ワークスペースのセッション・ステートの管理

セッションはページ・ビュー間で永続性(またはステートフルな動作)を確立します。ワークスペース管理者は、現在のセッションまたは最近のセッションについてセッション詳細を表示したり、現在のセッション・ステートを消去したり、セッションを経過時間に基づいて消去できます。

セッション状態の概要

セッションは、ページ・ビュー間で永続性(またはステートフルな動作)を確立する論理的な構成体です。各セッションには、一意のIDが割り当てられ、Application Expressエンジンは、このセッションIDを使用して、各ページ・ビューの前後に、アプリケーションで作業中のデータ・セット(セッション・ステート)を格納および取得します。セッションは、削除されるまでデータベース内に存在します。

セッションの詳細確認後のセッション・ステートの削除

セッションの詳細を確認した後に既存のセッションを削除するかどうかを決定します。「セッションの詳細」ページから、管理者はセッション・レコードまたはセッション・ステートを削除できます。

セッションの詳細を表示し、セッション・ステートを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 「ワークスペース管理」ページにナビゲートします。
    1. Oracle Application Expressにサインインします。
    2. 「ワークスペース」ホームページ上部で、「管理」メニューをクリックし、「管理」をクリックします。

    「ワークスペース管理」ページが表示されます。

  2. 管理ページで、「サービスの管理」をクリックします。
  3. 「メタデータの管理」で、「セッション・ステート」をクリックします。
  4. 「最近のセッション」をクリックします。

    ページの外観は、ページ上部にある検索バーを使用してカスタマイズできます

  5. セッションの詳細を表示するには、セッションIDを選択します。
  6. 「セッションの詳細」ページで、次のいずれかのボタンをクリックします。
    • ステートの削除: セッション・ステート表(コレクション・データを含む)からセッション・データをクリアしますが、セッション・レコードは削除しません。デバッグ中に開発者がセッションを削除するのは適切な対応です。これは、f?p URLでClear Cache引数値SESSIONを使用してカレント・セッションのセッション・ステートをクリアすることに相当します。このオプションは、開発者がデバッグ中に使用することもできます。
    • セッションの削除: セッションに関連付けられた(コレクション・データを含む)セッション・ステートとともにセッションのレコードをSESSIONS表から削除します。削除されたセッションを使用しているユーザーは、そのセッションを使用できなくなり、(ほとんどの場合)次のページ・リクエストで再認証を求められます。このオプションは、管理者が特定のユーザーをOracle Application Expressアプリケーションにアクセスできないようにする必要がある場合に使用できます。

カレント・セッションのセッション・ステートの表示

「セッション・ステート」ページで、現在のセッションのセッション・ステートを表示します。

現在または最近のセッションに関するセッション・ステートを表示するには、次の手順を実行します。

  1. 「ワークスペース管理」ページにナビゲートします。
    1. Oracle Application Expressにサインインします。
    2. 「ワークスペース」ホームページ上部で、「管理」メニューをクリックし、「管理」をクリックします。

    「ワークスペース管理」ページが表示されます。

  2. 管理ページで、「サービスの管理」をクリックします。
  3. 「メタデータの管理」で、「セッション・ステート」をクリックします。
  4. 「現行セッションのセッション・ステートの消去」をクリックします。

    ページの外観は、ページ上部にある検索バーを使用してカスタマイズできます

経過時間によるセッションの消去

「セッションのパージ」ページで、経過時間別に既存のセッションを消去します。

経過時間別に既存のセッションを消去するには、次の手順を実行します。

  1. 「ワークスペース管理」ページにナビゲートします。
    1. Oracle Application Expressにサインインします。
    2. 「ワークスペース」ホームページ上部で、「管理」メニューをクリックし、「管理」をクリックします。

    「ワークスペース管理」ページが表示されます。

  2. 管理ページで、「サービスの管理」をクリックします。
  3. 「メタデータの管理」で、「セッション・ステート」をクリックします。
  4. 「経過時間別にセッションを消去」をクリックします。
  5. 「セッションのパージ」で、「セッション」からリストより古いものを選択します。
  6. 次のいずれかのボタンをクリックします。
    • セッションをレポート: ワークスペースのセッションの合計数、ユーザー数および古いセッション数の詳細が記載されているレポートを生成します。
    • セッションの消去: 選択した経過時間別に既存のセッションを消去します。

カレント・セッションのセッション・ステートの消去

「セッション・ステートのパージ」ページで、現在のセッションのセッション・ステートを消去します。

カレント・セッションのセッション・ステートを消去するには、次の手順を実行します。

  1. 「ワークスペース管理」ページにナビゲートします。
    1. Oracle Application Expressにサインインします。
    2. 「ワークスペース」ホームページ上部で、「管理」メニューをクリックし、「管理」をクリックします。

    「ワークスペース管理」ページが表示されます。

  2. 管理ページで、「サービスの管理」をクリックします。
  3. 「メタデータの管理」で、「セッション・ステート」をクリックします。
  4. 「現行セッションのセッション・ステートの消去」をクリックします。
  5. 次のいずれかのボタンをクリックします。
    • セッション・ステートの表示: カレント・セッションに関する情報を表示します。
    • セッション・ステートの消去: カレント・セッションのセッション・ステートをリセットします。