C ダウンストリーム・マイニング構成の例
ダウンストリーム・マイニング・データベースの構成は、「ダウンストリーム・マイニング・データベースの構成」を参照してください。
内容は次のとおりです。
- 例1: リアルタイム・モードでの1つのソース・データベースからのキャプチャ
この例では、統合キャプチャ・セッションをダウンストリーム・マイニング・データベースDBMSCAPにデプロイし、ソース・データベースDBMS1から変更をキャプチャします。 - 例2: アーカイブログのみモードでの複数のソースからのキャプチャ
次の例では、統合キャプチャ・セッションをダウンストリーム・マイニング・データベースDBMSCAPにデプロイし、データベースDBMS1およびDBMS2から変更をキャプチャします。 - 例3: リアルタイム・モードとアーカイブログのみモードが混在する複数ソースからのキャプチャ
次の例では、統合キャプチャ・セッションをダウンストリーム・マイニング・データベースDBMSCAPにデプロイし、データベースDBMS1、DBMS2およびDBMS3から変更をキャプチャします。
例1: リアルタイム・モードでの1つのソース・データベースからのキャプチャ
この例では、統合キャプチャ・セッションをダウンストリーム・マイニング・データベースDBMSCAPにデプロイし、ソース・データベースDBMS1から変更をキャプチャします。
注意:
例では、必要なスタンバイREDOログ・ファイルを「ダウンストリーム・マイニング・データベースの構成」に記載されているように作成してあるものとします。
次のユーザーが存在するものとします。
-
DBMS1にユーザーGGADM1。Extractはこの資格証明を使用して、DBMS1からデータとメタデータをフェッチします。このユーザーはOracle GoldenGate資格証明ストアに
ggadm1
のエイリアスを持っており、ggadm1@dbms1
としてログインします。DBMS_GOLDENGATE_AUTH.GRANT_ADMIN_PRIVILEGE()
プロシージャをコールして、ソース・データベースで適切な権限がこのユーザーに付与されているものとします。 -
DBMSCAPにユーザーGGADMCAP。Extractはこの資格証明を使用して、論理変更レコードをダウンストリーム・マイニング・データベースDBMSCAPのログマイニング・サーバーから取得します。このユーザーはOracle GoldenGate資格証明ストアに
ggadmcap
のエイリアスを持っており、ggadmcap@dbmscap
としてログインします。DBMS_GOLDENGATE_AUTH.GRANT_ADMIN_PRIVILEGE()
プロシージャをコールして、マイニング・データベースで適切な権限がこのユーザーに付与されているものとします。
- ローカルREDOをアーカイブするためのマイニング・データベースの準備
- ソース・データベースから受信したREDOをスタンバイREDOログにアーカイブするためのマイニング・データベースの準備
- REDOをマイニング・データベースに送信するためのソース・データベースの準備
- DBMSCAPでの統合キャプチャ(ext1)の設定
親トピック: ダウンストリーム・マイニング構成の例
ソース・データベースから受信したREDOをスタンバイREDOログにアーカイブするためのマイニング・データベースの準備
ソース・データベースから受信したREDOをスタンバイREDOログにアーカイブするためにマイニング・データベースを準備する手順:
例2: アーカイブログのみモードでの複数のソースからのキャプチャ
次の例では、統合キャプチャ・セッションをダウンストリーム・マイニング・データベースDBMSCAPにデプロイし、データベースDBMS1およびDBMS2から変更をキャプチャします。
次のユーザーが存在するものとします。
-
DBMS1にユーザーGGADM1。Extractはこの資格証明を使用して、DBMS1からデータとメタデータをフェッチします。
DBMS_GOLDENGATE_AUTH.GRANT_ADMIN_PRIVILEGE()
プロシージャをコールして、DBMS1で適切な権限がこのユーザーに付与されているものとします。 -
DBMS2にユーザーGGADM2。Extractはこの資格証明を使用して、DBMS2からデータとメタデータをフェッチします。
DBMS_GOLDENGATE_AUTH.GRANT_ADMIN_PRIVILEGE()
プロシージャをコールして、DBMS2で適切な権限がこのユーザーに付与されているものとします。 -
DBMSCAPにユーザーGGADMCAP。Extractはこの資格証明を使用して、論理変更レコードをダウンストリーム・マイニング・データベースのログマイニング・サーバーから取得します。
DBMS_GOLDENGATE_AUTH.GRANT_ADMIN_PRIVILEGE()
プロシージャをコールして、ダウンストリーム・マイニング・データベースDBMSCAPで適切な権限がこのユーザーに付与されているものとします。
この手順では、ダウンストリーム・マイニング・データベースがアーカイブ・ログ・モードで構成されていることも前提とします。
- ローカルREDOをアーカイブするためのマイニング・データベースの準備
- ソース・データベースからのREDOをアーカイブするためのマイニング・データベースの準備
- REDOをマイニング・データベースに送信するための最初のソース・データベースの準備
- REDOをマイニング・データベースに送信するための2番目のソース・データベースの準備
- ダウンストリーム・マイニング・データベースでのExtractの設定
親トピック: ダウンストリーム・マイニング構成の例
ソース・データベースからのREDOをアーカイブするためのマイニング・データベースの準備
ダウンストリーム・マイニング・データベースでDG_CONFIG
を設定します。
ALTER SYSTEM SET LOG_ARCHIVE_CONFIG='DG_CONFIG=(dbms1,dbms2, dbmscap)'
例3: リアルタイム・モードとアーカイブログのみモードが混在する複数ソースからのキャプチャ
次の例では、統合キャプチャ・セッションをダウンストリーム・マイニング・データベースDBMSCAPにデプロイし、データベースDBMS1、DBMS2およびDBMS3から変更をキャプチャします。
注意:
この例では、必要なスタンバイREDOログ・ファイルを「ダウンストリーム・マイニング・データベースの構成」に記載されているように作成してあるものとします。
次のユーザーが存在するものとします。
-
DBMS1にユーザーGGADM1。Extractはこの資格証明を使用して、DBMS1からデータとメタデータをフェッチします。
DBMS_GOLDENGATE_AUTH.GRANT_ADMIN_PRIVILEGE()
プロシージャをコールして、DBMS1で適切な権限がこのユーザーに付与されているものとします。 -
DBMS2にユーザーGGADM2。Extractはこの資格証明を使用して、DBMS2からデータとメタデータをフェッチします。
DBMS_GOLDENGATE_AUTH.GRANT_ADMIN_PRIVILEGE()
プロシージャをコールして、DBMS2で適切な権限がこのユーザーに付与されているものとします。 -
DBMS3にユーザーGGADM3。Extractはこの資格証明を使用して、DBMS3からデータとメタデータをフェッチします。
DBMS_GOLDENGATE_AUTH.GRANT_ADMIN_PRIVILEGE()
プロシージャをコールして、DBMS3で適切な権限がこのユーザーに付与されているものとします。 -
DBMSCAPにユーザーGGADMCAP。Extractはこの資格証明を使用して、論理変更レコードをダウンストリーム・マイニング・データベースのログマイニング・サーバーから取得します。
DBMS_GOLDENGATE_AUTH.GRANT_ADMIN_PRIVILEGE()
プロシージャをコールして、ダウンストリーム・マイニング・データベースDBMSCAPで適切な権限がこのユーザーに付与されているものとします。
この手順では、ダウンストリーム・マイニング・データベースがアーカイブ・ログ・モードで構成されていることも前提とします。
この例では、DBMS3によって送信されるREDOデータはリアルタイム・モードでマイニングされ、DBMS1およびDBMS2から送信されるREDOデータはアーカイブログのみモードでマイニングされます。
- ローカルREDOをアーカイブするためのマイニング・データベースの準備
- ソース・データベースからREDOを受け入れるためのマイニング・データベースの準備
- REDOをマイニング・データベースに送信するための最初のソース・データベースの準備
- REDOをマイニング・データベースに送信するための2番目のソース・データベースの準備
- REDOをマイニング・データベースに送信するための3番目のソース・データベースの準備
- ダウンストリーム・マイニング・データベースでのExtractの設定
親トピック: ダウンストリーム・マイニング構成の例
ソース・データベースからREDOを受け入れるためのマイニング・データベースの準備
REDOデータは、ダウンストリーム・マイニング・データベースのスタンバイREDOログに受け入れられるため、正しいサイズに設定されたスタンバイREDOログが適切な数存在する必要があります。スタンバイ・ログを構成していない場合は、「ダウンストリーム・マイニング・データベースの構成」を参照してください。
ダウンストリーム・マイニング・データベースでのExtractの設定
この手順では、DBMS1およびDBMS2によって送信されたアーカイブ・ログからキャプチャするようダウンストリーム・データベースでExtractを設定します。