B 追加のSiebelオブジェクトの構成
Siebelアダプタを使用する前に、ビジネス・オブジェクトごとにIFrameアプレットを作成し構成していることを確認してください。
この章の構成は、次のとおりです。
ロックするオブジェクトの識別
Siebelビジネス・オブジェクトを変更する前に、影響を受けるビジネス・コンポーネント、アプレットおよびビューを特定してロックする必要があります。ロックする対象を特定する手順は、次のとおりです。
追加のSiebelオブジェクトのロック
該当するビジネス・コンポーネント、アプレットおよびビューを特定したら、Siebel Toolsを使用して関連付けられたプロジェクトを検索し、特定する必要があります。
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ユーザーIDとしてSADMINを指定して、Siebel Toolsにログインします。
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「ビュー情報」画面で書き留めたビュー、アプレットおよびビジネス・コンポーネントを検索して、それぞれに関連付けられたプロジェクトを見つけます。たとえば、サービス契約オブジェクトに関連付けられた次のようなプロジェクトが見つかる可能性があります。
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Srvagree (SSV)
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LS Medical Terms
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Srvagree
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次のステップを実行して、ステップ2で見つけたプロジェクトを検索します。
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Object Explorerで「プロジェクト」を選択し、[Ctl+Q]を押して問合せダイアログ画面を表示します。
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ステップ2で見つけたプロジェクトを含む問合せ文字列を入力して、[Enter]を押します。プロジェクトのリストが表示されます。この例では、問合せ文字列は次のようになります。
Srvagree ?SSV? OR LS Medical Terms OR Manage Attachments?UCM? OR Srvagree
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ステップ2で見つけたプロジェクト名の横にある「ロック済」列を選択して、各プロジェクトをロックします。これにより、各プロジェクトに関連付けられたすべてのオブジェクト、ビュー、ビジネス・コンポーネントおよび画面がロックされます。プロジェクトが正常にロックされると、「ロック済」列にチェック・マークが表示されます。
ビジネス・コンポーネントへのフィールドの追加
特定されたビジネス・コンポーネント、アプレットおよびビューに関連付けられたすべてのプロジェクトをロックしたら、該当するビジネス・コンポーネントにフィールドを追加する必要があります。たとえば、Srvagreeプロジェクトにフィールドを追加する手順は、次のとおりです。
ビューから既存のアプレットを非アクティブ化する
新しく作成したアプレットを使用する前に、ビューに含まれる古いアプレットを非アクティブ化する必要があります。古いアプレットを非アクティブ化する手順は、次のとおりです。
ビューへの新しいアプレットの追加
ビューに含まれる古いアプレットを非アクティブ化したら、次のステップに従って新しいアプレットを追加します。
- Object Explorerで、「ビュー」を展開し、ビューを右クリックして、コンテキスト・メニューからWeb レイアウトの編集を選択します。アプレットが表示されます。
- このリスト・アプレットを、子アプレットを示すプレースホルダにドラッグ・アンド・ドロップします。特定のリスト・アプレットを選択する「レコードを選択」ダイアログが表示されます。
- リストから新しいアプレットの名前を選択し、「選択」をクリックします。新しいアプレットがビューに追加されます。
親アプレットの変更時にリフレッシュするようにIFrameを設定する
デフォルトでは、新しいアプレットは親レコードが表示されたときに情報をキャッシュします。親レコードが変更されても、アプレット・ビュー内の情報はリフレッシュされません。アプレットの情報がリフレッシュされるようにするには、次の手順を実行してブラウザ・スクリプトを追加する必要があります。
注意:
ブラウザ・スクリプトをアクティブ化するには、「genscript」コマンドを実行する必要があります。作業結果を新しいSRFにコンパイルし、そのSRFをサーバー・ディレクトリにコピーしたら、次のコマンドを実行します(使用環境に合わせて変更してください)。
genbscript "ENU\siebel.cfg" D:\sea\siebsrvr\WEBMASTER ENU
次に、IISを再起動するため、Windowsの「サービス」画面で「IIS Admin Service」を再起動する必要があります。
追加オブジェクトのプロジェクトのコンパイル
完成したプロジェクトをコンパイルする手順は、次のとおりです。
- 「ツール」メニューから、プロジェクトのコンパイルを選択します。オブジェクトコンパイラ画面が表示されます。
- 「ロックされたプロジェクト」を選択します。
- Siebel レポジトリファイル・フィールドで正しいリポジトリが選択されていることを確認します。このリポジトリ・ファイルは、Webクライアントのインストール・フォルダに存在する必要があります。
- 「コンパイル」をクリックします。コンパイルにかかる時間は状況によって異なりますが、長時間にわたる場合もあります。
エクスポートするSIFファイルの作成
プロジェクトのコンパイルとテストが完了したら、次のステップに従って、変更されたオブジェクトのロックを解除し、エクスポートする新しいSIFファイルを作成します。
- 追加のSiebelオブジェクトのロックでロックしたすべてのプロジェクトのロックを解除し、各オブジェクトを選択します。
- 選択したオブジェクトを右クリックし、コンテキスト・メニューからアーカイブへの追加を選択します。アーカイブファイルへのエクスポート画面が表示されます。
- 開いたアーカイブファイルへのエクスポート画面で、エクスポートする各オブジェクトを右クリックし、コンテキスト・メニューからアーカイブへの追加を選択します。エクスポートするすべてのオブジェクトがアーカイブに追加されるまで繰り返します。
- アーカイブファイルへのエクスポート画面の「アーカイブファイル」フィールドで、エクスポートするSIFファイルの場所を入力または参照し、ファイル名を入力して、「保存」をクリックします。指定した場所にSIFファイルが作成されます。