17 WebCenter Contentユーザー・インタフェースを追加するためのドメインの拡張
Oracle WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ソフトウェアを含めてエンタープライズ・デプロイメント・ドメイン拡張するために、特定のタスクを実行する必要があります。
この章では、MBeanを使用したシステム・レベルの設定変更や、WebCenter Contentユーザー・インタフェース・クラスタを含めるhttpサーバーの構成について説明します。
- WebCenter Contentユーザー・インタフェースのためのドメインの拡張
この項では、Oracle WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ソフトウェアを含めて既存のエンタープライズ・デプロイメント・ドメインを拡張する手順を説明します。 - WLS_WCCUI1およびWLS_WCCUI2へのドメイン構成の伝播
ドメイン構成をWebCenter Contentユーザー・インタフェース管理対象サーバーに伝播するために、次のステップを実行する必要があります。 - MBeanを使用したシステム・レベルの設定の変更
高可用性を保証するために、Fusion Middleware Controlの「システム構成」ページを使用して、WebCenter Contentユーザー・インタフェースのシステム・レベルの構成設定を変更できます。このページの設定によってWebCenter Contentユーザー・インタフェースのMBeanがドメイン用に構成されます。 - WebCenter Contentユーザー・インタフェース・クラスタと使用するOracle HTTP Serverの構成
WebCenter Contentユーザー・インタフェース・クラスタを使用してOracle HTTP Serverを構成し、クラスタのフロントエンドHTTPホストおよびポートを設定し、ロード・バランサを介してアクセスを検証します。 - ワークフロー構成の完了
WebCenter Contentユーザー・インタフェースのワークフロー構成を完了するには、管理対象サーバーを再起動し、構成を確認する必要があります。UseDatabaseWfInQueue
構成変数により、WebCenter Contentユーザー・インタフェースは、ユーザーに割り当てられたワークフローにフィルタを適用できるようになります。EmailNotificationType
構成変数では、ワークフローとサブスクリプションが異なるコンテンツ・サーバー・ユーザー・インタフェースに含まれる場合に、通知電子メール内のリンクがポイントする先を指定します。この構成変数のデフォルト値は、NativeWebUI
です。
上位トピック: 「エンタープライズ・ドメインの構成」
WebCenter Contentユーザー・インタフェースのためのドメインの拡張
この項では、Oracle WebCenter Contentユーザー・インタフェース・ソフトウェアを含めて既存のエンタープライズ・デプロイメント・ドメインを拡張する手順を説明します。
ドメインの拡張には、次のタスクが含まれます。
- 構成ウィザードの起動
既存のエンタープライズ・デプロイメント・ドメインを拡張するための最初のステップとして構成ウィザードを起動します。 - ドメインを拡張するために構成ウィザード画面へ移動
構成ウィザードの起動
既存のエンタープライズ・デプロイメント・ドメインを拡張するための最初のステップとして構成ウィザードを起動します。
ノート:
ドメインで起動スクリプトに直接カスタマイズを追加した場合、それらは構成ウィザードによって上書きされます。ドメイン内のすべてのサーバーに適用するサーバー起動パラメータをカスタマイズするために、setUserOverridesLate.sh
という名前のファイルを作成して、WebLogic Serverのクラスパスへのカスタム・ライブラリの追加、サーバーを実行するための追加のJavaコマンド行オプションの指定、追加の環境変数の指定などを行うように構成できます。このファイルに追加したカスタマイズは、ドメインのアップグレード操作時に保持され、pack
コマンドとunpack
コマンドの使用時にリモート・サーバーに継承されます。
構成ウィザードを起動するには:
ドメインを拡張するために構成ウィザード画面へ移動
次の各項に示す手順に従って、静的または動的クラスタを含むトポロジのドメインを作成および構成します。
静的クラスタを含めるドメインの拡張
この項で説明する手順を実行して、目的のトポロジのドメインを作成して構成します。
ノート:
この項で説明する手順を使用して、既存のドメインを拡張することもできます。この手順の説明では要件が満たされない場合は、その要件に応じた選択を行うか、サポート・ドキュメントで追加の詳細を参照してください。
ドメインを作成して構成するためのタスクは次のとおりです。
- タスク1 ドメイン・タイプとドメイン・ホームの場所の選択
-
「構成タイプ」画面で、「既存ドメインの更新」を選択します。
「ドメインの場所」フィールドで、
ASERVER_HOME
変数の値を選択します。これは、エンタープライズ・デプロイメント用の初期インフラストラクチャ・ドメインの作成で作成した管理サーバー・ドメイン・ホームの完全なパスを表します。ディレクトリの場所の変数の詳細は、「このガイドで使用するファイル・システムとディレクトリ変数」を参照してください
ヒント:
この画面に示されるその他のオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「構成タイプ」に関する項を参照してください。
- タスク2 構成テンプレートの選択
-
「テンプレート」画面で「製品テンプレートを使用してドメインを更新」が選択されていることを確認した後に、次のテンプレートを選択します。
-
Oracle WebCenter Content - Web UI - 12.2.1.3.0 [wccontent]
また、初期ドメインを作成するために使用したため、次の追加のテンプレートもすでに選択されているはずです。
-
Oracle Universal Content Management - コンテンツ・サーバー - 12.2.1.3.0 [wccontent]
-
Oracle SOA Suite - 12.2.1.3.0 [soa]
-
Oracle Universal Content Management - Inbound Refinery - 12.2.1.3.0 [wccontent]
-
Oracle WebCenter Enterprise Capture - 12.2.1.3.0 [wccapture]
-
Oracle Enterprise Manager - 12.2.1.3.0[em]
-
Oracle WSM Policy Manager - 12.2.1.3.0[oracle_common]
-
Oracle JRF - 12.2.1.3.0[oracle_common]
-
WebLogic Coherenceクラスタの拡張 - 12.2.1.3.0 [wlserver]
-
ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「テンプレート」に関する項を参照してください。
-
- タスク3 JDBCデータ・ソース情報の指定
-
「GridLinkへ変換」をクリックして、必要なデータベース接続の詳細を更新し、「次へ」をクリックします。
- タスク4 GridLink Oracle RACデータ・ソース詳細の指定
-
「GridLink Oracle RACデータ・ソース」画面で次のタスクを実行します。
「SCAN」、「ホスト名」および「ポート」のセクションで次の手順を実行します。
-
「SCAN」チェック・ボックスを選択します。
-
「ホスト名」フィールドには、Oracle RACデータベースのSingle Client Access Name (SCAN)アドレスを入力します。
-
「ポート」フィールドには、データベースのSCANリスニング・ポートを入力します(
1521
など)。
「ONSホストとポート」セクション:
-
「ONSホスト」フィールドには、Oracle RACデータベースのSCANアドレスを入力します。
-
「ポート」フィールドには、ONSリモート・ポートを入力します(通常は
6200
)。
「次」をクリックします。
-
- タスク5 JDBCデータ・ソースのテスト
-
「次へ」をクリックして、続行します。
- タスク6 GridLink Oracle RACコンポーネント・スキーマの詳細情報の指定
-
「次へ」をクリックして、続行します。
- タスク7 JDBCコンポーネント・スキーマのテスト
-
「次へ」をクリックして、続行します。
- タスク8 wccadfConnectUserの資格証明の指定
-
「資格証明」画面で、WebLogicのユーザー名(
weblogic_wcc
以外)とパスワードを入力します。「次へ」をクリックして、続行します。
- タスク9 拡張構成の選択
-
目的のトポロジに応じたドメインの構成を完了するには、「拡張構成」画面で次のオプションを選択します。
トポロジ
- タスク10 管理対象サーバーの構成
-
「管理対象サーバー」画面で、サーバーのリストに新しい管理対象サーバーが表示されます。
次のタスクを実行して、デフォルトの管理対象サーバーを変更して2つ目の管理対象サーバーを作成します。
-
デフォルトの管理対象サーバーの名前を
WLS_WCCUI1
に変更します。 -
「追加」をクリックして新しい管理対象サーバーを作成し、そのサーバーに
WLS_WCCUI2
と名前を付けます。ヒント:
ここで推奨するサーバー名は、このドキュメント全体で使用します。別の名前を選択する場合は、必要に応じてそれらの名前に置き換えてください。
-
次の表を使用して、各Oracle WebCenter Contentユーザー・インタフェース管理対象サーバーの残りの列を入力します。
ヒント:
「管理対象サーバー」画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の管理対象サーバーに関する項を参照してください。
サーバー名 リスニング・アドレス リスニング・ポート SSLの有効化 SSLリスニング・ポート サーバー・グループ WLS_WCCUI1
WCCHOST1
16225
いいえ
無効
UCM-ADF-MGD-SVR
WLS_WCCUI2
WCCHOST2
16225
いいえ
無効
UCM-ADF-MGD-SVR
-
- タスク11 クラスタの構成
-
このタスクでは、Oracle WebCenter Contentソフトウェアのターゲットにすることができる管理対象サーバーのクラスタを作成します。
クラスタの「フロントエンド・ホスト」プロパティも設定します。これにより、WebLogic Serverは必要に応じてWebサービス・コールバックやその他のリダイレクトを、各リクエストのHOSTヘッダーにあるアドレスではなく、ロード・バランサ上の
wcc.example.com
にリダイレクトするようになります。wcc.example.com
仮想サーバー・アドレスの詳細は、「ハードウェア・ロード・バランサでの仮想ホストの構成」を参照してください。「クラスタ」画面を使用して、新しいクラスタを作成します。
-
「追加」ボタンをクリックします。
-
「クラスタ名」フィールドで
WCCUI_Cluster
を指定します。 -
「動的サーバー・グループ」ドロップダウン・リストで、
未指定
を選択します。
ノート:
デフォルトでは、クラスタ内のサーバー・インスタンスは、ユニキャストを使用して相互に通信します。マルチキャストを使用するようにクラスタの通信を変更する場合は、『Oracle WebLogic Serverクラスタの管理』のユニキャストまたはマルチキャストを選択する際の考慮事項に関する項を参照してください。
ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「クラスタ」に関する項を参照してください。
-
- タスク12 サーバー・テンプレートの割当て
-
「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
- タスク13 動的サーバーの構成
-
静的クラスタとして残すクラスタについて、すべての動的サーバー・オプションが無効になっていることを確認します。
-
この画面の「動的クラスタ」、「計算済リスニング・ポート」および「計算済マシン名」チェック・ボックスの選択が解除されていることを確認します。
-
「サーバー・テンプレート」で「未指定」が選択されていることを確認します。
-
「次」をクリックします。
-
- タスク14 クラスタへの管理対象サーバーの割当て
-
「サーバーのクラスタへの割当」画面を使用して、
WLS_WCCUI1
およびWLS_WCCUI2
を新規クラスタWCCUI_Cluster
に割り当てます。-
「クラスタ」ペインで、サーバーを割り当てるクラスタ(ここでは
WCCUI_Cluster
)を選択します。 -
「サーバー」ペインで、次のいずれかの操作を実行して、WLS_WCCUI1を
WCCUI_Cluster
に割り当てます。-
WLS_WCCUI1
管理対象サーバーを1回クリックして選択し、右矢印をクリックして「クラスタ」ペインで選択されているクラスタの下に移動します。 -
WLS_WCCUI1
をダブルクリックして、クラスタ・ペインで選択されているクラスタの下に移動します。
-
-
同じ手順を繰り返して、
WLS_WCCUI2
をWCCUI_Cluster
に割り当てます。
ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「サーバーのクラスタへの割当」に関する項を参照してください。
-
- タスク15 Coherenceクラスタの構成
-
「Coherenceクラスタ」画面を使用して、ドメインに自動的に追加されるCoherenceクラスタを構成します。ポート番号値は、初期Infrastructureドメインの作成中に定義されているため、
0
のままにします。ノート:
Coherenceライセンス情報については、Oracle Fusion Middlewareライセンス情報のOracle Coherenceに関する項を参照してください。
- タスク16 既存のマシンの検証
-
「Unixマシン」タブで、初期インフラストラクチャ・ドメインの作成時に作成したマシンの名前を確認します。
「次へ」をクリックします。
- タスク17 マシンへのサーバーの割当て
-
「サーバーのマシンへの割当」画面を使用して、作成したばかりのOracle WebCenter Contentユーザー・インタフェース管理対象サーバーを、ドメイン内の対応するマシンに割り当てます。
WLS_WCCUI1
をWCCHOST1
、WLS_WCCUI2
をWCCHOST2
に割り当てます。ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「サーバーのマシンへの割当」に関する項を参照してください。
- タスク18 仮想ターゲットの構成
-
「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
- タスク19 パーティションの構成
-
「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
- タスク20 構成のサマリーの確認
-
「更新」をクリックして次の画面に進みます。
- タスク21 構成の進捗の確認
-
すべてのプロセスが完了したら、「次へ」をクリックして、次の画面に進みます。
- タスク22 構成の仕様の確認とドメインの構成
-
「構成サマリー」画面には、これから作成するドメインに関する詳細な構成情報が表示されます。この画面に示された各項目の詳細を調べて、情報に間違いがないことを確認します。
変更が必要な場合は、「戻る」ボタンを使用するか、ナビゲーション・ペインで画面を選択することで任意の画面に戻れます。
「更新」をクリックするまで、ドメインの作成は開始されません。
ヒント:
この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の構成サマリーに関する項を参照してください。
- タスク23 ドメイン・ホームと管理サーバーURLのメモ
-
「構成に成功しました」画面には、構成したばかりのドメインについて、次の項目が表示されます。
-
ドメインの場所
-
管理サーバーURL
どちらの項目も後で必要になるため、ノートにとっておく必要があります。ドメインの場所は、ノード・マネージャと管理サーバーの起動に使用するスクリプトへのアクセスで必要になります。また、URLは管理サーバーへのアクセスで必要になります。
「終了」をクリックして、構成ウィザードを閉じます。
-
- タスク24 管理サーバーの起動
-
管理サーバーを起動して、ドメインに行った変更が適用されたことを確認します。
静的クラスタを含めるドメインの拡張を完了したら、「WLS_WCCUI1およびWLS_WCCUI2へのドメイン構成の伝播」に進みます。
親トピック: ドメインを拡張するために構成ウィザード画面へ移動
動的クラスタを含めるドメインの拡張
この項に示す手順に従って、動的クラスタを含むトポロジのドメインを作成および構成します。
ノート:
この項で説明する手順と同じ手順を使用して、動的クラスタを含めて既存のドメインを拡張できます。この手順の説明では要件が満たされない場合は、その要件に応じた選択を行うか、サポート・ドキュメントで追加の詳細を参照してください。
ドメインを作成して構成するためのタスクは次のとおりです。
- タスク1 ドメイン・タイプとドメイン・ホームの場所の選択
-
「構成タイプ」画面で、「既存ドメインの更新」を選択します。
「ドメインの場所」フィールドで、
ASERVER_HOME
変数の値を選択します。これは、エンタープライズ・デプロイメント用の初期インフラストラクチャ・ドメインの作成で作成した管理サーバー・ドメイン・ホームの完全なパスを表します。ディレクトリの場所の変数の詳細は、「このガイドで使用するファイル・システムとディレクトリ変数」を参照してください
ヒント:
この画面に示されるその他のオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「構成タイプ」に関する項を参照してください。
- タスク2 構成テンプレートの選択
-
「テンプレート」画面で「製品テンプレートを使用してドメインを更新」が選択されていることを確認した後に、次のテンプレートを選択します。
-
Oracle WebCenter Content - Web UI - 12.2.1.3.0 [wccontent]
また、初期ドメインを作成するために使用したため、次の追加のテンプレートもすでに選択されているはずです。
-
Oracle Universal Content Management - コンテンツ・サーバー - 12.2.1.3.0 [wccontent]
-
Oracle SOA Suite - 12.2.1.3.0 [soa]
-
Oracle Universal Content Management - Inbound Refinery - 12.2.1.3.0 [wccontent]
-
Oracle WebCenter Enterprise Capture - 12.2.1.3.0 [wccapture]
-
Oracle Enterprise Manager - 12.2.1.3.0[em]
-
Oracle WSM Policy Manager - 12.2.1.3.0[oracle_common]
-
Oracle JRF - 12.2.1.3.0[oracle_common]
-
WebLogic Coherenceクラスタの拡張 - 12.2.1.3.0 [wlserver]
-
ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「テンプレート」に関する項を参照してください。
-
- タスク3 JDBCデータ・ソース情報の指定
-
「GridLinkへ変換」をクリックして、必要なデータベース接続の詳細を更新し、「次へ」をクリックします。
- タスク4 GridLink Oracle RACデータ・ソース詳細の指定
-
「GridLink Oracle RACデータ・ソース」画面で次のタスクを実行します。
「SCAN」、「ホスト名」および「ポート」のセクションで次の手順を実行します。
-
「SCAN」チェック・ボックスを選択します。
-
「ホスト名」フィールドには、Oracle RACデータベースのSingle Client Access Name (SCAN)アドレスを入力します。
-
「ポート」フィールドには、データベースのSCANリスニング・ポートを入力します(
1521
など)。
「ONSホストとポート」セクション:
-
「ONSホスト」フィールドには、Oracle RACデータベースのSCANアドレスを入力します。
-
「ポート」フィールドには、ONSリモート・ポートを入力します(通常は
6200
)。
「次」をクリックします。
-
- タスク5 JDBCデータ・ソースのテスト
-
「次へ」をクリックして、続行します。
- タスク6 GridLink Oracle RACコンポーネント・スキーマの詳細情報の指定
-
「次へ」をクリックして、続行します。
- タスク7 JDBCコンポーネント・スキーマのテスト
-
「次へ」をクリックして、続行します。
- タスク8 wccadfConnectUserの資格証明の指定
-
「資格証明」画面で、WebLogicのユーザー名(
weblogic_wcc
以外)とパスワードを入力します。「次へ」をクリックして、続行します。
- タスク9 拡張構成の選択
-
目的のトポロジに応じたドメインの構成を完了するには、「拡張構成」画面で次のオプションを選択します。
トポロジ
- タスク10 管理対象サーバーの構成
-
「管理対象サーバー」画面で、サーバーのリストに新しい管理対象サーバーが表示されます。
次のタスクを実行して、デフォルトの管理対象サーバーを変更して2つ目の管理対象サーバーを作成します。
-
デフォルトの管理対象サーバーを削除します。
-
「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
-
- タスク11 クラスタの構成
-
このタスクでは、Oracle WebCenter Contentソフトウェアのターゲットにすることができる管理対象サーバーのクラスタを作成します。
クラスタの「フロントエンド・ホスト」プロパティも設定します。これにより、WebLogic Serverは必要に応じてWebサービス・コールバックやその他のリダイレクトを、各リクエストのHOSTヘッダーにあるアドレスではなく、ロード・バランサ上の
wcc.example.com
にリダイレクトするようになります。wcc.example.com
仮想サーバー・アドレスの詳細は、「ハードウェア・ロード・バランサでの仮想ホストの構成」を参照してください。「クラスタ」画面を使用して、新しいクラスタを作成します。
-
「追加」ボタンをクリックします。
-
「クラスタ名」フィールドで
WCCUI_Cluster
を指定します。 -
「動的サーバー・グループ」ドロップダウン・リストで、「WCCADF-DYN-CLUSTER」を選択します。
ノート:
デフォルトでは、クラスタ内のサーバー・インスタンスは、ユニキャストを使用して相互に通信します。マルチキャストを使用するようにクラスタの通信を変更する場合は、『Oracle WebLogic Serverクラスタの管理』のユニキャストまたはマルチキャストを選択する際の考慮事項に関する項を参照してください。
ヒント:
この画面に示されるオプションの詳細は、構成ウィザードを使用したWebLogicドメインの作成の「クラスタ」に関する項を参照してください。
-
- タスク12 サーバー・テンプレートの割当て
-
「サーバー・テンプレート」画面を使用して、テンプレートを追加します。
-
「名前」フィールドで、
WCCADF-server-template
を指定します。 -
「リスニング・ポート」フィールドで、
16225
を指定します。 -
「SSLの有効化」オプションは未選択のままにしておきます。
-
「クラスタ」ドロップダウン・リストで、
「未指定」
を選択します。 -
「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
-
- タスク13 動的サーバーの構成
-
「動的クラスタ」画面を使用して、必要なクラスタを構成します。
-
「クラスタ名」フィールドで
WCCUI_Cluster
を指定します。 -
「サーバー名の接頭辞」フィールドで、
WLS_WCCUI
を指定します。 -
「サーバー・テンプレート」ドロップダウン・リストで、
「WCCADF-server-template」
を選択します。 -
「最大動的サーバー数」フィールドで、
2
を指定します。 -
「マシン名マッチング式」フィールドで、
WCCHOST*
を指定します。 -
「計算済マシン名」フィールドおよび「動的クラスタ」フィールドを選択します。
-
「計算済リスニング・ポート」フィールドを選択します。
-
「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
-
- タスク14 クラスタへの管理対象サーバーの割当て
-
「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
- タスク15 Coherenceクラスタの構成
-
「Coherenceクラスタ」画面を使用して、ドメインに自動的に追加されるCoherenceクラスタを構成します。ポート番号値は、初期Infrastructureドメインの作成中に定義されているため、
0
のままにします。ノート:
Coherenceライセンス情報については、Oracle Fusion Middlewareライセンス情報のOracle Coherenceに関する項を参照してください。
- タスク16 既存のマシンの検証
-
「Unixマシン」タブで、初期インフラストラクチャ・ドメインの作成時に作成したマシンの名前を確認します。
「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
- タスク17 マシンへのサーバーの割当て
-
「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
- タスク18 仮想ターゲットの構成
-
「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
- タスク19 パーティションの構成
-
「次へ」をクリックして次の画面に進みます。
- タスク20 構成のサマリーの確認
-
「更新」をクリックして次の画面に進みます。
- タスク21 構成の進捗の確認
-
すべてのプロセスが完了したら、「次へ」をクリックして、次の画面に進みます。
- タスク22 構成の仕様の確認とドメインの構成
-
「構成サマリー」画面には、これから作成するドメインに関する詳細な構成情報が表示されます。この画面に示された各項目の詳細を調べて、情報に間違いがないことを確認します。
変更が必要な場合は、「戻る」ボタンを使用するか、ナビゲーション・ペインで画面を選択することで任意の画面に戻れます。
「更新」をクリックするまで、ドメインの作成は開始されません。
ヒント:
この画面のオプションの詳細は、『構成ウィザードによるWebLogicドメインの作成』の構成サマリーに関する項を参照してください。
- タスク23 ドメイン・ホームと管理サーバーURLのメモ
-
「構成に成功しました」画面には、構成したばかりのドメインについて、次の項目が表示されます。
-
ドメインの場所
-
管理サーバーURL
どちらの項目も後で必要になるため、ノートにとっておく必要があります。ドメインの場所は、ノード・マネージャと管理サーバーの起動に使用するスクリプトへのアクセスで必要になります。また、URLは管理サーバーへのアクセスで必要になります。
「終了」をクリックして、構成ウィザードを閉じます。
-
- タスク24 管理サーバーの起動
-
管理サーバーを起動して、ドメインに行った変更が適用されたことを確認します。
親トピック: ドメインを拡張するために構成ウィザード画面へ移動
WLS_WCCUI1およびWLS_WCCUI2へのドメイン構成の伝播
ドメイン構成をWebCenter Contentユーザー・インタフェース管理対象サーバーに伝播するために、次のステップを実行する必要があります。
MBeanを使用したシステム・レベルの設定の変更
高可用性を保証するために、Fusion Middleware Controlの「システム構成」ページを使用して、WebCenter Contentユーザー・インタフェースのシステム・レベルの構成設定を変更できます。このページの設定によってWebCenter Contentユーザー・インタフェースのMBeanがドメイン用に構成されます。
システム・レベルの設定をFusion Middleware Controlで変更する方法の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Captureの管理のシステム構成設定の変更に関する項を参照してください。
-
AdfScopeHaSupport
パラメータを設定するには、次のステップを実行します。-
「WebLogicドメイン」メニューから、「システムMBeanブラウザ」を選択します。
-
左側のナビゲーションから、「アプリケーション定義のMBean」→「oracle.adf.share.config」→「ドメイン: WCCサーバー名」→「アプリケーション: Oracle WebCenter Content – Web UI」→「ADFConfig」→「ADFConfig」→「ADFConfig」→「ADFcConfiguration」を選択します。
-
AdfScopeHaSupport
パラメータをtrue
に設定します。 -
「適用」をクリックします。
-
-
ClusterCompatible
パラメータおよびTemporaryDirectory
パラメータを設定するステップは次のとおりです。-
「WebLogicドメイン」メニューから、「システムMBeanブラウザ」を選択します。
-
左側のナビゲーションから、「アプリケーション定義のMBean」→「oracle.adf.share.config」→「ドメイン: WCCサーバー名」→「アプリケーション: Oracle WebCenter Content – Web UI」→「ADFConfig」→「ADFConfig」→「ADFConfig」→「WccAdfConfiguration」を選択します。
-
ClusterCompatible
パラメータをtrue
に設定します。 -
TemporaryDirectory
パラメータを/u01/oracle/config/domains/WCCDomain/WCCUI_Cluster/tempdir
に設定します。 -
「適用」をクリックします。
-
-
PropConnectionUrl
パラメータを設定するステップは次のとおりです。-
「WebLogicドメイン」メニューから、「システムMBeanブラウザ」を選択します。
-
左側のナビゲーションから、「アプリケーション定義のMBean」→「oracle.adf.share.connections」→「ドメイン: WCCサーバー名」→「アプリケーション: Oracle WebCenter Content – Web UI」→「ADFConnections」→「ADFConnections」→「WccConnection」→「WccAdfServerConnection」を選択します。
-
PropConnectionUrl
パラメータをidc://wccinternal.example.com:6300
に設定します。 -
「適用」をクリックします。
-
-
ApplicationUrl
パラメータを設定するステップは次のとおりです。-
「WebLogicドメイン」メニューから、「システムMBeanブラウザ」を選択します。
-
左側のナビゲーションから、「アプリケーション定義のMBean」→「oracle.adf.share.connections」→「ドメイン: WCCサーバー名」→「アプリケーション: Oracle WebCenter Content – Web UI」→「ADFConfig」→「ADFConfig」→「ADFConfig」→「WccAdfConfiguration」を選択します。
-
ApplicationUrl
パラメータをhttps://wcc.example.com:443
に設定します。 -
「適用」をクリックします。
-
WebCenter Contentユーザー・インタフェース・クラスタと使用するOracle HTTP Serverの構成
WebCenter Contentユーザー・インタフェース・クラスタを使用してOracle HTTP Serverを構成し、クラスタのフロントエンドHTTPホストおよびポートを設定し、ロード・バランサを介してアクセスを検証します。
このセクションでは、次のタスクについて説明します。
ロード・バランサを介したアクセスの検証
- WLS_WCCUI2が稼動している状態で、WebLogic Server管理コンソールからWLS_WCCUI1を停止します。
https://wcc.example.com/wcc
にアクセスし、正しく動作していることを確認します。(Captureサーバーが停止しているため、レポートやデータは取得できません。)- WebLogic Server管理コンソールからWLS_WCCUI1を起動します。
- WebLogic Server管理コンソールでWLS_WCCUI2を停止します。
https://wcc.example.com/wcc
にアクセスし、正しく動作していることを確認します。
ワークフロー構成の完了
WebCenter Contentユーザー・インタフェースのワークフロー構成を完了するには、管理対象サーバーを再起動し、構成を確認する必要があります。UseDatabaseWfInQueue
構成変数により、WebCenter Contentユーザー・インタフェースは、ユーザーに割り当てられたワークフローにフィルタを適用できるようになります。EmailNotificationType
構成変数では、ワークフローとサブスクリプションが異なるコンテンツ・サーバー・ユーザー・インタフェースに含まれる場合に、通知電子メール内のリンクがポイントする先を指定します。この構成変数のデフォルト値は、NativeWebUI
です。