照合変換: 配列要素の選択

「配列要素の選択」照合変換を使用すると、値のクラスタリングまたは値で使用するために、配列内の任意の位置から個々の配列要素を選択できます。

これは、メインの配列要素の選択プロセッサとまったく同様に機能します。ただし、値内の指定された位置にある単語(最後の単語、2番目の単語など)でクラスタ化するか、またはその単語を使用して比較する必要がある場合は、照合内で役立つ場合があります。

「配列要素の選択」照合変換は、値の中の特定の位置にある単語(2番目の単語、3番目の単語など)に対してクラスタリングする場合や、その単語を比較する場合に使用します。「文字列から配列を作成」を使用して、値を複数の単語を含む配列に分割してから、「配列要素の選択」を使用して、必要な単語をその位置に基づいて抽出します。

次の表に、構成オプションを示します。

構成 説明

オプション

次のオプションを指定します。

  • 索引位置: 配列内で選択して抽出する番号付き要素を指定します。タイプ: 整数デフォルト値: 1。

  • 最後からカウント: 配列属性の先頭からではなく、末尾からカウントするかどうかを決定します。タイプ: はい/いいえ。デフォルト値: いいえ。

この例では、「配列要素の選択」変換を使用して、町識別子の最後の単語(単語がスペースで区切られている)を比較します。町識別子にマップされた属性には、町の前に他の住所情報('11 Grange Road, Cambridge'など)があるいくつかの値が含まれることがわかっています

サンプル構成

比較の一部として、次に示す2つの変換を町識別子に追加します。

1. 文字列から配列を作成

  • 区切り文字: 「スペース」および「カンマ」

2. 配列要素の選択

  • 索引位置: 1

  • 最後からカウント: はい

変換例

次の表に、前述の構成を使用した変換の例を示します。

表1-94 「配列要素の選択」変換の例

「文字列から配列を作成」後の値 「配列要素の選択」後の値

11 Grange Road, Cambridge

1 - 11

2 - Grange

3 - Road

4 - Cambridge

Cambridge

Hardwick, Cambridge

1 - Hardwick

2 - Cambridge

Cambridge

London

1 - London

London

11 London Road, Hertford

1 - 11

2 - London

3 - Road

4 - Hertford

Hertford

Cambridge

1 - Cambridge

Cambridge