このガイドでの新しい情報

この項では、Oracle Internet Directoryの最新リリースで導入された新機能について簡単に説明し、各新機能の関連項目を記載します。

12c (12.2.1.4.0)の2021年1月のドキュメント改訂における更新

この『Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementリファレンス』改訂版には、機能の更新とバグの修正の説明が含まれています。

SYSユーザー・パスワードを使用しないOracle Internet Directoryサーバー診断コマンドライン・ツールの実行のサポート

SYSデータベースのユーザー・パスワードを入力せずにOracle Internet Directoryサーバー診断コマンドライン・ツール(oiddiag)を実行できるようになりました。これを行うと、sysdba権限を必要としない診断データのみが収集されます。このツールの詳細は、「Oracle Internet Directoryサーバー診断コマンドライン・ツールについて」を参照してください。

12c (12.2.1.4.0)での新機能と変更された機能

この項では、このリリースにおける新機能の簡単なサマリーを示します。

  • backupmetadata操作の新しいセキュリティ・オプション。-backupmetadataを参照してください。
  • bulkmodifyコマンドの新規オプションを使用して、コマンドライン値のかわりにセキュアな値の入力を求めます。bulkmodifyコマンド・リファレンスを参照してください。
  • 新しい拡張機能を使用して、特定のLDAPフィルタ条件に一致するエントリのみを削除し、OIDサービスを停止せずにbulkdeleteを実行できます。bulkdeleteコマンド・リファレンスを参照してください。

このリリースで導入されたOracle Internet Directoryの新機能の包括的な一覧は、『Oracle Internet Directoryの管理』Oracle Internet Directory 12c (12.2.1.4.0)の新機能と変更された機能に関する項を参照してください。

12c (12.2.1.3.0)での新機能と変更された機能

この項では、このリリースにおける新機能の簡単なサマリーを示します。

  • 診断ツールの向上: アラート・ロギング機能により、OIDデプロイメントに関連するイベントのログ・メッセージが記録されます。各イベントに関する対応する詳細な診断ログ・メッセージは、データベースSQL文とその他の操作時メトリックを含むOIDサーバー・ログ・ファイルに記録されます。このリリースから、oiddiagツールは、デプロイされたOIDサーバーの状態に関する重要な診断情報を含むHTMLサマリー・レポートを生成できます。詳細は、「Oracle Internet Directoryサーバー診断コマンドライン・ツールについて」を参照してください。

このリリースで導入されたOracle Internet Directoryの新機能の包括的な一覧は、『Oracle Internet Directoryの管理』Oracle Internet Directory 12c (12.2.1.3.0)の新機能と変更された機能に関する項を参照してください。