RREGインバンドおよびアウトオブバンド・モードについて

RREGツールは、インバンドとアウトオブバンドという2つのモードのいずれか1つで実行できます。

Oracle Access Managerサーバーにアクセスして、Oracle Access Manager Oracleホームから自分でRREGツールを実行する権限がある場合は、インバンド・モードを使用します。RREGツールの実行後に、生成されたアーティファクトとファイルをWebサーバーの構成ディレクトリにコピーできます。

Oracle Access Managerサーバーに対する権限またはアクセス権がない場合は、アウトオブバンド・モードを使用します。たとえば、一部の組織では、Oracle Access Managerサーバー管理者のみが、サーバー・ディレクトリにアクセスしてサーバーでの管理タスクを実行する権限を持ちます。アウトオブバンド・モードでは、プロセスは次のように機能します。

  1. Oracle Access Managerサーバー管理者からRREGアーカイブ・ファイル(RREG.tar.gz)のコピーが提供されます。

    サーバー管理者は、「OAM11gRequest.xmlファイルでの標準プロパティの更新」に示されている場所で見つけることができます。

  2. サーバー管理者から提供されたRREG.tar.gzファイルを展開します。

    たとえば:

    gunzip RREG.tar.gz

    tar -xvf RREG.tar

    RREGアーカイブを解凍した後、次の場所にエージェントを登録するためのツールを見つけることができます。

    RREG_HOME/bin/oamreg.sh

    この例では、RREG_Homeは、RREGアーカイブの内容を展開したディレクトリです。

  3. 「OAM11gRequest.xmlファイルでの標準プロパティの更新」の手順を使用してOAM11GRequest.xmlファイルを更新し、完成したOAM11GRequest.xmlファイルをOracle Access Managerサーバー管理者に送信します。

  4. 次に、Oracle Access Managerサーバー管理者は「アウトオブバンド・モードでのRREGツールの実行」の手順を使用してRREGツールを実行し、AgentID_response.xmlファイルを生成します。

  5. Oracle Access Managerサーバー管理者はユーザーにAgentID_response.xmlファイルを送信します。

  6. 「アウトオブバンド・モードでのRREGツールの実行」の手順を使用してAgentID_response.xmlファイルでRREGツールを実行し、クライアント・システムに必要なアーティファクトとファイルを生成します。