ります。
-
マネージャまたは従業員がフィードバックを要求した
-
要求済フィードバックの提供期日が近づいた
-
マネージャまたは従業員がフィードバックに感謝した
フィードバックの要求者は、フィードバックが完了または改訂されたときに通知を受け取ります。フィードバックがマネージャと共有されている場合は、マネージャもフィードバックの完了または改訂に関する通知を受信します。
同僚、マネージャおよび組織内の他の個人が提供するパフォーマンス・フィードバックをすべて包含したチェックイン・ディスカッション用に、タッチポイントの要求済フィードバック機能を利用してください。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
フィードバックを要求できるためには、アクティブな要求済フィードバック・テンプレートがパフォーマンス管理に存在する必要があります。
主なリソース
- 要求済フィードバックの詳細は、Oracle Help Centerのパフォーマンス管理の使用ガイドの要求済フィードバックの項を参照してください。
キャリア開発、目標、フィードバックおよびタレント・プロファイルに関連する拡張タッチポイント・ナッジを構成できるようになりました。
ナッジは、「ナッジ構成」作業領域を使用して設定します。
これらのナッジがタッチポイントに表示されるシナリオを次に示します。
| モジュール |
シナリオ |
基準 |
受信者 |
ナッジ・チャネル |
|---|---|---|---|---|
| キャリア開発 |
従業員は人材開発プランにアクティブな目標を指定していません |
このナッジは、従業員の人材開発プランにアクティブな目標がない場合に表示されます。 |
従業員、 マネージャ |
タッチポイント・カード、チェックイン・インサイト、Eメール |
| 目標 |
従業員のパフォーマンス目標が一定期間に更新されていません |
このナッジは、従業員が最後に目標を更新してから特定の日数の期間、自分のパフォーマンス目標を更新していない場合に表示されます。 この日数は管理者が構成します。 |
従業員 |
タッチポイント・カード、チェックイン・インサイト、Eメール |
| 目標 |
従業員は目標プランに目標を指定していません |
このナッジは、現在のレビュー期間の開始から特定の日数の期間に目標プランに目標が追加されなかった場合に表示されます。 この日数は管理者が構成します。 |
従業員、 マネージャ |
タッチポイント・カード、チェックイン・インサイト、Eメール、ジャーニ |
| フィードバック |
従業員は一定期間に他者に随時フィードバックを実行していません |
このナッジは、従業員が最後にフィードバックをしてから特定の日数の期間、他の従業員に随時フィードバックを提供していない場合に表示されます。 この日数は管理者が構成します。 |
従業員 |
タッチポイント・カード、Eメール |
| フィードバック |
従業員は一定期間にフィードバックを要求していません |
このナッジは、フィードバックを最後に要求してから特定の日数の期間、従業員またはマネージャが自分または自分のチーム・メンバーのフィードバックを要求していない場合に表示されます。 この日数は管理者が構成します。 |
従業員、マネージャ |
タッチポイント・カード、Eメール |
| タレント・プロファイル |
従業員は一定期間にタレント・プロファイルを更新していません |
このナッジは、従業員が最後にタレント・プロファイルを更新してから特定の日数の期間、自分のタレント・プロファイルを更新していない場合に表示されます。 この日数は管理者が構成します。 |
従業員 |
タッチポイント・カード、チェックイン・インサイト、Eメール、ジャーニ |
この例では、「従業員のパフォーマンス目標が一定期間に更新されていません」というシナリオのナッジを構成する方法を示します。
- 「自分のクライアント・グループ」→「雇用」→「ナッジ構成」に移動します。
- 「追加」をクリックします。
- 「モジュール」リストから「目標」を選択します。
- 「従業員のパフォーマンス目標が一定期間に更新されていません」とう理由を選択します。
- 必要に応じて、構成名を編集します。
- ステータスを「アクティブ」に設定します。
- パフォーマンス目標の最終更新からの経過日数を入力します。現在の日付と最終更新日の差が、ここで指定した日数と一致すると、このナッジがトリガーされます。
- 「チャネル」セクションで「追加」をクリックします。
- 「Eメール」、「タッチポイント・カード」または「チェックイン・インサイト」チャネル・タイプを選択します。
- 「アクティブ」チェック・ボックスを選択します。
- 受信者タイプとして「従業員」を選択します。
- 「コンテンツ・ソース」リストから、チャネルで使用可能なデフォルト・コンテンツを選択するか、独自のコンテンツを作成できます。独自のテキストを作成するには、「ユーザー定義コンテンツ」を選択します。たとえば、このオプションを選択すると、Eメール・チャネル・タイプに対してタイトルとメッセージを選択して指定できます。
- 「OK」をクリックします。
拡張されたナッジを利用すれば、目標、フィードバックおよびタレント・プロファイルに関連する処理をタイムリに実行できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
ナッジを構成した後に、スケジュール済プロセス「HCMナッジの処理」を必ず実行してナッジをトリガーしてください。
主なリソース
ナッジの詳細は、Oracle Help Centerで次のリソースを参照してください。
- HCMの共通機能の使用ガイドの第16章「ナッジの概要」
- タッチポイントの使用および管理ガイドの第1章「タッチポイント機能の概要」
質問リストがある従業員を調査します。
このデータ・セキュリティを構成することで、ユーザーは割り当てられたロールに基づいて自分がアクセス権を持つサブスクライバを表示できます。サブスクライバにロールが割り当てられていない場合は、すべてのユーザーがそのサブスクライバを使用できます。そのため、少なくとも1つのロールが割り当てられているユーザーがサブスクライバを使用できるようにするには、サブスクライバにロールを割り当てる必要があります。このデータ・セキュリティは、次のページのサブスクライバ値リストに適用されます。
- 質問
- 質問リスト
- 質問リスト・テンプレート
このデータ・セキュリティを構成して、ユーザーがアクセスできるサブスクライバを制限します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ロールおよび権限
サブスクライバのデータ・セキュリティを構成する必要があるユーザーに、「質問リストの管理」サブスクライバ・アクセスの割当(ORA_HRQ_MANAGE_SUBSCRIBER_ACCESS)集計ロールを割り当てます。HCMアプリケーション管理者はこのロールを継承します。
Oracle Talent Reviewは分析のための製品で、組織はプロファイル、パフォーマンス、目標、キャリア開発および報酬管理ソリューションのデータをレビューおよび評価できます。
タレント・レビューに対する複数のポテンシャル・アセスメントの構成
管理者がタレント・レビュー会議に対して複数のポテンシャル・アセスメントを作成できるようになりました。「ポテンシャル評点」という名前の事前定義済ポテンシャル・アセスメント質問リストとは別に、他のポテンシャル・アセスメントを作成できます。タレント・レビュー会議テンプレートまたは会議に関連付けることができるポテンシャル・アセスメントは1つのみであることに注意してください。各テンプレートまたは会議に異なるアセスメントを関連付けることができます。
- 「設定および保守」作業領域にある「ポテンシャル・アセスメント」タスクを使用して、新しいポテンシャル・アセスメント質問リストを作成します。
- 新しい質問リストを作成するには、「作成」をクリックします。
- テンプレートを選択したら、「ポテンシャル評点質問リスト・テンプレート」を検索して選択します。
- ステータスは必ず「アクティブ」に設定してください。タレント・レビュー・テンプレートおよび会議に関連付けることができるのは、アクティブな質問リストのみです。
- 1つ以上のセクションを追加します。
- 各セクションに質問を追加または作成し、応答タイプを選択します。ポテンシャル・アセスメント評点モデルのレビュー・ポイントがポテンシャル評点モデルのレビュー・ポイント範囲に確実にマップされるように、十分な数の質問を追加する必要があります。
- 質問リストをレビューして保存します。
ポテンシャル評点が使用可能になっているタレント・レビュー・テンプレートを作成または編集する際には、そのテンプレートに関連付ける質問リストを選択できます。アクティブな質問リストのみを表示できることに注意してください。
- 「データ・オプション」セクションで、「ポテンシャル・アセスメント使用可能」チェック・ボックスを選択します。
- 「ポテンシャル・アセスメント質問リスト」のリストから質問リストを選択します。
選択した質問リストが、テンプレートに基づいて作成した会議のデフォルトのポテンシャル・アセスメント質問リストになります。

「データ・オプション」セクションのポテンシャル・アセスメント質問リスト
ファシリテータは、会議の構成時にポテンシャル・アセスメント質問リストを変更できます。彼らはアクティブな質問リストのみを表示できます。
- 「レビュー内容」セクションで、「ポテンシャル」チェック・ボックスを選択してポテンシャル評点を含めます。
- 「ポテンシャル・アセスメント使用可能」チェック・ボックスを選択します。
- 隣のリストから、ポテンシャル・アセスメント質問リストを選択します。

タレント・レビュー会議構成の「レビュー内容」セクション
データ送信期限より前の、会議が開始されていないときに、レビュー担当者は自分にアクセス権があるレビュー対象就業者のメンバーを評価できます。彼らは会議構成で選択されたポテンシャル・アセスメント質問リストの最新バージョンを表示できます。

レビュー担当者に対するポテンシャル・アセスメント質問
関連するポテンシャル・アセスメント質問リストが改訂されたか、会議構成で新しいアセスメント質問リストが選択された場合は、次のようになります。
- データ送信期限より前で、会議が開始されていない場合は、マネージャがすでに送信した応答が削除されます。
- マネージャが古いポテンシャル・アセスメントのポテンシャル評点をすでに送信している場合は、その評点が保持されます。ただし、質問リストの応答は消去され、最新の質問リストのみを表示できます。
- マネージャは、最新の関連アセスメントを使用して、自分がアクセスできるレビュー対象就業者のメンバーを再評価する必要があります。
従業員のポテンシャルを正確に評価することで、タレント・レビュー・プロセスを強化します。様々なロールに対して複数の異なるポテンシャル・アセスメント質問リストを作成して、レビュー対象就業者のメンバーのポテンシャルを評価するのに最適な質問リストを選択します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 作成する各ポテンシャル・アセスメントに異なる評点モデルを関連付けることはできません。すべてのポテンシャル・アセスメントに対して、「ポテンシャル」評点モデルのみを選択できます。
- 追加のポテンシャル・アセスメント質問リストを更新できます。
- 既存のタレント・レビュー会議テンプレートのポテンシャル・アセスメント質問リストを変更しても、そのテンプレートに基づいてすでに作成済の会議には影響しません。更新されたテンプレートに基づいて作成された新しい会議のみに、変更されたポテンシャル・アセスメント質問リストが表示されます。
- 開始済または進行中ではない会議の会議構成を編集するときに、関連するポテンシャル・アセスメント質問リストを変更できます。
- タレント・レビュー会議を複製すると、関連するポテンシャル・アセスメント質問リストも会議のコピーに関連付けられます。
- 管理者はテンプレートのポテンシャル・アセスメント質問リスト情報をインポートおよびエクスポートできます。
- HCMスプレッドシート・データ・ローダーおよびHCMデータ・ローダーを使用して、会議構成のポテンシャル・アセスメント質問リスト情報をアップロードまたはダウンロードできます。
主なリソース
- ポテンシャル・アセスメント質問リストの構成の詳細は、タレント・レビューおよび後任管理の実装ガイドのポテンシャル・アセスメントの構成に関するガイドラインのトピックを参照してください。
タレント・レビュー会議構成に対するデザイン・スタジオのサポート
管理者はトランザクション設計スタジオ(TDS)を使用して、「タレント・レビュー会議の作成」または「タレント・レビュー会議の編集」ページに表示するフィールドを構成できます。TDSの「タレント・レビュー会議」処理を使用して、ルールを追加します。「使用可能属性」セクションで、「会議」データ・ソースを選択します。
組織に必要ではない次のフィールドを非表示にできます。
- データ送信期限
- 会議目的
- データ妥当性ガイドライン
- 会議インストラクション
- 「対象とする従業員」リストのオプション:
- 基準による検索
- タレント・プールで検索します
- 分析による検索
ユーザーがこれらのフィールドに値を入力するか、必須でないとマークしたことを確認できます。
- データ送信期限
- 会議目的
- データ妥当性ガイドライン
- 会議インストラクション
組織に必要なフィールドのみを表示することで、タレント・レビュー会議の構成プロセスを簡素化します。ファシリテータが特定のフィールドに値を入力したことを確認することで、タレント・レビュー・プロセスを強化します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
「対象とする従業員」リストの一部のオプションのみを組織が使用する場合は、使用しないオプションを非表示にできます。「対象とする従業員」リストの2つのオプションを非表示にすると、リストが無効になり、表示されるオプションに対応する属性のみがファシリテータに表示されます。
主なリソース
トランザクション設計スタジオ(TDS)の詳細は、次のリソースを参照してください。
- Oracle Help CenterのHCMの共通機能の使用ガイドのトランザクション設計スタジオを使用したフィールド表示の構成のトピック
- トランザクション設計スタジオ - 機能と仕組み(文書ID 2504404.1)
以前は「事業所」フィールドに「タレント・レビュー」ページの市区町村情報が表示されていましたが、グローバル人事管理の事業所表に定義された「事業所名」フィールドの値が表示されるようになりました。従業員のプライマリ・アサイメントに関連付けられた事業所情報を確認できます。

「レビュー対象就業者の選択」セクションの事業所フィルタ

会議構成ページの「レビュー対象就業者」セクションの「事業所」フィールド

会議ダッシュボードの事業所フィルタ

ダッシュボードの表ビューの「事業所」列
一貫した従業員情報をタレント・レビューに表示して、タレント・レビュー・プロセスを強化します。
有効化のステップ
- 事業所の作成と管理には、「自分のクライアント・グループ」タブの「ワークフォース・ストラクチャ」領域の「事業所詳細」クイック処理を使用します。
- 「従業員事業所」フィールドで「はい」を選択して、従業員事業所として指定します。
チュートリアル、会社のポリシー、ベスト・プラクティスなどのガイダンスを提供することで、レビュー会議を構成中のファシリテータをサポートします。これを行うには、ガイド付きジャーニ・タスクを構成します。ガイド付きジャーニを有効にすると、ページまたはセクションに対して有効にしたタスクとともに「ガイド」ボタンが表示されます。
- タレント・レビューのガイド付きジャーニに関連するタスクを設定および追加するには、「チェックリスト・テンプレート」の「ガイド付きジャーニ」カテゴリを使用します。
- トランザクション設計スタジオ(TDS)を使用して、タレント・レビュー・ページのガイド付きジャーニを有効にします。ガイド付きジャーニは、ページ・レベルとセクション・レベルの両方で有効にできます。
a.TDSで「タレント・レビュー会議」を選択して、ルールを追加します。
b.「リージョンの表示または非表示」セクションで、ページ・レベルおよびセクション・レベルのガイド付きジャーニを構成します。リージョンを編集します。関連するガイド付きジャーニおよびリージョンに表示するタスクを検索して選択します。

「タレント・レビュー会議」処理のルールの「リージョンの表示または非表示」セクション
c.変更を保存します。
セクションまたはページでガイド付きジャーニが有効になっている場合、ユーザーには「ガイド」ボタンが表示されます。

「タレント・レビュー会議の作成」ページの「ガイド」ボタン
ファシリテータが会議を構成するときに適切なガイダンスを提供することで、タレント・レビュー・プロセスを強化します。
有効化のステップ
ガイド付きジャーニを表示するには、管理者がこのプロファイル・オプションの値を「Y」に設定する必要があります。
| プロファイル・オプション・コード |
プロファイル・オプション名 |
|---|---|
| ORA_PER_GUIDED_JOURNEYS_ENABLED |
ガイド付きジャーニ使用可能 |
デフォルトのプロファイル・オプション値を変更するには、次のステップを実行します。
- 「設定と保守」作業領域にナビゲートします。
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索してクリックします。
- ORA_PER_GUIDED_JOURNEYS_ENABLEDプロファイル・オプション・コードを検索し、検索結果でそのプロファイル・オプションを選択します。
- 「プロファイル値」領域で、「プロファイル値」フィールドにYと入力します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
主なリソース
ガイド付きジャーニの詳細は、次を参照してください。
- グローバル人事管理の実装ガイドのガイド付きジャーニのトピック
トランザクション設計スタジオ(TDS)の詳細は、次のリソースを参照してください。
- HCMの共通機能の使用ガイドのトランザクション設計スタジオを使用したフィールド表示の構成
- トランザクション設計スタジオ - 機能と仕組み(文書ID 2504404.1)
Oracle Succession Managementを使用すると、重要な人員を置き換えるための後任プランを作成できます。後任プランがあることで、現在は埋まっているジョブやポジションについて、準備のできている就業者または求められるスキルを習得できそうな就業者を特定できるため、スムーズな移行が可能になるうえ、候補者育成の管理にも役立ちます。
以前は「事業所」フィールドに「後任管理」および「タレント・プール」ページの市区町村情報が表示されていましたが、グローバル人事管理の事業所表に定義された「事業所名」フィールドの値が表示されるようになりました。従業員のプライマリ・アサイメントに関連付けられた事業所情報を確認できます。

「タレント・プールから追加」ページの「メンバー」セクション

「分析から追加」ページの「就業者」セクション
一貫性のある従業員情報を「後任管理」および「タレント・プール」ページに表示することで、ユーザー・エクスペリエンスを向上させます。
有効化のステップ
- 事業所の作成と管理には、「自分のクライアント・グループ」タブの「ワークフォース・ストラクチャ」領域の「事業所詳細」クイック処理を使用します。
- 「従業員事業所」フィールドで「はい」を選択して、従業員事業所として指定します。
これまでは、指名された所有者のみがタレント・プールにアクセスできました。しかし、このリリース以降では、管理者がセキュリティ・プロファイルを使用してタレント・プールへのアクセス権を構成できます。
タレント・プールが非公開か公開かを指定できます。非公開のタレント・プールにアクセスできるのは、指名された所有者のみです。非公開でないプールへのアクセスは、セキュリティ・プロファイルを使用して構成できます。

「プール情報」セクションの「非公開」チェック・ボックス
タレント・プールには、提供済の3つのセキュリティ・プロファイルがあります。
- すべてのタレント・プールの表示: このプロファイルが割り当てられたユーザーは、非公開および公開のタレント・プールをすべて管理できます。
- すべての公開タレント・プールの表示: このプロファイルが割り当てられたユーザーは、非公開でないタレント・プールをすべて管理できます。
- 所有権別に表示: このプロファイルを割り当てられたユーザーは、自分が指名された所有者であるタレント・プールのみを管理できます。これがデフォルトのセキュリティ・プロファイルです。
これら以外にも、管理者は非公開ではないタレント・プールに対して他のセキュリティ・プロファイルを構成できます。構成したセキュリティ・プロファイルを割り当てて、特定のビジネス・ユニット、部門またはジョブ・ファミリが関連付けられているタレント・プールのみにユーザーがアクセスするように制限できます。管理者は、「タレント・プール・セキュリティ・プロファイル」ページでセキュリティ・プロファイルを構成できます。
セキュリティ・プロファイルを作成するには:
- 「タレント・プール・セキュリティ・プロファイル」ページに移動します。
- 「自分のクライアント・グループ」にある「タレント・プール・セキュリティ・プロファイル」クイック処理を使用します。
- 「自分のクライアント・グループ」→「ワークフォース・ストラクチャ」→「タレント・プール・セキュリティ・プロファイル」に移動します。
- 「タレント・プール・セキュリティ・プロファイル」ページで、「作成」をクリックします。
- 「タレント・プール・セキュリティ・プロファイルの作成」ページで、一意の名前をプロファイルに入力します。
- プロファイルをアクティブにするには、「使用可能」チェック・ボックスを選択します。その他のチェック・ボックスは無効になっているため、選択できないことに注意してください。
ノート: セキュリティ・プロファイルを作成するときは、ビジネス・ユニット、部門またはジョブ・ファミリ別に保護する必要があります。
- ビジネス・ユニット別に保護するには:
a.「ビジネス・ユニット別保護」チェック・ボックスを選択します。
ノート: ビジネス・ユニット別に保護する場合は、少なくとも1つのビジネス・ユニットを選択する必要があります。
b.「追加」をクリックします。
c.プロファイルに含めるビジネス・ユニットを検索して選択します。
d.プロファイルに追加するすべてのビジネス・ユニットについて、ステップ5bと5cを繰り返します。
- 部門別に保護するには:
a.「部門別保護」チェック・ボックスを選択します。
ノート: 部門別に保護する場合は、少なくとも1つの部門を選択する必要があります。
b.「追加」をクリックします。
c.プロファイルに含める部門を検索して選択します。
d.プロファイルに追加するすべての部門ユニットについて、ステップ6bと6cを繰り返します。
7. ジョブ・ファミリ別に保護するには:
a.「ジョブ・ファミリ別保護」チェック・ボックスを選択します。
ノート: ジョブ・ファミリ別に保護する場合は、少なくとも1つのジョブ・ファミリを選択する必要があります。
b.「追加」をクリックします。
c.プロファイルに含めるジョブ・ファミリを検索して選択します。
d.プロファイルに追加するすべてのジョブ・ファミリについて、ステップ7bと7cを繰り返します。
e.「保存してクローズ」をクリックします。

「タレント・プール・セキュリティ・プロファイルの作成」ページ
タレント・プール・セキュリティ・プロファイルが割り当てられているユーザーは、セキュリティ・プロファイルに指定されたビジネス・ユニット、部門およびジョブ・ファミリに関連付けられているタレント・プールにアクセスして選択またはレポートを作成できます。

部門およびビジネス・ユニットが関連付けられている、非公開ではないタレント・プール
非公開ではないタレント・プールへのアクセスを制限するセキュリティ・プロファイルを作成して割り当てることで、タレント・プールのセキュリティを強化します。
有効化のステップ
「データ・セキュリティ・プロファイルおよび権限付与の再生成」プロセスは、各アップグレード時に実行されます。このプロセスが完了したことを確認してください。このプロセスが完了すると、「所有権別に表示」セキュリティ・プロファイルがすべてのロールに割り当てられます。これにより、指名された所有者は、自分が所有するタレント・プールを引き続き管理できます。
非公開ではないタレント・プールを管理する必要があるHR担当者およびライン・マネージャのデフォルト・セキュリティ・プロファイルを上書きして、他のタレント・セキュリティ・プロファイルを割り当てるには、ITセキュリティ・マネージャ・ロールを持つユーザーが、作成済のタレント・プール・セキュリティ・プロファイルを彼らのロールに関連付ける必要があります。
- 「設定および保守」領域で、「ロールへのセキュリティ・プロファイルの割当」タスクを検索して選択します。
- 「データ・ロールおよびセキュリティ・プロファイル」ページで、人事担当者またはライン・マネージャのロールを検索して選択します。
- 既存のロールを編集するか、新しいロールを作成します。
- 「セキュリティ基準」トレイン・ストップに移動し、「タレント・プール」セクションにナビゲートします。
- リストされたプロファイルのいずれかを選択するか、新しいプロファイルを作成します。
- プロファイルを作成する場合は、ビジネス・ユニット別、部門別、またはジョブ・ファミリ別に保護するために適切なチェック・ボックスを選択します。
- 「次」をクリックします。
- 「ロールへのセキュリティ・プロファイルの割当」ページで、「タレント・プール」トレイン・ストップに移動します。
- 新しいプロファイルを作成した場合は、関連するビジネス・ユニット、部門またはジョブ・ファミリを追加します。
- 変更を送信します。
タレント・プールを特定のビジネス・ユニット、部門およびジョブ・ファミリに関連付けるには、管理者がトランザクション設計スタジオ(TDS)を使用して、対応するフィールドを有効にする必要があります。
- TDSの「タレント・プール」処理を使用して、ルールを追加します。
- 適切な名前と摘要を入力します。
- 「使用可能属性」セクションで、「プール情報」データ・ソースを選択します。
- ビジネス・ユニット・フィールドを表示するには、「ビジネス・ユニット」属性を「表示」に設定します。
- 部門フィールドを表示するには、「部門」属性を「表示」に設定します。
- ジョブ・ファミリ・フィールドを表示するには、「ジョブ・ファミリ」属性を「表示」に設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
ヒントと考慮事項
- すべてのタレント・プールの表示セキュリティ・プロファイルを既存のタレント・プール・スーパーユーザーに割り当てて、すべてのタレント・プールにアクセスできるようにします。
- ITセキュリティ・マネージャ・ロールを持つユーザーは、タレント・プール・セキュリティ・プロファイルをエクスポートおよびインポートできます。実装プロジェクトを作成する際には、「タレント・プール・セキュリティ・プロファイル」タスクを関連付ける必要があります。
Oracle Profile Managementは、タレント製品スイートおよびその他のOracle Cloudアプリケーションが、タレント・プロファイル情報を取得、挿入および更新するための共通の基盤を提供します。また、Profile Managementは、HR担当者、ライン・マネージャ、マトリックス・マネージャおよび従業員が、重要なHRタレント機能を実行するのをサポートします。個人およびジョブのプロファイルの管理、キャリア・プランニング機能、タレント・データの管理および追跡もProfile Managementを介して実行できます。
就業者が特定の日数の期間タレント・プロファイルを更新しなかった場合の時間ベースのリマインダ
タレント・プロファイルを更新していない就業者に対する時間ベースの通知を使用可能にします。これはナッジを使用して構成され、ジャーニ、Eメール、タッチポイント・カードまたはチェックイン・インサイトの形式で通知を送信できます。
特定の日数にわたってタレント・プロファイルが更新されない場合に、就業者への通知を開始できます。
有効化のステップ
この例では、「従業員は一定期間にタレント・プロファイルを更新していません」というシナリオに対してナッジを構成する方法を示します。
- 「自分のクライアント・グループ」→「雇用」→「ナッジ構成」に移動します。
- 「追加」をクリックします。
- 「モジュール」リストから「タレント・プロファイル」を選択します。
- 理由として「従業員は一定期間にタレント・プロファイルを更新していません」を選択します。
- 必要に応じて、構成名を編集します。
- ステータスを「アクティブ」に設定します。
- タレント・プロファイルの最終更新からの経過を許容する日数を入力します。この期間が経過しても従業員がタレント・プロファイルを更新しないと、ナッジがトリガーされます。
- 「チャネル」セクションで「追加」をクリックします。
- 「Eメール」、「タッチポイント・カード」、「チェックイン・インサイト」または「ジャーニ」など、該当するチャネル・タイプを選択します。アクティブに設定してデフォルトのコンテンツを使用するか、ユーザー定義コンテンツを指定します。
また、スケジュール済プロセス「HCMナッジの処理」を実行して、ナッジをトリガーする必要があります。毎日実行することをお薦めします。
拡張タレント・プロファイルに対するHDLおよびHSDLのサポート
HCMデータ・ローダー(HDL)およびHCMスプレッドシート・ローダー(HSDL)を使用して、プロファイル管理アプリケーション内のタレント・プロファイルおよびモデル・プロファイルのデータを管理します。管理者が拡張タレント・プロファイルのビジネス・オブジェクトを使用してプロファイルおよびプロファイル項目をアップロードできるため、データと設定の一貫性が保たれ、より直感的でエラーが発生しにくくなります。
拡張タレント・プロファイルのビジネス・オブジェクトを使用して、添付を含むタレント・プロファイルおよびモデル・プロファイルのデータを管理者が作成、更新および削除できます。ビジネス・オブジェクト階層は35個の子コンポーネントで構成されており、3つの翻訳オブジェクトでサポートされています。これを使用すれば、タレント・プロファイルやモデル・プロファイル(ジョブ・プロファイル、ポジション・プロファイルまたは組織プロファイル)に関連付けられたデータをより効率的にロードできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
次のものをダウンロードします。
- タレント・プロファイルおよびモデル・プロファイルのデータを作成または更新するための拡張タレント・プロファイル・ビジネス・オブジェクト。
- 翻訳オブジェクト: 特定のプロファイル属性の翻訳を作成または更新するための、拡張タレント・プロファイル翻訳、タレント・モデル・プロファイルその他情報翻訳およびタレント・ブックマーク翻訳。
主なリソース
詳細は、タレントおよびモデル・プロファイルの概要を参照してください。
Oracle Goal Managementでは、経営目標を様々な組織レベルの目標に変換し、マネージャから従業員への明確な見通しを提供できます。経営陣は高レベルのイニシアチブについて情報交換し、マネージャがそれらを従業員の目標に置き換えます。
管理者は目標プランに目標の最大数を指定するときに、次の追加設定を使用して他の制限を課すこともできます:
- 最大目標の強制: 選択すると、目標プランに最大数の目標がある場合、マネージャおよびHR担当者は目標を割り当てることができません。選択しないと、マネージャおよびHR担当者は最大目標数の設定を上書きして目標を割り当てることができます。
- 非公開目標が最大目標制限を超過することを許可します: 選択すると、非公開目標が有効な場合に、目標プランに最大数の目標がある場合でも、従業員が非公開目標を目標プランに追加できます。
ノート: 管理者がトランザクション設計スタジオ(TDS)を使用して組織の非公開目標を有効にしていない場合、「非公開目標が最大目標制限を超過することを許可します」チェック・ボックスは使用不可になります。

目標プランの目標に対する制限強化用のチェック・ボックス
この表は、「非公開目標が最大目標制限を超過することを許可します」の設定に基づいて、目標に対して実行された処理の結果を示しています。
| 処理 |
実行者 |
「非公開目標が最大目標制限を超過することを許可します」チェック・ボックスが選択されている場合の結果 |
「非公開目標が最大目標制限を超過することを許可します」チェック・ボックスの選択が解除されている場合の結果 |
|---|---|---|---|
|
就業者 |
非公開目標が有効な場合は、追加またはコピーした目標によって、指定された制限を目標数が超過することを示す警告メッセージが就業者に表示されます。ただし、目標は非公開目標として追加されます。 |
目標プランに最大許容目標数が設定されていることを示すエラー・メッセージが就業者に表示されます。 |
|
就業者 |
目標プランに最大許容目標数が設定されていることを示すエラー・メッセージが就業者に表示されます。目標はターゲット目標プランに展開または移動されません。 |
目標プランに最大許容目標数が設定されていることを示すエラー・メッセージが就業者に表示されます。目標はターゲット目標プランに展開または移動されません。 |
| 同僚から共有された目標の追加 |
就業者 |
非公開目標が有効な場合は、共有目標の追加によって、指定された制限を目標数が超過することを示す警告メッセージが就業者に表示されます。ただし、目標は非公開目標として追加されます。 |
目標プランに最大許容目標数が設定されていることを示すエラー・メッセージが就業者に表示されます。 |
この表は、「最大目標の強制」の設定に基づいて、目標に対して実行された処理の結果を示しています。
| 処理 |
実行者 |
「最大目標の強制」チェック・ボックスが選択されている場合の結果 |
「最大目標の強制」チェック・ボックスの選択が解除されている場合の結果 |
|---|---|---|---|
|
就業者 |
目標プランに最大許容目標数が設定されていることを示すエラー・メッセージが就業者に表示されます。 |
エラー・メッセージは表示されません。目標が目標プランに追加されます。 |
|
マネージャまたはHR担当者 |
目標プランに最大許容目標数が設定されていることを示すエラー・メッセージがマネージャまたはHR担当者に表示されます。 |
処理によって目標の数が指定の制限数を超えることを示す警告メッセージがマネージャまたはHR担当者に表示されますが、目標は目標プランに追加できます。 |
| 割当 |
マネージャまたはHR担当者 |
HR担当者には、指定された目標プラン制限に達したことを示すエラー・メッセージがログ・ファイルに表示されます。管理者は、目標プランが最大目標数に達したために一括割当で目標が割り当てられなかった従業員がリストされたログ・ファイルにアクセスできます。 |
エラー・メッセージは表示されません。目標が目標プランに追加されます。 |
| パフォーマンス目標の一括割当 |
HR担当者 |
HR担当者には、指定された目標プラン制限に達したことを示すエラー・メッセージがログ・ファイルに表示されます。管理者は、目標プランが最大目標数に達したために一括割当で目標が割り当てられなかった従業員がリストされたログ・ファイルにアクセスできます。 |
エラー・メッセージは表示されません。目標が目標プランに追加されます。 |
これらの追加設定は、新規目標プランでのみ考慮され、既存の目標プランでは考慮されません。そのため、既存の目標プランを編集して、「最大目標の強制」チェック・ボックスまたは「非公開目標が最大目標制限を超過することを許可します」チェック・ボックスのどちらかを選択した場合は、エラーまたは警告メッセージがユーザーに表示されません。
従業員が組織の目標に沿った目標に集中できるように、パフォーマンス目標の割当が簡素化されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 取り消された目標は目標数に含まれません。たとえば、目標プランに6つの目標があり、そのうち3つが取り消された場合、目標プランの目標数は3とみなされます。
- 非公開目標も目標数に含まれません。
- 同期された目標のセクションを使用しないパフォーマンス文書で目標を追加する際には、「この目標プランの最大目標数」、「最大目標の強制」および「非公開目標が最大目標制限を超過することを許可します」の設定は検証されません。
HR担当者は、割り当てたパフォーマンス目標をマネージャおよび従業員が削除できるかどうかを指定できるようになりました。目標の「基本情報」セクションで、「HRが割り当てた目標の削除を許可されたユーザー」リストから、マネージャのみ、またはマネージャと従業員に目標の削除を許可するかどうかを選択します。

「基本情報」セクションの「HRが割り当てた目標の削除を許可されたユーザー」リスト
ここで選択した内容で、目標プランの「HRが割り当てた目標に対する就業者およびマネージャの処理」の設定が上書きされます。
誤って割り当てられた目標や従業員に関連性がない目標をマネージャおよび従業員が削除できるようにすることで、パフォーマンス目標の管理を強化します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
HCMデータ・ローダーを使用して目標をアップロードするときに、HR担当者が割り当てた目標を削除できるユーザーを指定するには、「マネージャによる目標の削除の許可」(AllowDelGoalFlag)属性を次のいずれか適切な値に設定します:
- ORA_MGR_DEL_GOAL: HR担当者が割り当てた目標の削除をマネージャのみに許可
-
ORA_EMP_MGR_DEL_GOAL: HR担当者が割り当てた目標の削除をマネージャと就業者の両方に許可
チーム・メンバーが目標にノートを追加した場合、マネージャはチーム・メンバーに割り当てた目標を削除できません。
従業員が作業を開始し、ノートを追加したパフォーマンス目標が失われないようにすることで、従業員の満足度を高めます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
HCM管理者は、HRユーザーの目標カテゴリの検証という提供済オートコンプリート・ルールを使用して、HR担当者が作成したパフォーマンス目標の目標カテゴリを検証します。
- HCMエクスペリエンス設計スタジオの「オートコンプリートのルール」タブで「目標」ビジネス・オブジェクトを選択します。
- HRユーザーの目標カテゴリの検証ルールを複製します。
- 組織の要件に従ってルールのロジックを変更します。
- ルールをアクティブ化します。
- 保存して閉じます。

HRユーザーの目標カテゴリの検証の複製の編集
このルールがアクティブ化されたときに、ルールに指定されたカテゴリをHR担当者が選択すると、目標を保存できなくなります。
この検証は、スケジュール済プロセスを使用して追加された目標には適用されないことに注意してください。
HRユーザーの目標カテゴリの検証提供済オートコンプリート・ルールを「目標」ビジネス・オブジェクトに使用して、目標の作成時にHR担当者が選択できる目標カテゴリを制限します。
有効化のステップ
HCMエクスペリエンス設計スタジオで「オートコンプリートのルール」を有効にするには、サービス要求(SR)を登録する必要があります。アクセスするには、My Oracle Supportドキュメント、Enabling Oracle HCM Cloud Autocomplete Rules (ドキュメント、ID 2767655.1)に記載されている手順を確認して従ってください。
目標プランのパフォーマンス目標を特定の属性でソートすると、目標の詳細にその属性が表示されるようになりました。
この表は、目標の詳細に表示されるソート・オプションおよび対応する属性を示しています。
| ソート・オプション |
表示される属性 |
|---|---|
| 目標カテゴリ - AからZ 目標カテゴリ - ZからA |
カテゴリ |
| 目標優先度 - 高から低 目標優先度 - 低から高 |
優先度 |
| 加重 - 昇順 加重 - 降順 |
加重 |
| 最終更新 - 最新から最古 最終更新 - 最古から最新 |
最終更新 |
| ターゲット完了日 - 最新から最古 ターゲット完了日 - 最古から最新 |
ターゲット完了日 |
| 完了率 - 昇順 完了率 - 降順 |
完了率 |

カテゴリでソートする際に「目標」ページの目標詳細に表示されるカテゴリ属性

優先度でソートする際に「目標」ページの目標詳細に表示される優先度属性
目標詳細で目標がソートされる属性を表示し、目標が正しくソートされていることを確認します。
有効化のステップ
トランザクション設計スタジオ(TDS)を使用して、目標プランのソート・オプションを有効にする必要があります。ソート・オプションの有効化の詳細は、目標管理の実装ガイドの目標プランのソート・オプションを表示または非表示にするにはどうすればよいですかのトピックを参照してください。
別の目標プランにコピーした目標にプリフィクスを追加するかどうかを管理者が決定できるようになりました。これを行うには、「他の目標プランにおけるコピー済目標の名前のプリフィクス使用可能」(ORA_HRG_PREFIX_GOAL_COPY_OTHER_GOAL_PLANS)プロファイル・オプションを使用します。このプロファイル・オプションのデフォルト値は「はい」です。
この表を参照して、「他の目標プランにおけるコピー済目標の名前のプリフィクス使用可能」プロファイル・オプション値が、コピーした目標の名前にどのように影響するかを理解してください。
| 「他の目標プランにおけるコピー済目標の名前のプリフィクス使用可能」プロファイル・オプションの値 |
同じ目標プランにコピーした目標 |
同じレビュー期間の別の目標プランにコピーした目標 |
異なるレビュー期間の別の目標プランにコピーした目標 |
|---|---|---|---|
| はい | 「Copy - 」というプリフィクスが追加されます |
「Copy - 」というプリフィクスが追加されます |
「Copy - 」というプリフィクスが追加されます |
| いいえ | 「Copy - 」というプリフィクスが追加されます |
プリフィクスは追加されません |
プリフィクスは追加されません |
これを例で説明します。「FY 2022」レビュー期間の「FY22 Goal Pan1」目標プランから、目標「Reduce Level 1 Bugs by 40%」をコピーするとします。この表は、様々なシナリオでコピーされた目標の名前を示しています。
| 「他の目標プランにおけるコピー済目標の名前のプリフィクス使用可能」プロファイル・オプションの値 |
「FY 2022」レビュー期間の「FY22 Goal Pan1」目標プランにコピーした目標 |
「FY 2022」レビュー期間の「FY22 Goal Pan2」目標プランにコピーした目標 |
「FY 2023」レビュー期間の「FY23 Goal Pan1」目標プランにコピーした目標 |
|---|---|---|---|
| はい | コピーした目標の名前は「Copy - Reduce Level 1 Bugs by 40%」になります。 |
コピーした目標の名前は「Copy - Reduce Level 1 Bugs by 40%」になります。 |
コピーした目標の名前は「Copy - Reduce Level 1 Bugs by 40%」になります。 |
| いいえ | コピーした目標の名前は「Copy - Reduce Level 1 Bugs by 40%」になります。 |
コピーした目標の名前は「Reduce Level 1 Bugs by 40%」になります。 |
コピーした目標の名前は「Reduce Level 1 Bugs by 40%」になります。 |
コピーした目標を区別し、他の目標プランから繰り越された目標を識別します。
有効化のステップ
コピーした目標の名前に「Copy – 」プリフィクスを付けないようにするには、「他の目標プランにおけるコピー済目標の名前のプリフィクス使用可能」(ORA_HRG_PREFIX_GOAL_COPY_OTHER_GOAL_PLANS)プロファイル・オプションの値を「いいえ」に設定します。
- 「設定と保守」作業領域にナビゲートします。
- 「管理者プロファイル値の管理」タスクを検索して選択します。
- ORA_HRG_PREFIX_GOAL_COPY_OTHER_GOAL_PLANSプロファイル・オプションを検索して選択します。
- 「レベル」として「サイト」を選択します。
- 「プロファイル値」フィールドに「いいえ」と入力します。
- 「保存」および「閉じる」をクリックします。
Oracle Performance Managementは、就業者のパフォーマンスを測定および報告するための機能をサポートしています。
オールインワン評価での代替パフォーマンス文書評価者のサポート
代替パフォーマンス文書評価者は、オールインワン評価を使用して、マネージャのかわりに複数のマネージャ評価を入力できます。かわりに評価するマネージャを「評価者」メニューから選択して、自分にアクセス権のある従業員のパフォーマンス文書を表示します。
代替パフォーマンス文書評価者がオールインワン評価を使用してマネージャのすべての評価を完了できるようにすることで、マネージャが時間を節約できるようにします。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
マネージャの「パフォーマンスの評価」ページから、またはクイック処理を使用して、「オールインワン評価」にアクセスします。
ロールおよび権限
- 「オールインワン評価」にアクセスするには、「マネージャによるパフォーマンス文書の一括評価」(ORA_HRA_MASS_EVALUATE_PERFORMANCE_DOCUMENTS_BY_MANAGER)職務ロールが必要です。
- 代替パフォーマンス文書評価者の役割を果たすには、「マネージャとしてパフォーマンス文書を評価」(ORA_HRA_EVALUATE_PERFORMANCE_DOCUMENT_AS_MANAGER)ロールが必要です。
オールインワン評価におけるコンピテンシのターゲット熟達度および評点
マネージャが、従業員のコンピテンシに関するターゲット熟達度およびパフォーマンス評点を「オールインワン評価」ページに直接表示できるようになりました。
- HR担当者がパフォーマンス・テンプレートのコンピテンシ・セクションをどのように構成するかに応じて、マネージャは次のコンピテンシを表示できます。
- ターゲット熟達度
- ターゲット・パフォーマンス評点
- ターゲット熟達度とパフォーマンス評点の両方

オールインワン評価のターゲット熟達度
オールインワン評価におけるターゲット熟達度およびコンピテンシ評点の表示が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- コンピテンシのターゲット・パフォーマンス評点は、オールインワン評価では編集できません。マネージャまたは従業員が個々のパフォーマンス文書に直接追加した新しいコンピテンシのターゲット・パフォーマンス評点をマネージャが設定または更新できるのは、「目標の設定」および「マネージャ評価」タスクの実行時のみです。
- マネージャはターゲット熟達度レベルを編集できません。これらは、ジョブ・プロファイルまたはパフォーマンス・テンプレートに直接、コンピテンシの最小熟達度レベルとしてHRが設定します。
ロールおよび権限
マネージャが「オールインワン評価」にアクセスするには、マネージャによるパフォーマンス文書の一括評価(ORA_HRA_MASS_EVALUATE_PERFORMANCE_DOCUMENTS_BY_MANAGER)職務ロールが必要です。
パフォーマンス文書プロセスの個人プロファイル・コンピテンシの同期化
従業員のタレント個人プロファイルのコンピテンシがパフォーマンス文書にない場合は、「パフォーマンス文書の個人プロファイル・コンピテンシの同期化」プロセスを実行して、欠落しているコンピテンシを特定し、従業員のパフォーマンス文書に追加できます。 このプロセスでは、タレント個人プロファイルから移入するように構成された従業員のパフォーマンス文書のコンピテンシ・セクションが識別され、欠落しているがタレント個人プロファイルには存在するコンピテンシが追加されます。
従業員のタレント個人プロファイルがパフォーマンス文書と確実に同期するようにします。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 目標の設定タスクおよび評価タスクが完了していない進行中のパフォーマンス文書が処理されます。
- 「完了」および「取消済」のパフォーマンス文書は処理されません。
- このプロセスをスケジュールして1日に1回実行できます。
パフォーマンス文書の個人プロファイル・コンピテンシの追加および削除
従業員のタレント・プロファイルではなくパフォーマンス文書で直接、個人プロファイル・コンピテンシ・セクションのコンピテンシを、従業員およびマネージャが追加または削除できるようになりました。従業員の個人プロファイルを使用して移入するように構成されたパフォーマンス文書のコンピテンシ・セクションに対して、従業員またはマネージャがコンピテンシを追加または削除すると、「スキルおよび資格」ページの従業員のタレント・プロファイルに更新が即座に表示されます。
従業員パフォーマンス文書にコンピテンシを直接追加および削除することで、時間を節約します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- マネージャまたは従業員がパフォーマンス文書に追加したコンピテンシは、パフォーマンス・テンプレートに構成された評価者タイプを使用して従業員のタレント・プロファイルに追加されます。
- パフォーマンス文書の個人プロファイル・コンピテンシ・セクションにコンピテンシを直接追加または削除した場合、タレント・プロファイルの承認はトリガーされません。タレント・プロファイルで承認を使用していて、パフォーマンス文書でこれらがバイパスされないようにする場合は、パーソナライズを使用してパフォーマンス文書の追加ボタンと削除ボタンを非表示にできます。
- パフォーマンス文書の個人プロファイルのコンピテンシ・セクションのコンピテンシを変更すると、目標の設定タスクまたは評価タスクが完了していない個人プロファイルのコンピテンシ・セクションがある他の進行中パフォーマンス文書が更新されます。たとえば、年度中間パフォーマンス文書に新しいコンピテンシが追加されると、そのコンピテンシが従業員のタレント・プロファイルに表示され、年度末パフォーマンス文書が作成されている場合はそこにも追加されます。
- 従業員が削除したコンピテンシは、マネージャが他の進行中のパフォーマンス文書をすでに評価していた場合、それらからは削除されません。
- 削除できるのは、パフォーマンス文書に直接追加されたコンピテンシのみです。学習などの他のソースから取得された従業員のタレント・プロファイルのコンピテンシは、パフォーマンス文書では削除できず、元のソースから削除する必要があります。
従業員およびマネージャにパフォーマンス文書を表示するためのソート・オプションの管理
パフォーマンス文書を表示するためのデフォルト値およびソート順序オプションを決定します。従業員の「パフォーマンス・スポットライト」ページおよびマネージャの「パフォーマンスの評価」ページのデフォルト値およびソート順序オプションを変更できるようになりました。
HR実装担当者は、パフォーマンス文書ソート・ステータス参照コード(ORA_HRA_PERF_DOC_STS_SORT_BY)を変更することによって、「パフォーマンス・スポットライト」ページに表示されるデフォルト値およびソート順序オプションを変更できます。
- 「設定および保守」に移動します。
- 「設定」をクリックして、「ワークフォース開発」を選択します。
- 「就業者パフォーマンス」→「パフォーマンス参照」を選択します。
- パフォーマンス文書ソート・ステータス参照コード(ORA_HRA_PERF_DOC_STS_SORT_BY)をクリックします。
- 「参照コード」セクションでは、次の表示順序を編集してそれぞれの内容と摘要を変更できます。
- すべて - 1 (デフォルト)
- 現在 - 2
- 取消済 - 3
- 完了 - 4
番号が最も小さい、リストの最初の項目がデフォルト・オプションです。表示順序の番号を割り当てるだけで、デフォルト・オプションと、それぞれがリストに表示される順序が決まります。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
HR実装担当は、マネージャ・パフォーマンス文書ソート・オプション参照コード(ORA_HRA_EVAL_PERF_DOC_SORT_BY)を変更することによって、「パフォーマンスの評価」ページに表示されるデフォルト値およびソート順序オプションを変更できます。
- 「設定および保守」に移動します。
- 「設定」をクリックして、「ワークフォース開発」を選択します。
- 「就業者パフォーマンス」→「パフォーマンス参照」を選択します。
- マネージャ・パフォーマンス文書ソート・オプション参照コード(ORA_HRA_EVAL_PERF_DOC_SORT_BY)をクリックします。
- 「参照コード」セクションでは、次の表示順序を編集してそれぞれの内容と摘要を変更できます。
- 終了日 - 最新から最古 - 1 (デフォルト)
- 終了日 - 最古から最新 - 2
- 文書名 - AからZ - 3
- 文書名 - ZからA - 4
番号が最も小さい、リストの最初の項目がデフォルト・オプションです。表示順序の番号を割り当てるだけで、デフォルト・オプションと、それぞれがリストに表示される順序が決まります。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
組織の要件を満たすデフォルト値を設定することで、従業員の「パフォーマンス・スポットライト」ページとマネージャの「パフォーマンスの評価」ページのパフォーマンス文書のソート順序オプションを従業員が変更する必要性が少なくなります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
パフォーマンス文書に自動移入されたマトリックス・マネージャ関係者の通知の構成
この通知を構成して、新しいパフォーマンス文書が作成されたときにパフォーマンス文書に自動的に移入されたマトリックス・マネージャ関係者に通知します。この通知を有効にすると、彼らがすぐにフィードバックの入力を開始できます。
「タレント通知」ページにナビゲートして、通知をオンまたはオフにします。
- 「自分のクライアント・グループ」→「パフォーマンス」→「設定および保守」→「タレント通知」→「パフォーマンス」タブに移動します。
- 「関係者フィードバック - 就業者のパフォーマンス文書が作成されたことを、自動移入されたマトリックス・マネージャ関係者に通知」という通知を見つけて、それを有効にするか無効にするかを選択します。
この通知を有効にした場合、新しいパフォーマンス文書が作成されると、自動移入されたマトリックス・マネージャ関係者が通知を受け取ります。通知を無効にした場合、パフォーマンス文書の作成時に、彼らは通知を受信しません。
新しいパフォーマンス文書が作成されたときに、すぐにフィードバックを入力する機会を、自動移入されたマトリックス・マネージャ関係者に与えます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
データ・ローダー、一括処理または適格バッチ・プロセスを使用してパフォーマンス文書を作成した場合は、この通知の構成方法に関係なく、自動移入されたマトリックス・マネージャ関係者は通知を受信しません。
タレント管理のためのTransactional Business Intelligence
Oracle Transactional Business Intelligenceは、Oracle Cloudアプリケーションのすべてのユーザーが、日常的な意思決定のための非定型レポートを作成し、分析するために使用できるリアルタイムのセルフサービス・レポート作成ソリューションです。 Oracle Transactional Business Intelligenceは、人事マネージャ、人事担当者、企業幹部およびライン・マネージャに、ワークフォース原価、要員配置、報酬、パフォーマンス管理、タレント管理、後任プランおよび従業員福利厚生を分析するための重要なワークフォース情報を提供します。
レポートや分析を最初から作成する必要はありません。「Customer Connect」のレポート共有センターで、すべての製品のサンプル・レポートのライブラリを確認してください。
「ワークフォース・タレント・レビュー - タレント・レビュー会議リアルタイム」サブジェクト領域に、次の属性が追加されています。
| ディメンション | 追加された属性 |
|---|---|
| 参加者 |
|
各タレント・レビュー会議におけるマネージャのデータ送信進捗に関するレポートが強化されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
候補者が後任プランに追加されたとき、またはプール・メンバーがタレント・プールに追加されたときに関するデータをレポートできます。
| サブジェクト領域 | フォルダ | 新しいメトリック | 名前が変更されたメトリック | コメント |
|---|---|---|---|---|
| ワークフォース後任管理 - プラン候補リアルタイム | 「候補者」→「候補者詳細」 | 「候補者への追加日」は「作成日」に名前を変更 |
「候補者への追加日」という名前の既存のメトリックは、WHO列の作成日に基づいていました。この名前は「作成日」に変更されました。 |
|
| 候補者への追加日 | これは新しく追加された列で、候補者がプランに追加された日付に関するレポートを作成できます。これは、「後任プラン」ページの列から取得されます。 | |||
| ワークフォース後任管理 - タレント・プール・リアルタイム |
「メンバー」→「メンバー詳細」 | メンバーへの追加日 | これは新しく追加された列で、メンバーがタレント・プールに追加された日付に関するレポートを作成できます。これは、「タレント・プール」ページの列から取得されます。 |
後任候補者およびタレント・プール・メンバーに関するレポートを、彼らがプランまたはプールに追加された日付に関連する新しい属性で拡張します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
スキル・データをレポートするためのプロファイル・サブジェクト領域の拡張
「ワークフォース・プロファイル - 個人プロファイル・リアルタイム」および「ワークフォース・プロファイル - モデル・プロファイル・リアルタイム」サブジェクト領域の新しいサブフォルダを含めて、スキル、スキル推薦およびスキル開発アクティビティを表示できるようになりました。
サブジェクト領域への追加は次のとおりです。
| サブジェクト領域 | フォルダ | サブフォルダ(新規) | コメント |
|---|---|---|---|
| ワークフォース・プロファイル - 個人プロファイル・リアルタイム | 個人プロファイル | スキル | 就業者に関連付けられたすべてのスキルについてレポートできます。 |
| スキル推薦 | 依頼者、推薦者、評点などを含むスキル推薦の詳細についてレポートできます。 | ||
| スキル開発アクティビティ | スキル名、ステータス、完了日、評点詳細などを含むスキル開発アクティビティに関するレポートを作成できます。 | ||
| ワークフォース・プロファイル - モデル・プロファイル・リアルタイム |
モデル・プロファイル | スキル |
モデル・プロファイルに関連付けられたすべてのスキルについてレポートできます。 |
新しいディメンションの追加により、スキル関連データのレポートが改善されました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
置き換えられた機能または削除された機能
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。古いバージョンは、機能が置き換えられた直後に削除されることも、将来削除されることもあります。新しいバージョンが使用可能になり次第、置き換えられた機能の新しいバージョンを使用することがベスト・プラクティスとなります。
| 製品 |
削除される機能 |
削除予定 |
置換後の機能 |
置換時期 |
追加情報 |
|---|---|---|---|---|---|
| パフォーマンス管理 | パフォーマンス管理の「自分の組織」ページの削除 | 22D | OTBIを使用して独自の分析バージョンを作成します。 |
_________________________
既知の問題/メンテナンス・パック・スプレッドシート
オラクル社は、各更新の既知の問題に関するドキュメントを公開して、発生する可能性のある問題を周知し、回避策がある場合には提供しています。
また、月次パッチまたは法定パッチで修正されたバグのメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開しています。
これらのドキュメントをレビューするには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)
次に、制限付提供プログラムが提供する制限付提供機能のリストを示します。
ノート: 現時点では、これらの機能をすべてのお客様がご利用いただけるわけではありません。これらは制限付提供プログラムを介してのみ使用可能であり、この機能プログラムに参加するには承認が必要になります。これらのプログラムに参加するには、テストに参加して、フィードバックを返していただく必要があります。プログラムによっては、他のご協力が必要な場合もあります。
これらの初期段階のプログラムに参加する時間がない場合、ご心配はいりません。すべてのお客様向けの一般提供が始まった時点で、この機能をご利用ください。すべてのお客様がこれらの機能をご利用いただけるようになると、通常どおり製品見出しの下に機能が表示されます。
ぜひ機能のリストをご覧になり、機能のリリース・スケジュールより前に実装する必要がある機能があるかどうかをご確認ください。機能のサインアップに関する情報は、次の表をご覧ください。これらのプログラムの参加者数は限られており、一部は特定のお客様向けのプログラムであるため、早めにサインアップしてください。
次の表に、使用可能な機能とサインアップ方法の簡単な説明を示します。提供される機能が多い場合は、この表の下にある「新機能」に機能の詳細が説明されている場合もあります。
制限付提供プログラムにご参加いただき、お客様のご意見やアイデアをお聞かせいただけることを楽しみにしています。
| 製品 |
機能名 |
機能の説明 |
テストが必要なお客様のタイプ |
サインアップ方法 |
制限付提供リリース |
現在参加可能 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| キャリア開発 | Oracle Searchベースのキャリアの検討 | Oracle Searchで検索条件の提示を使用すると、従業員は組織内の幅広いキャリア機会を検討できます。 |
Oracle Searchの制限付提供プログラムに参加中 レスポンシブのキャリア開発ページを使用する必要があります |
このプログラムに参加するには、My Oracle Supportでサービス要求(SR)を登録する必要があります。 |
21D | はい |
| すべてのHCMアプリケーション | 次に実行する可能性が高い処理に関するニュース・フィードの提案の取得 | ニュース・フィード・レイアウトで、次に実行する可能性が高い処理に関する提案を取得します。この機能は現在制限付きで提供されており、Oracle Fusion Cloud HCM、Financials、Project ManagementおよびProcurementで使用できます。人工知能と機械学習のアルゴリズムにより、セッション中に各ユーザーが実行する可能性が最も高い処理が予測されて提案されます。このアルゴリズムでは、各ユーザーのナビゲーション動作とパターンの履歴を使用して、同様のユーザーがどのナビゲーション・ターゲットにアクセスする可能性が最も高いかを判断します。 |
ニュースフィードのすべてのお客様 |
My Oracle Supportでサービス・リクエスト(SR)を登録してプロモーション・コードを要求する必要があります。 |
23A | はい |
次に、制限付提供プログラムが提供する制限付提供機能のリストを示します。
ノート: 現時点では、これらの機能をすべてのお客様がご利用いただけるわけではありません。これらは制限付提供プログラムを介してのみ使用可能であり、この機能プログラムに参加するには承認が必要になります。これらのプログラムに参加するには、テストに参加して、フィードバックを返していただく必要があります。プログラムによっては、他のご協力が必要な場合もあります。
これらの初期段階のプログラムに参加する時間がない場合、ご心配はいりません。すべてのお客様向けの一般提供が始まった時点で、この機能をご利用ください。すべてのお客様がこれらの機能をご利用いただけるようになると、通常どおり製品見出しの下に機能が表示されます。
ぜひ機能のリストをご覧になり、機能のリリース・スケジュールより前に実装する必要がある機能があるかどうかをご確認ください。機能のサインアップに関する情報は、次の表をご覧ください。これらのプログラムの参加者数は限られており、一部は特定のお客様向けのプログラムであるため、早めにサインアップしてください。
次の表に、使用可能な機能とサインアップ方法の簡単な説明を示します。提供される機能が多い場合は、この表の下にある「新機能」に機能の詳細が説明されている場合もあります。
制限付提供プログラムにご参加いただき、お客様のご意見やアイデアをお聞かせいただけることを楽しみにしています。
次に実行する可能性が高い処理に関するニュース・フィードの提案の取得
ニュース・フィード・レイアウトで、次に実行する可能性が高い処理に関する提案を取得します。この機能は現在制限付き提供であり、Oracle Fusion Cloud HCMで使用できます。人工知能と機械学習のアルゴリズムにより、セッション中に各ユーザーが実行する可能性が最も高い処理が予測されて提案されます。このアルゴリズムでは、各ユーザーのナビゲーション動作とパターンの履歴を使用して、同様のユーザーがどのナビゲーション・ターゲットにアクセスする可能性が最も高いかを判断します。
Oracle Fusion Cloud Applicationsには広範な機能があり、タスクにナビゲートする方法を把握するのが困難な場合があります。ニュース・フィードの提案により、自分にとって重要なタスクに迅速にアクセスできます。たとえば、組織内のマネージャによって一般的に実行されるタスクが経費精算書のレビューと承認である場合、新しいマネージャがそのタスクを実行するための提案を自分のニュース・フィードで受け取ります。または、数人のチーム・メンバーがパフォーマンス目標を入力している場合は、そのチームの他のメンバーにこのタスクがニュース・フィードの提案として表示されます。
この機能のビジネス上の利点の一部を次に示します。
- そのセッション中に次に実行する可能性が高い処理に関する推奨事項をニュース・フィードで受信
- 自分と同じような他のユーザーがFusion内で実行した処理の発見
- タスクが目立つように特定のタスク・フロー・ペーシを提案として管理者がピン留め

6つの推奨事項が表示されたニュース・フィード・レイアウトの「提示」タブ
有効化のステップ
この機能を有効にするには、My Oracle Supportでサービス・リクエスト(SR)を登録してプロモーション・コードを要求する必要があります。この機能は現在制限付きで提供されているため、プロモーション・コードが必要です。詳細は、Fusion Global HR: How to Apply for News Feed Suggestions Under Controlled Availability (文書ID 2914373.1)を参照してください。