A.13 Oracle Directory Services ManagerのJavaキーストアの管理
odsm.cer
JKSの内容のリスト、および期限が切れた証明書の削除について説明します。内容は次のとおりです。A.13.1 ODSMのJavaキーストアの管理の概要
Oracle Directory Services Manager(ODSM)は、Javaキー・ストア(JKS)にその秘密キー、証明書および信頼できる証明書を格納します。
管理者は、ODSMのJKSの管理を担当します。実行する必要がある重要なタスクの1つは、期限が切れたODSMの証明書をJKSから削除することです。この付録では、次のことについて説明します。
ODSMは、初めて呼び出されると、ランダム・パスワードを生成し、そのパスワードをJKSに割り当てます。JKSファイルは、odsm.cer
という名前を持ちます。このファイルは、次の書式の名前のディレクトリに置かれます。
$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/AdminServer/applications/odsm/conf
ODSMは、Oracleによるセキュアな格納フレームワークである資格証明ストア・フレームワーク(CSF)内のJDKにこのパスワードを格納します。WebLogicサーバー管理者は、CSFに格納されているJDKパスワードを取得できます。
ODSMは、自身の自己署名証明書の生成とJKSへの格納も行います。自己署名証明書は、生成日から15000日間有効です。自己署名証明書は、テスト目的のみに使用されます。本番環境では、自己署名証明書を、認証局(CA)によって署名された証明書に置き換えることをお薦めします。
JKSを管理するためのWebベースのツールはありません。ODSMのJKSを管理するには、OracleのJREまたはJDKに用意されているコマンド行ツールであるkeytool
を使用します。
関連項目:
-
CSFの詳細は、Oracle Fusion Middlewareアプリケーション・セキュリティ・ガイドの資格証明ストアの構成に関する項を参照してください。
-
JavaTM暗号化アーキテクチャAPIの仕様、リファレンスとkeytool(キーおよび証明書の管理ツール)を含めて、Oracle Javaの詳細は、次を参照してください。
A.13.2 ODSMのJavaキーストア・パスワードの取得
Oracle Directory Services ManagerのJavaキー・ストアを管理するには、まずOracle Directory Services ManagerのJavaキー・ストア・パスワードを取得する必要があります。
このパスワードを取得するには次の2つの方法があります。
A.13.2.1 Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用したパスワードの取得
Enterprise Managerを使用して、Oracle Directory Services ManagerのJavaキー・ストア・パスワードを取得します。
次のステップを実行します。
A.13.2.2 Pythonスクリプトを使用したパスワードの取得
Enterprise Managerがない場合は、Pythonスクリプトを使用してOracle Directory Services ManagerのJavaキー・ストア・パスワードを取得できます。
パスワードを取得するには、次のステップを実行します。
関連項目:
詳細は、次の公開資料を参照してください。
-
『Oracle Fusion Middleware Oracle Platform Security Servicesによるアプリケーションの保護』のキーストア・サービスによるキーおよび証明書の管理に関する項
A.13.3 odsm.cer Javaキーストアの内容のリスト
JKSパスワードを取得したら、keytool
を使用してJKSを管理できます。
odsm.cer
の内容を表示するには、次のようにkeytool
コマンドを使用します。
cd directory_where_odsm.cer_resides JAVA_HOME/bin/keytool -list -keystore odsm.cer \ -storepass password_obtained_from_CSF
たとえば:
$ cd DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/AdminServer/applications/odsm/conf $ JAVA_HOME/bin/keytool -list -keystore odsm.cer -storepass "&M)S86)/RB" -v Keystore type: JKS Keystore provider: SUN Your keystore contains 2 entries Alias name: serverselfsigned Creation date: Dec 26, 2008 Entry type: PrivateKeyEntry Certificate chain length: 1 Certificate[1]: Owner: CN=OVD, OU=Development, O=Oracle, L=Redwood Shores, ST=California, C=US Issuer: CN=OVD, OU=Development, O=Oracle, L=Redwood Shores, ST=California, C=US Serial number: 495586b6 Valid from: Fri Dec 26 17:36:54 PST 2008 until: Wed Jun 24 18:36:54 PDT 2009 Certificate fingerprints: MD5: 6C:11:16:F3:88:8D:18:67:35:1E:16:5B:3E:03:8A:93 SHA1: F4:91:39:AE:8B:AC:46:B8:5D:CB:D9:A4:65:BE:D2:75:08:17:DF:D0 Signature algorithm name: SHA1withRSA Version: 3 ******************************************* ******************************************* Alias name: cn=rootca, o=oracle, c=us (0) Creation date: Dec 31, 2008 Entry type: trustedCertEntry Owner: CN=RootCA, O=Oracle, C=US Issuer: CN=RootCA, O=Oracle, C=US Serial number: 0 Valid from: Tue Dec 30 02:33:11 PST 2008 until: Mon Jan 24 02:33:11 PST 2050 Certificate fingerprints: MD5: 72:31:7B:24:C9:72:E3:90:37:38:68:40:79:D1:0B:4B SHA1: D2:17:84:1E:19:23:02:05:61:42:A9:F4:16:C8:93:84:E8:20:02:FF Signature algorithm name: MD5withRSA Version: 1 ******************************************* *******************************************
A.13.4 期限が切れた証明書の削除
証明書の期限が切れたときに、その証明書をJDKから自動的に削除するメカニズムはありません。
管理者は証明書の期限が切れるタイミングを判別し、それを削除する必要があります。
この項では、次の項目について説明します。
A.13.4.1 証明書の有効期限の確認
この項は、証明書の有効期限を確認するのに役立ちます。
「odsm.cer Javaキーストアの内容のリスト」で説明されているように、keytool
を使用してodsm.cer
のすべての証明書をリストします。このリストには、各証明書の有効な日付が含まれています。たとえば、次の証明書はSat Oct 31 09:41:23 PDT 2008まで有効です。
Alias name: cn=ovd, ou=development, o=MyCompany, l=redwood shores, st=california, c=us (1241455283) Creation date: May 5, 2008 Entry type: trustedCertEntry Owner: CN=OVD, OU=Development, O=MyCompany, L=Redwood Shores, ST=California, C=US Issuer: CN=OVD, OU=Development, O=Oracle, L=Redwood Shores, ST=California, C=US Serial number: 49ff1ab3 Valid from: Mon May 04 09:41:23 PDT 2008 until: Sat Oct 31 09:41:23 PDT 2008 Certificate fingerprints: MD5: 93:0E:41:5E:95:88:71:BD:8A:49:ED:A9:29:3B:0A:1E SHA1: 84:C6:75:60:D9:BE:7B:CA:D6:8B:B5:4B:97:E4:20:39:44:82:FE:93 Signature algorithm name: SHA1withRSA Version: 3
証明書の有効期間が終了したら、次の項で説明しているように、keytool
を使用して削除します。
A.13.4.2 証明書の削除
odsm.cer
内の証明書を削除するには、keytool
を使用します。
次のコマンドを実行します。
cd directory_where_odsm.cer_is_present JAVA_HOME/bin/keytool -delete -keystore odsm.cer -storepass password_obtained_from_CSF -alias "cn=rootca, o=oracle, c=us (0)"
たとえば
$> JAVA_HOME/bin/keytool -delete -keystore odsm.cer \ -storepass "&M)S86)/RB" -alias "cn=rootca, o=oracle, c=us (0)" [Storing odsm.cer]