3 Identity FederationのWLSTコマンド

Oracle Access Management Identity Federation (Identity Federation)のためのこれらのカスタムWebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドを使用して、フェデレーション・パートナとパートナのプロファイルを構成します。

Identity FederationのWLSTコマンドは、2つのカテゴリに編成されています。

ノート:

Identity FederationのWLSTコマンドは、キーと値のペアまたは値のみの指定で属性を取りますが、Oracle Access Management Access Managerはキーと値のペアのみを取ります。そのため、このドキュメントのWLSTの例は、いずれかの方法で定義できます。このWLSTの例では、キーと値の組合せを使用します。

setIdPPartnerAttributeProfileEntry(attrProfileID="openid-idp-attribute-profile", messageAttributeName="http://axschema.org/namePerson", oamSessionAttributeName="name", requestFromIdP="true")

3.1 Identity Federationのコマンド

表3-1に示すWLSTコマンドを使用して、フェデレーション・パートナとパートナのプロファイルを構成します。

ノート:

Identity Federationのコマンドの定義は、"addWSFed11IdPFederationPartner"で開始します。

表3-1 Identity FederationのWLSTコマンド

使用するコマンド 目的 WLSTの使用...

addWSFed11IdPFederationPartner

WS-Fed 1.1 IdPパートナを作成します。

オンライン

addWSFed11SPFederationPartner

WS-Fed 1.1 SPパートナを作成します。

オンライン

addOpenID20IdPFederationPartner

OpenID 2.0 IdPパートナを作成します。

オンライン

addOpenID20SPFederationPartner

OpenID 2.0 SPパートナを作成します。

オンライン

addOpenID20GoogleIdPFederationPartner

Google OpenID 2.0 IdPパートナを作成します。

オンライン

addOpenID20YahooIdPFederationPartner

Yahoo OpenID 2.0 IdPパートナを作成します。

オンライン

addSAML11IdPFederationPartner

SAML 1.1プロトコルのもとでIdPフェデレーション・パートナを作成します(メタデータを含みます)。

オンライン

addSAML11SPFederationPartner

SAML 1.1プロトコルのもとでSPフェデレーション・パートナを作成します(メタデータを含みます)。

オンライン

addSAML20IdPFederationPartner

SAML 2.0プロトコルのもとでIdPフェデレーション・パートナを作成します。

オンライン

addSAML20SPFederationPartner

SAML 2.0プロトコルのもとでSPフェデレーション・パートナを作成します。

オンライン

addSAML20IdPFederationPartnerWithoutMetadata

SAML 2.0プロトコルのもとで、メタデータをインポートせずにIdPフェデレーション・パートナを作成します。

オンライン

addSAML20SPFederationPartnerWithoutMetadata

SAML 2.0プロトコルのもとで、メタデータをインポートせずにSPフェデレーション・パートナを作成します。

オンライン

configureIdPPartnerAttributeProfile

プロファイルの一部ではない着信属性を無視するかどうかを指定するIdPパートナ属性プロファイルを構成します。

オンライン

configureSAML20Logout

SAML 2.0フェデレーション・パートナのグローバル・フェデレーション・ログアウトを構成します。

オンライン

configureSAMLBinding

SAMLフェデレーション・パートナの優先バインディングを構成します。

オンライン

configureUserSelfRegistration

ユーザーの自己登録を有効にします。

オンライン

configureUserSelfRegistrationAttr

自己登録の際に、アサーションからのどの属性を電子メール、名、姓またはユーザー名として使用する必要があるかを設定します。

オンライン

createAuthnSchemeAndModule

IdPパートナの認証スキームおよびモジュールを作成します。

オンライン

createIdPPartnerAttributeProfile

フェデレーション・パートナのIdPパートナ属性プロファイルを作成します。

オンライン

createSPPartnerAttributeProfile

フェデレーション・パートナのSPパートナ属性プロファイルを作成します。

オンライン

deleteAuthnSchemeAndModule

IdPパートナの認証スキームおよびモジュールを削除します。

オンライン

deleteFederationPartner

特定のフェデレーション・パートナを削除します。

オンライン

deleteFederationPartnerEncryptionCert

フェデレーション・パートナの暗号化証明書を削除します。

オンライン

deleteFederationPartnerSigningCert

フェデレーション・パートナの署名証明書を削除します。

オンライン

deleteIdPPartnerAttributeProfile

IdPフェデレーション・パートナの属性プロファイルを削除します。

オンライン

deleteSPPartnerAttributeProfile

SPフェデレーション・パートナの属性プロファイルを削除します。

オンライン

deleteIdPPartnerAttributeProfileEntry

フェデレーション・パートナの属性プロファイルからエントリを削除します。

オンライン

deleteSPPartnerAttributeProfileEntry

フェデレーション・パートナの属性プロファイルからエントリを削除します。

オンライン

deletePartnerProperty

パートナの構成に追加されたパートナ固有のプロパティを削除します。

オンライン

displayIdPPartnerAttributeProfile

IdPフェデレーション・パートナの属性プロファイルを表示します。

オンライン

displaySPPartnerAttributeProfile

SPフェデレーション・パートナの属性プロファイルを表示します。

オンライン

getAllFederationIdentityProviders

すべてのIdPフェデレーション・パートナを一覧表示します。

オンライン

getFederationPartnerEncryptionCert

フェデレーション・パートナの暗号化証明書を取得します。

オンライン

getFederationPartnerSigningCert

フェデレーション・パートナの署名証明書を取得します

オンライン

getIdPPartnerBasicAuthCredentialUsername

フェデレーション・パートナのHTTP Basic認証ユーザー名を取得します。

オンライン

getPartnerProperty

フェデレーション・パートナのプロパティを取得します。

オンライン

getStringProperty

フェデレーション・パートナ・プロファイルから文字列プロパティを取得します。

オンライン

isFederationPartnerPresent

パートナが構成されているかどうかをチェックします。

オンライン

listIdPPartnerAttributeProfileIDs

IdPパートナの属性プロファイルを一覧表示します。

オンライン

listSPPartnerAttributeProfileIDs

SPパートナの属性プロファイルを一覧表示します。

オンライン

putStringProperty

デフォルトのフェデレーションIdPとしてOpenIDパートナを設定します。

オンライン

setDefaultSSOIdPPartner

IdPパートナを、フェデレーション・シングル・サインオンのデフォルトのアイデンティティ・プロバイダとして設定します。

オンライン

setFederationPartnerEncryptionCert

フェデレーション・パートナの暗号化証明書を設定します。

オンライン

setFederationPartnerSigningCert

フェデレーション・パートナの署名証明書を設定します。

オンライン

setIdPPartnerAttributeProfile

IdPパートナとのフェデレーテッド・シングル・サインオンで使用する属性プロファイルを設定します。

オンライン

setIdPDefaultScheme

デフォルトのOAM認証スキームを設定します。

オンライン

setSPPartnerAttributeProfile

SPパートナとのフェデレーテッド・シングル・サインオンで使用する属性プロファイルを設定します。

オンライン

setIdPPartnerAttributeProfileEntry

IdPフェデレーション・パートナのプロファイル内のエントリを設定します。

オンライン

setSPPartnerAttributeProfileEntry

SPフェデレーション・パートナのプロファイル内のエントリを設定します。

オンライン

setSPPartnerAttributeValueMapping SPプロファイル内の送信属性値マッピングを追加または更新します。

オンライン

deleteSPPartnerAttributeValueMapping SPプロファイルで構成された送信属性のいずれかまたはすべての値マッピングを削除します。

オンライン

displaySPPartnerAttributeValueMapping SPプロファイルで構成されたいずれかまたはすべての送信属性の値マッピングを表示します。

オンライン

setIdPPartnerAttributeValueMapping IdPプロファイル内の着信属性値マッピングを追加または更新します。

オンライン

deleteIdPPartnerAttributeValueMapping IdPプロファイルで構成された着信属性のいずれかまたはすべての値マッピングを削除します。

オンライン

displayIdPPartnerAttributeValueMapping IdPプロファイルで構成されたいずれかまたはすべての着信属性の値マッピングを表示します。

オンライン

setSPPartnerAttributeValueFilter SPプロファイル内の属性値フィルタを追加または更新します。

オンライン

deleteSPPartnerAttributeValueFilter SPプロファイルで構成された属性のいずれかまたはすべての値フィルタを削除します。

オンライン

displaySPPartnerAttributeValueFilter SPプロファイルで構成されたいずれかまたはすべての属性の値フィルタを表示します。

オンライン

setIdPPartnerBasicAuthCredential

フェデレーション・パートナのHTTP Basic認証資格証明を更新します。

オンライン

setIdPPartnerMappingAttribute

フェデレーション・パートナのアサーション・マッピングに使用される属性を設定します。

オンライン

setIdPPartnerMappingAttributeQuery

フェデレーション・パートナのアサーション・マッピングに使用される属性問合せを設定します。

オンライン

setIdPPartnerMappingNameID

IdPフェデレーション・パートナのアサーション・マッピングnameID値を設定します

オンライン

setPartnerAlias

フェデレーション・パートナの別名を更新します。

オンライン

setPartnerIDStoreAndBaseDN

フェデレーション・パートナのアイデンティティ・ストアおよびベースDNを設定します。

オンライン

setSPPartnerAlternateScheme

別の認証スキームを構成します。

オンライン

setSPPartnerDefaultScheme

デフォルトの認証スキームを構成します。

オンライン

setSPPartnerProfileDefaultScheme

デフォルトの認証スキームでプロファイルを構成します。

オンライン

setSPPartnerProfileAlternateScheme

別の認証スキームでプロファイルを構成します。

オンライン

updatePartnerMetadata

フェデレーション・パートナのメタデータを更新します。

オンライン

updatePartnerProperty

フェデレーション・パートナのプロパティを更新します。

オンライン

3.1.1 addWSFed11IdPFederationPartner

addWSFed11IdPFederationPartnerコマンドはオンライン・コマンドで、WS-Federation 1.1 IdPパートナを作成します。

説明

WS-Federation 1.1プロトコルのもとでIdPパートナを作成します。NameIDは、LDAPユーザー・メール属性にマップされます。

構文

addWSFed11IdPFederationPartner(partnerName,ssoURL, providerID, description) 
引数 定義
partnerName

作成するパートナの名前。

ssoURL 

ユーザーがWS-Federation 1.1操作のIdPでリダイレクトされるアイデンティティ・レルム・セキュア・トークンURL。

providerID 

SAMLアサーションで使用されるプロバイダID/発行者。

description

パートナの説明。オプション。

addWSFed11IdPFederationPartner("testpartner1", "http://idp.com/wsfed11",
 "http://idp.com", description="WS-Fed IdP1")

3.1.2 addWSFed11SPFederationPartner

addWSFed11SPFederationPartnerコマンドはオンライン・コマンドで、WS-Federation 1.1 SPパートナを作成します。

説明

WS-Federation 1.1プロトコルのもとでSPパートナを作成します。

構文

addWSFed11SPFederationPartner(partnerName, realm, ssoURL, samlVersion, msftADFSCompatible, description) 
引数 定義
partnerName

作成するパートナの名前。

realm

このSPパートナのレルム識別子。これは、WS-Federation 1.1プロトコル交換で使用されます。

ssoURL 

ユーザーがWS-Federation 1.1操作のSPでリダイレクトされるアイデンティティ・レルム・セキュア・トークンURL。

samlVersion 

どの種類のアサーションを発行するかを示すオプションのSAMLバージョン。値saml11 (デフォルト)またはsaml20を取ります。

msftADFSCompatible

発行されたSSOレスポンスを、Microsoft ADFS互換形式WS-Trust 1.2またはWS-Trust 1.3にする必要があるかどうかを示すオプションのブール値。

description

パートナの説明。オプション。

addWSFed11SPFederationPartner("testpartner1", "http://sp.com",
 "http://sp.com/wsfed11", description="Test SP1")

3.1.3 addOpenID20IdPFederationPartner

addOpenID20IdPFederationPartnerコマンドはオンライン・コマンドで、OpenID 2.0 IdPパートナを作成します。

説明

OpenID 2.0プロトコルのもとでIdPパートナを作成します。

構文

addOpenID20IdPFederationPartner(partnerName, idpSSOURL, discoveryURL, description) 
引数 定義
partnerName

作成するパートナの名前。

idpSSOURL 

IdPの起動SSO URL。検出URLを指定し、かつそれを使用する場合は、""に設定できます。

discoveryURL 

IdPのOpenID検出URL。

description

パートナの説明。オプション。

addOpenID20IdPFederationPartner("testpartner1", "", 
 "http://host:port/discoveryurl", description="Test IdP1")

3.1.4 addOpenID20SPFederationPartner

addOpenID20SPFederationPartnerコマンドはオンライン・コマンドで、OpenID 2.0 SPパートナを作成します。

説明

OpenID 2.0プロトコルのもとでSPパートナを作成します。

構文

addOpenID20SPFederationPartner(partnerName, realm, ssoURL, description) 
引数 定義
partnerName

作成するパートナの名前。

realm 

SP (RP)のレルム。

ssoURL 

SP (RP)のエンドポイントURL。

description

パートナの説明。オプション。

addOpenID20SPFederationPartner(partnerName="partnerID", 
 realm="http://realm.domain.com", ssoURL="http://host:port/endpoint", 
 description="some description")

3.1.5 addOpenID20GoogleIdPFederationPartner

addOpenID20GoogleIdPFederationPartnerコマンドはオンライン・コマンドでIdP partnerを「google」という名前で作成します。

説明

検出URL https://www.google.com/accounts/o8/idを使用して、googleという名前のIdPパートナを作成します。

構文

addOpenID20GoogleIdPFederationPartner()

addOpenID20GoogleIdPFederationPartner()

3.1.6 addOpenID20YahooIdPFederationPartner

addOpenID20YahooIdPFederationPartnerコマンドはオンライン・コマンドで、IdPパートナを「yahoo」という名前で作成します。

説明

検出URL https://open.login.yahooapis.com/openid20/user_profile/xrdsを使用して、yahooという名前のIdPパートナを作成します。

構文

addOpenID20YahooIdPFederationPartner()

addOpenID20YahooIdPFederationPartner()

3.1.7 addSAML11IdPFederationPartner

addSAML11IdPFederationPartnerコマンドはオンライン・コマンドで、SAML 1.1 IdPフェデレーション・パートナを作成します。

説明

SAML 1.1 IdPフェデレーション・パートナを作成します。

構文

addSAML11IdPFederationPartner(partnerName,providerID, ssoURL,
soapURL, succinctID, description)
引数 定義
partnerName

作成するパートナの名前。

providerID 

パートナのproviderID。

ssoURL 

IdPの起動SSO URL。

soapURL 

IdPのアーティファクト解決SOAPエンドポイントURL。

succinctID 

プロバイダのsuccinctID。

description

パートナの説明。オプション。

addSAML11IdPFederationPartner(partnerName="partnerID",
providerID="providerA", ssoURL="http://host:port/saml11sso",
soapURL="http://host:port/soapurl", succinctID="1234", 
description="somedescription")

3.1.8 addSAML11SPFederationPartner

addSAML11SPFederationPartnerコマンドはオンライン・コマンドで、SAML 1.1 SPフェデレーション・パートナを作成します。

説明

SAML 1.1 SPフェデレーション・パートナを作成します。

構文

addSAML11SPFederationPartner(partnerName,providerID, ssoURL, description)
引数 定義
partnerName

作成するパートナの名前。

providerID 

パートナのproviderID。

ssoURL 

IdPの起動SSO URL。

description

パートナの説明。オプション。

addSAML11SPFederationPartner(partnerName="partnerID", providerID="providerA", 
ssoURL="http://host:port/saml11sso", description="somedescription")

3.1.9 addSAML20IdPFederationPartner

addSAML20IdPFederationPartnerコマンドはオンライン・コマンドで、SAML 2.0 IdPフェデレーション・パートナを作成します。

説明

SAML 2.0プロトコルのもとでフェデレーション・パートナをAccess Managerのアイデンティティ・プロバイダとして作成し、ファイルからパートナ・メタデータをロードします。

構文

addSAML20IdPFederationPartner(partnerName, metadataFile, description)
引数 定義
partnerName

作成するパートナの名前。

metadataFile

メタデータ・ファイルの場所(フルパス)。

description

パートナの説明。オプション。

addSAML20IdPFederationPartner(partnerName="partnerID", 
metadataFile="location_metadata_file", description="somedescription")

3.1.10 addSAML20SPFederationPartner

addSAML20SPFederationPartnerコマンドはオンライン・コマンドで、SAML 2.0 SPフェデレーション・パートナを作成します。

説明

SAML 2.0プロトコルのもとでフェデレーション・パートナをAccess Managerのサービス・プロバイダとして作成し、ファイルからパートナ・メタデータをロードします。

構文

addSAML20SPFederationPartner(partnerName, metadataFile, description)
引数 定義
partnerName

作成するパートナの名前。

metadataFile

メタデータ・ファイルの場所(フルパス)。

description

パートナの説明。オプション。

addSAML20SPFederationPartner(partnerName="partnerID", 
metadataFile="location_metadata_file", description="somedescription")

3.1.11 addSAML20IdPFederationPartnerWithoutMetadata

addSAML20IdPFederationPartnerWithoutMetadataコマンドはオンライン・コマンドで、SAML 2.0メタデータなしでSAML20 IdPフェデレーション・パートナを作成します。

説明

SAML 2.0メタデータをロードせずにSAML20 IdPフェデレーション・パートナを作成します。

構文

addSAML20IdPFederationPartnerWithoutMetadata(partnerName,
providerID, ssoURL, soapURL, succinctID, description)
引数 定義
partnerName 

作成するフェデレーション・パートナの名前。

providerID 

パートナのproviderID。

ssoURL 

IdPの起動SSO URL。

soapURL 

IdPのアーティファクト解決SOAPエンドポイントURL。

succinctID 

プロバイダのsuccinctID。

description 

パートナの説明。オプション。

addSAML20IdPFederationPartnerWithoutMetadata(partnerName="partnerName", providerID="http://host:port", ssoURL="http://host:port/saml/sso", soapURL="http://host:port/saml/soap",description="some description")

3.1.12 addSAML20SPFederationPartnerWithoutMetadata

addSAML20SPFederationPartnerWithoutMetadataコマンドはオンライン・コマンドで、SAML 2.0メタデータなしでSAML20 SPフェデレーション・パートナを作成します。

説明

SAML 2.0メタデータをロードせずにSAML20 SPフェデレーション・パートナを作成します。

構文

addSAML20SPFederationPartnerWithoutMetadata(partnerName,
providerID, ssoURL, description)
引数 定義
partnerName 

作成するフェデレーション・パートナの名前。

providerID 

パートナのproviderID。

ssoURL 

IdPの起動SSO URL。

description 

パートナの説明。オプション。

addSAML20SPFederationPartnerWithoutMetadata(partnerName="partnerName", providerID="http://host:port", ssoURL="http://host:port/saml/sso", description="somedescription")

3.1.13 configureIdPPartnerAttributeProfile

configureIdPPartnerAttributeProfileコマンドはオンライン・コマンドで、着信属性を処理するためのIdPパートナ属性プロファイルを構成します。

説明

プロファイル内に定義されていない着信属性を処理または無視するようにIdPパートナ属性プロファイルを構成します。

構文

configureIdPPartnerAttributeProfile(attrProfileID, ignoreUnmappedAttributes)
引数 定義
attrProfileID 

構成するIdPパートナ属性プロファイルを参照する識別子。

ignoreUnmappedAttributes  

プロファイル内に定義されていない着信属性を無視するかどうかを決定します。

有効な値は、true(無視)または(デフォルト)false(処理)です。

configureIdPPartnerAttributeProfile(attrProfileID="idp-attribute-profile", 
ignoreUnmappedAttributes="false")

3.1.14 configureSAML20Logout

configureSAML20Logoutコマンドはオンライン・コマンドで、SAML 2.0パートナのグローバル・フェデレーション・ログアウトを構成します。

説明

SAML 2.0フェデレーション・パートナのグローバル・フェデレーション・ログアウトを構成します。

構文

configureSAML20Logout(partnerName, partnerType, enable,
saml20LogoutRequestURL, saml20LogoutResponseURL, soapURL)
引数 定義
partnerName 

更新するパートナのID。

partnerType 

パートナがサービス・プロバイダであるかアイデンティティ・プロバイダであるか。

有効な値は、sp、idpです。

enable  

そのパートナのグローバル・ログアウトを有効または無効にします。

有効な値は、true(有効)またはfalse(無効)です。

saml20LogoutRequestURL  

SAML 2.0ログアウト・リクエスト・サービスURL。

パートナがメタデータを使用して作成された場合、またはログアウトが無効な場合は、オプションです。

saml20LogoutResponseURL  

SAML 2.0ログアウト・レスポンス・サービスURL。

これは、パートナがメタデータを使用して作成された場合、またはログアウトが無効な場合は、オプションです。

soapURL  

SAML 2.0 SOAPサービスURL。これは、パートナがメタデータを使用して作成された場合、ログアウトが無効な場合、またはSOAPログアウトがサポートされていない場合は、オプションです。

configureSAML20Logout(partnerName="partnerID", partnerType="sp", enable="true",
saml20LogoutRequestURL="http://host:port/saml/logoutrequest",
saml20LogoutResponseURL="http://host:port/saml/logoutresponse",
soapURL="http://host:port/saml/soap")

3.1.15 configureSAMLBinding

configureSAMLBindingコマンドはオンライン・コマンドで、SAMLパートナのバインディングを指定します。

説明

SAMLパートナの優先バインディングを構成します。

構文

configureSAMLBinding(partnerName, partnerType, binding, ssoResponseBinding="httppost")
引数 定義
partnerName 

構成するパートナの名前。

partnerType 

パートナがサービス・プロバイダであるかアイデンティティ・プロバイダであるかを示します。有効な値は、sp、idpです。

binding

SSO応答以外のメッセージに使用するバインディングを指定します(認証リクエスト、ログアウト・メッセージ)。有効なオプションは、HTTP-POSTバインディングの場合はhttppost、HTTPリダイレクト・バインディングの場合はhttpredirectです。

ssoResponseBinding

このオプションの属性は、SSO応答に使用するバインディングを定義します。有効なオプションは、HTTP-POSTバインディングの場合はhttppost(デフォルト値)、HTTPリダイレクト・バインディングの場合はhttpredirect、アーティファクト・バインディングの場合はartifactです。

configureSAMLBinding(partnerName="partnerID", 
partnerType="sp", binding="httpredirect", ssoResponseBinding="httppost")

3.1.16 configureUserSelfRegistration

configureUserSelfRegistrationコマンドはオンライン・コマンドで、ユーザー自己登録モジュールを有効にします。

説明

ユーザー自己登録モジュールを有効にします。

構文

configureUserSelfRegistration(<enabled>, <registrationURL>, 
 <regDataRetrievalAuthnEnabled>, <regDataRetrievalAuthnUsername>, 
 <regDataRetrievalAuthnPassword>, <partnerName>) 
引数 定義
enabled

ユーザー自己登録モジュールが有効になっているかどうかを示します。値としてtrueまたはfalseを取ります。

registrationURL

自己登録のためにユーザーがリダイレクトされる場所です。partnerNameが指定されず、registrationURLが空であるか欠落している場合、現行のプロパティは変更されません。partnerNameが指定され、registrationURLが空であるか欠落している場合、このプロパティはパートナの構成から削除されます。

regDataRetrievalAuthnEnabled

登録データを取得するためにサーバーに接続するときに登録ページの認証が有効になっているかどうかを示します。

regDataRetrievalAuthnUsername

サーバーから登録データを取得するときに登録ページがサーバーに送信するユーザー名を指定します。

regDataRetrievalAuthnPassword

サーバーから登録データを取得するときに登録ページがサーバーに送信するパスワードを指定します。

partnerName

自己登録を有効にするIdPパートナを示します。欠落している場合、構成はグローバルに作用します。

configureUserSelfRegistration("true", regDataRetrievalAuthnEnabled="true", 
 regDataRetrievalAuthnUsername="username", 
 regDataRetrievalAuthnPassword="password")

3.1.17 configureUserSelfRegistrationAttr

configureUserSelfRegistrationAttrコマンドはオンライン・コマンドで、電子メール、名、姓およびユーザー名として使用されるアサーションの中の属性を設定します。

説明

アサーションの中のどの属性が電子メール、名、姓およびユーザー名として使用されるかを設定します。

構文

configureUserSelfRegistration(<registrationAttrName>, <assertionAttrNames>, 
 <partnerName>) 
引数 定義
registrationAttrName

設定する自己登録ページの属性。次の値のいずれか1つを設定できます: email、firstname、lastnameまたはusername。

assertionAttrNames

registrationAttrNameとして指定される自己登録ページのフィールドに移入するために使用できる、アサーションの設定可能な属性。

partnerName

ユーザー自己登録を構成するIdPパートナを示します。欠落している場合、構成はグローバルに作用します。

configureUserSelfRegistrationAttr("email", "mail,fed.nameidvalue") 

2番目のパラメータは、アサーションからのmailまたはfed.nameidvalueをユーザーの自己登録ページでemail属性に移入できることを示します。

3.1.18 createAuthnSchemeAndModule

createAuthnSchemeAndModuleコマンドはオンライン・コマンドで、OpenD IdPを使用する認証スキームを作成します。

説明

OpenD IdPを使用する認証スキームを作成して、Access Managerのリソースを保護します。

構文

createAuthnSchemeAndModule(partnerName)
引数 定義
partnerName

スキームの作成対象となるパートナの名前。

createAuthnSchemeAndModule("testpartner")

3.1.19 createIdPPartnerAttributeProfile

createIdPPartnerAttributeProfileコマンドはオンライン・コマンドで、IdP属性プロファイルを作成します。これには、着信SAMLアサーション内の属性の処理に使用される名前マッピング・ルールが含まれます。

説明

着信SAMLアサーション内の属性の処理に使用される名前マッピング・ルールを含むIdPパートナ属性プロファイルを作成します

構文

createIdPPartnerAttributeProfile(attrProfileID)
引数 定義
attrProfileID

IdP属性プロファイルの識別子。

createIdPPartnerAttributeProfile(attrProfileID="idp-attribute-profile")

3.1.20 createSPPartnerAttributeProfile

createSPPartnerAttributeProfileコマンドはオンライン・コマンドで、SP属性プロファイルを作成します。これには着信SAMLアサーション内の属性の処理に使用される名前マッピング・ルールが含まれます。

説明

着信SAMLアサーション内の属性の処理に使用される名前マッピング・ルールを含むSPパートナ属性プロファイルを作成します

構文

createSPPartnerAttributeProfile(attrProfileID)
引数 定義
attrProfileID

SP属性プロファイルの識別子。

createSPPartnerAttributeProfile(attrProfileID="sp-attribute-profile")

3.1.21 deleteAuthnSchemeAndModule

deleteAuthnSchemeAndModuleコマンドはオンライン・コマンドで、IdPパートナの認証スキームを削除します。

説明

IdPパートナの認証スキームを削除します。

構文

deleteAuthnSchemeAndModule(partnerName)
引数 定義
partnerName

スキームの削除対象となるパートナの名前。

deleteAuthnSchemeAndModule("testpartner")

3.1.22 deleteFederationPartner

deleteFederationPartnerコマンドはオンライン・コマンドで、Access Managerからフェデレーション・パートナを削除します。

説明

Access Managerからフェデレーション・パートナを削除します。

構文

deleteFederationPartner(partnerName, partnerType)
引数 定義
partnerName 

削除するパートナのID。

partnerType 

パートナがサービス・プロバイダであるかアイデンティティ・プロバイダであるかを指定します。

有効な値は、sp、idpです。

deleteFederationPartner(partnerName="partnerID", partnerType="idp")

3.1.23 deleteFederationPartnerEncryptionCert

deleteFederationPartnerEncryptionCertコマンドはオンライン・コマンドで、フェデレーション・パートナの暗号化証明書を削除します。

説明

フェデレーション・パートナの暗号化証明書を削除します。

構文

deleteFederationPartnerEncryptionCert(partnerName, partnerType)
引数 定義
partnerName 

暗号化証明書の削除対象となるパートナのID。

partnerType 

パートナがサービス・プロバイダであるかアイデンティティ・プロバイダであるかを指定します。

有効な値は、sp、idpです。

deleteFederationPartnerEncryptionCert(partnerName="customPartner", partnerType="idp")

3.1.24 deleteFederationPartnerSigningCert

deleteFederationPartnerSigningCertコマンドはオンライン・コマンドで、フェデレーション・パートナの署名証明書を削除します。

説明

フェデレーション・パートナの署名証明書を削除します。

構文

deleteFederationPartnerSigningCert(partnerName, partnerType)
引数 定義
partnerName 

署名証明書の削除対象となるパートナのID。

partnerType 

パートナがサービス・プロバイダであるかアイデンティティ・プロバイダであるかを指定します。

有効な値は、sp、idpです。

deleteFederationPartnerSigningCert(partnerName="customPartner",partnerType="idp")

3.1.25 deleteIdPPartnerAttributeProfile

deleteIdPPartnerAttributeProfileコマンドはオンライン・コマンドで、IdPパートナ属性プロファイルを削除します。

説明

IdPパートナ属性プロファイルを削除します。

構文

deleteIdPPartnerAttributeProfile(attrProfileID)
引数 定義
attrProfileID 

IdPパートナ属性プロファイルを参照する識別子。

deleteIdPPartnerAttributeProfile(attrProfileID="idp-attribute-profile")

3.1.26 deleteSPPartnerAttributeProfile

deleteSPPartnerAttributeProfileコマンドはオンライン・コマンドで、SPパートナ属性プロファイルを削除します。

説明

SPパートナ属性プロファイルを削除します。

構文

deleteSPPartnerAttributeProfile(attrProfileID)
引数 定義
attrProfileID 

SPパートナ属性プロファイルを参照する識別子。

deleteSPPartnerAttributeProfile(attrProfileID="sp-attribute-profile")

3.1.27 deleteIdPPartnerAttributeProfileEntry

deleteIdPPartnerAttributeProfileEntryコマンドはオンライン・コマンドで、IdPパートナ属性プロファイルからエントリを削除します。

説明

属性プロファイルから属性を削除します。

構文

deleteIdPPartnerAttributeProfileEntry(attrProfileID,
messageAttributeName)
引数 定義
attrProfileID 

IdPパートナ属性プロファイルを参照する識別子。

messageAttributeName

削除する属性の名前(送信メッセージに表示される名前です)。

deleteIdPPartnerAttributeProfileEntry(attrProfileID="idp-attribute-profile", 
messageAttributeName="first_name")

3.1.28 deleteSPPartnerAttributeProfileEntry

deleteSPPartnerAttributeProfileEntryコマンドはオンライン・コマンドで、SPパートナ属性プロファイルからエントリを削除します。

説明

属性プロファイルから属性を削除します。

構文

deleteSPPartnerAttributeProfileEntry(attrProfileID,
 messageAttributeName)
引数 定義
attrProfileID 

IdPパートナ属性プロファイルを参照する識別子。

messageAttributeName

削除する属性の名前(送信メッセージに表示される名前です)。

deleteSPPartnerAttributeProfileEntry(attrProfileID="sp-attribute-profile", 
 messageAttributeName="first_name") 

3.1.29 deletePartnerProperty

deletePartnerPropertyコマンドはオンライン・コマンドで、パートナ固有のプロパティを削除します。

説明

パートナ固有のプロパティを削除します。このコマンドは、パートナの構成に追加されたプロパティに対してのみ使用します。

SAML 1.1については、「Advanced Identity Federationのコマンド」を参照してください。

構文

deletePartnerProperty(partnerName,partnerType,propName)
引数 定義
partnerName 

更新するパートナのID。

<partnerName>の値をパートナIDで置換し、includecertinsignatureパラメータを含めることによって、証明書は署名に含まれます。SAML 1.1については、「Advanced Identity Federationのコマンド」を参照してください。

partnerType 

パートナがサービス・プロバイダであるかアイデンティティ・プロバイダであるかを指定します。

有効な値は、sp、idpです。

propName 

削除する構成済プロパティの名前。

deletePartnerProperty(partnerName="partner1025", partnerType="sp/idp", propName="includecertinsignature")

3.1.30 displayIdPPartnerAttributeProfile

displayIdPPartnerAttributeProfileコマンドはオンライン・コマンドで、パートナ属性プロファイルを表示します。

説明

IdPパートナ属性プロファイルのコンテンツを表示します。

構文

displayIdPPartnerAttributeProfile(attrProfileID)
引数 定義
attrProfileID 

表示するIdPパートナ属性プロファイルを参照する識別子。

displayIdPPartnerAttributeProfile(attrProfileID="idp-attribute-profile")

3.1.31 displaySPPartnerAttributeProfile

displaySPPartnerAttributeProfileコマンドはオンライン・コマンドで、SPパートナ属性プロファイルを表示します。

説明

SPパートナ属性プロファイルのコンテンツを表示します。

構文

displaySPPartnerAttributeProfile(attrProfileID)
引数 定義
attrProfileID 

表示するSPパートナ属性プロファイルを参照する識別子。

displaySPPartnerAttributeProfile(attrProfileID="sp-attribute-profile")

3.1.32 getAllFederationIdentityProviders

getAllFederationIdentityProvidersコマンドはオンライン・コマンドで、すべてのフェデレーション・アイデンティティ・プロバイダを一覧表示します。

説明

Access Managerのすべてのフェデレーション・アイデンティティ・プロバイダのリストを表示します。

構文

getAllFederationIdentityProviders()

getAllFederationIdentityProviders()

3.1.33 getAllFederationServiceProviders

getAllFederationServiceProvidersコマンドはオンライン・コマンドで、すべてのフェデレーション・サービス・プロバイダのリストを表示します。

説明

Access Managerのすべてのフェデレーション・サービス・プロバイダのリストを表示します。

構文

getAllFederationServiceProviders()

getAllFederationServiceProviders()

3.1.34 getFederationPartnerEncryptionCert

getFederationPartnerEncryptionCertコマンドはオンライン・コマンドで、パートナの暗号化証明書を取得します。

説明

フェデレーション・パートナの暗号化証明書を取得します。

構文

引数 定義
partnerName 

暗号化証明書の取得対象となるパートナのID。

partnerType 

パートナがサービス・プロバイダであるかアイデンティティ・プロバイダであるかを指定します。

有効な値は、sp、idpです。

getFederationPartnerEncryptionCert(partnerName="customPartner",partnerType="idp")

3.1.35 getFederationPartnerSigningCert

getFederationPartnerSigningCertコマンドはオンライン・コマンドで、パートナの署名証明書を取得します。

説明

フェデレーション・パートナの署名証明書を取得します。

構文

引数 定義
partnerName 

署名証明書の取得対象となるパートナのID。

partnerType 

パートナがサービス・プロバイダであるかアイデンティティ・プロバイダであるかを指定します。

有効な値は、sp、idpです。

getFederationPartnerSigningCert(partnerName="partnerID1", partnerType="idp")

3.1.36 getIdPPartnerBasicAuthCredentialUsername

getIdPPartnerBasicAuthCredentialUsernameコマンドはオンライン・コマンドで、パートナのBasic認証ユーザー名を取得します。

説明

フェデレーション・パートナのHTTP Basic認証ユーザー名を取得します。

構文

getIdPPartnerBasicAuthCredentialUsername(partnerName)
引数 定義
partnerName 

ユーザー名の取得および表示対象となるパートナのID。

getIdPPartnerBasicAuthCredentialUsername(partnerName="partnerID5")

3.1.37 getPartnerProperty

getPartnerPropertyコマンドはオンライン・コマンドで、パートナ・プロパティを取得します。

説明

フェデレーション・パートナのプロパティを取得します。

構文

getPartnerProperty(partnerName, partnerType, propName)
引数 定義
partnerName 

プロパティの取得対象となるパートナのID。

<partnerName>の値をパートナIDで置換し、includecertinsignatureパラメータを含めることによって、証明書は署名に含まれます。SAML 1.1については、「Advanced Identity Federationのコマンド」を参照してください。

partnerType 

パートナがサービス・プロバイダであるかアイデンティティ・プロバイダであるかを指定します。有効な値は、sp、idpです。

propName 

構成するプロパティの名前。

getPartnerProperty(partnerName="partnerID4", partnerType="sp", 
 propName="providertrusted")

3.1.38 getStringProperty

getStringPropertyコマンドはオンライン・コマンドで、フェデレーション・パートナ・プロファイルの文字列プロパティを取得します。

説明

フェデレーション・パートナ・プロファイルの文字列プロパティを取得します。

パートナに属性プロファイルが割り当てられていない場合、(パートナがIdPかSPかに基づいて)デフォルトの属性プロファイルが使用されます。fedserverconfigファイルのdefaultattributeprofileidpおよびdefaultattributeprofilespプロパティはデフォルト・プロファイルを参照します。

構文

getStringProperty("/fedserverconfig/<propertyName>")
引数 定義
propertyName 

取得するプロパティの名前。

デフォルトのパートナ・プロファイルはインストール後に使用可能で、次のプロパティがそれらのプロファイルを参照します。デフォルトのプロパティ値は、propertyNameを次のいずれかで置換することにより取得できます。

  • defaultpartnerprofileidpsaml20: SAML 2.0 IdPパートナのデフォルトのパートナ・プロファイル

  • defaultpartnerprofilespsaml20: SAML 2.0 SPパートナのデフォルトのパートナ・プロファイル

  • defaultpartnerprofileidpsaml11: SAML 1.1 IdPパートナのデフォルトのパートナ・プロファイル

  • defaultpartnerprofilespsaml11: SAML 1.1 SPパートナのデフォルトのパートナ・プロファイル

  • defaultpartnerprofileidpopenid20: OpenID 2.0 IdPパートナのデフォルトのパートナ・プロファイル

  • defaultpartnerprofilespopenid20: OpenID 2.0 SPパートナのデフォルトのパートナ・プロファイル

  • 条件:

    "defaultattributeprofileidp: IdPパートナのデフォルトの属性プロファイル

    "defaultattributeprofilesp: SPパートナのデフォルトの属性プロファイル

getStringProperty("/fedserverconfig/defaultpartnerprofileidpopenid20")

3.1.39 isFederationPartnerPresent

isFederationPartnerPresentコマンドはオンライン・コマンドで、パートナがAccess Manager内で構成されているかどうか確認します。

説明

指定されたフェデレーション・パートナがAccess Manager内に定義されているかどうかをチェックします。

構文

isFederationPartnerPresent(partnerName, partnerType)
引数 定義
partnerName 

パートナID。

partnerType 

パートナがサービス・プロバイダであるかアイデンティティ・プロバイダであるかを指定します。

有効な値は、sp、idpです。

isFederationPartnerPresent(partnerABC, SP)

3.1.40 listIdPPartnerAttributeProfileIDs

listIdPPartnerAttributeProfileIDsコマンドはオンライン・コマンドで、IdPパートナ属性プロファイルを一覧表示します。

説明

既存のIdPパートナ属性プロファイルの識別子を一覧表示します。

構文

listIdPPartnerAttributeProfileIDs()

listIdPPartnerAttributeProfileIDs()

3.1.41 listSPPartnerAttributeProfileIDs

listSPPartnerAttributeProfileIDsコマンドはオンライン・コマンドで、SPパートナ属性プロファイルを一覧表示します。

説明

既存のSPパートナ属性プロファイルの識別子を一覧表示します。

構文

listSPPartnerAttributeProfileIDs()

listSPPartnerAttributeProfileIDs()

3.1.42 putStringProperty

putStringPropertyコマンドはオンライン・コマンドで、OSTS構成で指定されたパスの下に文字列値を配置します。

説明

OSTS構成で指定されたパスの下に文字列値を配置します。

構文

putStringProperty(path="/validationtemplates/username-wss-validation-template/StringNAME",value="TestString")
引数 定義
path

文字列プロパティが配置される構成内のパス。

value 

文字列。

putStringProperty("/spglobal/defaultssoidp", "testpartner")

3.1.43 setDefaultSSOIdPPartner

setDefaultSSOIdPPartnerコマンドはオンライン・コマンドで、IdPパートナを、フェデレーション・シングル・サインオン(SSO)のデフォルトのIdPとして機能するIdPパートナを設定します。

説明

実行時にフェデレーション認証プラグインによって設定されない場合、フェデレーテッドSSOでデフォルトIdPとして機能するIdPパートナを設定します。

構文

setDefaultSSOIdPPartner(partnerName)
引数 定義
partnerName 

フェデレーテッドSSOのデフォルトIdPとして機能するパートナのID。

setDefaultSSOIdPPartner(partnerName="partner25")

3.1.44 setFederationPartnerEncryptionCert

setFederationPartnerEncryptionCertコマンドはオンライン・コマンドで、パートナの暗号化証明書を設定します。

説明

フェデレーション・パートナの暗号化証明書を設定します。

構文

setFederationPartnerEncryptionCert(partnerName,partnerType,certFile)
引数 定義
partnerName 

更新するパートナのID

partnerType

パートナ・タイプ。有効な値は、idp、spです。

certFile

暗号化証明書を格納するファイルのフルパスと名前。証明書の形式は、PEMまたはDERのいずれかです。

setFederationPartnerEncryptionCert
(partnerName="customPartner",partnerType="idp",
certFile="/temp/encryption_cert")

3.1.45 setFederationPartnerSigningCert

setFederationPartnerSigningCertコマンドはオンライン・コマンドで、フェデレーション・パートナの署名証明書を設定します。

説明

フェデレーション・パートナの署名証明書を設定します。

構文

setFederationPartnerSigningCert(partnerName,partnerType,certFile)
引数 定義
partnerName 

更新するパートナのID。

partnerType

パートナ・タイプ。有効な値は、idp、spです。

certFile

署名証明書を格納するファイルのフルパスと名前を指定します。証明書の形式は、PEMまたはDERのいずれかです。

setFederationPartnerSigningCert
(partnerName="customPartner", partnerType="idp", 
certFile="/temp/signing_cert")

3.1.46 setIdPPartnerAttributeProfile

setIdPPartnerAttributeProfileコマンドはオンライン・コマンドで、IdPパートナとのフェデレーション・シングル・サインオンの実行時に使用するIdPパートナ属性プロファイルを設定します。

説明

IdPパートナとのフェデレーション・シングル・サインオンの実行時に使用するIdPパートナ属性プロファイルを設定します。

構文

setIdPPartnerAttributeProfile(partnerName, attrProfileID)
引数 定義
partnerName 

更新するパートナのID。

attrProfileID 

設定するIdPパートナ属性プロファイルID。

setIdPPartnerAttributeProfile(partnerName="partnerID5", attrProfileID="idp-attribute-profile")

3.1.47 setIdPDefaultScheme

setIdPDefaultSchemeコマンドはオンライン・コマンドで、ユーザーのチャレンジに使用されるデフォルトのOAM認証スキームを設定します。

説明

ユーザーのチャレンジに使用されるデフォルトのOAM認証スキームを設定します。

構文

setIdPDefaultScheme(authnScheme, appDomain, hostID, 
 authzPolicy="ProtectedResourcePolicy")
引数 定義
authnScheme 

OAM認証スキーム。

appDomain 

オプション。基底のポリシー・コンポーネントが作成されるアプリケーション・ドメイン。

hostID 

オプション。基底のポリシー・オブジェクトの作成時に使用するHostID。

authzPolicy 

オプション。作成中の基底のリソース・ポリシー・オブジェクトを保護するために使用する認可ポリシーの名前。

setIdPDefaultScheme('LDAPScheme')

WebSphereプラットフォームで実行されている場合、コマンドにfedを追加します。

3.1.48 setSPPartnerAttributeProfile

setSPPartnerAttributeProfileコマンドはオンライン・コマンドで、SPパートナ属性プロファイルをSPパートナに設定します。

説明

SPパートナで使用するSPパートナ属性プロファイルを設定します。

構文

setSPPartnerAttributeProfile(partnerName, attrProfileID)
引数 定義
partnerName 

更新するパートナのID。

attrProfileID 

設定するSPパートナ属性プロファイルのID。

setSPPartnerAttributeProfile(partnerName="partnerID5", attrProfileID="sp-attribute-profile")

3.1.49 setIdPPartnerAttributeProfileEntry

setIdPPartnerAttributeProfileEntryコマンドはオンライン・コマンドで、IdPフェデレーション・パートナ・プロファイルを設定します。

説明

IdPパートナ属性プロファイル内のエントリを更新します。

構文

setIdPPartnerAttributeProfileEntry(attrProfileID, messageAttributeName,
oamSessionAttributeName, requestFromIdP)
引数 定義
attrProfileID 

IdPパートナ属性プロファイル。

messageAttributeName

メッセージ属性の名前。

oamSessionAttributeName

属性の名前(Access Managerセッションで表示される名前です)。

requestFromIdP 

この属性をIdPパートナからリクエストする必要があるかどうかを決定します。

有効な値はtrue、falseです。

setIdPPartnerAttributeProfileEntry(attrProfileID="idp-attribute-profile", messageAttributeName="first_name",
oamSessionAttributeName="first_name", requestFromIdP="true")

3.1.50 setSPPartnerAttributeProfileEntry

setSPPartnerAttributeProfileEntryコマンドはオンライン・コマンドで、SPフェデレーション・パートナ・プロファイルを設定します。

説明

SPパートナ属性プロファイル内のエントリを設定します。

構文

setSPPartnerAttributeProfileEntry(attrProfileID, messageAttributeName,
value, alwaysSend, messageSAML11Namespace, messageSAML20Format)
引数 定義
attrProfileID 

エントリを設定するSPパートナ属性プロファイルを参照する識別子。

messageAttributeName

属性の名前(送信メッセージに表示される名前です)。

value

属性要素の値。静的な文字列、ユーザー属性、セッション属性またはそれらのタイプの組合せとすることができます。

alwaysSend 

この属性を常にSPパートナに送信するかどうかを指定します。有効な値はtrue、falseです。falseの場合、SPパートナがリクエストした場合のみ送信されます(OpenIDがこれをサポートしています)。

messageSAML11Namespace

オプション。文字列値は、この属性に使用するネームスペースを示します。SAML 1.1アサーションにのみ適用されます。空の場合、SAML 1.1属性ネームスペースはurn:oracle:security:fed:attrnamespaceに設定されます。

messageSAML11NamespacemessageSAML20Formatは、相互に排他的です。

messageSAML20Format

オプション。文字列値は、この属性に使用する形式を示します。SAML 2.0アサーションにのみ適用されます。空の場合、SAML 2.0属性形式はurn:oasis:names:tc:SAML:2.0:attrname-format:basicに設定されます。

messageSAML11NamespacemessageSAML20Formatは、相互に排他的です。

setSPPartnerAttributeProfileEntry(attrProfileID="sp-attribute-profile", 
 messageAttributeName="first_name", value="$user.attr.givenname", 
 alwaysSend="true", messageSAML11Namespace="None", messageSAML20Format="None")

3.1.51 setSPPartnerAttributeValueMapping

setSPPartnerAttributeValueMappingコマンドはオンライン・コマンドで、SPプロファイル内の送信属性値マッピングを追加または更新します。

説明

SPプロファイル内の送信属性値マッピングを追加または更新します。

構文

setSPPartnerAttributeValueMapping(attrProfileID, messageAttributeName, sendUnmappedValues,
 localValue, externalValue, default, ignoreCase, localNull, externalNull)
引数 定義
attrProfileID

SPプロファイルのID

messageAttributeName

属性名マッピングで定義されているメッセージ属性名。

sendUnmappedValues

オプション

trueに設定すると、マッピングが定義されていない値が送信されます。この設定は、特定のマッピングではなく、属性自体に適用されます。デフォルトは、最初のマッピングについてはfalseです。後続のマッピングでは、設定されていない場合、sendUnmappedValues値は変更されません。

localValue

オプション

属性のローカル値。

デフォルトは空の文字列です。

externalValue

オプション

外部メッセージで送信する対応する値。

デフォルトは空の文字列です。

default

オプション

trueに設定すると、ローカル値を異なる外部値にマップできる場合に外部値が使用されることを示します。デフォルトをtrueに設定できるマッピングは1つのみです。

デフォルトはfalseです。

ignoreCase

オプション

trueに設定すると、属性値の照合時に文字列比較で大/小文字を区別する必要があることを示します。

デフォルトはfalseです。

localNull

オプション

trueに設定すると、ローカル値がnull文字列と等しいことを示します(これは空の文字列""とは異なります)。

デフォルトはfalseです。

externalNull

オプション

trueに設定すると、外部値がnull文字列と等しいことを示します(これは空の文字列""とは異なります)。

デフォルトはfalseです。

setSPPartnerAttributeValueMapping(attrProfileID='idp-attribute-profile',
messageAttributeName='TITLE',sendUnmappedValues='true',localValue='Doctor',externalValue='Dr',ignoreCase="true")

3.1.52 deleteSPPartnerAttributeValueMapping

deleteSPPartnerAttributeValueMappingコマンドはオンライン・コマンドで、SPプロファイルで構成された送信属性のいずれかまたはすべての値マッピングを削除します。

説明

SPプロファイルで構成された送信属性のいずれかまたはすべての値マッピングを削除します

構文

deleteSPPartnerAttributeValueMapping(attrProfileID, messageAttributeName, localValue, externalValue)
引数 定義
attrProfileID

SPプロファイルのID

messageAttributeName

属性名マッピングで定義されているメッセージ属性名。

localValue

オプション

削除する必要があるマッピングのローカル値。localValueexternalValueの両方が設定されていない場合は、属性のすべての値マッピングが削除されます。

externalValue

オプション

削除する必要があるマッピングの外部値。localValueexternalValueの両方が設定されていない場合は、属性のすべての値マッピングが削除されます。

例1

属性TITLEのすべての値マッピングを削除するには:

deleteSPPartnerAttributeValueMapping(attrProfileID='sp-attribute-profile', messageAttributeName='TITLE')

例2

ローカル値および外部値で識別される属性TITLEの値マッピングを削除するには:

deleteSPPartnerAttributeValueMapping(attrProfileID='sp-attribute-profile', messageAttributeName='TITLE',
localValue='Doctor', externalValue='Dr')

3.1.53 displaySPPartnerAttributeValueMapping

displaySPPartnerAttributeValueMappingコマンドはオンライン・コマンドで、SPプロファイルで構成されたいずれかまたはすべての送信属性の値マッピングを表示します。

説明

SPプロファイルで構成されたいずれかまたはすべての送信属性の値マッピングを表示します。

構文

displaySPPartnerAttributeValueMapping(attrProfileID, messageAttributeName)
引数 定義
attrProfileID

SPプロファイルのID

messageAttributeName

オプション

属性名マッピングで定義されているメッセージ属性名。

設定すると、指定した属性の値マッピングのみが表示されます。設定しないと、すべての属性の値マッピングが表示されます。

例1

すべての属性の値マッピングを表示するには:

displaySPPartnerAttributeValueMapping(attrProfileID='sp-attribute-profile')

例2

属性TITLEの値マッピングを表示するには:

displaySPPartnerAttributeValueMapping(attrProfileID='sp-attribute-profile', messageAttributeName='TITLE')

3.1.54 setIdPPartnerAttributeValueMapping

setIdPPartnerAttributeValueMappingコマンドはオンライン・コマンドで、IdPプロファイル内の着信属性値マッピングを追加または更新します。

説明

IdPプロファイル内の着信属性値マッピングを追加または更新します。

構文

setIdPPartnerAttributeValueMapping(attrProfileID, oamSessionAttributeName, receiveUnmappedValues, 
receivedValue, externalValue, default, ignoreCase, receivedNull, externalNull)
引数 定義
attrProfileID

IdPプロファイルのID

oamSessionAttributeName

属性名マッピングで定義されたOAMセッション属性名。

receiveUnmappedValues

オプション

trueに設定すると、マッピングが定義されていない値が受信されます。この設定は、特定のマッピングではなく、属性自体に適用されます。

デフォルトは、最初のマッピングについてはfalseです。後続のマッピングでは、設定されていない場合、receiveUnmappedValues値は変更されません。

receivedValue

オプション

メッセージで受信した値。

デフォルトは空の文字列です。

externalValue

オプション

セッションに保存される対応する値。

デフォルトは空の文字列です。

default

オプション

trueに設定すると、受信した値を別の外部値にマップできる場合に外部値が使用されることを示します。デフォルトをtrueに設定できるマッピングは1つのみです。

デフォルトはfalseです。

ignoreCase

オプション

trueに設定すると、属性値の照合時に文字列比較で大/小文字を区別する必要があることを示します。

デフォルトはfalseです。

receivedNull

オプション

trueに設定すると、受信した値がnull文字列と等しいことを示します(これは空の文字列""とは異なります)。

デフォルトはfalseです。

externalNull

オプション

trueに設定すると、外部値がnull文字列と等しいことを示します(これは空の文字列""とは異なります)。

デフォルトはfalseです。

setIdPPartnerAttributeValueMapping(attrProfileID='idp-attribute-profile', oamSessionAttributeName='title',
 receiveUnmappedValues='true', localValue='Doctor', externalValue='Dr', ignoreCase="true")

3.1.55 deleteIdPPartnerAttributeValueMapping

deleteIdPPartnerAttributeValueMappingコマンドはオンライン・コマンドで、IdPプロファイルで構成された着信属性のいずれかまたはすべての値マッピングを削除します。

説明

IdPプロファイルに構成された着信属性のいずれかまたはすべての値マッピングを削除します。

構文

deleteSPPartnerAttributeValueMapping(attrProfileID, oamSessionAttributeName, receivedValue, externalValue)
引数 定義
attrProfileID

IdPプロファイルのID

oamSessionAttributeName

属性名マッピングで定義されたOAMセッション属性名。

receivedValue

オプション

削除する必要があるマッピングの受信値。receivedValueexternalValueの両方が設定されていない場合は、属性のすべての値マッピングが削除されます。

externalValue

オプション

削除する必要があるマッピングの外部値。receivedValueexternalValueの両方が設定されていない場合は、属性のすべての値マッピングが削除されます。

例1

属性TITLEのすべての値マッピングを削除するには:

deleteIdPPartnerAttributeValueMapping(attrProfileID='idp-attribute-profile', oamSessionAttributeName='TITLE')

例2

受信値および外部値で識別される属性TITLEの値マッピングを削除するには:

deleteIdPPartnerAttributeValueMapping(attrProfileID='idp-attribute-profile', oamSessionAttributeName='TITLE', 
receivedValue='Doctor', externalValue='Dr')

3.1.56 displayIdPPartnerAttributeValueMapping

displayIdPPartnerAttributeValueMappingコマンドはオンライン・コマンドで、IdPプロファイルで構成されたいずれかまたはすべての着信属性の値マッピングを表示します。

説明

IdPプロファイルで構成されたいずれかまたはすべての着信属性の値マッピングを表示します。

構文

displayIdPPartnerAttributeValueMapping(attrProfileID, oamSessionAttributeName)
引数 定義
attrProfileID

IdPプロファイルのID

oamSessionAttributeName

オプション

属性名マッピングで定義されたOAMセッション属性名。

設定すると、指定した属性の値マッピングのみが表示されます。設定しないと、すべての属性の値マッピングが表示されます。

例1

すべての属性の値マッピングを表示するには:

displayIdPPartnerAttributeValueMapping(attrProfileID='idp-attribute-profile')

例2

属性TITLEの値マッピングを表示するには:

displayIdPPartnerAttributeValueMapping(attrProfileID='idp-attribute-profile', oamSessionAttributeName='TITLE')

3.1.57 setSPPartnerAttributeValueFilter

setSPPartnerAttributeValueFilterコマンドはオンライン・コマンドで、SPプロファイル内の属性値フィルタを追加または更新します。

説明

SPプロファイル内の属性値フィルタを追加または更新します。

構文

setSPPartnerAttributeValueFilter(attrProfileID, messageAttributeName, conditionOperator, 
condition, expression, ignoreCase)
引数 定義
attrProfileID

SPプロファイルのID

messageAttributeName

属性名マッピングで定義されているメッセージ属性名。

conditionOperator

オプション

andに設定されている場合は、属性を送信するためにすべての条件を満たす必要があることを示します。

orに設定されている場合は、1つでも条件を満たしていれば属性を送信できることを示します。

この設定は、特定のマッピングではなく、属性自体に適用されます。デフォルトは、最初のフィルタについてはandです。後続のフィルタでは、設定されていない場合、conditionOperatorは変更されません

condition

必須

属性値の評価に使用される条件。設定できる値は次のとおりです:
  • equalsnot-equals
  • startswithendswith
  • containsnot-contains
  • equals-nullnot-equals-null
  • regexp

デフォルトは空の文字列です。

expression

オプション

属性値の評価に使用される値または正規表現。

デフォルトは空の文字列です。

ignoreCase

オプション

trueに設定すると、属性値の照合時に文字列比較で大/小文字を区別する必要があることを示します。

デフォルトはfalseです。

setSPPartnerAttributeValueFilter(attrProfileID='sp-attribute-profile', messageAttributeName='GROUP', 
conditionOperator='and', condition='contains', expression='Sale', ignoreCase="true")

3.1.58 deleteSPPartnerAttributeValueFilter

deleteSPPartnerAttributeValueFilterコマンドはオンライン・コマンドで、SPプロファイルで構成された属性のいずれかまたはすべての値フィルタを削除します。

説明

SPプロファイルで構成された属性のいずれかまたはすべての値フィルタを削除します

構文

deleteSPPartnerAttributeValueFilter(attrProfileID, attributeName, condition, expression)
引数 定義
attrProfileID

SPプロファイルのID

messageAttributeName

属性名マッピングで定義されているメッセージ属性名。

condition

オプション

削除するフィルタの条件。

特定のフィルタを削除するには、条件パラメータと式パラメータの両方の値を設定する必要があります。条件パラメータと式パラメータの両方が設定されていない場合は、属性のすべての値フィルタが削除されます。

expression

オプション

削除するフィルタの式。

特定のフィルタを削除するには、条件パラメータと式パラメータの両方の値を設定する必要があります。条件パラメータと式パラメータの両方が設定されていない場合は、属性のすべての値フィルタが削除されます。

例1

属性GROUPのすべての値フィルタを削除するには:

deleteSPPartnerAttributeValueFilter(attrProfileID='idp-attribute-profile', messageAttributeName='GROUP')

例2

条件および式の値によって識別される属性GROUPの値フィルタを削除するには:

deleteSPPartnerAttributeValueFilter(attrProfileID='idp-attribute-profile',
 messageAttributeName='GROUP', condition='contains', expression='Sale')

3.1.59 displaySPPartnerAttributeValueFilter

displaySPPartnerAttributeValueFilterコマンドはオンライン・コマンドで、SPプロファイルで構成されたいずれかまたはすべての属性の値フィルタを表示します。

説明

SPプロファイルで構成されたいずれかまたはすべての属性の値フィルタを表示します。

構文

displaySPPartnerAttributeValueFilter(attrProfileID, messageAttributeName)
引数 定義
attrProfileID

SPプロファイルのID

messageAttributeName

オプション

属性名マッピングで定義されているメッセージ属性名。

設定すると、指定した属性の値フィルタのみが表示されます。設定しないと、すべての属性の値フィルタが表示されます。

例1

すべての属性の値フィルタを表示するには:

displaySPPartnerAttributeValueFilter(attrProfileID='idp-attribute-profile')

例2

属性GROUPの値フィルタを表示するには:

displaySPPartnerAttributeValueFilter(attrProfileID='idp-attribute-profile', messageAttributeName='GROUP')

3.1.60 setIdPPartnerBasicAuthCredential

setIdPPartnerBasicAuthCredentialコマンドはオンライン・コマンドで、パートナのBasic認証資格証明を設定します。

説明

フェデレーション・パートナのHTTP Basic認証資格証明を設定または更新します。

構文

setIdPPartnerBasicAuthCredential(partnerName,username,password)
引数 定義
partnerName 

更新するパートナのID。

username

ユーザーのユーザーID。

password 

usernameに対応するパスワード。

setIdPPartnerBasicAuthCredential(partnerName="partnerID4", username="user1")

3.1.61 setIdPPartnerMappingAttribute

setIdPPartnerMappingAttributeコマンドはオンライン・コマンドで、パートナのアサーション・マッピング属性を設定します。

説明

ユーザーを識別するため、IdPから受信したOpenIDアサーションからの属性が、指定されたデータ・ストア属性にマップされることを指定します。

構文

setIdPPartnerMappingAttribute(partnerName,assertionAttr,userstoreAttr)
引数 定義
partnerName 

更新するパートナのID。

assertionAttr 

ユーザーをアイデンティティ・ストアにマップするために使用されるアサーション内の属性名。

userstoreAttr 

アサーション属性値のマップ先となる、アイデンティティ・ストア内の属性の名前。

setIdPPartnerMappingAttribute(partnerName="partnerID", 
assertionAttr="email", userstoreAttr="mail")

3.1.62 setIdPPartnerMappingAttributeQuery

setIdPPartnerMappingAttributeQueryコマンドはオンライン・コマンドで、属性問合せでユーザーのアサーションをマッピングするパートナを更新します。

説明

アサーションをユーザー・ストアにマップする属性問合せを指定するパートナを設定または更新します。

構文

setIdPPartnerMappingAttributeQuery(partnerName,attrQuery)
引数 定義
partnerName 

更新するパートナのID

attrQuery 

使用する属性問合せ。LDAP問合せには、NameIDに加えて、SAMLアサーション内の属性を参照するプレースホルダーを含めることができます。SAMLアサーション内の属性は、その名前を%文字で囲むことで参照されます。たとえば、属性名がUserlastnameである場合、属性は%Userlastname%として参照されます。NameID値は、%fed.nameidvalue%として参照されます。

setIdPPartnerMappingAttributeQuery(partnerName="partnerID", 
attrQuery="(&(sn=%Userlastname%)(givenname=%Userfirstname%))")

3.1.63 setIdPPartnerMappingNameID

setIdPPartnerMappingNameIDコマンドはオンライン・コマンドで、IdPフェデレーション・パートナのアサーション・マッピングnameID値を設定します。

説明

IdPフェデレーション・パートナのアサーション・マッピングnameID値を設定します。

構文

setIdPPartnerMappingNameID(partnerName,userstoreAttr)
引数 定義
partnerName 

更新するパートナのID。

userstoreAttr 

アサーションnameIDのマップ先となる、アイデンティティ・ストア内の属性名。

setIdPPartnerMappingNameID
(partnerName="partnerID", userstoreAttr="ldapattr")

3.1.64 setPartnerAlias

setPartnerAliasコマンドはオンライン・コマンドで、フェデレーション・パートナの別名を設定します。

説明

フェデレーション・パートナの別名を設定または更新します。

構文

setPartnerAlias(partnerName,partnerType,partnerAlias)
引数 定義
partnerName 

更新するパートナのID。

partnerType 

パートナ・タイプを指定します。有効な値は、spまたはidpです。

partnerAlias

パートナの別名。

setPartnerAlias(partnerName="partnerID", 
partnerType="sp", partnerAlias="tenant1")

3.1.65 setPartnerIDStoreAndBaseDN

setPartnerIDStoreAndBaseDNコマンドはオンライン・コマンドで、フェデレーション・パートナについてパートナのアイデンティティ・ストアおよびベースDNを設定します。

説明

フェデレーション・パートナのアイデンティティ・ストアおよびベースDNを設定または更新します。

構文

setPartnerIDStoreAndBaseDN(partnerName,partnerType,storeName,searchBaseDN)
引数 定義
partnerName 

更新するパートナのID。

partnerType 

パートナ・タイプ。有効な値は、spまたはidpです。

storeName  

アイデンティティ・ストアの名前。ブランクのままにすると、デフォルトのOAMアイデンティティ・ストアが使用されます。(オプション)

searchBaseDN  

LDAPの検索ベースDN。ブランクのままにすると、アイデンティティ・ストアで構成されている検索ベースDNが使用されます。(オプション)

setPartnerIDStoreAndBaseDN(partnerName="partnerID", 
 partnerType="sp/idp", storeName="testldap",
 searchBaseDN="dc=company,dc=com")

3.1.66 setSPSAMLPartnerNameID

setSPSAMLPartnerNameIDコマンドはオンライン・コマンドで、アサーションの発行中にNameIDを設定することによってパートナを更新します。

説明

SAMLパートナのNameIDを設定します。

構文

setSPSAMLPartnerNameID(<partnerName>, <nameIDFormat>, <nameIDValue>) 
引数 定義
partnerName

構成するパートナの名前。

nameIDFormat 

使用するNameIDの形式。指定できる値は次のとおりです。

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:emailAddressのorafed-emailaddress

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:X509SubjectNameのorafed-x509

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:Kerberosのorafed-kerberos

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:transientのorafed-transient

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:WindowsDomainQualifiedNameのorafed-windowsnamequalifier

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:persistentのorafed-persistent

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecifiedのorafed-unspecified

  • no NameIDのorafed-none

  • 形式がその他の値に設定された場合、アサーションにはその値が移入されます。

nameIDValue

NameID要素の値。静的な文字列、ユーザー属性、セッション属性またはそれらのタイプの組合せとすることができます。

setSPSAMLPartnerNameID(partnerName="partnerID", nameIDFormat="emailAddress", 
 nameIDValue="$user.attr.mail")

3.1.67 setSPPartnerAlternateScheme

setSPPartnerAlternateSchemeコマンドはオンライン・コマンドで、別の認証スキームでクライアントを認証する方法を提供します。

説明

Identity FederationはHTTPヘッダーを評価し、このパートナに別の認証スキームを使用するかどうか判断します。

構文

setSPPartnerAlternateScheme(<partner>, <enabled="true">, <httpHeaderName="">, 
 <httpHeaderExpression="">, <authnScheme="">, <appDomain="IAM Suite">, 
 <hostID="IAMSuiteAgent">, <authzPolicy="Protected Resource Policy">, 
 <remove="false">)
引数 定義
partner

パートナのID。

enabled 

Identity Federationがクライアントによって送信されたHTTPヘッダーを評価するかどうかを示します

httpHeaderName 

enabledがtrueの場合は必須で、評価するHTTPヘッダーです。重要: これはグローバル設定であり、すべてのパートナに影響します。

httpHeaderExpression 

enabledがtrueの場合は必須で、HTTPヘッダーの値を評価するために使用される正規表現です。

authnScheme 

enabledがtrueの場合は必須で、デフォルトのかわりに使用する別の認証スキームです。

appDomain

オプション。基底のポリシー・コンポーネントが作成されるアプリケーション・ドメイン。

hostID

オプション。基底のリソース・ポリシー・オブジェクトの作成時に使用するHostID。

authzPolicy

オプション。作成中の基底のリソース・ポリシー・オブジェクトを保護するために使用する認可ポリシー名。

remove

オプション。trueに設定すると、パートナ構成の別のスキームのプロパティが削除されます。

ノート:

この操作はポリシー・オブジェクトを作成するため、アプリケーション・ドメイン(デフォルト: IAM Suite)、HostID (デフォルト: IAMSuiteAgent)および認可ポリシー(デフォルト: Protected Resource Policy)の使用を指定できますが、デフォルト値を使用することもできます。

この例では、Identity Federationを構成してSPパートナAcmeのパートナ・レベルで別の認証スキームを有効にします。これは、ユーザーのブラウザがiPhone文字列を含めてHTTPヘッダーUser-Agentを送信するためです。文字列はデフォルトの認証スキームではなく認証に対してBasicSchemeをトリガーします。

setSPPartnerAlternateScheme("acmeSP", "true", httpHeaderName="User-Agent", 
  httpHeaderExpression=".*iPhone.*", authnScheme="BasicScheme") 

3.1.68 setSPPartnerDefaultScheme

setSPPartnerDefaultSchemeコマンドはオンライン・コマンドで、SPパートナのデフォルトの認証スキームを定義します。

説明

SPパートナのデフォルトの認証スキームを定義します。

構文

setSPPartnerDefaultScheme(<partner>, <authnScheme="">, <appDomain="IAM Suite">, 
 <hostID="IAMSuiteAgent">, <authzPolicy="Protected Resource Policy">)
引数 定義
partner

パートナのID。

authnScheme 

使用するOAM認証スキーム。

appDomain

オプション。基底のポリシー・コンポーネントが作成されるアプリケーション・ドメイン。

hostID

オプション。基底のリソース・ポリシー・オブジェクトの作成時に使用するHostID。

authzPolicy

オプション。作成中の基底のリソース・ポリシー・オブジェクトを保護するために使用する認可ポリシー名。

setSPPartnerDefaultScheme(partnerProfile="acmeSP",
 authnScheme="BasicScheme")

3.1.69 setSPPartnerProfileAlternateScheme

setSPPartnerProfileAlternateSchemeコマンドはオンライン・コマンドで、別の認証スキームでクライアントを認証する方法を提供します。

説明

Identity FederationはHTTPヘッダーを評価し、このパートナ・プロファイルに割り当てられたパートナに別の認証スキームを使用するかどうか判断します。

構文

setSPPartnerProfileAlternateScheme(<partnerProfile>, 
 <enabled="true">, <httpHeaderName="">, <httpHeaderExpression="">, 
 <authnScheme="">, <appDomain="IAM Suite">, <hostID="IAMSuiteAgent">, 
 <authzPolicy="Protected Resource Policy">, <remove="false">) 
引数 定義
partnerProfile

パートナ・プロファイルのID。

enabled 

Identity Federationがクライアントによって送信されたHTTPヘッダーを評価するかどうかを示します

httpHeaderName 

enabledがtrueの場合は必須で、評価するHTTPヘッダーです。重要: これはグローバル設定であり、すべてのパートナに影響します。

httpHeaderExpression 

enabledがtrueの場合は必須で、HTTPヘッダーの値を評価するために使用される正規表現です。

authnScheme 

enabledがtrueの場合は必須で、デフォルトのかわりに使用する別の認証スキームです。

appDomain

オプション。基底のポリシー・コンポーネントが作成されるアプリケーション・ドメイン。

hostID

オプション。基底のリソース・ポリシー・オブジェクトの作成時に使用するHostID。

authzPolicy

オプション。作成中の基底のリソース・ポリシー・オブジェクトを保護するために使用する認可ポリシー名。

ノート:

この操作はポリシー・オブジェクトを作成するため、アプリケーション・ドメイン(デフォルト: IAM Suite)、HostID (デフォルト: IAMSuiteAgent)および認可ポリシー(デフォルト: Protected Resource Policy)の使用を指定できますが、デフォルト値を使用することもできます。

setSPPartnerProfileAlternateScheme("acmeSP", "true", 
 httpHeaderName="User-Agent", httpHeaderExpression=".*iPhone.*", 
 authnScheme="BasicScheme")

3.1.70 setSPPartnerProfileDefaultScheme

setSPPartnerProfileDefaultSchemeコマンドはオンライン・コマンドで、特定のSPパートナ・プロファイルのユーザーのチャレンジに使用されるデフォルトのOAM認証スキームを設定します。

説明

特定のSPパートナ・プロファイルのユーザーのチャレンジに使用されるデフォルトのOAM認証スキームを設定します。

構文

setSPPartnerProfileDefaultScheme(<partnerProfile>, 
 <authnScheme="">, <appDomain="IAM Suite">, <hostID="IAMSuiteAgent">, 
 <authzPolicy="Protected Resource Policy">) 
引数 定義
partnerProfile

パートナ・プロファイルのID。

authnScheme 

使用するOAM認証スキーム。

appDomain

オプション。基底のポリシー・コンポーネントが作成されるアプリケーション・ドメイン。

hostID

オプション。基底のリソース・ポリシー・オブジェクトの作成時に使用するHostID。

authzPolicy

オプション。作成中の基底のリソース・ポリシー・オブジェクトを保護するために使用する認可ポリシー名。

setSPPartnerProfileDefaultScheme("saml20-sp-partner-profile", 
 "LDAPScheme")

3.1.71 updatePartnerMetadata

updatePartnerMetadataコマンドはオンライン・コマンドで、フェデレーション・パートナのメタデータを更新します。

説明

フェデレーション・パートナのメタデータを更新します。

構文

updatePartnerMetadata(partnerName,partnerType,metadataFile)
引数 定義
partnerName 

更新するパートナのID

partnerType 

パートナ・タイプを指定します。有効な値は、spまたはidpです。

metadataFile 

メタデータ・ファイルの場所。完全なパスと名前を指定します。

updatePartnerMetadata(partnerName="partnerID", 
partnerType="sp", metadataFile="/common/idm/abc_metadata_file")

3.1.72 updatePartnerProperty

updatePartnerPropertyコマンドはオンライン・コマンドで、パートナ・プロパティを更新します。

説明

フェデレーション・パートナの、指定されたプロパティを構成または更新します。

SAML 1.1については、「Advanced Identity Federationのコマンド」を参照してください。

構文

updatePartnerProperty(partnerName,partnerType,propName,propValue,type)
引数 定義
partnerName 

更新するパートナのID。

<partnerName>の値をパートナIDで置換し、includecertinsignatureパラメータを含めることによって、証明書は署名に含まれます。SAML 1.1については、「Advanced Identity Federationのコマンド」を参照してください。

partnerType 

パートナ・タイプを指定します。有効な値は、spまたはidpです。

propName 

構成するプロパティの名前。

propValue 

設定するプロパティ値。

type

プロパティのデータ型。有効な値は、string、longまたはbooleanです。

updatePartnerProperty(partnerName="partnerID", partnerType="idp", 
propName="providertrusted",
propValue="true",type="boolean")

3.2 Advanced Identity Federationのコマンド

Advanced Identity FederationのWLSTコマンドには、Access Managementコンソールの構成で該当する管理フィールドがありません。認証マッピングの管理とパートナ・プロファイルはWLSTコマンドを使用してのみ利用できます。表3-2に、この項に記載するAdvanced Identity Federationのコマンドを示します。コマンドは次のように編成されています。

  • フェデレーション・サービスとデータストア

  • フェデレーション・アクセスの構成

  • 属性共有の構成

  • 認証メソッド・マッピング管理 - すべての認証メソッド/スキーマ/レベルのマッピングは、パートナ・レベル、あるいはパートナ・レベルで定義されない場合はパートナ・プロファイル・レベルでWLSTを使用して構成されます。

  • パートナ・プロファイル管理 - すべてのパートナ・プロファイル管理はWLSTを使用して行います。

  • WLSTとSAML 1.1の使用

ノート:

Advanced Identity Federationのコマンドの定義は、"configureFederationService"で開始します。

表3-2 Advanced Identity FederationのWLSTコマンド

使用するコマンド 目的 WLSTの使用...

フェデレーション・サービスとデータストア

configureFederationService

Federation Serviceの機能を有効または無効にします。

setFederationStore

フェデレーション・ストアを有効にして構成します。

フェデレーション・アクセスの構成

configureIdPAuthnRequest

Force AuthenticationまたはIsPassive、あるいはその両方のIdPパートナまたはIdPパートナ・プロファイルを構成します。

configureFedSSOAuthz

フェデレーションSSOの認可を有効または無効にします。

configureFedDigitalSignature

デジタル署名で使用されるハッシュ・アルゴリズムの構成

configureFedSignEncKey

デジタル署名および暗号化操作に使用する署名キー別名または暗号化キー別名、あるいはその両方を構成します。

属性共有の構成

configureAttributeSharingSPPartnerNameIDMapping

属性共有中に使用するNameIDからユーザー・ストア属性へのマッピングを構成します。

configureAttributeSharingIdPPartner

IdPパートナのデフォルトの属性共有nameidおよびnameid形式を構成します。

configureAttributeSharingUserDNToIdPPartnerMapping

属性共有DNからIdPへのマッピングを構成します。

configureAttributeSharing

デフォルトの属性オーソリティを設定して属性共有機能を構成します。

removeAttributeSharingFromAuthnModule

認証モジュールから属性共有プラグインを削除します。

configureAttributeSharingPlugin

特定のパートナ・プロファイルのフェデレーテッド認証メソッド・マッピングを一覧表示します。

insertAttributeSharingInToAuthnModule

属性共有ステップを認証モジュール・フローに挿入します。

認証メソッド・マッピング管理

setSPPartnerAlternateScheme

別の認証スキーム(パートナ)でクライアントを認証する方法を提供します。

setSPPartnerDefaultScheme

SPパートナのデフォルトの認証スキームを定義します。

setSPPartnerProfileAlternateScheme

別の認証スキーム(パートナ・プロファイル)でクライアントを認証する方法を提供します。

setSPPartnerProfileDefaultScheme

特定のSPパートナ・プロファイルのユーザーのチャレンジに使用されるデフォルトのOAM認証スキームを設定します。

addSPPartnerAuthnMethod

フェデレーテッド認証メソッドと特定のSPパートナのAccess Manager認証スキームの間のマッピングを定義します。

addSPPartnerProfileAuthnMethod

フェデレーテッド認証メソッドから特定のSPパートナ・プロファイルのAccess Manager認証スキームへのマッピングを定義します。

addIdPPartnerAuthnMethod

特定のIdPパートナのフェデレーテッド認証メソッドのセッションを作成するときに使用する認証レベルを設定します。

addIdPPartnerProfileAuthnMethod

特定のIdPパートナ・プロファイルのフェデレーテッド認証メソッドのセッションを作成するときに使用する認証レベルを設定します。

listPartnerAuthnMethods

特定のパートナのフェデレーテッド認証メソッド・マッピングを一覧表示します。

listPartnerProfileAuthnMethods

特定のパートナ・プロファイルのフェデレーテッド認証メソッド・マッピングを一覧表示します。

removePartnerAuthnMethod

フェデレーテッド認証メソッドと特定のパートナのAccess Manager認証スキームの間のマッピングを削除します。

removePartnerProfileAuthnMethod

フェデレーテッド認証メソッドと特定のパートナのAccess Manager認証スキームの間のマッピングを削除します。

setIdPPartnerRequestAuthnMethod

特定のIdPパートナのフェデレーションSSO中にリクエストされるフェデレーテッド認証メソッドを設定します。

setIdPPartnerProfileRequestAuthnMethod

指定したIdPパートナ・プロファイルのフェデレーションSSO中にリクエストされるフェデレーテッド認証メソッドを設定します。

useProxiedFedAuthnMethod

フェデレーションSSOを実行するときに、プロキシ処理されたフェデレーテッド認証メソッドを使用するアイデンティティ・プロバイダを構成します。

パートナ・プロファイル管理

createFedPartnerProfileFrom

指定した既存のプロファイルに基づいてフェデレーション・パートナ・プロファイルを作成します。

deleteFedPartnerProfile

指定したフェデレーション・パートナ・プロファイルを削除します。

displayFedPartnerProfile

指定したフェデレーション・パートナ・プロファイルで定義されているプロパティを表示します。

listFedPartnerProfiles

既存のすべてのフェデレーション・パートナ・プロファイルを一覧表示します。

listFedPartnersForProfile

指定したフェデレーション・パートナ・プロファイルにバインドされたパートナを一覧表示します。

getFedPartnerProfile

指定したパートナにバインドされたパートナ・プロファイルのIDを取得します。

setFedPartnerProfile

指定したパートナのフェデレーション・パートナ・プロファイルのIDを設定します。

SAML 1.1でのWLSTの使用

IDPパートナがSAML 1.1に対して構成されている場合、SSOプロセスを開始するために次のURLがSPによって使用されます。

http://idphost:idpport/ssourl?TARGET=targeturl&providerid=http://spproviderid

これらのWLSTコマンドを使用することで、URLに該当する情報を移入できます。

使用するコマンド 目的 WLSTの使用...

idpinitiatedssoprovideridparam

値は、SPのプロバイダIDを識別するためにピア・プロバイダが使用します。

idpinitiatedssotargetparam

指定したSPパートナのターゲットURLを設定します。

次のSAML 1.1構成パラメータは、Oracle Access Managementコンソールからは公開されません。これらのパラメータの値は、WLSTを使用して変更できます。

使用するコマンド 目的 WLSTの使用...

"deletePartnerProperty"

パートナ・プロパティを削除します。

"getPartnerProperty"

パートナ・プロパティを取得します。

"updatePartnerProperty"

パートナ・プロパティを更新します。

サブジェクト確認チェック

subjectconfirmationcheck

SAMLアサーションのサブジェクト確認データ・チェックを有効または無効にします。

3.2.1 configureFederationService

configureFederationServiceコマンドは、Federation ServiceのAttributeRequesterまたはAttributeResponderを有効または無効にします。

説明

Federation Serviceの機能を有効または無効にします。

構文

configureFederationService(<serviceType>,<enabled>)  
引数 定義
serviceType

値としてIDP、SP、AttributeResponderまたはAttributeRequesterを取ります。

enabled 

値としてtrueまたはfalseを取ります。

configureFederationService("idp", "true")

configureFederationService("AttributeResponder", "true")

3.2.2 setFederationStore

setFederationStoreコマンドは、フェデレーション・ストアの使用を有効にし、構成します。

説明

フェデレーション・レコードの格納に使用されるデータストアのjndi名を設定し、ストアをRDBMSとして設定します。

構文

setFederationStore (<enable>, <jndiname>)
引数 定義
enable

フェデレーション・データ・ストアを有効または無効にします。

jndiname

データストアのJNDI名を示します。

setFederationStore(enable="true", jndiname="jdbc/oamds")

3.2.3 configureIdPAuthnRequest

configureIdPAuthnRequestコマンドは、Force AuthenticationまたはIsPassive、あるいはその両方のIdPパートナまたはIdPパートナ・プロファイルを構成します。

説明

Force AuthenticationまたはIsPassive、あるいはその両方のIdPパートナまたはIdPパートナ・プロファイルを構成します。

構文

configureIdPAuthnRequest(<partner="">, <partnerProfile="">, <partnerType="">, <isPassive="false">, <forceAuthn="false">, <displayOnly="false">, <delete="false">)
引数 定義
partner

構成されるIdPパートナを示します。partnerとpartnerProfileは排他的であり、2つのうちいずれかが必須です。

partnerProfile

構成されるIdPパートナ・プロファイルを示します。partnerとpartnerProfileは排他的であり、2つのうちいずれかが必須です。

partnerType

パートナのタイプ(spまたはidp)。

isPassive

IdPパートナまたはIdPパートナ・プロファイルを構成するかどうかを示し、IdPに送信されたAuthn RequestメッセージはIdPがフェデレーションSSO中にユーザーと対話しないことを示すようにします。trueは、IdPがユーザーと対話しないことを示します。オプション。

forceAuthn

IdPパートナまたはIdPパートナ・プロファイルを構成するかどうかを示し、IdPに送信されたAuthn Requestメッセージは、有効なセッションが存在する場合でも、ユーザーにチャレンジすることを示すようにします。trueは、ユーザーにチャレンジすることを示します。オプション。

displayOnly

このコマンドがIs Passive設定およびForce Authn設定を表示するかどうかを示します。デフォルトはfalseです。オプション。

delete

このコマンドが指定されたパートナまたはパートナ・プロファイルからIs Passive設定およびForce Authn設定を削除するかどうかを示します。デフォルトはfalseです。オプション。

configureIdPAuthnRequest(partner="acme", isPassive="false", forceAuthn="true")

3.2.4 configureFedSSOAuthz

configureFedSSOAuthzコマンドは、フェデレーションSSOの認可を有効または無効にします。

説明

フェデレーションSSOの認可を有効または無効にします。デフォルトでは、フェデレーションSSOの認可機能は無効になります。

構文

configureFedSSOAuthz(enabled)
引数 定義
enabled

値としてtrueまたはfalseを取ります。

configureFedSSOAuthz("true")

3.2.5 configureFedDigitalSignature

configureFedDigitalSignatureコマンドは、デジタル署名で使用されるハッシュ・アルゴリズムを構成します。

説明

displayOnlyおよびdeleteパラメータがfalseの場合、このコマンドはアルゴリズムを設定します。

構文

configureFedDigitalSignature(<partner="">, 
 <partnerProfile="">, <partnerType="">, <default="false">, 
 <algorithm="SHA-256">, <displayOnly="false">, <delete="false">)
引数 定義
partner

SPパートナ・プロファイルのID。

partnerProfile 

Access Managerの認証スキームがマップされるフェデレーション認証メソッド。

partnerType 

フェデレーション認証メソッドがマップされるAccess Managerの認証スキーム。

default

オプション。SPがフェデレーション認証メソッドをリクエストするときに、指定されたAccess Managerの認証スキームを使用してユーザーにチャレンジするかどうかを示すブール値。

algorithm

オプション。セッションの認証レベルが認証スキーム・レベルと異なる場合に、マッピングで使用する認証レベルを示します。

displayOnly

オプション。基底のポリシー・コンポーネントが作成されるアプリケーション・ドメイン。

delete

オプション。基底のリソース・ポリシー・オブジェクトの作成時に使用するHostID。

configureFedDigitalSignature(default="true", 
 algorithm="SHA-256")

3.2.6 configureFedSignEncKey

configureFedSignEncKeyコマンドは、デジタル署名および暗号化操作に使用する署名キー別名または暗号化キー別名、あるいはその両方を構成します。

説明

デジタル署名および暗号化操作に使用する署名キー別名または暗号化キー別名、あるいはその両方を構成します。

構文

configureFedSignEncKey(<partner="">, <partnerProfile="">, <partnerType="">, <default="false">, <signAlias="">, <encAlias="">, <displayOnly="false">, <delete="false"> 
引数 定義
partner

署名キー別名または暗号化キー別名、あるいはその両方を構成するパートナを示します。partner、partnerProfileおよびdefaultパラメータは排他的であり、3つのうちいずれかが必須です。

partnerProfile 

署名キー別名または暗号化キー別名、あるいはその両方を構成するパートナ・プロファイルを示します。partner、partnerProfileおよびdefaultパラメータは排他的であり、3つのうちいずれかが必須です。

partnerType 

署名キー別名または暗号化キー別名、あるいはその両方を構成するパートナ・タイプを示します。partnerまたはpartnerProfileを指定するときに必須です。有効な値は、spまたはidpです。

default

構成するグローバル・デフォルト署名キー別名または暗号化キー別名、あるいはその両方を示します。partner、partnerProfileおよびdefaultパラメータは排他的であり、3つのうちいずれかが必須です。

signAlias

署名キー別名。値を設定するときに必須です。

encAlias

暗号化キー別名。値を設定するときに必須です。

displayOnly

このコマンドが署名キー別名および暗号化キー別名を表示するかどうかを示します。デフォルトはfalseです。オプション。

delete

このコマンドが指定されたパートナまたはパートナ・プロファイルから署名キー別名または暗号化キー別名、あるいはその両方を削除するかどうかを示します。デフォルトはfalseです。オプション。

configureFedSignEncKey(default="true", signAlias="osts_signing")

3.2.7 configureAttributeSharingSPPartnerNameIDMapping

configureAttributeSharingSPPartnerNameIDMappingコマンドは、属性共有中に使用するNameIDからユーザー・ストア属性へのマッピングを構成します。

説明

displayOnlyがtrueの場合、コマンドはNameIDからuserstore属性へのマッピングを表示します。deleteがtrueの場合、コマンドは指定されたマッピングを削除します。それ以外の場合、有効なフラグを指定された値に設定し、nameidをuserstore属性マッピングに設定します。

構文

configureAttributeSharingSPPartnerNameIDMapping(<partner="">, 
 <partnerProfile="">, <enabled="true">, <nameidformat="">, 
 <userStoreAttribute="">, <displayOnly="false">, <delete="false">)
引数 定義
partner

構成中のパートナのID。オプション。partnerとpartnerProfileパラメータは排他的であり、2つのうちいずれかが必須です。

partnerProfile 

マッピングを構成中のパートナ・プロファイルを示します。オプション。partnerとpartnerProfileパラメータは排他的であり、2つのうちいずれかが必須です。

enabled 

nameIDからuserstore属性へのマッピングが有効になっているか、無効になっているかを示すブール値。オプション。デフォルト値はtrueです。

nameidformat

userStoreAttributeにマップされるNameID形式。オプション。削除および作成/更新操作で指定する必要があります。表示操作で指定されない場合、指定されたpartnerまたはpartnerprofileのすべてのマッピングは表示されません。許可されるNameID形式は次のとおりです。

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:emailAddressのorafed-emailaddress

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:X509SubjectNameのorafed-x509

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:WindowsDomainQualifiedNameのorafed-windowsnamequalifier

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:kerberosのorafed-kerberos

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:transientのorafed-transient

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:persistentのorafed-persistent

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecifiedのorafed-unspecified

  • カスタムnameid形式の<customnameidformaturi>

形式がその他の値に設定された場合、アサーションにはその値が移入されます。

userStoreAttribute

指定されたNameID形式がマップされるuserstore属性。オプション。作成操作または更新操作に対してのみ指定する必要があります。

displayOnly

このコマンドがNameIDからuserstore属性へのマッピングを表示するかどうかを示します。デフォルトはfalseです。オプション。trueに設定すると、マッピングが表示されます。NameIDパラメータを指定しない場合、すべてのマッピングが表示されます。

delete

このコマンドがNameIDからuserstore属性へのマッピングを削除するかどうかを示します。デフォルトはfalseです。オプション。

configureAttributeSharingSPPartnerNameIDMapping(partner="acme", nameidformat="orafed-emailaddress", userStoreAttribute="mail")

configureAttributeSharingSPPartnerNameIDMapping(partnerProfile="saml20-idp-partner-profile", nameidformat="orafed-emailaddress", userStoreAttribute="mail")

configureAttributeSharingSPPartnerNameIDMapping(partner="acme")

configureAttributeSharingSPPartnerNameIDMapping(partner="acme", enabled="false")

configureAttributeSharingSPPartnerNameIDMapping(partner="acme", 
 displayOnly="true")

configureAttributeSharingSPPartnerNameIDMapping(partner="acme", 
 nameidformat="orafed-emailaddress", delete="true")

configureAttributeSharingSPPartnerNameIDMapping(partner="acme", 
 nameidformat="orafed-emailaddress", displayOnly="true")

3.2.8 configureAttributeSharingIdPPartner

configureAttributeSharingIdPPartnerコマンドは、IdPパートナのデフォルトの属性共有nameidおよびnameid形式を構成します。

説明

IdPパートナのデフォルトの属性共有nameidおよびnameid形式を構成します。

構文

configureAttributeSharingIdPPartner(<partner="">, <partnerProfile="">,<nameidformat="">, <nameidattribute="">)
引数 定義
partner

構成中のパートナのID。オプション。partnerとpartnerProfileパラメータは排他的であり、2つのうちいずれかが必須です。

partnerProfile 

マッピングを構成中のパートナ・プロファイルを示します。オプション。partnerとpartnerProfileパラメータは排他的であり、2つのうちいずれかが必須です。

nameidformat

userStoreAttributeにマップされるNameID形式。オプション。削除および作成/更新操作で指定する必要があります。表示操作で指定されない場合、指定されたpartnerまたはpartnerprofileのすべてのマッピングは表示されません。許可されるNameID形式は次のとおりです。

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:emailAddressのorafed-emailaddress

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:X509SubjectNameのorafed-x509

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:WindowsDomainQualifiedNameのorafed-windowsnamequalifier

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:kerberosのorafed-kerberos

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:transientのorafed-transient

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:persistentのorafed-persistent

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecifiedのorafed-unspecified

  • カスタムnameidのorafed-custom

nameIDAttribute

nameidとして使用するuserstoreの属性。オプション。

displayOnly

このコマンドがNameIDからuserstore属性へのマッピングを表示するかどうかを示します。デフォルトはfalseです。オプション。trueに設定すると、マッピングが表示されます。NameIDパラメータを指定しない場合、すべてのマッピングが表示されます。

configureAttributeSharingIdPPartner(partner="acme", 
 nameidformat="orafed-emailaddress", nameidattribute="mail")

3.2.9 configureAttributeSharingUserDNToIdPPartnerMapping

configureAttributeSharingUserDNToIdPPartnerMappingコマンドは、属性共有DNからIdPへのマッピングを構成します。

説明

displayOnlyがtrueに設定されている場合、構成が表示されます。deleteがtrueに設定されている場合、コマンドは指定されたマッピングを削除します。それ以外の場合、マッピングが作成または更新されます。

構文

configureAttributeSharingUserDNToIdPPartnerMapping(<dn="">,
 <idp="">, <displayOnly="false">, <delete="false">)  
引数 定義
dn

指定したIdPにマップするDN文字列。オプション。マッピングを削除し、マッピングを設定するために指定する必要があります。表示操作で指定された場合、このDNのマッピングが表示されます。

idp 

指定されたDNの属性オーソリティとして使用するIdPのパートナID。オプション。マッピングを作成または更新するときのみ指定する必要があります。

displayOnly

このコマンドがNameIDからuserstore属性へのマッピングを表示するかどうかを示します。デフォルトはfalseです。オプション。trueに設定すると、マッピングが表示されます。NameIDパラメータを指定しない場合、すべてのマッピングが表示されます。

delete

このコマンドがNameIDからuserstore属性へのマッピングを削除するかどうかを示します。デフォルトはfalseです。オプション。

configureAttributeSharingUserDNToIdPPartnerMapping
 (dn="dc=us,dc=oracle, dc=com", displayOnly="true")

configureAttributeSharingUserDNToIdPPartnerMapping(displayOnly="true")

configureAttributeSharingUserDNToIdPPartnerMapping(dn="dc=us,dc=oracle,dc=com", 
 delete="true")

configureAttributeSharingUserDNToIdPPartnerMapping(dn="dc=us,dc=oracle,dc=com", 
 idp="acme")

3.2.10 configureAttributeSharing

configureAttributeSharingコマンドは、デフォルトの属性オーソリティを設定して属性共有機能を構成します。

説明

デフォルトの属性オーソリティを設定して属性共有機能を構成します。

構文

configureAttributeSharing(<defaultAttributeAuthority="">)  
引数 定義
defaultAttributeAuthority

デフォルトの属性オーソリティとして使用するパートナのID。このサーバーがSPモードで機能している場合のみ使用されます。

configureAttributeSharing(defaultAttributeAuthority="acme")

configureAttributeSharing("acme")

3.2.11 removeAttributeSharingFromAuthnModule

removeAttributeSharingFromAuthnModuleコマンドは、認証モジュールから属性共有プラグインを削除します。

説明

指定されたパートナのフェデレーテッド認証メソッド・マッピングを一覧表示します。

構文

removeAttributeSharingFromAuthnModule(<authnModule>, <stepName="">) 
引数 定義
authnModule

属性共有プラグインを削除するauthnModuleの名前。

stepName 

削除する属性共有プラグイン・ステップのstepName。複数の属性共有ステップがある場合のみ必要です。オプション。

removeAttributeSharingFromAuthnModule(authnModule="LDAPPlugin") 

removeAttributeSharingFromAuthnModule(authnModule="LDAPPlugin", 
 stepName="FedAttributeSharing")

3.2.12 configureAttributeSharingPlugin

configureAttributeSharingPluginコマンドは、特定のパートナ・プロファイルのフェデレーテッド認証メソッド・マッピングを一覧表示します。

説明

属性共有プラグインの入力パラメータを構成します。

構文

configureAttributeSharingPlugin(<authnModule>, <stepName=None>, 
 <nameIDVariable=None>, <idpVariable=None>, <defaultIdP=None>, 
 <nameIDFormatVariable=None>, <defaultNameIDFormat=None>, 
 <requestedAttributes=None>)  
引数 定義
authnModule

属性共有プラグインを削除するauthnModuleの名前。

stepName 

削除する属性共有プラグイン・ステップのstepName。複数の属性共有ステップがある場合のみ必要です。オプション。

nameIDVariable

ユーザーのnameIDを含むセッションまたはコンテキスト内の変数の名前。

idpVariable

属性リクエストの送信先のidp名を含むセッションまたはコンテキスト内の変数の名前。

defaultIdP

セッションまたはコンテキストからIdPを判断できない場合に、属性リクエストの送信先となるデフォルトのIdPの名前。

nameIDFormatVariable

属性リクエストで使用するnameID形式を含むセッションまたはコンテキスト内の変数の名前。

defaultNameIDFormat

セッションまたはコンテキストからnameid形式を判断できない場合に使用するデフォルトのNameID形式。許可されるNameID形式は次のとおりです。

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:emailAddressのorafed-emailaddress

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:X509SubjectNameのorafed-x509

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:WindowsDomainQualifiedNameのorafed-windowsnamequalifier

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:kerberosのorafed-kerberos

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:transientのorafed-transient

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:persistentのorafed-persistent

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecifiedのorafed-unspecified

形式がその他の値に設定された場合、アサーションにはその値が移入されます。

requestedAttributes

IdPからリクエストする属性。この文字列はURL問合せ文字列形式です。

configureAttributeSharingPlugin(authnModule="LDAPPlugin", 
 nameIDVariable="dn", idpVariable="attr.idpname", defaultIdP="acme", 
 nameIDFormatVariable="attr.nameidformat", defaultNameIDFormat="orafed-x509", 
 requestedAttributes="mail&accessAllowed=allowed") 

3.2.13 insertAttributeSharingInToAuthnModule

insertAttributeSharingInToAuthnModuleコマンドは、属性共有ステップを認証モジュール・フローに挿入します。

説明

認証モジュール・フローから属性共有ステップを削除するのにも使用できます。

構文

insertAttributeSharingInToAuthnModule(<authnModule>, 
 <fromStep=None>, <fromCond=None>, <toStep=None>, <toCond=None>, <stepName=None>)  
引数 定義
authnModule

属性共有プラグインを挿入するauthnModuleの名前。

fromStep

その後で属性共有ステップ(または指定した名前のステップ)を挿入するステップの名前。

fromCond

fromStepの後で属性共有ステップ(または指定した名前のステップ)を呼び出す条件。OnSuccess、OnFailureまたはOnErrorのいずれかである必要があります。

toStep

属性共有ステップ(または指定した名前のステップ)の後で移動先となるステップの名前。

toCond

属性共有ステップ(または指定した名前のステップ)の後でtoStepを呼び出す条件。

stepName 

フローに追加中のステップの名前。

insertAttributeSharingInToAuthnModule(authnModule="LDAPPlugin", 
 fromStep="stepUA", fromCond="OnSuccess")

insertAttributeSharingInToAuthnModule(authnModule="LDAPPlugin", fromStep="stepUA", 
 fromCond="OnSuccess", stepName="success")

3.2.14 addSPPartnerAuthnMethod

addSPPartnerAuthnMethodコマンドは、フェデレーテッド認証メソッドと特定のSPパートナのAccess Manager認証スキームの間のマッピングを定義します。

説明

SPパートナのAccess Manager認証スキームにフェデレーテッド認証メソッドをマップします。

構文

addSPPartnerAuthnMethod(partner, authnMethod, authnScheme, 
 isDefault="true", authnLevel="-1", appDomain="IAM Suite", 
 hostID="IAMSuiteAgent", <authzPolicy="Protected Resource Policy">)
引数 定義
partner

SPパートナのID。

authnMethod 

Access Managerの認証スキームがマップされるフェデレーション認証メソッド。

authnScheme 

フェデレーション認証メソッドがマップされるAccess Managerの認証スキーム。

isDefault

オプション。SPがフェデレーション認証メソッドをリクエストするときに、指定されたAccess Managerの認証スキームを使用してユーザーにチャレンジするかどうかを示すブール値。

authnLevel

オプション。セッションの認証レベルが認証スキーム・レベルと異なる場合に、マッピングで使用する認証レベルを示します。

appDomain

オプション。基底のポリシー・コンポーネントが作成されるアプリケーション・ドメイン。

hostID

オプション。基底のリソース・ポリシー・オブジェクトの作成時に使用するHostID。

authzPolicy

オプション。作成中の基底のリソース・ポリシー・オブジェクトを保護するために使用する認可ポリシー名。

addSPPartnerAuthnMethod("acmeSP", 
 "urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:ac:classes:PasswordProtectedTransport", 
 "LDAPScheme")

3.2.15 addSPPartnerProfileAuthnMethod

addSPPartnerProfileAuthnMethodコマンドは、フェデレーテッド認証メソッドから特定のSPパートナ・プロファイルのAccess Manager認証スキームへのマッピングを定義します。

説明

SPパートナ・プロファイルのAccess Manager認証スキームにフェデレーテッド認証メソッドをマップします。

構文

addSPPartnerProfileAuthnMethod(partnerProfile, authnMethod, 
 authnScheme, isDefault="true", authnLevel="-1", appDomain="IAM Suite", 
 hostID="IAMSuiteAgent", <authzPolicy="Protected Resource Policy">)
引数 定義
partnerProfile

SPパートナ・プロファイルのID。

authnMethod 

Access Managerの認証スキームがマップされるフェデレーション認証メソッド。

authnScheme 

フェデレーション認証メソッドがマップされるAccess Managerの認証スキーム。

isDefault

オプション。SPがフェデレーション認証メソッドをリクエストするときに、指定されたAccess Managerの認証スキームを使用してユーザーにチャレンジするかどうかを示すブール値。

authnLevel

オプション。セッションの認証レベルが認証スキーム・レベルと異なる場合に、マッピングで使用する認証レベルを示します。

appDomain

オプション。基底のポリシー・コンポーネントが作成されるアプリケーション・ドメイン。

hostID

オプション。基底のリソース・ポリシー・オブジェクトの作成時に使用するHostID。

authzPolicy

オプション。作成中の基底のリソース・ポリシー・オブジェクトを保護するために使用する認可ポリシー名。

addSPPartnerProfileAuthnMethod("saml20-sp-partner-profile", 
  "urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:ac:classes:PasswordProtectedTransport", 
  "LDAPScheme") 

3.2.16 addIdPPartnerAuthnMethod

addIdPPartnerAuthnMethodコマンドは、特定のIdPパートナのフェデレーテッド認証メソッドのセッションを作成するときに使用する認証レベルを設定します。

説明

このIdPパートナのユーザーが認証されるレベルを定義します。

構文

addIdPPartnerAuthnMethod(partner, authnMethod, authnLevel)  
引数 定義
partner

SPパートナ・プロファイルのID。

authnMethod 

フェデレーテッド認証メソッド。

authnLevel 

指定されたフェデレーテッド認証メソッドのフェデレーションSSOフロー中にAccess Managerユーザー・セッションを作成するために使用するレベル。

addIdPPartnerAuthnMethod("acmeIdP", 
  "urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:ac:classes:PasswordProtectedTransport", "1") 

3.2.17 addIdPPartnerProfileAuthnMethod

addIdPPartnerProfileAuthnMethodコマンドは、特定のIdPパートナ・プロファイルのフェデレーテッド認証メソッドのセッションを作成するときに使用する認証レベルを設定します。

説明

このIdPパートナ・プロファイルのユーザーが認証されるレベルを定義します。

構文

addIdPPartnerProfileAuthnMethod(partnerProfile, authnMethod, 
 authnLevel)  
引数 定義
partnerProfile

SPパートナ・プロファイルのID。

authnMethod 

フェデレーテッド認証メソッド。

authnLevel 

指定されたフェデレーテッド認証メソッドのフェデレーションSSOフロー中にAccess Managerユーザー・セッションを作成するために使用するレベル。

addIdPPartnerProfileAuthnMethod("saml20-idp-partner-profile", 
  "urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:ac:classes:PasswordProtectedTransport", "1") 

3.2.18 listPartnerAuthnMethods

listPartnerAuthnMethodsコマンドは、特定のパートナのフェデレーテッド認証メソッド・マッピングを一覧表示します。

説明

指定されたパートナのフェデレーテッド認証メソッド・マッピングを一覧表示します。

構文

listPartnerAuthnMethods(partner, partnerType)  
引数 定義
partner

パートナのID

partnerType 

パートナのタイプ(SPまたはIdP)

listPartnerAuthnMethods("acmeSP", "SP") 

3.2.19 listPartnerProfileAuthnMethods

listPartnerProfileAuthnMethodsコマンドは、特定のパートナ・プロファイルのフェデレーテッド認証メソッド・マッピングを一覧表示します。

説明

指定されたパートナ・プロファイルのフェデレーテッド認証メソッド・マッピングを一覧表示します。

構文

listPartnerProfileAuthnMethods(partnerProfile, partnerType)  
引数 定義
partnerProfile

パートナ・プロファイルのID

partnerType 

パートナのタイプ(SPまたはIdP)

listPartnerProfileAuthnMethods("saml20-sp-partner-profile", "SP") 

3.2.20 removePartnerAuthnMethod

removePartnerAuthnMethodコマンドは、フェデレーテッド認証メソッドと特定のパートナのAccess Manager認証スキームの間のマッピングを削除します。

説明

フェデレーテッド認証メソッドと指定したパートナのAccess Manager認証スキームの間のマッピングを削除します。

構文

removePartnerAuthnMethod(<partner>, <partnerType>, <authnMethod>)  
引数 定義
partner

パートナのID

partnerType 

パートナのタイプ(SPまたはIdP)

authnMethod 

Access Manager認証スキーム。

removePartnerAuthnMethod("acmeSP", "SP",  
  "urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:ac:classes:PasswordProtectedTransport") 

3.2.21 removePartnerProfileAuthnMethod

removePartnerProfileAuthnMethodコマンドは、フェデレーテッド認証メソッドと特定のパートナのAccess Manager認証スキームの間のマッピングを削除します。

説明

フェデレーテッド認証メソッドと指定したパートナのAccess Manager認証スキームの間のマッピングを削除します。

構文

removePartnerProfileAuthnMethod(<partnerProfile>, 
 <partnerType>, <authnMethod>)  
引数 定義
partnerProfile

パートナ・プロファイルのID

partnerType 

パートナのタイプ(SPまたはIdP)

authnMethod 

フェデレーテッド認証メソッド。

removePartnerProfileAuthnMethod("saml20-sp-partner-profile", 
"SP", "urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:ac:classes:PasswordProtectedTransport")

3.2.22 setIdPPartnerRequestAuthnMethod

setIdPPartnerRequestAuthnMethodコマンドは、特定のIdPパートナのフェデレーションSSO中にリクエストされるフェデレーテッド認証メソッドを設定します。

説明

指定したIdPパートナのフェデレーションSSO中にリクエストされるフェデレーテッド認証メソッドを設定します。

構文

setIdPPartnerRequestAuthnMethod(<partner>, <authnMethod>) 
引数 定義
partner

IdPパートナのID

authnMethod 

フェデレーテッド認証メソッド。

setIdPPartnerRequestAuthnMethod("acmeIdP", 
  "urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:ac:classes:PasswordProtectedTransport")

3.2.23 setIdPPartnerProfileRequestAuthnMethod

setIdPPartnerProfileRequestAuthnMethodコマンドは、指定したIdPパートナ・プロファイルのフェデレーションSSO中にリクエストされるフェデレーテッド認証メソッドを設定します。

説明

指定したIdPパートナ・プロファイルのフェデレーションSSO中にリクエストされるフェデレーテッド認証メソッドを設定します。

構文

setIdPPartnerProfileRequestAuthnMethod(<partnerProfile>, 
 <authnMethod>)  
引数 定義
partnerProfile

IdPパートナ・プロファイルのID

authnMethod 

フェデレーテッド認証メソッド。

setIdPPartnerProfileRequestAuthnMethod("saml20-idp-partner-profile",  
  "urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:ac:classes:PasswordProtectedTransport")

3.2.24 useProxiedFedAuthnMethod

useProxiedFedAuthnMethodコマンドは、フェデレーションSSOを実行するときに、プロキシ処理されたフェデレーテッド認証メソッドを使用するアイデンティティ・プロバイダを構成します。

説明

サーバーがリモートIdPを使用してSPとして機能してユーザーを認証する場合、サーバーは別のフェデレーションSSO操作でアイデンティティ・プロバイダとして機能するときに、リモート・アイデンティティ・プロバイダによって送信されたフェデレーション認証メソッドを使用できます。サーバーは、指定したフェデレーション認証スキームの一覧に対して、プロキシ処理されたフェデレーション認証メソッドを送信します。サーバーがプロキシ処理されたフェデレーション認証メソッドを送信するのは、サーバーとサービス・プロバイダの間で使用されるフェデレーション・プロトコルが、サーバーとアイデンティティ・プロバイダの間で使用されるのと同じフェデレーション・プロトコルである場合のみです。

構文

useProxiedFedAuthnMethod(<enabled="false">, 
 <displayOnly="false">, <authnSchemeToAdd="">, <authnSchemeToRemove="">,
 <appDomain="IAM Suite">, <hostID="IAMSuiteAgent">, 
 <authzPolicy="Protected Resource Policy">)
引数 定義
enabled

プロキシ処理されたフェデレーション認証メソッドを使用するかどうかを示します。デフォルトでは、機能が無効になります。オプション。

displayOnly 

このコマンドが、サーバーがプロキシ処理されたフェデレーション認証メソッドを送信するフェデレーション・スキームを一覧表示するかどうかを示します。デフォルトはfalseです。オプション。

authnSchemeToAdd

サーバーがプロキシ処理されたフェデレーション認証メソッドを送信するスキームの一覧に追加するOAMフェデレーション認証スキーム。authnSchemeToAddおよびauthnSchemeToRemoveパラメータは排他的です。

authnSchemeToRemove

サーバーがプロキシ処理されたフェデレーション認証メソッドを送信するスキームの一覧から削除するOAMフェデレーション認証スキーム。authnSchemeToAddおよびauthnSchemeToRemoveパラメータは排他的です。

appDomain

基底のポリシー・コンポーネントが作成されるアプリケーション・ドメイン。オプション。

hostID

基底のリソース・ポリシー・オブジェクトの作成時に使用するHostID。オプション。

authzPolicy

オプション。作成中の基底のリソース・ポリシー・オブジェクトを保護するために使用する認可ポリシー名。

useProxiedFedAuthnMethod(enabled="true", 
 authnSchemeToAdd="FederationScheme")

3.2.25 createFedPartnerProfileFrom

createFedPartnerProfileFromコマンドは、指定した既存のプロファイルに基づいてフェデレーション・パートナ・プロファイルを作成します。

説明

指定した既存のパートナ・プロファイルに基づいて新しいパートナ・プロファイルを作成します。

構文

createFedPartnerProfileFrom(<newPartnerProfile>, 
  <existingPartnerProfile>) 
引数 定義
newPartnerProfile

新しいパートナ・プロファイルのID。

existingPartnerProfile 

既存のパートナ・プロファイルのID。

createFedPartnerProfileFrom("newAcmeSPProfile", "acmeSPProfile")

3.2.26 deleteFedPartnerProfile

deleteFedPartnerProfileコマンドは、指定したフェデレーション・パートナ・プロファイルを削除します。

説明

指定したパートナ・プロファイルを削除します。

構文

deleteFedPartnerProfile(<PartnerProfile>) 
引数 定義
PartnerProfile

削除するパートナ・プロファイルのID。

deleteFedPartnerProfile("acmeSPProfile")

3.2.27 displayFedPartnerProfile

displayFedPartnerProfileコマンドは、指定したフェデレーション・パートナ・プロファイルで定義されているプロパティを表示します。

説明

指定したフェデレーション・パートナ・プロファイルのプロパティを表示します。

構文

displayFedPartnerProfile(<PartnerProfile>)
引数 定義
PartnerProfile

パートナ・プロファイルのID。

displayFedPartnerProfile("saml20-idp-partner-profile")

3.2.28 listFedPartnerProfiles

listFedPartnerProfilesコマンドは、既存のすべてのフェデレーション・パートナ・プロファイルを一覧表示します。

説明

既存のフェデレーション・パートナ・プロファイルを一覧表示します。

構文

listFedPartnerProfiles()

このコマンドには、引数はありません。

listFedPartnerProfiles()

3.2.29 listFedPartnersForProfile

listFedPartnersForProfileコマンドは、指定したフェデレーション・パートナ・プロファイルにバインドされたパートナを一覧表示します。

説明

指定したフェデレーション・パートナ・プロファイルにバインドされたすべてのパートナを一覧表示します。

構文

listFedPartnersForProfile(<PartnerProfile>) 
引数 定義
PartnerProfile

パートナ・プロファイルのID。

listFedPartnersForProfile("acmeSPProfile")

3.2.30 getFedPartnerProfile

getFedPartnerProfileコマンドは、指定したパートナにバインドされたパートナ・プロファイルのIDを取得します。

説明

指定したパートナにバインドされたパートナ・プロファイルのIDを取得します。

構文

getFedPartnerProfile(<partner>, <partnerType>) 
引数 定義
partner

パートナのID。

partnerType 

パートナのタイプ(spまたはidp)。

getFedPartnerProfile("acmeIDP", "idp")

3.2.31 setFedPartnerProfile

setFedPartnerProfileコマンドは、指定したパートナのフェデレーション・パートナ・プロファイルのIDを設定します。

説明

指定したパートナ・プロファイルのIDに基づいて指定したパートナ・プロファイルのパートナ・プロファイルを設定します。

構文

setFedPartnerProfile(<partner>, <partnerType>, <partnerProfile>)
引数 定義
partner

パートナのID。

partnerType 

パートナのタイプ(spまたはidp)。

partnerProfile

パートナ・プロファイルのID。

setFedPartnerProfile("acmeIDP", "idp", 
   "saml20-idp-partner-profile")

3.2.32 idpinitiatedssoprovideridparam

idpinitiatedssoprovideridparamコマンドは、SPのプロバイダIDを識別するための値を設定します。

説明

idpinitiatedssoprovideridparamによって保持される値は、SPのプロバイダIDを識別するためにピア・プロバイダによって使用されます。

構文

updatePartnerProperty(partnerName, partnerType, 
   "idpinitiatedssoprovideridparam","providerid", "string")
引数 定義

partnerName

パートナのID

partnerType

値にidpまたはspを取ります。

propName

構成または変更するプロパティの名前。

propValue

構成するプロパティの値。OIFピアIDPの場合、パラメータ名はprovideridである必要があります。このプロパティを変更すると、上記のURLで使用されているパラメータ名が変更されます。

type

プロパティ値のデータ型。有効な値は、string、longまたはbooleanです。

updatePartnerProperty(partnerName, "idp", 
   "idpinitiatedssoprovideridparam","providerid", "string")

3.2.33 idpinitiatedssotargetparam

idpinitiatedssotargetparamコマンドは、指定したSPパートナのターゲットURLを設定します。

説明

ターゲット・リソースを識別します。idpinitiatedssotargetparamによって保持される値は、必要なリソースを識別するためにピア・プロバイダによって使用されます。Oracle Identity Federationの場合はTARGETです。

構文

updatePartnerProperty(partnerName, partnerType, 
   "idpinitiatedssotargetparam", "TARGET", "string")
引数 定義

partnerName

パートナのID

partnerType

値にidpまたはspを取ります。

propName

構成または変更するプロパティの名前。

propValue

リソースの場所。デフォルト値はTARGETです。

type

プロパティ値のデータ型。有効な値は、string、longまたはbooleanです。

updatePartnerProperty(partnerName, "idp", 
   "idpinitiatedssotargetparam", "TARGET", "string")

ノート:

証明書をSAML 1.1署名に含めることができます。<partnerName>の値をパートナIDで置換し、includecertinsignatureパラメータを含めることによって、証明書は署名に含まれます。たとえば:

updatePartnerProperty("<partnerName>", "sp", 
 "includecertinsignature", "true", "boolean")

getPartnerProperty("<partnerName>", "sp", "includecertinsignature")

deletePartnerProperty("<partnerName>", "sp", 
 "includecertinsignature")

3.2.34 subjectconfirmationcheck

subjectconfirmationcheckコマンドは、サブジェクト確認データ・チェックを有効または無効にします。

説明

SAMLアサーションのサブジェクト確認データ・チェックを有効または無効にします。

構文

updatePartnerProperty(partnerName,partnerType,propName,propValue,type)
引数 定義
partnerName 

更新するパートナのID。

partnerType 

パートナ・タイプを指定します。有効な値は、spまたはidpです。

propName 

プロパティ名を'subjectconfirmationcheck'に設定します。

propValue 

プロパティの値を指定します。有効な値はtrueまたはfalseです。

type

プロパティのデータ型。booleanのみを設定可能です。

updatePartnerProperty(partnerName="testIDP", partnerType="IDP", 
propName="subjectconfirmationcheck",
propValue="true",type="boolean")