A トラブルシューティング

この付録では、Oracle WebCenter Enterprise Captureクライアントの使用時に発生する可能性のある一般的な問題について説明しています。

この付録の内容は次のとおりです。

A.1 バッチ・エラーの処理

場合によっては、バッチを処理してリリースしたときに、エラーが発生することがあります。一般的なエラーは、表示されたエラーの説明に基づいて解決できることがあります。それ以外の場合は、キャプチャ・ワークスペース・マネージャに連絡して、表示されたバッチ名とエラーを伝える必要がある場合があります。この項では、いくつかのエラーの例を示します。

ロギングの構成の詳細は、バッチ・ロギングを設定する方法を参照してください。

バッチの作業中のエラー

  • データベース参照を実行し、レコードが見つからなかった場合、クライアントに「データベース参照で結果が返されませんでした。」というメッセージが表示されます。

  • 関連付けられたアプリケーションでイメージ以外のドキュメントを表示しようとしているときに、関連付けられたアプリケーションでドキュメントを開こうとしてエラーが発生した場合、クライアントには次のメッセージが表示されます: 「関連付けられたアプリケーションでドキュメントを開けませんでした。このドキュメント・タイプにアプリケーションが関連付けられていない可能性があります。」

バッチのリリース後のエラー

  • バッチをリリースした後にそのバッチでエラーが発生した場合(後処理ステップ時など)、そのバッチがバッチ・ペインに再度表示されて、ロックされた状態になることがあります。(後処理によって、バッチの名前が変更されている場合があることに注意してください。)ドキュメント・エラー・アイコンを右クリックし、メニューから「バッチ・エラーの表示」を選択すると、エラーの詳細を表示できます。

    図A-1 バッチ・エラーの表示

    図A-1の説明
    「図A-1 バッチ・エラーの表示」の説明
  • 各ドキュメントのすべての必須メタデータ・フィールドを完成しないでバッチをリリースした場合、後処理ステップとしてバッチをコミットするように設定されている場合はエラーが発生します。通常、キャプチャはすべてのドキュメントをコミットし、バッチから削除します。ただし、エラーを含むドキュメントはバッチ内に残ります。エラーを解決するには、バッチを開いて、すべてのドキュメントのすべての必須メタデータ・フィールド(該当する名前の左側にアスタリスク(*)が表示されます)を完成して、バッチをもう一度リリースします。

    図A-2 バッチ処理エラーの表示

    図A-2の説明が続きます
    「図A-2 バッチ処理エラーの表示」の説明

A.1.1 バッチ・ロギングを設定する方法

ロギングは、バッチを追跡または監視するのに便利です。キャプチャ・ワークスペース・マネージャがロギングをリクエストする場合は、次のステップに従って、ロギングをアクティブ化するか、詳細レベルを変更します。

  1. ウィンドウの右上隅にあるドロップダウン・リストの矢印をクリックして、「プリファレンス」を選択します。「プリファレンス」ウィンドウが表示されます。
  2. 「ロギング・レベル」フィールドで、新しいレベルを選択します。

    デフォルトでは、ロギングは「オフ」に設定されます。他には、「重大」「警告」「情報」「構成」「詳細」「より詳細」「最も詳細」「すべて」などの値を設定できます。

    ログ・ファイルは、ホーム・ディレクトリ内の.oracle_capture\Logディレクトリにローカル格納されます。ログ・ファイルの名前はWC{date}で、dateはMMddyyyyの形式です。

  3. 「保存」をクリックします。