14.3.2 アーカイブ・スクリプトおよびパージ・スクリプトの実行

アーカイブ・スクリプトやパージ・スクリプトを実行するには、次の手順を実行します。
  1. 管理コンテナ内にまだ入っていない場合は、そのコンテナ用のbashシェルに入ります:
    kubectl exec -n <namespace> -ti <oaamgmt-pod> -- /bin/bash
    たとえば:
    kubectl exec -n oaans -ti oaamgmt-oaa-mgmt-7dfccb7cb7-lj6sv -- /bin/bash
  2. 管理コンテナ内で、/u01/oracle/db_purge/archiveディレクトリに移動します:
    cd /u01/oracle/db_purge/archive
  3. どのデータをアーカイブまたはパージするかに応じて、実行するスクリプトを選択します。次の表に、データのタイプと対応するスクリプト名を示します:

    表14-1 データのタイプ別のアーカイブおよびパージ・スクリプト

    データのタイプ 対応するスクリプト 説明/コメント
    ユーザー認証関連データ exec_sp_purge_tracker_data.sql すべてのOAA/OARMユーザー認証アクティビティによって、このタイプのデータが生成されます。
    ルール、ポリシー・ログ・データ exec_sp_purge_rule_log.sql すべてのOAA/OARMユーザー認証アクティビティによって、このタイプのデータが生成されます。
    カスタム・アクティビティ関連データ exec_sp_purge_txn_log.sql 製品がカスタム・アクティビティを使用するように構成されている場合、このタイプのデータが生成されます。
    動作パターン関連パターン・データ exec_sp_purge_workflow_data.sql 製品がプロファイリング/パターンを使用するように構成されている場合、このタイプのデータが生成されます。
    ユーザー認証プロファイル・データ exec_sp_purge_profile_data.sql すべてのOAA/OARMユーザー認証アクティビティによって、このタイプのデータが生成されます。
    モニター・データ・ポイントから生成されたデータ exec_v_monitor_purge_proc.sql すべてのOAA/OARMユーザー認証アクティビティによって、このタイプのデータが生成されます。
  4. 実行するSQLスクリプトを編集します。p_days1およびp_archivedパラメータを適宜設定します。次の表で、これらのパラメータについて説明します:

    表14-2 アーカイブとパージのルーチン・パラメータ

    変数名 デフォルト値 説明
    p_days1 180 保存期間(日数)です。この日数を経過したデータがアーカイブまたはパージされます。
    p_archived Y YまたはNです(それぞれ、はいといいえを表します)。「Y」を指定した場合は、データは保存期間に基づいて(アーカイブ表に)アーカイブされ、それ以外の場合はパージされます。
  5. OAAスキーマ・ユーザー(DEV_OAAなど)としてデータベースにログインし、選択したスクリプトを実行します:
    sqlplus <schema_name>/<password>@//db.example.com:1521/orcl.example.com
    SQLPLUS> @<script>.sql
  6. 対応するログ・ファイルをチェックして、エラーや警告が発生していないか確認します。
  7. アーカイブを行う場合は、アーカイブ表のバックアップを作成し、必要に応じてデータをリストアできるようにします。

次のステップ: パーティション・メンテナンス・スクリプトの実行