1 概要

この項では、このガイド『Oracle Fusion Middleware Identity and Access ManagementのためのWebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス』の内容と編成について説明します。

1.1 このドキュメントの手引き

このマニュアルの構成は次のとおりです。

この11.1.2.3.0ドキュメントの更新バージョン(2015年9月発行)は再編成されました。たとえば、以前は「Oracle Identity and Access ManagementのWLST」の1つの長い章に集約されていたコマンドが、複数の短い章にグループ化されています。

1.2 ドキュメントのスコープと対象読者

このドキュメントでは、WebLogic Scripting Tool (WLST)に利用可能なIdentity and Access Managementコマンドについて説明します。このドキュメントには、WebLogic ServerのWLSTコマンドと、インストールされたOracle Fusion Middleware Identity and Access Managementコンポーネントの管理に使用可能なカスタムWLSTコマンドがあります。

ノート:

コンポーネントは、ORACLE_HOMEディレクトリにインストールされている場合のみ、指定されたOracle Fusion MiddlewareコンポーネントのカスタムWLSTコマンドが使用できます。

このドキュメントは、OracleのJava Platform, Enterprise Edition (Java EE)を使用してJava EEアプリケーションをデプロイする、WebLogic Serverの管理者およびオペレータを対象としています。読者は、Webテクノロジ、およびWebLogic Serverがインストールされているオペレーティング・システムとプラットフォームに精通していることが前提となっています。

1.3 WSLTコマンドの使用

WebLogic ServerでカスタムWLSTコマンドを使用するには、Oracle共通ホームからWLSTスクリプトを呼び出す必要があります。適用可能なインフラストラクチャ・セキュリティ・カスタムWLSTコマンドのWebSphere Serverでの使用については、サード・パーティ統合ガイドを参照してください。WebLogic ServerおよびFusion Middlewareのその他のWLSTコマンドについては、インストールしたリリースのWebLogic Serverに関するWLSTコマンド・リファレンス・ガイドを参照してください。

ノート:

Oracle Platform Security Servicesの詳細は、Oracle Platform Security Servicesによるアプリケーションの保護Oracle Platform Security Servicesの概要に関する項を参照してください。

1.4 関連ドキュメント

WLSTは、WebLogic Serverを管理およびモニターするためのインタフェースの1つです。WebLogic Scripting Toolの詳細は、『WebLogic Scripting Toolの理解』を参照してください。その他の管理インタフェースについては、次を参照してください。