17 セキュリティ・サービス

この章では、Oracle WebCenter ContentでSQLインジェクションから検索関連サービスを保護するために使用できるサービスについて説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

セキュリティ・サービスについて

このセキュリティ・コンポーネントはデフォルトで有効化されており、管理ユーザーがOracle WebCenter Contentで呼び出すことができます。

特定のセキュリティ・サービスの場所は、各サービス内にリスト表示されています。

セキュリティ・サービス

Oracle WebCenter Contentでセキュリティ・コンポーネントが使用可能な場合には、次のサービスを使用できます。

ASC_GET_SECURITY_CONFIGURATIONS

このサービスは、WebCenter Contentアプリケーションに設定されている現在のセキュリティ構成を取得します。

場所: IdcHomeDir/components/OracleAdvancedSecurityConfig/resources/securityconfig_service.idoc

結果

  • ResultSets:

    • CoreQueryTextSecurityConfig: Core QueryTextセキュリティ構成についての情報。

      • dName: フィールドの名前。

      • dValue: フィールドの値。

    • FolderQueryTextSecurityconfig: FrameworkFolders QueryTextセキュリティ構成についての情報。
      • dName: フィールドの名前。

      • dValue: フィールドの値。

ASC_UPDATE_SECURITY_CONFIGURATIONS

このサービスでは、管理ユーザーがセキュリティ構成を更新できます。

場所: IdcHomeDir/components/OracleAdvancedSecurityConfig/resources/securityconfig_service.idoc

追加の必須サービス・パラメータ

  • IsCoreQueryTextSecurityEdit: Coreセキュリティ構成セクションを更新する各サービス・リクエストのバインダ・ローカル・データで、このフラグをtrueに設定します。設定しないと、Coreセキュリティ構成セクションに更新は送信されません。

  • CORE_QUERYTEXT_SECURITY_ENABLED: GET_SEARCH_RESULTSサービスでQueryTextの検証を有効/無効にします。

  • CORE_CUSTOM_TABLES: QueryTextで列を使用できる表のセミコロン(;)区切りリスト。

  • CORE_CUSTOM_FIELDS: QueryTextで使用できるフィールド名のセミコロン(;)区切りリスト。

  • IsFfQueryTextSecurityEdit: FrameworkFoldersセキュリティ構成セクションを更新する各サービス・リクエストのバインダ・ローカル・データで、このフラグをtrueに設定します。設定しないと、FrameworkFoldersセキュリティ構成セクションに更新は送信されません。

  • FF_QUERYTEXT_SECURITY_ENABLED: FrameworkFoldersでQueryTextの検証を有効/無効にします。

  • FF_CUSTOM_TABLES: QueryTextで列を使用できる表のセミコロン(;)区切りリスト。

  • FF_CUSTOM_FIELDS: QueryTextで使用できるフィールド名のセミコロン(;)区切りリスト。

結果

  • ResultSets:

    • CoreQueryTextSecurityConfig: Core QueryTextセキュリティ構成についての情報。

      • dName: フィールドの名前。

      • dValue: フィールドの値。

    • FolderQueryTextSecurityconfig: FrameworkFolders QueryTextセキュリティ構成についての情報。
      • dName: フィールドの名前。

      • dValue: フィールドの値。