5 セキュリティ・トークン・サービスのWLSTコマンド

これらのカスタムWebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドを使用して、セキュリティ・トークン・サービスを管理します。

「セキュリティ・トークン・サービスのコマンド」の項に、セキュリティ・トークン・サービスのWLSTコマンドの一覧をコマンド・リファレンスの詳細へのリンクとともに示します。

5.1 セキュリティ・トークン・サービスのコマンド

これらのWLSTコマンドを使用して、セキュリティ・トークン・サービスを管理します。

セキュリティ・トークン・サービスのWLSTセキュリティ・コマンドは、次のカテゴリに分かれています。

  • パートナ・コマンドは、パートナに関するタスクに関連します。

  • リライイング・パーティ・パートナ・マッピングに対するWS接頭辞コマンドは、WS-Trust RSTリクエストのAppliesToフィールドで指定されているサービスURLをリライイング・パーティ・タイプのパートナにマップするために使用されます。WS接頭辞文字列として、サービスURLそのもの、またはサービスURLへの親パスを持つURLを指定できます。たとえば、マッピングで、WS接頭辞(http://test.com/service)をリライイング・パーティ(RelyingPartyPartnerTest)にマップすると定義されている場合、次のサービスURLがそのリライイング・パーティにマップされます。http://test.com/service、http://test.com/service/calculatorService、http://test.com/service/shop/cart...

  • パートナ・プロファイル・コマンドは、パートナ・プロファイルに関するタスクに関連します。

  • 発行テンプレート・コマンド は、発行テンプレートに関するタスクに関連します。

  • 検証テンプレート・コマンドは、検証テンプレートに関するタスクに関連します。

表5-1 セキュリティ・トークン・サービスのWLSTコマンド

使用するコマンド 目的 WLSTの使用...

パートナのコマンド

getPartner

パートナおよび出力結果を取得します。

オンライン

getAllRequesterPartners

リクエスタ・パートナの名前を取得します。

オンライン

getAllRelyingPartyPartners

すべてのリライイング・パーティ・パートナの名前を取得します。

オンライン

getAllIssuingAuthorityPartners

すべての発行局パートナの名前を取得します。

オンライン

isPartnerPresent

セキュリティ・トークン・サービスを問い合せて、パートナがパートナ・ストア内に存在しているかどうかを判断します。

オンライン

createPartner

新しいパートナ・エントリを作成します。

オンライン

updatePartner

提供された情報に基づいて既存のパートナ・エントリを更新します。

オンライン

deletePartner

パートナ・エントリを削除します。

オンライン

getPartnerUsernameTokenUsername

パートナのユーザー名値を取得します。

オンライン

getPartnerUsernameTokenPassword

パートナのパスワード値を取得します。

オンライン

setPartnerUsernameTokenCredential

パートナ・エントリのユーザー名およびパスワード値を設定します。

オンライン

deletePartnerUsernameTokenCredential

パートナ・エントリからユーザー名およびパスワード値を削除します。

オンライン

getPartnerSigningCert

パートナのBase64エンコード署名証明書を取得します。

オンライン

getPartnerEncryptionCert

パートナのBase64エンコード暗号化証明書を取得します。

オンライン

setPartnerSigningCert

パートナ・エントリに署名証明書をアップロードします。

オンライン

setPartnerEncryptionCert

パートナ・エントリに暗号化証明書をアップロードします。

オンライン

deletePartnerSigningCert

パートナ・エントリから署名証明書を削除します。

オンライン

オフライン

deletePartnerEncryptionCert

パートナ・エントリから暗号化証明書を削除します。

オンライン

オフライン

getPartnerAllIdentityAttributes

トークンをリクエスタ・パートナにマップするために使用されるすべてのアイデンティティ・マッピング属性を取得して表示します。

オンライン

オフライン

getPartnerIdentityAttribute

アイデンティティ・マッピング属性を取得して表示します。

オンライン

オフライン

setPartnerIdentityAttribute

リクエスタ・パートナのアイデンティティ・マッピング属性を設定します。

オンライン

オフライン

deletePartnerIdentityAttribute

リクエスタ・パートナのアイデンティティ・マッピング属性を削除します。

オンライン

オフライン

リライイング・パーティ・パートナ・マッピング・コマンド

getAllWSPrefixAndPartnerMappings

すべてのWS接頭辞を取得して表示します。

オンライン

オフライン

getWSPrefixAndPartnerMapping

指定されたwsprefixパラメータにマップされているリライイング・パーティ・パートナを取得して表示します。

オンライン

オフライン

createWSPrefixAndPartnerMapping

リライイング・パートナへの新しいWS接頭辞マッピングを作成します。

オンライン

オフライン

deleteWSPrefixAndPartnerMapping

リライイング・パートナへの既存のWS接頭辞マッピングを削除します。

オンライン

オフライン

パートナ・プロファイルのコマンド

getAllPartnerProfiles

既存のすべてのパートナ・プロファイルの名前を取得します。

オンライン

getPartnerProfile

パートナ・プロファイル構成データを取得します。

オンライン

createRequesterPartnerProfile

デフォルトの構成データを使用して新しいリクエスタ・パートナ・プロファイルを作成します。

オンライン

createRelyingPartyPartnerProfile

デフォルトの構成データを使用して新しいリライイング・パーティ・パートナ・プロファイルを作成します。

オンライン

createIssuingAuthorityPartnerProfile

デフォルトの構成データを使用して新しい発行局パートナ・プロファイルを作成します。

オンライン

deletePartnerProfile

既存のパートナ・プロファイルを削除します。

オンライン

発行テンプレート・コマンド

getAllIssuanceTemplates

既存のすべての発行テンプレートの名前を取得します。

オンライン

オフライン

getIssuanceTemplate

特定の発行テンプレートの構成データを取得します。

オンライン

createIssuanceTemplate

デフォルトの構成データを使用して新しい発行テンプレートを作成します。

オンライン

deleteIssuanceTemplate

既存の発行テンプレートを削除します。

オンライン

オフライン

検証テンプレート・コマンド

getAllValidationTemplates

既存のすべての検証テンプレートの名前を取得します。

オンライン

オフライン

getValidationTemplate

特定の検証テンプレートの構成データを取得します。

オンライン

オフライン

createWSSValidationTemplate

デフォルトの構成データを使用して新しいWS-Security検証テンプレートを作成します。

オンライン

オフライン

createWSTrustValidationTemplate

デフォルトの構成データを使用して新しいWS-Trust検証テンプレートを作成します。

オンライン

オフライン

deleteValidationTemplate

既存の発行テンプレートを削除します。

オンライン

オフライン

configureOWSMAgentSTS

MSAS/OWSMポリシーの機能を許可するように構成を変更します

オンライン

5.1.1 getPartner

getPartnerコマンドはオンライン・コマンドで、パートナ・エントリを取得し、このパートナの構成を出力します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

パートナ・エントリを取得し、そのパートナの構成を出力します。

構文

getPartner(partnerId)
引数 定義
partnerId

partnerId(パートナのID)を指定します。

次の呼出しは、パートナ・エントリを取得し、customPartnerの構成を出力します。

getPartner(partnerId="customPartner")

5.1.2 getAllRequesterPartners

getAllRequesterPartnersコマンドはオンライン・コマンドで、リクエスタ・タイプのパートナを取得します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

リクエスタ・タイプのパートナを取得します。

構文

getAllRequesterPartners()

次の呼出しは、リクエスタ・タイプのパートナを取得します。

getAllRequesterPartners()

5.1.3 getAllRelyingPartyPartners

getAllRelyingPartyPartnersコマンドはオンライン・コマンドで、リライイング・パーティ・パートナを取得します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

リライイング・パーティ・パートナを取得します。

構文

getAllRelyingPartyPartners()

次の呼出しは、リライイング・パーティ・パートナを取得します。

getAllRelyingPartyPartners()

5.1.4 getAllIssuingAuthorityPartners

getAllIssuingAuthorityPartnersコマンドはオンライン・コマンドで、発行局パートナを取得し、結果を出力します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

発行局パートナを取得し、結果を出力します。

構文

getAllIssuingAuthorityPartners()

次の呼出しは、発行局パートナを取得し、その結果を出力します。

getAllIssuingAuthorityPartners()

5.1.5 isPartnerPresent

isPartnerPresentコマンドは、セキュリティ・トークン・サービスを問い合せて、指定されたパートナがパートナ・ストア内に存在しているかどうかを判断するコマンドです。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

セキュリティ・トークン・サービスを問い合せて、指定されたパートナがパートナ・ストア内に存在しているかどうかを判断し、結果を出力します。

構文

isPartnerPresent(partnerId)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。

次の呼出しは、セキュリティ・トークン・サービスを問い合せて、customPartnerがパートナ・ストア内に存在しているかどうかを判断し、結果を出力します。

isPartnerPresent(partnerId="customPartner")

5.1.6 createPartner

createPartnerコマンドはオンライン・コマンドで、新しいパートナ・エントリを作成します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

提供された情報に基づいて新しいパートナ・エントリを作成します。操作の結果を示すメッセージを表示します。

構文

createPartner(partnerId, partnerType, partnerProfileId, description,
bIsTrusted)
引数 定義
partnerId

作成する新しいパートナのIDを指定します。

partnerType

パートナのタイプを指定します。値として、次のいずれかを指定できます。

  • リクエスタの場合は、STS_REQUESTER

  • リライイング・パーティの場合は、STS_RELYING_PARTY

  • 発行局の場合は、STS_ISSUING_AUTHORITY

partnerProfileId

このパートナに付加するプロファイルIDを指定します。これは、既存のパートナ・プロファイルを参照する必要があります。そのパートナ・プロファイルのタイプは、新しいパートナ・エントリのタイプに従う必要があります。

description

この新しいパートナ・エントリの説明(オプション)を指定します。

bIsTrusted

この新しいパートナを信頼するかどうかを示す値。値は次のいずれかです。

  • 信頼する場合は、true

  • 信頼しない場合は、false

次の呼出しは、STS_Requestorパートナ(customPartner, custom-partnerprofile、説明はcustom requester、信頼の値はtrue)を作成し、操作の結果を示すメッセージを表示します。

createPartner(partnerId="customPartner", partnerType="STS_REQUESTER",
partnerProfileId="custom-partnerprofile", description="custom requester",
bIsTrusted="true")

5.1.7 updatePartner

updatePartnerコマンドはオンライン・コマンドで、既存のパートナ・エントリを更新します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

提供された情報に基づいて既存のパートナ・エントリを更新します。操作の結果を示すメッセージを表示します。

構文

updatePartner(partnerId, partnerProfileId, description, bIsTrusted)
引数 定義
partnerId

更新する新しいパートナのIDを指定します。

partnerProfileId

パートナ・プロファイルIDを指定します。これは、既存のパートナ・プロファイルを参照する必要があります。そのパートナ・プロファイルのタイプは、新しいパートナ・エントリのタイプに従う必要があります。

description

この新しいパートナ・エントリの説明(オプション)を指定します。

bIsTrusted

この新しいパートナを信頼するかどうかを示す値。値は次のいずれかです。

  • 信頼する場合は、true

  • 信頼しない場合は、false

次の呼出しは、customPartnerを、新しいプロファイルID (x509-wss-validtemp)、説明(custom requester with new profile id)および信頼の値(false)で更新します。メッセージには、操作の結果が示されます。

updatePartner(partnerId="customPartner", partnerProfileId="x509-wss-validtemp",
description="custom requester with new profile id", bIsTrusted="false")

5.1.8 deletePartner

deletePartnerコマンドはオンライン・コマンドで、セキュリティ・トークン・サービスからパートナ・エントリを削除します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

セキュリティ・トークン・サービス.から、partnerIdパラメータによって参照される既存のパートナ・エントリを削除し、操作の結果を出力します。

構文

deletePartner(partnerId)
引数 定義
partnerId

削除するパートナのIDを指定します。

次の呼出しは、セキュリティ・トークン・サービスから、partnerIdパラメータによって参照されるcustomPartnerパートナ・エントリを削除し、操作の結果を出力します。

deletePartner(partnerId="customPartner")

5.1.9 getPartnerUsernameTokenUsername

getPartnerUsernameTokenUsernameコマンドはオンライン・コマンドで、UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用される、パートナのユーザー名値を取得します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用される、パートナのユーザー名値を取得し、値を表示します。

構文

getPartnerUsernameTokenUsername(partnerId)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。

次の呼出しは、UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用される、customPartnerパートナ・ユーザー名値を取得し、値を表示します。

getPartnerUsernameTokenUsername(partnerId="customPartner")

5.1.10 getPartnerUsernameTokenPassword

getPartnerUsernameTokenPasswordコマンドはオンライン・コマンドで、UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用される、パートナのパスワード値を取得します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用される、パートナ・パスワード値を取得し、値を表示します。

構文

getPartnerUsernameTokenPassword(partnerId)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。

次の呼出しは、UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用される、customPartnerパートナ・パスワード値を取得し、値を表示します。

getPartnerUsernameTokenPassword(partnerId="customPartner")

5.1.11 setPartnerUsernameTokenCredential

setPartnerUsernameTokenCredentialコマンドはオンライン・コマンドで、UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用される、パートナ・エントリのユーザー名およびパスワード値を設定します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用される、パートナ・エントリのユーザー名およびパスワード値を設定します。操作の結果を表示します。

構文

setPartnerUsernameTokenCredential(partnerId, UTUsername, UTPassword)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。

UTUsername

UNT資格証明検証またはマッピング操作に使用されるユーザー名値を指定します。

UTPassword

UNT資格証明検証またはマッピング操作に使用されるユーザー名値を指定します。

次の呼出しは、customPartnerパートナ・エントリのユーザー名およびパスワード値を設定し、操作の結果を表示します。

setPartnerUsernameTokenCredential(partnerId="customPartner", UTUsername="test", UTPassword="password")

5.1.12 deletePartnerUsernameTokenCredential

deletePartnerUsernameTokenCredentialコマンドはオンライン・コマンドで、パートナ・エントリから、UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用されるユーザー名およびパスワード値を削除し、操作の結果を表示します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

パートナ・エントリから、UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用されるユーザー名およびパスワード値を削除し、操作の結果を表示します。

構文

deletePartnerUsernameTokenCredential(partnerId)
引数 定義
partnerId

削除するパートナのIDを指定します。

次の呼出しは、パートナ・エントリから、UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用されるユーザー名およびパスワード値を削除し、操作の結果を表示します。

deletePartnerUsernameTokenCredential(partnerId="customPartner")

5.1.13 getPartnerSigningCert

getPartnerSigningCertコマンドはオンライン・コマンドで、partnerIdパラメータによって参照されるパートナのBase64エンコード署名証明書を取得し、その値をBase64エンコード文字列として表示します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

partnerIdパラメータによって参照されるパートナのBase64エンコード署名証明書を取得し、その値をBase64エンコード文字列として表示します。

構文

getPartnerSigningCert(partnerId)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。

次の呼出しは、partnerIdパラメータによって参照されるパートナのBase64エンコード署名証明書を取得し、その値をBase64エンコード文字列として表示します。

getPartnerSigningCert(partnerId="customPartner")

5.1.14 getPartnerEncryptionCert

getPartnerEncryptionCertコマンドはオンライン・コマンドで、Base64エンコード暗号化証明書を取得し、その値をBase64エンコード文字列として表示します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

partnerIdパラメータによって参照されるパートナのBase64エンコード暗号化証明書を取得し、その値をBase64エンコード文字列として表示します。

構文

getPartnerEncryptionCert(partnerId)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。

次の呼出しは、partnerIdパラメータによって参照されるパートナのBase64エンコード暗号化証明書を取得し、その値をBase64エンコード文字列として表示します。

getPartnerEncryptionCert(partnerId="customPartner")

5.1.15 setPartnerSigningCert

setPartnerSigningCertコマンドはオンライン・コマンドで、提供された証明書を署名証明書としてパートナ・エントリにアップロードします。操作の結果を表示します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

提供された証明書を署名証明書として(partnerIdパラメータによって参照される)パートナ・エントリにアップロードします。サポートされている証明書の形式は、DERおよびPEMです。操作の結果を表示します。

構文

setPartnerSigningCert(partnerId, certFile)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。

certFile

ローカル・ファイル・システムの証明書の場所を指定します。サポートされている証明書の形式は、DERおよびPEMです。

次の呼出しは、提供された証明書を署名証明書としてパートナ・エントリcustomPartnerにアップロードします。操作の結果を表示します。

setPartnerSigningCert(partnerId="customPartner", certFile="/temp/signing_cert")

5.1.16 setPartnerEncryptionCert

setPartnerEncryptionCertコマンドはオンライン・コマンドで、提供された証明書を暗号化証明書としてパートナ・エントリにアップロードします。操作の結果を表示します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

提供された証明書を暗号化証明書として(partnerIdパラメータによって参照される)パートナ・エントリにアップロードします。操作の結果を表示します。

構文

setPartnerEncryptionCert(partnerId, certFile)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。

certFile

ローカル・ファイル・システム上の証明書の場所を指定します。サポートされている証明書の形式は、DERおよびPEMです。

次の呼出しは、提供された証明書を署名証明書としてパートナ・エントリcustomPartnerにアップロードします。操作の結果を表示します。

setPartnerSigningCert(partnerId="customPartner", certFile="/temp/signing_cert")

5.1.17 deletePartnerSigningCert

deletePartnerSigningCertコマンドはオンライン・コマンドで、パートナ・エントリから暗号化証明書を削除し、操作の結果を表示します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

partnerIdパラメータによって参照されるパートナ・エントリから暗号化証明書を削除し、操作の結果を表示します。

構文

deletePartnerSigningCert(partnerId)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。

次の呼出しは、パートナ・エントリcustomPartnerから暗号化証明書を削除し、操作の結果を表示します。

deletePartnerSigningCert(partnerId="customPartner")

5.1.18 deletePartnerEncryptionCert

deletePartnerEncryptionCertコマンドはオンライン・コマンドで、パートナ・エントリから署名証明書を削除し、操作の結果を表示します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

partnerIdパラメータによって参照されるパートナ・エントリから署名証明書を削除し、操作の結果を表示します。

構文

deletePartnerEncryptionCert(partnerId)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。

次の呼出しは、パートナ・エントリcustomPartnerから署名証明書を削除し、操作の結果を表示します。

deletePartnerEncryptionCert(partnerId="customPartner")

5.1.19 getPartnerAllIdentityAttributes

getPartnerAllIdentityAttributesコマンドはオンライン・コマンドで、リクエスタ・パートナにトークンまたはバインディング・データ(SSLクライアント証明書またはHTTP Basicユーザー名)をマップするために使用されるすべてのアイデンティティ・マッピング属性を取得して表示します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

リクエスタ・パートナにトークンまたはバインディング・データ(SSLクライアント証明書またはHTTP Basicユーザー名)をマップするために使用されるすべてのアイデンティティ・マッピング属性を取得して表示します。

アイデンティティ・マッピング属性があるのは、リクエスタ・タイプのパートナのみです。

構文

getPartnerAllIdentityAttributes(partnerId)
引数 定義
partnerId

リクエスタ・パートナのIDを指定します。アイデンティティ・マッピング属性があるのは、リクエスタ・タイプのパートナのみです

次の呼出しは、リクエスタ・パートナcustomPartnerにトークンまたはバインディング・データ(SSLクライアント証明書またはHTTP Basicユーザー名)をマップするために使用されるすべてのアイデンティティ・マッピング属性を取得して表示します。

getPartnerAllIdentityAttributes(partnerId="customPartner")

5.1.20 getPartnerIdentityAttribute

getPartnerIdentityAttributeコマンドはオンライン・コマンドで、リクエスタ・パートナにトークンまたはバインディング・データをマップするために使用されるアイデンティティ・マッピング属性を取得して表示します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

リクエスタ・パートナにトークンまたはバインディング・データ(SSLクライアント証明書またはHTTP Basicユーザー名)をマップするために使用されるアイデンティティ・マッピング属性を取得して表示します。

アイデンティティ・マッピング属性があるのは、リクエスタ・タイプのパートナのみです。

構文

getPartnerIdentityAttribute(partnerId, identityAttributeName)
引数 定義
partnerId

リクエスタ・パートナのIDを指定します。

IdentityAttributeName

取得および表示するアイデンティティ・マッピング属性の名前を指定します。たとえば、httpbasicusernameです。

次の呼出しは、identityAttributeNameによって指定されたidentityAttributeとその値を取得して表示します。

getPartnerIdentityAttribute(partnerId="customPartner", identityAttributeName="httpbasicusername")

5.1.21 setPartnerIdentityAttribute

setPartnerIdentityAttributeコマンドはオンライン・コマンドで、リクエスタ・パートナのアイデンティティ・マッピング属性を設定します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

partnerIdパラメータによって指定されたリクエスタ・タイプのパートナに対して、identityAttributeNameによって指定されたアイデンティティ・マッピング属性を設定します。それらのアイデンティティ・マッピング属性があるのは、リクエスタ・パートナのみです。操作の結果を表示します。

構文

setPartnerIdentityAttribute(partnerId, identityAttributeName, 
identityAttributeValue)
引数 定義
partnerId

リクエスタ・タイプのパートナのIDを指定します。

identityAttributeName

取得および表示するアイデンティティ・マッピング属性の名前を指定します。

identityAttributeValue

設定するアイデンティティ・マッピング属性の値を指定します。

次の呼出しは、partnerIdパラメータによって指定されたリクエスタ・タイプのリクエスタ・パートナに対して、identityAttributeNameによって指定されたアイデンティティ・マッピング属性を設定します。操作の結果を表示します。

setPartnerIdentityAttribute(partnerId="customPartner", 
identityAttributeName="httpbasicusername",identityAttributeValue="test")

5.1.22 deletePartnerIdentityAttribute

deletePartnerIdentityAttributeコマンドはオンライン・コマンドで、アイデンティティ・マッピング属性を削除します。このコマンドはパートナ・コマンドのカテゴリに属します。

説明

identityAttributeNameによって指定されたアイデンティティ・マッピング属性を削除します。

リクエスタ・パートナにトークンまたはバインディング・データ(SSLクライアント証明書またはHTTP Basicユーザー名)をマップするために使用されるアイデンティティ・マッピング属性。それらの属性があるのは、リクエスタ・パートナのみです。

構文

deletePartnerIdentityAttribute(partnerId, identityAttributeName)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。

identityAttributeName

削除するアイデンティティ・マッピング属性の名前を指定します。

次の呼出しは、リクエスタ・パートナcustomPartnerに対して、identityAttributeNameによって指定されたアイデンティティ・マッピング属性を削除します。

deletePartnerIdentityAttribute(partnerId="customPartner", 
identityAttributeName="httpbasicusername")

5.1.23 getAllWSPrefixAndPartnerMappings

getAllWSPrefixAndPartnerMappingsコマンドはオンライン・コマンドで、リライイング・パーティ・パートナ・マッピングに対するすべてのWS接頭辞を取得して表示します。このコマンドは、リライイング・パーティ・パートナ・マッピング・コマンドのカテゴリに属します。

説明

リライイング・パーティ・パートナ・マッピングに対するすべてのWS接頭辞を取得して表示します。

構文

getAllWSPrefixAndPartnerMappings() 

次の呼出しは、WS接頭辞を取得して表示します。

getAllWSPrefixAndPartnerMappings() 

5.1.24 getWSPrefixAndPartnerMapping

getWSPrefixAndPartnerMappingコマンドはオンライン・コマンドで、指定されたwsprefixパラメータにマップされているリライイング・パーティ・パートナを取得して表示します(そのWS接頭辞に対するマッピングが存在する場合)。このコマンドは、リライイング・パーティ・パートナ・マッピング・コマンドのカテゴリに属します。

説明

指定されたwsprefixパラメータにマップされているリライイング・パーティ・パートナを取得して表示します(そのWS接頭辞に対するマッピングが存在する場合)。

構文

getWSPrefixAndPartnerMapping(wsprefix) 
引数 定義
wsprefix

取得および表示するWS接頭辞エントリを指定します。パスはオプションです。指定する場合は、次の形式である必要があります。

http_protocol://hostname_ip/path

次の呼出しは、指定されたwsprefixパラメータにマップされているリライイング・パーティ・パートナを取得して表示します(そのWS接頭辞に対するマッピングが存在する場合)。

getWSPrefixAndPartnerMapping(wsprefix="http://host1.example.com/path")

5.1.25 createWSPrefixAndPartnerMapping

createWSPrefixAndPartnerMappingコマンドはオンライン・コマンドで、リライイング・パートナへの新しいWS接頭辞マッピングを作成します。このコマンドは、リライイング・パーティ・パートナ・マッピング・コマンドのカテゴリに属します。

説明

partneridパラメータによって参照されるリライイング・パートナへの新しいWS接頭辞マッピングを作成し、操作の結果を表示します。

構文

createWSPrefixAndPartnerMapping(wsprefix, partnerid, description)
引数 定義
wsprefix

取得および表示するWS接頭辞エントリを指定します。パスはオプションです。指定する場合は、次の形式である必要があります。

http_protocol://hostname_ip/path

partnerId

パートナのIDを指定します。

description

説明を指定します(オプション)。

次の呼出しは、partneridパラメータによって参照されるリライイング・パートナへの新しいWS接頭辞マッピングを作成し、操作の結果を表示します。

createWSPrefixAndPartnerMapping(wsprefix="http://host1.example.com/path",
partnerid="customRPpartner", description="some description")

5.1.26 deleteWSPrefixAndPartnerMapping

deleteWSPrefixAndPartnerMappingコマンドはオンライン・コマンドで、リライイング・パートナへのWS接頭辞の既存のマッピングを削除します。このコマンドは、リライイング・パーティ・パートナ・マッピング・コマンドのカテゴリに属します。

説明

リライイング・パートナへのWS接頭辞の既存のマッピングを削除し、操作の結果を表示します。

構文

deleteWSPrefixAndPartnerMapping(wsprefix)
引数 定義
wsprefix

取得および表示するWS接頭辞エントリを指定します。パスはオプションです。指定する場合は、次の形式である必要があります。

http_protocol://hostname_ip/path

次の呼出しは、リライイング・パートナへのWS接頭辞の既存のマッピングを削除し、操作の結果を表示します。

deleteWSPrefixAndPartnerMapping(wsprefix="http://host1.example.com/path")

5.1.27 getAllPartnerProfiles

getAllPartnerProfilesコマンドはオンライン・コマンドで、既存のすべてのパートナ・プロファイルの名前を取得し、それらを表示します。このコマンドは、パートナ・プロファイル・コマンドのカテゴリに属します。

説明

既存のすべてのパートナ・プロファイルの名前を取得し、それらを表示します。

構文

getAllPartnerProfiles()

次の呼出しは、既存のすべてのパートナ・プロファイルの名前を取得し、それらを表示します。

getAllPartnerProfiles()

5.1.28 getPartnerProfile

getPartnerProfileコマンドはオンライン・コマンドで、特定のパートナ・プロファイルの構成データを取得し、そのプロファイルのコンテンツを表示します。このコマンドは、パートナ・プロファイル・コマンドのカテゴリに属します。

説明

partnerProfileIdパラメータによって参照されるパートナ・プロファイルの構成データを取得し、そのプロファイルのコンテンツを表示します。

構文

getPartnerProfile(partnerProfileId)
引数 定義
partnerProfileId

パートナ・プロファイルの名前を指定します。

次の呼出しは、partnerProfileIdパラメータによって参照されるパートナ・プロファイルの構成データを取得し、そのプロファイルのコンテンツを表示します。

getPartnerProfile(partnerProfileId="custom-partnerprofile")

5.1.29 createRequesterPartnerProfile

createRequesterPartnerProfileコマンドはオンライン・コマンドで、デフォルトの構成データを使用して新しいリクエスタ・パートナ・プロファイルを作成します。このコマンドは、パートナ・プロファイル・コマンドのカテゴリに属します。

説明

デフォルトの構成データを使用して新しいリクエスタ・パートナ・プロファイルを作成し、操作の結果を表示します。

表5-2では、このコマンドで作成されるデフォルト構成について説明します。

表5-2 デフォルト構成: createRequesterPartnerProfile

要素 説明
Return Error for Missing Claims

デフォルト: false

Allow Unmapped Claims

デフォルト: false

Token Type Configuration

「トークン・タイプ構成」表には、次のエントリが含まれます。WS-Trust検証テンプレートへのトークン・タイプのマッピングはありません。

  • 次の外部URIにマップされているSAML 1.1トークン・タイプ:

    http://docs.oasis-open.org/wss/oasis-wss-saml-
    token-profile-1.1#SAMLV1.1
    

    SAML 1.1トークン・タイプは、どのWS-Trust検証テンプレートにもマップされません。

  • 次の外部URIにマップされているSAML 2.0トークン・タイプ:

    http://docs.oasis-open.org/wss/oasis-wss-saml-
    token-profile-1.1#SAMLV2.0
    

    SAML 2.0トークン・タイプは、どのWS-Trust検証テンプレートにもマップされません。

  • 次の外部URIにマップされているユーザー名トークン・タイプ:

    http://docs.oasis-open.org/wss/2004/01/oasis-
    200401-wss-username-token-profile-1.0#UsernameToken
    

    ユーザー名トークン・タイプは、どのWS-Trust検証テンプレートにもマップされません。

ノート: トークン・タイプ構成、および検証テンプレート・マッピングに対するトークン・タイプはいずれも空になります

Attribute Name Mapping

デフォルト: Attribute Name Mapping表は、デフォルトでは空です。

構文

createRequesterPartnerProfile(partnerProfileId, defaultRelyingPartyPPID, 
description)
引数 定義
partnerProfileId

パートナ・プロファイルの名前を指定します。

defaultRelyingPartyPPID

RSTにAppliesToフィールドがない場合、またはAppliesToフィールドをリライイング・パーティ・パートナにマップできない場合に使用するリライイング・パーティ・パートナ・プロファイルを指定します。

description

このパートナ・プロファイルの説明(オプション)を指定します

次の呼出しは、デフォルトの構成データを使用して新しいリクエスタ・パートナ・プロファイルを作成し、操作の結果を表示します。デフォルト・データの説明については、表5-2を参照してください。

createRequesterPartnerProfile(partnerProfileId="custom-partnerprofile",
defaultRelyingPartyPPID="rpPartnerProfileTest", description="custom
partner profile")

5.1.30 createRelyingPartyPartnerProfile

createRelyingPartyPartnerProfileコマンドはオンライン・コマンドで、デフォルトの構成データを使用して新しいリライイング・パーティ・パートナ・プロファイルを作成します。このコマンドは、パートナ・プロファイル・コマンドのカテゴリに属します。

説明

デフォルトの構成データを使用して新しいリライイング・パーティ・パートナ・プロファイルを作成し、操作の結果を表示します。

表5-3では、このコマンドで作成されるデフォルト構成について説明します。

表5-3 デフォルト構成: createRelyingPartyPartnerProfile

要素 説明

ポリシーのダウンロード

デフォルト: false

マップされていない要求を許可

デフォルト: false

トークン・タイプ構成

「トークン・タイプ構成」には、次のような単一のエントリが含まれます。

  • トークン・タイプが、defaultIssuanceTemplateIDによって参照される発行テンプレートのタイプに設定されている

  • 発行テンプレートがdefaultIssuanceTemplateIDに設定されている

ノート: defaultIssuanceTemplateIDによって参照される発行テンプレートのトークン・タイプは、発行テンプレートにリンクされますが、他のトークン・タイプは、どの発行テンプレートにもリンクされません。

defaultIssuanceTemplateIDによって参照される発行テンプレートがカスタム・トークン・タイプの発行テンプレートである場合、表には、外部URIとしてカスタム・トークン・タイプにマップされ、かつdefaultIssuanceTemplateIDによって参照される発行テンプレートにマップされている、カスタム・トークン・タイプの1つのエントリのみが含まれます

属性名マッピング

「属性名マッピング」表は、デフォルトでは空です。

構文

createRelyingPartyPartnerProfile(partnerProfileId, defaultIssuanceTemplateID, 
description)
引数 定義
partnerProfileId

パートナ・プロファイルの名前を指定します。

defaultIssuanceTemplateID

RSTにトークン・タイプが指定されてない場合に発行される、デフォルトの発行テンプレートおよびトークン・タイプを指定します。

description

このパートナ・プロファイルの説明(オプション)を指定します

次の呼出しは、デフォルトの構成データを使用して新しいリライイング・パーティ・パートナ・プロファイルを作成し、操作の結果を表示します。

createRelyingPartyPartnerProfile(partnerProfileId="custom-partnerprofile",
defaultIssuanceTemplateID="saml11-issuance-template", description="custom partner profile")

5.1.31 createIssuingAuthorityPartnerProfile

createIssuingAuthorityPartnerProfileコマンドはオンライン・コマンドで、デフォルトの構成データを使用して新しい発行局パートナ・プロファイルを作成します。このコマンドは、パートナ・プロファイル・コマンドのカテゴリに属します。

説明

表5-4のデフォルトの構成データを使用して新しい発行局パートナ・プロファイルを作成し、操作の結果を表示します。

表5-4 デフォルト構成: createIssuingAuthorityPartnerProfile

要素 説明

サーバー・クロック・ドリフト

デフォルト: 600秒

トークン・マッピング

「トークン・マッピング」セクションは、次のように構成されます。

  • 簡易ユーザー・マッピングのオーバーライド: false

  • ユーザー名前IDマッピングのオーバーライド: false

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングのオーバーライド: false

  • 簡易パートナ・マッピングのオーバーライド: false

  • パートナ名前IDマッピングのオーバーライド: false

空のフィールド

  • 簡易ユーザー・マッピング

  • 属性ベース・ユーザー・マッピング

  • 簡易パートナ・マッピング

パートナ名前IDマッピング

パートナ名前IDマッピング表は、名前IDフォーマットとして次のエントリを使用してプロビジョニングされます。ただし、データストア列内にデータがない場合、defaultIssuanceTemplateIDによって参照される発行テンプレートは、トークン・タイプがSAML 1.1、SAML 2.0またはユーザー名である発行テンプレートです。

この表には、次のエントリが含まれます。

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:WindowsDomainQualifiedName

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:X509SubjectName

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:emailAddress

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecified

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:kerberos

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:persistent

ユーザー名前IDマッピング

ユーザー名前IDマッピング表は、名前IDフォーマットとして次のエントリを使用してプロビジョニングされます。

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:WindowsDomainQualifiedName、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:X509SubjectName、データストア列で設定されているdn

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:emailAddress、データストア列で設定されているmail

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecified、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:kerberos、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:persistent、空のデータストア列

属性マッピング

「属性値マッピング」および「属性名マッピング」表は、デフォルトでは空です。

構文

createIssuingAuthorityPartnerProfile(partnerProfileId, description)
引数 定義
partnerProfileId

パートナ・プロファイルの名前を指定します。

description

このパートナ・プロファイルの説明(オプション)を指定します

次の呼出しは、デフォルトの構成データを使用して新しい発行局パートナ・プロファイルを作成し、操作の結果を表示します。

createIssuingAuthorityPartnerProfile(partnerProfileId="custom-partnerprofile"
description="custom partner profile")

5.1.32 deletePartnerProfile

deletePartnerProfileコマンドはオンライン・コマンドで、partnerProfileIdパラメータによって参照されるパートナ・プロファイルを削除します。このコマンドは、パートナ・プロファイル・コマンドのカテゴリに属します。

説明

partnerProfileIdパラメータによって参照されるパートナ・プロファイルを削除し、操作の結果を表示します。SAML 1.1については、「Advanced Identity Federationのコマンド」を参照してください。

構文

deletePartnerProfile(partnerProfileId) 
引数 定義
partnerProfileId

削除するパートナ・プロファイルの名前を指定します。

次の呼出しは、partnerProfileIdパラメータによって参照されるパートナ・プロファイルを削除し、操作の結果を表示します。

deletePartnerProfile(partnerProfileId="custom-partnerprofile")

5.1.33 getAllIssuanceTemplates

getAllIssuanceTemplatesコマンドはオンライン・コマンドで、既存のすべての発行テンプレートの名前を取得します。このコマンドは、発行テンプレート・コマンドのカテゴリに属します。

説明

既存のすべての発行テンプレートの名前を取得し、それらを表示します。

構文

getAllIssuanceTemplates 

次の呼出しは、既存のすべての発行テンプレートの名前を取得し、それらを表示します。

getAllIssuanceTemplates

5.1.34 getIssuanceTemplate

getIssuanceTemplateコマンドはオンライン・コマンドで、特定の発行テンプレートの構成データを取得します。このコマンドは、発行テンプレート・コマンドのカテゴリに属します。

説明

issuanceTemplateIdパラメータによって参照される発行テンプレートの構成データを取得し、そのテンプレートのコンテンツを表示します。

構文

getIssuanceTemplate(issuanceTemplateId) 
引数 定義
issuanceTemplateId

発行テンプレートの名前を指定します。

次の呼出しは、issuanceTemplateIdパラメータによって参照される発行テンプレートの構成データを取得し、そのテンプレートのコンテンツを表示します。

getIssuanceTemplate(issuanceTemplateId="custom-issuancetemp")

5.1.35 createIssuanceTemplate

createIssuanceTemplateコマンドはオンライン・コマンドで、デフォルトの構成データを使用して新しい発行テンプレートを作成します。このコマンドは、発行テンプレート・コマンドのカテゴリに属します。

説明

デフォルトの構成データを使用して新しい発行テンプレートを作成し、操作の結果を表示します。

表5-5では、このコマンドのデフォルト構成について説明します。

表5-5 デフォルト構成: createIssuanceTemplate

トークンのタイプ 説明

ユーザー名

発行テンプレートは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • 暗号化されたトークンの送信: false

  • 名前IDユーザー属性: uid

  • 名前IDユーザー属性ストア: ユーザー・ストア

  • パスワード属性: (空)

  • Nonceを含める: true

  • タイムスタンプを含める: true

SAML 1.1

または

SAML 2.0

発行テンプレートは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • 暗号化されたトークンの送信: false

  • アサーション発行者: Access Managerホスト名

  • 名前IDフォーマット: 電子メール・アドレス

  • 名前IDユーザー属性: mail

  • 名前IDユーザー属性ストア: ユーザー・ストア

  • 名前ID修飾子: (空)

  • Authn文を含める: true

  • Attr文を含める: true

  • アサーションの署名: true

  • 署名に証明書を含める: true

  • 暗号化された名前IDの送信: false (SAML 2.0のみ)

  • デフォルト・サブジェクト確認メソッド: 送信者保証

  • HOK対称キーの計算: true

  • HOK対称キー生成アルゴリズム: http://www.w3.org/2001/04/xmlenc#aes128-cbc

空の表: 属性名マッピング、属性値マッピングおよび属性値フィルタ

カスタム・タイプ

発行テンプレートは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • 暗号化されたトークンの送信: false

構文

createIssuanceTemplate(issuanceTemplateId, tokenType, signingKeyId, 
description) 
引数 定義
issuanceTemplateId

作成する発行テンプレートの名前を指定します。

tokenType

指定できる値は次のとおりです:

  • username: トークン・タイプがUsernameTokenであることを示します

  • saml11: トークン・タイプがSAML 1.1アサーションであることを示します

  • saml20: トークン・タイプがSAML 2.0アサーションであることを示します

  • <other>: この場合、トークン・タイプは、カスタム・トークン・タイプであると想定され、<other>によって参照されます(<other>は値で置換します)。

signingKeyId

送信SAMLアサーションに署名するために使用されるキー・エントリ(STS一般設定のUIセクションで定義されています)を参照するkeyIDを指定します。トークン・タイプがsaml11またはsaml20である場合のみ必須です。

description

説明(オプション)。

次の呼出しは、デフォルトの構成データを使用して新しい発行テンプレートを作成し、操作の結果を表示します。

createIssuanceTemplate(issuanceTemplateId="custom-issuancetemp", tokenType="saml20", signingKeyId="osts_signing", description="custom issuance template")

5.1.36 deleteIssuanceTemplate

deleteIssuanceTemplateコマンドはオンライン・コマンドで、issuanceTemplateIdパラメータによって参照される発行テンプレートを削除し、操作の結果を表示します。このコマンドは、発行テンプレート・コマンドのカテゴリに属します。

説明

issuanceTemplateIdパラメータによって参照される発行テンプレートを削除し、操作の結果を表示します。

構文

deleteIssuanceTemplate(issuanceTemplateId) 
引数 定義
issuanceTemplateId

削除する既存の発行テンプレートの名前を指定します。

次の呼出しは、issuanceTemplateIdパラメータによって参照される発行テンプレートを削除し、操作の結果を表示します。

deleteIssuanceTemplate(issuanceTemplateId="custom-issuancetemp")

5.1.37 getAllValidationTemplates

getAllValidationTemplatesコマンドはオンライン・コマンドで、既存のすべての検証テンプレートの名前を取得します。このコマンドは、検証テンプレート・コマンドのカテゴリに属します。

説明

既存のすべての検証テンプレートの名前を取得し、それらを表示します。

構文

getAllValidationTemplates() 

次の呼出しは、既存のすべての検証テンプレートの名前を取得し、それらを表示します。

getAllValidationTemplates()

5.1.38 getValidationTemplate

getValidationTemplateコマンドはオンライン・コマンドで、特定の検証テンプレートの構成データを取得し、そのテンプレートのコンテンツを表示します。このコマンドは、検証テンプレート・コマンドのカテゴリに属します。

説明

validationTemplateIdパラメータによって参照される検証テンプレートの構成データを取得し、そのテンプレートのコンテンツを表示します。

構文

getValidationTemplate(validationTemplateId) 
引数 定義
validationTemplateId

既存の検証テンプレートの名前を指定します。

次の呼出しは、特定の検証テンプレートの構成データを取得し、そのテンプレートのコンテンツを表示します。

getValidationTemplate(validationTemplateId="custom-wss-validtemp")

5.1.39 createWSSValidationTemplate

createWSSValidationTemplateコマンドはオンライン・コマンドで、デフォルトの構成データを使用して新しい検証テンプレートを作成します。このコマンドは、検証テンプレート・コマンドのカテゴリに属します。

説明

デフォルトの構成データを使用して新しいWSS検証テンプレートを作成し、操作の結果を表示します。検証テンプレートは、トークン・タイプに応じて表5-6の値を使用して作成されます。

表5-6 デフォルト構成: createWSSValidationTemplate

トークンのタイプ 説明

ユーザー名

検証テンプレートは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • タイムスタンプの存続期間: 600秒

  • 資格証明検証の有効化: true

  • 検証ソース: パートナ

  • トークン・マッピング: トークンの宛先パートナのマップ

  • 簡易パートナ・マッピングの有効化: true

  • パートナ・データストア属性: username

SAML 1.1

または

SAML 2.0

検証テンプレートは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • 認証タイムアウト: 3600秒

  • タイムスタンプの存続期間: 3600秒

「トークン・マッピング」セクションは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • トークンのマップ: トークンの宛先パートナのマップ

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: false

  • ユーザー名前IDマッピングの有効化: false

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 簡易パートナ・マッピングの有効化: false

  • パートナ名前IDマッピングの有効化: false

空のフィールド: ユーザー・トークン属性、ユーザー・データストア属性および属性ベース・ユーザー・マッピング

追記:

  • パートナ・トークン属性: NameID

  • パートナ・データストア属性: username

パートナ名前IDマッピング表は、名前IDフォーマットとして次のエントリを使用してプロビジョニングされますが、データストア列内のデータは使用されません。

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:WindowsDomainQualifiedName

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:X509SubjectName

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:emailAddress

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecified

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:kerberos

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:persistent

ユーザー名前IDマッピング表は、名前IDフォーマットとして次のエントリを使用してプロビジョニングされます。

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:WindowsDomainQualifiedName、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:X509SubjectName、データストア列で設定されているdn

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:emailAddress、データストア列で設定されているmail

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecified、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:kerberos、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:persistent、空のデータストア列

X.509

「トークン・マッピング」セクションは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • トークンのマップ: トークンの宛先パートナのマップ

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 簡易パートナ・マッピングの有効化: true

空のフィールド: ユーザー・トークン属性、ユーザー・データストア属性および属性ベース・ユーザー・マッピング

追記:

  • パートナ・トークン属性: DN

  • パートナ・データストア属性: sslclientcertdn

Kerberos

「トークン・マッピング」セクションは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • トークンのマップ: トークンの宛先ユーザーのマップ

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: true

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 簡易パートナ・マッピングの有効化: false

空のフィールド: パートナ・トークン属性、パートナ・データストア属性および属性ベース・ユーザー・マッピング

追記:

  • ユーザー・トークン属性: TPE_KERBEROS_PRINCIPAL_FULL

  • ユーザー・データストア属性: mail

構文

createWSSValidationTemplate(templateId, tokenType,
defaultRequesterPPID, description)
引数 定義
templateId

作成する検証テンプレートの名前を指定します。

tokenType

検証テンプレートのトークン・タイプを指定します。指定できる値は次のとおりです:

  • username: トークン・タイプがUsernameTokenであることを示します

  • saml11: トークン・タイプがSAML 1.1アサーションであることを示します

  • saml20: トークン・タイプがSAML 2.0アサーションであることを示します

  • x509: トークン・タイプがX.509証明書であることを示します

  • kerberos: トークン・タイプがKerberosトークンであることを示します

  • oam: トークン・タイプがAccess Managerであることを示します

defaultRequesterPPID

OSTSが着信メッセージをリクエスタにマップしないように構成されている場合に使用するリクエスタ・パートナ・プロファイルを指定します。

description

説明を指定します(オプション)。

次の呼出しは、デフォルトの構成データを使用して新しい検証テンプレートを作成し、操作の結果を表示します。

createWSSValidationTemplate(templateId="custom-wss-validtemp", tokenType="custom",
defaultRequesterPPID="requesterPartnerProfileTest", description="custom validation 
template")

5.1.40 createWSTrustValidationTemplate

createWSTrustValidationTemplateコマンドはオンライン・コマンドで、デフォルトの構成データを使用して新しいWS-Trust検証テンプレートを作成します。このコマンドは、検証テンプレート・コマンドのカテゴリに属します。

説明

デフォルトの構成データを使用して新しいWS-Trust検証テンプレートを作成し、操作の結果を表示します。WS-Trust検証テンプレートは、トークン・タイプに応じて表5-7の値を使用して作成されます。

表5-7 デフォルト構成: createWSTrustValidationTemplate

トークンのタイプ 説明

ユーザー名

WS-Trust検証テンプレートは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • タイムスタンプの存続期間: 600秒

  • 資格証明検証の有効化: false

  • 検証ソース: ユーザー・ストア

  • トークン・マッピング: トークンの宛先ユーザーのマップ

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: true

  • ユーザー・データストア属性: uid

SAML 1.1

または

SAML 2.0

WS-Trust検証テンプレートは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • 認証タイムアウト: 3600秒

  • タイムスタンプの存続期間: 3600秒

「トークン・マッピング」セクションは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • トークンのマップ: トークンの宛先ユーザーのマップ

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: false

  • ユーザー名前IDマッピングの有効化: true

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングの有効化: false

空のフィールド: ユーザー・データストア属性、属性ベース・ユーザー・マッピング

ユーザー名前IDマッピング表は、名前IDフォーマットとして次のエントリを使用してプロビジョニングされます。

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:WindowsDomainQualifiedName、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:X509SubjectName、データストア列で設定されているdn

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:emailAddress、データストア列で設定されているmail

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecified、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:kerberos、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:persistent、空のデータストア列

X.509

WS-Trustトークン・マッピング・セクションは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • トークンのマップ: トークンの宛先ユーザーのマップ

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: true

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 簡易パートナ・マッピングの有効化: true

  • ユーザー・トークン属性: CN

  • ユーザー・データストア属性: CN

  • 属性ベース・ユーザー・マッピング(空)

Kerberos

WS-Trustトークン・マッピング・セクションは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • トークンのマップ: トークンの宛先ユーザーのマップ

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: true

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 属性ベース・ユーザー・マッピング(空)

  • ユーザー・トークン属性: TPE_KERBEROS_PRINCIPAL_FULL

  • ユーザー・データストア属性: mail

OAM

WS-Trustトークン・マッピング・セクションは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • トークンのマップ: トークンの宛先ユーザーのマップ

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: true

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 属性ベース・ユーザー・マッピング(空)

  • ユーザー・トークン属性: TPE_NAME_ID

  • ユーザー・データストア属性: uid

カスタム

WS-Trustトークン・マッピング・セクションは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • トークンのマップ: いずれの宛先にもマップしない

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 属性ベース・ユーザー・マッピング(空)

  • ユーザー・トークン属性: (空)

  • ユーザー・データストア属性: (空)

構文

createWSTrustValidationTemplate(templateId, tokenType, description)
引数 定義
templateId

作成するWS-Trust検証テンプレートの名前を指定します。

tokenType

WS-Trust検証テンプレートのトークン・タイプを指定します。指定できる値は次のとおりです:

  • username: トークン・タイプがUsernameTokenであることを示します

  • saml11: トークン・タイプがSAML 1.1アサーションであることを示します

  • saml20: トークン・タイプがSAML 2.0アサーションであることを示します

  • x509: トークン・タイプがX.509証明書であることを示します

  • kerberos: トークン・タイプがKerberosトークンであることを示します

  • oam: トークン・タイプが(デフォルトでサポートされている)Access Managerトークンであることを示します

  • <other>: この場合、トークン・タイプは、カスタム・トークン・タイプであると想定され、<other>によって参照されます(<other>は値で置換します)。

description

説明を指定します(オプション)。

次の呼出しは、デフォルトの構成データを使用して新しいWS-Trust検証テンプレートを作成し、操作の結果を表示します。

createWSTrustValidationTemplate(templateId="custom-wss-validtemp", 
tokenType="custom", description="custom validation template")

5.1.41 deleteValidationTemplate

deleteValidationTemplateコマンドはオンライン・コマンドで、検証テンプレートを削除します。このコマンドは、検証テンプレート・コマンドのカテゴリに属します。

説明

validationTemplateIdパラメータによって参照される検証テンプレートを削除し、操作の結果を表示します。

構文

deleteValidationTemplate(validationTemplateId)
引数 定義
validationTemplateId

削除する検証テンプレートの名前を指定します。

次の呼出しは、validationTemplateIdパラメータによって参照される検証テンプレートを削除し、操作の結果を表示します。

deleteValidationTemplate(validationTemplateId="custom-wss-validtemp") 

5.1.42 configureOWSMAgentSTS

configureOWSMAgentSTSコマンドは、モバイル・セキュリティ・アクセス・サーバー(MSAS)/Oracle Web Services Manager (OWSM)のカスタム・ポリシーの機能を許可するために必要なオンライン・コマンドです。このコマンドは、検証テンプレート・コマンドのカテゴリに属します。

説明

オンライン・コマンドでは、MSAS/OWSMのカスタム・ポリシーの機能を許可するようにセキュリティ・トークン・サービスの構成を変更します。

構文

configureOWSMAgentSTS(<type>, <server="soa_server1">)

引数 定義
type

タイプは'classpath'または'policymanager'です。OWSMポリシー・マネージャ・サービスがSTSポリシーにシードされる必要がある場合は、'policymanager'を渡します。それ以外は、'password'を使用し、STSポリシーがsts_policies.jarから選択されます。

server

オプション。type=policymanagerの場合、OWSMドキュメント・マネージャMBeanがデプロイされているWLS管理対象サーバー名を入力します。

configureOWSMAgentSTS("policymanager", server="omsm_server1")