出力セレクタの例

出力セレクタは、マージ対象のレコードのデータに基づいて、マージ済レコードのフィールドの値を1つ導出する機能です。

EDQには、次の出力セレクタが用意されています。新しい出力セレクタを追加することもできます。

出力セレクタ 互換性のある入力列タイプ 説明 出力選択の例

平均

数値

数値属性の入力値の平均を計算します。

入力: 1,5,8,10

出力: 6

配列の組合せ

文字列配列、番号配列または日付配列

複数の配列を1つの配列にマージします

入力: {1,2}{3,4} 出力: {1,2,3,4}

区切りリスト

文字列

すべての入力値、または重複を除いたすべての入力値を区切りリストで出力します。

入力: lewistaylor@yahoo.com、lewist@hotmail.com、lewis@abco.com

出力: lewistaylor@yahoo.com、lewist@hotmail.com、lewis@abco.com

最早値

文字列、数値または日付

日付属性を使用して、別の属性のマージされる値を選択します。指定された日付フィールドに最早値を含むレコードが選択され、選択されたレコードから別の属性の出力値が抽出されます。

入力: Johnson (01/05/2001), Johnston (06/01/1998)

出力: Johnston

空でない最初の値

文字列、数値または日付

入力属性の順序に従って、属性から検出された空でない最初の値を選択します。

入力: null, Smith

出力: Smith

入力: Smith, Smyth

出力: Smith

最大値

文字列、数値または日付

数値属性の場合は最大値、日付属性の場合は最新日付、文字列属性の場合はアルファベット順の最後の値を選択します。

入力: 9, 12, 14

出力: 14

最新の値

数値または日付

日付属性を使用して、別の属性のマージされる値を選択します。指定された日付フィールドに最新値を含むレコードが選択され、選択されたレコードから別の属性の出力値が抽出されます。

入力: Johnson (01/05/2001), Johnston (06/01/1998)

出力: Johnson

最も長い文字列

文字列

最長文字列値(文字数の最も多い文字列値)を選択します。

入力: J、James、Jameson

出力: Jameson

最小値

文字列、数値または日付

数値属性の場合は最小値、日付属性の場合は最早日付、文字列属性の場合はアルファベット順の最初の値を選択します。

入力: 8.2, 8.1, 7.6

出力: 7.6

最も一般的な値

文字列、数値または日付

すべての入力レコードから、入力属性の最も一般的な値を選択します。

入力: Davis、Davis、Davies

出力: Davis

配列での出力

文字列、数値または日付

入力を配列に結合します。

入力: Red, Green 出力: {Red}{Green}

標準偏差

数値

数値属性の入力値の標準偏差を計算します。

入力: 1, 5, 8, 10, 12

出力: 3.87

合計値

数値

すべての入力レコードの数値を加算します。

入力: 3,7,8,-2

出力: 16

最大からの値

文字列、数値または日付

数値属性を使用して、別の属性のマージされる値を選択します。指定された数値フィールドに最大値を含むレコードが選択され、選択されたレコードから別の属性の出力値が抽出されます。

入力: Johnston (50)、Johnson (40)、JOHNSON (35)

出力: Johnston

最少からの値

文字列、数値または日付

数値属性を使用して、別の属性のマージされる値を選択します。指定された数値フィールドに最低値を含むレコードが選択され、選択されたレコードから別の属性の出力値が抽出されます。

入力: Johnston (50)、Johnson (40)、JOHNSON (35)

出力: JOHNSON