4 Oracle WebLogic Serverを使用したEnterprise Data Qualityの構成
注意:
これらの手順はOracle WebLogic Server環境にのみ適用されます。Apache Tomcatを使用している場合、「Apache Tomcatを使用したEnterprise Data Qualityの構成」の指示に従う必要があります
この章の内容は次のとおりです。
EDQデータベース・リポジトリの作成
EDQではいくつかのデータベース・スキーマを利用します。これらのスキーマは構成スキーマ(EDQCONFIG
)、結果スキーマ(EDQRESULTS
)およびステージング・スキーマ(EDQSTAGING)です。これらはOracle Repository Creation Utility (RCU)を使用して作成できます。
RCUを実行する人は、DBA権限でデータベースにログインできる必要があります。DBA権限で実行できない場合、RCUではDBAが後で実行するスクリプトを作成できます。
注意:
EDQのアップグレードにRCUを使用しないでください。「Enterprise Data Qualityのアップグレード」の手順を使用してください
RCUを実行する手順は次のとおりです。
-
リポジトリ・データベースが実行していることを確認してください。
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オペレーティング・システムのコマンド・シェルまたはコンソールを実行します。
-
RCUを
FMW_HOME/oracle_common/bin
ディレクトリから開始します。FMW_HOME
は、Oracle Fusion Middlewareインストール・ディレクトリです。Linuxの場合:
./rcu
Windowsの場合:
rcu.bat
表4-1の手順に従って、RCU構成画面を完成させます。
表4-1 RCUプログラムの実行
画面 | 実行するアクション |
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ようこそ |
「次へ」をクリックし、インストールを続行します。 「取消」をクリックすると、いつでもインストールを取り消すことができます。 |
リポジトリの作成 |
「次へ」をクリックして、続行します。 デフォルトの「リポジトリの作成」および「システム・ロードおよび製品ロード」オプションを使用します。DBA権限を持ち、RCUを実行している人物が必要です。 |
データベース接続の詳細 |
「データベース・タイプ」リストから「Oracle Database」を選択します。 Oracle Databaseが実行されているホストの名前を指定します。 データベースのポート番号を入力します。Oracleデータベースのデフォルトのポート番号は1521です。 データベースのサービス名を指定します。通常、サービス名はグローバル・データベース名と同じです。たとえば、 データベースのユーザー名を入力します。ユーザー名は、 データベース・ユーザーのパスワードを入力します。 「ロール」リストから「Sysdba」を選択します。ユーザーが 「次へ」をクリックして、続行します。 |
グローバルな前提条件の確認中 |
前提条件チェックの進行状況が完了に達したら、「OK」をクリックして続行します。 |
コンポーネントの選択 |
「接頭辞の新規作成」を選択し、このセッションで作成しているすべてのデータベース・スキーマの一意な接頭辞名を入力します。たとえば、 「Oracle ASリポジトリ・コンポーネント」チェック・ボックスを選択します。EDQ構成、結果およびステージング・スキーマをデータベース・リポジトリに作成するOracle EDQのチェック・ボックスは自動的に選択されます。 Oracle EDQコンポーネントを選択すると、すべての必要なスキーマがインストールされます。EDQスキーマが選択されるだけでなく、監査およびEDQが統合されているOPSSをサポートするために必要な共通スキーマも選択されます。これにより、EDQがこれらの統合されているコンポーネントで正しく機能することが保証されます。 インストールされる3つのEDQスキーマは、構成、結果およびステージングです。Fusion Connectorの使用に関係なく、ステージング・スキーマはCDSでも使用されます。ただし、不要な場合のステージング・スキーマのインストールは操作に干渉せず、最小のデータベース・リソースを使用します。 「次へ」をクリックして、続行します。 |
コンポーネント前提条件の確認中 |
前提条件チェックの進行状況が完了に達したら、「OK」をクリックして続行します。 |
スキーマ・パスワード |
「すべてのスキーマに同じパスワードを使用」が選択されていることを確認します。 すべてのパスワード・フィールドにすべてのEDQデータベース・スキーマに使用するパスワードを入力し、「次へ」をクリックして続行します。 |
表領域のマップ |
RCUによって作成されるデフォルトのEDQ表領域は、コンポーネント別に表示されます。 「表領域の管理」をクリックし、情報を変更して表領域を変更することができます。
「次へ」をクリックして、続行します。 |
表領域の検証と作成 |
「OK」をクリックして、存在しない表領域をスキーマに作成し、操作が完了したら「OK」をクリックします。 |
サマリー |
データベースの詳細を確認し、「作成」をクリックして続行します。 リポジトリ・コンポーネントの作成の進捗を示すステータス画面が表示されます。 |
完了サマリー |
「閉じる」をクリックしてRCUプログラムを終了します。 |
WebLogic Server EDQドメインの作成
この手順は構成ウィザードを使用して、次のものを含む、EDQ用の基本的なWebLogic Serverドメインを作成します。
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1つの管理サーバーおよび1つの管理対象サーバー(追加の管理対象サーバーまたはクラスタなし)。
注意:
今後管理対象サーバーを追加する可能性がある場合、単一サーバーで起動しても、クラスタ・デプロイメントを選択する必要があります。そうしないと、単一サーバーからクラスタにWebLogicのデータ・ソース、アプリケーションおよびデプロイメントを手動で再度ターゲット設定する必要があります。
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EDQ構成スキーマ用の1つの(非RAC)データ・ソース、結果スキーマ用の1つのデータ・ソースおよびステージング・スキーマ用の1つのデータ・ソース。構成ウィザードを使用して、データ・ソースをRACデータ・ソースに変換できます。または後でWebLogic Server管理コンソールから行うこともできます。
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edq/nodemanager
として、EDQドメイン内に定義済のノード・マネージャ構成。この構成のノード・マネージャ・ホームは編集できません。必要な場合、この手順の間にこの構成を変更できます。
注意:
Oracle WebLogicノード・マネージャにより管理される管理対象サーバーの使用をお薦めします。構成ウィザードで管理対象サーバー、クラスタ、およびその他の拡張機能を構成できますが、最初の構成プロセスの後で、WebLogic Server管理コンソールを使用して行うことの方が実用的です。詳細は、「同じドメインでの複数のEDQサーバーの実行」を参照してください
ドメインの構成ウィザード画面のナビゲート
表4-2は構成ウィザードの画面について説明します。選択内容により、特定の状況でのみ特定の画面が表示されます。画面の詳細は、「ヘルプ」ボタンをクリックしてください。
表4-2 新しいEDQ WebLogic Serverドメインの作成のための構成画面
画面 | 実行するアクション |
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ドメインの作成 |
新しいドメインの作成を選択します。 「ドメインの場所」ボックスで、新規ドメインへのパス(例: 「次へ」をクリックして、続行します。 |
テンプレート |
Oracle Enterprise Data Quality – 12.2.1.1.0 [edq]を選択します。Oracle JRFおよびWebLogic Coherence Cluster Extensionが自動的に選択されます。これらの選択を保持します。 「次へ」をクリックして、続行します。 |
管理者アカウント |
EDQドメインの管理者アカウント用のユーザー名およびパスワードを指定します。このアカウントを使用して、ドメインを管理し、EDQアプリケーションにログインします。 「次へ」をクリックして、続行します。 |
アプリケーションの場所 |
EDQドメインのアプリケーションを格納するディレクトリを指定します。 「次へ」をクリックして、続行します。 |
ドメイン・モードおよびJDK |
ドメイン・モード: 次のオプションから、使用するドメインの起動時の動作モードを選択します。
JDK: 使用可能なJDKリストで、「EDQをサポートするJava Development Kitのインストール」でインストールしたJDKを選択します。 「次へ」をクリックして、続行します。 |
データベース構成タイプ |
RCUデータが選択されていることを確認します。リポジトリ作成ユーティリティの実行時に指定した接続情報が指定されます(表4-1を参照)。 これらのフィールドを変更する必要がある場合、RCUを実行したときに指定したスキーマ接頭辞(デフォルトでは 完了後、「RCU構成の取得」をクリックして、Oracle Databaseに接続しEDQスキーマをバインドします。 「次へ」をクリックして、続行します。 |
コンポーネント・データソース |
デフォルトを受け入れて「次へ」をクリックします。 |
JDBCテスト |
すべてのスキーマが選択され、自動的にテストされます。 必要な場合は、前の画面に戻って接続構成を変更します。 「次へ」をクリックして、続行します。 |
拡張構成 |
「管理サーバー」、「ノード・マネージャ」、「トポロジ」(サーバー・テンプレート、管理対象サーバー、クラスタ、仮想ターゲットおよびCoherenceを含む)オプションを選択します。 |
管理サーバー |
「管理サーバー」画面で、「すべてのローカル・アドレス」からリスニング・アドレスを管理サーバーを配置するホストのIPアドレスに変更します。 「すべてのローカル・アドレス」は使用しないでください。 管理サーバーにサーバー・グループは指定しないでください。 |
ノード・マネージャ |
「ドメインごとのデフォルトの場所」オプションを選択したままにし、ノード・マネージャのユーザー名とパスワードを入力します。 |
管理対象サーバー |
EDQサーバーをクローニングして、サーバーのコピーを作成します。 EDQサーバーをクローニングしない場合、「追加」を選択して、追加のEDQサーバーを追加します。 管理対象サーバーを配置するホストのIPアドレスを選択します。 クラスタ・モード・インストールの構成手順の詳細は、「WebLogic Serverクラスタでの高可用性用のEDQの構成」を参照してください |
クラスタ |
「追加」を選択して、クラスタを追加します。両方のサーバーが同じマシンにデプロイされている場合、クラスタ・アドレスとしてマシン名を入力します。 クラスタ・モード・インストールの追加構成手順および構成画面の説明は、「WebLogic Serverクラスタでの高可用性用のEDQの構成」を参照してください 非クラスタ・モードでEDQをデプロイするには、必要に応じて適切なコンポーネントを選択します。 |
サーバーのクラスタへの割当 |
作成した管理対象サーバーを作成したクラスタに割り当てます。 クラスタ・モード・インストールの構成手順の詳細は、「WebLogic Serverクラスタでの高可用性用のEDQの構成」を参照してください |
Coherenceクラスタ |
ドメインに自動的に追加されるCoherenceクラスタを構成します。 Coherenceクラスタのリスニング・ポートとして、デフォルトのポート番号の7574をそのまま使用します。 |
マシン |
ドメインに新しいマシンを作成します。ノード・マネージャがサーバーを起動および停止するために、マシンが必要です。 「追加」クリックして、新しいマシンを作成します。 「名前」フィールドで 「ノード・マネージャ・リスニング・アドレス」フィールドで、管理対象サーバーを構成しているマシンのIPアドレスを選択します。localhostではなく、特定のインタフェースを選択する必要があります。これにより、Coherenceクラスタのアドレスが動的に計算されます。 「ノード・マネージャ・リスニング・ポート」フィールドのポート番号を確認します。この例に示されているポート番号 |
サーバーのマシンへの割当て |
作成したばかりの新しいマシンに管理サーバーと管理対象サーバーを割り当てます。 「マシン」ペインで、サーバーを割り当てるマシンを選択します。この場合、 「サーバー」ペインで、次のいずれかを実行して、
もう1度繰り返して、 |
仮想ターゲット |
WebLogic Serverマルチテナント(MT)環境で使用するための仮想ターゲットを追加または削除します。 仮想ターゲットは、パーティションまたはリソース・グループが実行される場所を定義します。また、それらはトラフィックをルーティングする方法(アドレス、プロトコル設定、ターゲット指定など)に関する指示を与えます。リクエスト・ルーティングは、ホスト名とオプションのURIで決定します。 |
パーティション |
追加するパーティションごとに「追加」をクリックし、パーティションに使用する名前を入力します。パーティション名は、ドメイン内で一意である必要があります。 |
構成のサマリー |
ビューを選択してからそのビューのリスト内の個々の項目を選択することで、ドメインの構成を確認します。 ドメインが希望どおりに構成されている場合は、「作成」をクリックしてドメインを作成します。 構成を変更する必要がある場合は、「戻る」をクリックして変更する設定のための適切な画面に戻るか、左側のリンクをクリックしてその画面に移動します。 |
構成の進行状況 |
ドメイン作成の進行状況を表示します。 このプロセスが完了したら、「次へ」をクリックします。 |
構成の終了 |
ドメイン作成結果を確認します。 構成ウィザードを終了するには、「終了」をクリックします。 |
Oracle WebLogic Serverの起動
インストールを完了するには、管理サーバー、管理対象サーバーおよびクラスタを開始する必要があります。ノード・マネージャおよび管理サーバーを使用して管理対象サーバーを起動する方法の詳細は、『Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』のOracle WebLogic Serverインスタンスの起動と停止に関する項を参照してください。
起動用のサーバー・パラメータの設定に関する重要な情報については、「Enterprise Data Qualityをサポートするためのサーバー・パラメータの設定」も参照してください。
同じドメインでの複数のEDQサーバーの実行
高可用性シナリオをサポートするには、複数のEDQサーバーのクラスタを構成して、受信負荷(たとえば、多数の同時Webサービス・リクエスト)を分配し、個々のサーバーの障害時にサービスを継続することをお薦めします。この項では、EDQを構成してOracle WebLogic Serverを使用してそのようなモデルをサポートする方法の基本的なガイドを示します。
複数のEDQ管理対象サーバーをクラスタ内外の同じWebLogic Serverドメインで実行するように構成することができます。すべてのサーバーが同じマシンにある場合、各サーバーは異なるポートでリスニングする必要があります。
Java Required Files (JRF)テンプレートはWebLogic Server管理コンソールを使用して作成された管理対象サーバーに適用される必要があります。これはWebLogic Serverの構成ウィザードにより自動的に実行されたライブラリのターゲット設定と同等です。
最後の手順は次のとおりです。
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追加のEDQサーバーの管理対象サーバー設定を変更するには、WebLogic Server管理コンソールを使用します。
複数のEDQサーバーを構成すると、クラスタ化されていないままにして個々のLaunchpad URLを使用して直接関連ポートにアクセスできるようにすることができます。または、標準WebLogic Serverプラクティスを使用してクラスタの一部として構成することもできます。別のフロントエンド・ロード・バランサを設定し、1つのクラスタURLを通じて、受信するWebサービス・リクエストを処理することができます。
WebLogic Serverクラスタでの高可用性用のEDQの構成
Oracle WebLogic Serverクラスタ環境で高可用性用のOracle Enterprise Data Qualityをインストールおよび構成できます。クラスタ環境でシステムを機能させ、個別のRACノード障害を許容し、完全なデータベース障害後に再接続するために、Oracle Enterprise Data Qualityの高可用性機能が拡張されています。
Enterprise Data Qualityの高可用性機能の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Data Qualityの理解』を参照してください。
クラスタ・モードのデプロイメント用のEDQの構成
Oracle WebLogic Serverクラスタ環境で高可用性用のOracle Enterprise Data Qualityをインストールおよび構成する手順:
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「手順の前提条件」の説明に従って、インストールを計画し、前提条件およびソフトウェアをインストールしてください。
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「EDQデータベース・リポジトリの作成」の説明に従って、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行します。完全な高可用性の実装を取得するには、スキーマをOracle RACインスタンスにデプロイする必要があります。標準のOracleデータベースのデプロイは、データベースのHA機能を提供しません。
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「WebLogic Server EDQドメインの作成」(クラスタの構成手順については「クラスタのデプロイメント用のドメインの構成ウィザードの実行」に記載)の説明に従って、「ドメインの構成」ウィザードを実行してドメインをプロビジョニングします。
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「クラスタのEDQの起動」の説明に従ってクラスタでEDQを起動します。
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EDQの高可用性用のオプションを有効化または構成します。次の項を参照してください。
クラスタのEDQの起動
ドメインを作成したら、次のコマンドを実行して管理サーバーを起動します。
FMW_HOME/user_projects/domains/edq_domain/bin/startWebLogic.sh
ドメインの作成時に「ドメイン・モードおよびJDK」画面で「本番モード」を選択すると、管理者ユーザーのログイン資格証明のプロンプトが表示されます。「管理者アカウント」画面で受け取った同じ資格証明を入力します
次のコマンドを使用して、ノード・マネージャを起動します。
FMW_HOME/user_projects/domains/edq_domain/bin/startNodeManager.sh
ブラウザを使用して管理コンソールにログオンし、構成手順の実行中に作成した両方の管理対象サーバーを起動できます。
次の方法でサーバーにアクセスできます。
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サーバーのLaunchpadにアクセスできます。サーバーのいずれかに接続し、ディレクタ・アプリケーションを起動します。または、
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クラスタの前のロード・バランサを使用して接続できます。ロード・バランサが選択する管理対象サーバーに接続されます。
GUIが接続されているサーバーを示すダイアログを表示するには、プロジェクト・ブラウザのサーバーを右クリックして、「サーバー情報」を選択します。
HAクラスタのJMX APIおよびコマンドラインの有効化
EDQ高可用性デプロイメント・テンプレートでは、内部JMXサーバーが無効化されます。これは、同じホストで実行されている複数の管理対象サーバーの間でポートの競合を防ぐためです。内部JMXサーバーはこのAPIを使用する様々なコマンドライン・ツールを実行していないため、サーバーにアクセスできません。特に、ジョブの起動および取消しのためのコマンドライン・ツールは動作しません。
これらのツールを有効化するには、内部JMXサーバーを再度有効化する必要があります。これは、oedq.local.homeディレクトリのdirector.properties
ファイルを編集して実現します。director.properties
ファイルに次の行を追加します。
management.localserver = "true"
この行はJMXサーバーを有効化します。デフォルトでは、JMXサーバーはポート8090で稼働します。複数のEDQ管理対象サーバーを同じホストで実行する場合、各サーバーを構成して異なるポート番号を使用する必要があります。
'edq_server1'や'edq_server2'など、EDQ管理対象サーバーの名前の最後に数値が付けられている場合(これはデフォルトのネーミング・スキームです)、行
management.port = 8090 + servernum - 1
を同じdirector.properties
ファイルに追加すると、最初のEDQ管理対象サーバーがポート8090でJMXサーバーを実行させ、2番目のサーバーがポート8092などで実行させます。
ランディング領域
ランディング領域は、EDQによるサーバー・ファイル・システムへのデータの読取りおよび書込みを可能にする機能です。ランディング領域をクラスタで使用する場合、ランディング領域を管理対象サーバー間で共有する方法を考慮する必要があります。デフォルトでは、ランディング領域はoedq.local.home領域にあります。これをEDQ管理対象サーバーをサポートしている様々なホスト間で共有する場合、ランディング領域は非クラスタ・システムのように引き続き動作します。
ランディング領域のファイル・システムを管理対象サーバー間で共有しないが使用する必要がある場合、多くのオプションを使用できます。
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director.properties
ファイルのlandingarea
プロパティを使用して、ランディング領域の場所をEDQ管理対象サーバーを実行しているホスト間で共有される場所に変更できます。 -
EDQジョブがすべてのタスクを実行し、同じ管理対象サーバーで処理するため、ジョブが使用または生成したファイルがローカルのランディング領域に書き込まれます。受信または送信ファイルを適切な共有場所に転送するため、外部タスクをジョブに追加できます。
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EDQジョブが外部ファイルを使用している場合、ジョブを起動する前にこれらをすべての管理対象サーバーにコピーできます。
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EDQジョブが追加のEDQジョブで使用するためにファイルを生成している場合、ランディング領域をrsyncなどの外部ツールを使用して実行される様々なジョブ間で様々な管理対象サーバーをまたいで同期できます。
ファイルが生成され同じジョブ内で使用される場合、共有ランディング領域は必要ない可能性があります。ジョブ全体が同じ管理対象サーバーで実行されるため、ローカルのランディング領域にアクセスします。