ダッシュボード要素

「マイ・ダッシュボード」ビューは要素で構成されており、各要素には要素の結果から導出されるステータスがあります。

ダッシュボード要素は、ユーザーがダッシュボードで監視できるデータ品質情報の明細項目です。ダッシュボード要素には、4つのタイプがあります。

  • 指数 - 長期間追跡された、ルール結果の重み付けされたセットから導出された計算済の値。

  • サマリー - 多数のルール結果のステータスのサマリー

  • リアルタイム集計 - 指定した期間にわたるリアルタイム・ルール結果の集計

  • ルール結果 - EDQのプロセッサより公開された結果

指数、サマリーおよびリアルタイム集計は、ルール結果を集計するための3つの異なる方法であり、バッチまたはリアルタイムで生成されます。

インデックス

指数は、単一の数値を持つダッシュボード要素の1つのタイプであり、データ品質の多数の測定の集計結果を表します(ルール結果)。関連測定は、選択されたすべての測定で指数を形成するように重み付けされます。指数は、1つまたは複数のシステムで一定期間にわたってデータ品質を追跡するために、データ品質の傾向分析に使用されます。詳細は、「ダッシュボードの指数」のトピックを参照してください。

サマリー

サマリーはダッシュボード要素の1つのタイプであり、多数のルール結果を、各ステータス(赤、黄および緑)のルール数を示すサマリー・ビューに集計します。

サマリー・ダッシュボード要素は、EDQプロセスからルール結果が公開されるたびに直接作成されるか(この場合、サマリーはプロセスから公開されたすべてのルール結果を集計して作成されます)、ダッシュボード管理者が手動で構成できます。管理者によって構成される場合、サマリーでは、多数の異なるプロセス、および必要に応じて多数の異なるプロジェクトの結果を集計できます。

他のすべてのタイプのダッシュボード要素とは異なり、サマリーでは傾向分析はサポートされません。これは、サマリーを構成するルール結果が時の経過とともに変化し、様々な時期に公開されることがあるためです。

リアルタイム集計

リアルタイム集計はダッシュボード要素の1つのタイプであり、単一のリアルタイム・ルール結果というダッシュボード要素を、様々な(一般に長期の)期間の結果セットに集計します。リアルタイム・ルール結果は、間隔モードで実行されるプロセスによって公開されます(通常は継続的な実行プロセス)。間隔は定期的に書き込まれることがあるため、EDQユーザーは定期的に結果を確認できます(例: 毎時または100レコードごと)。ただし、エグゼクティブまたは他のユーザーが結果を監視するのは、日次または週次ベースの場合があります。この場合は、リアルタイム集計を構成して、基となるリアルタイム・ルール結果ではなく、この要素をユーザーが使用できるようにします。

ルール結果

ルール結果は、その結果をダッシュボードに公開するように構成されている、EDQプロセッサの結果を直接反映するダッシュボード要素です。このため、ルール結果は、最も詳細な(最下位レベル)タイプのダッシュボード要素です。

ルール結果は、定期的(バッチ・プロセスから公開)またはリアルタイム(間隔モードで実行されるリアルタイム・プロセスから公開)のいずれかです。ダッシュボード管理ウィンドウの「ダッシュボード要素」ペインに含まれる様々なタイプのルール結果は、次のとおりです。

  • 定期的なルール結果

  • リアルタイム・ルール結果