出力セレクタ: 平均

「平均」出力セレクタでは、マージ対象の全レコードから入力されたすべての数値の平均を計算して出力します。

「平均」セレクタは、多くの場合、レコードを共通の属性値(複数可)でグループ化したり、複雑なルールを使用して照合して、データに関するレポートを作成する際に使用します。

たとえば、「グループとマージ」を使用して複数の受注レコードを製品識別子別にグループ化し、各製品の受注の平均受注額を計算して出力できます。

次の表に、構成オプションを示します。

構成 説明

入力

入力データ・セットからの数値属性。

オプション

次のオプションを指定します。

  • Nullを0とみなす: 「平均」の計算で、数値属性のNull値を0とみなすか、または無視するかを決定します。タイプ: はい/いいえ。デフォルト値: いいえ。

    「はい」の場合、Null値は0として処理されます。「いいえ」の場合、Null値は無視されます。

この例では、「平均」出力セレクタを使用して、各レコードのOrderValue属性(数値)の平均を選択します。

サンプル構成

Nullを0とみなす= いいえ

出力例

次の表に、「平均」セレクタを使用した出力選択の例を示します。

表1-100 「平均」の出力選択の例

レコードA レコードB 出力値(平均)

1089.78

598.65

844.215

176.99

168.34

172.665

63.99

32.99

48.49

543.99

543.99

543.99

null

5

5

null

null

null