15 参照の管理
この章では、Oracle Identity System Administrationのフォーム・デザイナを使用してOracle Identity Managerで参照を管理する方法について説明します。
Oracle Identity System Administrationのフォーム・デザイナを使用すると、次のことを実行できます。
15.2 参照タイプの作成
「参照タイプの作成」ダイアログ・ボックスで、新しい参照タイプを作成します。
参照タイプを作成するには:
-
「検索と選択: 参照タイプ」ウィンドウを開きます。
-
ツールバーの「参照タイプの作成」アイコンをクリックします。図15-2に示すように、「参照タイプの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。
-
「意味」および「コード」フィールドに値を入力します。これらのフィールドは必須です。「意味」および「コード」フィールドの説明は、「参照タイプの検索」のステップ4を参照してください。
ノート:
クラスタ化されたOracle Identity Governance設定で、「意味」フィールドに値を入力して新しい参照タイプを作成しようとすると、次のエラーが表示されます:
"IAM-0120030:A system error #1528299731519 has occurred. Please contact System Administrator."
ログ・ファイルには、次の情報も表示されます:
oracle.jbo.AttrSetValException: JBO-27020: The set method for attribute "Meaning" in LookupTypes cannot be resolved. at oracle.jbo.server.EntityImpl.setAttribute(EntityImpl.java:2230) at oracle.jbo.server.ViewRowStorage.setAttributeValue(ViewRowStorage.java:2554) at oracle.jbo.server.ViewRowStorage.setAttributeInternal(ViewRowStorage.java:2354) at oracle.jbo.server.ViewRowImpl.setAttributeInternal(ViewRowImpl.java:1691) ..... Caused By: java.lang.NullPointerException at oracle.jbo.server.DBTransactionImpl.addPendingEvent(DBTransactionImpl.java:6030) at oracle.jbo.server.EntityCache.deliverEntityEvent(EntityCache.java:1737)
この問題を解決するには、次のステップを実行します。
-
すべてのSOA管理対象サーバーおよびOIM管理対象サーバーを停止します。
-
各OIM管理対象サーバーで、次のようにjavaオプション
-Doracle.adfm.useSharedTransactionForFrame=false
を$DOMAIN_HOME/bin/setDomainEnv.sh
ファイルに追加します:if [ "${SERVER_NAME}" = "<OIM_SERVER_NAME>" ] ; then JAVA_OPTIONS="${JAVA_OPTIONS} -Doracle.adfm.useSharedTransactionForFrame=false" export JAVA_OPTIONS fi
-
SOA管理対象サーバーを再起動してから、OIM管理対象サーバーを再起動します。
-
-
「説明」フィールドに、オプションで参照タイプの説明を入力します。
-
参照タイプに対して1つ以上の参照コードを作成します。そのように行うには:
-
「参照コード」セクションで、「参照コードの作成」アイコンをクリックします。「参照コード」セクションに行が追加され、参照コードの属性の値を指定できます。
-
「意味」、「コード」および「説明」属性の値を入力します。
-
参照コードを有効化する場合は、「有効」列のチェック・ボックスを選択します。
-
ステップaからcを繰り返して、参照コードを必要なだけ作成します。参照コードを削除するには、コードの行を選択し、「参照コードの削除」アイコンをクリックします。
-
-
「保存」をクリックします。参照タイプが作成されます。
15.3 参照タイプの変更
「参照タイプの編集」ダイアログ・ボックスを使用して、既存の参照タイプを編集します。
参照タイプを変更するには:
ノート:
参照定義を更新してから、PurgeCacheユーティリティを実行する必要がありますが、新しい参照値が使用可能になる前に参照UDFをサンドボックスで再び保存する必要がありません。これは、事前定義されたフィールドおよびそれらの参照定義にも当てはまります。したがって、すべてのカテゴリのキャッシュをパージするには、PurgeCacheユーティリティを実行する必要があります。
キャッシュのパージの詳細は、『パフォーマンスおよびチューニング・ガイド』の「キャッシュのパージ」を参照してください。