構成分析

構成分析は、EDQスイートのアプリケーションの一部です。構成分析は、ディレクタ内のプロジェクトの構成、またはプロジェクトを構成するジョブ、プロセス、結果ブックなどのコンポーネントをレポートするために使用できます。

構成分析を使用すると、コンポーネント(またはコンポーネントのセット)の構成をレポートしたり、2つのコンポーネント(またはコンポーネントのセット)を比較して、それらの差異をレポートできます。

構成分析には、次のユーザー・インタフェースがあります。

  • 画面上部に、メニューおよびツールバーのセットがあります。

  • 画面左側に2つの選択ペインがあり、分析するコンポーネントを選択する際に使用します。

  • 画面の残りの部分を占める結果領域は、分析の結果を表示するために使用されます。

メニューとツールバー

メニューおよびメインのツールバーには、構成分析を使用する際の主要なコントロールがあります。すべてのコントロールは、ツールバーと、「ファイル」または「分析」メニューにあります。「ヘルプ」メニューを使用すると、構成分析のオンライン・ヘルプおよびアプリケーションの「バージョン情報」ダイアログにアクセスできます。

ツールバーおよび対応するメニューを使用すると、次のことができます。

  • 構成比較の開始。

  • 構成レポートの開始。

  • 比較またはレポートの取消し。

  • 比較設定の構成。

  • レポート設定の構成。

  • HTML形式での結果の保存。

選択ペイン

選択ペインは、分析対象のコンポーネントを指定するために使用します。いずれかのペインでのみコンポーネントを選択すると、そのコンポーネントの構成レポートを実行できます。

各ペインで1つずつコンポーネントを選択すると、2つのコンポーネントの構成を相互に比較できます。

比較が実行されると、ペインAで選択したコンポーネントに関する変更が示されます。たとえば、2つのプロセスを比較したとします。レポートでプロセッサが追加されたことが示された場合、そのプロセッサはペインAで選択したプロセスには存在せず、ペインBで選択したプロセスに存在します。

「結果」ペイン

「結果」ペインには、最新の比較レポートまたは構成レポートの結果が表示されます。結果領域は、さらに複数のパネルに分割されており、そのレイアウトは分析するコンポーネントの複雑さによって異なります。

「結果」ペインには常に、分析に含まれる最上位レベルのコンポーネントを示すコンポーネント・リストと、現在選択されているコンポーネントに関するレポートの詳細を含む詳細ペインが含まれます。

コンポーネント・リストでプロセスを選択すると、詳細ペインにプロセッサ・リストが追加されます。これには、選択したプロセスのすべてのプロセッサのリストが含まれます。

コンポーネント・リスト

コンポーネント・リストでは、分析の対象になったすべてのコンポーネントのリストが保持されます。プロセスや参照データのセットなどの単一コンポーネントの分析が実行された場合、このリストには単一のエントリのみが表示されます。分析の対象になったコンポーネントが複数の場合、このリストには複数のエントリが表示されます。

結果領域に表示される情報は、比較結果を参照しているか構成レポート結果を参照しているかによって異なります。レポート結果の場合、各行には、コンポーネント名とコンポーネントのタイプ(ジョブ、プロセス、スナップショットなど)を示すアイコンのみが含まれます。

比較結果の場合、各行には、比較の両側に表示されるコンポーネント名と比較の結果が含まれます。比較フィルタを使用すると、比較の結果に基づいてリスト内の項目をフィルタできます(詳細は、「比較結果のフィルタリング」を参照)。

詳細は、「比較結果」および「レポート結果」の項をそれぞれ参照してください。

「詳細」ペイン

「詳細」ペインには、選択したコンポーネントの様々な構成可能属性とその値のリストが含まれます。2つのコンポーネントを比較する場合は、該当する行の構成の差異が色付きの背景を使用して強調表示されます。

「詳細」ペインのナビゲート

実行するのが比較でも構成レポートでも、提供される結果には、簡単にナビゲートできるようにハイパーリンクが自動的に挿入されます。青色で下線テキスト付きのハイパーリンクがレンダリングされ、これを使用して、コンポーネントのデータの各セクション間またはコンポーネント間を移動できます。

「オプション」セクションなどの各セクションの前には、レポートの現在のページの上部に戻るリンクが表示されます。サブセクションの前には、ページの上部に戻るリンクとセクションの上部に戻るリンクが表示されます。

プロセス内の前後のプロセッサへのリンクも提供されます。

レポート内のハイパーリンクをクリックすると、レポート内の移動パスに基づいて参照履歴が構築されます。これにより、詳細ペインの上部にあるナビゲーション・ボタンがアクティブ化され、これを使用して、必要に応じてレポート内の移動パスを再トレースできます。

プロセッサ・リスト

プロセッサ・リストは、コンポーネント・リストでプロセスを選択した場合にのみ表示されます。プロセッサ・リストには、選択したプロセスのすべてのプロセッサのリストが含まれます。比較が実行される場合、各行には、プロセスの各バージョンに表示されるプロセッサと、2つのプロセッサの比較結果が表示されます。

各プロセッサの名前とタイプが(該当する場合は、比較の両側に)表示されます。必要に応じて、結果をプロセッサ名およびプロセッサ・タイプでフィルタできます(詳細は、「比較結果のフィルタリング」および「レポート結果のフィルタリング」を参照)。また、プロセスにグループ化されたプロセッサが含まれている場合は、「親」列が表示されます。この列には、プロセッサが属するグループが表示されます。

プロセッサからキャンバスへのナビゲート

ディレクタ内から構成分析を起動すると、アプリケーション間のリンクが作成されます。このリンクを使用すると、分析結果にリストされているプロセッサからキャンバス上のそれらのプロセッサの位置にナビゲートできます。

結果からキャンバスにナビゲートするには、調査するプロセッサに対応する結果行を右クリックします。

表示されるオプションは、実行した分析のタイプ、比較の場合は、選択したプロセッサに関連付けられた結果によって異なります。

  • 構成レポートの場合は、常に「実行中のプロセッサAの表示」が表示されます。このオプションを選択すると、キャンバス上にプロセスが開き、選択したプロセッサが強調表示されます。「実行中のプロセッサBの表示」は無効になります。

  • 構成比較でプロセッサがプロセスの両バージョンに存在する場合は、「実行中のプロセッサAの表示」および「実行中のプロセッサBの表示」の両方が有効になります。「実行中のプロセッサAの表示」を選択すると、選択ペインAで選択したプロセスが開いて選択したプロセッサが強調表示されます。「実行中のプロセッサBの表示」を選択すると、選択ペインBで選択したプロセスが開いて選択したプロセッサが強調表示されます。

  • 構成比較でプロセッサが追加されている場合(つまり、選択ペインBで選択したプロセスにはこのプロセッサが存在するが、選択ペインAのプロセスにはない場合)は、「実行中のプロセッサAの表示」が無効になります。「実行中のプロセッサBの表示」を選択すると、選択ペインBで選択したプロセスが開いて選択したプロセッサが強調表示されます。

  • 構成比較でプロセッサが削除されている場合(つまり、選択ペインAで選択したプロセスにはこのプロセッサが存在するが、選択ペインBのプロセスにはない場合)は、「実行中のプロセッサBの表示」が無効になります。「実行中のプロセッサAの表示」を選択すると、選択ペインAで選択したプロセスが開いて選択したプロセッサが強調表示されます。