Oracle RightNowアダプタの制限および制約の処理

このアダプタには、次の制限および制約が適用されます。これには次のものがあります:

削除カスケードの削除効果

破棄削除操作でOracle RightNowアダプタを使用する場合、カスケード削除効果が発生します。

プライマリ・オブジェクトは、削除操作を通じて直接削除されます。プライマリ・オブジェクトを破棄するには、オブジェクトのインスタンスがインスタンス化され、IDプロパティが設定されている必要がありますが、他のフィールドが移入されている必要はありません。プライマリ・オブジェクトが削除されると、その操作は関連するプライマリ・オブジェクトにもカスケードされる可能性があります。

カスケード削除効果の詳細とカスケード削除効果の原因となる集約の概要は、Oracle RightNow Connect Web Services for SOAP開発者ガイドを参照してください。

RightNow Cxサーバーにより強制されるAPI制限

Oracle Cloud Connect Web Services for SOAPの使用に制限はありませんが、RightNow Cxサーバーによって強制される事実上の制限があります。

Oracle RightNowアダプタの使用に関連する2つの重要な制限があります。

  • SOAPリクエスト当たり100個のバッチ・アイテム。バッチ操作によって、100個のアイテムのハード制限が強制されます。この制限を超えると、操作の完了前にフォルトが返されます。制限を超えると、バッチ・アイテムは処理されません。

  • 個々の作成、取得、更新および破棄操作は、1000個のアイテムに制限されます。RightNow Cxサーバーは、最初にリクエスト内のアイテム数を確認し、アイテム数が1000個を超える場合、またはそのアイテム数が原因となってアイテムの合計数がリクエストの最大値を超える場合、RightNow Cxサーバーは例外をスローしてリクエストの処理を行いません。

  • SOAPリクエスト当たり10,000個の合計入力オブジェクト。マルチオブジェクトのCreateGetUpdateおよびDestroy操作とバッチ操作の組合せは、SOAPリクエスト当たり10,000個の合計入力オブジェクトに制限されます。RightNow Cxは、作成、取得、更新および破棄操作によって管理されるオブジェクトの累計を維持します。バルク操作が1つ発生するたびに、リクエストで処理されるオブジェクトの合計数にアイテムの数が追加されます。

    バッチ操作の処理は、10,000個のオブジェクトの制限に到達するまで発生します。到達すると、10,000個の制限の原因となった操作は終了し、フォルトが返されます。入力オブジェクトを含まないバッチ・リクエスト内の操作の実行は、継続されます。

    これらの3つの制限(100、1000、10000)は、別個に扱われます。いくつかの操作は、バルク制限と合計操作制限の両方に影響します(作成、取得、更新および破棄など)。

詳細は、Oracle RightNow Connect Web Services for SOAP開発者ガイドを参照してください。