9 ドメイン構成後の次のステップ

製品ドメインの構成後、実行が必要となる可能性がある追加のタスクがあります。

基本的な管理タスクの実行

新しいドメインで実行する可能性のある管理タスクを確認します。

表9-1 新規ドメイン用の基本的な管理タスク

タスク 説明 詳細

Fusion Middleware管理ツールについての学習

環境の管理に使用できる各種ツールについて習熟します。

『Oracle Fusion Middlewareの管理』Oracle Fusion Middlewareの管理ツールの概要に関する項を参照してください。

製品およびサーバーの起動と停止

Oracle Fusion Middleware(管理サーバー、管理対象サーバー、コンポーネントを含む)起動と停止の方法について学習します。

『Oracle Fusion Middlewareの管理』Oracle Fusion Middlewareの起動と停止に関する項を参照してください。

Secure Sockets Layer (SSL)の構成

Oracle Fusion Middlewareコンポーネント間のSSLを使用したセキュアな通信の設定方法について学習します。

『Oracle Fusion Middlewareの管理』Oracle Fusion MiddlewareのSSLの構成に関する項を参照してください。

Oracle Fusion Middlewareのモニタリング

Oracle Fusion Middlewareコンポーネントのステータスを追跡する方法を学習します。

『Oracle Fusion Middlewareの管理』Oracle Fusion Middlewareのモニタリングに関する項を参照してください。

バックアップとリカバリの手順の理解

Oracle Fusion Middlewareのバックアップとリカバリの推奨手順について学習します。

Oracle Fusion Middlewareの管理バックアップとリカバリの概要を参照してください。

追加ドメイン構成タスクの実行

新しいドメインで実行する追加の構成タスクを確認します。

表9-2 追加ドメイン構成タスク

タスク 説明 詳細

アプリケーションのデプロイ

アプリケーションをOracle Fusion Middlewareにデプロイする方法を学習します。

『Oracle Fusion Middlewareの管理』アプリケーションのデプロイに関する項を参照してください。

ドメインへのWeb層のフロントエンドの追加

OracleのWeb層でWebページ(静的と動的)をホストし、組込みのクラスタ、ロード・バランシングおよびフェイルオーバーの機能とともにセキュリティと高パフォーマンスを実現します。特にWeb層にはOracle HTTP Serverが含まれます。

Oracle HTTP ServerをWebLogic Serverドメインにインストールして構成するには、Oracle HTTP Serverのインストールと構成WebLogic ServerドメインのOracle HTTP Serverの構成を参照してください。

重要な情報については、「同じドメインに複数の製品をインストールする方法」も参照してください。

トポロジに対するCoherenceのチューニングと構成

標準インストール・トポロジには、記憶域が有効な管理対象Coherenceサーバーが含まれるCoherenceクラスタがあります。この構成はCoherenceの使用には適切な出発点ですが、特定の要件によっては、本番環境でのパフォーマンスを向上させるためにCoherenceをチューニングして再構成することを検討してください。

Coherenceクラスタの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverクラスタの管理』Coherenceクラスタの構成および管理に関する項を参照してください。

Coherenceのチューニングの詳細は、Oracle Coherenceの管理パフォーマンス・チューニングを参照してください。

CoherenceでのHTTPセッション・データの格納の詳細は、『Oracle Coherence*WebでのHTTPセッション・マネージメントの管理』WebLogicサーバーでのCoherence*Webの使用に関する項を参照してください。

Coherenceアプリケーションの作成とデプロイの詳細は、Oracle WebLogic Server Oracle Coherenceアプリケーションの開発スタート・ガイドを参照してください。

開発用のOracle Data Integratorの準備

開発用にOracle Data Integratorを準備するために実行できるタスクを確認します。

表9-3に、開発者用のOracle Data Integratorを準備するタスクを示します。

表9-3 開発用のOracle Data Integratorの準備タスク

タスク 説明 詳細

論理エージェントの作成

異なる環境で同一の役割を持つ複数の物理エージェントは、同じ論理エージェントにグループ化できます。論理エージェントは、コンテキストによって物理エージェントに関連付けられています。実行の開始時、論理エージェントおよびコンテキストを指定します。Oracle Data Integratorはこの情報を単一の物理エージェントに変換し、物理エージェントが実行リクエストを受信します。

論理エージェントの作成

エージェントの管理

エージェントがトポロジに定義された後は、必要に応じてエージェントを起動、デプロイおよび停止できます。

エージェントの管理

リポジトリの管理

新しいマスターおよび作業リポジトリの作成および接続、パスワードの変更および環境のカスタマイズに役立つその他の管理タスクが使用できます

リポジトリの管理

Java EEエージェント用サーバー・テンプレートの作成

Oracle Data Integratorでは、ランタイム・エージェント用のサーバー・テンプレートの作成に役立つサーバー・テンプレート生成ウィザードが用意されています。

Java EEエージェントに対するサーバー・テンプレートの作成

クラスパスにライブラリを含める ODI SDK APIの使用を有効化するライブラリ。

SDK APIのクライアント・ライブラリ

高可用性向けの環境の準備

高可用性のためにスケール・アウトするには、追加のステップが必要です。

表9-4には、ご使用の標準的なインストール環境を可用性が高まるようにスケールアウトする場合に、実行するタスクの一覧が示されています。

関連項目:

『Oracle Data Integratorの管理』高可用性トポロジの設定のロードマップに関する項を参照してください。

表9-4 可用性の高い環境の準備に必要なタスク

タスク 説明 詳細

複数のホスト・コンピュータへのスケール・アウト

高可用性を有効にするには、他のホストコンピュータへのフェイルオーバーの機能を実現することが重要です。これにより、あるコンピュータが停止しても、環境はデプロイ済アプリケーションのコンシューマに、サービス提供を続けることができます。

高可用性ガイドトポロジのスケール・アウト(マシンのスケール・アウト)を参照してください。

Web層コンポーネントの高可用性の構成

Web層フロントエンドを追加する場合は、WebLogic Serverソフトウェアと同様にWeb層を高可用性構成にする必要があります。

『高可用性ガイド』Web層コンポーネントの高可用性の構成に関する項を参照。

フロントエンドのロード・バランサの設定

ロード・バランサを使用してリクエストをより均等にサーバーに分散させることができます。

高可用性ガイド高可用性環境でのサーバーのロード・バランシングおよびロード・バランサの仮想サーバー名とポートの構成を参照。

ノード・マネージャの構成

ノード・マネージャを使用して、リモート位置から管理サーバー・インスタンスと管理対象サーバー・インスタンスを起動、シャットダウンおよび再起動できます。このドキュメントは、ドメインごとにノード・マネージャが構成されていることを前提としています。ノード・マネージャの高度な構成オプションおよび機能の詳細は、ノード・マネージャのドキュメントを参照してください。

Oracle WebLogic Serverノード・マネージャの管理ノード・マネージャの高度な構成を参照。