4 クライアント・プロファイルの管理
この章では、次の項目について説明します。
4.1 クライアント・プロファイルの概要
クライアント・プロファイルを構成するには、図4-1に示し、表4-1で説明しているプロファイルのトレイン・ストップでの設定を指定します。
表4-1 トレイン・ストップによるクライアント・プロファイルの構成
トレイン・ストップ | 主要な構成 |
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一般設定 |
次のような主要なプロファイル設定を選択します。
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バッチ・フィルタ設定 |
オプションでバッチの表示をフィルタ処理します。このクライアント・プロファイルが選択されたときにバッチ・ペインのリストでユーザーに表示するバッチと、その表示方法を指定します(「ユーザーに表示されるバッチ・リストのフィルタリング」を参照)。 |
イメージ設定 |
イメージの色および品質設定の指定、空白ページの検出およびインポートされたイメージ以外のファイルの処理を行います。このタブは、「一般設定」トレイン・ストップで、「プロファイル・タイプ」フィールドが「1 - キャプチャのみ」または「2 - キャプチャと索引」に設定された場合にのみ使用可能になります。たとえば、次の情報を指定します:
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ドキュメント索引付け設定 |
ドキュメント区切り、データベース参照、依存選択リストおよびドキュメント・プロファイル・オプションを必要に応じて構成します。このタブは、「一般設定」トレイン・ストップで、「プロファイル・タイプ」フィールドが「2 - キャプチャと索引」または「3 - 索引のみ」に設定された場合にのみ使用可能になります。たとえば、次の情報を指定します:
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拡張プロファイル |
クライアントで、選択されたプロファイルに実行するクライアント・スクリプトをオプションで指定します。
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セキュリティ |
前に割り当てられたCaptureユーザーのロールを基にクライアント・ユーザーのクライアント・プロファイルへのアクセス権を付与または削除します(「クライアント・プロファイル・セキュリティの管理」を参照)。 |
後処理 |
バッチのリリース時にユーザーが使用できるリリース・プロセスを定義します(「クライアント・プロファイルの後処理の構成」を参照)。 |
サマリー |
クライアント・プロファイルの選択された設定を確認します。 |
4.2 クライアント・プロファイルの追加、編集またはコピー
クライアント・プロファイルの編集に関する次のガイドラインに従ってください。
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ユーザーがクライアント・プロファイルを使用してバッチのキャプチャを開始した後は、プロファイルを大幅に変更しないことをお薦めします。かわりに、クライアント・プロファイルを索引専用のプロファイルに変更してください。これにより、ユーザーは既存のバッチに索引付けやリリースを行うことができます。ただし、追加のバッチを取得することはできません。
クライアント・プロファイルに対する変更がより大規模な場合は、「コピー」機能を使用して、新しいプロファイルを本番で使用する準備ができるまで、変更を安全に実行できる本番プロファイルのコピーを作成します。
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クライアント・プロファイルを変更する際に、定期的にプロファイルを保存した後、クライアントを実行してプロファイルの変更を確認およびテストすることは有益です。クライアント・プロファイル、そのメタデータ・フィールドまたはドキュメント・プロファイルの編集後、クライアントからサインアウトし、再度サインインして、クライアントにワークスペースの変更が反映されていることを確認します。
クライアント・プロファイルを追加、編集またはコピーするには:
4.3 クライアント・プロファイルの削除
次のステップを実行して、使用しないクライアント・プロファイルを削除します。クライアント・プロファイルの削除が、以前にそのプロファイルを使用してキャプチャされたバッチに影響することはありません。ユーザーにロックされたバッチはすべてバッチ・フィルタの設定に関係なく表示されるため、ユーザーは他のクライアント・プロファイルを選択し、削除されたクライアント・プロファイルを使用して作成したバッチの表示、編集およびリリースを継続できる場合があります。
ノート:
プロファイルを削除する前に、一定の時間そのプロファイルを非アクティブ化することをお薦めします。「クライアント・プロファイルの非アクティブ化およびアクティブ化」を参照してください。
- ワークスペースで、「キャプチャ」タブをクリックします。
- 「クライアント・プロファイル」表で、削除するプロファイルを選択します。
- 「削除」ボタンをクリックします。プロンプトが表示されたら、削除を確認します。
4.4 クライアント・プロファイルの非アクティブ化およびアクティブ化
クライアント・プロファイルのアクティブ化または非アクティブ化によって、セキュリティ・アクセス権を持つクライアント・ユーザーに対してアクセス可能にしたり、非表示にすることができます。デフォルトでは、クライアント・プロファイルはアクティブです(オンライン)。クライアント・プロファイルをオフラインにすると、トラブルシューティングの目的や、削除前の段階的廃止に役立ちます。
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クライアント・プロファイルがオンラインのときは、「クライアント・プロファイルへのセキュリティ・アクセス権の付与」に説明されているとおり、クライアント・セキュリティ・アクセス権のあるCaptureユーザーに表示され、使用可能になります。さらに、そのクライアント・プロファイルでキャプチャされたバッチも、「ユーザーに表示されるバッチ・リストのフィルタリング」で説明されているバッチ・フィルタリング設定に従って表示されます。
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クライアント・プロファイルがオフラインになると、そのクライアントのすべてのキャプチャ・ユーザーに対してクライアント・プロファイルが一時的に非表示になります。さらに、別のプロファイルで同じバッチ接頭辞を使用していない場合は、ユーザーに対してロックされていないクライアント・プロファイルでキャプチャされたバッチも非表示になります。たとえば、プロファイルAおよびBが同じバッチ接頭辞を使用していて、プロファイルAがオフラインになった場合に、プロファイルBを選択すると、どちらも同じバッチ接頭辞を使用しているため、プロファイルAでキャプチャされたバッチも引き続き表示されます。
次のステップを実行して、クライアント・プロファイルをオンラインまたはオフラインに変更します。
4.5 キャプチャ、索引付けまたはその両方のためのクライアント・プロファイルのタイプの構成
選択したクライアント・プロファイルのタイプによって、ユーザーがプロファイルを使用する方法や、ドキュメントをキャプチャするかどうか、およびメタデータ値を入力するかどうかが決定されます。また、プロファイル・タイプは、バッチ内でのドキュメントの作成方法にも影響します。
4.5.1 キャプチャのみ
ユーザーが、ドキュメントのスキャンやインポートを行う必要があるが、索引付けの必要がない場合、「1 - キャプチャのみ」プロファイル・タイプを選択します。たとえば、このタイプは後から後処理のステップで認識プロセッサによって索引付けされるバッチによく使用されます。ユーザーがキャプチャのみのプロファイルを選択した場合、クライアント・ウィンドウにメタデータ・ペインは表示されません。
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ユーザーがキャプチャのみのプロファイルでバッチをスキャンする場合、クライアントはスキャナに置かれたすべての原稿をスキャンし、1つのドキュメントを作成します。クライアント・ユーザーは1つのドキュメントを「新規ドキュメントの作成」オプションを使用して複数のドキュメントに分割できます。また、認識プロセッサなどのバッチ・プロセッサではドキュメントの分割を実行できます。
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ユーザーがキャプチャのみのプロファイルでバッチをインポートする場合、選択するインポート・オプションによって、1つのドキュメントと複数のドキュメントのいずれを作成するかが決定されます。
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クライアント・ユーザーはドキュメントに索引を付けることはできませんが、「新規ドキュメントの作成」オプションを使用するとドキュメントを分割できます。
『Oracle WebCenter Enterprise Captureの使用』の新規ドキュメントの作成時にドキュメントを分割する方法に関する項を参照してください。
ノート:
キャプチャのみのプロファイルを使用する場合、索引付けとドキュメント作成オプションは適用されません。「ドキュメント索引付け設定」トレイン・ストップの設定は使用できません。
4.5.2 キャプチャと索引
ユーザーがドキュメントのキャプチャと索引付けを行う必要がある場合は、「2 - キャプチャと索引」プロファイルを選択します。ユーザーがキャプチャと索引プロファイルを選択した場合、バッチを開くと、クライアント・ウィンドウにメタデータ・ペインが表示されます。
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ユーザーがキャプチャと索引プロファイルを使用してバッチをスキャンする場合、「ドキュメント索引付け設定」トレイン・ストップで「ドキュメント作成オプション」を選択することで、「ドキュメント作成の構成」の説明のとおりドキュメントの作成方法を決定します。たとえば、ドキュメント作成オプションの「1ページ(片面)」の場合、ページをキャプチャするたびに新しいドキュメントが作成されます。ユーザーは、「新規ドキュメントの作成」オプションを使用してドキュメントを分割することも、空白ページ・セパレータ・シートを使用してバッチ内のドキュメントを自動的に分割して定義することもできます。
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ユーザーがキャプチャおよび索引のプロファイルでバッチをインポートする場合、選択するインポート・オプションによって、1つのドキュメントと複数のドキュメントのいずれを作成するかが決定されます。ユーザーは「新規ドキュメントの作成」オプションを使用して、バッチ内のドキュメントを分割できます。
4.5.3 索引のみ
以前にキャプチャしたバッチのドキュメントに索引を付ける必要がある場合は、「3 - 索引のみ」プロファイルを選択します。たとえば、高速の本番スキャナを単一のスキャン演算子で使用して、クライアントを使用して複数の索引付けするユーザーが処理するバッチを短時間で作成します。ユーザーが索引のみのプロファイルを選択すると、クライアント・ウィンドウにメタデータ・ペインが表示されますが、バッチ・ペインのキャプチャ・オプションは非表示になるため、バッチにページを追加するためにスキャンやインポートを行うことはできません。
索引のみのプロファイルは次の場合に作成します。
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異なるグループのユーザーがバッチのスキャンと索引付けを行う。
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索引付けするユーザーが索引を実行または検証する
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バッチには修正が必要であるが、索引付けするユーザーがスキャナにアクセスできない
4.6 ユーザーに表示されるバッチ・リストのフィルタリング
Captureには、ユーザーがクライアントのバッチ・ペイン・リストで表示およびアクセス可能なバッチを定義する一連のオプションがあります。たとえば、ユーザーがワークスペースの任意のバッチを表示できるようにプロファイルを構成したり、バッチ・リストを自分のワークステーションでキャプチャした特定の接頭辞のエラーを含んだバッチに制限するように構成できます。
次のガイドラインでは、バッチ・ペインでのユーザーに対するバッチの表示について説明します。
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ユーザーに対してロックされたバッチは常にリストされます。
ノート:
ただし、ユーザーがクライアントの「プリファレンス」で、表示する最大数の制限を設定した場合、一部が表示されない場合があります。
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他のユーザーに対してロック解除またはロックされているバッチが表示されるかどうかは、この項で説明するとおり、クライアント・プロファイルのバッチ・フィルタ設定によって決まります。たとえば、バッチ・リストを、特定の接頭辞付きのバッチ、特定の状態(エラーまたは処理中など)のバッチ、あるいは選択したステータスまたは優先度のバッチに制限できます。
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検索オプションを使用して、クライアントのバッチ・リストを詳細にフィルタ処理できます。たとえば、高優先度のバッチまたは古いバッチのみなど、制限されたバッチ・セットを表示するようにバッチ・リストをフィルタ処理する場合、またはエラーが発生した1つ以上のドキュメントを含むバッチを検索する場合があります。
次のステップを実行して、ユーザーのクライアント・ウィンドウに表示するバッチを指定します。
表4-2 バッチのフィルタ処理
フィルタ | 使用例 |
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追加のバッチ接頭辞 |
ユーザーには、常に選択したプロファイルのバッチ接頭辞で作成されたバッチが、他のフィルタに従って表示されます。
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処理の状態 |
選択された1つ以上の処理状態のバッチに表示を制限します。処理状態は、再定義できない内部システム状態です。
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バッチ・ステータス |
「分類」タブで作成された1つ以上のバッチ・ステータスを持つバッチに表示を制限します。たとえば、再スキャンまたは確認が必要のバッチ・ステータスを選択して、資格のあるユーザーが注意を払う必要があるバッチを表示します。 |
優先度 |
1つ以上の優先度を持つバッチに表示を制限します。たとえば、優先度10を選択して、ユーザーへの緊急処置が必要なバッチを表示します。 |
バッチ表示 |
ユーザーおよび位置によって表示を制限します。
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経過日数 |
有資格ユーザーによる解析用に、「開始」および「終了」フィールドに数値を入力して、指定された特定の過去の日数から日数までのバッチを表示します。たとえば、7日から45日前のバッチを表示できます。 |
プライマリ・ソート、セカンダリ・ソート |
バッチのソート方法を指定し、昇順または降順を選択します。次の基準でプライマリおよびセカンダリ・ソートを指定できます。
たとえば、最高の優先度のバッチを一番上に表示し、同じ優先度のバッチでは古い日付を先に表示するようにソートします。 ノート: この設定はクライアント・プロファイルのデフォルトのソート順を指定しますが、ユーザーはバッチが表示された後にソート順を変更できます。 |
4.7 イメージのキャプチャおよび記憶域の構成
ユーザーがクライアントでドキュメントをキャプチャするとき、適用されるイメージの設定は次の2つから取得されます。
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この項で説明するクライアント・プロファイルの設定。これらの設定は、クライアント・プロファイルでキャプチャされたすべてのバッチに適用され、特定の状況ではユーザーによるオーバーライドが可能です。
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ユーザーが選択したスキャナ専用のスキャナの設定。ユーザーは、バッチ・ペインで「キャプチャ設定」ボタンをクリックした後に、これらの設定を選択します。これらの設定を選択すると、クライアント・プロファイルとともに保存されます。『Oracle WebCenter Enterprise Captureの使用』のスキャナ設定を選択する方法に関する項を参照してください。
クライアント・プロファイルでイメージおよびイメージ以外のキャプチャ設定を構成するには:
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クライアント・プロファイルを追加または編集するときは(「クライアント・プロファイルの追加、編集またはコピー」を参照)、「イメージ設定」トレイン・ストップを選択します。
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イメージ設定を構成します。
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「デフォルトの色」フィールドで、デフォルトの色(「モノクロ」、「グレースケール」または「色」)を指定し、イメージのサイズを考慮してイメージ品質を調整します。
「<未指定>」に設定されたフィールドを変更しない場合、スキャナが選択した色(クライアント・ユーザーまたはスキャナのデフォルト設定によって選択)が使用されます。
「デフォルトのオーバーライド禁止」フィールドを選択して、クライアント・ユーザーがスキャナの色設定を変更できないようにします。
ノート:
スキャナによってはこの設定がないものもあります。
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「デフォルトDPI」フィールドで、デフォルトのDPI (100、150、200、240、300、400または600)を指定し、イメージのサイズを考慮してイメージ品質を調整します。
「<未指定>」に設定されたフィールドを変更しない場合、スキャナが選択したDPI (クライアント・ユーザーまたはスキャナのデフォルト設定によって選択)が使用されます。
「デフォルトのオーバーライド禁止」フィールドを選択して、ユーザーがクライアントのスキャナ設定でイメージの解像度を変更するのを防止します。
ノート:
スキャナによってはこの設定がないものもあります。
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「空白ページのバイトしきい値」フィールドで、「空白ページ検出の構成」の説明に従って、必要に応じて空白ページ検出を構成します。
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デフォルトのイメージの明度とコントラストを指定するには、「デフォルトの明度とコントラストを適用する」フィールドを選択し、スライダを動かして、値を上下に調整します。クライアント・ユーザーは、スキャナ専用の設定ウィンドウで可能な場合には、この設定をオーバーライドできる場合があります。
ノート:
イメージ結果は、各種スキャナ・モデルで異なることがあります。そのため、デフォルトの明度およびコントラストを適用するのは、同じスキャナ・モデルがクライアント・プロファイルで使用されている場合に最も効果的です。
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「イメージ以外のファイルのキャプチャ設定の構成」の説明に従って、イメージ以外の設定を構成します。
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「送信」をクリックし、クライアント・プロファイルを保存します。
4.8 空白ページ検出の構成
ユーザーがイメージ・ドキュメントをキャプチャするとき、空白のページが含まれている場合があります。Captureが自動で空白ページをバッチから削除するように構成するには、Captureが空白ページを検出する方法を指定します。これには、しきい値のファイル・サイズを指定します。サイズがこのしきい値以下のイメージは空白ページと見なされ、その結果削除されます。
セパレータ・シートと空白ページ検出の構成における違いは、「セパレータ・シート使用の構成」を参照してください。
ノート:
ユーザーは、クライアントの「プリファレンス」ウィンドウで「ページの削除前にスキャンされる最小バイト数」フィールドに数字を入力することで、このしきい値設定をオーバーライドできます。
4.9 イメージ以外のファイルのキャプチャ設定の構成
ユーザーが紙のドキュメントをスキャンするか、イメージ・ファイルをインポートすると、Captureによってイメージ・ドキュメントが作成されます。ただし、Microsoft WordやPDFドキュメントなどの非イメージ・ファイルをインポートする場合、クライアント・プロファイルの非イメージ・ファイル設定によってそれらの処理が決定されます。
クライアント・プロファイルで非イメージ・ファイルを構成するには:
4.10 ドキュメント作成の構成
クライアント・プロファイルの構成時、プロファイルによってバッチ内にドキュメントを作成する方法を指定する必要があります。たとえば、プロファイルが、片面または両面など、ページ数固定のドキュメントのキャプチャに使用されるかどうかを指定します。セパレータ・シートをドキュメントの終わりと次の開始を示すために使うかどうかを指定します。または、プロファイルによって、バッチの内容を基にドキュメントの作成方法を指定することを求めるメッセージを表示するかどうかを指定します。
クライアント・プロファイルのドキュメント作成オプションを設定するには:
4.10.1 1ページ(片面)
このオプションによって、1ページ・ドキュメントが作成されます。通常は片面ドキュメントに使用されます。ユーザーがバッチをスキャンすると、スキャンされた各イメージが専用のドキュメント内でページとして挿入されます。
ノート:
スキャナの片面/両面設定は、ページの片面または両面のいずれをスキャンするか決定します。プロファイルが1ページ(片面)に設定されている場合、スキャナが片面/両面のいずれに設定されているかに関係なく、クライアントで1ページのドキュメントが作成されます。
4.10.2 2ページ(両面)
このオプションによって、2ページ・ドキュメントが作成されます。両面の書類など、通常は両面ドキュメントに使用されます。ユーザーがバッチをスキャンすると、ドキュメントごとに2つのスキャンされたイメージが挿入されます。
ノート:
スキャナの片面/両面設定は、ページの片面または両面のいずれをスキャンするか決定します。プロファイルが2ページ(両面)に設定されている場合、スキャナが片面/両面のいずれに設定されているかに関係なく、クライアントで2ページのドキュメントが作成されます。
4.10.3 可変ページ数
このオプションによって、ページ数が可変のドキュメントが作成されます。
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ユーザーがドキュメント間にセパレータ・シートを挿入し、プロファイルがセパレータ・シートを使用するように構成されている場合、クライアントはセパレータ・シートを検出するまですべてのページを同一ドキュメントにスキャンし、新しいドキュメントを開始した場合は、その次のセパレータ・シートまですべてのページをスキャンするというように、この動作が繰り返されます。クライアントは、セパレータ・シートのページを破棄し、すべてのドキュメントを1つのバッチ内に配置します。Captureがセパレータ・シートを検出する方法は、「セパレータ・シート使用の構成」の説明のとおり、「セパレータ・シートのバイトしきい値」フィールドで構成します。
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ユーザーがドキュメント間にセパレータ・シートを挿入しない場合、スキャナでスキャンさたすべてのページがバッチの1つのドキュメントにまとめられます。スキャン後は、「新規ドキュメントの作成」オプションを使用してドキュメントを定義できます。
4.10.4 ユーザーに確認
このオプションによって、スキャンを開始するたびに、バッチ内でのドキュメントの作成方法を尋ねる「ドキュメント作成オプション」ウィンドウがユーザーに表示されます。「可変ページ数」の説明のとおり、ユーザーは固定ページ数(1ページまたは2ページ)または可変ページ数を選択できます。
4.11 セパレータ・シート使用の構成
ドキュメントの分割を決定するためにセパレータ・ページを使用するように、クライアント・プロファイルを構成できます。Captureでは、ファイル・サイズが指定したバイトしきい値以下のイメージを検出した場合、新しいドキュメントが作成され、セパレータ・シートが削除されます。
セパレータ・シートを検出するようにクライアント・プロファイルを設定するには:
4.12 クライアント・プロファイルでのデータベース参照の使用
次のステップを実行して、クライアント・プロファイルにデータベース参照プロファイルを適用します。1つのクライアント・プロファイルには1つのデータベース参照プロファイルを適用できます。
4.13 クライアント・プロファイルでの依存選択リストの使用
依存選択リストでは1つの親フィールドに2つ以上の子選択リストがリンクされ、ユーザーが親フィールドで選択すると、いずれかの子選択リストが表示されます。
次のステップを実行して、クライアント・プロファイルに依存選択リストを適用します。クライアント・プロファイルにはメタデータ・フィールド定義によって複数の選択リストを適用できますが、割り当てることができる依存選択リストの定義は1つのみです。
- 「メタデータ」タブで、複数の選択リストを作成し、それらをリンクする依存選択リストを作成します。「依存選択リストの追加と編集」を参照してください。
- 「キャプチャ」タブで、クライアント・プロファイルを追加または編集します(「クライアント・プロファイルの追加、編集またはコピー」)。
- 「ドキュメント索引付け設定」トレイン・ストップの「依存選択リスト」フィールドで、ステップ1で作成した依存選択リストを選択します。
- 「送信」をクリックし、クライアント・プロファイルを保存します。
- クライアントで、ユーザーとして依存選択リストをテストします。
4.14 クライアント・プロファイルでのドキュメント・プロファイルの構成
ドキュメント・プロファイルによって、特定タイプのドキュメントの索引付けに使用する一連のメタデータ・フィールドが指定されます。ドキュメントで使用可能な一連の添付タイプも指定します。クライアント・プロファイルの構成時、そのプロファイルによって索引付けする、またはキャプチャと索引付けの両方を行うすべてのタイプのドキュメントに対してドキュメント・プロファイルを選択します。「ドキュメント・プロファイルの追加または編集」を参照してください。
4.15 JavaScript拡張プロファイルを使用したクライアント・プロファイルのカスタマイズ
拡張プロファイルには、クライアント・プロファイルに対して構成されたJavaScript拡張についての情報が含まれています。拡張によって、クライアント・プロファイルの動作をカスタマイズできます。
クライアント・プロファイルで1つ以上のスクリプトを使用するには:
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開発者から、クライアント・スクリプト・ファイルを取得します。
『Oracle WebCenter Enterprise Captureのためのスクリプトの開発』の「Oracle WebCenter Enterprise Captureを使用したスクリプトの開発の概要」を参照してください。
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ワークスペースの「詳細」タブで、スクリプトを追加し、そのタイプにCaptureクライアントを指定してスクリプト・ファイルを指定し、「送信」をクリックします。キャプチャ・スクリプトの管理を参照してください。
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「キャプチャ」タブで、クライアント・プロファイルを追加または編集します(「クライアント・プロファイルの追加、編集またはコピー」)。
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「拡張プロファイル」トレイン・ストップで、スクリプトを追加します。
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「拡張プロファイル」表で、「拡張プロファイルの追加」ボタンをクリックします。
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「拡張プロファイル設定」ウィンドウの「説明」フィールドに、クライアント・スクリプトの説明を入力します。
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拡張タイプの「Capture Java Script拡張」を選択します。
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「スクリプト」フィールドで、「詳細」タブでインポートしたクライアント・スクリプトを選択し、「OK」をクリックします。
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「拡張プロファイル」表で、必要に応じてスクリプトを追加し、それらを実行する順序に並べ替えます。
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「送信」をクリックし、クライアント・プロファイルを保存します。追加したクライアント・スクリプトの結果をテストします。
4.16 クライアント・プロファイル・セキュリティの管理
「クライアントのアクセス権について」の説明のとおり、Captureでは次のレイヤーのクライアント・セキュリティを提供します:
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クライアント自体にサインインするには、システム管理者からユーザーに適切なユーザー・ロール(CaptureUser)が割り当てられる必要があります。Captureユーザーのクライアント・アクセスの詳細は、Captureのシステム管理者に問い合わせてください。
ノート:
ワークスペース・マネージャは、Captureワークスペース・マネージャおよびユーザーのロールを付与されていることがあり、それによって構成のためのワークスペースへのアクセスと構成をテストするためのクライアントへのアクセスが可能です。
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特定のクライアント・プロファイルへの参照およびアクセスを行うには、この項で説明するように、ワークスペース・マネージャが、そのプロファイルへのセキュリティ・アクセス権をユーザーに割り当てる必要があります。
この項の内容は次のとおりです。
4.17 クライアント・プロファイルの後処理の構成
ユーザーがバッチのドキュメントへの操作(キャプチャ、索引付け、レビュー、編集)を完了したら、バッチのロックを解除して他のユーザーがバッチの操作をできるようにするか、リリース・プロセスを使用してバッチをリリースします。バッチの次のステップは、リリース・プロセスを使用して指定された後処理構成によって異なりますが、次のいずれかの処理を実行できます:
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コミット・プロセッサ: バッチには、ワークスペースに定義されたアクティブなコミット・プロファイルに基づいてコミット処理が実行されます。バッチは、ユーザーが次の時点でバッチ・リストをリフレッシュするまでバッチ・リストに残ります:
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バッチが、コミット中で処理中のアイコンが表示されているとき。
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コミット中にエラーが発生し、バッチにエラー・アイコンが表示されているとき。
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すべてのドキュメントが正常にコミットされた場合、バッチ・ペインのリストからそのバッチが削除されます。
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ドキュメント変換プロセッサまたは認識プロセッサ: バッチは指定されたドキュメント変換ジョブ(「ドキュメント変換プロセッサ・ジョブへのバッチ・フローの構成」)や認識ジョブ(「認識プロセッサ・ジョブへのバッチ・フローの構成」)など、さらなる処理のためにキューに格納され、バッチには処理アイコンが表示されます。
クライアント・プロファイルの後処理を構成するには:
- クライアント・プロファイルを追加または編集するときは(「クライアント・プロファイルの追加、編集またはコピー」を参照)、「後処理」トレイン・ストップを選択します。
- 「使用可能なリリース・プロセス」表で、リリース・プロセスを追加または編集します(「リリース・プロセスの追加または編集」を参照)。
- 「送信」をクリックし、クライアント・プロファイルを保存します。