エクスポート

エクスポートには、2つのタイプがあります。

  • 保存済の構成を使用する準備済エクスポート(ステージング済データ・エクスポートまたは結果ブック・エクスポート)。

  • 結果ブラウザからExcelファイルへの、現在の結果の特別エクスポート。

準備済エクスポート

準備済エクスポートとは、ステージング済データまたは結果ブックをデータ・ストア(データベースの表またはファイル)に出力するための保存済の構成を指します。

ステージング済データのエクスポート

ステージング済データのエクスポートでは、ステージング済データの属性を外部のデータベース表やファイルの属性にマップしたり、ターゲットのデータベース表やファイルを実行時に自動作成できます。データを表に追加するかどうか、データを上書きするかどうか、またはステージング済データ・セットで一致する主キーが指定されたターゲット・レコードのみを置換するかどうかを定義できます。

柔軟性を確保するために、エクスポートは、プロセスのライターとは別に定義します。たとえば、プロセスではステージング済データの同じセットを複数のターゲットにエクスポートし、外部のデータベースやファイルで使用されている属性名の別のセットをEDQで使用できます。

結果ブックのエクスポート

結果ブックのエクスポートでは、ターゲットのデータベース表やファイルを実行時に自動作成したり、同じ名前の既存の表やファイルを置換できます。表やファイルがすでに存在する場合は、データが上書きされます。

準備済エクスポートの実行

準備済エクスポートは、次の2つの方法で実行できます。

  • 手動。つまり、ユーザーがステージング済データや保存済の結果ブックを外部に書き込む場合です。エクスポートを手動で実行するには、プロジェクト・ブラウザで「エクスポート」を右クリックし、エクスポートの実行を選択します。

  • 自動。つまり、スケジュールされたジョブの一環としてデータをエクスポートする場合です。スケジュールされたジョブの一環としてエクスポートを実行するには、ジョブを定義し、エクスポートをタスクとして追加し、スケジューラを使用してジョブをスケジュールします。

注意:

ステージング済データのエクスポートをジョブの一環として実行する場合は、EDQリポジトリにデータをステージングする必要はありません。ジョブにエクスポート・タスクを含める一方、ジョブ定義でステージング済データを無効にすると、出力データはエクスポート・ターゲットに直接ストリーミングされます。

特別エクスポート

特別エクスポートでは、結果ブラウザからExcelファイルへの1回かぎりのデータ・エクスポートを実行できます。選択したデータがエクスポート対象となり、データが選択されていない場合は、現在の「結果ブラウザ」タブに表示可能なすべての結果がエクスポート対象となります。

「全タブをExcelにエクスポート」によって、結果ブラウザにあるすべてのタブの特別エクスポートが有効になります。結果ブラウザの各タブがExcelファイルのワークシートに書き込まれます。

特別エクスポートは、次を定義するユーザー定義可能なプリファレンス(「編集」メニューの「プリファレンス」)に従います。

  • エクスポート可能な最大行数

  • 結果ブラウザの列名をヘッダーとしてエクスポートするかどうか

  • ファイルへの書き込み後にExcelファイルを開くかどうか。