出力セレクタ: 区切りリスト

「区切りリスト」出力セレクタでは、すべての入力値、または重複を除いたすべての入力値を区切りリストで出力します。

「区切りリスト」出力セレクタは、レコードをマージするときに、特定フィールドの複数の値を保持する場合に使用します。たとえば、電子メール・アドレスや電話番号は重複している個人を識別する場合に役立ちますが、それらの個人の重複を除いたすべての電子メール・アドレスと電話番号をマージ済出力に含めます。

次の表に、構成オプションを示します。

構成 説明

入力

入力データ・セットからの文字列属性。

オプション

次のオプションを指定します。

  • 個別値のみ: すべての値を出力するか、または重複を除いた値のみを出力するかを決定します。タイプ: はい/いいえ。デフォルト値: はい。

  • デリミタ: 出力で値を区切るのに使用するデリミタ。タイプ: フリー・テキスト。デフォルト値: ,

  • 空の値を無視: 空の入力値がある場合に、行に2つのデリミタを出力するかどうかを決定します。タイプ: はい/いいえ。デフォルト値: いいえ。

    「いいえ」の場合、入力値の数を示すために、行に2つのデリミタが出力されます。「はい」の場合、空の値は無視されます。

この例では、「区切りリスト」出力セレクタを使用して、同じ製品を表す複数のレコードからすべての製品コードを出力します

サンプル構成

個別値のみ= はい

デリミタ = |

空の値を無視= はい

出力例

次の表に、「区切りリスト」セレクタを使用した出力の例を示します。

表1-101 「区切りリスト」セレクタを使用した出力の例

レコードA レコードB レコードC 出力値(区切りリスト)

FIX2YR0550

FIX2YR0550

OFF2YR0550

FIX2YR0550|OFF2YR0550

CAP2YR19XX

FIX5YR0550

OFF2YR-ASR00

CAP2YR19XX|FIX5YR0550|OFF2YR-ASR00

null

null

FIX3YR0780

FIX3YR0780

null

null

null

null

CAP2YR

FIX3YR7654

CAP2YR|FIX3YR7654