13 Oracle SOA Suiteとの統合

この章では、Oracle Business Activity Monitoring (Oracle BAM)をOracle Service-Oriented Architecture (SOA)と統合する方法について説明します。この統合では、Oracle BAMでの分析および表示のために、Business Process Expression Language (BPEL)プロセス・メトリックが取得されます。

この章の内容は次のとおりです。

13.1 Oracle BAMとOracle SOA Suiteの統合の理解

Oracle BAMとOracle SOA Suiteがともにインストールされ、プロセス・メトリックが有効になっている場合、SOAコンポジット・アプリケーションがデプロイされ、BPELプロセスの実行時にメトリック・データが移入されると、SOA用のBAMデータ・オブジェクトが自動的に作成されます。

「プロセス・メトリックの有効化」を参照してください。

デザイナ・ロールのBAMユーザーは、これらのSOAデータ・オブジェクトを自分のBAMプロジェクトに追加することのみが必要です。

各BPELプロセスは一意であるため、BAMデータ・オブジェクト内のメトリック・データを取得するには、Oracle JDeveloperのSOA側になんらかのインストゥルメンテーションが必要となります。詳細は、『Oracle SOA SuiteでのSOAアプリケーションの開発』BPELプロセス分析の構成に関する項を参照してください。

13.2 事前アセンブルされたダッシュボードの理解

SOAデータ・オブジェクトを使用して動作するBAMダッシュボードの作成を支援するために、BAMでは、プロセス分析プロジェクト内に、一連の事前アセンブルされたダッシュボードが備えられています。

これらのダッシュボードにはプロセス分析の共通タイプが表示されます。これらのダッシュボードはBPMで使用するように設計されていますが、BPMプロセスに加えてBPELプロセスのデータも表示できます。詳細は、「事前アセンブルされたBPMダッシュボードの理解」を参照してください。

ダッシュボードの作成方法の詳細は、「ダッシュボードの作成」を参照してください。

13.3 Oracle SOA Suite用のOracle BAMデータ・オブジェクトの理解

Oracle SOA Suiteでは、同じデータ・オブジェクトのスキーマをBPMとして使用します。このため、「デザイナ」ページのデフォルトのプロセス分析プロジェクトにあるすべてのBAMデータ・オブジェクトを、SOAでも同様に使用できます。

詳細は、「BPM用Oracle BAMデータ・オブジェクトの理解」を参照してください。

データ・オブジェクトの一般情報は、「データ・オブジェクトの使用」および「Oracle BAMデータ・オブジェクトの作成と管理」を参照してください。