3 インストール後の作業

インストール後の検証を使用して、インストールを検証および確認できます。インストールに失敗した場合は、Oracle Traffic Directorのアンインストールおよび再インストールの手順に従います。

この項では、次の項目について説明します。

インストールの確認

問題があった場合、ログ・ファイルを調べて追跡でき、viewInventoryスクリプトを実行してインストールが正しく完了しているかどうかを検証できます。

インストールの検証およびトラブルシューティングの詳細は、「Oracle Universal Installerのインストールの検証およびトラブルシューティング」を参照してください。

インストール・ログの確認

インストーラによってログ・ファイルが、Oracleインベントリ・ディレクトリ内のlogsサブディレクトリに作成されます。

ノート:

Oracleインベントリ・ディレクトリの場所がわからない場合は、ORACLE_HOME/oraInst.locファイルでそのディレクトリへのパスを確認できます。

logsディレクトリには次の表のファイルが含まれます。

Logsディレクトリ 説明

install date-time-stamp .log

これはメインのログ・ファイルです。

install date-time-stamp .out

このログ・ファイルには、インストール時の出力ストリームやエラー・ストリームが記載されます。

launcher-time-stamp .log

このファイルには、ランチャが起動された日時が含まれています。

installProfile date-time-stamp .log

このログ・ファイルには、インストールの完了に要した時間、構成、メモリー、CPUの詳細など、全般的な統計が含まれています。

oraInstall date-time-stamp .log

このログ・ファイルには、コピー・セッションの出力ストリームが記載されます。

timeTaken date-time-stamp .log

このファイルは、-printtimeオプションを使用してインストーラを起動した場合のみ作成されます。このファイルには、画面間の移動にかかった時間に関する情報が記載されます(GUIインストールの場合のみ)。

time date-time-stamp .log

このファイルは、-printtimeオプションを使用してインストーラを起動した場合のみ作成されます。このファイルには、コピー・セッションの時間情報が含まれます。

memory date-time-stamp .log

このファイルは、-printmemoryオプションを使用してインストーラを起動した場合のみ作成されます。このファイルには、コピー・セッションのメモリー使用情報が含まれます。

インベントリの表示

Oracle Traffic Directorをインストールし、インストール後ステップを実行した後、viewInventoryスクリプトを実行して、Oracleホーム・ディレクトリに必要なディレクトリが含まれていることを検証します。正常なインストール後にこのスクリプトを実行すると、次の例のような結果出力が得られます。

<ora_home>/oui/bin/viewInventory.sh | grep -i otd 
(For Windows it would be: <ora_home>/oui/bin/viewInventory.bat) 
Oracle Home: /oracle/Middleware      
FeatureSet: fmw_install_otd 12.2.1.3.0        
Component: oracle.as.install.otd.prerequisite 12.2.1.3.0        
Component: oracle.as.install.otd 12.2.1.3.0      
FeatureSet: otd 12.2.1.3.0      
FeatureSet: em_fmcOtdPlugin 12.2.1.3.0        
Component: oracle.sysman.fmw.plugin.webtier.otd 12.2.1.3.0      
FeatureSet: webgate_otd 12.2.1.3.0        
Component: oracle.oamclient.webgate.otd 12.2.1.3.0

viewInventoryスクリプトの詳細は、「viewInventoryスクリプトの理解」を参照してください。

Oracle Traffic Directorドメインの構成

Oracle Traffic Directorのインストール後に、ドメインを構成する必要があります。

コロケート・インストールの場合、WLSがすでにインストールされていることを確認します。詳細は、Oracle Traffic Directorの管理で、Oracle Traffic DirectorのWebLogicドメインの構成を参照してください。