照合変換: 空白の切捨て

「空白の切捨て」変換を使用すると、クラスタリングまたは比較の前に、文字列値からすべての空白を削除できます。

これはメインの空白の切捨てプロセッサとまったく同様に機能します。このヘルプ・ページでは、照合の際に「空白の切捨て」変換を使用する例を示します。

EDQでは、空白文字は次のように定義されています。

  • スペース

  • 改行、行送り、タブなどの印刷不可能な文字(および、その他のASCII文字0から31すべて)

「空白の切捨て」変換は、値を照合する際に値の中の空白は不要であるが他の文字は有効であるようなテキスト値を比較する場合に非常に便利です。たとえば、郵便番号を照合する場合、照合や値のクラスタリングの際に、郵便番号の真ん中にスペースが存在するという事実は重要ではありません(つまり、"CB4 0WS"は"CB40WS"と同じです)。

次の表に、構成オプションを示します。

構成 説明

オプション

次のオプションを指定します。

  • 切捨てオプション: 空白文字を切り捨てる位置を決定します。タイプ: 選択(左/右/左と右/すべて)。デフォルト値: すべて。

この例では、比較内で郵便番号識別子に対してデフォルト・オプションで「空白の切捨て」変換を使用して、識別子値からすべての空白を切り捨てます。

変換例

次の表に、「空白の切捨て」変換を使用した変換例を示します。

表1-98 「空白の切捨て」変換の例

変換済の値

CB4 0WS

CB40WS

CB40WS[space]

CB40WS

CB4 0WS

CB40WS

CB4 0WS

CB40WS